空を見上げて
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板屋楓

天翔ける板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)無垢一枚物フローリング


むろん、木材が天を飛んで移動することはないのですが、今回は御縁もあり場所も神仏にゆかりの場所であることもあり、私の気持ちの上では純白の板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)が青天の空を舞うような心持ちなのであります。

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 2










というのも、槭(かえで。正式には・・以下楓にて)の仲間は種子が羽根状になっており、風に乗ってくるくると回転し、空を飛んで自身が発芽する場所にたどり着く仕組みになっています。
因みに、ヘリコプターはこの楓の種子の飛行する仕組みを参考に発案されたのだとか・・・(プロペラだというお話も聞きますが、定かではありません。)
そんな楓ですから、お客様の元へもひとっ飛び!です。

今回はそんな板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)無垢一枚物フローリングのプルミエグレードを使っていただいたお客様の元にお邪魔してきました。

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 1










貼りあげていただいたのは、90幅の一枚物プルミエグレードです。
写真でも見えるようにユラユラと輝く目合いが美しく、若干の色違いや不規則な木理の乱れも本物のそれを感じさせてくれます。

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 8










地窓から漏れる光が優しい色合いに映えます。

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 4










とても凝った作りのエントランス。
もっと廻りも見てもらいたい位に良いつくりなんですが、残念ながら細部は秘密です、ゴメンナサイ。
玄関框は、メープルの厚単板貼り(5mm)の製作。
シンプルながらも、厚単板の底力。フローリングに負けていませんよ。

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 6










エントランスから反射して入ってくる光も、木の建具や壁、塗装を経て優しく差し込んでいるようです。
こうやって見ると、板屋楓(ペインテッドメープル)は材質が比較的硬質といわれる広葉樹といえども、どこかほっこりする温かさを感じるような気がします。
そのあたりはやはり、木目の印刷などでは表現できないところでしょうね。

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 5










今回採用いただいた「かの地」は縁結びの地。
今回の御縁をいただけたのは、その土地の神様のおかげか?はたまた天翔ける板屋楓が運んでくれたものか?どちらにせよ、いや双方のおかげで素晴らしい完成後を拝見することが出来ました。
実は私が伺って拝見した際に最初に驚いたのはフローリングの貼りあがりではなく、別の部分だったのですが、先にも書いたように全てお見せすることが出来ないのがとても残念ですが、細かなところまでこだわって、普通の住宅ではこんなところはお金をかけないところ、というところまでしっかりとつくられている事に感心した訪問でした。

もちろん、プルミエグレードの板屋楓(ペインテッドメープル)の貼り上りはいつ見ても素晴らしいものですが、今回はその板屋楓すらも一部分に上手くおさまったなぁ・・・というくらいにバランスのとれた仕上がりのお宅でした。


ショールームにおいても、私の延々と続くお話と一つ一つの説明を聞いてくださりありがとうございました。
今回施工いただい数の板屋楓(ペインテッドメープル)無垢一枚物フローリングには、約280kgの炭素が含まれています。
もちろん、木を大切にふんだんに使われていますからおうち全体で見るともっとたくさんの二酸化炭素を固定していることでしょう。
木に触れられる幸せと同時に二酸化炭素を閉じ込めるという機能を持っている木材。こと、無垢フローリングは家の中でいつも足の触れる部分。一石二鳥以上に値打ちあり!ですよね。

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 3










今回のおうちは、古い民家の改造でした。
ですからお見せ出来ていない構造材など立派なものが多いのですが、それらもおそらく100数十年以上前に二酸化炭素が固定されてできた木材です。
そして、貼りあげていただいた板屋楓はおうちが建築されたちょうどその時か、若しくは直後に芽吹いた材でしょう。
100年以上の時を経て、昔の材と今の材が同じ様に使える耐用性。それも木材ならではでしょう。
現在の一般住宅では考えられないサイクルですが、このようなサイクルを活用できると、枯渇の心配もなく豊富に使うことのできる資源としていつでも利用することができ、尚且つ環境にも優しいのは言うまでもありません。
一足飛びでなくとも、少しづつ住宅の木材の質を良くしていって、後世に残せるような住宅、まだまだ使える木造住宅部材としていきたいものです。

