2011年03月26日
希望をくれる「奇跡の一本松」
東日本大震災については、今も毎日たくさんの媒体で報じられています。
また、亡くなられた方が一万人を超えたという、良くない数字が大きく膨らむばかりで胸が痛みます。
そんな中で、昨日の新聞に希望をもたらしてくれるような記事を見つけました。
しかもそれは、一本の木。
「奇跡の一本松」でした。
大地震によって尋常ではない津波の被害を受けた地域は多くありました。
その中の岩手県陸前高田市において、国の名勝にも指定されている「高田松原」の数万本の松がほぼ津波によりなぎ倒されてしまったのですが、奇跡的に一本だけ、その地に残ったのです。
同市の松原には、地震以前には約2キロにわたって松が植えられていたそうです。
それは約350年前塩害に苦しむ農家の人たちを助けようと地元の豪商が私財を投じて防潮林として植えたのが始まりだといわれているとのこと。
その美しかったはずの松原に一気に壊滅的な被害をもたらした津波でしたが、その中の一本のみは倒すことができなかったようです。
新聞にもありますが、すさまじい津波の勢いに飲み込まれながらも強くまっすぐに伸びるその一本の松の姿に市民の方は、町を復興に導く象徴だ、と希望を見出しているそうです。
私たちにできることとして、被災地以外の地域からもたくさんの支援があることと思います。
が、自分の意思で逃げることもできず迫り来る津波をその体に受けることしかできなかった松の木が、一本ではありますが、元気に地に根を張っている姿は本当に奇跡的で、よくぞ残ってくれた、といわざるをえません。
言葉を発することも、復興に向けて動くこともできない「一本の木」ですが、その存在だけで、地元の方々の大きな力になってくれることと思います。
家や家族を流された人はも、この一本松を見ると勇気が湧いてくるかもしれませんね。
ご覧いただきありがとうございます。
木材馬鹿以外には共感頂きにくいかと思いながら書いていました。
写真をご覧になったと思いますが、本当に希望を持たせてくれるような記事でした。
コメント頂きありがとうございました。
戸田材木店 戸田昌志
> 私もその記事を読売新聞で読んで思わず涙が出ました。
> 家や家族を流された人はも、この一本松を見ると勇気が湧いてくるかもしれませんね。