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ルーツと出会い


年末に向かってひた走っている感の漂ってきた10月。
毎年おそろしくなりますが、時間は待ってくれることなく順調に進んでいくものですね。
毎日毎日、どうしてこんなに時間が早く過ぎるのだろうと考え、そんな早いスピードの毎日の中で、今日は充実した一日を過ごせただろうかと考えてしまうこの頃が、多くなってきました。
一所懸命ではあるのですが、それだけで終わってしまって「一日完結」であり、明日以降につながっているのか、つながるものを生み出せているのか不安になるときもあります。
それだけ周りのスピードが早いのか、自分の足元が見えていないのか・・・・・

そんな毎日の中でも出会いは訪れます。
会議や講習などで顔を合わせてお話させていただく機会があるのですが、中には私の拙いブログ記事を読んでいて下さったいる方だったり、人から私の噂を聞いて下さっていたりと、初対面からお話かけ頂ける事が多く、有難いかぎりです。
そう考えると、毎日とはいきませんが、なんとか更新している記事のおかげなのかな、と思い少し気が楽になるような気がします。

そんな皆さんにおっしゃっていただくのは「良く知ってはるねぇ、がんばってはるねぇ。」というお言葉。
そして、同業の方でも扱っている材料によっては得手不得手があるので、私の扱うものを全く知らない方もいらっしゃって、教えてほしい!なんて言われる事も・・・・有難い事です。
そんなたいそうな人間ではないのですが、やはり自分の知らない事を知っている方に会うというのは、人間にとってとても大きな出来事の一つであることは確かです。

先日お会いした方にもお話したのですが、私が木材の事にのめり込み始めたのは、「疑問が生まれたことと、聞く人がいなかったこと」です。
これが木ぃ君のルーツ。

スポンジはカラッカラに乾いているのに水は無い、といった状態。
それに自ら水をさしていったわけですが、その吸収スピードはすこぶる遅かったものです。
なにせ、参考にするものが無い、情報が正しいのか聞く事も出来ない、そんな状態でしたから。
今はある程度、インターネットで調べる事が出来ますが、そんな時代ではなかったのですね。

だからこそ、木の事でわからずに困っている、木の事を知りたい、好きなのに聞く人がいない、という人たちは見ていられないのです。
残念なことに、それらの理由を持っていらっしゃる方は、一般の方以外に木材業界の中にもおられます。
当然、私よりも博学で顔の広い方はいらっしゃいます。だから、私が偉そうにする事はないのですが、できる範囲では何かお手伝いしたい。
後輩や意欲のある人には自分の知っている事を伝えたいという想いです。

だから、最近頂いている出会いにはとても感謝しています。
それらの出会いが、迷える私を導いてくれる物なのではないかと思っています。
毎日毎日が物凄いスピードで過ぎる中で、何かを残していけるようにしたい。それが、木の事に関する相談や注文であり私の存在意義ではないかとも思います。

慢心しそうになる忙しさの中で、自分のルーツを気付かせてくれる出会いに感謝しつつ、更に知識と経験を高めていきたいという意欲の出る出会いをもっともっと増やしていきたい。
記事経由でも対面でも大歓迎です。
みなさん、一緒に木にのめり込みましょう!!


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