本物の無垢木材　～茨木市戸田材木店・セルバの木の虫ブログ～:2021年05月

トップページ » 2021年05月

2021年05月

2021年05月29日

時間を超えた、会長の声　①

昨日は、スタッフが全員遠方への配送や打合せでの外出だったため、営業にもでることができず資料等の片付作業にいそしんでいました。

奥の方から、「この前使うつもりやったのに、ここにおったんかいな！」とあきれてしまうタイミングで出てくるサンプル材とか、「これ、探してたのにぃ～」という委託試験の結果とか、はたまた「どこかにあるはず！」と隠しすぎてて行方不明だったお宝銘木の切れ端とかが、ゴロゴロと出てきました（汗）。

その中で、銀行の封筒が一つ出てきました。
ちょっと膨れている。
中に入っているものの検討が付かず、覗いてみるとそこには新聞の切り抜きが。

引っ張り出してみると、そこには現在の私に向けたかのようなメッセージが・・・

思い出しました。
会長である祖父は、とても活字の好きな人でした。
大好きな相撲と時事ニュースの時間以外はいつも、応接間で本を読んでいました。
もちろん、新聞も長時間かけて数紙を穴が開くほどに読んでいました。

祖父との思い出はいろいろとありますが、私が会社に勤め始めたころからたまに、こんな新聞記事の切り抜きを手渡されました。

「よぅ、読んどけよ。」

記事の内容について、深く語る時もまれにありましたが多くはなく、自身の琴線に触れた内容を活字を読み取らせて感じさせようとしていたのでしょうか。
きっとそうだと思います。
社会に出て、何もわからない体力勝負の孫に対して、世界の事や社会の事、そして経営のことを少しでも伝えたいという思いが、今の今ならわかる気がします。

晩年は、手の震えがあったため字が揺れているような感じですが、この字をみると、今さっき手渡されたような、そこに会長の姿があるような気持ちになり、不思議な感覚でした。

切り抜きの内容は様々で、時事記事から森林林業、環境問題、そして経営のこと。
口の上手な人ではなかっただけに、とても心配をしてくれていたことと思います。

しっかりと話を聞いてきたつもりでしたが、残念な頭からは大部分が抜け落ちてしまっています。
それでも、紙のなかでは会長の字と思いがずっと生きていて、記事の古いものは西暦2000年でした。
1990年代にも、多くの切り抜きをもらっていたはずですが、それはまたその奥にあるのか・・・

20年以上の時間を経て、耳に心に届いてくる会長の言葉と想い。
今もし、話が出来るのならば、どれだけ多くの事を聞いておきたいと思うか・・・・
それは叶いませんが、記事の中の言葉は今でも、会長の思いを私に届けてくれたのでした。

今の自分を見透かして、タイムカプセルに乗せたかのような記事とともに・・・・

次回に続きます。

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧　
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店から！
・同じく、、、　　　インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！
#幅広#無垢フローリング#無垢フローリングショールーム#無垢材#無垢テーブル#無垢カウンター#自然素材
#天然素材#一枚物#無塗装#大阪府材木店#茨木市材木店#戸田材木店

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月27日

ぶなスポルテッド材、自由と自然の店舗へ！

いつもお尋ねを頂きながらも、なかなかご期待にそえないものがあります。

それは、スポルテッド。

通常の感覚でいえば、菌によるただの「腐れ」なんですが、稀に写真の様な自然の造形美としか言えない不思議な紋様を見せるものが現れます。

人工的には描けない、天然素材に生物の軌跡を感じるもの、といえば壮大な芸術作品の様ですが、ある意味そのような受け取り方で賞用されるのではないだろうかと想像しています。

もちろん、先に書いた様に材木屋としては普段、健全な乾燥材で節や枝や変色などの無い材を、価値のある木材として販売しているわけですから、あたり前な材木屋さんから考えると、どうしてこんなものの価値があるのか？！と思われるところです。

しかし、日本でも黒柿のように、斑に模様の入っているものが貴重に扱われたり、たまに「ミミズの大群」と敬遠される時もある虎斑が美しいと感じることがあったり、伝統的な建築に用いられる錆び丸太など、自然が生み出す色調や紋様に価値を感じてきたものです。

それに似た感覚？！、といってしまっていいのかどうかですが、それでも近年非常に人気が高まっています。

新感覚、なんでしょうかね（汗）。

そんなスポルテッド材がまとまって在庫できている時に、たまたまお声かけ頂き活用頂いたお店の写真を先日頂くことができたので、その活躍の姿をご紹介しておきたいと思います。

使って頂いた場所は近畿ではなく、東京都は自由が丘。

看板までスポルテッドを使われています。

こうして見てみると、自然の岩盤を切り取ったようなイメージや、山で姿を現した地層を見ているような、そんな感覚になるのは私だけでしょうか。

とってもおしゃれです。

その上、材だけではなく細部の仕掛けにもこだわっておられて、お店の開店状況を示す「open/close」も、金属板（真鍮かな？！）を左右にスライドさせることで切り替える仕組みになっているとの事。

聞けばそれまでの事ですが、このような細部に仕掛けをすることや細かな仕事をするのは手間もかかるし時間もかかるもの。

それをみただけで、お店の品も工事もしっかりとこだわっておられるのが目に見える、というものではありませんか！

こういう細かなところ、すごく萌えますね。

そしてお店の内部へ。

床が綺麗な市松模様になっています。

これも、現在一般的に使われているフローリング材ではなく、100mm角の木を一つづつ方向を見て貼りこんでおられるそうです！！

すごいこだわりですが、その分他にない仕上がりになっていることは間違いありません。

そして目につくテーブル材。

おぉ、やはりこだわっていらっしゃる！！

あの色合いと木目はおそらく神代ケヤキに違いない。

そう思ってお話を伺いました。

すると、「あぁ、戸田さんところのあのケヤキですよ！」との返答。

むむ？！神代なんか販売したっけ？稀少な神代の在庫は全て頭に入っているのにこれは・・・・？！、と思っていると、弊社から出荷したケヤキを染色されて仕上げられたとの事。

なるほど・・・それにしても美しい色と木目。流石はケヤキです。

そして、きましたメインディッシュのスポルテッド！

窓に面したカウンターとして使ってもらっています。

この紋様を、口で（字で？）どのように説明したらよいのでしょうか。

炎が立ち上るよう、若しくは水墨色彩画のようとでも言えばいいのでしょうか。

いや、この自然の造りだす紋様は語るよりも眺めるもの。そう思います。

2枚の板を中央で合わせておられますが、自然の形を活かす為にわざと耳を落とさずに中央部分に隙間を造り、その部分も材の存在感を邪魔することのないように、ブラックアウトさせているのだそう・・・

なんというこだわり。

お店自体がハーブと漢方ということで、自然のものを大切にされるイメージだったからか、余計なものを排して人工物を際立たせないようにされているのだと思います。

その想いがここにも・・・

引き手ですが、こちらももちろんスポルテッド。

枯山水のような模様と言ってしまいましたが、中央上部に円い月が見えませんか？！

薄雲たなびく夕刻、月が少し墨に染まったような。

そんな景色を想像したのですが、この円も実は取りつけ部分の埋め木だそうです。

当然、不自然さをなくされているものの全然違和感なく、驚き。

というか、ここまでくるとそれくらいされていない方がおかしい。

壁面のカウンターにもスポルテッド。

花が映えますが、若干ゆらゆらと見える壁も、ビニールクロスではなく紙素材とのこと。それも手で裂いたものを一つずつ貼ってあるとか・・・

あぁ、もう驚きませんよ。

素材を知ってデザインをするとどうなるか。

そんな現場を見たような気持ちです。

私は素材をご紹介しますが、どのように活かされるかはデザイナーと造り手にかかっています。

今回は、非常に個性的で難しいと思われる材料を、意匠としてうまく活かして下さいました。

是非、東京に行かれたら寄ってみて下さい、とおっしゃっていただきましたが、次の東京の仕事、いつあるかなぁ（汗）。

もう少し儲かったら、自費でいくか・・・（笑）。

たまたま、在庫が豊富な時にご注文頂いての採用でしたので、また以降はどのようになるかわからないスポルテッド。

現在は、南洋材のそれが数枚と雰囲気が今回とは異なるぶな材が少々あるくらいの状況。

いつもお応えできず恐縮ですが、施工例のみご紹介をしておきます。

施工店舗：ハーブと漢方のお店ヘルシアス様　http://healthiers.co.jp
設計施工：suha建築デザイン事務所様　https://www.suha.info

魅力を活かしていただき、ありがとうございました。

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧　
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店から！
・同じく、、、　　　インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！
#幅広#無垢フローリング#無垢フローリングショールーム#無垢材#無垢テーブル#無垢カウンター#自然素材
#天然素材#一枚物#無塗装#大阪府材木店#茨木市材木店#戸田材木店

タグ：: ぶな; スポルテッド; 栃; とち; 橅

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月22日

カスクオーク幅広無垢UNIフローリングネイキッドグレードホワイトペイントのキッチン！

オークって、懐が深いですよね。
素材そのものでも魅力的ですが、古びていくときの焼けた色合いに木目が際立ってくる様子も非常に美しいですし、ウレタン塗装でもオイル塗装でも、着色されても個性を失わずにしっかりと主張し続ける。

そりゃ、世界で愛されるわけです。
もちろん、様々な地域で産出し多くの用途に使用されていることもありますが、それもそれだけ有用だから。

先日の一枚物に引き続き、今回はカスクオーク無垢フローリングUNIの幅広フローリングを使っていただいたお宅をご紹介したいと思います。

お邪魔した瞬間に感じました。
あれ？！感じが違う・・・

今回は、私の写真の腕前が悪いのではありません（汗）。
光りの入り方での色合いの差はあるものの、若干グレーがかった色合いに見えませんか？！

実は、オークのフローリングにホワイトのオイルを塗装されています。
うっすらと、なので着色しているという印象は全くないのですが、それでもいつものオークとは異なります。

虎斑の部分や辺材の色の薄い部分、そしてネイキッドグレード特有の変色した部分などが、塗料を吸い込むことによってよりはっきりと浮かび上がるようです。

個性的、野生的なネイキッドグレードですが、ホワイトオイルがはいることで少しやんわりとするという印象です。
とはいっても、大きな節の部分や補修部分、そして変色部分などの印象は通常と変わりませんので、オークの迫力はそのままです。

ヨーロッパなどでは、パインなどの樹種にもあらかじめホワイトオイルが塗装されています。
そんなインテリアを日本の住宅の中にも取り込んでいる住宅などが、有名建築雑誌などに取り上げられていたりすることも多く、以前は元から白っぽいメープルにホワイトオイルを塗装したこともありました。

実は、素材そのもの派の私にとっては、クリヤーすらも塗装したくないと思ったりするものですが、そういった先入観ではなくいろいろなアプローチをする事が出来るのも無垢材のいいところだとも思いますし、そうすることで見えてくる表情もたくさんあるものですね。

ネイキッドグレードですから、大きな節や木の芯、そしてパテや菌による変色が散らばっている表情。
近年、印刷技術のさらなる向上で節やパテ、道管までもエンボス加工でリアルに再現する化粧シート加工が可能になっています。
少し離れると全く区別がつきません。
そりゃ、本物の画像を転写しているのだから、光沢や足触り以外ではなかなかわからないものなのです。

しかし、印刷と大きくことなるのは「同じものが二つとない」ということ。

印刷されたものは、ある一定のパターンで同じ木目が繰り返し現れます。
人間は、それに気が付いていないようで無意識のうちに違和感を覚え、どこかしっくりとこない時があります。

印刷技術が進歩しても、無垢材との違いは埋まることはありません。

もちろん、印刷を担当されているお会社も進化しておられて、昨年には「スポルテッド」のオークを求めて弊社にいらっしゃいました。
スポルテッドの模様を、フローリングや家具用の印刷シートに活用したいということでした。
化粧シートの製造元の方も、無垢材とはことなるところで苦労苦悩されているのを知りました。

