2021年06月16日
渡りに船はネイキッドグレードの桜材 〜ブラックチェリー無垢フローリングを探してた〜
ちょうどよかった。
そういう時は、たまにあるものです。
必要だと思ったものを届けられたとき、ちょうどよかった。
相談したいと思っているときに営業で訪問し、ちょうどよかった。
迷っておられるときに提案することもありますが、ちょうど探しておられたタイミングでご案内できると、ぴったりとはまりお客様にも喜んでいただけて、うれしい瞬間です。
そう、渡りに船、みたいな感じですかね。
今回、渡りに時にやってきたのは桜材でした。
正確にはブラックチェリー。
木材としては、桜材よりも桜っぽい、というたとえを用いたくなるような、桜で抱くピンク色に近い色調を持つ樹種
です。
無垢フローリングはもちろんのこと、家具材などでも見かける高級材として有名です。
私の友人も、ダイニングテーブルセットをブラックチェリーでそろえていました。
とても良い家具だったので、お値段もそれなりに・・・と伺ったところ、わかってもらって嬉しい！と喜んでおられたのを思い出します。
オークやブラックウォールナットほどの「強い個性」はないものの、その柔らかな表情はほっこりとする雰囲気を持っていて、ダイニングセットにもいいなぁ、とも思っていました。
家族が集う場所に、あたたかなイメージの木材を使ってもらうのは非常に良いケースだと思いますし、無垢フローリングのように、足元が暖色系になると視覚的にも温和な雰囲気を感じるのではないでしょうか。
今回採用いただいたお宅も、ちょうどブラックチェリーをお探しでしたが、どうしてもそこそこな予算が必要になる。だって、貼り面積が広々でしたから安易に選べるわけもなく。
そんな時に、たまたまお求め安く紹介できたことで即決していただいた経緯があります。
弊社に限ったことですが、ブラックチェリーを希望される場合の多くは女性のお客様
実は、色合いとして比較されることもある高樹齢杉シリーズの古希杉や埋め節フローリングは、断然男性のお客様からの指名が多い（汗）。
私の勝手な分析ですが、男性は一般的に語られる杉の優れた効能や日本の代表的な樹木であることなど、スペックや性質、そして弊社の商品の場合はそのストーリーに重きを置いていただいている傾向にあります。
それに対して、女性のお客様がブラックチェリーを選ばれるのは、視覚的な色合いや木目のやさしさ、インテリアとの調和など。
あくまでも、弊社でのリサーチですけども。
樹種で考えると、そのような違いがあるのですがどうしてもネックになるのが予算。
心材部分が中心で、自然な色差を持たせているプルミエグレードはとびきり美しいため、そこに目が行ってしまいがちなので、予算を気にされる場合が多いです。
しかし、今回は節や辺材、色むらや樹脂跡などを多く含むネイキッドグレードのUNIタイプを採用いただいているので、実は非常にリーズナブル！
そこも渡りに船！だったわけです。
ネイキッドグレードなのですが、オーク（なら）やメープルのように大きな節や変色があるわけではなく、辺材部分と樹脂跡が多い印象。
ロシアンバーチやノルデストウォールナットもそうですが、針葉樹のように節が多いというのではなく、その樹種特有の表情を多く含むのがネイキッドグレード。
そういう意味では、特徴的な表情をすべて見ることができるし、比較的リーズナブルに楽しめる。
ネイキッドグレードのいいところです。
もちろん、こんな節もあるんですけど。
それでも、ブラックチェリーは非常に日光での変色の大きな樹種ですから、この節や周囲の樹脂跡も比較的早い段階で周囲になじんでくるのではないかと思います。
特に、オークやタモのようにはっきりとした年輪模様を見せないブラックチェリーにとっては、経年変化による木目の見え方の変化幅は小さめ。
ですから、個人的にはこれくらいの特徴があるものも、押し出し過ぎない無垢材感で好きなところです。
たまには、こんなギラギラな根杢が主張するところもありますけど（笑）。
ブラックチェリーの特徴は、ピンク色の美しい色合いとともに辺材の黄白色の色差があること。
先ほどのように、桜のイメージでご指名いただくと今回のネイキッドグレードでは少しイメージが違うといわれる場合があります。
日本の桜材と同じように、若干緑色っぽい色合いが混じったり、橙色っぽく感じる部分があったり、グレーっぽい辺材があったり。
そのうえ、プルミエやセレクション以上に照明による色目の感じ方の違いも大きいために、慎重に質感をみていただく必要があるのは注意しなければいけません。
