空を見上げて

仰げば恐ろし・・・ 〜島根県浜田市 常盤山の杉〜


私は夏が苦手である。
暑いから?いや、そうではないのです。
暑さには比較的強い(むしろ寒さの方が強いけど・・・)方なのですが、夏に山に入るのが苦手です。

すがすがしくてとても良い、と思うのですがそれだけではなく、人間が心地いい季節は他の生き物にも心地いいわけで、蜂やヒルなどのお友達になりたくないものがたくさんでてきますから、苦手です。
しかし、もっとも苦手・・・いや、会いたくないものがいるであろうことも、非常に大きな苦手ポイント・・・


冬に巨樹を訪れる苦労は、今までの雪にまみれる記事を見て頂ければご理解いただけるでしょう。
何気なしに雪化粧に佇む私と巨樹、という構図になっているものの、その場に立つまでは携帯電話の電波の届かない山道をひたすら登る、つづら折れの山道を四輪ドリフト状態(FF車ですけど〜)の横滑りで駆け上がったりなどしながら辿りついているわけです。
寒そうに見えるダウンジャケットの下が汗だく、ということも珍しくありません(汗)。

それからすれば、夏に訪れる巨樹など心地の良いもの・・・と思うなかれ。
今回訪れたのは日本海側に細長く続く島根県。
高速道路がつながっていないために、東西に長い県の両端への行き来に数時間かかってしまうという、侮りがたい県なのですが、県民性はとってもフレンドリー且つ嘘偽りのない人たちばかりで、私の中での「癒し県」の一つでもあります
(笑)。

そんな島根県の西部、山間の金城(かなぎ)町に常盤山の八幡宮があります。
金城は、地元の水を販売するほどに自然の豊かなところ。
好き嫌いはあるものの、少し甘さと柔らかさのある「金城町の水」はお気に入りです。

巨樹巨木の事前情報によると、幹回り8mを超える杉が存在し、他にも杉の巨木があるとのこと。
幹回り10mを超えると相当なスケールですので、その姿に期待が高まります。

到着後の社殿迄にはすでに一本の太い杉がお出迎え。

常盤山のスギ 3

なかなか立派な杉!!とここで時間をとられてはいけません。
なにせ、この社殿の奥にはさらに大きな杉がいるのです。
早々にお参りを済ませて、どの「奥」にお目当てがあるのかを確かめます。

常盤山のスギ 10

もしや、あの社殿右後ろの??
いや、たぶんそうだ。
針葉樹の濃い緑の新緑!
あそこにめがけていくぞ!!、の前にありがたい事前情報。
これがないと、背が低いものは結構探すことになる場合もあるんですね〜。
ありがたや。


常盤山のスギ 2

掲示によると、社殿前を含む5本の杉巨樹があるとのこと。
巨樹や樹木に明るい方は、表記の「アシオスギ」に注目されることと思いますが、ここではその表記については、掲示板に倣うことにします。

もちろん、目指すはA株。

案内図通りに進むと、境内左奥に裏山へと昇るけものみちらしきものが・・・

常盤山のスギ 9

まぁ、道なんだろうけど普通に竹やら雑木やらで通れない・・・

うぅ〜・・・どれくらい進むのか。見る限り近いけど・・・と思いながらも進み始めると早速Cの杉に。
なかなか立派ではあるものの、意外と傾斜のきついけものみちで、しかも三脚を立てるにも良いアングルが取りにくい・・・ということで、写真なしで通過。
後で気が付くのですが、ここでもし「その痕跡」に気が付いていれば、もしかするとここで引き返していたかもしれません。


歩を進めると、気負う心とは全く異なり意外とあっさりとお目当ての杉に到着。

常盤山のスギ 4

手前と奥。
2本が適度なスペースを維持しながら立っています。
広葉樹の若木もちょろちょろと芽を見せる中、「一時代」を主張するような2本の杉。

ご丁寧に足元には「アシオスギ」の表記。

確かに、西日本とはいえ島根県の山間部は非常に豪雪。
数メートルの積雪も珍しくありません。
その地で生き抜くには、やはりアシオスギでないといけないのでしょう。

常盤山のスギ 1

アシオスギの例に倣って、異様な樹形か?!と思いきや意外とスラッとしていて礼儀正しい(笑)。
素直に伸びた、という印象を受けるそのままに、とても優等生的なアシオスギと感じます。

常盤山のスギ 6

人工林施業の上で、まず淘汰するべき対象として「暴れ木」があげられます。
詳細は割愛しますが、まっすぐ伸びているとはいえ、枝のつき方や成長度合いを見ると、巨木の多くは暴れ木であることが多いです。
失礼な話、巨木を木材にするならば樹齢を重ねているために、成長による癖は非常にマイルドではあると思いますが、林業で言うところの優等生ではありません。

しかし、その個性がまた、人を引き付けるのかもしれません。

この常盤山の杉も、想像よりもやはりスケール感はないものの、その立地であったりその姿のみせる雰囲気は、巨樹そのものです。

常盤山のスギ 5


写真映りを考えると、開けた場所にドカーンと構えているのが望ましいものの、「裏山に主」よろしく仲間とともにひっそりとたたずんでいるその姿は、応援したくなるような気持にさせます。

期待より大きくない、といっても実はこれくらいはありますよ。

常盤山のスギ 7


はい、十分大きい。太い(笑)。
足元の「アシウスギ」ではない「アシオスギ」看板がほんと、妙に気になる(笑)。

杉の巨樹、と考えるとまだまだその称号を得るには若造である、と言えるかもしれません。
それでも、ある程度まとまって生えていることや鎮守の森であることなどを考えると、非常に価値があると思います。

いつもなら、いろんな角度から撮影するものを、雑木と竹に阻まれて、一定のアングルしかありません。
ちょっと物足りなさを感じつつも、別れの挨拶を済ませ杉を後にします。

先程来た道を戻りながら、もう一度巨木たちの写真をとっていると、先程の杉への曲がり道に立っている看板表記Cの杉の幹に、なにやらキズが付いている。

常盤山のスギ 12

むむー!
なかなか人が入っていないのかと思いきや、こんな傷をつける人間がきてるのかしら?!
鎮守の森の樹木を傷つけるとは何事か!!っと、思いながらもう一度Cの大木を眺めました。

そしてそのまま無事帰路についたわけですが、その後にこのキズについて聞いてみると「あぁ、クマでしょうね。クマ。上にいませんでしたかね?!」との返事・・・
ん?クマ?!
熊?!

よく聞いてみると、クマは木のぼりし「クマ棚」を作るとのこと。
その際に登った跡であろうというお話で、聞いてすぐビックリ!
山の野生動物苦手な身にとっては、クマやイノシシは本当に会いたくないものたち。
それも、もしかすると頭上いたかもしれないとは・・・・・

ひえぇ〜。
思い出すだけでも恐ろしい。
見上げる恐ろしさを覚えた杉探訪。忘れられない場所になりました。


常盤山の杉所在地

島根県浜田市金城町波佐545付近 常盤山八幡宮の裏山内

駐車可能



・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

埋め節フローリングの改修現場、完成!

弊社の隠れた人気商品、高樹齢杉シリーズ。
一般流通の杉フローリングとは全く異なる手法で作られているため、杉フローリングとしてのシェアは少ないものの、こだわりの杉フローリングとしては、こだわりのある作り手さんに気に入ってもらっています。
そんな弊社の杉ラインナップの中では、一般流通品に近い位置づけのものが「杉 埋め節フローリング」。
今回はその埋め節フローリングを使っていただいた現場が完成したので、ご紹介しましょう。

杉 埋め節フローリング 1

弊社こだわりの古希杉浮造り一枚物フローリングとほぼ同じ工程をたどって生産される、この埋め節フローリング。
選別の基準が違うものの、基本的には古希杉浮造りフローリングと同じ原板を使っているので、節ありフローリングなのに節が少ないのがいいのやらどうなのやら。

カットサンプルでは伝えにくいし、節まみれのものが杉フローリングだ!と思っておられる方には、ある意味思っているものと違う、と言われることの多いこの表情。
しかし、これこそ高樹齢の杉の赤身の多い部分で作られるからこそできるワザ!!

杉 埋め節フローリング 6

若木を製材すると、多くの節が出てしまうところを高樹齢の杉のみを厳選しているので、節はあるものの、点在する程度。
そのうえ、しっかりと節が埋め木補修してあるので、違和感もありません。

杉 埋め節フローリング 5

杉 埋め節フローリング 2


この節が少なく赤みの多い状態が、いかに貴重なことであるかは、いろいろな材を見れば見るほどわかるもの。
そして、そのうえこの艶です!!

