宝探し!!
今から思えば子供のころは、その辺のしょうもないものや、使い捨ててあるようなものなどを見つけて宝物のように大事にしていたことがありましたが、大人からすればゴミや不用品ばかりだったのかもしれません。
しかし、そのゴミだと思っている物の中にももしかしたら見方次第で宝物があったかもしれません。
これ、なんでしょう。
はい、ゴミ(チリ)の山です。
木材加工の跡、綺麗に掃除したところです。
普通ならこれがごみ袋に入って、収集車にひきとられ焼却処分です。
では、これがなんなのか?
答えは宝探し!です。
子供のころ、いろんなものを隠しておいて「宝探しゲーム」をしたことがある方もいらっしゃると思いますが、これがほんとの!?宝探しなんです。
見ててくださいよぉ・・・
ゴソゴソ・・・・
ゴホゴホ・・・・
出てきましたよぉ、宝物!!
なんだかわかります?!(映りが悪くて申し訳ないです。)
無垢の黒檀とカリンの切れ端です。
それに、30年近く前の、「良い色に焼けた」杉の磨き丸太(皮をはいで、綺麗に磨いた装飾用丸太の総称)の切れ端もあります。
これ、宝物だとは思いませんか?!
小さくて使い道がないのに、と思われますか?
確かにそうだとおもいます。
大きなものは製作できません。
が、反対に小さなものを作る時に重宝しますし、大きな材料はいらないから、小さい切れ端がないかなぁ・・・という時にこそ役に立ってくれます。
特に黒檀やカリンなどは、必要な時に必要な大きさだけ!というような使い方のできる樹種ではありません。
製作必要寸法よりも大きくとも、その時にあるサイズを加工するしかないのです。
仮に、ほんの数十グラムくらいの大きさしかいらないのに、綺麗に木取りされた角材を削ってしまわないといけない場合などで、とても重要な物になってきます。
一つの大きなものを作成した後のゴミの山かもしれませんが、見方によってはこういうこともあるんです。
宝物は大袈裟かも知れませんが、貴重な木材を大切にしないといけない心は持ち続けないといけないもんです。
皆さんの身の回りには、見過ごしている宝物はありませんか・・・?!