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ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング 在庫数量限りのご案内!

先日ご紹介した、ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングのネイキッドグレードを採用して頂いたカフェの様子はいかがでしたか?
カッコよくも落ち着いていて、古民家という「ハコ」と調和していた姿は施工と素材との良さの競演であったのでは、と勝手に思い描いています。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家18


そのブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングですが、グレーディング基準によりネイキッドグレードに分類されなかったものが、少量できています。
これらは、毎回の製造で必ずしもできるものではないために、少しづつできたものを集めたもののため、数量が非常に限られていますので、レギュラーラインナップには顔を出していないグレードです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 1


グレード情報としては、ネイキッドグレードよりも大きな節が多いもの、そして原木の傷や割れ目などのパテ補修の大きなもの、全体的に変色のあるもの、抜け節を補修しているもの、などを含むものです。
普通は、これらはぶっつりと切り取られて、抜け節や変色のない部分のみを選び出し、UNIジョイントされたフローリングに仕上げられます。
その方が、フローリングとしては「欠点」を省くことが出来るわけですが、せっかくの一枚物が出来るところが非常にもったいない。
それに、UNIジョイントするとしても非常に短いピースができてしまうので、少しにぎやかな雰囲気になってしまうことが多いです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 4


その点、一枚物のまま仕上げることができれば、幅広材によるブラックウォールナットの表情をそのまま感じることが出来ます。
大きなパテ補修があっても、無垢のブラックウォールナットであることに変わりはありません。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 3


カジュアルでありながらも安っぽい仕上がりにはしたくない。
そんなとき、高級無垢フローリングの代名詞であるブラックウォールナットの幅広一枚物が使えるということは、これ以上ないポイントとアクセントになります。
普段はなかなか手が届かない価格のブラックウォールナット。
UNIタイプではない一枚物ならばなおさらですが、今回は出来上がり数量が非常に少ないこともあり、特別価格にて使っていただけるようにご用意をしました。

もちろん、実形状や加工仕上げはレギュラー商品と同様ですし、工場も同じ。
品質は変わりません。
いつもお伝えする、「今あるものを加工賃の安い工場で安く作った」ものではない、ということです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 2


改修現場や1フロアーをブラックウォールナットで!という使い方をしてもらえると思います。
UNIタイプにはない、一枚物の存在感を手に入れるチャンスです。
皆さんのインスピレーションで、活かせる場所を探してくださいね!!


ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング Wグレード貼り上がりイメージ

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 1


・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから

・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗写真はこちらをご覧下さい。
・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗の4年後の姿はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから



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日本の広葉樹無垢フローリング 〜兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング〜

さて、前回まで七回にわたってお伝えした樟(クスノキ)物語はいかがだったでしょうか。
さらに商業的な背景やそれにかかわる人物、歴史などを紹介していけばまだまだ終わりは見えないところですが、とりあえずのクスノキの背景はお伝えできたかと思います。

シリーズ最後の今回は、そのクスノキを幅広の一枚物フローリングに仕上げたものをご紹介したいと思います。

弊社の記事をご覧いただいていれば、広葉樹ならどんな木材でも一枚物の無垢フローリングに仕上げることが、非常にむつかしいことであるというのはご存知だと思います。
針葉樹のように通直で長い材を得にくいこと、乾燥が難しいこと、ロスが多いことなどが要因ですが、今回ご紹介する「兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング」は、文字通りクスノキのその一枚物の表情を堪能できる無垢フローリングです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7


無垢材にはどれにも言えることですが、木の色合いは同じ樹種でも一定ではありません。
芯材と辺材の違いはもちろんですが、同一樹種の芯材であっても色調の異なるものもありますし、木目のはっきりとしない樹種では、同じ種類のものかどうかもわかりにくいほどに異なるものが存在します。

中でもこの兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングはその傾向が非常に顕著です。
しかし、その色調の違いが非常に色濃く無垢材であることを示しています。
樹木の書籍を紐解いてみると、クスノキの色調は「芯材は黄〜紅色、辺材は白〜淡黄色」と記されています。
少し幅を持たせた表現は、ほかの樹種でも見られますがクスノキの場合は、「色味の幅が広すぎるやろ!!?」というくらいの表現になっています。

私の感想では、焦げ茶色もかなりある、と言いたくなるのですが、一言で言い表せない色調であることは確かです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 9