杉 埋め節フローリング 9

これは、サンディンぐ仕上げでは得られない輝き!
刃物仕上げだからこそ出る艶です。

杉の様に、節が多いうえに抜けたりかけたりするものを、刃物仕上げしている節ありフローリング材はほとんどありません。
しかしながら、高樹齢で節の少ない材を選別している埋め節フローリングは、一般的ではない刃物仕上げを用いて仕上がりの良さをアピールするのです。

色合いはある程度の時間で変化していきますし、表面も次第に削り取られて天然の浮造りのような質感になるものの、やはり施工当初のこの美しさはとっても重要。
惚れ惚れしてしまいます。

一般的な浮造りフローリングとは全く異なる高樹齢杉シリーズももちろんいいのですが、加工のされていない杉本来の質感を楽しみたいという場合や、予算を考えた場合にもおすすめです。
玉石混交の杉無垢フローリングの中で、珍しい商品として覚えておいていただく価値はあると思いますよ!!

高樹齢杉シリーズとともに、埋め節フローリングもよろしくお願いしますね!!


・杉埋め節フローリング〜2019〜はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから)


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

お問い合わせをいただいたお客様には、実物のサンプルを差し上げたのでどのような仕上がりとしていただけるか楽しみでありますが、この「古くて新しい用途」が、今後の木材業界で必要とされるものの一つかもしれない、と思うところがあります。

我々の業界では、この樹種はこう使うべき、この使い方の時はこういったものを製材しなければいけない、こんな板材は商品にならない、細い小さい丸太は使えない、などなど・・・
用途が定まっているからこそ、それ以外には目を向けてこなかった一面もあるなかで、今回の様に「古くて新しい」使い方ができると、一気にその木材の持つ価値を高めることができます。


材木屋としては、内装や外装の仕上げ材にするには抜け節が多すぎるとか、木目が粗すぎるといった理由で敬遠したくなる板材も、コンクリートに木目を転写する、という求められる用途にハマれば欠点と思われていた部分が一気になくなり、必要とされる材になるのです。

(浮造りなしの裏面)
オレンジワインと杉板 8


特に、東京オリンピックを来年に控えて建設が多くなるなかで、熱帯産のラワン合板ではない素材への転換も求められていることもあり、一つのきっかけになりやしないかとも思っています。

コンクリートに木目を転写するという手法は最近になって始まったことではありませんが、「浮造り」という手法と「杉板」というものが注目され、そこに施工性という観点からの「実加工」をされた羽目板というものが交わって、古くて新しい木材製品へと変わるのです。

以前は杉板を用いることが普通でも、このように適度な粗さでの浮造り加工をして、実(さね)までつけたものは一般的に流通していなかったはずです。
もともとあるものを、現代風に作り上げる。
現在、私を含めて注目されるオレンジワインに似ていないでしょうか(笑)。

オレンジワインと杉板 3


そう考えると、やはり良いものや必要とされるものはいつの時代にも同じようにやってくるもの。
時代は繰り返す、ということか・・・
いやぁ、そんな大袈裟なものではありませんが、本来はどこにでもあっていいような杉板が、探されていたというのはまさしく、需要が供給とマッチングしていないからであって、近年私が取り組んでいる日本の広葉樹の活用と同じようなもの。

普段は杉ばかりを大きく取り上げることはありませんが、すでに確立されている方法や用途も、その時その時で少しづつ変化していくものであり、求められるものは形を変えながらも本質的には変わらないのかもしれないな・・・
そんなことを考えながらも、この記事を書くというこじつけをしながらも、オレンジワインを飲むお盆の私なのでした。


オレンジワインと杉板 11


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

オレンジワインも、現代の最先端の醸造方法や製法が確立されていない時代は、むしろ当たり前でそのものこそが一般的だったに違いないのですが、一般的でなくなるということが如何に特殊なのか。それが、今回の杉板を探されていたことが分かり、改めて感じた事です。


オレンジワインと杉板 10

この杉板が一体何に使われるかというと、住宅や施設、公共建築物などの意匠性を持たせる部分に使います。
それも、そのまま杉板が見せられるのではなく、この杉板の木目を転写させて使うのです。
その用途は、コンクリートの型枠用材。

現在では、コンクリートの型枠用材には熱帯地域に産する「ラワン」と総称される種類の木材でできたベニヤ板である、「コンパネ」を用います。
ホームセンターなどで見かけたことのある方も多いはずです。
厚みのあるベニヤ板を指してコンパネと言われる方もおられるのですが、コンパネは本来「コンクリート型枠用パネル」の略称として用いられているので、ベニヤ板とはちょっと異なります。
そのコンパネで造られたコンクリートの仕上がり面は平滑で、その仕上がりをそのまま生かしたデザインも多くあるものの、それとは異なってコンクリートの仕上がり面に杉の木目を映しこんだものとするときに、この杉板を使うのです。


コンパネが一般的ではない時は、杉板をくみ上げて型枠にしていたことを考えると、昔に戻ったというか、古くからあるものをアレンジして現代に使用している、といった感じです。
それも今回は通常の杉板ではなくて、木目の転写を深くするために「浮造り加工」を施してある杉板を探されていたとのこと。
浮造りされていると、文字通り杉の持つ木目が浮き立つように加工されているために、コンクリートの壁面にくっきりとその木目が浮かび上がるということです。

オレンジワインと杉板 6


杉の浮造りといえば弊社は、非常に人気の高い高樹齢杉シリーズの「百年杉柾浮造りフローリング」をはじめ、「古希杉浮造りフローリング」や「浮造り純白羽目板」などを取り扱ていますので、実は、この手のお問い合わせは以前から頂いていました。
しかし、高樹齢杉シリーズは内装の仕上げ材として良質な杉材を丁寧に浮造りしたシリーズですので、コンクリートに転写されたときに、深くて杉の木目がくっきりと立つ!というものとは少し異なります。

そのために用意したものがこちら。
名付けて、杉浮造り型枠用羽目板。

オレンジワインと杉板 7


そのままのネーミングです。
杉材を深めに、そして粗目に浮造りをして、抜け節の部分を補修して実加工(さねかこう)することで、一枚一枚はめあわせていくことができるようにしたものです。
これによって、コンクリートの壁が、まるでグレーの杉板貼であるかのように見える、おしゃれな壁面が出来上がる(予定)というわけですよ。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

もしかすると、私のまわりにはごく限られているとはいえ、全国的に見ると木材とワインを同じように愛する人が多くいるのかもしれない・・・いや、そう思いたくなる瞬間が今回の様な場合です。

「これだから、やはり関連性がある!」と、自分の中ではものすごくしっくりとくるつながりを見つけては、一人納得していることが、今回の「オレンジワイン」。

オレンジワインと杉板 9

オレンジワインとは何ぞや?!
胸張っていうこの私も、実は昨年の今頃までは殆ど知りませんでした(-_-;)
なので、安心してください。そんな程度です(笑)。
しかし、味わうものなので好き嫌いはあるとはいえ、本当は多くの人に知ってもらいたい、魅力的なワインなのです。

法律的な定義があるのかは定かではありませんがオレンジワインは、ブドウを皮ごと使って作った白ワイン、というイメージかな。
普通の白ワインの場合は果皮と一緒に漬け込むことはほとんどないところ、オレンジワインは果皮の成分を含むために、濃い黄色から時にオレンジ色に近いものもある、という色調を称された名称だということです。


ワインブログではありませんので、味わいをどうこうというつもりはありませんが、個人的には好きなジャンルですし、抜栓したからといってその日に飲み切り必須!ということでもなく、数日間味わいの変化を楽しめるものもあり、そういう意味でも「チビチビと」いけるワインとして、ここ最近重宝しています。

そのオレンジワイン、近年の流行りか新しい醸造法か、と思っていたものの専門誌を読んでみると、まったくそうではありませんでした。
むしろ、古くからある製法に近いものだということが分かりびっくり。

オレンジワインと杉板 5


古代では一般的だった製法を、現代の作り手が行ったものがそう呼ばれるようになったそうですが、先ほども書いた通り、「ちびちびいける」という以外にも文字では書ききれない魅力にあふれています。
その製法、近年話題になっているのはその色合いも一因かもしれませんが、それ以上にある「独特の味わい」。

どうして今になって改めて話題になっているのか不思議なくらいに、美味しいものがあります。
古くは主流だったものが洗練されていく過程で変化したのか、時代に合わせて嗜好の変化に対応したのか、様々な理由はあると思いますが、現代になって大きく再注目されているのです。


そしてそれと同じように、当社扱いの木材でも再注目されるものが出てきました。
こちらも古くは主流だったものが、時代の流れで変化していき使われる機会の少なくなったものが、再度注目されているもの。
意外にも、どこにでもありそうで無い・・・いや、あるはずなのに無いといった方がいいのかもしれない、杉板のお話。


オレンジワインと杉板 4


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

引き続きご案内 高樹齢杉シリーズの仕様変更(統一)ご案内です。

最近は山でも木材でも広葉樹に関わることが多くて、どちらかというと杉からは離れていたはずなのに、なぜかとっても沢山杉に関するお問い合わせを頂いています。
特に高樹齢百年杉柾浮造りフローリングには、一か月に続けて3件もいただくという、非常に珍しいペース!

