2011年05月18日
比べて初めて
いつもながらにアナログな話ですが、今更ながら実感したことがあります。
CD-RとDVD-Rの保存容量の違い。
数字では、ちゃんと表示されているのだからすぐにわかるようなもんですが、実際にやってみると、書いている以上に実感します。
デジタルカメラの画像を保存する為の作業をしていたのですが、DVD-Rの方が画像が壊れにくいという噂(あくまでも噂だと思いますが・・以前に2年分の写真を保存していたCD-Rの中身が消えてしまった過去があるので余計に敏感で・・・)を聞いていたことと、保存枚数の多さから、初めからDVD-Rに保存をしていたところ、他の用事でCD-Rを使った時に、その想像以上の容量が不足を実感しました。
これなら入るだろう!と何度実行しても「容量が不足しています。」と出る。
「百聞は一見に如かず」といいますが、自分で実行してみるとわかっているつもりのことが、「つもり」だったことに気がつきます。
コレと同じとまではいきませんが、私が扱っている「木材」も意外とわかっているつもりでわかっていないことがあると思います。
一般の方々もいろいろと見識の広い方はいらっしゃいますが、それでもやはり実際に木材に触れ、感じてみないとわからないことや、今見えている、感じている木材が経年などにより如何に変化するかということは、やはりそれらを熟知している人に説明してもらわないとわからないことがたくさんあります。
同じ樹種でも色合いの違うこと、見る角度によって見え方が異なること、収縮率のこと、人と同じように日焼けをして変色すること、単純な硬度では測れない人の感じる木材の硬さやその温かさなどです。
だって、電気屋さんもそうでしょう。
テレビショッピングなんかでも、とても端的ではありますが、商品について詳細にわかりやすく説明されていますね。
工場生産の商品でも説明が必要なんです。
それなのに、生き物である「木」を原材料とする無垢の木材製品が説明もなしにお客様に渡せるはずがありません。
いろいろな性質や特性を秘めているのですから、きちんと知っていただく必要があるのです。
だからこそ、弊社ではネット上で「カート」(即決済)での販売というものはしておりません。
必ず、お話したいからです。
木についてのいろいろなこと。
いくら記事ページで紹介していても、「ポチッと」で手元に配送!ということはできません。
ですが、木材のことを理解し知っていくとその先にはきっと、「杢(もく)」と呼ばれる美しい模様や何百年、何千年という時を刻んで来たその味わいを手にすることができます。
木は自らの生命を絶たれてからも、木材として伐採した人間に様々な恩恵を与えてくれます。
ですが、説明もなしに「商品」として木を扱うと、恩恵であるはずの部分が取り違えられて「欠点、不具合」と捉えられてしまいます。
私は木を扱うものとして、そのようなことは防ぎたいと常に思っています。
ですが、そおするにはそれなりの時間が必要です。
きちんとご説明する時間です。
そのためにも、是非ご予約をいただき弊社にお越しいただきたいのです。
実際に木材や無垢フローリングに触れ、基本的な性質からその木材ごとの説明を致します。
いつのまにか、カタログの品番でしかお客様に物を届けられなくなってしまった材木屋ではなく、本来の、「木」という素晴らしい素材を扱っている者という立場をきちんとはたさないといけません。
少し時間はかかるかもしれないけど、木の与えてくれる恩恵を100%理解出来るようにする為にも、是非弊社でお話させてください。
そうすれば、知らなかった木の素晴らしいところがたくさん見えてくると思います。
比べて初めてわかることがあります。
無垢の木は、工業製品と何が違うのか、どこがどうなっているのか、どういった性質があるのかを知っていただきたいと思います。
弊社で比べながらその違いを体感してください。
他では聞けない木の話を持って、「木の虫」戸田昌志が皆様をお待ちしております。
弊社ご予約はこちらから。