皆さん気になる問い合わせ
かたまる時にはかたまるもの、、、他のお仕事もそうなのか?!仕事量にせよ仕事内容にせよ、一時にかたまることや、同じ様な案件がかたまって問い合わせのある場合は、幾度となくあるので、本当に何か波があるのではないかと見えない力を疑いたくなります。
あ、妖怪のせいなのね・・・・としたくなる気持ちも・・・
(因みに話題の妖怪ウォッチも昨年末位まで知らなかった。今は結構好きですが・・・)
そう、そのかたまるものですが、この前に実験結果を公開した「無垢の木材(フローリング)は汚れる」ということの他に良く聞くのが傷がつく、ということですが、今回はそれとは違い傷という言葉と一緒に気にされるケースが多い節についての事がかたまっています。
何故かというと、傷がつきやすいフローリング=針葉樹フローリング=節がある商品が多い=節が引っかかる・死節(しにぶし)や抜け節、といったことが一緒に気にされるようになるのです。
針葉樹フローリングとはスギやヒノキ、マツなどのフローリングのことですが、これらは生育の関係上、広葉樹フローリングよりも一般的に節と言われる枝の跡が多く残ります。
もちろん、節の無い「無節(むふし。ムジといったりします。)」のものもありますが、近年では無節の美しさというより、節のある自然な感じが好まれるケースが多いので、先の様な事が気になってくるわけです。
その中で、昔の人はまぁ直感的というかなんというか、死節というあまり聞こえのよくない名前の節がついてまわるわけですが、簡単に言うと節が木材の周りの組織から離れてしまっている物のこと。
そして死に節が板や角材の厚みを貫通していると、その部分の節がすっぽ抜けてしまって抜け節になります。。
ですから、板に死節があると穴になっていたり、大きいものでは貫通して抜け節になるわけ。
その部分がそのままではフローリングとしての役目を果たしませんから、パテなどで補修をしてその穴を埋めて出荷するわけです。
で、そこに違いがある為に死節や抜け節が気になるのではなかろうかと思うのです。
特に安眠効果やリラックス効果などで人気が高いスギのフローリングにも多くの補修が見られますが、その補修一つでも差があるものです。
死節や補修が気になるお客様に弊社が提案している杉のフローリングは、埋め節無垢フローリングです。
死節や抜け節部分にパテを用いることなく、一つ一つ手作業で「節をつかって」埋め木していきます。(軽微な死節はそのままの場合もあり)
そう、抜けてしまった部分に他の節を入れて穴をふさぐというわけです。
樹脂のパテではなく、木の枝である節を新たに入れていきます。
そうすることで風合いを保たれ、赤身の綺麗なスギのフローリングに茶色のパテが気になるというお客様に支持されています。
もちろん、広葉樹フローリングや埋め木がそぐわないなどの場合はパテにて対応している場合がありますが、もっとも死節や抜け節として気になるフローリングはスギですが、古希杉浮造り無垢フローリングとともにきっちりと綺麗な埋め木補修がされていますから、迷ったらぜひ検討材料の候補に挙げてみてくださいね。
・杉埋め節幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp