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神代桧

神代桧の講義机


以前に御紹介していた神代桧、覚えていらっしゃいますか?!
神代桧と言うとラムネの様なサイダーの様な香りの漂う、神代(かみよ)の贈り物ですが、先日、その神代桧の厚板をお買い上げいただいたお客様が、わざわざ御足労いただき、完成後の机の写真を見せてくださいました。(以下写真はデータです。)

講義机 1














いかがです?綺麗な色合いと仕上がり具合です。

講義机 4
























講義机という形で使われるそうですが、平時はしまっておけるように足が取り外せるようになっている事も重要なポイント。
このように足をおさめる箱まであるのです。

講義机 2













開けると納品詳細一覧が・・・・

講義机 5















それにこの脚。
本漆を施してあるそうです。
すごく時間がかかったのだとか。
その値打ちあって、深い輝きが写真からも伝わってきます。

講義机 1














これら神代桧の様な特殊な材料は、いつでもあるわけでもなく、あっても寸法が希望に添えない場合が大半です。
そのため、このように隅々まできっちりと使っていただくと、神代の命も生きるというものです。

神代(かみよ)の時代の桧との相乗効果で、講義が更に有意義なものになる事を祈っています。


木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

神代木その他の旅立ちから・・・


先日ご紹介した神代桧の厚盤を、ついこの間お引き取りに見えました。

神代桧 プレナー加工済
























神代(かみよ)よりの贈り物、タイムカプセル、化石の一歩手前、というような神代木ですが、よく考えるとこの神代桧も数千年前の地球の炭素の固定されたものなんですね・・・
はるか昔の日本の空気中の二酸化炭素を光合成し、その体内に取り込みそのまま現在によみがえったもの。
今回の神代桧には数千年前の、およそ9.9kgの炭素が貯めこまれている事になります。
すごいですねぇ・・・・
そのサイダーの様な香りもさることながら、その木質部自体も数千年前にできたものである事に、当たり前ながらに驚いてしまいます。

神代桧 板目


 削るまでわからなかった桧の油も出ています。どおりでいい香りがするはずだ。









神代桧柾目




 また、柾目にはとても細かい木目が入っていたりして、良質の無垢天井板をおもわせます。






更にこの後、大工さんの手によって加工が加わり、正式に生まれ変わる事になるので、出来上がりがますます楽しみですが、その反面少し淋しくなるようなところもあります。

この神代桧厚盤以外にも、先日から真桜や木曽桧、杢木などなどが旅立っているので、材木屋としては喜ばしい事でありスタッフからすると、やっと売れたか・・・というような、弊社に来てから5〜10年以上経過した物が気に入っていただいてめでたく旅立ちがあるわけですが、私にしてみれば彼女(彼ら?!)は今まで可愛がって眺めてきた子どもたちの様なもの。
材木屋としてではない思考(嗜好?!!)も頭の片隅で働くわけです。

あぁ、この杢目がみられるのも今日までか・・・とか、超希少材になると、うーー、やっぱり惜しいなぁ・・とか言う風に思ってしまいます。
当然、木材に異常な熱を上げる弊社の様な変わった材木屋に問い合わせて下さるような方には、木材を無駄にするような方はいないのはわかっているのです。
でも、本当に「嫁入り」という言葉がぴったりとくるように、出荷の前日などにはとても淋しくなったりするのです。(といいながら、子どもには女の子はいないんですが・・・・・)

木材というのは、当然ながら元々は一本の樹(または樹林)です。
そこから、運命的に私の元にたどり着き、または出会った事によって弊社の倉庫に入るわけですが、全てがそのままの形で旅立っていくわけではありません。
生木の場合は割れもしますし反りもします。
買い付けてから知らない間にフトドキモノによって傷が付いている事も!!
そんなこんながありながら、一年一年乾燥させていくわけですがその間の時間が、「あー、この時一緒に入れてきた材はめっちゃねじれたなぁ・・・」とか「おぉ、君でついに最後の一本か・・・」と感慨深くなることもしばしば・・・
おっと、なんとアホな奴や、と思う方はもういらっしゃらないとおもいますが、結局はやはり、自分がそこまで思える材料かどうか?ということが、弊社の在庫材料の違いなのかもしれません。