数十年後、この美しい板屋楓(ペインテッドメープル)一枚物無垢フローリングがどの様に変化しているか、また、その時にも「数十年前の楓の無垢一枚物フローリングの何とも言えない質感はやっぱりいいね。良いフローリングを使っているね。」といってもらえるであろうと期待しています。


最後にお客様より頂いたアンケートを掲載いたします。

・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)


 いろいろなメーカに見積もりを依頼しましたが、迷うばかりで決め兼ねていた頃、戸田材木店のブログをたまたま拝見し、木材に対する思いや姿勢に興味をそそられました。ショールームも電車で行ける距離でしたので、早速伺いましたところ、こちらの迷いに対してよく耳を傾けていただき長い間お話しできましたのでお願いすることに決めました。お商売上手というわけでもなく、でもぞんざいな風はなく、ひたすら木がすきなんだなというのが戸田さんに対する感想です。

 私にとっては、その姿勢がとても信頼できました。


 


・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)


 真面目に回答していただきよかったと思います。


 

・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)


 マニアックな個性的なブログで、読んでいても面白かったです。日本の長寿命の木を探して旅をする戸田さん
に親近感を感じます。いつまでもその姿勢を失わないでいただきたいなと思っています。

 木の不具合についても写真で詳しく説明があり、分りやすく、納得できるものでした。


 


・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)

 張って2か月たちましたが問題はありません。床暖房(PTCヒータ)を1日中つけると板の継ぎ目が2mmくらい空きますが、点けていないとまた戻ります。子供の頃は無垢材を使用するのが当たり前でしたから、こんなものだろうと思います。古民家に白系メープルの色は大変よく会いました。和モダンの雰囲気をうまく出すことができました。


 


・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。


 戸田さんの木へのこだわりに信頼感を感じました。きっとこのお店の選定された木材は間違いないのではと
思いました。(我が家のメープルは4回の乾燥工程を経たものということです。)



・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。


 不具合時の対処方法・事例を詳しく載せていただきたいですね。
 木材の経年変色の事例を集めて載せてください。


N様、素晴らしいお宅拝見させていただきありがとうございました。
また、本当なの?!と思われるかもしれないくらいの嬉しいお言葉をいただき恐縮です。今後も特殊な材木屋として生き残っていきますので、応援よろしくお願いいたします(笑)。
板屋楓の経年変化が今から楽しみです。またそのあたりの後日談をいただければ幸いです。(経年変化・美化の事例としても有難いです。)


さぁ、今回の御縁を色々な方向へ進められるよう、飛べ!板屋楓!!

板屋楓(ペインテッドメープル)プルミエ施工 7











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白の共演 −杉純白浮造り(うづくり)と板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)−


すごい面積ですけど、おぉてますか(間違いないですか)?!

それが最初の言葉でした。
お客様のお宅の壁材として、杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板をご提案した時の事です。
約30坪分。納入する羽目板の数にして2mで550枚分位(切り無駄をみて)ということだったので、どうしても再確認したかったのです。
というのも、壁材用の羽目板ではなかなか30坪分というご注文はないからです。フローリングでは普通の数ですが、どこまで貼るの?と思ってしまいました。
しかし、よく考えると壁は四方ありますし、天井までの高さで見ると面積はかなり大きくなります。
なるほど、それでか・・・

と納得しつつもどんな仕上がりになるのか楽しみだったお宅が完成しました。

純白施工 3




 玄関を入るとすぐに目に入る「杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板」と「板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングセレクショングレード」に、相反してしっかりと存在感を出すドア類が、とてもよいコントラストになっています。










住まいながらのリフォームだったのですが、最初はイメージのつかめなかったお客様も納得の仕上がりです。

純白施工 5























今回、壁材である杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板の数が多かったのは、1階から3階まで、階段室も途切れることなく張り上げる為だったのです。
施工をみて納得。目地の狂いもなく整然と貼りあげられた純白浮造りは、強い色や個性ではなく、全く異なった主張をしています。

純白施工 12













どうですか、この輝き。伺った時には丁度太陽が階段室に差し込んでいましたので、一筋の光が照らしだすそれは、まるで光の波の様な印象を受けました。

純白施工 14














そして、その光の波を見せてくれる一番の特徴はいわずもがな、「浮造り(うづくり)加工」です。
うづくり・・・まさしく木目を浮かせるように造り上げる加工方法。
杉は柔らかいので傷がつきやすい、広葉樹にくらべて木目に特徴がない、などといわれることがありますが、これを見てもそんなことがいえるのか!!というように私は感じる(笑)仕上がりになっているのですが、実は浮造り加工と一言で言っても、その加工仕上がりにはかなりの差があります。
乗り物に例えると、メル○デス・ベン○と三輪車位に違います(笑)。