それとともに、前回にご紹介した杉埋め節フローリングのリニューアルの直後から、綺麗な仕上がりだ!と、特に大工さん工事に主眼を置かれている工務店さんからも好評をいただき、順調な滑り出しです。

高樹齢杉シリーズについては前回も少しご紹介しましたが、弊社の記事を全て更新しきれていないことと、ホームページの写真も現在入れ替えが進んでいない(私のせいですが・・・・汗)ため、改めてここで再度、仕様統一のご案内をしたいと思います。

価格は据え置きのままで、板目浮造りの表情が統一されています。

15mm品

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 15mm-1

30mm品

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-1


どっちがどっちかわかりません(汗)・・・

それでいいんですけども、こんなに見事に揃うもんだと、逆に思ったりして。
それだけ選別しているという証拠ですけども、弊社がサンプル抽出している時期が似通っているので、出てくる原木の山の状態が似ていたということもありますが、このような表情に統一になります。

今までは、30mm品のみがより赤身勝ちで節の少ない仕上がりになっていたものを、15mm品に関しても同じ原木選別基準に基づいての選別に切り替えましたので、厚みによる表情の差がより少なくなりました。

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 15mm-2


乾燥手法や選別の方法、加工の精度などはもちろん以前とは変わっていませんので、赤身の美しい木目の引き立つ浮造りフローリングとなりました。
「天然乾燥の赤身勝ち杉浮造りフローリング」、なかなかないと思います。

床暖房なしでの無垢フローリング生活に、とご検討いただくケースが多いですが、それ以上に木目や色合いの美しさと素足の肌触り、そして天然乾燥ならではの香りを楽しんでもらいたいと思います!!
以降も高樹齢杉シリーズの板目浮造りをよろしくおねがいします!!


・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから)

表情の特徴

埋め木補修個所

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-2


補修しない小節

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-3

 天然由来による、若干の渋や変色

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-5



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

杉埋め節幅広無垢一枚物フローリング〜2019〜 が新しくなりました!!

弊社がお勧めする、こだわりの杉フローリング「高樹齢杉シリーズ」。
山深く、良質な杉の育つ地方の優良木を選別してお届けしています。

驚きの視察 7


杉柾浮造りをはじめ、古希杉浮造り純白羽目板などのバリエーション展開をしていますが、それらの「浮造り商品」とは別に一般的な表面を平滑切削加工仕上げした「埋め節シリーズ」の取り扱いもありました。

予算の都合や浮造りよりも平滑な仕上げを好まれる方には好評でしたが、今までは高樹齢杉シリーズとは異なる樹齢の原木と選別を行っていたために、表情が大きく異なっていました。
高樹齢杉シリーズは、2017年に選別方法の見直し(15mm、30mmともに)を行っているために、発売当初の表情からリニューアルをしている経緯がありますが、このたび埋め節シリーズにも変更を加え、高樹齢杉シリーズと同様の表情に近づけることにいたしました。


つまりは、「木の中心部分が多い赤身勝ちになり、節ありでありながらも節が少ない」ということです。

杉埋め節フローリング 2019-2


この表情、接写でなければ高樹齢古希杉浮造りフローリングと見分けがつきにくいほどに似ています。
今回の変更で、「今までの節のある表情がいいのに!」というお客様がおられることも想像されるのですが、どうしても節がはっきりと表れるほうが良い、というお客様には別のシリーズをお勧めするとして、弊社のおすすめラインナップの杉フローリングは、表情が柾目以外はほぼすべて統一ということになりました。
贅沢な悩みですよ。普通は節がなるべく出ないように、節ありのフローリングを作るところを、出ていない事に悩むなんて(笑)・・・
それだけ、枝が少なく樹齢の高い、太く育った原木を使っているという証拠ですけどね!

杉埋め節フローリング 2019-3

そのうえ、一般的な杉無垢フローリングと大きく異なっている点はその乾燥方法。

杉という木を木材として使う時、伐採してすぐに搬出するのではなく葉をつけたままで少しの間山においておく、「葉枯らし乾燥」という手法があります。
それをすることで、杉独特の渋と言われる色がつきにくくなることや、以降の良好な乾燥過程に移れること等の利点があると言われてきている手法です。
弊社の高樹齢杉商品には全て、その葉枯らし乾燥が取り入れられていますが、もちろん、今回の埋め節フローリングにも同じやり方が取り入れられています。
だから色合いがとてもきれい。

杉埋め節フローリング 2019-11

赤身といっても、杉の芯材の色は地域によってさまざま。
弊社のお勧めする杉フローリングは、淡すぎることなく黒っぽくない、鮮やかな赤身を目指していますので、葉枯らし乾燥は非常に重要。
そのうえでさらに、通常は人工乾燥機にはいるところを丁寧な天然乾燥を施しています。

驚きの視察 6


杉は白太(辺材)と赤身(芯材)の水分量の差が大きなことや、想定通りに乾燥しにくいことから様々な乾燥方法を考慮され、人工乾燥の技術も多く積み重ねられているので、多くの杉フローリングは人工乾燥材です。
もちろん、その方が反り易い杉の性質からしてより良い乾燥方法だともいえますが、それよりも一層、香りや色合い、そして艶の良さを感じてもらえると思うのが、「天然乾燥」なのです。
使っていただける方にはすぐにわかっていただけると思いますが、梱包を開けた瞬間に、杉の柔らかでさわやかな香りが広がります。


杉埋め節フローリング 2019-4


別にそこまでこだわらなくても・・・
そう思われるかもしれませんが、杉のもつ力を引き出すとこうなる、ということです。
素晴らしい素質を無駄にしない為、全力でその良さを感じてもらおうというわけです。

もちろん、節ありのネイキッドグレードですので抜け節になりやすい杉の節部分は、きちんと「埋め木処理」をしてあります。

杉埋め節フローリング 2019-6

一般的には樹脂のパテを使われる場合がありますが、私はこの埋め木処理が好きです。
針葉樹の天然の丸い節に似合っている、とも思いますしね!

さて、もう一つこのフローリングのいいところを・・・

通常の針葉樹フローリングは杉でも桧でも、サンディング仕上げという仕上げ方法をとっています。
要はサンドペーパーで表面を研磨して仕上げています。
しかし、この埋め節フローリングは表面を切削加工で仕上げています。
つまり、刃物で削っている、ということです。

そのため、サンディング仕上げでは得られない何とも言えない艶があるのです。

杉埋め節フローリング 2019-11

先ほどからの写真も、わざと光を当てているわけではなく適度に表面に輝きを感じるような艶を見せてくれるのが、表面仕上げの良さ。


一般的な杉の節ありフローリングではここまでの仕上げはなかなかありません。

高樹齢杉シリーズや浮造りには手が届かない、または浮造りではなくフラットで艶のある表面仕上げを楽しみたい方には見逃してほしくないフローリングです。
かなりお得な仕上がりとグレーディング!!
また、近年の運送便事情により4m材の配送が困難な地域や、マンションや改修工事にて長物の搬入が難しいところには、長さ1900mmのエンドマッチ加工(長さ方向の嵌めこみ実加工)を施した商品もあります!

順次ホームページ等も写真を切り替えていきますが、いち早く本記事にてのご案内です。

普通にはない、赤身勝ちの天然乾燥杉フローリング。
選択肢の一つにぜひ加えてみてくださいね!!


