2011年12月08日
国産栂(こくさんつが・こくさんとが)の化粧梁(はり)の住宅ですよ!
以前にも紹介したことのある、「国産栂普請の家」がまた近々誕生しそうです。
栂普請と言っても、本当に全ての木材に栂を使うというわけではないので、大袈裟な表現ですが、大きな梁を現しとしてリビングから見えるようにしていたり、柱などの一部分に栂材が使われます。

国産栂(つが・とが)幅広無垢一枚物フローリングを紹介しているとはいえ当然、今となっては稀少な材料である国産栂ですから、いくらでも使えるというのではなく、ここぞ!!というところにしっかりと使うという使い方になっているのです。

今では珍しい工場プレカットではなく手刻みの仕事による構造材はもちろん、リビングには尺三(しゃくさん。約39cm。)と呼ばれる大きな背の梁がとおり、その周りにも尺二(しゃくに、約36cm。)という大きさの地栂の梁が通る事になっていますので、「栂=木に母」という字からは想像できない様な力強い物になることと思います。

こんな手書きの墨を見る機会もめっきり減りました。

なかには、こんな自然美というような木目があったり・・・

木曽桧か?!と思うような美しい杢目のものや・・・

暴れん坊のような節だらけの部分もあったりで・・・

これぞ「木」という面白みに溢れた構造材です。
愛着湧くにきまってますねぇ!
本当の無垢の木の家。完成が今から楽しみです。