そりゃ、化粧シートが日進月歩良くなるはずだ。

私は同じ表情が二つとない無垢材が扱えていることが幸せだとも思えます。

そう考えると、この節や変色の多い表情も個性の塊で、一般のお施主様にとって表情の豊かさを求められることはとっても理解できるところです。

今回の御宅は和の建築で、とっても立派。
純和風というよりは、私が子供のころに「邸宅」としてニュータウンに悠然と建築されていたと思しき新和風というイメージの御宅でした。

敷地もゆったり、長い廊下、勾配ゆるく大きな屋根、そして背後には住宅がなく緑の遊歩道になっているという、贅沢すぎる立地。
御宅のすばらしさだけで驚いているのに、改修でちょっと洋風寄りのダイニングキッチンを設置され、ホワイトオイルを塗装されるセンスがすごいです。

純和室の床改修には少しアンバランスですが、新和風の建築にはしっくりとくるオークの奥深さ。
改めて感じました。

もちろん、今回もいつも通り幅広フローリングです。
一枚ごとの木目の見え方が、通常のフローリングとは全く異なります。

オークの板目で、しかも芯材付近を幅広フローリングにする難しさは、実際に作ってみないと分かりません。
どれだけロスが出るか…
私も自分で悔しいほど経験していますから、実はこの表情が簡単に得られないことも理解しています。

だからこそ、全ての表情をつぶさに見たくなりますし、気にかかります。
節が無く、まっすぐに木目の通ったオークの魅力は言うまでもありません。

しかし、原木の有効活用も兼ね、節や傷を埋めパテや変色の表情を見せるオークも、十分に魅力的です。
乾燥も仕上げも非常に難しく手間のかかるオークのネイキッドグレード。

しかし、だからこそ出る風合いがあります。
この表情ばかりを集めることはできませんが、出来るだけ多くの方に本物のオークの表情をお届けできるように、以降もオークの大切な集材に努める予定です。

夕陽が差し込む美しいキッチンに改めて、無垢材の表情の豊かさを感じながら、広すぎて自分の入ってきた入口を間違いながらお暇致しました。

・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから

今回紹介したカスクオークの、その他の施工例記事は以下からご覧くださいませ！

・カスクオーク幅広無垢V溝フローリングオイル塗装CO-32VOPの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプオイル塗装CO-21OSの施工写真はこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングネイキッドグレード、アトリエFUDOさま施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプ床暖房用プルミエグレードCO-24UPとCO-21UPの貼り伸ばし施工写真はこちらから
・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリング、ネイキッドグレードの木のおうち施工写真はこちらから
・カスクオーク幅広無垢UNIフローリング、ネイキッドグレード建築士さんのリノベハウスの施工写真はこちらから

・カスクオーク150mm一枚物とネシアンチーク150mmプルミエグレードと、板屋楓の一枚物の無垢材のおうち！！はこちらから

・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングセレクショングレード、モノづくりに共感の納品その①　～カスクオークのプライベートルーム～はこちらから

＊カスクオーク無垢フローリングを採用頂くにあたって

カスクオークフローリングの原材料のホワイトオークは、ケヤキやタモと同じように環孔材広葉樹であり、キクイムシによる白太（辺材）の食害を受ける可能性があります。
全てがそうではありませんが、採用にはその可能性がある事を含みおき頂きますようによろしくお願いいたします。

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧　
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店から！
・同じく、、、　　　インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！
#幅広#無垢フローリング#無垢フローリングショールーム#無垢材#無垢テーブル#無垢カウンター#自然素材
#天然素材#一枚物#無塗装#大阪府材木店#茨木市材木店#戸田材木店#カスクオーク

タグ：: カスクオーク; 無垢フローリング; 無垢フローリング選び; ナラ; 楢; 幅広; オーク

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月19日

他に類を見ない巨樹の一つ～下横場の大グミ～

巨樹巨木の記事を書くとき、いつも気になるのは「見た目の迫力や存在感」があるかどうかと、「ストーリー」があるかどうかです。
単純に大きな木だというだけでは、私の稚拙な写真記事では魅力など伝わりませんし、記事にするわけだからそれなりの魅力的なお話もお伝えしたいところ。

そんなことを考えていると、やはり前者の巨木感が優先されてしまい（出逢った時の印象も大きいし）、ついついサイズの大きくない物は忘れがちになってしまいます。
スギやクスノキ、イチョウのように見た瞬間の驚きが無いのは、損をしているなぁ・・・とさえ思ってしまう。

そんな樹木のうちの一つを今回取り上げます。

広場の片隅に、しっかりとした柵を設けられている一本の？！樹木。
巨樹巨木を求めていると、視線は自然と空に向かっていくのが必至ですが、周囲を見ても大きな存在は全くない。
下調べ無しに向かったため、「これが巨樹？！」という印象になってしまいましたがそれもそのはず。
もともと巨樹という風体にはならない樹種が、数百年という年月を生き抜いた姿が眼前のそれなのです。

その名は、下横場の大グミ。

グミ、という植物の名を聞いたことがありますか？！
材木屋さんではもちろん扱わない樹種ですから、普通の材木屋さんは絶対しりません。
御存じなのは、植物好きな方かマニアックな大工さん位でしょうか・・・

どうしていきなり大工さんが出てくるかというと、グミは稀に大工さんの鑿や玄能という道具の柄として使われるからです。
今でも時々見かけます。
休日に山に出かける習慣のある人から譲ってもらったグミを使って玄能の柄を自作されている大工さん。

グミは比較的重硬で、手触りが良く粘り強いため、それらの用途に適していると言われます。
しかし、決して多く目に出来るものではない稀少性と、特有のクリームかかった色合いなどが所有欲を掻き立てるのかもしれません。

但し、グミは種類が多く上、それらの間において材質に差があるためにすべてが用材として称揚されるわけではないことに注意が必要です。

さて、今回のグミはどうかというと、解説板によるとナツグミに属するとあります。

植物図鑑によると、一般的な高さは3～5m。
そしてよく枝分かれする、という特徴が記載されている通りに地上すぐから分岐しています。

巨樹のサイズではないと言ったこのグミですが実は、もしかするとグミの中では日本で三本の指に入るものかもしれないのです！
巨樹関連の書籍を見ていると、今回の下横場の大グミがある茨城県（弊社がある茨木市がよく勘違いされる・・・）には偶然？！日本一のグミがあるのです。
同じ県内に日本一、二を争う樹木があるというケースは非常に珍しい様に思います。