何が違うのか・・・
そこには、弊社の古希杉浮造り(うづくり)フローリング百年杉柾浮造りフローリングなどと同じ、「普通とは違う」製法の妙があるのです。

というのは、通常の浮造り加工というと「木目の柔らかい部分が削れれば良い」というくらいの質感で、ブラシ目が大きく筋になって残っていたり、加工の荒い部分が残っている物もみられるのですが、そこに大きな違いがあるのです。
普通の浮造り加工とメル○デス・ベン○浮造り加工の違いはその削り取り方と仕上がりです。

それは手間のかかる加工なので、違いは一目瞭然です。企業秘密となるので、残念ながら詳細はお伝えできませんが、もう見たとおり!です(いい加減な・・・)。

純白施工 9














それにもましてまだ秘密があるんですよ!
名前に「純白」を名乗るこの羽目板。写真を見ていただいたとおり、杉の辺材(白太)の部分のみを厳選して造られている物なのです。
そしてさらに驚いてください!!
全て天然乾燥です!!!

どうだ、参ったか・・・ふふふ。

もう、ここまでの紹介で私のテンションは最高潮です。
浮造りの技術もさることながら、その原料となるのは樹齢70年生以上の高樹齢原木であり、しかもその高樹齢原木のわずかな辺材(白太)部分の中の更に節のない部分のみを厳選して、そこからなんと「天然乾燥」を施しているのです。

クライマックスまでばらしてしまいましたね。

一本の丸太の中でもわずかしかない、「節のない辺材部分のみ」を人工乾燥機ではなく天然乾燥させている点が、もっとも大きな違いであり高樹齢の美しさを更に引き出すことに貢献しているのは、無垢材に明るいかたならばお分かりのはず・・・
杉は水分を好む材質であるため、木材にするには水分をなかなかはきだしてくれない点が大きな課題であるので、人工乾燥機でジャンジャン水分を絞り出す方法が早くて便利ですが、やはり木がかわいそうです。
西岡棟梁流にいうと、「木が泣きよります」です(使ってみたかったんです、このフレーズ・・・)。

杉を知り、杉を活かす山からの製品だからこその品質。
それを十分に実感できる仕上がりが、弊社のお届けする「高樹齢杉浮造りシリーズ」です。

純白施工 11
























材の端の部分は強制的に取り除くことなく、優しくけずられた跡が残っている部分もあります。

純白施工 10














その白さに加えて加工の美しさ、そして天然乾燥材使用(550枚!)という贅沢さ。
羨ましいかぎりです。


今回限りはわき役に回ってしまっているような感をうける板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングですが、これも見逃せませんよ。
弊社定番のネイキッドグレードも表情豊かで、板屋楓(ペインテッドメープル)の無垢一枚物の風合いをよく現していますが、このセレクショングレードも控えめな木目でありながら、輝きをもっているような光沢のある表情が見逃せません。

純白施工 1














遠目で見ると、プルミエグレードかと思ってしまうくらい均一で美しいところもあります。

純白施工 8
























ネイキッドグレードほど野趣あふれるものではないですが、無垢にしかあり得ないような赤白の色違いや茶色っぽくなった部分であったり、独特の木目をみることができるのは変わりありません。

純白施工 7














そして中には当然板屋楓(ペインテッドメープル)ならではのお楽しみが含まれています。

純白施工 13














ユラユラと静かに揺れて流れる川面の様な杢や・・・

純白施工 15














鳥の目杢(バーズアイ)?!と期待したくなるくらいの、水玉の様な浮かび上がる杢を見る事ができるのは、板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングの特権でしょう。

純白施工 6














こんな贅沢な無垢の使い方もいいもんです。
これだけの数の無垢木材に包まれるには、ネイキッドグレードばかりだと少し重たくなりがちな部分もあります。
それを「純白」と「一枚物セレクショングレード」の共演によって、違和感なく納められています。

