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こんなものまで依存?松ヤニ価格の上昇


先日の新聞に、最近は見慣れた中国資源からの代替策模索の記事が出ていました。

またにしては、結構大きな扱いだなぁ・・・とよく見てみると、なんとまぁ、「松ヤニ」も中国に頼っているそおではありませんか。
それもレアアースやレアメタルに匹敵するんではないかと思うくらい頼っています。

その数6割が中国からの輸入だそうです。
「松ヤニ」というと、ベッタリと手につくようなイメージ以外はあんまりピンとこないかもしれませんが、「ロジン」というとわかるかたも多いのではないでしょうか。
その松ヤニからできるロジンも、印刷用のインキや紙の滲み止め、自動車用のタイヤなどに使われているとても重要な工業原料だそうです。

あの「松ヤニ」からは想像できませんが、大阪にも大きな規模のロジン精製の会社がありますから、やはり工業的な用途は大きいのでしょう。
価格は一年で3.3倍に跳ね上がったそうです。
いつぞやのガソリンの様に、投機目的での取り引きが原因だったり、中国農家側の価格のつり上げなどが原因だそうですが、いずれにせよ、そろそろ自国に必要なものは、ある程度自国で賄うか、代替策を講じておかないといけない時代がもう始まっているんですね。

我々の木材業界、建築材業界も中国依存の割合はかなりのものがあります。
松ヤニを笑わず、しっかりとしたビジョンで対応できるような形を今から整えるきっかけになる、小さくも大きな記事でした。


ヤニ

















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