2023年02月01日
日本の広葉樹無垢フローリング 〜絹朴（きぬほお・ホオ）幅広無垢一枚物フローリング〜 その��
樹液が少ない、というだけなら他にも同じような性質の木材を産するものもあるでしょう。
しかし、樹液も少なく柔らかく、口づてで聞いた話によると刃物が触れても磨り減ることが無い、というのです。
いや、そんなことがあり得ると加工できないじゃないの！！
と思ってしまいますが、切削のお話ではなく刀（真剣）を鞘に納める場合は、どうしても鍛えられた日本刀の刃が鞘で走ったとき、その切れ味でホオの材にも深い傷が入りそうなものですが、ホオは自己修復能力で、その鞘走りした部分を修復するのだ、と昔聞いたことがあります。
神話っぽい、根拠のないお話ですが担当はこの逸話が大好きです。
樹木は不思議な力を持っている。
本当は、ネット記事を通して根拠もないお話をするのは如何なものかと思いますが、それをもとに人を信じさせて不当に儲ける！ということでなければ、信心も重要（？！）だと思います。
私の樹木への興味も、そういったところからきていますから今後も、他のだれかにとっての興味の第一歩になる人が出てくれば・・・と思ったりもしているんです。
木材のチカラが注目される時は、樹液や精油成分を持つものが多いですがホオの様に、材自体には芳香をほとんど感じず精油もほぼ見られないものが、生活の中でも特殊用途で活躍するというのは、珍しいことでしょう。
本来はもっと多くの製品でホオを身近に感じられるはずですが、針葉樹程には「同じような形質で安定的に多く産出する」ものではないことと、特殊用途での活躍が大きい為に一般的な利用はされてこなかったという、隠れたヒーローの様です。
ホオは神代朴が出土していることを考えても、古くから存在した樹種に違いありません。
ずっとその有用性が一部分にしか活用されてこなかったのは、やはり有用性が特殊すぎたからでしょうか。
刃物に関するものばかりをクローズアップしましたが、それ以外の用途にも秀でた性質を持っているホオ。
乾燥が比較的容易で、接線方向と放射方向の収縮率の差も少なく素直な性質の為に、木材として利用する場合の「狂い」が少ないことから障子や卓球のラケット素地、漆器の素地などに。
早材（年輪の一部分）からの欠落が少ないことから、彫刻や版木に。
特殊な色合いは、加工がしやすいことも手伝って象嵌や寄木などの細工物に。
また、平均比重が0.5弱位と広葉樹としては軽軟でありながらも圧縮に対する強さを持っている為、下駄の歯に用いられたり、弾力性がある事から道具、特に傘の柄に賞用されるとか。
実は、肌触り以外に私がホオをフローリングとしたかった理由の一つがここにあります。
近年の床は、柔らかくてあたたかいものが良い、とされるイメージですがそれだけではだめです。
いや、それ以外の理由があればなお良い、と言った方がいいですね。
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
しかし、樹液も少なく柔らかく、口づてで聞いた話によると刃物が触れても磨り減ることが無い、というのです。
いや、そんなことがあり得ると加工できないじゃないの！！
と思ってしまいますが、切削のお話ではなく刀（真剣）を鞘に納める場合は、どうしても鍛えられた日本刀の刃が鞘で走ったとき、その切れ味でホオの材にも深い傷が入りそうなものですが、ホオは自己修復能力で、その鞘走りした部分を修復するのだ、と昔聞いたことがあります。
神話っぽい、根拠のないお話ですが担当はこの逸話が大好きです。
樹木は不思議な力を持っている。
本当は、ネット記事を通して根拠もないお話をするのは如何なものかと思いますが、それをもとに人を信じさせて不当に儲ける！ということでなければ、信心も重要（？！）だと思います。
私の樹木への興味も、そういったところからきていますから今後も、他のだれかにとっての興味の第一歩になる人が出てくれば・・・と思ったりもしているんです。
木材のチカラが注目される時は、樹液や精油成分を持つものが多いですがホオの様に、材自体には芳香をほとんど感じず精油もほぼ見られないものが、生活の中でも特殊用途で活躍するというのは、珍しいことでしょう。
本来はもっと多くの製品でホオを身近に感じられるはずですが、針葉樹程には「同じような形質で安定的に多く産出する」ものではないことと、特殊用途での活躍が大きい為に一般的な利用はされてこなかったという、隠れたヒーローの様です。
ホオは神代朴が出土していることを考えても、古くから存在した樹種に違いありません。
ずっとその有用性が一部分にしか活用されてこなかったのは、やはり有用性が特殊すぎたからでしょうか。
刃物に関するものばかりをクローズアップしましたが、それ以外の用途にも秀でた性質を持っているホオ。
乾燥が比較的容易で、接線方向と放射方向の収縮率の差も少なく素直な性質の為に、木材として利用する場合の「狂い」が少ないことから障子や卓球のラケット素地、漆器の素地などに。
早材（年輪の一部分）からの欠落が少ないことから、彫刻や版木に。
特殊な色合いは、加工がしやすいことも手伝って象嵌や寄木などの細工物に。
また、平均比重が0.5弱位と広葉樹としては軽軟でありながらも圧縮に対する強さを持っている為、下駄の歯に用いられたり、弾力性がある事から道具、特に傘の柄に賞用されるとか。
実は、肌触り以外に私がホオをフローリングとしたかった理由の一つがここにあります。
近年の床は、柔らかくてあたたかいものが良い、とされるイメージですがそれだけではだめです。
いや、それ以外の理由があればなお良い、と言った方がいいですね。
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）
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