2019年03月19日
光と風をとおすデザイン木材 〜ダイヤラインフェイス〜
木材が持つ様々な特徴。
今までにもご紹介してきた様に、視覚的な作用や香りによる落ち着き、天然の調湿作用をもっていることなど、目には見えない効果があるのです。
それらは研究結果として報告されているものの、少々分かりづらい。
しかし、これならどうでしょう。

木の持つ調湿作用というのは木口面、つまり木材の長辺方向の切り口が大きな役割を担っています。
イメージとしては、空洞のパイプの中に湿気が入ったり出ていったりするような感じ。
そのパイプがたくさん露出している方が、出入りがし易いことは容易に想像できますが、この「ダイヤラインフェイス」は、無垢の一枚板を交錯するようにたくさんの切り口を作っていますから、パイプの露出面積がとっても大きくなります。
その為に、本来の調湿作用がより発揮しやすくなる、ということ。
また、この切り口は表面だけではありません。
裏面にも、異なる方向とデザインで切り込みがあるのです。
それによって、無垢の一枚板がこのように光を通すのです。

光がとおる、ということは風もとおる。
そうです。
両面に切り込みが貫通している部分があるので、光と同時に風もとおるのです。
表裏を反転させるとまた、微妙に見え方が異なるのも魅力的!!

木材を扱っていると、すぐれた性質を持っていることをアピールしたいが為に、どうしても調湿効果などを誇張して販売したくなってしまうのが材木屋(汗)。
しかし、本来もつ性質にプラスしてデザインが加えられていることで、「木の持つ見えない性質+目に見えて感じる効果」を生み出すことができました。
木は人間の五感に優しいと言いますが、その中でも木材自体に触れたりすることなく自然に感じられるのは、視覚的効果と嗅覚的な効果だと思います。
人は広い空間にいる時には、どこか視点の安定する部分があることで落ち着くそうです。
このダイヤラインフェイスは、規則的な切り込みでありながらもどこか昔ながらの細工物の様な風合いと、裏面と表面とで切り込み模様を変えているので、視覚的変化が目をひきます。

一枚の無垢材の板を加工することによって生まれる立体感。
見る角度によって、木目がはっきりとするところもあれば、格子戸のように細工の際立つ部分もある。
その変化も目を楽しませてれます。
例えば、こうやって見る角度を変えていくと見事に表情が変わります。
木目のはっきりとした状態から・・・

縦のラインがはっきりとしはじめ・・・

やがて単純なラインの連続ではない、細工物のような溝加工を見ることができます。

こんな様々な表情をもったダイヤラインフェイス。
それに、天候や温度によっては香りが柔らかく漂う、という嗅覚的体験もできるかもしれませんよ!
ラインの間から洩れる光を楽しむ行燈作りもいいでしょう。
もちろん、製作建具に組みこんで意匠と通風性を両立するのもいいと思います。

または、現代風欄間の様な使い方や、パーテーションの一部分にもいいのではないでしょうか。
使い方次第で様々な表情を見せてくれるとデザイン性を持った木材、ダイヤラインフェイス。
お店のディスプレイスペースや、来客のある玄関での飾りなど、用途を問わず可能性を膨らませてもらいたい木材です。
・ダイヤラインフェイスの姉妹品、クロスラインフェイスの施工写真はこちらから
ダイヤラインフェイス
*ダイヤラインフェイスご検討の前に
無垢の木材を意匠性の為に表裏加工している為、部分的な力がかかったり曲げたり、その他では非常に割れや欠けが起こりやすくなっていますので、取り扱いには十分ご注意ください。
また、完全オーダー製作ですので、製作寸法によって柄の連続性やピッチ寸法などが異なります。
*無垢材製品ですので、無垢材がもつ本来の反りや割れなどの現象はおこりますので、過乾燥や多湿な場所、直射日光や冷風温風の直接当たる部分等へのご使用は、避けてください。
*木目の指定はできません。板目と柾目の混合になります。
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
今までにもご紹介してきた様に、視覚的な作用や香りによる落ち着き、天然の調湿作用をもっていることなど、目には見えない効果があるのです。
それらは研究結果として報告されているものの、少々分かりづらい。
しかし、これならどうでしょう。

