空を見上げて
トップページ » 赤身勝ち
赤身勝ち

大工さんも驚いた!! これが節あり一等材? 〜高樹齢杉 埋め節フローリングのおうち〜

杉材が求められる理由。
2極化しているように思います。

1つは他の樹種に比べてリーズナブルだから。
もう1つは、杉という樹種が持つ効能を重視していたり、美しい表情が好きだから。 
一般的に、材木屋さんが杉を勧めるときは前者が多い(経験上のお話)と感じます。それは、今までの記事で書いてきたとおり。
そして弊社が杉をお勧めするときは、後者の理由です。


今回採用頂いた、杉フローリングもそうでした。
弊社が自身をもってお勧めしている木材の中で、ある種特別な存在かもしれないのが「杉 埋め節フローリング」。
私がこだわっている、日本の広葉樹フローリングシリーズや、過日にお伝えしているロシアンバーチやノルデストウォールナットで紹介した幅広V溝フローリング、そしてもちろんカスクオークやブラックウォールナットなどの広葉樹の一枚物フローリングは樹種やその表情自体が特別なもの。
しかし、ある種どこでも見かける杉材で違いがわかるポイントと言えば、有名産地のものかどうか。

杉材の中でも屋久杉や吉野杉、秋田杉などというのは非常に認知度の高いブランドですが弊社の埋め節フローリングをはじめとする高樹齢杉シリーズは、それらのブランド材ではありません。
では、何が違うのか?!ということは、写真を見てもらいながら説明していきます。

高樹齢杉 埋め節フローリング1

窓越しの日差しをうけて輝いているのは、節ありの杉フローリング。
弊社が特にお勧めする高樹齢杉シリーズの浮造り品ではなく、表面はフラットで特別な加工はされていないもの。

それでも、原板として選別されるまでは高樹齢杉シリーズの古希杉と同じように乾燥工程を経ている商品ですので、遠目に見ても近づいても、とっても美しい表情を見せてくれます。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 10


特に場所を選んでいるわけではないのですが、節ありの杉フローリングにかかわらず、節の部分を定めて撮影しなければ、節が写真に写りこみにくいのがいいところというかなんというか。
もちろん、大工さんも考えて施工をしてくれているからだと思うのです。

そうです、古希杉もこの埋め節フローリングも、普通の杉フローリングの感覚を持って初めて接すると驚かれることが多くあります。
今回の大工さんも、どうもそうだったようです。

採用を決めていただいたのは、とっても熱心で木の効能をご自身でも知りぬいたうえで、施主様にもお勧めできる設計者さん。
弊社ショールームにも遠路お越しいただき、弊社の杉フローリングを体感し、そしてじっくりをお話を聞いていただいて、気が済むまで体感して(笑)納得を頂いての採用でした。
ご自身の考えている、無垢材に対する様々なポイントをクリヤーすることができた杉フローリングが、今回施工の埋め節フローリングなのです。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 4


埋め節フローリングは、その名の通り節ありの杉材を使用している為に、どうしても節がかけたり抜けたりする部分があります。
その為、その部分は丁寧に埋め木処理が施されています。
と言って節の部分を探すんだけども、節ありフローリングなのに節が本当に部分的にしかなくて、自然に写すのに苦労します(汗)。

それが大工さんが驚かれたポイントの一つ。

設計者さんからは、めっちゃきれいなフローリングが届くよ!節ありやけど、と聞いていたそうです。

で、大工さんは大阪人でもない(はず・・・)のに、お笑いのノリで「そんなはずないやろ〜!」と思っていたみたいです(^^♪
しかし、現場に届いて開梱して驚き!!