貼り上がりイメージ

杉埋め節フローリング 2019-1

*表面仕上げが切削加工ですので、浸透性の塗料での塗装をされる場合は仕上がりに滑りが出る可能性があるので、表面をサンディング加工されることをお勧めします。


・杉埋め節無垢一枚物フローリング 2019 の施工写真はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから)

・旧商品 杉埋め節フローリングはこちら


杉埋め節幅広無垢一枚物フローリング〜2019〜 (寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

30×190×4000(1900エンドマッチ)
15×140×4000(1900エンドマッチ)

・形状

一枚物

・エンドマッチ 1900mm商品のみエンドマッチあり

・品番と価格(*消費税別途表記です)


FS-164N OPC一枚物 無塗装 30×190×4000 ネイキッド
¥16,000(税別)/3枚入り(2.28屐

FS-16N OPC一枚物 無塗装 30×190×1900 ネイキッド
¥8,600(税別)/3枚入り(1.083屐

FS-174N OPC一枚物 無塗装 15×140×4000 ネイキッド
¥17,300(税別)/6枚入り(3.36屐

FS-17N OPC一枚物 無塗装 15×140×1900 ネイキッド
¥9,200(税別)/6枚入り(1.6屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド   軽微な色違い、節(補修共)、源平(辺材と芯材)あり

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから


表情の違い

切削仕上げ加工による軽微な逆目

杉埋め節フローリング 2019-7

軽微な̪死節 1

杉埋め節フローリング 2019-8

軽微な死節 2

杉埋め節フローリング 2019-10




木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

夏なのに、春の杉?! 〜信仰と山と植林と 神々しい巨躯 春埜杉〜

夏になると、暑いというのは勿論ながらも7月の時点で気温40度を記録するところもあり、酷暑の年となりましたがそんな夏にお届する巨樹は「春の杉」なのです。
夏なのに、春の杉・・・これいかに・・・・


杉の巨樹は全国いたるところに存在しますから、単純な太さや樹高ではなく、出会った時の出で立ちや樹形などが見どころになる場合が多いのですが、今回の「春の杉」はそれら以外の存在感も見どころではないかと思う杉の巨樹です。

早速ですが名前のネタばれをしますと、巨樹の所在地が静岡県の春埜山ですので、「春埜杉」というのが正式名称です。
銘木によくみられる「杢(もく)」という字に似ているために、無意識に目をひく漢字でもある「埜」が使われていることもあってか、訪れてみたかった巨樹でした。
場所を調べてみると、結構な山あいに位置している様子だったので、時間に余裕を見て早朝から出向くことにしました。


しかしながら、そんなパターンの時はいつもとっても道が細いところや、行けども行けどもたどり着けなさそうな道の場合が多いのですが、今回は全く逆。
物凄く走りやすい!
静岡県(天竜区)で驚いた事は、急峻な山から想像する以上に林道が整備されていて、道幅が広く綺麗でとっても走りやすいということ。(私にとっては・・・)
今回はお目当てに行くまでも、いつも以上にリラックスして向かうことが出来ました。

とはいえ、曲がりくねった山道を走り続けて春埜山の山頂へ。
大光寺の広い敷地内の駐車上に到着し、目的地へと少し歩いて下ります。
境内に入るも、それらしき姿が無い・・・ときょろきょろしていると山門の向こうにそれらしき姿が・・・・・

春埜杉 10


おぉ、あれこそまさしく・・・


山門の先に見える堂々とした姿で立っているこれこそ春埜杉。

春埜杉 2


境内からだと山門から階段を下りて行った場所が丁度、春埜杉と対峙出来る場所になるのですが、おこがましくも少しの間は高いところから眺めさせてもらいます。
というのも、階段を下りていくと春埜杉との距離は近くなるものの、全体像を見るには近すぎるからです。
迫力は、離れていても十分に伝わりますし、枝を力強く伸ばしていることで、離れている事を感じさせないということもあります。


春埜杉 12


本当は写真にもその全体を写し込みたいところですが、春埜杉の周囲には立ち入ることができないこと、それに登山道になっている様な部分にも柵があるので、無理に山の斜面の方へは出ていけませんので、カメラアングルとしては不満が残るのは仕方の無いところ。

とはいえど、やはりスケール感を出すためには少し離れた部分からの様子をおつたえしないといけません。
ココまでの写真でも、実際に訪問した本人としてはとてもスケール感がつたわるものの、写真単体として見るとなると、比較物がないからなのか、どこかすこし大人しく見えてしまいます。
ということで、少しづつ近づいてみましょう。
山門をくぐり、いざ春埜杉の膝元へ。

春埜杉 1

山門からの階段を降り切ると「御神木」の石碑と共に、御賽銭箱のあるお社。
そしてその向こうに春埜杉を見上げる格好になります。
先も書いている通り、本当はこの写真の向かって右手にもう少し廻り込みたいところなのですが、いくことができず、全体を移そうにも微妙にお社がかぶってしまい、肝心の根元の部分が途切れてしまう・・・

うーん、贅沢は言えませんが立派なだけに、ちょっと残念。
柵を乗り越えて近くへいきたい思いにかられながらも、ベストポジションを探すのですが・・・
結局、近寄れないために今回は大きさ比べの「昌志スケール」はおあずけです。


春埜杉 4

どうしても、石段から全体像、という構図になってしまう。
それもいいんですが、やはり迫力が伝わらない。

どうしてそう思うかというと、私は難なく自動車で訪問し汗をかくことなく、この有難い姿を見上げているものの、交通手段が整備されていない時代には、1000mに満たない山とはいえども麓から相当な覚悟で登ってきた末に、この春埜杉の姿を見上げたことだと思います。
そう考えると、今自分がたっている場所と眺める景色とはまた違う景色がある様に感じられ、写真では伝わりきらない迫力を、なんとか少しでも伝えたいという気持ちにさせていたのかもしれません。

静岡県、天竜区は以前にも研修でお世話になっている位に、林業が有名な土地柄ですので、古くから人が山に入っていたことが伝えられています。
しかし、それは私たちが想像する現代の林業の為の山との関わりとは、少し事情が異なる様です。

春埜山の西に位置する秋葉神社の巨樹群である「秋葉杉」によれば、天竜区においての植林は、単なる林業としての植林ではなく、信仰の対象として植えられていたと伝えられていることと、春埜杉と同じように急峻な山の山頂付近にも関わらず、巨杉がボンボンと聳え立っている様は、山を見る尺度が、単なる「木材生産を目指す」林業という言葉だけではない人と山とのかかわりを、意識せざるを得ない様に感じました。

春埜杉 11


植林の正式な記録としては、そうは古いものは残ってはいない様ですが、この地域の人々は相当古くから、この急峻な山々の「巨人たち」に信仰の心を抱いていたことは確かでしょう。

春埜杉は樹齢およそ1300年といわれ、大光寺開山の際に「植えられた」杉だそうですが、それにしても、人がこの山あいにまで足を延ばすことが出来るようになった時代に出会ったこの姿は、その人の目にどう映ったのか・・・
今の私では、その衝撃を推測することはできません。


春埜杉 8

それにしても、迫力はすごい、本当に神様みたい。

苔を抱いたその巨躯と、不規則につきだした大きな枝、遠目では整っている様に見えるものの、実際はゴツゴツとしたその幹。
見れば見るほど、特別な存在に思えてくる。

それは、おそらく訪問時の早朝は少し肌寒く感じる季節で、気温差によって少し靄の様なものがかかっている中、のぼりはじめた朝日をあびる姿から、どこか神々しさを感じたからなのかもしれません。
下界を離れ、自分と春埜杉意外には何もない様に感じる空気。

いや、実際は春埜杉が従える杉達が茂っているものの、冷たく張りつめた空気が春埜杉の神聖さを私の肌に刻みこんでくるようでした。


そうです、朝焼けに輝きだすその姿は、まさに春埜山を納める山の主、いや山の神。
刻々とその姿を朝日に赤く染めていく様は、まるで天孫降臨。
目の前の神木に、神様が降りてこられている様に感じるのは、おそらく私だけではないはずです。



春埜杉 



春埜杉所在地

静岡県浜松市天竜区春野町花島22-1 大光寺山門下

駐車場、御手洗いあり


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

続きを読む

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

人工の天然美 〜花脊の天然伏条台杉〜

千年の都、京都。

自身が隣の大阪にいても、やはり京都は少し特別な場所。
もちろん、奈良も歴史をみれば特別なのですが、京都の文化や特有の土地柄などは他の地域とは少し異なったものがあると思うのです。

その京都市街から北、鞍馬寺の更に北にある花背地区に今回お目当ての杉が生きています。
今まで紹介してきた杉の巨木の中には、まっすぐに美しく聳えるもの、特異な樹形をしているもの、根に特徴のあるもの、最大・最高のものなどなど、色々とありましたが、今回紹介する「天然伏条台杉」は以前に紹介した「21世紀の森の巨大株杉群」以来の衝撃でした。


台杉や株杉といわれる、地面から立ちあがる1本の主幹に対して、多くの細い幹が伸びているものがあることは御存じでしょうか?
現在でも、日本庭園の中などでは見る事が出来る見事な仕立ての杉ですが、以前から「磨き丸太」と称される、綺麗に皮をはいで表面を磨いて丸太のまま使用する木材が生産されてきましたが、特にその生産が活発だった京都の地域ではより効率的に磨き丸太を生産出来る様に「台杉(株杉)」と呼ばれる手法を用いていたと言われます。

実際にその姿を見た私は、なるほど効率的!と納得するとともにとても人工的な形に、少し違和感を覚えてしまいました。

しかし、現在では丸太を使用する建築が少なくなるとともに用途が減少したこともあってか、おそらく台杉は精力的には生産されてはいないのではなかろうかと思います。
そんな中、人里の奥の山中に想像を超える台杉が存在しています。

偶然か必然か。
実は、見事な天然伏条台杉は個人の方の所有物です。
その為なかなかお目にかかる機会はないだろうなぁ・・・と思っていた矢先に、丁度その台杉に逢いに行くという山登りツアーを発見。
これはやはり必然だ!とすぐに申し込み、当日駆け付けたわけです。

するとどうでしょう。
目的地の遥か手前でこんなものが・・・

花脊の天然伏条台杉 7

まだまだ歩いていません。
入り口です。
出迎えてくれているかのように、腕を広げて、まるで太陽の塔の様です!
一体どうなるのやら?
これを素通りするということは、相当すごいのか・・・

と思ってブツクサと独り言を言いながら歩いていると、またこんなのが・・・

花脊の天然伏条台杉 8
 

あきません。
もう、いちいち反応しているとキリがない位に、これくらいの大木奇木がそこかしこに・・・
これらを見ないふり(一応見るんだけど)をしながら、少しずつ勾配のきつくなるけものみちを登っていきます。
もう少し楽なハイクかと思っていたのですが、予想以上に険しいし距離がある。
デスクワークですっかりとなまった体には厳しい・・・
縄文杉に逢いに行った健脚はどこへやら・・・・
そんなことを思いながら小1時間ほどか歩き、茂みを分け入った先にやっと出逢えました!!

花脊の天然伏条台杉 1

どのような状態か、写真から想像できるでしょうか?!

燃え立つ炎が静止画になったような、登山中に見てきた今までの奇木が普通の樹木のようにでも思える様な、異形がそこにありました。

花脊の天然伏条台杉 10

かなり傾斜のある場所にある為、眺める角度によってその姿は大きく変わります。
そのため、様々な角度で撮影を!と思うものの、実際の現場は台杉保護の為ロープ柵がめぐらされている(当然)ことと、下草が繁茂しているために思ったよりも写真に収めづらいのです。

また、全体像を捉えようとして引き気味に構えると、今度は周囲の樹木が映りこんできてうまくいきません。
そのため、広範囲にわたるロープ柵の周囲を歩きながら少しづつアングルを探っていきます。

花脊の天然伏条台杉 11

そう、下側からはこんな感じです。
道にロープがあるのがお判りでしょうか。
これを手繰ってもぼるくらいにきつい傾斜!
本当は、このアングルから撮影したいのですが、ここも繁茂に邪魔されてしまってうまくいきません。
いや、これが自然。

この天然伏条台杉、このような姿になるには数百年の時間は必要だと想像しますが、周辺の杉を伐採した時の年輪から推定された樹齢はおよそ1000年だそうです。
その数字を聞いても特段驚きませんよね。
だって、この姿だもの。

しかし、いつからこのような姿になったのかは、とても興味深いところです。
人間が関わった記録が残る植林はおよそ400年〜500年前。
もちろん、それ以前にも様々な理由で植林や森林利用があったとは思いますが、もし現在知られているような人工的利用の台杉として生き延びてきたのなら、過去の人たちはどのようにしてこの台杉と付き合ってきたのか、不思議なところです。

花脊の天然伏条台杉 2

解説板などがないので、市の指定の文言から引っ張ってきた数値を参考にすると、樹高は20m程で、さほどの高さではないものの、胸高幹周が18,35m!ということで、単純にどこまでが主幹(?!)なのかと思わせる様な幅広さが印象的な個体です。

こんな状態の樹木を指して、胸高幹周というのもおかしな気がしますので、参考程度に。
しかしながら、もし名前の通りの伏条杉ならば、どの幹(枝?!)をとっても自分自身なわけで、それこそ桂や公孫樹の巨木に見られるようなヒコバエと考えれば、目撃した本人の感覚的な印象だけで、公表数値はどうでもいいようにも思えてきます。
(もちろん、文献保存的には価値があるのですが。)

しかし、本当に迫力がありますね。
巨大株杉群もそうですが、この姿はどう考えても自然の造り出した迫力としか言いようがありません。
株杉群との違いを強いていうのであれば、株杉群は立ちあがる主幹がある程度はっきりとしていること。
それに対してこの台杉は地上からの主幹が余り目立ちません。

花脊の天然伏条台杉 3

それがおそらく伏条更新(枝が地につき分身を作る手法)だからなのだと邪推するのですが、通常台杉というのは(この姿で通常、というのもおかしいけど)主幹の上の部分を切り取ることを繰り返していくものなので、主幹が残っているはずですが、この伏条台杉はやはりそういった傾向が見えづらいので、伏条更新にて大きくなっていったのでしょう。

いろいろな記事の中には、主幹上部が伐り取られることで萌芽更新したものだ、という見解もあります。
しかし、主幹がなくなっても幹から芽吹くその手法は、針葉樹では一部の例外種以外ないはずですから、もし上部がなくなった影響を受けて自然がこの造形美を生んでいるとしたら、針葉樹に多い「頂芽優勢」という性質が働き、成長点を失った時にもっとも優位な幹(枝)が伸びることが続き、このような樹形になったのでは?!と素人ながらに夢見ているのです。

花脊の天然伏条台杉 4


伏条更新を見せるこの台杉は言うまでもなく「芦生杉」と思われますが、この姿を見るとつくづく植物の生き抜く力やその品種の特性の優位点というものを思い知らされるような気がします。

とにかく素晴らしい自然の造形美を見せてもらいました。
もし、これが人々の生活とともにあった木々で、その手を離れて数百年以上生き続けているのだとしたら、今というほんの一瞬を生きる自分とは一体?・・・と自身に問いかけたくなる、そんな空気の中に居ました。

そんな禅問答のようなことを心の中で繰り返しながら、伏条台杉を後にしたのですが、どうも出口はすぐにあったようです。


花脊の天然伏条台杉 13

あぁ、問答の出口はここか!

否、冗談です。
しかし、思わずここをくぐると先の問答の答えがあるようで、いや、きっと自分の進む道の入り口に差し掛かったかのようで、自分の目の前に現れた異次元への扉をくぐって下界へ戻っていくのでした。

花脊の天然伏条台杉所在地

京都市左京区花脊原地町 個人所有の山中

*必ず守っていただきたい事

文中でも書いている通り、今回紹介している天然伏条台杉は個人所有の森林の中に位置しています。
そのため、所有者の許可なく立ちることはできませんので、所有者主催のイベントなどの機会が設けられているときに、許可を得ての入山をお願いします。
記事についても、なかなか訪れることのできない台杉を少しでも多くの方にお伝えする趣旨ですので、無許可の訪問は控えてくださいませ。



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp


続きを読む

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

天竜林業 弾丸珍道中 〜森の大聖堂 吉沢の田高杉〜

天竜珍道中の最後を締めくくるのは、植林文化のある土地なのに珍しく、端正な一本木ではありません。
おそらく、植林が始まる以前からもうその場所に立っていたからなんだろうと想像するのですが、それでもなかなかこんな形にはならないと思われる巨樹をとりあげたいと思います。

国道151号線から、道の駅くんま水車の里方面に抜ける県道9号線。
(私にとっては)比較的走りやすい山道(対向しにくいところもあるが・・・)をしばらく登っていくと、集落なのか建物が見えて道路も一段と広くなります。
視界が開けてしばらくすると見落とすことの無い場所に、その珍しい杉が立っています。

吉沢の田高杉7

丁度道が分岐するところに、目印の様にたっているのが「吉沢の田高杉」です。
現在では、町村合併によりその名称が変更されているということですが、「田高」というのが所有者さんのお名前に由来するらしく、現在でもインターネットのマップにもそのままの名前で掲載されています。


遠くから見えている雰囲気では、樹齢100年強の育ちの良い杉が林立しているのかなぁ、という印象を受けるその姿ですが、前回に稀樹という言葉を使っているのは、正面からの姿に対してです。

吉沢の田高杉2


言葉でいうと、確かに林立しているとも言えますが、この田高杉は根元?!で融合している様子で、正面から?みる横幅がなんとも迫力です。

巨樹のスケールを計測するために、胸高直径という様な形の言葉を使ったりしますが、この場合は斜面の上部分で幹が分岐しているので、単木のデータと比較することはできないものの、個人的にその大きさを楽しむにはとってもワクワクとさせてくれる樹形をしています。

