2024年09月07日
加工の差は、見えない価格の差!
世の中にある、すべての商品に価格が設定されています。
購入の指標になる価格ですが、そこには様々な理由があることは日ごろあまり意識されていないように思います。
それは、無垢フローリングでも同じ。
原木の価格の差、製材賃、輸送費、乾燥方法の差、製品検品、養生、などなど。
様々な行程が、価格決定に影響があるわけですが、そのなかでもあまり関係ないと思われがちなのが、乾燥と加工かもしれません。
木材利用にとって、乾燥が非常に重要なのは当然なので、弊社ではそこにこだわった製品を紹介しているわけで、見えない違いは価格に反映されるということを、お伝えし続けてきました。
今回は、そのもう一方の加工です。

ヒノキの節有フローリングですが、殆ど節が見られない美しい材。
手入れされじっくりと育てられたのがよくわかります。
抜け節部分も丁寧に埋め木処理され、文句なし!
のはずなのですが、遠目では分からない部分が気になってしまいます。
表面仕上げの具合を確認しようとしたとき、それが目に付きました。
大きく拡大しないと分からないかもしれませんが、表面の状態に注目。

写真に写っている部分、毛羽立っているのがわかるでしょうか。
毛羽、というより木質部分が逆立っているような感じ。
いや、もったいない。
凄く良いヒノキなのに活かせていません。
加工で台無しです。
単にヒノキという樹種の指定であれば問題ありません。
しかし、無垢フローリングという用途に加工されているのですから、表面の仕上がり具合は非常に重要です。(もちろん、実加工もですが・・・)
お施主様は気が付かないかもしれない。
いや、これが無垢材、ヒノキであると思われるかもしれません。
でも、そうではないことが分かっている以上、指摘せずにはいられません。

いくら良質な木材も、とりあえず削っておけばいいのだろう、機械に通せば完成というのではなく、その仕上がりをチェックし不具合を確認するのが検品。
今回は、加工後のチェックがされていないことと、そもそもの加工の基準が甘い様な印象を受けました。
樹木から木材となったものを活かすのが、材木屋と大工さん。
その手前の木材とするところで、一歩踏み込めないと活かしきる事ができません。
全てを完璧には出来ません。
しかし、今回のケースもこの粗い面にならない方法もあったはず。
それを見過ごして出荷されるところに、加工場の限界を感じました。
この「加工と検品とグレーディングの差」がどれくらいの手間で価格に反映せねばならないことかを、本当は分かっていただきたいのですが、選択による優先順位は必ずしも高くないうえに、安いならばこれくらいはOK、というお客様だけにしかお届けできなくなる。
いや、そもそも不特定のお客様へとどけるものは、それでは困る。
ということで、弊社の大和ヒノキ無垢フローリング(そういえばまだブログ紹介していません・・・)と高樹齢杉シリーズ(百年杉柾、古希杉、埋め節、純白)、そして石山赤松は全て刃物仕上げにより美しく仕上げられていますので、一般的な普及品とは異なります。
安いものは心配、と少しでも感じるところがあるならば、一度ショールームにお越しください。
その違いを、体験して頂ける準備をしてお待ちしております!
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・無垢材と樹木が大好きな材木屋が配信する、きのむしラジオ | Podcast on Spotify
https://open.spotify.com/show/6HBMrFR3UFHaNLNfgdFE8l?si=ff6525ab5d0f464a
購入の指標になる価格ですが、そこには様々な理由があることは日ごろあまり意識されていないように思います。
それは、無垢フローリングでも同じ。
原木の価格の差、製材賃、輸送費、乾燥方法の差、製品検品、養生、などなど。
様々な行程が、価格決定に影響があるわけですが、そのなかでもあまり関係ないと思われがちなのが、乾燥と加工かもしれません。
木材利用にとって、乾燥が非常に重要なのは当然なので、弊社ではそこにこだわった製品を紹介しているわけで、見えない違いは価格に反映されるということを、お伝えし続けてきました。
今回は、そのもう一方の加工です。

ヒノキの節有フローリングですが、殆ど節が見られない美しい材。
手入れされじっくりと育てられたのがよくわかります。
抜け節部分も丁寧に埋め木処理され、文句なし!
のはずなのですが、遠目では分からない部分が気になってしまいます。
表面仕上げの具合を確認しようとしたとき、それが目に付きました。
大きく拡大しないと分からないかもしれませんが、表面の状態に注目。

写真に写っている部分、毛羽立っているのがわかるでしょうか。
毛羽、というより木質部分が逆立っているような感じ。
いや、もったいない。
凄く良いヒノキなのに活かせていません。
加工で台無しです。
単にヒノキという樹種の指定であれば問題ありません。
しかし、無垢フローリングという用途に加工されているのですから、表面の仕上がり具合は非常に重要です。(もちろん、実加工もですが・・・)
お施主様は気が付かないかもしれない。
いや、これが無垢材、ヒノキであると思われるかもしれません。
でも、そうではないことが分かっている以上、指摘せずにはいられません。

いくら良質な木材も、とりあえず削っておけばいいのだろう、機械に通せば完成というのではなく、その仕上がりをチェックし不具合を確認するのが検品。
今回は、加工後のチェックがされていないことと、そもそもの加工の基準が甘い様な印象を受けました。
樹木から木材となったものを活かすのが、材木屋と大工さん。
その手前の木材とするところで、一歩踏み込めないと活かしきる事ができません。
全てを完璧には出来ません。
しかし、今回のケースもこの粗い面にならない方法もあったはず。
それを見過ごして出荷されるところに、加工場の限界を感じました。
この「加工と検品とグレーディングの差」がどれくらいの手間で価格に反映せねばならないことかを、本当は分かっていただきたいのですが、選択による優先順位は必ずしも高くないうえに、安いならばこれくらいはOK、というお客様だけにしかお届けできなくなる。
いや、そもそも不特定のお客様へとどけるものは、それでは困る。
ということで、弊社の大和ヒノキ無垢フローリング(そういえばまだブログ紹介していません・・・)と高樹齢杉シリーズ(百年杉柾、古希杉、埋め節、純白)、そして石山赤松は全て刃物仕上げにより美しく仕上げられていますので、一般的な普及品とは異なります。
安いものは心配、と少しでも感じるところがあるならば、一度ショールームにお越しください。
その違いを、体験して頂ける準備をしてお待ちしております!
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・無垢材と樹木が大好きな材木屋が配信する、きのむしラジオ | Podcast on Spotify
https://open.spotify.com/show/6HBMrFR3UFHaNLNfgdFE8l?si=ff6525ab5d0f464a