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またつまらぬものを・・・否、面白いものを買ってしまった(喜!)

超有名作の「ルパン三世」に登場する、石川五右衛門が毎度口にする「また、つまらぬものを斬ってしまった・・・」は、もしかすると幾ばくかの満足感を含んでいるのではなかろうか?!


また、つまらぬものを・・・


五右衛門ほど人生達観してはいないものの、私もまた、「おもしろいものを買ってしまった・・・」と、小声でつぶやくのです。


日本のなら1

日本の広葉樹、「なら(楢・オーク)」の無垢板ですが、厚みがおよそ60mmある追柾(おいまさ)という木目で製材されたものです。
追柾は、一般的な柾目の様にまっすぐに目が並んでいるものとは違い、若干木目のような部分が入っていたり、斜め方向に目が流れていたりするものを含めてそう呼ぶものですが、今回の材も追柾です。

中にはほぼ板目に近いものもありますから、「柾目ちゃうやん!」と言われてしまいそうですが、今回は柾目だけに注目するのではないのです。
日本のなら材で、こんなに木目が細かくて綺麗なものがまとまってゲットできたことが嬉しくて、一人ひそかに「また、おもしろいものを買ってしまった・・・」とつぶやいたのです。
写真では、うまく写さないと木目が見えにくいほどの木目の良さ!

日本のなら2

日本のなら材は、実は山には比較的よく見られるものの、樹齢が若い物や木目の粗いものもあり、これだけ木目の細かいものはとっても高価で、「にんまり」とするよりも「価格設定」を悩みながら購入するものですが、今回はにんまりする理由があります。

それは日本の広葉樹でありながらも、とてもリーズナブルだ、ということ。
もちろん、それにも理由があって「若干の変色や割れ、腐りの部分」があるということです。
いつもの無垢フローリングの規格でいえば、ネイキッドグレード。
(この写真だと、ほぼ板目ですね・・・・でもきれいな木目で許して・・・)

日本のなら3

しかしそれでも、にんまりするポイントは木目の細かさとともに、大きな節がほとんどないことです。
それでいて厚みもしっかりとしているので、若干のわれはあるものの幅接ぎをしてテーブルにしたりカウンターにしたりと、幅広一枚板を作り出すことができるのですよ!!
多少の変色などがあっても、銘木にはない野趣があってかえって楢らしい雰囲気を味わえます。

そのほかには、もちろん日本の広葉樹フローリングの清涼ならカスクオークフローリングなどの玄関框や階段框としても、十分以上に役目を果たしてくれることでしょうし、もったいないかもしれませんが、テーブルなどの天板家具を製作した後に、そのまま足の製作にも取り掛かれる寸法であるのは、多様な材料寸法を持っていなくてもいい利点があります。
框材になったときに見えるであろうこの美しい虎斑は、最高でしょうね!

日本のなら5


ウィスキーやブランデーなどを供するバーや、飲食店などのカウンターやディスプレイ棚、壁材や家具などとしてももちろんオッケー!!
ここでも、リーズナブルさがすこぶるモノをいいます。
一部分の見せ場に使うのではなく、思いっきり店内を演出できること間違いなし!!!!
見せ方は無限大!!!!

これは早いもの勝ちですぞ。
店舗用途、家具用途、住宅の造作材などとしてイメージを膨らませて、様々な場所に活用してもらいたいものです。
高級品でドキドキするのもいいですが、面白くてワクワクする。
今回はそんな材料を連れてくることができて、なんだか五右衛門の境地!のこの頃です。

活用してみたい!!!という方は、お問い合わせをお待ちしています。

日本のなら4


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