木の持つ調湿作用というのは木口面、つまり木材の長辺方向の切り口が大きな役割を担っています。
イメージとしては、空洞のパイプの中に湿気が入ったり出ていったりするような感じ。
そのパイプがたくさん露出している方が、出入りがし易いことは容易に想像できますが、この「ダイヤラインフェイス」は、無垢の一枚板を交錯するようにたくさんの切り口を作っていますから、パイプの露出面積がとっても大きくなります。
その為に、本来の調湿作用がより発揮しやすくなる、ということ。
また、この切り口は表面だけではありません。
裏面にも、異なる方向とデザインで切り込みがあるのです。
それによって、無垢の一枚板がこのように光を通すのです。

光がとおる、ということは風もとおる。
そうです。
両面に切り込みが貫通している部分があるので、光と同時に風もとおるのです。
表裏を反転させるとまた、微妙に見え方が異なるのも魅力的!!

木材を扱っていると、すぐれた性質を持っていることをアピールしたいが為に、どうしても調湿効果などを誇張して販売したくなってしまうのが材木屋(汗)。
しかし、本来もつ性質にプラスしてデザインが加えられていることで、「木の持つ見えない性質+目に見えて感じる効果」を生み出すことができました。
木は人間の五感に優しいと言いますが、その中でも木材自体に触れたりすることなく自然に感じられるのは、視覚的効果と嗅覚的な効果だと思います。
人は広い空間にいる時には、どこか視点の安定する部分があることで落ち着くそうです。
このダイヤラインフェイスは、規則的な切り込みでありながらもどこか昔ながらの細工物の様な風合いと、裏面と表面とで切り込み模様を変えているので、視覚的変化が目をひきます。

一枚の無垢材の板を加工することによって生まれる立体感。
見る角度によって、木目がはっきりとするところもあれば、格子戸のように細工の際立つ部分もある。
その変化も目を楽しませてれます。
例えば、こうやって見る角度を変えていくと見事に表情が変わります。
木目のはっきりとした状態から・・・

縦のラインがはっきりとしはじめ・・・

やがて単純なラインの連続ではない、細工物のような溝加工を見ることができます。

こんな様々な表情をもったダイヤラインフェイス。
それに、天候や温度によっては香りが柔らかく漂う、という嗅覚的体験もできるかもしれませんよ!
ラインの間から洩れる光を楽しむ行燈作りもいいでしょう。
もちろん、製作建具に組みこんで意匠と通風性を両立するのもいいと思います。

または、現代風欄間の様な使い方や、パーテーションの一部分にもいいのではないでしょうか。
使い方次第で様々な表情を見せてくれるとデザイン性を持った木材、ダイヤラインフェイス。
お店のディスプレイスペースや、来客のある玄関での飾りなど、用途を問わず可能性を膨らませてもらいたい木材です。
・ダイヤラインフェイスの姉妹品、クロスラインフェイスの施工写真はこちらから
ダイヤラインフェイス
・製作可能寸法
厚み9〜30mm×幅最大210mm×長さ最大2000
・形状
無垢板一枚物木口木端切りっぱなし
・価格
寸法によって別途お問合せください
・樹種
基本的に杉・桧 一部在庫状況によりクスやクリなど広葉樹もあり
・運賃
全て受注後の製作になりますので、別途地域により、お問い合わせください。
・納期
無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。
*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。
お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから
*ダイヤラインフェイスご検討の前に
無垢の木材を意匠性の為に表裏加工している為、部分的な力がかかったり曲げたり、その他では非常に割れや欠けが起こりやすくなっていますので、取り扱いには十分ご注意ください。
また、完全オーダー製作ですので、製作寸法によって柄の連続性やピッチ寸法などが異なります。
*無垢材製品ですので、無垢材がもつ本来の反りや割れなどの現象はおこりますので、過乾燥や多湿な場所、直射日光や冷風温風の直接当たる部分等へのご使用は、避けてください。
*木目の指定はできません。板目と柾目の混合になります。
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。
・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html
・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp