黒柿でクラブヘッド
以前に紹介したことのある「黒柿角材」、少しブランクがあったのですがほぼ完売となりましたことを報告いたします。
チョコチョコとはでていたのですが、今回はまとめての注文を頂き、ありがとうございました。
黒柿といえば、木材として目にするのは殆どが板材ばかりです。
角材というのは意外とありそうでないのです。
墨の流れたような不思議な黒い縞。魅力的です。
必要にならないと気がつかないことですが、いざ探すとなかなか角材は見つかりません。
そのための今回の「まとめ買い」のご依頼だったのですが、では黒柿の角材をまとめ買いしていったいどうするのか?!
私自身が不思議だったので、お客様に聞いてみました。
すると納得。
なんと、ゴルフクラブのヘッドを作ろうと思っている、ということでした。
柿の木の用途として、ゴルフクラブのヘッドあまりにも有名です。木材を扱う方よりも、ゴルフ関係の方の方がなじみが深いくらいでしょう。
といっても、ゴルフで有名な柿の木は外国の「パーシモン」なので、厳密には違いがあるのでしょうが、残念ながらゴルフをたしなまない私にはその感覚の違いを知ることはできないのです。
そんな柿材ですが、先に書いたように角材がない。
板はそこそこあるのですが、本当に黒柿の角材はない。
大きなもので、全部分が真っ黒になった「真黒(まぐろ)」の角材はみたことがありますが、縞のでた黒柿の角材は目にすることは珍しい(本当は真黒の方がめずらしい!!)のです。
それがたまたま「趣味」みたいなもんで、「私のところへこないとどこへ行く!!」という、一般の方には理解しがたい行動理念でまとめ買い(大人買い・・・)をしてから少しずつ販売していた黒柿角材ですが、ついに完売です。
少しは手元に残しておきたかったような気もしますが、喜んでいただけるならいいかな。
是非完成したクラブを見てみたいと思うと同時に、やはり試打の感覚も教えていただきたいものです。
戸田材木店は、実は変わった商品を扱っている、変わった材木屋さんです。
大量購入できるような材はないかもしれませんが、こんなんあるの?!というような材料もあったりしますので、問い合わせいただければと思います。
クラブの出来がりが楽しみで仕方ありません。
また出来上がりを紹介する機会があればいいのですが。