金具不使用 本紫檀木製名刺ケース(名刺入れ)
前回の縞黒檀にひきつづき、3大唐木のひとつ「本紫檀」材のご紹介です。
通常は、材の名前としては「紫檀」とだけ呼ぶ場合が多いと思います。
それを敢えて「本紫檀」と呼んでいるのはなぜか・・・・
そこに弊社のブログの核となる理由があるからです。少し話はそれますが・・・
「このブログを書く目的」というところで簡単に述べていますが、現在かなりの情報が簡単に取得できるにもかかわらず、その中で正しい情報が少ないのが現状だと思います。
それが何の関係があるのか。
この紫檀材でいうと、産地ごとや、また若干の樹種の違い(区別の違い)、はたまた外観が似ているものを紫檀として販売していたりします。
以前ご紹介していた名刺ケースの素材で、「インドローズ」がありましたが、それも広義でいえば紫檀の仲間です。
本紫檀もローズウッドといわれていたりします。
(右がインドローズ材、左が本紫檀材)
ですので、「紫檀材」という表記でも、それがどこの産地の何紫檀か?ということまで見ないといけないということです。紫檀だと思って購入したが、実はよく似た別の木材だった!なんてことのないようにしたいものです。
ですが、残念ながらそういった情報を明示しているところは少なく、“本物の”材質を手にすることが難しい場合があります。
そのため、弊社ブログで少しでも“本物の”木材に触れていただきたいとおもっています。
話はもどって・・・
弊社が今回製作したのは「本紫檀」木製名刺ケースです。
本紫檀はタイ産で、材色は赤褐色に黒っぽい、または紫の縞が入る、木目のはっきりとした材です。
優美でどこか華のある材面は、肌目は少し粗いですが、とても緻密で加工しやすく、仕上がり面が輝くので美しい光沢を望めます。
この本紫檀、なんといっても香りが素晴らしいんです!!
在庫丸太から板材を切り出す製材をしている最中は、作業場の近辺にバラのような甘美な香りが漂い、なんという木材だ…とあらためてみなおしました。
ただ、香りは製品自体からは直接香っては来ません。加工中のみです。
ですので、あの香りをお届けできないのが残念で仕方ないのですが、それでも材のもたらす美しさに変わりはありませんし、その甘美な香りを想像しながら所有欲を満たしていただけたらと思います。
縞黒檀同様、比重(縞黒檀の記事参照)が高いので持ち応え、触りごたえ満点です。
こちらも使い込んで磨かれ、どんどん光沢を増していってくれることと思います。
金具不使用本紫檀(ほんシタン)木製名刺ケース(名刺入れ) 無塗装
材質:本紫檀
価格:12600円(税込)
*ご検討の前に、名刺ケースの特徴とご注意をご覧ください。
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売り切れました。ありがとうございました。