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 8


そりゃ、節ありだと聞いているのに開けたらコレだもの・・・

ほんまに凄いのが来た!、と思ったらしいです(^◇^)

設計者さんも、「だから言ったやろ!」的な感じだったそうですが、そりゃそうですよ。
だって、一般流通の杉フローリングとは原木も違えば選別も違って、さらにこだわりが違うんだもの。

それに、冒頭で書いたように「安い無垢材」として採用されがちな杉ですが、弊社の高樹齢杉シリーズとこの埋め節フローリングは、超こだわりの杉なので「安さ」ではなく「美しさとこだわり」を気に入っていただき、他にはない杉材を楽しんでもらいたい商品なのですから、驚いてもらいたいのです。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 5

大工さんが驚いたのは、節の少なさ(これはもう少しあってもいいと思うんだけど・・・良すぎる。)と同時に、この芯材。
一般的に言われる「赤身勝ち」の状態。
木材は、芯材と辺材という部分に分かれます。
それぞれで色合いと性質が異なりますが、一般的な杉材は樹齢が若い為に辺材と言われる白い部分が多く、成長盛りなので光合成の為の枝(節)をたくさん出しています。

それに対して高樹齢杉シリーズは、最低樹齢でも70年以上の原木を使用。
さらに、その中で芯材の赤身の部分を主に選別しているので、このようなきれいな赤ピンクの色合いがそろうのです。


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 9


大工さん、驚きは当然です。

そんな原木を使って選別している杉フローリングはそうそうありませんし、さらにその色合いと杉の香りや脂を残すための原木時の「葉枯らし乾燥」と原板にした後の「天然乾燥」を行い、機械乾燥は一切されていないので、この艶と色合いが活かされるのです!!
機械乾燥をしないことは、商品にするためのスパンが長くなって材木屋にとってはデメリット。
しかし、杉のもつ力を最大限に活かすことが出来る為、お施主様にとっては大きなメリット!!


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 6


選んでいただいた設計者の方も、わかっていたもののやっぱり良かった!、と言っていただきとてもうれしく。
今までは敢えて、名称を高樹齢杉シリーズには加えていませんでしたが、原板はほぼ一緒なので、もう高樹齢杉シリーズと言ってもいい!!


これらの原板となる杉は、ず〜っと前から育て手入れをし続けてくれた山から出てきたもの。
だからとってもきれいな木目と形質の良い大木に育ってくれたものです。

そんな杉だから、大切に販売したい。
先人のしてくれたことを、次の世代に何かを残せる形で伝えたい。
大事にしてきてくれた原木を活かしたい!

確かに、コストを重視したい場合もあると思います。
しかし、大切にしてきてくれた山をこれからも良い環境として維持し、これからもこのような良質な木材を算出することが出来るようにするには、良い木材はそれに見合った価格で流通させる必要があります。

今、私たちがこんなに美しい杉を使うことが出来るのは、どんな想いで山に入ってくれた人がいるからなのか・・・
そして、どんな苦労があったのか。
そんなことを思うと、「安い無垢材」として販売することはできないのです。

いえ、それでもきちんと使っていただける手の届く価格設定ですので、ご安心下さい。
「安かろう悪かろう」ではない、という意味です。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 7


高樹齢杉シリーズは、埋め節フローリングの美しさはそのままに、さらに選別をされた上に丁寧な浮造り加工を施した古希杉フローリングと、最低樹齢100年以上の原木のみを厳選し、その中から希少な柾目材のみを使った百年杉柾浮造りフローリングがあります。

それらのエントリーモデルが埋め節フローリングですが、こだわりは同じ。

一般のお施主様には「杉は杉」なのかもしれませんが、私と今回の設計者さんにとっては「杉は杉でも特別な杉」なのです。

お施主様には大きく胸を張ってもらいたい。
もちろん、設計者さんが伝えてくれてはいるものの、もう一度言いたい。

特別な杉のフローリングのおうち、胸を張ってほしい。

先人の大切な宝物である杉とともに、大切に幸せに過ごしていくことが出来ることを。
無垢フローリングではありえない、葉枯らし完全天然乾燥の無垢フローリング。
そのこだわりは、弊社ショールームで体験してください。


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 2



・杉埋め節フローリング〜2019〜はこちらから
・杉埋め節フローリング 安らぎの部屋施工現場はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから)


・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

埋め節フローリングの改修現場、完成!

弊社の隠れた人気商品、高樹齢杉シリーズ。
一般流通の杉フローリングとは全く異なる手法で作られているため、杉フローリングとしてのシェアは少ないものの、こだわりの杉フローリングとしては、こだわりのある作り手さんに気に入ってもらっています。
そんな弊社の杉ラインナップの中では、一般流通品に近い位置づけのものが「杉 埋め節フローリング」。
今回はその埋め節フローリングを使っていただいた現場が完成したので、ご紹介しましょう。

杉 埋め節フローリング 1

弊社こだわりの古希杉浮造り一枚物フローリングとほぼ同じ工程をたどって生産される、この埋め節フローリング。
選別の基準が違うものの、基本的には古希杉浮造りフローリングと同じ原板を使っているので、節ありフローリングなのに節が少ないのがいいのやらどうなのやら。

カットサンプルでは伝えにくいし、節まみれのものが杉フローリングだ!と思っておられる方には、ある意味思っているものと違う、と言われることの多いこの表情。
しかし、これこそ高樹齢の杉の赤身の多い部分で作られるからこそできるワザ!!

杉 埋め節フローリング 6

若木を製材すると、多くの節が出てしまうところを高樹齢の杉のみを厳選しているので、節はあるものの、点在する程度。
そのうえ、しっかりと節が埋め木補修してあるので、違和感もありません。

杉 埋め節フローリング 5

杉 埋め節フローリング 2


この節が少なく赤みの多い状態が、いかに貴重なことであるかは、いろいろな材を見れば見るほどわかるもの。
そして、そのうえこの艶です!!

杉 埋め節フローリング 9

これは、サンディンぐ仕上げでは得られない輝き!
刃物仕上げだからこそ出る艶です。

杉の様に、節が多いうえに抜けたりかけたりするものを、刃物仕上げしている節ありフローリング材はほとんどありません。
しかしながら、高樹齢で節の少ない材を選別している埋め節フローリングは、一般的ではない刃物仕上げを用いて仕上がりの良さをアピールするのです。

色合いはある程度の時間で変化していきますし、表面も次第に削り取られて天然の浮造りのような質感になるものの、やはり施工当初のこの美しさはとっても重要。
惚れ惚れしてしまいます。

一般的な浮造りフローリングとは全く異なる高樹齢杉シリーズももちろんいいのですが、加工のされていない杉本来の質感を楽しみたいという場合や、予算を考えた場合にもおすすめです。
玉石混交の杉無垢フローリングの中で、珍しい商品として覚えておいていただく価値はあると思いますよ!!

高樹齢杉シリーズとともに、埋め節フローリングもよろしくお願いしますね!!


・杉埋め節フローリング〜2019〜はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから)


・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

一年ぶりの再会 古希杉フローリングの経年変化と新しい仲間

約1年数カ月ぶりの再会となりました。

私の「自慢できる」杉の無垢フローリングである、古希杉浮造り(うづくり)フローリングに、先日久しぶりに会いに行く機会がありました。
以前に施工直後の様子をお伝えしていますが、無垢フローリングには必ず訪れる「経年変化」というものを見る機会に恵まれ、今回伺ってきたわけです。

因みに、経年変化くらい納入した後のお客様のところでいくらでも見られるだろう。
そう思われるでしょう。

そうです、そうなんです。
本当はそうなんですが、実際は訪問する機会があっても想像以上に綺麗に使っていただいていて、写真ではその差が殆どわからないほど綺麗に使っておられる優秀なお施主様が多く、弊社が無垢材の注意として出している様々な変化は、殆ど起こっていないのです。
それはとってもいいことなんですが、ちょっとインパクトに欠ける?!ので今回は如何に?!と思いながら伺ったのです。

