空を見上げて
トップページ » お引き渡し

お引き渡し


先日、弊社にて建築させていただいていたお宅が完成し、お客様への引渡しをさせていただきました。

お客様の希望と、材木屋の家の融合でできた住宅。
勿論、いろんなところに木がふんだんに使われています。

無垢の木の家 1


 玄関を入ると北海道産楢(ジャパニーズオーク)の式台と、ホワイトオークの上がり框、それにアメリカンオークの無垢フローリングが出迎えてくれます。







優雅な木目と、長く伸びる乱尺のオークがとても落ち着いた雰囲気を感じさせます。

無垢の木の家 4



 広いリビングに大きく貼り伸ばされたオークのフローリングは、リビングの余裕を足元から演出しているようです。






無垢の木の家 5



 拡大してみると、薄板を貼り付けたフローリングの表面とは違うのが一目瞭然。










無垢の木の家 2



 和室の天井や廻り縁(天井と壁部分近くの飾り)や天井の押さえまで、本物の無垢の木材です。

 今時、こんな目に触れにくいところまで無垢の木材で仕上げるところは殆どありません。

 当然、柱も無垢の桧の節無し材です。










無垢の木の家 3

 天井を見上げると一部違う部分が・・・

これは雲板といわれる部材ですが、コレも無垢の木材で、加工中をお伝えしたことのある「御山杉(みやますぎ)」という、お伊勢さんに自生している貴重な杉を使用したものです。(基本、伐採禁止木です。)



仏間のある和室にはぴったりな材の選別!と自己満足。
屋久杉にも似た木目も特徴です。


やっぱり木のある家はいいなぁ・・とキッチンのカウンターを眺めていると、「んん?!なんか違う・・・」と違和感が。

無垢の木の家 6
























因みに、建築に関わる木材は全て私が選んで大工さんに加工してもらったものですので、全ての材料を覚えているわけですが、これだけなんか違うような・・・・と眺めていると、横から社長が一言。
「これ、何の木や?」

え?!この楔用に、ちゃんと社長指定の材料を出していたのに、違うの?!と白黒していると、「ほら、あそこの棚にあったの・・・」と言う言葉でびっくり仰天!!

あぁ、、、、なんか長さ短くなっているような・・(涙)と思っていたら、本紫檀の角材を切り取ってた!!
あぁぁぁ・・・・大事にとっておいた貴重な本紫檀。
お客様用とはいえ、予想外の切り取りにショック(汗)!

という場面もありながらも、無事にお客様にお渡しすることができました。


無垢の木の家 8









 玄関の下駄箱も無垢の下駄箱。

 その上に飾られている置物。実は弊社社長作。プレゼントです。










材木屋の作る木の家。
いいもんですよ。
家とまではいかなくても、木を感じる住宅にできるような物をどんどん提案できるように、これからも応援宜しくお願いいたします!

無垢の木の家 7


 子供が素足で走り回るリビング。

 やっぱりそんな住宅が私は大好きです。











トラックバックURL
コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星