無垢材ですから、色差が出るのは当たり前ですが、一枚一枚の色差の上にこの光の具合による見え方の違いを一つ一つお伝えすることは不可能。
ですから、このような施工写真でお伝えすることが非常に重要になってくるので、できるだけの情報をお伝えしたいと思うわけです。
オイル塗装によって深みが出ているため、色差や木目がはっきりと出ています。
窓際に差し込む自然光が非常にしっとりと感じさせますよね。
同じ木目は二つとない、というのが当たり前の無垢材ですが、その中でも非常に多様なばらつきがあり成長の差もある。
そして針葉樹のようなタケノコ杢ではない、渦を巻いたような木目や波のような揺らめきもある。
広葉樹の木目の楽しみが凝縮しているネイキッドグレード。
幅広一枚物からUNIタイプまで。
150mmから130mmまで。
いろんな選択肢を用意しているブラックチェリー。
色差や表情の差を含めて、ぜひショールームで見てくださいね。
・ブラックチェリー幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ブラックチェリー幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・ブラックチェリー幅広無垢フローリング、セレクショングレード一枚物とUNIの貼り分け施工のおうちはこちらから
・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店 から！
・同じく、、、 インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！
#幅広#無垢フローリング#無垢フローリングショールーム#無垢材#無垢テーブル#無垢カウンター#自然素材
#天然素材#一枚物#無塗装#大阪府材木店#茨木市材木店#戸田材木店#ブラックチェリー
そういう時は、たまにあるものです。
必要だと思ったものを届けられたとき、ちょうどよかった。
相談したいと思っているときに営業で訪問し、ちょうどよかった。
迷っておられるときに提案することもありますが、ちょうど探しておられたタイミングでご案内できると、ぴったりとはまりお客様にも喜んでいただけて、うれしい瞬間です。
そう、渡りに船、みたいな感じですかね。
今回、渡りに時にやってきたのは桜材でした。
正確にはブラックチェリー。
木材としては、桜材よりも桜っぽい、というたとえを用いたくなるような、桜で抱くピンク色に近い色調を持つ樹種
です。
無垢フローリングはもちろんのこと、家具材などでも見かける高級材として有名です。
私の友人も、ダイニングテーブルセットをブラックチェリーでそろえていました。
とても良い家具だったので、お値段もそれなりに・・・と伺ったところ、わかってもらって嬉しい！と喜んでおられたのを思い出します。
オークやブラックウォールナットほどの「強い個性」はないものの、その柔らかな表情はほっこりとする雰囲気を持っていて、ダイニングセットにもいいなぁ、とも思っていました。
家族が集う場所に、あたたかなイメージの木材を使ってもらうのは非常に良いケースだと思いますし、無垢フローリングのように、足元が暖色系になると視覚的にも温和な雰囲気を感じるのではないでしょうか。
今回採用いただいたお宅も、ちょうどブラックチェリーをお探しでしたが、どうしてもそこそこな予算が必要になる。だって、貼り面積が広々でしたから安易に選べるわけもなく。
そんな時に、たまたまお求め安く紹介できたことで即決していただいた経緯があります。
弊社に限ったことですが、ブラックチェリーを希望される場合の多くは女性のお客様
実は、色合いとして比較されることもある高樹齢杉シリーズの古希杉や埋め節フローリングは、断然男性のお客様からの指名が多い（汗）。
私の勝手な分析ですが、男性は一般的に語られる杉の優れた効能や日本の代表的な樹木であることなど、スペックや性質、そして弊社の商品の場合はそのストーリーに重きを置いていただいている傾向にあります。
それに対して、女性のお客様がブラックチェリーを選ばれるのは、視覚的な色合いや木目のやさしさ、インテリアとの調和など。
あくまでも、弊社でのリサーチですけども。
樹種で考えると、そのような違いがあるのですがどうしてもネックになるのが予算。
心材部分が中心で、自然な色差を持たせているプルミエグレードはとびきり美しいため、そこに目が行ってしまいがちなので、予算を気にされる場合が多いです。
しかし、今回は節や辺材、色むらや樹脂跡などを多く含むネイキッドグレードのUNIタイプを採用いただいているので、実は非常にリーズナブル！
そこも渡りに船！だったわけです。
ネイキッドグレードなのですが、オーク（なら）やメープルのように大きな節や変色があるわけではなく、辺材部分と樹脂跡が多い印象。
ロシアンバーチやノルデストウォールナットもそうですが、針葉樹のように節が多いというのではなく、その樹種特有の表情を多く含むのがネイキッドグレード。
そういう意味では、特徴的な表情をすべて見ることができるし、比較的リーズナブルに楽しめる。
ネイキッドグレードのいいところです。
もちろん、こんな節もあるんですけど。
それでも、ブラックチェリーは非常に日光での変色の大きな樹種ですから、この節や周囲の樹脂跡も比較的早い段階で周囲になじんでくるのではないかと思います。
特に、オークやタモのようにはっきりとした年輪模様を見せないブラックチェリーにとっては、経年変化による木目の見え方の変化幅は小さめ。
ですから、個人的にはこれくらいの特徴があるものも、押し出し過ぎない無垢材感で好きなところです。
たまには、こんなギラギラな根杢が主張するところもありますけど（笑）。
ブラックチェリーの特徴は、ピンク色の美しい色合いとともに辺材の黄白色の色差があること。
先ほどのように、桜のイメージでご指名いただくと今回のネイキッドグレードでは少しイメージが違うといわれる場合があります。
日本の桜材と同じように、若干緑色っぽい色合いが混じったり、橙色っぽく感じる部分があったり、グレーっぽい辺材があったり。
そのうえ、プルミエやセレクション以上に照明による色目の感じ方の違いも大きいために、慎重に質感をみていただく必要があるのは注意しなければいけません。
無垢材ですから、色差が出るのは当たり前ですが、一枚一枚の色差の上にこの光の具合による見え方の違いを一つ一つお伝えすることは不可能。
ですから、このような施工写真でお伝えすることが非常に重要になってくるので、できるだけの情報をお伝えしたいと思うわけです。
オイル塗装によって深みが出ているため、色差や木目がはっきりと出ています。
窓際に差し込む自然光が非常にしっとりと感じさせますよね。
同じ木目は二つとない、というのが当たり前の無垢材ですが、その中でも非常に多様なばらつきがあり成長の差もある。
そして針葉樹のようなタケノコ杢ではない、渦を巻いたような木目や波のような揺らめきもある。
広葉樹の木目の楽しみが凝縮しているネイキッドグレード。
幅広一枚物からUNIタイプまで。
150mmから130mmまで。
いろんな選択肢を用意しているブラックチェリー。
色差や表情の差を含めて、ぜひショールームで見てくださいね。
・ブラックチェリー幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ブラックチェリー幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・ブラックチェリー幅広無垢フローリング、セレクショングレード一枚物とUNIの貼り分け施工のおうちはこちらから
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・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ
＊2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
＊消費税10％への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。（ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。）
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
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・戸田材木店・セルバのホームページ
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・戸田材木店・セルバのフェイスブックページ：無垢の木材を愛し語る「木のビブリオ」がいる材木屋、合資会社戸田材木店 から！
・同じく、、、 インスタグラムページ： toda.zaimokuten も随時更新中！
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