樺幅広板の反り



 こんなになったり・・・










ナラ板目の割れ



 こんなんなったり・・・










アホやなぁ、あんな材料こーとるわ、とか、こんなんどないしはるんですか?!ってなことはいつものこと。
想いのこもった材料に共感し、その材料に新たな命を吹き込む方がいてくれればそれでいいのです。

商売人はこんなんじゃアカンのでしょう。
もちろん、私もそればかりをしているわけではありません。
ですが、特別な材料を探しているお客様には、そんな特別変わった材木屋がいてもいいじゃありませんか。
いや、いるべきです。
これからの時代には、更に稀少材となるものが増えるでしょう。
それを少しでも永くお届けしたい。よろこんでもらえるようにしたい。
そのために、ちょっと変わった木を扱う材木屋が必要です。
もうこじつけだとしても構いません。自分の惚れた材料を扱い、割れや反りや曲がりのロスも抱え込みながら、求めてこられるお客様を待つ。木と対面した時のお客様の顔がパッと明るくなる瞬間が嬉しくて。

ただの規格のある「商品」となってしまった木材には、用途以外の魅力は薄いです。
商品は売れなければ不良在庫となります。早く売れないといけないスピード勝負。

しかし、「これしかない」というような想像力をかきたて、その物の香りを想像し削られた材面に興奮するような木材は、喜びの塊でありまさしく「木」であると思います。

物を売るのも商売、喜んでもらうのも商売。
アホでもえぇんです。アホしかもってない材料もあるんです。
有名でなくとも、偉い人とつながりはなくとも、大阪の茨木市でボチボチいきます。
ちょっと変わった材木屋が好きや、というかたは応援してもらえると嬉しいです。

神代椿杢の割れ


 それでも、折角の神代椿がこんななったらちょっとショック・・・(でも、なんか黒柿みたいな雰囲気になってきましたよ!!)









木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

神代桧厚板が旅立ちそうである


最近は一時に比べて落ち着いていた「神代木」へのお問合わせ。
通常の木材であっても、お尋ねの寸法などにぴったりのものというのはなかなか無い場合が多いのですが、神代木となるとその物の数が少ないうえに避けられない反りや割れなどが入っている場合が多いので、なかなかすぐに採用決定とは行かないのですが、今回は意外な程にばっちりに近い寸法でした。

神代桧 1
























まぁまず出るものではないと思って、見つけた時にはいつも触手が伸びる神代木ですが、実はこの神代桧は他の神代杉に交じっていた為に、当初は神代杉だと思っていたものでした。
それもそのはず、神代桧などそおは出てきません。
以前に金具不使用神代桧木製名刺ケース(名刺入れ)をつくった事がありますが、その材料以外では出会っていなかったのです。
それが数年前に神代杉の材を仕入れた時に入っていたのが偶然というか、必然というか・・・
今回の厚板と柾の盤が含まれていたのですが、私も削ってみるまでまさか神代桧だとは思っていなかったので、気がついたときは「一攫千金」まさにこのこと!というような気持ちになったものです。

神代桧柾盤



 まだ手入れしていませんが、神代桧の柾盤です。割れはありますが、稀少ですね〜。







それから数年、貴重な神代桧が旅立つことになりそうです。
先日遠方より、加工をしていただく宮大工さんをお連れになってお客様がご来店されました。
厚さなどはご希望と異なっていたものの、長さや幅はほぼご希望寸法。
これぞ巡り合わせ。出会う運命だったのかもしれません。

神代桧 2














神代特有の目まわりという割れや、傷、その他は散見されますが、数千年の歴史にそれぐらいはあたり前!
それを受け入れるのが使うものの使命!!
といいたくなるような、貴重な材です。
生の桧の少し「ツーン」とした香りとはまた少し違う「甘いサイダーの様な香り」は所有者だけの楽しみです。

まだ正式ではありませんが、気に入っていただいているので是非嫁がせたいものです。
また仕上がりも気になるところ。記事で紹介できるかなぁ・・・
できればご紹介しますね。

神代桧 3


























木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!