本当のところ、最初は桧の羽目板にしようか、という案もありました。
ですが、貼り上げる面積が広い事と視覚的にも大きな面積が目に入ることを考えると、赤白のある桧よりも、純白で尚且つ自慢の浮造りによって陰影の出せる高樹齢杉純白浮造り羽目板を採用していただく運びになったのです。

純白施工 2














木目を引き裂くことなく加工できる術は、その仕上がりにしっかりと現れています。
それにしても正直なところ、純白の中にも若干の「元赤」を含む可能性があることをお話しておきます。
もうあと数センチで純白なのに・・・というところで一枚全て無駄にすることはできません。
永く生きてきた材を大切に使い切る為にも許容量を同梱していることもあるのです。
赤身の入りやすい木の根元に近い部分である「元(もと)」の部分が少し入ることもあるのですが、今回は550枚という数量でありながら施工していただいた方も驚きの純白揃いでした。

純白施工 4
























天然乾燥材であることを考えても、その在庫量が如何に多くなるかは推して知るべし。
そのこだわりを感じていただけることでしょう。
杉のイメージを覆す「純白浮造り(じゅんぱくうづくり)加工」は、多くの方に知っていただきたいものです。

純白施工 9














是非、杉のフローリングや羽目板で迷っていらっしゃる方は弊社ショールームまでお問い合わせください。
写真では伝わらない手触り足触りを感じてみてください。
お待ちしています。


・高樹齢 杉純白無節浮造り羽目板はこちらから

・高樹齢 杉純白浮造り(うづくり)羽目板の天井施工写真はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造りフローリングはこちらから  (施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから  (施工例はこちらから)

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレード施工例はこちらから

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木を活かした木造住宅


前回の「調査」の記事を思い出すきっかけとなったお家の見学に行かせていただきました。

木を活かした住宅 9
























ワオ!!
自分で納材しておきながらも、仕上がった状態にびっくり。
玄関を開けてすぐのこの存在感に、きっとお客様も驚くことでしょう。
赤く強くその存在をアピールしているのは、「カリン」の上り框(あがりかまち)です。
当然、無垢の一本物、つなぎ目も貼り合わせもありません。正真正銘の無垢材です。

カリンは紫檀や黒檀、タガヤサンなどとともに珍重される木材で、床の間材やフローリングなど多くの建築に利用されている木材で、紫檀とはまた異なる、独特の甘い香り(私は熟成したボルドーワインにこのカリンの材の香りを感じます。テイスティングノートに一人「カリン香」と書いているくらいに好きな香りです。)が漂います。
その上り框に接しているのは、おなじみの「板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング」です。

また、視線を正面に向けると綺麗な節の並ぶ壁面が。
念のために言っておきますが、最近は壁紙でもかなり精緻な木目柄があるので、来客された方は一瞬「木目のクロスか」と思われるかもしれませんが、これもきちんと無垢の一枚物の木材です。
後に紹介する「ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物羽目板」が、太陽の光を受けて黄金色とも思える様な、独特の輝きを放っています。
もうこれだけで、木の家満喫!!

といわずにリビングへ。

このお家の床は全て板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングで仕上げていますので、お家の中にいる間中足の触れるフローリングは全て無垢の一枚板、ということになります。
贅沢ですねぇ・・・

木を活かした住宅 1














通常、無垢のフローリングというとウレタンコテコテ塗装仕上げの9cm程のたて継ぎ(長さの短い木材をつないだもの)フローリングが主流ですが、この板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングは、植物オイル仕上げ。
しかも、13cmという幅広の、しかもつなぎ目なしの一枚物のフローリングです。
その存在感と足触りは格別です。
手で触りたくなりますよ!

木を活かした住宅 2








 無垢の木材は全て同じ柄ではありません。また、余すところなく木を使わせてもらうためにも、一部分に変色したものや、節、色違いを含みます。










とはいえ、こんなのもあるんですから、本当に表情豊かですね。
外観を美しく装ったものにはまねのできない、本物の無垢木材です。

木を活かした住宅 3
























さて、無垢なのは足元だけではありません。
頭上には、金色の流れる雲が浮かぶようです。

木を活かした住宅 12














これも、玄関の壁と同じく「ピュアラーチ(TENKARA)幅広無垢一枚物羽目板」です。
天然唐松の特徴は、その樹齢の高さとそれによる杢目の美しさ、また、厳しい寒さにたえてきた事を物語るような目の細かさ。
時が経つごとに深い色合いになっていくことで「金褐色」に変するとも称されるくらいに色合いの美しいのが特徴です。