近年は節の表情や極端な色さが十分許容されるような時代なので、ある意味ではこの色差は樹種の特徴という武器になりますし、なによりも無垢である自然のランダムさを感じられます。

ただし、一つ困るのがカットサンプル。
ほかの樹種でも大抵のご注意として、色調ではなく質感を感じてくださいとお伝えしているところ、これだけ色差があるとたぶん、この兵樟フローリングの場合は「樟脳の香りに抵抗がないか、お試しください。」くらいにしておかないといけないかもしれませんね。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 10


そうです、この兵樟幅広無垢一枚物フローリングの大きな特徴は、その香り。
前回までにさんざん特集してきた樟特有の樟脳の香りです。

タンスの引き出し(防虫剤)やメン○レータムの香り、などと形容するその香りは、精油成分を多く含む針葉樹材のヒノキひばなどに劣らないどころか、刺激的である点では圧倒的にその強さは勝っていますから、数少ない「香りの高い広葉樹無垢フローリング」であることは間違いありません。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 8

そして力がもたらす特徴を、無垢フローリングとして最大限に発揮できるのは「香りと耐水性」です。

樟脳という精油成分は、比重0.52(0.41〜0.68)という特段硬質であるとはいえないクスノキにとっては耐久耐水性、耐虫性を維持する非常に大切な成分。
ということは、チークやヒノキ、ひばのように水回りのフローリングとしての用途があるということ。
もちろん、木材ですので腐朽しますし、使用環境によって劣化のスピードは異なりますが、精油のほとんど含まれないものに比較すると格段に耐久性を発揮するということ。
洗面所などにはお勧めの樹種。

そのうえ、その精油成分が発する香りは天然香料。
私の経験上、無垢材にこだわって樹種の特性にまでこだわったお施主様は、ご自宅のお手洗いにはクスノキのフローリングを使っておられました。
もちろん、弊社からも多くのクスノキを納めさせていただきました。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 18

化学薬品の香料での「におい消し」ではなく、クスノキの自然の樟脳の香りで仄かに打ち消す。
そんなイメージです。

樟脳が消臭効果を持っているわけではないので、マスキングに近いというように思いますが、それでもお手洗い後に不自然にスプレーの香料の香りがするのではなく、木の香りがする空間に、惹かれてしまうのは私だけでしょうか?!

そして、クスノキの魅力はもう一つ。

オークなら)などの環孔材にはない、散孔材特有の杢が出ること!!
これが視覚的要素の大きな無垢フローリングでの大きな特徴になります。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 20

ちょうど真ん中の板は、木目が一定方向に並んでいない状態なので、リボンのようなベルベットの輝きのような、そんな不思議な光沢を有しています。

もちろん、見る角度によってはその光り方が変わり、キラキラと輝いて見えるのです。
それも、大きく太く成長し長命なクスノキだからこそ、随所に現れる特徴ともいえます。

フローリングの幅では収まらないほどの勇壮なスケール感のある木目を持ったクスノキ。
はっきりと主張する木目ではありませんが、中には玉杢やブドウ杢といったような貴重な木目が入っているかもしれませんから、見つけたらラッキーです!


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 14


街中でも公園でも、実は非常に身近な存在であるクスノキ。
その特性や特有の性質を知る機会がなく、木材としてはマイナーではありますが、今回の特集で少しはファンになってもらえたでしょうか。

家じゅうがクスノキの香り!というのも悪くはないですが若干、きつすぎるとも思いますので(汗)是非、お手洗いや洗面所のフローリングに使っていただきたく思います。
使い込むうちに虜になるような刺激的な香り・・・

身の回りには合成香料が多く存在する現在ですが、樟脳という天然の香りを感じられる場所をひとつ、おうちの中に作りませんか。
来客もおどろくその香り。

「いや、実はうちのお手洗いの香り、天然のクスノキの一枚板なんですよ!」なんて自慢してほしい。

そんな逸品、兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングです!


