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挽板フローリング S1シリーズ 〜カスクオーク・バーチ〜

人によってフローリングに求めるものは様々。

足ざわりであったり、外観の美しさであったり、色合いであったり木目であったり・・・
色々とあるものの、大きく左右される要因の一つに「貼り上りの印象」があります。

弊社は、おうちにかかる費用のうちでとりあえず家にいる間の殆どの時間を直接触れるであろう床面であるフローリング材だけは、最低限無垢材を採用してもらいたい。そう思っています。
その理由は今まで書いてきたとおりですが、どのおうちも希望を全て兼ね備えたフローリングを選べるわけではありません。
できることならば表面にたて継ぎのジョイント部分が見える UNI 品ではなくて、つなぎ目のない一枚物の OPC タイプにしたい、という希望や標準的な90mm幅ではなくて幅広の130mmや150mmにしたい、というような希望が出て来ると、どうしても後者は稀少なだけにコストの兼ね合いが発生します。
もちろん、一枚物の幅広フローリングを選んで頂けるといいのですが、すべてがそういうわけにもいかず、場所ごとに予算の範囲内でUNIタイプと貼り分けたり、グレードを変えることで予算を押さえたりという工夫をします。


しかし、UNIタイプにするとどうしてもつなぎ目が目立つことや、予算に合わせたグレード選択にすると節やパテの表情と色ムラが多くなってしまうので、少しにぎやかになってしまう事を気にされる場合が多くありました。


そんな悩みに一石を投じるフローリングとして近年注目されているのが、質感良く価格もリーズナブルな挽板フローリング。
ここでいう挽板とは、無垢の一枚板を挽いたものであり、それを合板やランバー材に貼りつけたものをさします。
つまりは、基材は合板などの複合素材であるものの、表面は無垢の一枚板であるもの。それが挽板フローリングです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 1


一般的な合板フローリングとして普及しているものの表面材の厚みはおよそ 0.2mm。
それに対して挽板フローリングは3mm〜1mm。
今回紹介するもっともフレンドリーな価格のものでも1mmという厚さがあるために、写真の通りでどう見ても無垢材の一枚物フローリングに見えるのです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 3

今回紹介する「挽板フローリング S1シリーズ」は、合板フローリングの表面材の5倍の厚みである1mmという挽板を用いたフローリングですが、流通普及品の合板フローリングとほとんど変わらないほどの価格を実現している点が驚くべきところ。


普通に考えると、見た目が非常にかっこよくきれいなものは、価格も相応に・・・というのが当たり前。
しかし、この挽板フローリングS1シリーズは、製品長さを909mmとし、今までは2mmが限界だった挽板製材を1mmにすることが出来たおかげで、原板のロスが少なく価格を抑えることに成功している点が、非常に魅力的です。

その上、近年人気の天然木の風合いを感じやすいとされる「節や色違い」ですが、合板フローリングではなかなか表現しづらいものの、挽板フローリングでは1mmという挽板の性質を活かしてしっかりと本物の節の表情や色違い、ネイキッドグレードにおいては変色などさえも原木そのものを忠実に切り出すことが出来ているのです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード 1


そのうえ、製品幅が127mmという幅広サイズ。
ここが非常に大きなポイントで、無垢フローリングの90mm幅ももちろん美しいのですが、やはり自然の木目をしっかりと味わおうと思うと、弊社での幅広サイズである130mmや150mmという商品を採用したくなります。

この挽板フローリングS1シリーズは、無垢フローリングとほぼ変わらない127mmという幅寸法のため、写真の通り、カスクオークの自然の表情をとっても良く表すことが出来ています。


そして樹種は定番のカスクオーク以外にもう一つのラインナップ、バーチをご用意しています。

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 6


白太中心でとってもさっぱりとした感じ?!のバーチ。
しかし、真っ白一辺倒ではなくて、そこが挽板フローリング。
原木のなかに隠れているバーチの個性を十分に引き出しています。

それは細かにでる節であったり、もしくは白っぽい樹種には避けられない色ムラであったり、はたまた何とも言えない美しさの照りであったり・・・

無垢材でしか味わえない質感と外観を、1mmという挽板で見ることが出来るようになりました!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 4


この照りの出方!!
写真ではさほどではない様に感じるかもしれませんが、実物を見ているととってもきれいな波打ち際にいるかのように、ゆらゆらときらめく木目。

見る方向によってその見え方が変わり、木目の表情自体が同じ場所とは思えないくらいに変わるバーチ。

カスクオークほどの木目の印象は強くはないものの、反面この輝くような照りが控えめな木目を強く印象付けるきっかけになっています。


挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 3


もちろん、バーチの方も自然な風合いそのものを楽しめるネイキッドグレードもラインナップしています。
カスクオークでもそうですが、やはり自然そのものの野趣を感じられるネイキッドグレードは、近年非常に人気です。
このバーチでも、セレクショングレードは辺材である白っぽい材を中心にしているのですが、ネイキッドグレードは節や変色を自然のまま取り込んでいるので、合板フローリングでいうところの「源平(げんぺい)」ではない、不規則な色違いを楽しむことが出来るのです。


挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 2


中には、どうしても含まれる原木の傷をパテで補修した部分があったり、菌によって変色している部分も含みます。

しかし、それがまた本物でなくては味わえない、印刷でもないリアリティーを感じさせてくれるのです。
ここまで本物そのものにこだわっている挽板フローリングS1シリーズ。
もちろん、表面はオイル塗装です。

本物の無垢フローリングと同じように、木の風合いを損なわないオイル塗装を施されているので、見た目だけではない足触りや質感も、無垢材そのものなのです!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 7


近頃は印刷技術の進歩で、印刷の表面に微妙な凹凸をつけたり、ざらつきを持たせることでこの無垢材のしっとりさらっとした風合いを持たせるような加工をされている合板フローリングもあります。
それでも、やはり本物の質感にはかないません。

触れた時の手や足から伝わる湿度に対しての質感やお部屋に貼伸ばした時の照りや節の表情は、決して印刷では表現できないもの。

これはぜひ施工してみてもらうしかないほどの良さです。

日頃無垢材しかお勧めしない私でも、予算と住まい方によっての選択肢にお勧めしたいんですから、その出来は推して知るべし。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード 2


基材に合板を用いることで、無垢材では基本的には避けている「床暖房」への使用が可能(*)になっている点も、無垢材とは大きな違い。
もちろん、合板といえども表面はオイル塗装の無垢挽板です。
高温の床暖房では隙間等の発生は生じるものではあるものの、127mmという幅広の一枚物材で床暖房が使えるということ自体で珍しいものですので、柔らかな昇温でじっくりとこのオイル塗装の質感を味わってもらいたいと思います。
(*床材表面温度が目安30℃)

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オーク好きならば、この虎斑の表情を見ただけでもワクワクするのではないでしょうか?!

挽板フローリングでは、後日紹介します挽板3mm貼りの150mm幅6尺一枚物商品と、同じく909mm長さの120mm(挽板2mm)幅商品があります。

そちらのラインナップは樹種も多く存在しますが、もうこの1mm品であるS1シリーズで十分ではないかと思えるようなできですので、困りもの(笑)。
弊社は無垢フローリングの幅広一枚物からUNIタイプ、そしてUNIでありながらもつなぎ目が目立たない「つなぎ目V溝タイプ」などをラインナップしているので、選択肢は非常に多くあるものの、予算の都合でフローリングを妥協しなきゃいけない・・・そんな時に、無垢材の最後の砦として挽板フローリングを検討されてはいかがでしょうか。

単層の無垢材ではないけれど、無垢の質感とスピリットを得られる挽板フローリング。
S1シリーズは、無垢材の質感を最も身近に感じられるリーズナブルな高機能フローリングです。


挽板フローリング S1シリーズ
カスクオーク セレクショングレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード

カスクオーク ネイキッドグレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード全景

バーチ セレクショングレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード全景


バーチ ネイキッドグレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード全景


!!挽板フローリングの特徴とご注意事項!!

挽板フローリングシリーズは、合板や積層板の表面に数mmの無垢材を貼り合わせた商品ですので、稀に接着材の成分が表面の挽板に変色となって表れる事があります。(特にオークは黄色変色部分が出ることがあります。)
床暖房向けに使用可能ですが、主暖房とする使用方法や床材表面温度が高温になる場合は、フローリングのすき間の発生や床鳴り、反りを生じますので、使用環境には十分配慮下さい。



挽板フローリング S1 シリーズ バーチセレクショングレード、編込みのおうち施工写真はこちらから



挽板フローリング S1 シリーズ 〜カスクオーク・バーチ〜

・寸    法 
12×127×909

・形    状
表層1mm挽板貼 一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格(表示価格全て税別表記です)
カスクオーク
CO-579OS 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 セレクション
¥7,750/14枚入り(1.62屐

CO-579ON 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 ネイキッド
¥7,250/14枚入り(1.62屐

バーチ
NB-579OS 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 セレクション
¥7,250/14枚入り(1.62屐

NB-579ON 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 ネイキッド
¥6,650/14枚入り(1.62屐

・運    賃
別途、地域によりお問い合わせください。

・グ レ ー  ド 
セレクション 小さい節や軽微な色むら、オークは白太、バーチは赤身を含みます
ネイキッド  色むら、節、源平、パテ補修など無垢材の持つ樹種本来の特徴を全て含みます

・納    期
無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産をするということが出来ませんので、余裕をもってご確認ください。


表情の違い

セレクショングレードの節跡

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 5

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 5


セレクショングレードの白太

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 6

セレクショングレードの色違い


挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 7


セレクショングレードの変色部分

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 8


セレクショングレードの原板の着色部分

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 8

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 4


ネイキッドグレードの白色変色部分(色抜け)

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 7

ネイキッドグレードの変色部分(傷害変色)

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 9

ネイキッドグレードの変色

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 10

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 6

各グレード共通の軽微な補修

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 11


原板を活かすための軽微な傷修繕削り

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 2

バーチ特有の葉節

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 3



・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ!