店頭展示、やってます。今は国産ぶな耳付き板です。
戸田材木店・セルバ店舗では、こんな感じで店頭にて無垢の木材の展示即売をしております。(雨天は展示を控えております。)
今は国産のぶなの木の、片側だけ丸太時の皮部分の残った無垢一枚板を展示しています。
今まで、神代杉の杢出し敷板や、クスノキの耳付き板、木曽桧の幅広耳付き板などを展示してきました。
今回のぶなの木は、幅はそんなに広くはないのですが、柾目木取りのため「斑」がでているのが特徴です。
ぶな科の木材によく見られるこの「斑」模様。
一番有名なのはオーク(楢・なら)の「虎斑(とらふ)」でしょう。
さざ波のようにキラキラと輝くあの虎斑は、いつまでも眺めていたくなる様な美しさを持っています。
ぶなは板目では胡麻のような控えめな斑がでていますが、やはり柾目に挽くと綺麗な斑がでてきます。
そもそも、ぶな科の木材はどんぐりのなることで容易に見分けがつきます。
ぶなの木のどんぐりは、ほかのどんぐりよりも美味しい!??らしく、熊は好んでぶなの木のどんぐりを食べるといわれています。
一時期、熊が一里に下りてきて・・・というニュースをよく目にしましたが、ぶなの木や、その他のどんぐりのなる木が減少しているのも、一つの要因かも知れません。
ぶなの木は漢字で「木では無い木」と書いて「橅」です。
何と可愛そうな木だと思いませんか?!木ではないといわれる木なんて・・・
というのも、ぶなは昔は比較的たくさんの材があったのですが、なにぶん曲がり等が出やすい事と、感想が難しくカビがつきやすかったり、保存耐久性もそんなに高くないことから、木材としての用途があまり期待できないといわれていたそうです。
そこから、こんな用途の無い木は木ではない・・・といわれ、今の漢字「橅」があてられたそうです。
なんかかわいそうですよね。
ですが、そんなぶなの木も最近ではヨーロッパからの輸入のぶな(ヨーロピアンビーチ)が多く出回る様になり、昔のイメージから脱却しつつあります。
オーク材のように曲げ木にしてイスをつくったりする家具や、子供のおもちゃにもよく使われています。
輸入玩具などはかなりの確率でヨーロピアンビーチが使われているはずですから、注意してみてください。
さて、現在弊社で展示しているのは国産のぶなの木です。
しかも天然乾燥材です。
ですから、ぶなでは特に出やすい天然乾燥の印!?である、カビや若干のヤケ(普及の一歩手前の段階)跡があったりします。
急激な人工乾燥ではなく、自然のままに乾燥させた結果です。
少し珍しい材料ですから、小さいおもちゃを作るもよし板のままで控えめなカウンターとしてもらうもよし。
是非一度ご覧になってください。
材木屋というと、少し入りづらい雰囲気もあるかもしれませんが、木材についての疑問にお答えしますので、建材商品以外についてでもお話できればと思います。
お気軽にお立ち寄り下さいね。
*ぶな材の注意点
・ぶな材は散孔材のですが、白太がキクイムシの被害を受ける可能性があります。特に耳付き材ですので、白太部分を含みますので、あらかじめご了承下さいます様お願いいたします。
・カビやヤケのでやすい樹種です。用途によりご検討いただきたく思います。
大きな節の部分
国産ぶな 柾目片耳付き一枚板
・寸 法 :長さ約2m×幅19cm〜28cm×厚み4.5cm
・形 状 :無垢柾目一枚板 節、カビ跡、ヤケあり
・価 格 :¥3980(税込)/枚
完売いたしました。ありがとうございます。
・運 賃 :別途 地域によりお問い合わせ下さい
・状 態 :天然乾燥材、仕上げ加工別途です。
*ご検討前に、下記ご注意と弊社からのメッセージをご覧ください。
ぜひ一度お問い合わせください。