貼り上がりイメージ

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7



*兵樟幅広無垢一枚物フローリングを採用頂くにあたって

兵樟フローリングは、多くの精油成分を持っているために非常に強い香りを放ちます。天然素材ではありますが、ご検討の際には実物と過ごすなどしてアレルギーなどの確認を、必ず行っていただいてから検討頂くことをお勧めします。

また、下記表情の特徴にもあるように、大木ゆえの木目が交錯している部分が多い樹種ですので、軽微な割れや逆目(さかめ)といった毛羽立ちを含む場合があります。


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング (寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×120×1820

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

TK-15S OPC一枚物 無塗装 15×120×1820 セレクション ¥55,000(税別)/14枚入り(3.06屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

セレクション:小さな節や軽微な色むらを含むグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

表情の特徴

幹からでる小さな枝跡

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 2


成長過程で生じる木目のゆれ目

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 3


成長の「くせ」による軽微な割れ

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 4

成長過程で生じる着色部分とその模様

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 5

軽微な節、一例

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 6



・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp





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ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 130mm幅オイル塗装を木の家に!!

さて、早速ですが前回に紹介した、ノルデストウォールナットの幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを貼りあげていただいたお宅を見せていただきました!

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 3

こうやって見ると少しわかりづらいかもしれませんが、同じ木材でも色の浅い部分もあればグレーっぽく濃いものもあり、そこに少し赤茶色っぽいものもあり、節などのワイルドな表情はありませんが、無垢のウォールナット(クルミ)そのものの個性的な木目がとってもきれいに見えます。

広葉樹の特徴は、杉などの針葉樹にはない特有の木目と色。

ウォールナット(クルミ)はとっても控えめではありますが、広葉樹らしい木目が楽しめるのが特徴!

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 7

杉や桧の場合は、赤っぽい芯材部と白っぽい辺材部のコントラストにタケノコのような模様の木目が出るものが多いですが、広葉樹は同じ様な木目であっても、道管という組織があるために一層際立って見える場合もありますし、ほとんど目立たないものもあります。
目立つものはケヤキオークなら)が有名ですが、それに対してウォールナットは丁度中間、というか程良く目立ちながらはっきりとしすぎることが無いという、そんな存在です。

だから、広葉樹の木目でありながらも強い木目が苦手、という方にはもってこい、と思います。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 4

広葉樹、ということを強調するようになってしまいますが、広葉樹はハードウッドと言われることもあるように、針葉樹よりも硬質であるものが多いです。
そのため、足ざわりを気にされる方や足が触れた時の感触で、表面の柔らかい杉を希望されるかたが多くおられます。

そんな時、いつも体感してもらうのがこのノルデストウォールナット(クルミ)です。

木材の重さや硬さのある種の目安となる「比重」という数字で見てみると、ノルデストウォールナットは平均で0.45と、ほとんど桧と同じ様な数値です。
他の広葉樹の多くが0.6〜0.9近くなどと非常に重硬なことに対して、針葉樹並みの軽軟さ、といえるもの。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 9

そのため、足ざわりは柔らかに感じられ、感触を優先して杉をご希望だったお客様も多くは、「ウォールナットもいいかも!!」となるのです。
中には、杉の赤身の色合いが目立ちすぎる、という声も聞かれます。
そんな時にも、色調の差はあるものの、広葉樹独特の落ち着いた色合いと木目をもつ、このノルデストウォールナットをお勧めしています。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 6

もちろん、お部屋の雰囲気にも溶け込みやすいとおもいますし、無垢フローリングのおうちに使われることの多い広葉樹材の家具にも、違和感なく合わせられるのはやはり、広葉樹同士だからではないかと思います。

オークなら)の様な力強さやバーチ)のような明るい華やかさはないものの、しっとりとさりげなくそこにある広葉樹。
それがノルデストウォールナット幅広無垢フローリングだと思います。

今回のつなぎ目V溝フローリングはUNI(ユニ)と言われる、フローリング本体1820mmの長さ方向に数枚を接着ジョイントしてつくられるタイプでありながら、施工後に表面に見えることになるつなぎ目にV溝を施していることで、接着ジョイントされていることを感じさせない、長さ乱尺タイプを一枚ずつ貼りあげたような質感を出すことも、非常にお勧めするポイント。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 5

大工さんの施工性は幅広一枚物フローリングと同等で、UNIでありながらも乱尺一枚物の様に見える質感。
いいところどりを実現し、今回施工頂いた工務店さんの棟梁にも、ノルデストウォールナットの質感と共に、その仕上がり具合が非常に好評でした。

特に、今回ご案内しているのは数種類あるフローリンググレードの中でもトップグレードの「プルミエ」!!
よって、パテもなければ節もない、非常に稀少で美しい部分を厳選した仕上がりになります。

巷に多い、合板の上に挽き板という2〜3mmの薄板を貼っているものも綺麗ですが、このつなぎ目V溝をみると挽き板でもない本物の一枚物という印象を、見る人に強く与えてくれます。

弊社在庫、あるだけの販売になります。
施工写真に魅力を感じたらすぐに!ご連絡くださいね!!


ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 2


・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の和室改修施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の記事はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の施工写真はこちらから


ノルデストウォールナットの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)


ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング


*ノルデストウォールナット無垢フローリングを採用頂くにあたって

ノルデストウォールナットフローリングは、水分や油分などでケバの立ちやすい樹種です。
それが樹種の特徴ではあるのですが、無塗装でも楓などの樹種とは手触りの風合いが異なりますので、必ずご覧になっていただいてから検討頂くことをお勧めします。

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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日本の広葉樹無垢フローリング 〜清涼たも(せいりょうたも)幅広柾目一枚物フローリング〜

前回の清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物フローリングは、すでにご覧いただいたでしょうか?!

輸入品のタモアッシュ)フローリングではなく、日本で育った日本の広葉樹であるたものフローリングです。
その意味の特別さは、清涼楢(せいりょうなら)清涼樺(せいりょうかば)も同じですが、実は清涼たもは、他の2種に比べても若干の特別さがあるのです。

それを紹介するのが今回!
いよいよ公開!、特別な日本の広葉樹無垢フローリングシリーズ。

「清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢柾目一枚物フローリング」です。

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング11

突然ですがみなさん、柾目をご存知ですか・・・

弊社では、高樹齢!百年杉柾浮造りフローリングが定番として存在しますが、木材の中でとっても贅沢で貴重なものです。
それはなぜかというと、板目に比べて効率の悪い製材方法をとらないといけないからです。
それともう一つは、それなりに大きな原木が必要となること。

まず前者は、丸太の半径よりももう少し小さいくらいの大きさの板しかできない、ということです。
柾目板を作るには、丸太の中心に対して直角、もしくはそれに類する位置で製材しなければいけません。そのため、幅の広い板ができず中心部分も使えないので、非常にロスが多いといえます。

後者も、先ほどのように丸太の半径よりも少し小さい寸法しかできない、ということは大げさに言うと今回の様に120mm以上(一部は150mm)の幅の柾目板を得るには、その寸法の倍、最低でも300mm以上の丸太を使わないといけない(実際はもっと厳しい)ようになるので、自ずと丸太の価格も高くなり、芯の部分などのロスを生んでしまうことも含めて、非常に得にくい木目であるといえます。

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング2


きれいな柾目のフローリングを製作しようと思うと、百年杉柾浮造りフローリングの場合でも、その名の通り樹齢100年生以上の丸太を必要とします。
杉の場合は比較的まっすぐで、100年生位のある程度太く節の無い丸太も安定して製材することはできますが、成長が遅いために太い丸太が安定して供給しにくく、枝下の長さが短い=長い材がとれない広葉樹では、柾目に製材する材を入手しづらく、そのうえ非常に生産効率が悪くなってしまうので、一部の材を除き柾目製材をすることは非常に稀です。

そんな貴重な柾目製材の日本のたも材ばかりを集めてつくられたのが、清涼たも幅広柾目無垢フローリングです。

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング7

柾目の良さは、木材として貴重だというだけではありません。
人間が木材を見て、どこか落ち着くなぁ・・・と思う感情。
その感情は木目が持つ視覚的作用だと言われていますが、その中でも柾目は 「1/f ゆらぎ」という独特のリズムを持っている為に、人の視覚が安定し、落ち着きを生むというのです。

実際のところ、上の写真でみる清涼たもの柾目はとっても綺麗な直線を描いているものと、すこしゆらゆらと左右に揺れていたり不規則だったりします。
規則的ではないこのリズムこそが、その「ゆらぎ」なのですね。

もしこれが、完璧に整ったまっすぐで規則的なラインになると、このようになります。

規則的なライン


かなりチカチカとしませんか?!
別に点滅させているわけでもなんでもないんですけども、とっても見づらい。
規則的に並んでいて美しいはずのラインが、あまりにも規則的だと落ち着かない。

感覚や線の濃さの問題もあると思いますが、木材の柾目はたとえ非常に整った直線であっても、人工的な狂いの無いものと違い、目に対する負担が少ないのです。
もちろん、中には追い柾目という柾目がまっすぐには通っていないものも含みますが、その不ぞろい具合もいい感じに思えてきます。

もちろん、成長の過程で何らかの影響を受けて木目が揺れている部分なんて、特に魅力的!

