2025年01月29日
思い入れの飛騨の原木製材、こどもたちの施設へ!
綺麗なものじゃないかもしれない。
優れたものじゃないかもしれない。
でも、ほかにはない特別なもの。
担当自ら森へ入り、仲間と一緒にその森を活かすために伐採させてもらった木。
皮むきも天然乾燥も自社内で行われた、立っているところから使われるところまで、全てに関わる木。
普通の材木屋さんはもとより、製材所さんでも行わないであろうこと。
その原木が、今加工されています。

天然乾燥で大きく割れた原木。
節もあり、若干曲がりもある。
でも、その曲がりがあるから伐採したヒノキ。
その曲がりさえも、こう活かそうと考えられるのは立木としてみているから。
樹齢およそ100年のヒノキだから、曲がりであろうと無駄にしたくない。
そして、その森が次のステージへと移行するために伐採した木。
そんな思い入れのあるヒノキ。
それが、子供たちの保育園に据えられることになり、現在その加工中です。
壁に取り付けられるため、大工さん(手刻み本格派)の手により丁寧に加工中。

必要寸法を確認し丸太を製材後、平滑にした面に溝を掘っていきます。
溝、といっても引き戸などに使うものとは全く違います。
深さはおよそ60mm。
溝?穴?トンネル?!という感じ。
それも、単に掘るだけではありません。
材木屋としての勘を動員しながらどの位置に溝を入れるか、どれくらいの余裕を持たせるか、そして平滑面もどのように整えておくか、などを相談しながら進めていきます。
こうやって加工している間にも、木は伸縮します。
加工後もその動きは止まりませんから、それを予想して加工します。
おそらく、こうなるだろう・・・と。

そうやって考えることが大切で、ただ溝を掘るだけではなく木を見て感じることでわかることがあります。
機械任せになり、材木屋が忘れてしまいそうなこと。
弊社では、できるかぎり感じる機会を残したいこともあり、無垢材の仕事の中でもこのようなお仕事も喜んでさせていただいています。
因みに、今回は懇意にさせてもらっている設計事務所さんのお仕事。
冒頭にしるしたような、どこから見ても美人な丸太ではなく、この思いのある丸太を採用してもらったのだから、最高の状態でお渡ししたい。
子供たちにも、親御さんにも園にも感じてもらいたい。
木のよさ、じゃなく木の持つストーリーとその背景。
モノ売りの材木屋じゃなく、木を扱う材木屋としての仕事。
完成を楽しみに、もう少し加工が続きます!

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・無垢材と樹木が大好きな材木屋が配信する、きのむしラジオ | Podcast on Spotify
https://open.spotify.com/show/6HBMrFR3UFHaNLNfgdFE8l?si=ff6525ab5d0f464a
優れたものじゃないかもしれない。
でも、ほかにはない特別なもの。
担当自ら森へ入り、仲間と一緒にその森を活かすために伐採させてもらった木。
皮むきも天然乾燥も自社内で行われた、立っているところから使われるところまで、全てに関わる木。
普通の材木屋さんはもとより、製材所さんでも行わないであろうこと。
その原木が、今加工されています。

天然乾燥で大きく割れた原木。
節もあり、若干曲がりもある。
でも、その曲がりがあるから伐採したヒノキ。
その曲がりさえも、こう活かそうと考えられるのは立木としてみているから。
樹齢およそ100年のヒノキだから、曲がりであろうと無駄にしたくない。
そして、その森が次のステージへと移行するために伐採した木。
そんな思い入れのあるヒノキ。
それが、子供たちの保育園に据えられることになり、現在その加工中です。
壁に取り付けられるため、大工さん(手刻み本格派)の手により丁寧に加工中。

必要寸法を確認し丸太を製材後、平滑にした面に溝を掘っていきます。
溝、といっても引き戸などに使うものとは全く違います。
深さはおよそ60mm。
溝?穴?トンネル?!という感じ。
それも、単に掘るだけではありません。
材木屋としての勘を動員しながらどの位置に溝を入れるか、どれくらいの余裕を持たせるか、そして平滑面もどのように整えておくか、などを相談しながら進めていきます。
こうやって加工している間にも、木は伸縮します。
加工後もその動きは止まりませんから、それを予想して加工します。
おそらく、こうなるだろう・・・と。

そうやって考えることが大切で、ただ溝を掘るだけではなく木を見て感じることでわかることがあります。
機械任せになり、材木屋が忘れてしまいそうなこと。
弊社では、できるかぎり感じる機会を残したいこともあり、無垢材の仕事の中でもこのようなお仕事も喜んでさせていただいています。
因みに、今回は懇意にさせてもらっている設計事務所さんのお仕事。
冒頭にしるしたような、どこから見ても美人な丸太ではなく、この思いのある丸太を採用してもらったのだから、最高の状態でお渡ししたい。
子供たちにも、親御さんにも園にも感じてもらいたい。
木のよさ、じゃなく木の持つストーリーとその背景。
モノ売りの材木屋じゃなく、木を扱う材木屋としての仕事。
完成を楽しみに、もう少し加工が続きます!

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・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
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