古希杉フローリング経年変化5

さぁ、どうでしょう。
できる限り、前回と同じアングルで・・・と思いますが、やはり日光や照明の関係で、私のウデでは同じ様な条件では撮影できません。

古希杉フローリング経年変化6


というよりも、やっぱり綺麗です(汗)。
とっても嬉しいことですが、綺麗なので実物を目で見ても一般の人ではわからない位の変化です。
私は自身が関わっているものですから、若干色が濃くなったと感じますが、当の御本人も殆ど変化は感じられていない様子。

古希杉フローリング経年変化4

お話を伺っていると、若干の傷がついたり結構こぼしたりしていますよ、ということでしたが不思議な位にその痕跡が無い。
逆に、そんな痕跡がある方が「しめしめ」で、経年変化の良い例として使わせていただくのですが、もう自画自賛があふれるほどに美しい!!(笑)


お住まいの御本人様がどれくらい御満足いただいているのか?戸田の自己満足ではないのか?!ヤラセ記事では?!と疑問をもたれることでしょう(汗)・・・
はっきり言って、自分でも恥ずかしいのですが本当なんです。

その証拠のお言葉が、「インターネットを見ていて、良いフローリングを使っているなぁ・・・・・、って見てたら自宅でした(笑)」です。
つまり、私がアップロードしていた画像がどこかに掲載されていたのか(これは合法か?!)で、たまたま目にされたとの事。
嘘ではなく、目をひいた画像が実は自宅のフローリング・・・
はい、お施主様まで自画自賛ですから、間違いありません(^−^)

古希杉フローリング経年変化1

因みに、経年変化で重要な要素である「伸縮」についてははっきりとみてとれましたよ。
これに関しては、冬であることと薪ストーブを使用されていることが大きな原因ですが、フローリング間に見事に隙間がありました。
どれくらいかというと、お決まりの「釘が見える程度」です。
もちろん、これも想定内なのですが御存じ無い方には驚かれるかもしれません。

古希杉フローリング経年変化2


杉は軽軟なので、伸縮の大きな木材ですが古希杉フローリングは特に、「天然乾燥」にこだわっている為に、フローリングの水分量を強制的に下げることはしていません。
その為、人工乾燥材の杉フローリングに比べると、若干伸縮の幅が大きい場合があります。
それは、乾燥が不十分だからではなく吸放湿作用が大きい証拠。
きちんと杉が住環境の中で仕事をしてくれているのです。
喜ぶべきこと?!です。それがちょっと乾燥気味になっているだけのこと。

そこも踏まえて使っていただいているので、問題はありませんがこれから杉の無垢フローリングを検討の方には、「こんなことになるの?!」なポイントかもしれません。

そんな感心する美しさの天然乾燥杉無垢フローリングを眺めながら、実は今回はもう一つの「新人さん」の顔色をうかがいに来たため、そちらも拝見することにしたのです。


古希杉フローリング経年変化3


・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリングはこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング、15mmエンドマッチ品の施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング15mm、M様邸施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、T様邸施工写真はこちらから(今回の1年前です。)

*古希杉フローリングは、2017年に木取りなどの仕様変更を行っていますので、上記施工写真の旧規格品は現行の材の表情と異なるものがありますので、ご検討の際にはサンプルや実物をご覧いただきますようによろしくお願いいたします。


・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp





木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリング

*本記事中の製品は、2017年に選別基準の改訂を行っていますので、表情は本文終盤のイメージ写真の形に変更になっていますので、ご注意ください。


製材所訪問記第三回でご紹介した杉板目の浮造りフローリングをここでご案内いたします。

板目浮造りフローリング拡大1


この板目フローリングに使用される高樹齢杉の良さは製材所訪問記の一回二回で紹介したとおりです。
高樹齢で目が詰んでいて、色艶が絶品に美しい原板から生まれます。
百年杉柾浮造り無節フローリングの記事でもつづっていますが、杉材についてもう一度ふれておきましょう。