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング6


そして、清涼タモ幅広柾目無垢一枚物フローリングの隠れた特徴は、フローリングの幅方向の伸縮が広葉樹としては非常に少ないこと。
どうしても、暴れが大きくなったり幅寸法が安定しなくなったりしがちなところを、柾目という木取りで安定させることができています。
木を板にするとき、板目というタケノコ状の木目が出る方向に製材すると反る。
「木が反る」と書いて板目。
一方、木の使い方として正しい方向に製材すると、比較的暴れない。
それが「木と正しい」と書いて柾目。
木の使い方のうちで、もっとも安定している状態のことを漢字にしている。
そう思ってしまいますが、果たしてその通りなのです。


もちろん、広葉樹特有の板目(木目)模様を楽しみたい、という要望はありますがそれは前回紹介の清涼たもやその他の無垢フローリングをご検討いただくとして、二つとない貴重な「日本の広葉樹の幅広無垢一枚物の、柾目のフローリング」は、限られた数量の中のそのまた一握りの特別品。

広葉樹で仕上げたいお料理屋さん、和風旅館や料亭、縁側や廊下のあるおうち。
そしてなによりも、日本の広葉樹を愛する皆さんに使ってほしい!
そう思う日本の広葉樹フローリングです。


清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング5


杉や桧などの針葉樹もいいものですが、日本にある広葉樹を使えるという価値と、その広葉樹の柾目を手にすることのできる贅沢を、あなたの足元に!!


〜清涼たもをご検討いただく前に〜

清涼たもフローリングは湿度の比較的低い北国の寒さの中で育っています。また、製材や乾燥工程も同じ環境で行っていますので、施工頂く地域によっては稀に吸湿して寸法の伸縮が大きくなる場合もありますので、施工環境にはよく馴染ませてから施工していただくことをお勧めします。

また、清涼たもフローリングの原材料の「たも」は、ケヤキやナラと同じように環孔材広葉樹であり、キクイムシによる白太(辺材)の食害を受ける可能性があります。
全てがそうではありませんが、無垢の木材の特徴として、採用にはその可能性がある事を含みおき頂きますようによろしくお願いいたします。(必ず発生するわけではありません。)

 

 
一枚物プルミエグレード貼上りイメージ

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング11



・清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物フローリング(板目)はこちらから

・日本の広葉樹シリーズ、以前にご紹介の清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから。
清涼樺(せいりょうかば)幅広無垢一枚物フローリングはこちらからご覧ください。

・清涼たも以外の無垢フローリングの記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


日本の広葉樹 清涼たも幅広無垢一枚物フローリング(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×101×1820
15×120×1820
15×150×1820 


・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

ST-15PQ OPC一枚物 柾目 無塗装 15×120×1820 プルミエ
¥26,400(税別)/7枚入り(1.52屐

ST-13PQ OPC一枚物 柾目 無塗装 15×150×1820 プルミエ
¥28,800(税別)/6枚入り(1.63屐

ST-18PQ OPC一枚物 柾目 無塗装 15×101×1820 プルミエ
¥24,000(税別)/9枚入り(1.65屐


・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード(清涼たもには白太を含みます。)

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから


・表情の違い 参考(通常の清涼たもの表情の違い以外に、含まれるもの)

軽微な流れ節

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング1

節の影

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング3

節の影部分の加工目こぼれ

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング4


表面の若干の毛羽立ち

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング9


端部の板目かかり部

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング10

材の濃淡(写真は板目羽目板)

清涼たも(せいりょうたも)無垢一枚物羽目板16


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一年ぶりの再会 古希杉フローリングの経年変化と新しい仲間

約1年数カ月ぶりの再会となりました。

私の「自慢できる」杉の無垢フローリングである、古希杉浮造り(うづくり)フローリングに、先日久しぶりに会いに行く機会がありました。
以前に施工直後の様子をお伝えしていますが、無垢フローリングには必ず訪れる「経年変化」というものを見る機会に恵まれ、今回伺ってきたわけです。