車で到着する時に眺めている横からの姿が「薄っぺらく」感じてしまう様な、そんな正面からのスケール感。
この違和感が何とも言えません。

吉沢の田高杉4


根元では石を抱き込んでいますので、まだまだ成長旺盛なのでしょうね。どんどん、この迫力の部分が大きくなっていくんだろうか・・・

近接では、こんなに迫力を醸し出しているスケール感ですが、いざ横に廻って見ると、そのスケール感の違いに逆に驚き。
普段なら、巨樹の周囲をぐるっと回りながら様々な角度でその大きさを捉えようとするのですが、田高杉は自身でベストショットを決めてくれているようで、「撮影しやすい向きに向いてるんだから、道路正面から撮るべし!」と言われている様。
目の前が道路で、離れた位置からも容易にその全体像を捉える事が出来ます。

巨樹の容姿をお伝えする時に困るのが、「ひき」のポジションがとれない時。
大きすぎるその躯体をカメラに収めるには、被写体とある程度の距離が必要ですが、周囲に障害物があるとか塀があるなどで、全体を収められない場合はどうしても迫力を伝えきれません。

しかし、ここは広い車道であり分岐点であるにもかかわらず、滞在中の1時間強の間に車が来ることは皆無でしたので、思う存分、車道に三脚をセッティング出来るというわけです(笑。)

もちろん、車注意です!(汗)・・・


吉沢の田高杉8


右側に立つ、ちっぽけな私が見えるでしょうか?!
周囲が伐り払われているために、その姿が一段と目立つアングル。

斜め45°からのアングルは、幹(枝)の分岐がよくわかります。

植物、特に巨樹に対しては「何故、こんな形に?!」というのは愚問以外の何物でもないですが、どうしても、私の中の「天竜」という言葉にひっついてくる「通直で美しい植林文化」というものが離れず、前回までの天竜林業の経緯を聞いていたとしても、田高杉には「なんで、こんなになったの?!」と思わず見上げながらに語りかけてしまうのです。


吉沢の田高杉1


これだけ密集して太くなったからなのか、それとも上長成長を優先したからなのか、はたまた昔は周囲に競争相手がいてこの様にしか成長できなかったのか・・・

見上げる枝葉のつき方も独特で、どうしても何らかの理由を見つけたくなるのは、材木屋だからでしょうか・・・

しかし、私がその姿を見て受けた第一印象は西洋の、それも中世のヨーロッパの城などで使われていた様な「燭台」でした。
あくまでも印象ですが、左右に数本ずつ長い蝋燭の火をともしながら、石積みの壁を仄かに照らしている、そんな燭台のイメージ。

そう思えば、連想的にヨーロッパにおける大聖堂その物の外観に似たような印象も受けます。
腰下がっしりと、そしてその上に細長く塔が並び立つ様な大聖堂です。
キリストのステンドグラスから光が漏れる・・・・

吉沢の田高杉10


大聖堂の代わりに、その根元には小さな祠。

確認は出来てはいませんが、この田高杉のすぐ隣に民家があります。
もしかすると、そこが所有者の田高さんなのだろうか?!と邪推するのですが、詳細は不明。
周囲には数軒ほどしか民家はないので、おそらくそうではないかと思うのですが、夕方だということもありなんせ人も歩いていないので、尋ねる事も出来ずじまい。

なんとか日が暮れる前に一通りのアングルから写真を撮り終えて、安心して最終の正面からのベストアングルショット。


吉沢の田高杉9


やはり、この形は正面がいい様ですね。

しっくりと来る撮影を終え、暮れていく山に映る日の光と、追いかけるように見えてくる月の双方を眺めながら、田高杉の前で天竜弾丸珍道中を振り返ります。

よく考えれば、当日の通行止め一発目に引っかかってから昼食も抜き(因みに朝食は早朝5時・・・)での移動だったので、最終目的を遂げる事が出来てホッと空を眺めると、とっても空腹!
しかし、太陽と月のバトンタッチがグラデーションの様に進んでいく空を眺めていると、さっきまでの忙しい時間が嘘の様。

次の日が出勤、しかも空腹、それに帰宅まで所要約4時間・・・
すぐ出発しても帰宅は夜の10時すぎ。
本来ならいそいそと帰路に着くところですが、こんな時間に巨樹と居ることもめずらしいので、その姿が夜に覆われるまで、その場所にいることとしました。

少しづつ、その輪郭しか見えなくなってくる田高杉。
それと対照的に光を放ち始める月。

風の音しかしないその場所で、ずっと空のグラデーションと田高杉の傍に見える月を眺めながら、時間の流れを贅沢に過ごしました。

最終目的地のくれる夕闇に、今季最初の弾丸珍道中は終わりを告げるのでした。


吉沢の田高杉6

吉沢の田高杉所在地

静岡県浜松市天竜区佐久間町浦川

車はほとんど来ません。路上駐車(笑)。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

個人の力と神仏の御加護 縁(ゆかり)を感じる、諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)の親子杉とアカガシ群落

前回までの冬季五輪の備忘録は、かなり圧縮した部分があり書き切れない想いは多くあるのですが、最後に紹介しておきたいのが、多くの注目を集めたフィギュアスケートの羽生選手と、彼にゆかりのある場所と「木」の事です。


どうしても私、気になるんですね。テレビなど見てても。
木に関すること。
例えば、先日も実家を訪れた時に流れていた某国のドラマ。
日本の場合だと、サスペンスの終盤の「ネタばらし」の場面を除き背景に松が映ることは稀だと思う(あらぶる海岸で撮影しているシーンが多いから・・・)のですが、彼の国では松が多い事もあり、恋人たちの逢瀬の場面にも関わらず背景は松林でしたね。
もちろん、演技はいいんですけど、「あぁ、やっぱり彼の国では松林か!日本なら杉か桧林やろうなぁ・・・」と考えるのです。

基、そんな感じで気になるのでやはり、ゆかりのあるものや場所というのが樹木と結びついていたりすると、目に見えない何かと感じたりするのです。
それも、今回は怪我の末に五輪連覇を達成した羽生選手ゆかりの場所。今回とりあげないでどうするんだ!、ということでのご紹介です。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落11


その場所は、兵庫県の淡路島。
日本列島の国産み神話では、日本で最初に創造された島だとされていることから、以外にも神秘な流れがある島です。
実際、今回の舞台になる「諭鶴羽神社」のある諭鶴羽山にも、その言い伝えが残されているようですが、紙面の関係上そこは割愛・・・・

で、既にお分かりでしょうが肝心なのはこの山と神社の社名です。
「諭鶴羽」=「ゆづるは」!!!
羽生選手の名、「ゆづる」、社名も「ゆづる」!
そうです、漢字こそ違えど同名の神社なのです。そのため、羽生選手本人も参拝に見えたということですし、それ以上に羽生選手のファンの方にとってはある意味「聖地化」している様な場所。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落6


そんなゆかりの諭鶴羽神社に何があるのか。
もちろん、巨樹ですよ。

海岸沿いの道からその「ゆかり」を求めて山道を登っていくと、山頂にほど近い場所に諭鶴羽神社はあります。
そこにあるのは、「親子杉」と呼ばれるスギです。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落12

2本の幹が、太い方と細い方でつながっていて寄り添って立っている様から、親子杉と呼ばれる様です.
杉が特産である日本においては、二本杉や三本杉、八房杉など幹分かれや合体木による幹の本数が名称になっているものが多くありますが、数字ではなく「親子」となっているところに、親しみを感じるのはやはり言葉の印象が大きいですね。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落15

推定樹齢500年といいますが、その姿からはそれほどの年月は感じません。
というのも、そのサイズが巨樹というには若干スケールが小さい様に感じられるからです。
早計に、だから悪い、ということではないんですよ。
少しづつ少しづつ、ゆっくりと親子で成長したのかと思うと感慨深いところもありますし、穿った材木屋としての視点でいえば、樹齢の割にこれほどすらりとしているということは、どれほど木目が細かいんだろうか・・・!!と、ご神木に対して失礼なことを考えてしまうのです。

木材とするならば、一般的にはゆっくりと育った年輪の細かな材が良質とされますので、昔ながらの癖で、そんな事を考えてしまったふとどきモノな私。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落19

そんな話は抜きにしても、山の頂きにあり謂れも古く、さらに羽生選手も参拝しているとなれば、私の様な巨樹巡りよりもファンの方の「聖地」としての方が有名な様です。
実は、同じ神戸市にも字は違いますが「弓弦羽神社」が存在します。
というより、そちらの方が有名なようでメディアもそちらを取り上げることはありますが、由緒あるこちらの「ゆづるは」はクローズアップされることは稀なのでしょう。
とはいっても、同じ兵庫県に二つも「ゆづる」の名を冠する社があるというのは、とっても稀少ですね。

そこに巨樹があるから、わたしにとっては余計に特別なのはやはりこちらの方。
しかも、案内板にあるように元熊野ですからね。その由緒たるや推して知るべし!!