皆さんは杉と聞いて何を思い浮かべられますか?
現代病の代表?!、「杉花粉症」をおもうのがはやいでしょうか?!
鼻が詰まり意識朦朧、目がかゆくウサギの目のように真っ赤にはれる、挙句に耳の奥がかゆくなる・・・・こんな症状思い出したくもないですね。

実際私がそうです。

材料としては、柔らかいため傷が付きやすい、また表情が一般的、あるいは桧や広葉樹に比べて安価である、といったことでしょうか。
どれも間違っていないと思います。
でも、そんなイメージの中で、良さが今一つアピールできていないのも杉材だと思います。
脱線しますが、花粉症の話を・・・


日本には、戦後の荒廃した土地に住宅などの復興に建築資材が大量に必要だった。
そこで、成長が早く建築用材になる杉がたくさん植えられた。
ところが、杉が成長するよりも早く日本は高度成長をとげ、完全に復興し豊かになっていった。

そのため、手入れされず伐採されることもなく残った材が、花粉を飛ばしているわけです。
杉も植物であり生き物です。
一説ですが、山に密植され、近辺をアスファルトで舗装された現代においては、子孫を残す手段である花粉を落とす場所がなく、より遠くまで飛ばさないと芽を出せないことを杉は知っているらしいのです。
あくまでも一説ですが、植物の生存のための手段と考えると、納得したくなるところです。

だから、一生懸命飛ばしているその花粉が人間にとって困りごとになっているとしたら、われわれ人間にも原因があるということかもしれません。

こんな状態を変えるためにも、材料として使えるまで成長した杉は計画的に伐採して、使用しなければなりません。
若木の方が二酸化炭素の吸収量も多くなりますし、伐っては植える良いサイクルが構築できまるとするならば、資源としても安定します。
そうすれば、山も、杉も元気になり、人間も少しは花粉症に悩まされることも少なくなるかもしれません。
もちろん、あくまでも量を目的にされる場合のお話で、きちんと山を元気にするには大切に育てていき、木材利用をすすめるだけではなく、長期にわたって様々な観点を持っていくことも必要です。

そして今回紹介するのは、その大切に手入れをされて育てられた、特別な杉の原木からうまれるフローリングです。

ただの杉のフローリングではありません。

浮造り、それも通常の浮造りよりも優しく、丁寧に加工された「高樹齢古希杉板目浮造りフローリング」です。

通常の浮造りとは加工工程が異なるため、ただブラッシングしただけの仕上がりの浮造りではなく、しっかりと硬い組織の冬目が立ち、柔らかい組織の夏目がブラシ跡がほとんど気にならない位にきれいに削られています。

杉板目浮造り木口より拡大


まったく通常の浮造りと一緒に考えられない仕上がりです。
これにより、先に述べた傷つきやすいという固定観念よりも傷が目立ちにくく足触りがよく、なおかつ貼りあがりの表情も陰影があり、艶が出やすい、経年変化の美しい仕上がりを実現しています。
無加工の杉フローリングと比べれば、その表情と艶の違いは一目瞭然。

こちらは同じ産地(原木のでる山は異なります。)の浮造りなしの杉フローリング。

表面フラット(加工無)フローリング表面


かたや、施工後1年の古希杉浮造りフローリング。


杉板目節あり浮造りフローリング表面


同じ原板とは思えない色艶ですが、比較的汚れの乗りやすい夏目が削れることで、杉本来の脂分が出やすくそれが艶を生み出しているのではないかといわれています。
そして杉材の美しい色艶を大切にするべく、こだわりの天然乾燥を採用していますので、白太は白く、赤身はピンクという美しい色合いをしっかりと残しています。
基本的な目合いは赤身(芯材)中心なので、耐久性も高いうえに美しい赤身の色合いを楽しめるのも大きな特徴です。

