2022年11月02日
二年半熟成（ほったらかし、汗）を試す！
ここのところ、頻繁に話題にしている「木も、その他の自然の産物も土から成る」というお話。
担当の趣味の一つであるワインも、微小な気候の違いや土壌の違いなどで出来上がるワインが変わるような、非常に興味深い性質を持っています。
木材も同じ。
産地ごとにブランド化されているのは、そういった理由が大きいのです。
しかし、今回はそんな硬いお話ではありせん。
どちらかというと、物凄く杜撰なおはなし・・・
先日、仕事の書類を探していた時、ずっと触っていなかった段ボール箱を開けてみるとなんと、ワインが一本入っているではないですか！！
瞬間で理解しましたが、2年前に購入したものの途中で飲む機会を逸してしまっていたもの。
通常は、北側の床下や冷蔵庫に避難させるのですが、ちょうどどこもスペースが無い上に夏に向けての白ワイン！という気持ちで置いたままの上に、荷物を重ねた結果、二年半も放置することになったものでした。
一般的には、ワインは時間とともに熟成するもの。
このワインのヴィンテージは2016。
購入は2020年なので、本来はいい感じになっているはずのものですが、何せ2回の猛暑の夏を放置のままで過ごさせただけに、ワイン好きとしては「劣化しているのかそれとも？！！」と好奇心を掻き立てられる一方で、「なんていうことをしたんや・・・」という自分への失望感が渦巻く中、前向きな自分が言いました。
「放置されたワインはどうなるのか！？の実験体なんだ！これは・・・」
そうです。
担当の大好きな実験。
知らない、わからないことは実験すること。
木材でもよくやる事ですが、時間経過や自然の風化を見る時は、今日試して明日、というわけにはいかないので、結果を知りたくともなかなか試す機会を造られない場合が多くあります。
そんな中で、忘れていたとはいえ2年半も劣悪な熱環境に曝されたワインを試す機会なんて、そうはない。
いや、普通はもったいなくてそんなことできない・・・（涙）。
有難く、試験体となったワインを活用させて頂くことにしますよ！！
ドキドキの抜栓！
この時点で酸っぱい香りがしたらどうしよう・・・
そう思っていましたが、コルクの香りを嗅いでみるとものすごく健全！
というか、あぁ・・・良い！！！
もともとが、フランスの銘醸白ワインのような味わい！と評されているものだけに、白ワイン好きの担当の鼻をワクワクとさせる香り！
これはもしや・・・
そう思いグラスに注いでみると、なんということでしょう！（笑）
美しすぎる黄金色の輝きではないですか！！
黄金を通り越して、琥珀・・・は言い過ぎですがものすごく濃さを感じる色合いです。
これはもしや、数年かかる熟成を、厳しい環境を経ることによって短期間で達成したということか？！
担当の自宅納戸は、ドラ○ンボ○ルで言うところの「精神と時の部屋」だったのか（笑）！
精神どころか完全に忘却だったわけですが、結果オーライ。
実際の味の変化は、以前に飲んだ時に比べると若干熟成後に感じるような後味のとろみと、重厚な甘みに似たナッツ感が増しているように感じます。
しかしながらそれらの印象は、ワインの事を判断する無意識な視覚的色合いから来る先入観が多分にありますから、判断材料としては正確ではありません。
並べて飲まない限り。
ただ一つ、後味に若干残る酸っぱさが確実に違う。
もともと、しっかりとした味わいにも酸味もあることが美味しいこのワインですが、飲んだ後に舌の上が若干酸っぱく感じられる。
それに、もし明日まで置いておくと「薄っぺらくなりそう」という、どこか「パワーを振り絞っている感」があるように感じます。
スーパーサ○ヤ人2のトラ○クスの様に、膨れ上がった筋肉質。
しかし、それも悪くないのです。
枯れかかった、ブルゴーニュの白ワインに想いを馳せながら飲めるのですから。
数万円、いや、今では数十万円であろう銘醸ブル白の熟成感を疑似体験しているような、一人バーチャルバックヴィンテージ。
本当に、よく残っていてくれたものです。
このワインの持つ力強さや味わいの良さ。そして、ドジョウからブドウのウ受け継いだ力の強さを感じました。
しかも、リーズナブルな価格で買える本格的な味わいの白ワインですから、白ワインのフルボディー好きな方にはおすすめ。
皆さんはこんな保存（忘却・・・）してはいけませんが、結果としては参考になるでしょう（汗）。
次回の「遊学酒席」にも、いいネタができました。
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店 から！
・同じく、、、 インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！
担当の趣味の一つであるワインも、微小な気候の違いや土壌の違いなどで出来上がるワインが変わるような、非常に興味深い性質を持っています。
木材も同じ。
産地ごとにブランド化されているのは、そういった理由が大きいのです。
しかし、今回はそんな硬いお話ではありせん。
どちらかというと、物凄く杜撰なおはなし・・・
先日、仕事の書類を探していた時、ずっと触っていなかった段ボール箱を開けてみるとなんと、ワインが一本入っているではないですか！！
瞬間で理解しましたが、2年前に購入したものの途中で飲む機会を逸してしまっていたもの。
通常は、北側の床下や冷蔵庫に避難させるのですが、ちょうどどこもスペースが無い上に夏に向けての白ワイン！という気持ちで置いたままの上に、荷物を重ねた結果、二年半も放置することになったものでした。
一般的には、ワインは時間とともに熟成するもの。
このワインのヴィンテージは2016。
購入は2020年なので、本来はいい感じになっているはずのものですが、何せ2回の猛暑の夏を放置のままで過ごさせただけに、ワイン好きとしては「劣化しているのかそれとも？！！」と好奇心を掻き立てられる一方で、「なんていうことをしたんや・・・」という自分への失望感が渦巻く中、前向きな自分が言いました。
「放置されたワインはどうなるのか！？の実験体なんだ！これは・・・」
そうです。
担当の大好きな実験。
知らない、わからないことは実験すること。
木材でもよくやる事ですが、時間経過や自然の風化を見る時は、今日試して明日、というわけにはいかないので、結果を知りたくともなかなか試す機会を造られない場合が多くあります。
そんな中で、忘れていたとはいえ2年半も劣悪な熱環境に曝されたワインを試す機会なんて、そうはない。
いや、普通はもったいなくてそんなことできない・・・（涙）。
有難く、試験体となったワインを活用させて頂くことにしますよ！！
ドキドキの抜栓！
この時点で酸っぱい香りがしたらどうしよう・・・
そう思っていましたが、コルクの香りを嗅いでみるとものすごく健全！
というか、あぁ・・・良い！！！
もともとが、フランスの銘醸白ワインのような味わい！と評されているものだけに、白ワイン好きの担当の鼻をワクワクとさせる香り！
これはもしや・・・
そう思いグラスに注いでみると、なんということでしょう！（笑）
美しすぎる黄金色の輝きではないですか！！
黄金を通り越して、琥珀・・・は言い過ぎですがものすごく濃さを感じる色合いです。
これはもしや、数年かかる熟成を、厳しい環境を経ることによって短期間で達成したということか？！
担当の自宅納戸は、ドラ○ンボ○ルで言うところの「精神と時の部屋」だったのか（笑）！
精神どころか完全に忘却だったわけですが、結果オーライ。
実際の味の変化は、以前に飲んだ時に比べると若干熟成後に感じるような後味のとろみと、重厚な甘みに似たナッツ感が増しているように感じます。
しかしながらそれらの印象は、ワインの事を判断する無意識な視覚的色合いから来る先入観が多分にありますから、判断材料としては正確ではありません。
並べて飲まない限り。
ただ一つ、後味に若干残る酸っぱさが確実に違う。
もともと、しっかりとした味わいにも酸味もあることが美味しいこのワインですが、飲んだ後に舌の上が若干酸っぱく感じられる。
それに、もし明日まで置いておくと「薄っぺらくなりそう」という、どこか「パワーを振り絞っている感」があるように感じます。
スーパーサ○ヤ人2のトラ○クスの様に、膨れ上がった筋肉質。
しかし、それも悪くないのです。
枯れかかった、ブルゴーニュの白ワインに想いを馳せながら飲めるのですから。
数万円、いや、今では数十万円であろう銘醸ブル白の熟成感を疑似体験しているような、一人バーチャルバックヴィンテージ。
本当に、よく残っていてくれたものです。
このワインの持つ力強さや味わいの良さ。そして、ドジョウからブドウのウ受け継いだ力の強さを感じました。
しかも、リーズナブルな価格で買える本格的な味わいの白ワインですから、白ワインのフルボディー好きな方にはおすすめ。
皆さんはこんな保存（忘却・・・）してはいけませんが、結果としては参考になるでしょう（汗）。
次回の「遊学酒席」にも、いいネタができました。
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
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・戸田材木店・セルバのホームページ
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muku_mokuzai
