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ブラックウォールナット幅広一枚物無垢フローリングの施工現場 〜店舗編・オープン直前〜

分譲住宅などのフローリングの人気カラーは時代によって、「薄いベージュ系」や「木目のある濃いこげ茶系」、「木目の少ない明るい色合い(一般にいうバーチ色)」など、様々な色が流行します。
住宅を建てる際にも、「どの色にします?!」というのが合言葉の様になっているので、材料の質や内容ではなく「ホワイト」とか「ブラック」とか「バーチ色」といったような呼び方で決めるのが普通になっています。

樹脂でできた化粧シート(印刷紙ですね)なら、そんな合言葉も通用するでしょうが、木材ではそんなわけにはいきません。
が、やはり一部の方は木材にもその合言葉をあてはめようとします。


今回は、そんな風に「色」で指定されることが多い樹種「ブラックウォールナット」の中でも比較的お求めやすい2枚一組で1820mmの長さになるように調整された「定乱尺(ていらんじゃく)」品の幅広15cm幅の無垢フローリングを採用頂いたカフェのオープン直前の様子をお伝えしたいと思います。
(通常の乱尺品は短いものをいくつもつないでいく場合がほとんどです。)


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ1

 北側採光のため、色合いが少しわかりづらいかもしれません。




















ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ2














ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ3















全体としてはこんな感じの仕上がりです。
まさしく本物の無垢一枚物ブラックウォールナットフローリングです。(植物オイル塗装済みです。)


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ4





 接写です。
 合板なら、こんな木目はなかなかないでしょうね・・・

















見ていただくと風合いはわかると思いますが、表情のおとなしいところばかりではありません。

中にはとても元気のよい木目や、色の変わっている物、大きな原木だったことを想像させるような大きな節跡など、これこそが無垢の風合いという表情が別にありますので、そちらを見ていただきましょう。


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング パテ補修

 こんな節のパテ補修や、













ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 隅部分パテ補修


 隅部の補修もあったりします。
 一枚の大切な原木からですから、「こりゃあかん」ではなく、品質に問題ないものは手をかけてから出荷します。







ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 節の大きさ1

 節で言うと、こんな大きなのもあります。

名刺ケースが約11cmの背丈ですから、節全体では20cmくらいでしょうか。
 
 きっと大きな原木が、空に手を広げるように枝分かれしていたのでしょう。














ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 根杢



 これは根っこに近いところでしょうね。

 横文字で「バール=根杢」と言ったりします。
もっと模様の激しいものはそれだけで特徴的な杢として高価に扱われます。

 繊維の縮みからくる杢がとてもきれいです。











ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 色ムラ

 おっとびっくり、インクの染みではありません。

 成長の過程で変色・着色した部分です。
もしかすると、虫に喰われたのか、病気になったのか・・・

これも無垢でないとみられません。




ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 白太

 こちらは白太。
 合板の統一された「色」に慣れていると、戸惑うかもしれません。

 が、これがブラックウォールナットの白太です。
黒い部分は赤身ですからね。




白太部分 青森ひば木製名刺ケースとの色比較


 青森ひばの名刺ケースと比較してみると色合いがわかるでしょうか。

 木材ですから大抵のものには、赤身と白太があります。

 これも、本物のブラックウォールナットの一枚物の表情の一つです。













これらの特徴的な表情をふくんだものですので、とても豊かなキャラクターとして一目で本物と認識させてくれますし、今後の色の変わり具合や傷がつくことによる味わいの出方で、より楽しませてくれると思います。


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ5















ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ6














このカフェも、もともとは設計士さんの黒っぽい色のフローリング=ブラックウォールナット、と指定を受けていたところなんです。

当然無垢フローリングの場合は一つとして同じ色のものはありませんから、工場で桂むきにした薄い単板を貼ってきた合板フローリングとは全く異なることを御理解いただかないといけなかったわけですが、それでも合板の、妙に統一された木目と色合いよりも、今回納品の節もあり、白太も入る無垢の方が味わいがあり、結果的には落ち着いたカフェの雰囲気にとても合っていたように感じました。

また、設備がはいった写真も近々お伝えしたいと思います。

*2105年に訪れた経年後の様子はこちらから


ブラックウォールナット無垢一枚物幅広フローリングは、今回のグレード以外にも、節の少ない芯材を選別したグレードもございます。

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