2009年02月08日
木?!それとも石?!
先日、用があり茨木市役所に行ってまいりました。
期待以上に職員さんが丁寧に応対してくださり、すいすいと用件を済ませ、エントランスまで降りてきたときのことです。
「やゃ?!」
「なぁ〜んか気になるぞぉ・・・」
近づいてみると、見てびっくり。「木の化石」のテーブルとその丸太イスでした!!!


いつも駐車場から入り、目的の部署へ直行してまた駐車場、そして帰る、というパターンなので、正面玄関にでかでかとありながら全く気がつきませんでした。
情けない。
木の化石・・・「珪化木」、または「木化石」というのですが、字のとおり木ですが、化石ですので石です。
なんかややこしいです。
珪化木はどこか神代木の成り立ちににています。
溶岩石の影響であったり、火山灰の成分の影響で木の組織内の成分を、二酸化珪素に置き換えてられて、何万年、何十万年かけて化石化したものです。神代木よりもずっとご先祖様の樹種かもしれません。
そんな木の化石ですが、アメリカでは、珪化木(木化石)の集中して存在している国定公園まであります。さすがアメリカ・・・
珪化木の外観は、石の部分があるのですが木の部分もある、そんな印象です。

木の組織がみえますか?!

ここだけ見ると丸太イス。
でも・・・

なんじゃ、やっぱり石。

ピッカピッカに光っています。
私も2つほど所有していますが、こんなに大きなのは初めてです。


床の飾りにしています。
今回市役所で遭遇したのは、長さ約1350×幅1200×厚さ120〜150というところでしょうか・・・・残念ながらメジャーを持ち合わせていなかったため正確に計測できませんでしたが、とにかくでかかった。


A4サイズの手帳と比べてこんなです。(左)
表面拡大です。(右)
わずかに木の片鱗が・・・
テーブルと丸太イスになっているんですが、何せもとは木でも今は石。
こんな時期(2月初旬)に、私以外好き好んで冷たい石のイスに座る方も、寄り付く方もいらっしゃらず、ゆっくりと写真撮影できました。
といっても、館内の案内所の眼前の位置にあるため、舐めるように見廻していた私は完全に不審者扱い一歩手前なぐらいに怪しいまなざしをうけていたことはいうまでもありません・・・・・
ひんやりとした手触りと、直感的に石であると認識させるに十分な化石質な外観とは裏腹に、よく眺めると、年輪(性格には導管の環)がきちんと残っているために感じる木質感がかもし出すアンバランスな世界に、しばし目を奪われました。
樹種までは不明ですが、かなりの大木の珪化木でした。
自然の産物が、悠久の年月を経て形や性質までを変えて現れる・・・・
そんな神秘的なことまで含めたのが、木材の生き物たる証拠ではないかと思うのですが、いかがなもんでしょうか・・・・・
ぜひ茨木市にお越しの際は、ごらんになってください。
*珪化木と木化石については、後日に補足記事がありますので、こちらを参照下さい。
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・無垢材と樹木が大好きな材木屋が配信する、きのむしラジオ | Podcast on Spotify
https://open.spotify.com/show/6HBMrFR3UFHaNLNfgdFE8l?si=ff6525ab5d0f464a
期待以上に職員さんが丁寧に応対してくださり、すいすいと用件を済ませ、エントランスまで降りてきたときのことです。
「やゃ?!」
「なぁ〜んか気になるぞぉ・・・」
近づいてみると、見てびっくり。「木の化石」のテーブルとその丸太イスでした!!!
いつも駐車場から入り、目的の部署へ直行してまた駐車場、そして帰る、というパターンなので、正面玄関にでかでかとありながら全く気がつきませんでした。
情けない。
木の化石・・・「珪化木」、または「木化石」というのですが、字のとおり木ですが、化石ですので石です。
なんかややこしいです。
珪化木はどこか神代木の成り立ちににています。
溶岩石の影響であったり、火山灰の成分の影響で木の組織内の成分を、二酸化珪素に置き換えてられて、何万年、何十万年かけて化石化したものです。神代木よりもずっとご先祖様の樹種かもしれません。
そんな木の化石ですが、アメリカでは、珪化木(木化石)の集中して存在している国定公園まであります。さすがアメリカ・・・
珪化木の外観は、石の部分があるのですが木の部分もある、そんな印象です。
木の組織がみえますか?!
ここだけ見ると丸太イス。
でも・・・
なんじゃ、やっぱり石。
ピッカピッカに光っています。
私も2つほど所有していますが、こんなに大きなのは初めてです。
床の飾りにしています。
今回市役所で遭遇したのは、長さ約1350×幅1200×厚さ120〜150というところでしょうか・・・・残念ながらメジャーを持ち合わせていなかったため正確に計測できませんでしたが、とにかくでかかった。
A4サイズの手帳と比べてこんなです。(左)
表面拡大です。(右)
わずかに木の片鱗が・・・
テーブルと丸太イスになっているんですが、何せもとは木でも今は石。
こんな時期(2月初旬)に、私以外好き好んで冷たい石のイスに座る方も、寄り付く方もいらっしゃらず、ゆっくりと写真撮影できました。
といっても、館内の案内所の眼前の位置にあるため、舐めるように見廻していた私は完全に不審者扱い一歩手前なぐらいに怪しいまなざしをうけていたことはいうまでもありません・・・・・
ひんやりとした手触りと、直感的に石であると認識させるに十分な化石質な外観とは裏腹に、よく眺めると、年輪(性格には導管の環)がきちんと残っているために感じる木質感がかもし出すアンバランスな世界に、しばし目を奪われました。
樹種までは不明ですが、かなりの大木の珪化木でした。
自然の産物が、悠久の年月を経て形や性質までを変えて現れる・・・・
そんな神秘的なことまで含めたのが、木材の生き物たる証拠ではないかと思うのですが、いかがなもんでしょうか・・・・・
ぜひ茨木市にお越しの際は、ごらんになってください。
*珪化木と木化石については、後日に補足記事がありますので、こちらを参照下さい。
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・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
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