柳の上で・・・
毎度、子どもさん用の机や椅子の製作用材を購入くださるお客様が、今回も尋ねてくださいました。
木材での製作は本業ではない方ですが、毎度様々な樹種を使って下さいますし、木を無駄にしない様な使い方と寸法を考えていらっしゃるので、お渡しする私の方も、嬉しくなるのです。
今回はヤナギの耳付き板(丸太の形を残した板)を選んでいただいたのですが、はっきりいって、おとなしすぎるくらい主張の少ない木目がどんな形に仕上がるのか楽しみです。
とはいえ、節の部分などは綺麗に光ってくれそうな木理になっていますぞよ。
ヤナギといえば、バカ○ンの歌に出てくるネコヤナギか、時代劇などにでてくるしだれ柳が思い浮かぶでしょうか。
私はしだれの涼しげで、優しい雰囲気がとても好きですが怪談話とセットで用いられることがあるので、普通はそちらのイメージが強いかもしれませんね。少し可哀想なイメージですが、それも勝手に人間がイメージしたもの。
ヤナギは生命力が強いとされています。
ヤナギの木の下で・・・ならぬ、ヤナギの板をとりいれられれば、どんどん力が漲って、元気にすくすくと育つお子様の健康に寄与してくれればと思っています。
また、凝った細工をされるかたですので、何かに使えるであろうとプレゼントを・・・
神代欅の角材です。
かなりの暴れん坊なので、小さくして使わないと驚く事になりますので、その暴れっぷりを説明した後に楔や割れ止め部材などにワンポイントとして使っていただければ、とお渡ししました。
他の製作においても、色合いのコントラストを楽しんでいただければと思います。
いつもながら購入頂きありがとうございます。
こんな木想いのお客様がどんどん増えて行くように、出会いの機会を増やしていきたいと思います。