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落20


いつもの昌志メーターでみてみても、やはり迫力という点では少し足りないのですが、参拝の方々の信仰を一身に浴びたその姿は、ことのほか立派に見えました。

しかし、やはりそのサイズには巨樹の名前がついていないのか、インターネットの巨樹サイトでは、こちらを見ることはほぼありません。
殆どは地元のページか、羽生選手絡みのページです。
そう考えると、羽生選手の影響力はやはり大きいですね!
しかし、少なからず実際に同名の神社からのご加護を受けることによって、怪我をおしての金メダル獲得に結び付けた羽生選手。
己を追求しその道を進む個人の力と、それを支える神仏の加護。

それをはっきりと見ることが出来た、今回の冬季五輪だったのかもしれません。
ひとり、そんなことを考えながらテレビの中継を見ていた冬の一日でした。

さて、親子杉のお話はここまでですが、実はこの「ゆづるは」神社のすごいのはそれだけではないんです。
「ゆづる」と「親子杉」の他にも実は、大きな特徴を持っているこの場所。
次回はその特徴とともに、参拝の「ポイント」もおさえておくことにしましょう。


諭鶴羽神社の親子杉所在地

兵庫県南あわじ市灘黒岩4

広い駐車スペースありですが、車で行くには相当の決心が必要です。その理由は次回以降に・・・

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

続きを読む

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

一年ぶりの再会 古希杉フローリングの経年変化と新しい仲間

約1年数カ月ぶりの再会となりました。

私の「自慢できる」杉の無垢フローリングである、古希杉浮造り(うづくり)フローリングに、先日久しぶりに会いに行く機会がありました。
以前に施工直後の様子をお伝えしていますが、無垢フローリングには必ず訪れる「経年変化」というものを見る機会に恵まれ、今回伺ってきたわけです。

因みに、経年変化くらい納入した後のお客様のところでいくらでも見られるだろう。
そう思われるでしょう。

そうです、そうなんです。
本当はそうなんですが、実際は訪問する機会があっても想像以上に綺麗に使っていただいていて、写真ではその差が殆どわからないほど綺麗に使っておられる優秀なお施主様が多く、弊社が無垢材の注意として出している様々な変化は、殆ど起こっていないのです。
それはとってもいいことなんですが、ちょっとインパクトに欠ける?!ので今回は如何に?!と思いながら伺ったのです。

古希杉フローリング経年変化5

さぁ、どうでしょう。
できる限り、前回と同じアングルで・・・と思いますが、やはり日光や照明の関係で、私のウデでは同じ様な条件では撮影できません。

古希杉フローリング経年変化6


というよりも、やっぱり綺麗です(汗)。
とっても嬉しいことですが、綺麗なので実物を目で見ても一般の人ではわからない位の変化です。
私は自身が関わっているものですから、若干色が濃くなったと感じますが、当の御本人も殆ど変化は感じられていない様子。

古希杉フローリング経年変化4

お話を伺っていると、若干の傷がついたり結構こぼしたりしていますよ、ということでしたが不思議な位にその痕跡が無い。
逆に、そんな痕跡がある方が「しめしめ」で、経年変化の良い例として使わせていただくのですが、もう自画自賛があふれるほどに美しい!!(笑)


お住まいの御本人様がどれくらい御満足いただいているのか?戸田の自己満足ではないのか?!ヤラセ記事では?!と疑問をもたれることでしょう(汗)・・・
はっきり言って、自分でも恥ずかしいのですが本当なんです。

その証拠のお言葉が、「インターネットを見ていて、良いフローリングを使っているなぁ・・・・・、って見てたら自宅でした(笑)」です。
つまり、私がアップロードしていた画像がどこかに掲載されていたのか(これは合法か?!)で、たまたま目にされたとの事。
嘘ではなく、目をひいた画像が実は自宅のフローリング・・・
はい、お施主様まで自画自賛ですから、間違いありません(^−^)

古希杉フローリング経年変化1

因みに、経年変化で重要な要素である「伸縮」についてははっきりとみてとれましたよ。
これに関しては、冬であることと薪ストーブを使用されていることが大きな原因ですが、フローリング間に見事に隙間がありました。
どれくらいかというと、お決まりの「釘が見える程度」です。
もちろん、これも想定内なのですが御存じ無い方には驚かれるかもしれません。

古希杉フローリング経年変化2


杉は軽軟なので、伸縮の大きな木材ですが古希杉フローリングは特に、「天然乾燥」にこだわっている為に、フローリングの水分量を強制的に下げることはしていません。
その為、人工乾燥材の杉フローリングに比べると、若干伸縮の幅が大きい場合があります。
それは、乾燥が不十分だからではなく吸放湿作用が大きい証拠。
きちんと杉が住環境の中で仕事をしてくれているのです。
喜ぶべきこと?!です。それがちょっと乾燥気味になっているだけのこと。

そこも踏まえて使っていただいているので、問題はありませんがこれから杉の無垢フローリングを検討の方には、「こんなことになるの?!」なポイントかもしれません。

そんな感心する美しさの天然乾燥杉無垢フローリングを眺めながら、実は今回はもう一つの「新人さん」の顔色をうかがいに来たため、そちらも拝見することにしたのです。


古希杉フローリング経年変化3


・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリングはこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング、15mmエンドマッチ品の施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング15mm、M様邸施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、T様邸施工写真はこちらから(今回の1年前です。)

*古希杉フローリングは、2017年に木取りなどの仕様変更を行っていますので、上記施工写真の旧規格品は現行の材の表情と異なるものがありますので、ご検討の際にはサンプルや実物をご覧いただきますようによろしくお願いいたします。


・弊社へのお問い合わせはこちらから


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

高樹齢 古希杉浮造りフローリングをご検討のみなさまへ

いつも弊社の高樹齢古希杉浮造りフローリングを愛用してくださる皆さま、有難うございます。
また、これから古希杉フローリングを採用してみたいとお考えの皆さまも含めまして、御検討についての連絡をいたします。


この度、高樹齢古希杉浮造りフローリングの仕様変更を行います。

今まで、15mm品と30mm品では原木の製材木取り部分や選別の違いで、「色味や節の様子」などの表情に差がありました。
今回は、その差をより少なくなるように選別を変更いたしました。

古希杉仕様変更

(奥が30mm、手前2枚が15mmの新規格品)


これにより、15mm品の木目や色合い、節の加減に従来品との差が生じますので、準備ができ次第ホームページ等のイメージ写真を切り替えていきますので、お間違いのない様にお願いたします。

また、施工例記事については皆さんに見ていただける旧規格品ということで残しておきます。

今回の改定により15mm品は、以前よりも白太部分が少なくなることと、点在していた節も少なくなっています。(もちろん、白太が入る部分もありますし節ありネイキッドグレードですので、一枚一枚で異なり、節が点在するものもありますが・・・)


天然乾燥を重ねた、香り高い古希杉。
これからも杉無垢フローリングは古希杉!と言っていただけるようにと思っていますので、改定後もよろしくお願いいたします!!(^_-)-☆

古希杉浮造りフローリング 30mm 3



・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリングはこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング、15mmエンドマッチ品の施工写真はこちらから(旧規格)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング15mm、M様邸施工写真はこちらから(旧規格)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、T様邸施工写真はこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、T様邸1年後経年変化の記事はこちらから
・弊社へのお問い合わせはこちらから


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

隠れ家はそれ全体が隠れているもの 〜古希杉浮造りフローリング施工完成〜

想像できない。

しばしば、「できない」ことはよい場合もある。
いつもそう思うのは工事が完成した現場を見せていただくとき。

そうです、想像できないことが目の前にあったり、想像以上だったり、いい意味で思っていたのと違っていたりすると、想像できないことが逆に楽しくなったりする、変な感覚です。

今回もそうでした。
材料を納めさせていただいてから少し時間が経っていたので、早く訪問せねば!と焦っていたお宅のうちの一つです。
しかも材料選定の時からずっと連絡を取らせていただいていたことと、弊社の杉フローリングへのこだわりをとっても期待してくださっていただけに、その貼りあがりが気になっていたこともあったのです。

で、これです。

古希杉浮造りフローリング 30mm 2

きれいな留め加工!
フローリング同士がかどっこでお互いに合わさる部分できれいに斜め加工がされています。
しかも、4m材がのびのびと活きる、縁側型施工です。

思わずうっとり、自画自賛!
もちろん、こだわりを持ってお届けしている材なので当然ではあるのですが、そうはいっても無垢の木材。
写真やサンプルとは異なる色合いや木目が入ることは当たり前。
赤身勝ちではあるものの、まったく白太がないわけでもないし、ましてや均一なものでもない。
だから、イメージで出している弊社の写真を気に入ってもらっていたとしても、原木の違いなどからくる表情の違いを気に入っていただけるか、ちょっと気になるところもあるのです。

古希杉浮造りフローリング 30mm 6

杉という樹種は、辺材の白太と芯材の赤身のコントラストや、純白と赤身のピンクと例えられる色合いが特徴ではありますが、杉も生き物。

育ってきた環境や伐採時期、乾燥工程などによって色合いも表情の濃さも変わります。
そのために、赤身がほんとに赤いものから黒っぽいものまで、白太が少しくすんでいるものなどもさまざまある中で、この美しい色合いがそろっていることは、本当に自慢の一つです。(また自画自賛。)

まるで桜のような「薄紅色」と申しましょうか(^^♪

優しく漏れる電球の温かみのある光と、ものすごくぴったり合ってませんか?!?

古希杉浮造りフローリング 30mm 5

妙にしっくりくることの一つに、その色合いとお互いに引き立てあっているのが、畳の間があること、でしょう。
この明かりの先は畳の間。
やわらかい色合いと、温かみのある光、それがふんわりとした杉の木目とともに、目に優しく入ってくるのですよ。

そのふんわりとした木目を作り出しているのが、弊社自慢の浮造り(うづくり)加工!
杉は柔らかい樹種だといわれますが、晩材と呼ばれる一年の成長の終盤期にできる部分(いわゆる木目と称している部分)は意外と硬いのです。
そして、元気に成長した早材と言われる柔らかな部分を優しく削り取ると、晩材のみが浮き立つように残ることで浮造りは完成します。

その浮造り加工は、巷にあるものとはちょっと違います。
この表情を見てください。

古希杉浮造りフローリング 30mm 3

きれいに硬い木目の部分が浮き立っているのがわかりますか?
浮造りの加工はむつかしいものではありません。
削り取っていけばいいんですから。
機械に突っ込んでバリバリと・・・・

それが普通。
しかし古希杉浮造りはそんなことはしません。
バリバリ擬音を使いたくないくらいに、そぉっと柔らかなタッチで少しづつ「撫でとっていく」ようなイメージです。
だから、深い削り取り傷がつくことがなく、色つやを犠牲にせず「イカツク」なりすぎない木目が生み出せるのです。

気持ちいいですよぉ!この感触。
ショールームでも、感触はダントツのナンバーワンです(笑)。
好評の百年杉柾浮造りフローリングも同じ加工ですが、まっすぐに流れる柾目よりも、規則的でいて不規則な板目の古希杉浮造りは、触れている足の裏からホッとするフローリングだと言いたくなります。

古希杉浮造りフローリング 30mm 7

無垢フローリングでは定番の広葉樹フローリングでは、針葉樹のように木目の目立つものも少ないことと、なにより4mも途切れずに木目が伸びているものも珍しいので、古希杉浮造りのこの伸びやかな木目は針葉樹フローリング、特に杉の特権といえるところではないでしょうかね!

それにしても、古希杉浮造りフローリングは「節あり」のネイキッドグレードの設定なのですが、なんとも節が少ない。
紹介する側からすれば、ある程度の節を見てもらわないと「節なし」のグレードと間違われかねないところですが、これも、少し前の160幅の仕様から原木と木取りを変更した結果のこと。
節なしではなく、大きな節が少ない、それもパテではなく埋め節加工のフローリングですので、お間違いなく!

古希杉浮造りフローリング 30mm 4

そしてもう一つ!
古希杉浮造りの大きな特徴は、天然乾燥の杉フローリングであるということ。
しかも、葉枯らし乾燥という手法で原木の段階から丁寧に乾燥させることで、色つやがよくさらに、杉とは切っても切れない「しぶ」と言われる変色を極力少なく抑えられるために、一層色合いが美しく見えるのです。
曇りのない美しさ。
そんな感じ。

日本全国に杉はたくさんあります。
また、産地にも生産者によっても様々な個性がありますが、色つやのよさと「しぶ」の少ないこの表情は、古希杉特有です!

杉は安いもの、杉なんてどこで購入しても同じ、そう思っているととてもお高い買い物のように思われますが、ほかにはこんな杉のフローリングはなかなかないですから、「杉」という名前だけではきめないでくださいね〜。


さて、私が驚いたのはフローリングだけではありません。
実は工事途中にお邪魔したとき、てっきり更地に建築中の足場に囲われたおうちがあるものだと思っていた想像を打ち破り、「現地」には倉庫風の建物があるではないですかっ!!
どういうこと?!と思っていると、なんと建物はその倉庫風の建物の中。
建物イン建物!!
意外や意外、外観は金属製シャッターが閉まっていると、どこから見ても貸倉庫。
それが一度シャッターを開ければ、巨大な木製の引き戸が現れ「隠れ家」への扉が開くのです!!

古希杉浮造りフローリング 30mm 1

この隠れ家が見たい人はぜひ、今回のお客様であるアトリエFUDOさまへお邪魔してください。(こんなの募って良いのか?!?!)
仕事柄、「こんな建具、仕事すんの大変やったやろうなぁ、職人さん」と、その職人泣かせの大きさと下部のルーバー部分が開閉できるようになっている凝った作りを眺めて、隠れ家を散策するのです。
まだ工事の仕上げ途中段階だったため、内観の写真公開は控えますが、土間の広がる空間に、まるでドラえもんのポケットから出てきたようにたたずむ「隠れ家」は、まったく冷たい印象がなく、みるからに倉庫っぽい外観を、まったく忘れさせてしまうようなほっこりとした建物は、建築の妙、まさにそれでしたね。
まさか、隠れ家自体が倉庫に隠されているとは・・・
驚きました。

内部工事の多くも、施主様自身がなさっていたこともあり、とても時間がかかってしまったとおっしゃっていましたが、私自身の経験からしても、その長くかかった時間は決して無駄ではありません。
やはり建物に対する気持ちや入れ込みが増しますからね。
もう少しで、もっと多くの方が感激する「隠れ家」が完成します。
住宅、店舗をお考えの東海地方の皆さま、ぜひ、アトリエFUDOさまの「隠れ家」まで足をお運びいただいて、ついでに(?!)古希杉浮造りフローリングも見てやってくださいませね。

最後に、いつものアンケートを掲載します。

・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)


フローリングの塗装やメンテナンスについてのアドバイスを一般的な事だけでなく経験談もふまえて教えて頂けてとても助かりました。杉の無垢フローリングを無塗装で使ってみる決意ができました。

 

 

・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)


フローリングのサイズの関係で特別に工場まで取りにいって頂けたり、直接遠方地である現場まで持ってきていただけたりと、とても親身になって頂けて助かりました。

 

 

・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)


理解できました。写真で見ただけでも興味をひかれましたし、現物も写真同様に素晴らしい物だったので即決しました。

 

・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)


同じ杉浮造りフローリングを他社でも見ましたが、目の細かさや赤身の具合、浮造りの感触などなどとても良い状態です。貼り終えてから半年以上たちますが問題もなく、足裏の感触がとても気持ちいいです。

 

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。


ブログでとても木に対する思いの強さを感じたのと、扱っている物も、それぞれのフローリングに素敵なタイトルがつけらていて興味がわきました。もちろん最終的な決め手は扱っている物の品質の良さでした。

 

アトリエFUDOさま、有難うございました。
この隠れ家(勝手に命名・・・)が、とっても楽しい空間でありますように。

古希杉浮造りフローリング 30mm 8

 

*古希杉板目浮造りフローリングは、2017年に木取りの仕様変更をしていますので、下記施工写真の表情と現在の規格とは若干異なることがありますのでご注意ください。

・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリングはこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング、15mmエンドマッチ品の施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング15mm、M様邸施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、T様邸1年後経年変化の記事はこちらから(本記事の1年後です!)

・弊社へのお問い合わせはこちらから

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

 



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

自然を超越した?人工の自然美 〜巨大株杉群 動画編〜

前回紹介の株杉の森、どうでしたか?!

株杉 1


行ってみたくなりましたか?森の雰囲気が少しでも伝わったでしょうか?!
さて、今回はお待ちかね。
視覚でお伝えするにも静止画と動画では、目から入ってくる情報に格段の差があるのはもちろんのこと。
先日紹介のあの空間にいると、写真では伝えきれないことが嫌というほど実感できるので、あえて、今回は動画公開に踏み切りましたぞよ。

これで、少しでも皆さんに興味を持っていただいて、その先にそれぞれ何を感じるかわかりませんが、樹木の神秘と人間のかかわりを想像するいい機会になればと思います。





木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp


続きを読む

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!