2012年04月09日
キクイムシのシーズン
○●のシーズン、というと某スキー映画を思い出してしまいますが、永かった寒い日々も少しずつ温かくなり、すごしやすい日が増えてくる日々で外出する機会も増える事と思いますが、外へ出たくなるのは人間だけではありません。
またこの季節の到来です。
もう弊社のお客様にはある程度周知いただいていることですが、「キクイムシ」が出てくる季節が近づいています。
詳しくは以前の記事に譲りますが、ある日突然ベニヤ板や枠材などから粉が出て、小さい針の穴が開いたような状態になります。

このような状態になります。
そこからスゥっと顔を出してくるのがコイツです。

まさしく出てこようとしている瞬間です。
このような状態で見るのは稀ですが、やはり複数の穴が開き、粉が落ち、やがて虫が飛んでいるのがわかる様になる。
あらかじめこの虫の事をご存じないと、原因も分からず驚かれることになります。
被害を防ぐには、栄養分を多く含む白太部分を含む材を避けることや、防虫加工済みの材料を使用することですが、虫のことですから完璧とはいえません。
木材を食害する虫はこの種だけではなく、杉や桧などの針葉樹を食害するものもありますから、これだけに注意するということではないのですが、やはり冒頭の様に何もないところから突然でてくるので驚くことから、先に知っておいていただく必要があるといえます。
無垢の木材は人と同じで、日に焼けたり傷がついたり、虫に食われたりします。
人でもありえることです。木にも当然ありえます。
虫のことも、木に関する知識の一つとして、是非知っておいてくださいね。