2024年08月20日
木造住宅は倒壊する、というイメージの植え付けか? 伝統木造で建てよう!
イメージというものは、人の思考に大きな影響を与える。そう思います。
視覚的イメージは、その中でも最も影響が大きいものだと思いますから、伝える事柄には慎重にならないといけないと考えていて、無垢フローリングのイメージ写真や施工イメージをお伝えするときは、本当に画像と言葉を選んでしまいます。
特に、今年も年初の能登の地震とつい先日の九州での地震と、木造住宅を脅かすと思われていることに関する視覚的イメージが目に付きました。

人間は視覚情報を脳で素早く処理できるために、余計にイメージがつきやすいのだと思うのですが、それには経験も含まれるはず。
上の写真、担当でも思いますね、そりゃ倒れるよね、と。
でも、建築はそう単純なものではありません。
絵のような建物もあると思いますが、絵の取りに倒壊するには条件がそろわないといけないはず。
しかし、そのような条件抜きにしても、この状態であれば倒壊すると考えてしまうイメージ。
ヒノキには白アリが寄り付かない、とかスギは健康にいい!と手放しで信じているようなもの?!かもしれません。
この場合もそうだと思います。

瓦の重さで建物が傾き、柱が引き抜かれたり折れたりする。
もっともらしい。
でも、担当はそれにも条件があると思うのです。
柱が抜ける?!
そりゃ、大きな縦揺れにおいて現在のような短ホゾ(意外と重要!)であれば抜けるでしょう。
横揺れでも、踏ん張る筋違があてられている部分であれば、筋違のエネルギーにより突き抜けるか反対に、引き抜けるかもしれません。
それらは力の流れです。
また、双方の写真がそうですが、いかにも古い木造住宅で瓦葺き屋根の住宅が倒壊する、というイメージですが、本物の伝統工法の家はそうではないですし、なにより瓦は落ちることはあってもその重さで家を潰すものではないはずだからです。
ややこしいですが、伝統工法に形や見た目だけを似せた在来工法では、記載のようなことが起るかも知れませんが、本当の伝統工法やそれを駆使する大工さんの建てる家では、そうはならないだろうということです。

伝統木造と在来木造とでは同じ木造でも、建て方が全く違います。
それを誰も言わない、いや言ってはいますが大きな声にならない。
伝統工法と在来工法の違いすら、大事な施主様にも伝わっていない。
中には、本当に勉強されて伝統工法にたどり着く施主様もいらっしゃいますが、ほんの一握りも無いでしょう。
だから、弊社は山から木材をつなぐことに大工さんと関わり、そしてお客様も巻き込んで素材と伝統的な技法と考え方をつなぎたいのです。
見た目だけではない、本物の木造住宅を。
それには時間がかかります。費用もある程度はかかります。
しかし、写真のようなことの為に耐震対策(対策は、不備があるからするもの!)をとるよりも、最初から安心できる大工さんと安心できる素材を選べるようにしておきたい。
そう思っています。
説明が少ないところは、ぜひショールームでお話ししましょう。
そして、伝統を知る大工さんと一緒に建築のお話をしませんか?
こんな木の使い方ができるだいくさんと。
そこから始めても遅くないと思います。

土地を転がして利益を得るための建築ではなく、本当に自分の為に考える建築。
写真のような記事を見るたびに思うもどかしさ。
これも伝える事の大切さだと思い、記事にしておこうと思います。
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・無垢材と樹木が大好きな材木屋が配信する、きのむしラジオ | Podcast on Spotify
https://open.spotify.com/show/6HBMrFR3UFHaNLNfgdFE8l?si=ff6525ab5d0f464a
視覚的イメージは、その中でも最も影響が大きいものだと思いますから、伝える事柄には慎重にならないといけないと考えていて、無垢フローリングのイメージ写真や施工イメージをお伝えするときは、本当に画像と言葉を選んでしまいます。
特に、今年も年初の能登の地震とつい先日の九州での地震と、木造住宅を脅かすと思われていることに関する視覚的イメージが目に付きました。

人間は視覚情報を脳で素早く処理できるために、余計にイメージがつきやすいのだと思うのですが、それには経験も含まれるはず。
上の写真、担当でも思いますね、そりゃ倒れるよね、と。
でも、建築はそう単純なものではありません。
絵のような建物もあると思いますが、絵の取りに倒壊するには条件がそろわないといけないはず。
しかし、そのような条件抜きにしても、この状態であれば倒壊すると考えてしまうイメージ。
ヒノキには白アリが寄り付かない、とかスギは健康にいい!と手放しで信じているようなもの?!かもしれません。
この場合もそうだと思います。

瓦の重さで建物が傾き、柱が引き抜かれたり折れたりする。
もっともらしい。
でも、担当はそれにも条件があると思うのです。
柱が抜ける?!
そりゃ、大きな縦揺れにおいて現在のような短ホゾ(意外と重要!)であれば抜けるでしょう。
横揺れでも、踏ん張る筋違があてられている部分であれば、筋違のエネルギーにより突き抜けるか反対に、引き抜けるかもしれません。
それらは力の流れです。
また、双方の写真がそうですが、いかにも古い木造住宅で瓦葺き屋根の住宅が倒壊する、というイメージですが、本物の伝統工法の家はそうではないですし、なにより瓦は落ちることはあってもその重さで家を潰すものではないはずだからです。
ややこしいですが、伝統工法に形や見た目だけを似せた在来工法では、記載のようなことが起るかも知れませんが、本当の伝統工法やそれを駆使する大工さんの建てる家では、そうはならないだろうということです。

伝統木造と在来木造とでは同じ木造でも、建て方が全く違います。
それを誰も言わない、いや言ってはいますが大きな声にならない。
伝統工法と在来工法の違いすら、大事な施主様にも伝わっていない。
中には、本当に勉強されて伝統工法にたどり着く施主様もいらっしゃいますが、ほんの一握りも無いでしょう。
だから、弊社は山から木材をつなぐことに大工さんと関わり、そしてお客様も巻き込んで素材と伝統的な技法と考え方をつなぎたいのです。
見た目だけではない、本物の木造住宅を。
それには時間がかかります。費用もある程度はかかります。
しかし、写真のようなことの為に耐震対策(対策は、不備があるからするもの!)をとるよりも、最初から安心できる大工さんと安心できる素材を選べるようにしておきたい。
そう思っています。
説明が少ないところは、ぜひショールームでお話ししましょう。
そして、伝統を知る大工さんと一緒に建築のお話をしませんか?
こんな木の使い方ができるだいくさんと。
そこから始めても遅くないと思います。

土地を転がして利益を得るための建築ではなく、本当に自分の為に考える建築。
写真のような記事を見るたびに思うもどかしさ。
これも伝える事の大切さだと思い、記事にしておこうと思います。
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・無垢材と樹木が大好きな材木屋が配信する、きのむしラジオ | Podcast on Spotify
https://open.spotify.com/show/6HBMrFR3UFHaNLNfgdFE8l?si=ff6525ab5d0f464a