神代木 新入荷
天板用あり、また細工用ありと多彩です。
木材は当然全て自然の産物ですから(一部の集成材を除いては)、条件としては同じなのですが、神代はやはり経てきた年月と、その風合い、朽ちてしまうことなく神代木となった偶然・・・それらがどうしても心を惹きつけます。
ここで神代木についておさらいしましょう。
「神代朴木製名刺ケース」や「神代桧木製名刺ケース」のところでも紹介しましたが、それも踏まえてお話しましょう。
『神代・・・・』とても魅力的なフレーズだと思います。
神様の時代の・・・というくらいに永い永い年月を経て、今の時代に眠りから覚めて我々の前にある。
そんな木材です。
1000年、1500年・・・あるいはそれよりもっと前に生きていた木が、火山活動や河川の氾濫で、土中や水中に沈み、空気が遮断され、土中や水中の化学物質により変色し、化石となることなく姿を現す。
その材は何とも雅な緑茶色〜濃灰黒色を発します。
色合いで大きく分けて薄い色合いの茶神代と、黒い色合いの黒神代の二つに分けられます。
掘り出された丸太を製材すると、今まで断たれていた空気に触れ、みるみるうちに上述した色合いに変色する様は生命の神秘というのでしょうか。素晴らしいものです。
神代となって見られる樹種としては、杉、桧、タモ、ニレ、ケヤキ、樟(くす)、カヤ、楢(なら)、桂(かつら)、栗などでしょうか・・・・
それぞれ色合いも違えば、神代になってもなお芳香を放つものもあります。
特に神代桧や神代樟、神代楢のあの香りは何ともいえないマニアにはたまらない?!香りがするんです。
そんな神代の中で今回の入荷は「神代楢」と「神代朴」、「神代杉」です。
楢の方は黒い色合いでとてもシックです。上述のようにしっかり楢の香りを残しているところがまたたまりません。木口面に輝く虎斑もたまりません。
杉のほうは年輪も細かくつんでいて、広い柾目が取れそうなのと、板目の部分も美しいです。
朴は節が含まれますが、滑らかな木肌が期待できそうです。
楢以外はもうひとつ乾燥が不十分なので、乾燥材としては販売できる状態ではありませんが、少し寝かせてからマニアが購入に来られるのを待つとしましょうか・・・・
未乾燥をご承知いただけるのであればお譲り致しますので、ご一報くださいませ。
神代木無垢一枚物板
・寸 法 :長さ1.1m〜1.8m×30cm〜65cm×厚み4.5cm〜12.5cm
・形 状 :無垢一枚板
・価 格 :未乾燥の為不掲載
但し神代楢のみ販売いたしますのでお問い合わせ下さい。
* (3月2日売り切れました。ありがとうございました。)
・運 賃 :別途 地域によりお問い合わせ下さい
・状 態 :半乾燥、仕上げ加工別途。
*ご検討前に、下記ご注意と弊社からのメッセージをご覧ください。
・ご 注 意 :
1、それそれに神代木としての傷や穴、目の割れが入ったものがあります。
貴重な材ですので、そのあたりも有効活用できるようにご検討下さい。
2、神代木は相当な年月、空気を遮断された状況におかれてきましたので、それが空気に触れて、動き出し曲がったり、ねじれたりする「くせ」を出すことがあります。
特に広葉樹の神代は顕著です。
ご検討前に材質と使い勝手を十分ご検討下さい。