ウッドデッキのクリーニング&リフレッシュ 其の壱 ご紹介編
健康志向であったり、環境的な面であったり、実用面であったり、はたまた視覚的に安らげるような印象を与えてくれることから普及が進むウッドデッキ。
日本人は古くから屋外にも木材を使用してきましたが、一昔前まではメンテナンスフリーであることをうたい文句にした住宅が飛躍的に普及したため、ウッドデッキは「木だから反る、変色する、腐ってすぐダメになる。」といって敬遠され、住宅の庭には、木に似せた「合成木材」と呼ばれるようなプラスチックのような木の柄をしたものが好んで使用されていました。
ですが近年、寸法安定性の高い木材の採用や、高耐久性木材の普及から、木製のデッキが徐々に人気を取り戻しつつあります。
リビングからつながるデッキのある風景はとても落ち着きがあり、視覚的にも木の持つあたたかみから広々とした心持ちになれる、そんな気がします。
ですが先述したように、木製のデッキは「反る」、「変色する」、「腐る」という天然材ならではの避けられない点がいくつか存在します。
これは弊社のブログで何度も申し上げていることですが、「木は生き物」ですから、無垢の木材を使用する上では必ず起こりうることです。
そのうち、反るという問題は特殊な乾燥方法を用いた木材の登場や、比較的寸法安定性の高い木材を使用すれば軽微に抑えることが可能ですし、腐るというのも、水湿に対する耐久性の高い木材を採用することや、浸透性塗料オスモカラーなどを塗布することによってデッキに水分を残りにくくすることで解決することが出来ます。
ところが、こと「変色する」ということに関しては、無塗装では当然すぐに材の表面が灰色に変わってきますし、たとえ塗装を施しても永久的に保護できるものではありません。
本当は少しずつ灰色化していくこの変色の具合を楽しむのも、住まい手である方の特権であり、家とともに過ごしていく時間の証であるとおもうのですが、美しい木の風合いを残していきたいのも事実です。
そういった要望のなかで、無塗装のまま変色してしまったものや、浸透性塗料での保護力が低下しているものを、クリーニングし、リフレッシュさせられるのです。
それも水と極少量の酸の力で・・・
その成分は本当に水と‘公害性のない’酸だけなのです。
さぁ〜て、次回の記事ではそのクリーニング方法を公開いたしますよ。
請うご期待です。