因みに、経年変化くらい納入した後のお客様のところでいくらでも見られるだろう。
そう思われるでしょう。

そうです、そうなんです。
本当はそうなんですが、実際は訪問する機会があっても想像以上に綺麗に使っていただいていて、写真ではその差が殆どわからないほど綺麗に使っておられる優秀なお施主様が多く、弊社が無垢材の注意として出している様々な変化は、殆ど起こっていないのです。
それはとってもいいことなんですが、ちょっとインパクトに欠ける?!ので今回は如何に?!と思いながら伺ったのです。

古希杉フローリング経年変化5

さぁ、どうでしょう。
できる限り、前回と同じアングルで・・・と思いますが、やはり日光や照明の関係で、私のウデでは同じ様な条件では撮影できません。

古希杉フローリング経年変化6


というよりも、やっぱり綺麗です(汗)。
とっても嬉しいことですが、綺麗なので実物を目で見ても一般の人ではわからない位の変化です。
私は自身が関わっているものですから、若干色が濃くなったと感じますが、当の御本人も殆ど変化は感じられていない様子。

古希杉フローリング経年変化4

お話を伺っていると、若干の傷がついたり結構こぼしたりしていますよ、ということでしたが不思議な位にその痕跡が無い。
逆に、そんな痕跡がある方が「しめしめ」で、経年変化の良い例として使わせていただくのですが、もう自画自賛があふれるほどに美しい!!(笑)


お住まいの御本人様がどれくらい御満足いただいているのか?戸田の自己満足ではないのか?!ヤラセ記事では?!と疑問をもたれることでしょう(汗)・・・
はっきり言って、自分でも恥ずかしいのですが本当なんです。

その証拠のお言葉が、「インターネットを見ていて、良いフローリングを使っているなぁ・・・・・、って見てたら自宅でした(笑)」です。
つまり、私がアップロードしていた画像がどこかに掲載されていたのか(これは合法か?!)で、たまたま目にされたとの事。
嘘ではなく、目をひいた画像が実は自宅のフローリング・・・
はい、お施主様まで自画自賛ですから、間違いありません(^−^)

古希杉フローリング経年変化1

因みに、経年変化で重要な要素である「伸縮」についてははっきりとみてとれましたよ。
これに関しては、冬であることと薪ストーブを使用されていることが大きな原因ですが、フローリング間に見事に隙間がありました。
どれくらいかというと、お決まりの「釘が見える程度」です。
もちろん、これも想定内なのですが御存じ無い方には驚かれるかもしれません。

古希杉フローリング経年変化2


杉は軽軟なので、伸縮の大きな木材ですが古希杉フローリングは特に、「天然乾燥」にこだわっている為に、フローリングの水分量を強制的に下げることはしていません。
その為、人工乾燥材の杉フローリングに比べると、若干伸縮の幅が大きい場合があります。
それは、乾燥が不十分だからではなく吸放湿作用が大きい証拠。
きちんと杉が住環境の中で仕事をしてくれているのです。
喜ぶべきこと?!です。それがちょっと乾燥気味になっているだけのこと。

そこも踏まえて使っていただいているので、問題はありませんがこれから杉の無垢フローリングを検討の方には、「こんなことになるの?!」なポイントかもしれません。

そんな感心する美しさの天然乾燥杉無垢フローリングを眺めながら、実は今回はもう一つの「新人さん」の顔色をうかがいに来たため、そちらも拝見することにしたのです。


古希杉フローリング経年変化3


・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリングはこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング、15mmエンドマッチ品の施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング15mm、M様邸施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、T様邸施工写真はこちらから(今回の1年前です。)

*古希杉フローリングは、2017年に木取りなどの仕様変更を行っていますので、上記施工写真の旧規格品は現行の材の表情と異なるものがありますので、ご検討の際にはサンプルや実物をご覧いただきますようによろしくお願いいたします。


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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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ここまで味わってこそ・・・


日々木材と接していると、もったいないなぁ・・・と思う事がしばしばあります。
一般のお客様が来られて、それなら無料で差し上げますよ、と言って驚かれることもあります。

つまり、定尺や規格寸法で木材を使っていると、どうしても端材や切り無駄、あまるけれども寸法が不足になってしまうもの、などが出てきてしまいます。
建築設計の勉強のなかでも、「木材は切り無駄を考えた数量で発注する」という教えがあって、試験にもひっかけで出題されたりしています。
もちろん、工場規格品ではない木材は、実質必要数量では不足が出てくる場合があるので、その分をたしておかないといけないのですが、いざ実際にその「切り無駄」部分を目の当たりにすると、冒頭の「もったいないなぁ・・・」が出てくるわけです。

この勿体ない部分を如何に活用できるかも材木屋の使命のうちの一つだと考えていますが、実は勿体ないところは他にもあるんです。
その部分をなんとか活用できないかと只今試作中です。

試作品 1

手前がナラ、奥がカバ。
どちらも国産広葉樹材に無垢フローリングとしての加工を施したものです。

無垢フローリングと言っても、これがさっき言った勿体ない部分から試作しているフローリングです。
どこがもったいないのか・・・

試作品 2

こういうところです。
この割れ、裏面まで貫通しています。補修を施しても室内での使用には厳しいところがあります。

試作品 3

そしてこんなとこも。
どうしても節や芯材(偽芯材含む)の部分では割れる事がありますが、ささくれ立って集中して割れてしまうこともしばしば。
ささくれでは、素足では歩行できません。

一本の丸太から部材を取っていくと、必要な寸法には合致しても乾燥の過程で割れたり捩れたり、ささくれるところが出てきます。
中には蛇の様にグニャっと反ったりすることもあります。

試作品 5













反りや曲がりの癖のきついものは、仕上げ加工でも削り取る事が出来ず表面が平滑になりません。
指で囲っていることろは削りきれないところです。
飛行機のプロペラをまっすぐな板にすると考えてください。
もちろん、成型しなおすのではなく木材の様にねじれたプロペラをまっすぐになるまで削るとしたら・・・
多分、まっすぐになる前にそのものが無くなってしまうでしょう。
プロペラの様に捩れると、強制的にまっすぐにすることはできないということです。

試作品 6


 また、写真ではあんまりわからないと思いますが、写真下の方はぴったりと双方くっついているのに、上の方は離れている。

 これが反り。あるところからコキっと曲がってしまっています。なんとか嵌合はできますが、ちと苦しいところがあります。








無垢のフローリングとはいえ、「商品」として見られますから室内用としてこれらのまま出荷したのではもちろん「不具合」とされてしまいます。
それにより、フローリング製作の中では少なからず勿体ない部分が出来てきます。
丸い丸太を四角い板にするんです。
赤身もあれば皮もある、傷もあれば節もある。そんな丸太を「フローリング」という人間の用途に合わせるわけですから、使えない!とされるのはあまりにも可哀想です。
彼らを活かせる場所を模索中です。

木のすっきりとした美しさもいいものですが、それを紡ぎだすために共に出来てくる彼らまで使い切ってこそ、木を知り木の事を味わいつくすことが出来るのだと思います。
数十年、数百年育つ樹木を利用させてもらうんです。

出てきた表情に合わせて用途を考えないといけません。
活用に向けて、もう少し・・・・・




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白の共演 −杉純白浮造り(うづくり)と板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)−


すごい面積ですけど、おぉてますか(間違いないですか)?!

それが最初の言葉でした。
お客様のお宅の壁材として、杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板をご提案した時の事です。
約30坪分。納入する羽目板の数にして2mで550枚分位(切り無駄をみて)ということだったので、どうしても再確認したかったのです。
というのも、壁材用の羽目板ではなかなか30坪分というご注文はないからです。フローリングでは普通の数ですが、どこまで貼るの?と思ってしまいました。
しかし、よく考えると壁は四方ありますし、天井までの高さで見ると面積はかなり大きくなります。
なるほど、それでか・・・

と納得しつつもどんな仕上がりになるのか楽しみだったお宅が完成しました。

純白施工 3




 玄関を入るとすぐに目に入る「杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板」と「板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングセレクショングレード」に、相反してしっかりと存在感を出すドア類が、とてもよいコントラストになっています。










住まいながらのリフォームだったのですが、最初はイメージのつかめなかったお客様も納得の仕上がりです。

純白施工 5























今回、壁材である杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板の数が多かったのは、1階から3階まで、階段室も途切れることなく張り上げる為だったのです。
施工をみて納得。目地の狂いもなく整然と貼りあげられた純白浮造りは、強い色や個性ではなく、全く異なった主張をしています。