実はその茨城県。
巨樹にならない巨樹の宝庫？！の様なもので、このグミ以外にも、（シマ）サルスベリやヒサカキ、ハリエンジュというマイナー（失礼！）な樹種の巨樹を擁する稀有な県なのです！！

私の中での茨城県は、つくば市なのです。
ネタバレすると、もちろんこの大グミを訪れた日の主な目的も、つくば市にある森林総合研究所へ向かうため、でした。
弾丸旅でしたので、下調べも十分でなかったことが悔やまれる、日本一を近くにして訪問できないというミスを犯したわけですが、そんな珍しい土地に座する大グミ。

しかしながら、どうして公園の様になっているのか？！と不思議に思ったのが第一印象。

現地の解説によると、もともとここは個人所有の林の中に位置していたとのこと。
広い敷地をお持ちなものだ・・・と思っていましたが、このグミの樹齢はおよそ500年と伝承されているそうですから、もともと林として所有されていた方は相当な資産家では！！（驚）

もしかすると、相続で土地を分割される折に寄贈され公園になったのか？！、、、、
そんな失礼な邪推を巡らせてしまうのですが、おかげで普通に立ち入ることができ、このように枝に触れることもできるのですから、有難いということです。

解説板には「現在も樹勢は旺盛です」、とある（表記は平成元年！）ものの、私が訪問したのはあいにく冬。
そのため残念ながら、葉の無い状態では「枯れた」印象が否めませんでした。

下横場の大グミ４

目的とするグミ以外の緑が目に付くこともあるかと思いますが、地上付近で分岐し水平に伸びた大枝からさらに、細い枝が伸びるハープツリー的なところも見せているもののやはり、かろうじて天に手を伸ばしているという印象でした。

その印象はもしかすると、これが大きいのかもしれません。

まるで、SF映画の魔法界に生きている樹木が、言葉を発しようとしている瞬間の「くちびる」さながらに口を開けた分岐幹。

傷がついた部分を巻き込んだのか、それとも・・・

生き抜いてきた500年の間には様々な事があったでしょうから、何らかの外的要因かと思いますが、よくぞこの状態で幹を維持していると感心してしまいます。

この分岐幹もグミの特徴。
巨樹というサイズではないものの、この種としては非常に珍しいサイズですから古木ですね。

昔は、木材市場にも若干はグミの材がでていたものですが、近ごろでは殆ど見かけません。
今回思い出したのを機に、倉庫を探してみなければなりません。
どこかに眠っているはずなんだけど・・・

意外と見かけることのない樹種、グミの巨樹。
若い枝が風格を出すためにあと100年？以上、元気に生きてほしいものです。

下横場の大グミ所在地

茨城県つくば市高野台3-6-1

交通量は多くないものの路上駐車です。邪魔にならないように。

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧　
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店から！
・同じく、、、　　　インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！
#幅広#無垢フローリング#無垢フローリングショールーム#無垢材#無垢テーブル#無垢カウンター#自然素材
#天然素材#一枚物#無塗装#大阪府材木店#茨木市材木店#戸田材木店#カスクオーク

タグ：: 巨樹; 巨木; 所在地; グミ; 茨城県

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月16日

黒にくるまれる安らぎ・・・～ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング、安らぎのクリニック表情編～

前回のクリニックの安らぎ感はつたわりましたでしょうか？！

広い空間にのびのびと施工された幅広150mmのつなぎ目V溝ブラックウォールナットは、非常に見ごたえがありました。
日中、夕刻、夜間と3度も撮影にお邪魔してしまいました。

そのおかげで、写真が下手な私でも様々な表情をカメラに収める事が出来ました。
今回は、その苦労の一部（笑）を使いまして、みなさんにブラックウォールナットの表情を改めてご紹介する、表情編！です。

セレクショングレードだけに、美しいものから特徴的なものまで様々ですので、検討の参考にしてくださいね。

・電球色の廊下から、昼白色の診察室を見る

電球色ではどちらかというと焦げ茶色から茶色が強く感じるものの、昼白色の部屋では反対に芯材の黒みと辺材の白みがはっきりとするように感じます。
色調は、色温度で非常に変化しやすいものです。

もちろん、日焼けでも！！

・節周辺での縮み模様

ぐにゅ！っと生きてきた証拠（笑）

・太陽光での色味の差　1

大開口の窓際。
ちょうどよいところにサンプルが・・・

左から、こげ茶、辺材と黒白の縞あり、赤茶色、紫がかった焦げ茶、と並ぶ。
このバラつきを、自然に並べるのがポイント。

・激しい黒縞模様と木目の揺れ、黒色の木目

土の成分か・・・
不思議な縞模様がはっきりとでることもあります。

・うっすらと水玉模様の杢

水滴を落とした水面の様です。
思わず触れてしまう・・・・

・水玉と縮みの競演！

こんな部屋の隅っこに！！
ブラックウォールナットで、このような玉模様は珍しい！
入っていればラッキー！

・えぐれているかのような木目のゆらぎ

うわ！！刃物が食い込んでいる！！と思ってしまう錯覚を起こすような、不思議な木目。

このように様々な表情があります。
もちろん、これ以外にも多くありますから単純な色目やカットサンプルでは現れない、無垢材の表情は施工後のお楽しみ、としてください。

因みに、今回のクリニックにはブラックウォールナットの守り神すら、降りてこられているのを発見してしまいました。
なんか、視線を感じるなぁ・・・（笑）と思っていたんですよね。

見えます？！
ブラックウォールナット神の顔(^^♪

もしや見えない？！
それならばすぐに、クリニックへどうぞ。
安らぐブラックウォールナットの空間で、先生が様々な心の課題に向き合って下さるはずです。
もちろん、ブラックウォールナットの神様もね！！

ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから

ブラックウォールナット無垢フローリングの施工写真は以下から！

・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗写真はこちらをご覧下さい。
・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗の4年後の姿はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング、古民家カフェの施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング・つなぎ目V溝フローリング、建築士さんのおうち施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング、安らぎのクリニックの施工写真はこちらから

＊ブラックウォールナット材の注意点

・無塗装品でも、木目や材の特徴を活かすため、最小限の色調整を施している場合があります。
・プルミエグレードでも軽微な節影や、特有の黒っぽい筋を含むものがあります。
・白太と赤身のばらつきのある樹種です。無垢の趣ととらえてください。
・ブラックウォールナットの白太も、キクイムシ類の食害をうけることがありますので、グレードご検討の際には、ご注意をくださいませ。
・無垢の木材として、日射の影響で退色変化が必ず起こります。特に西日のきついところや、一日の日照時間が長い場所などには早い時期に現れることがありますので、製品初期の色合いより変化しますことを了承ください。
これも、木材の特徴の一つです。

（両写真とも、右側が新材、左側が日焼け材です。どちらの材も日々表情が変わります。）

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧　
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店から！
・同じく、、、　　　インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！

タグ：: ブラックウォールナット; 無塗装; 無垢フローリング; 無垢フローリング選び; 幅広; オイル塗装

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月13日

黒にくるまれる安らぎ・・・～ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング、安らぎのクリニック施工編～

くるまる、という言葉は標準語なんだろうか。

つつまれる、といえば伝わりやすいかと思いますが、一番分かりやすいのは「布団にくるまる」とかいう用法ですね。
布団の時点で既に気持ちいいのに、くるまるっていうのはめちゃくちゃ心地いいです(^^♪

今回はまさに、その「くるまる」というイメージがぴったりな場所となった、ブラックウォールナット無垢フローリングの施工をご紹介します。

場所は大阪府茨木市。
弊社からも徒歩圏内という好立地（笑）の新築ビルのワンフロア―に、新しく開業されるクリニック。
その大切な床に、弊社のブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングのセレクショングレードを使っていただきました。

弊社のホームページなどをご覧いただき、しかも開業場所が近かったこともあり、工事予定がほぼ決定している状況でのショールームご来店でしたが、非常にスムーズにお話が進み気に入っていただいたブラックウォールナットに決定しました。

実際にショールームにて、一枚物のプルミエグレード、セレクショングレードとともにロシアンバーチやノルデストウォールナットでおなじみの、つなぎ目V溝フローリングも並べてみて頂いた上で、敢えてリズミカルな濃淡と木目が現れるつなぎ目V溝フローリングでの施工となったのです。

現地は、北向きに大きなガラス窓が一面に設けられ、非常に眺めの良い場所。
晴れていれば、茨木市の山々の緑をゆっくりと眺めることのできる眺望の良い場所なので、直射ではないものの散乱光がしっかりと入ってくるので、写真が明るめに映って見えることはご容赦下さいね。

実は、この眺望もクリニックの大きなポイントの一つで、そこから眺めることのできる「ある建物」の落ち着いた雰囲気と、クリニックでゆっくり落ち着いてほしいというお考えから、場所と木材を選んでいただいての施工になっていますので、眺望望める窓際とこのフローリングは「クリニックの要」とまで言っていただき、うれしい限り。

使っていただいたセレクショングレードは、「小節、軽微な白太、自然な色違いや自然な木目違い」を含むグレードです。
トップグレードのプルミエグレードはほぼ芯材（赤身）のみで、節も殆どなく木目の通っていることを考えると、自然のバラつき感や木材には必ず存在する辺材部分（白太）を適度に含むため、フローリングそのものを凝視しなくても、一目見た瞬間に「あぁ、無垢材だ！」と実感する存在感を持っています。

もちろん、プルミエグレードの芯材のみのド迫力も魅力的です。
ナチュラルグレードの節の存在感も樹木の姿を想起させる、特徴的なものです。
その中で、このセレクショングレードはもっとも大人しい魅力というか、強く訴えかけずにさりげない品があると思います。

それは時に、見事な木目だったり美しい杢だったり。

若しくは、ブラックウォールナットにしては少し荒っぽくさえ映るような、地際に踏ん張るエネルギーを感じるような縮んだ木目だったりするのです。

今までのつなぎ目V溝フローリングでお伝えしていますが、長さをつないでいるUNI（たて継）品は時に多くのピースをつないでいるものを見かけます。
1820mmを構成するのに5枚、また多いものでは7枚をつないでいるものなども目にします。

それに比してつなぎ目V溝フローリングのラインナップは、プルミエグレードからネイキッドグレードまで、グレードの差はあれども全てにおいて「ほぼ2～3ピースまで」のつなぎ数なので、木目がしっかりと目視できることが大きな特徴であり、そのことがもたらす視覚的効果で、離れた場所からも十分に無垢の質感を視認できることがポイントです。

もちろん、その木目を感じる幅寸法も150mm！という幅広！！なことも影響していることは必至。

ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 5

ブラックウォールナットの魅力は、フローリング選びをされている方や木工のかた、若しくは無垢材について知り始めた方にとっては周知する必要のないほどに有名だと推察しますし、この特有の色目は、なかなか他の樹種では替え難いもの。

殆どの場合は、ブラックウォールナットにしたいものの予算を考えると・・・ということで、異なる樹種にウォールナット色塗装をする場合や、他の色の濃い樹種になる事ばかり。
しかしどちらにしても、この生まれついての色調は他の追随を許さない唯一のもの。

ブラックウォールナットは、立木においては周囲の競争相手を寄せ付けない、生存競争での生き抜く力を持っています。
木材になってもその存在感は圧倒的です。

しかし、人の視覚や足触りにおける触覚的な印象は、とても優しく温かみを感じます。

時に、部屋の印象が暗くなってしまうのでは・・・と懸念される場合もありますが、その心配はほぼ無し。
壁や天井の印象によるところも多いと思いますが、床がシックであると空間に落ち着きが生まれますし、どこか安定感を感じるのでゆっくりゆったりとしたイメージを持つように感じます。

乗用車の色に迷ったとき、黒は引き締まり白は膨張して大きく見える、なんて言っていましたが（みんな知ってるかなぁ・・・昔の話(^^♪）、ブラックウォールナットの空間には引き締まり感があるように思います。

他の樹種では明るくなりすぎる、少しトーンを落としたいまったりとした空間には、この色調は欠かせません。

書斎や仕事部屋、もしくは大人の時間を過ごす部屋には、自然の作り出したこの色合いが必要だとさえ思えます。

今回ブラックウォールナットを選んでいただいたクリニックは、「こころのクリニック」。
つまりは、人の五感に作用する安らぎや心地よさ、そして抽象的でありながらもどこか落ち着く、そんな空間が必要とされていた場所。
おそらく、茨木市では非常に希少なクリニックではないかと拝察します。

この場所なら自分を解放できる。
ここなら、こころを開くことができる。
この場所だからこそ、本当の自分と向き合える。

無垢のブラックウォールナットのもつ落ち着いた空気感が与える印象。
そこに加わる先生の加療は、これ以上ない力になることと思います。

雄大な茨木市の山の景色を眺める贅沢を味わえる、大きなガラス窓の傍にも「黒」があしらわれています。
無垢一枚物の、ブラックウォールナットのカウンターです！！！
ビルなので2枚のつなぎ合わせとしていますが、実に長さ5m超え！！
施工の都合で若干短くなっていますが、入口のクリニックの表示がなければ、エレベーターを降りた瞬間に「良いカフェあるやん！！！」と思ってしまうに違いないような、そんな一面を持っているクリニック。

お施主様である先生にも、「これは、昼間に少人数限定の、落ち着くカフェをするのも一案では？！」と言ってしまうほど、素晴らしい空間を作り上げられていました。

ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 9

今回は、お施主様のご厚意により開業までの短い期間で数度、昼と夜の撮影をさせて頂きました。
お忙しい時間に、一度の撮影で2～3時間以上居座る私を寛大に受け入れてくださりありがとうございます。

その表情を知っているつもりの私でも、この明るくも落ち着く空間が、時間の移ろいで少しづつ且つ大胆に、その色合いと木目の表情を変えていく様を見ていると、今撮影したこの一枚が、少し目を離した瞬間に違う表情になっているのをカメラのファインダーに納め続けたくなる一心で、いつまでもここに居たくなる。

クリニックにいらっしゃる方にとっては、なぜだかわからないけども落ち着く、という空間になっているのではないかと確認するのはそこなのです。

今回、無垢材の事も理解いただき、施工にも細かな注意を払っていただいた施工担当のK匠様、綺麗な仕事をありがとうございました。
そして、いつもお褒めの一言を頂くM井様、弊社を見つけて頂きありがとうございました。

ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 25

黒のくるまれる空間で、夜の帳を眺める。
その視線の外にぼんやりと浮かび上がる寺院の荘厳な瓦屋根。

月明かりに黒光りする瓦の黒、そして深まる夜の黒、その中に優しく広がるブラックウォールナットの天然の黒。
黒にくるまれる贅沢な空間が茨木市にあること。

こころのクリニックとして、唯一無二の場所になること間違いのないブラックウォールナットのクリニック、です。
（シリーズは次回の表情編に少しだけ続きます！）

ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 26

ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから

ブラックウォールナット無垢フローリングの施工写真は以下から！

・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗写真はこちらをご覧下さい。
・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗の4年後の姿はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング、古民家カフェの施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング・つなぎ目V溝フローリング、建築士さんのおうち施工写真はこちらから

＊ブラックウォールナット材の注意点

・無塗装品でも、木目や材の特徴を活かすため、最小限の色調整を施している場合があります。
・プルミエグレードでも軽微な節影や、特有の黒っぽい筋を含むものがあります。
・白太と赤身のばらつきのある樹種です。無垢の趣ととらえてください。
・ブラックウォールナットの白太も、キクイムシ類の食害をうけることがありますので、グレードご検討の際には、ご注意をくださいませ。
・無垢の木材として、日射の影響で退色変化が必ず起こります。特に西日のきついところや、一日の日照時間が長い場所などには早い時期に現れることがありますので、製品初期の色合いより変化しますことを了承ください。
これも、木材の特徴の一つです。

タグ：: ブラックウォールナット; 幅広; 無垢フローリング; 無垢フローリング選び; 無塗装; オイル塗装

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月10日

じゃあ、これは分かるか？！　霧雲杉　⑤

その名称からして美しい、というか軽くて白くて良質そうなイメージを感じさせる雲杉。
作中では「霧」という接頭語がつけられ（ていると邪推）、主人公が軽々と背負いながら戦う事が出来るように配慮されていると感じます。

ホワイトウッドの仲間なのかもしれない、ということで少しは「霧雲杉」という名称が身近になったのではないかと思いますが、雲杉を知ると同時に知ることになるケースの多い名称がまだいくつかあります。
拙記事は、アニメのファンサイトなどではないので作中の深い意図などを掘り下げることはできませんが、材木屋としての視点で樹種を掘り下げることはできますので、鬼滅ファンとしてみて頂いた方にももう少しだけ、雲杉つながりの木のお話にお付き合いいただきますよ。

雲杉を産する地域では、その他に「鉄杉」や「冷杉」と呼ばれる木があります。
産地を冠していながら表記の樹種とは異なる「米杉」や「チリ杉」、「ヒマラヤ杉」などとは異なり、「鉄」や「冷」という漢字からはどういう意味なのかを想像する事が出来ません。
鉄の様に硬いのか？！寒い地方からきているからか・・・

いや、最初にて「鉄杉」を見た時の印象でいえば、「え？！これ、ツガやん！！」でした。

そう、思った通り。
雲杉はスプルース（トウヒ）の系統だというお話をしましたが、鉄杉というのはツガ系統に属する樹木（の中国名称）、そして冷杉というのは、モミ系統に属する樹種（の中国名称）だとされているからです。

名称に漢字をあてるということは、それなりの意味があることと想像するのですが、日本の漢字が意味するものと中国の漢字の意味するものは必ずしも同じではないので、想像の域をでませんが、木材として考えた時の鉄杉は確かにツガ特有の晩材（年輪の色の濃い部分）の持つ硬さや、単純な木材としての重量を感じるので、「白い木材＝軽い」というイメージにそぐわずに、鉄ほどの硬さと重さという意味で用いられているのでは・・・と邪推したくなります。

木材は概して、色が濃い方が重量が重く硬質になる傾向が強いもの。
そう考えると、鉄という時の持つイメージを強調させたくなるほどの重さだということなのだと思います。

冷杉に関しても、やはり寒冷地という産地の情報だと考えるのが正当ではないでしょうか・・・
まぁ、真実でなくてもこうやっていろいろと考察する楽しみがあるのが木材であり天然の樹木を知る楽しみ。

しばしば、白色系の樹種の総称として用いられてきた雲杉。
私の中では、モミ系統の冷杉がもっとも「軽くて柔らかくて白くて」というイメージに合うので、モミ系統を雲杉にしてほしかったと思ってしまいますが、民族性や地域性もありますし、日本の様に広葉樹も多くの樹種を産することができる地域だからこそ、事細かく考えてしまうというか想像する楽しみも深いのかもしれません。

因みに、日本のモミを中国名称で表記すると「日本冷杉」。
そんなに寒くないけどなぁ・・・とつい思ってしまいますが、これが名称の面白いところで名づけられた地域性を反映しているところだと思います。

しかしこの冷杉という言葉、シベリアモミ（新疆冷杉）やロシア系材を木材業界でいうところの「北洋材」と称される「エゾマツ・トドマツ」（日本のものではない）の中のトドマツ系統を奥冷杉と呼ぶ場合もあるということなので、やはり記事の当初に記載の様に、針葉樹の中で白くてきれいな木材が安定して取れる樹種、という大きな範囲の中に地域によっての差はあるものの中国名をあてはめたものが、雲杉であり鉄杉であり冷杉なのだということかもしれません。

どうしても、細分化し「あれとこれの違いは・・・」と考えてしまうのは、こだわりすぎて陥る木材沼・・・
自然のものであるうえ、国が違えば考え方も違い、樹木自体もその土地の気候風土に合わせて変化していくので、日本人の、ましてや無学な材木屋の分類には完全に属さないのは当然のこと。

柔らかく考えよ！とうことなのでしょうね。

霧雲杉も、実在するのかどうかが重要なのではなく、主人公が軽々と剣技を繰り出せるほどに軽量なうえ丈夫である、日本の固有種として優秀な樹木の杉、というイメージだったのかもしれません。
おっと、また邪推の世界が広がるところでした（汗）。

ファンの皆さんよりも数年遅くにアニメからはまりだした、流行に疎い材木屋の考察する霧雲杉はいかがでしたか。
アツいファンの目線とは異なる木の世界から見た鬼滅の世界。
楽しんでいただけたでしょうか・・・

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧　
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店から！
・同じく、、、　　　インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！

タグ：: ベイツガ; 米栂; 栂; ツガ; モミ; ホワイトウッド; トウヒ; 唐桧; 雲杉; スプルース

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月07日

じゃあ、これは分かるか？！　霧雲杉　④

雲杉が木材として流通してきた記憶に関してお話ししてきましたが、その雲杉は日本名でいうと何になるのか？！そのお話がまだでした。
杉じゃないのに杉の名称のついている、見た目ベイツガな樹種。

この連載の最初に、白くてきれいな木材が安定して取れる樹種として数種挙げたうちの一つ、「トウヒ」にその答えがありました。
このトウヒについては、それだけで一つのコラムが出来る樹種ですので、今回の雲杉の中では触れませんがそのトウヒが雲杉の正体であったということは、正直驚きでした。

マツ科の樹種であるトウヒ。
英名を spuruce スプルースと言います。

主に北米産のシトカスプルースは、一時期はアラスカ桧という名称で雑貨店でもまな板として販売されていたこともありました。
産地によって色目にバラつきがあり、桃色の芯材を持つものから白くベイツガ・ベイモミのような印象の物までさまざまですが、そのうちヨーロッパ産の物の中でドイツトウヒ系が近年、スプルースとして多く流通しています。
皆さんも、ホームセンターでも巷の住宅建築現場でもよく目にするあれです。
あの樹種が、スプルースなのです。

そうです、あの白くて美しい建築用材であるホワイトウッドです。
柱から筋違、ものによっては梁や桁などまで（集成材として）使われています。
建築業者さんによっては、杉や桧の色合いが美しくないので白い木であるホワイトウッドしか使わないでくれ、という要望を出す会社もあるくらいに普及している樹種。

もう、日本の多くの住宅はこの木材が無ければ建築できません！
悲しいかな、現在のウッドショックの主役樹種。

昔から木材を扱っている大工さんにすれば、この木のどこがスプルースか？？！と思われるほど、スプルースに抱くイメージとは異なるものの、このホワイトウッドも多くあるスプルースのうちに一つ、というか大きな分類では仲間になるのです。
このスプルースこそ、中国名を雲杉と表記されていました。

実際、ホワイトウッドとはノットイコールというかニアリーイコールというか、というような関係ですが、広い意味での仲間になるということなのだから驚き。
全然違う樹種に見えてしまいますが、もともと雲杉自体、中国の南部からチベット地方に広がる白色系の樹種を指して用いられている樹種名で、学術的にどの種に属するかということを分類するとスプルース（トウヒ）になる、という感じです。

私自身が思い描くスプルースも、楽器や建築の中でも非常に緻密な柾目模様を呈している姿。
一般建築の下地材で、集成柱であるEW(エンジニアリングウッド)という姿になっている白い木材ではありません。
しかし、樹種名の表記にはしっかりとスプルース。

「鬼滅」にて、大切な妹を背負っている箱がよもやスプルースだったとは・・・
ねずこも、ホワイトウッドの箱の中で休んでいるのか・・・と思うと何だか稀少性が薄くなる（有用な樹種なんだけど）ような気がしますが先に挙げたように、スプルース自体かなり広い地域の多くの樹木を指す言葉ですので、地域によって違いがあり、トウヒという樹木の仲間をスプルースと表記している場面が多い様に思いますから、きっと「例の箱」は、私が思い描くスプルースのイメージそのままの、木目の通った白く軽く美しいスプルース（トウヒ）だったに違いありません・・・・

ねずこのはこ

タグ：: ホワイトウッド; 栂; 米栂; ツガ; ベイツガ; スプルース; トウヒ; 唐桧; 雲杉

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月05日

じゃあ、これは分かるか？！　霧雲杉　③

ベイツガ・ベイモミの、「白くて節が無くて柾目板」という特徴をそのままに、新たに現れた（当時）樹種「雲杉」。
雲の様に白いと例えた商業名称なんだろう？！と思ったりしましたが、そうではなく正式な？！名称だったのです。

雲杉が前者と同じような用途で市場に出てきたのは、デビュー当時は価格的にもお手頃でしたし何よりも、ベイツガ・ベイモミで唯一、使い手に不評だった点がそれには無かったからだと思われます。
不評だった点、それは「入り皮・カスリ」と言われている黒い筋状の模様です。

私にとっては全く欠点でも何でもないし、ブラックチェリーでは特徴的とまで言われるような紋様ですが、木が白いからなのかそれとも全く木目の存在を感じないほどにあっさりとした木に、ぽつぽつとでることが「汚い」からなのか、ベイツガ・ベイモミ材の欠点とされてきました。
しかし、雲杉はこの紋様が殆どなく白くきれいな木という特徴を存分に発揮し、お客様にも「黒い模様が気になる」と言われる工務店さんも減ったことと思います。

これが意外と重要なポイントで、一時期は枠材から雑巾摺（ぞうきんずり）まで、様々な用途で見かけるようになった雲杉。
雑巾摺という、押し入れなどのなかで殆ど見えなくなってしまう小さな部材では、多少の色違いや変色、黒条も許容していて欠点とされる部分も余すところなく使える部材であったはずなのですが、そんな部分も雲杉だときれいだから、と弊社がずっと製作してきたベイツガ材の雑巾摺の人気がなくなった時期もあったなぁ・・・

長年使われてきたベイツガ・ベイモミの需要に変わるように急速に普及していった雲杉。
しかし、急速に見かけなくなりました。
理由は定かではありませんが、安定供給できる体制が整っていなかったのではないかとも思います。
記事の当初で、「安定して供給できる素材」ということで名前を挙げたベイツガ・ベイモミ。
「入り皮・カスリ」という弱点を持たなかったものの、増えすぎた需要にこたえる事が出来なかったのか。もちろん、そんなに多くの需要が一度に集中するとおもっていなかったのかもしれません。

弊社では殆ど雲杉の扱いはなく、ずっと同じベイツガ・ベイモミを供給していたものの、雲杉が入手できないか？！というお尋ねは一時絶えずありました。
本当に需要にマッチした優秀な木材であったんでしょうね。

雲の様に白く曇りのない素材も、いつの間にか霧の様に市場から姿を消していきました・・・

タグ：: 栂; 米栂; ベイツガ; ホワイトウッド; スプルース; ツガ; トウヒ; 唐桧; 雲杉

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

2021年05月02日

じゃあ、これは分かるか？！　霧雲杉　②

では、その「雲杉」なる杉ではない樹種はいったい何者なのか？！
「くもすぎ/ウンサン」と発するその樹木、実はとてもややこしい分類に属します。
未だに、弊社の記事において閲覧いただくことの多い記事である「ホワイトウッド/スプルース」とも関係するため、順を追って考えていきましょう！

針葉樹の中で、白くてきれいな木材が「安定してとれる樹種」がいくつかあります。
１、ツガ
２、モミ
３、エゾマツ/トドマツ
４、トウヒ
の大きく分けて4種類。

モミ・ツガは、同じような場所に混生し木材としても似ている「白っぽい樹種」であるため、性質は異なっているにもかかわらず、木材市場（しじょう）でもあえて詳細に分けることなく扱われたりしているものです。
特に、近年の無垢材の家や木の家と言われる住宅（マンションリノベーション含む）で利用される枠材の多くは、ベイツガと称される海外の「モミ・ツガ」類であったりします。

その理由は、均質かつ節のない白い木材が安定して入手する事が出来ること、そして材木屋の視点としていえば何よりも、反りや曲がりの出てほしくない枠材として利用において、寸法が安定する「柾目」という木目で供給できる数少ない樹種であるから、という理由が大きなポイントです。

柾目をうみだすには、それなりに大きな径級の原木が必要です。柾目は、丸太の半径よりもさらに細い幅しか取れないのだから当然のこと。
その要望に応える事が出来るのが「ベイツガ・ベイモミ」なのです。
建築材において、長年にわたり「緻密な年輪を有し、伸縮の少ない柾目が”リーズナブルに！”とれる」という木材は、ベイツガ・ベイモミ位ではなかろうか、と思います。

ベイツガ・ベイモミといえば、私が木材のことを学びたい！と思ったきっかけになった樹種のうちの一つ。起爆剤となった樹種のうちの一つですが、30年ほど前から既に建築の中では一般的で表面に出る仕上げ材として、ヒノキの代わりに使われることが多くなっていました。

いつからかそのベイツガ・ベイモミとよく似ていながら、杉を冠して頻繁に目にするようになったのが「雲杉」でした。
木材の世界では、用途が似ていたり色目が似ていたり、もしくは性質が似ている物には元の樹種の名称の前に、産地や色目などの形容詞の様なものを合わせた名称をつけられて販売されるケースが沢山あります。カバザクラをおつたえしましたがあの「ベイマツ」もそうですしね。

似た樹種が市場に出る理由の多くは、元の樹種が入手しづらくなってきたときや価格が高騰しているとき。若しくは、似た樹種の方が用途に適しているときなど・・・
雲杉のデビューはおそらく、その最後の理由によるものだと推察します。

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧　
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店から！
・同じく、、、　　　インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！

タグ：: ホワイトウッド; スプルース; 栂; 米栂; ベイトガ; ベイツガ; トウヒ; 唐桧; 雲杉

muku_mokuzai at 13:30│コメント(0)

木ぃクン