それとともに、ごっつい存在感を醸し出しているのが幅広無垢一枚物フローリングもご用意する「国産栂(こくさんつが)」の大梁です。

木を活かした住宅 4














現し仕上げの梁は全て国産栂を使用しています。
それも、どの梁を見ても相当な大きさ。家の構造を支える期待に十分にこたえうる素材であることは一目瞭然ですね。
この国産栂も、非常に樹齢が高い天然林からの産物ですので、細かく優しい杢目が落ち着きを感じます。
力強いピュアラーチとの相性も予想以上にグッドです。

木を活かした住宅 5
























見どころ満載のこのお家。
この角度の写真ではわかりませんが、もうひとつポイントがあるんです。
それは、長時間奥様の目に映るであろうキッチンのカウンター。
そこに鎮座するのはこれ。

木を活かした住宅 6







 でん、とかまえるその姿。このお方こそが桧の中の桧、「木曽桧(きそひのき)」であーる。













木曽桧には、様々な社寺建築の御用材として使われている成長の緩やかな木があります。
優しい香りと、節板の場合には手の平ほどの大きさの赤い節が入るのが特徴です。

木を活かした住宅 7
























こんなカウンター、無垢調(むくちょう)では真似できないですよね。
淡いピンクと白の表情は、目に優しくありながら一目で本物とわかる存在感を出しています。

木を活かした住宅 11














なんとも贅沢なお家です。
壁はクロスのところもありますが、床やカウンター、そして現し梁が無垢の木の家を十分に感じさせてくれます。
また、和室以外は見えない部分で残念でしかたないですが、このお家、構造材も全て無垢の木材です。
土台と柱には桧を使っています。もちろん、集成材ではありませんし、和室の柱も本物の桧の柱を、大工さんが鉋(かんな)で仕上げたものです。
全てが木や自然素材ばかりだと、かえって窮屈になる場合もあります。そうではなく、木を活かして上手に使えるようになると、限られたスペースや限られた予算でも木を使う余地はあると思います。

適材適所に木を使ってもらう事も私の仕事。
このお家に入られるお客様は羨ましいですね。これだけのものを使っていて、決して目をむくような価格ではありません。
そのあたりは工務店さんの気慨(木甲斐)の現れですが、その一部をご紹介しておきます。

木を活かした住宅 10














見学会用の説明版です。
綺麗に飾られていました。お客様にもわかりやすく、木の特徴と良さを表していると思います。

木の家。
一口に言っても様々な木の家がありますが、私にとっての、いや、やはりお客様にとっての木の家はこうであってほしいと思うようなお家になっていました。
前回の木造住宅を嗜好する方は、こういった住宅を手にしてもらいたい。その中で、木の家にしてよかったね!といってもらいたいものです。

木を活かした住宅 13

























板屋楓幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
板屋楓幅広無垢一枚物フローリングプルミエグレード・セレクショングレードイメージはこちらから

このお家を建てられた大阪府茨木市の工務店、橋田工務店さんへはこちらから



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板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング

板屋楓(メープル)施工写真 2
キラキラと輝く材面、時に優美な杢をだす性質。

DSCF0584







それが板屋楓の印象でしょうか。

今回ご紹介するのは、通常メープル材といって販売されている木材である、正式名称「板屋楓」、または「ペインテッドメープル」の無垢フローリングです。


板屋楓(メープル)


























楓の仲間の中でも大きく成長する板屋楓は、その杢目の独特の美しさをいかし、高級車のインテリヤパネルや、装飾家具材料としての用途は有名です。
私も現物は見たことはありませんが、昔はスキーの板にもこの板屋楓が使われていたそうですよ。


無垢木材の材質の話になりますが、一般的にメープルとだけいって販売されますが、メープルと称される物の仲間は世界には200〜300種ほどあるそうです。
メープルとは楓材(正確には槭)のことです。

その中でも建築に関係するものは限られてきますが、装飾目的で使用するキルテッドメープル、板屋楓よりも白く淡白で縮み杢の出る北欧楓(ヨーロピアンメープル)、その反発と耐久力から野球のバットに使用される(広義)ハードメープル、そして床柱からボーリングのピン、住宅のフローリングにまで使用される板屋楓。
これらが代表的でしょうか。

カエデの中でも板屋楓は適度な硬さを有し、また弾力性や粘りも併せ持っているため床材としては最適です。(とはいっても、強打すると、十分に硬いですから注意!!)

また、フローリングに仕上げた場合の表面は絹肌のような滑らかさで、平滑で足ざわりの感覚が何ともいえず気持のいいもので、思わず撫でてしまうような仕上がりです。
これも板屋楓のすぐれた特徴の一つといえます。

しかも材面の表情が、他のフローリング材に比べて抜群によく、貼りあがりの印象がとても美しく、光の当たり具合で輝きを変える様はまさに夕日に煌くさざ波のようで、見る者を魅了してやみません。


板屋楓フローリングの中にはメープル材のもう一つの特徴的な杢目、「バーズアイ」も贅沢にも含まれています。

バーズアイメープル節あり材の中から玉杢








光り輝く白い珠が鳥の目のように見えることから、バーズアイ=鳥眼杢と呼ばれているものですが、これは「不定芽」という正常に発達しない節が集まってあらわれるもののことです。

原因は定かではないですが、成長不良がこんなに美しい杢を織りなすのです。
もっとも、メイプル以外ではあまり歓迎されるものではありませんが・・・


白っぽい材面にこのような様々な優美な杢を有する板屋楓を贅沢な無垢フローリングに仕上げています。
お部屋が明るく、いつまでも眺めていたくなる空間となること間違いなしです。

安定的に供給するのが困難な高級材である一枚物の幅広材や、床暖房対応品も、少量づつながらもご用意しました。


なお、一枚物ではありませんが、同じ幅広13cm幅で、1.82mの長手方向に継ぎ目のあるユニ品に、つなぎ目の所にv溝をきって乱尺フローリング施工のような貼りあがりに仕上げることができる継ぎ目v溝加工品もご用意しました。



板屋楓幅広ユニ 継ぎ目V溝部分拡大板屋楓幅広ユニ 継ぎ目V溝拡大







継ぎ目箇所は1.82メートルの中で2〜3か所までです。

溝の印象と継ぎ目が少ないことで、縦継ぎ品と感じさせない仕上がりです。


プルミエグレードのみですが、価格も定尺1.82m一枚物よりもお手頃ですし、無垢の質感や、グレード基準は定尺一枚物とかわりませんので、溝があることによる貼りあがりのリズム感を楽しむことのできる商品です。

板屋楓幅広ユニ 継ぎ目V溝加工拡大1



  美しい縮み杢もしっかりと入っています。



こちらもぜひご検討ください。
そして、板屋楓(ペインテッドメープル)以外にも、幅広無垢V溝フローリングのラインナップがあります。詳しくは下記記事をご覧ください。(樹種によってはグレードの限られるものもあります。)

イースタンアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング
ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク幅広無垢V溝フローリング
ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)幅広無垢V溝フローリング

また、同じ板屋楓でもより自然味溢れる仕上がりとなるネイキッドグレードもご用意しています。
不揃いの色合いの中にも綺麗な杢が含まれていたりします。
本物の板屋楓(メープル)を味わってみたい方にはお勧めのグレードですよ。


板屋楓(メープル)施工写真 2














板屋楓(メープル)施工写真 3





 こんなバーズアイを想わせる杢もちらほら・・・


















・板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・板屋楓(ペインテッドメープル)無垢一枚物フローリング90幅プルミエグレード施工写真はこちらから
・板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング130幅プルミエグレード施工写真はこちらから
・板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング130幅セレクショングレード施工写真はこちらから
・板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング130幅ネイキッドグレード施工写真はこちらから
・板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング130幅セレクショングレード大阪研修の家、施工写真はこちらから


板屋楓以外の弊社取扱無垢フローリング一覧はこちらから

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板屋楓(メープル)無垢フローリングは、幅広材を使用することで、板屋楓の持つ独特の杢目、風合いをより一層楽しんでいただくことができるとともに、塗装品では、床暖房の仕上げ材としてもご採用していただけます。(床暖房用も隙や反りのないことを保証したものではありません。隙や反りは木材の性質としてご理解ください。)


板屋楓 一枚物 幅広 無節



幅広一枚物プルミエグレード イメージ




板屋楓 幅広 一枚物 小節


幅広一枚物セレクショングレード イメージ



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