また、広葉樹フローリングや桧のフローリングと比べても足に感じる温かさはまるで違いますし、歩行感も適度な柔らかさがあるので足への負担も軽減してくれます。
その大切な足触りの部分においても古希杉は特別で、節ありフローリングにはつきものの「抜け節やかけ節」の補修を全て埋め木にて処理しています。(極軽微なものなどはしていないものもあります。)

古希杉190 3


その為、折角の針葉樹の節板に、パテが不自然だと思われていた方にはピッタリのフローリングではないかと思います。
やさしい天然の木目も、光の反射を和らげ目に優しく、杉の香りはストレスを和らげる効果のあることが証明されています。
調湿効果にも優れていますので、住まいが過乾燥したり湿気が多すぎたりすることを少なくしてくれます。(なくなるわけではありませんが・・・)


安定供給できて、資源の枯渇の心配もなく有効活用できる、杉はそんな素晴らしい材です。
その杉の原木から樹齢が高く、木目の通ったところを使用して、丁寧に浮造り加工を施した逸品。
安らげる我が家の一部分に加えてはいかがでしょうか・・・・

古希杉板目浮造り節ありフローリングは弊社ショールームにて常設展示していますので、是非その足触りを体感にいらしてください。
きっと普通の杉には戻れないと思いますよ!!


*高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリングを検討いただくにあたってのご注意

・近年、物流方式の変更に伴い地域によっては4m物の配送が難しい場合があります。
その際は、1.9m物のエンドマッチ品をご検討くださいますようによろしくお願いします。

・4m物の中には若干の乾燥木口割れを含むものがあります。(表情の違い写真参照)材を有効に活用するために、切り落としや隠れる部分へのご使用をお願いいたします。

・天然乾燥材の為、場合によっては薄く乾燥中に使用していた桟木(さんぎ)の跡が仕上げ面に残っている場合もあります。

15mm品

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 15mm-1

30mm品

古希杉190 1


*以下施工写真の中の「旧規格品」は、2017年に木取り仕様の変更をする以前の商品につき、現在の規格とは異なる表情ですが、参考に掲示してありますので、現在の実物とは若干異なりますので、ご注意ください。

・古希杉板目節あり浮造りフローリングの1.9mエンドマッチ施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉板目節あり浮造りフローリングの4m、M様邸施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉板目節あり浮造りフローリングの30mm、アトリエFUDOさま施工写真はこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、アトリエFUDOさま1年後経年変化の記事はこちらから


高樹齢! 古希杉板目浮造り節ありフローリング  (寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 
30×190×4000
15×140×4000
30×190×1900
15×140×1900

・形    状
一枚物

・エンドマッチ
1900長さのみあり

・品番と価格(表示価格全て税別表記です)
KU-164N OPC一枚物 無塗装 30×190×4000 ネイキッド
¥22,680/3枚入り(2.28屐

KU-174N OPC一枚物 無塗装 15×140×4000 ネイキッド
¥24,696/6枚入り(3.36屐

KU-16N OPC一枚物 無塗装 30×190×1900 ネイキッド
¥11,985/3枚入り(1.08屐

KU-17N OPC一枚物 無塗装 15×140×1900 ネイキッド
¥12,928/6枚入り(1.59屐

・運    賃
別途、地域によりお問い合わせください。

・グ レ ー  ド 
ネイキッド  赤身勝ちで、軽微な節と節埋め木、若干の源平を含む

・納    期
無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産をするということが出来ませんので、余裕をもってご確認ください。

表情の違い

特有の変色部 1

古希杉190 4


特有の変色部 2

古希杉190 8

補修しない小節

古希杉190 9

赤身の色見の違い

古希杉190 5

浮造り加工はじめの段つき

古希杉190 7

4m物の端部乾燥割れ

古希杉 12


・高樹齢! 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
*一枚物施工例はこちらから
*UNIタイプ、書斎への施工例はこちらから
*UNIタイプ、寝室への施工例はこちらから

・高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
*2017年仕様変更後の施工例はこちらから

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから


・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp





木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:13コメント(2) この記事をクリップ!