2014年02月06日
さらば・・・ 斬岩剣
冬と春を行ったり来たりする季節ですが皆さんはスキー、されますか?!
そういえば、昔の彼女といったことがあるような・・・というような意見が多そうですが、現在ならば圧倒的にスノーボードでしょうね。
しかし、スノーボードとスキーを合わせても、ピーク時に比べると、雪山のウィンタースポーツは激減しているようです。
もちろん、リフトの混み具合や、レストランの混み具合でも往時にくらべて現在の人気の少なさを肌で実感するわけですが、最近少しづつスキー人口が回復しつつあるようですね。
スキー場も、キッズコーナーや子供たちが練習できるゲレンデを整備したり、子どもリフト無料の日などを作って、頑張っておられますから、甲斐があったのでしょう。
もちろん、私や少し上の世代でスキーが流行していた時期を知っておられる方が結婚されて、その子供さん達を連れていく、というような構図もあるんでしょうね。
さて、私自身スキーにはあこがれてはいたものの、実際始めたのは高校生の時ですから、遅い方ですが、少し前の記事にも書いたとおり、持ち前ののめり込む性格が功を奏し(?)一気に冬はスキー!というライフスタイルになったのは言うまでもありません。
もちろん、社会人になってからは諸事情で10年程雪山から遠ざかっていた時期もあるのですが、再開してからも学生の時に購入したスキー板を使い続けていました。
私の板は、通称「斬岩剣」。
某人気アニメに登場するキャラクターが帯刀しているものなのですが、ありえないその刀剣の長さがとても印象的な物のこと。
そしてその「ありえない長さ」をなぞらえて、私のスキー板を旧知の友人たちはそう呼んでいました。
因みに長さは198cm。
今では木を隠すには森、ならぬ、板を隠そうと思っても先っぽ一つ以上分突出しているため、他の板にまぎれていてもすぐに見つかってしまうというものです。
当時のトップモデルですから、今から考えると奮発したもんですねーー。
で、今回はモノ持ちのいい事で知られる私もついに、スキー板を買い替える事に決定し、先日最終の滑りを楽しみに行ってまいりました。
友人には、長すぎて邪魔だとか、今時恥ずかしい長さ、とか言われ続けて久しいこの板も、私には想い出が一杯。
それも定番のロシニョールです。某スキー映画でも語られている通り、板はロシニョール!というのが夢で購入しただけに、その当時の喜びはひとしおだったことを今でも思い出します。
そんな想い出の斬岩剣に別れを告げ、次にやってきたのは正統派。

日本の誇るメーカー、オガサカ。
メーカーによる乗り味の違いなどは、私は評論できませんので別に譲るとして、旧式の板をはき続けてきた約20年の間のスキー板の進歩は凄いですね。
もう、板が勝手にまわってくれるような、車に例えるとアクセルを踏めばLSDがグイグイ引っ張ってくれる(わかりにくいか・・・)ような感覚です。
リフトを降りた後のひとターン目は、思わずスピン、というような感覚でした。
それ位、キレがよく驚きました。
キレ過ぎて、おっさんの感覚をおっつけるのにやっとこさで、板に完全にまけていましたね・・・

もちろん、ターンだけではなく雪面の接地感覚もよくてビックリです。
斬岩剣を卒業するのは淋しいですが、スキースタイルを20年分進化させるため今年は滑りまくるぞ!!とニコニコな私です。
また、オガサカといえば限定モデルの北海道産板屋楓を表面材としたスキー板があります。
もう、欲しくてたまりませんでした。
でも、一度購入後即盗難の経験のある私には、おちおち昼食も取れなくなりそうで、断念(いやいや、価格も断念・・・)しました。
どなたか、購入された方、フィーリング聞かせてください♪
今まで無事に滑降させてくれたロシニョール RN'sに感謝。