純白施工 12













どうですか、この輝き。伺った時には丁度太陽が階段室に差し込んでいましたので、一筋の光が照らしだすそれは、まるで光の波の様な印象を受けました。

純白施工 14














そして、その光の波を見せてくれる一番の特徴はいわずもがな、「浮造り(うづくり)加工」です。
うづくり・・・まさしく木目を浮かせるように造り上げる加工方法。
杉は柔らかいので傷がつきやすい、広葉樹にくらべて木目に特徴がない、などといわれることがありますが、これを見てもそんなことがいえるのか!!というように私は感じる(笑)仕上がりになっているのですが、実は浮造り加工と一言で言っても、その加工仕上がりにはかなりの差があります。
乗り物に例えると、メル○デス・ベン○と三輪車位に違います(笑)。

何が違うのか・・・
そこには、弊社の古希杉浮造り(うづくり)フローリング百年杉柾浮造りフローリングなどと同じ、「普通とは違う」製法の妙があるのです。

というのは、通常の浮造り加工というと「木目の柔らかい部分が削れれば良い」というくらいの質感で、ブラシ目が大きく筋になって残っていたり、加工の荒い部分が残っている物もみられるのですが、そこに大きな違いがあるのです。
普通の浮造り加工とメル○デス・ベン○浮造り加工の違いはその削り取り方と仕上がりです。

それは手間のかかる加工なので、違いは一目瞭然です。企業秘密となるので、残念ながら詳細はお伝えできませんが、もう見たとおり!です(いい加減な・・・)。

純白施工 9














それにもましてまだ秘密があるんですよ!
名前に「純白」を名乗るこの羽目板。写真を見ていただいたとおり、杉の辺材(白太)の部分のみを厳選して造られている物なのです。
そしてさらに驚いてください!!
全て天然乾燥です!!!

どうだ、参ったか・・・ふふふ。

もう、ここまでの紹介で私のテンションは最高潮です。
浮造りの技術もさることながら、その原料となるのは樹齢70年生以上の高樹齢原木であり、しかもその高樹齢原木のわずかな辺材(白太)部分の中の更に節のない部分のみを厳選して、そこからなんと「天然乾燥」を施しているのです。

クライマックスまでばらしてしまいましたね。

一本の丸太の中でもわずかしかない、「節のない辺材部分のみ」を人工乾燥機ではなく天然乾燥させている点が、もっとも大きな違いであり高樹齢の美しさを更に引き出すことに貢献しているのは、無垢材に明るいかたならばお分かりのはず・・・
杉は水分を好む材質であるため、木材にするには水分をなかなかはきだしてくれない点が大きな課題であるので、人工乾燥機でジャンジャン水分を絞り出す方法が早くて便利ですが、やはり木がかわいそうです。
西岡棟梁流にいうと、「木が泣きよります」です(使ってみたかったんです、このフレーズ・・・)。

杉を知り、杉を活かす山からの製品だからこその品質。
それを十分に実感できる仕上がりが、弊社のお届けする「高樹齢杉浮造りシリーズ」です。

純白施工 11
























材の端の部分は強制的に取り除くことなく、優しくけずられた跡が残っている部分もあります。

純白施工 10














その白さに加えて加工の美しさ、そして天然乾燥材使用(550枚!)という贅沢さ。
羨ましいかぎりです。


今回限りはわき役に回ってしまっているような感をうける板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングですが、これも見逃せませんよ。
弊社定番のネイキッドグレードも表情豊かで、板屋楓(ペインテッドメープル)の無垢一枚物の風合いをよく現していますが、このセレクショングレードも控えめな木目でありながら、輝きをもっているような光沢のある表情が見逃せません。

純白施工 1














遠目で見ると、プルミエグレードかと思ってしまうくらい均一で美しいところもあります。

純白施工 8
























ネイキッドグレードほど野趣あふれるものではないですが、無垢にしかあり得ないような赤白の色違いや茶色っぽくなった部分であったり、独特の木目をみることができるのは変わりありません。

純白施工 7














そして中には当然板屋楓(ペインテッドメープル)ならではのお楽しみが含まれています。

純白施工 13














ユラユラと静かに揺れて流れる川面の様な杢や・・・

純白施工 15














鳥の目杢(バーズアイ)?!と期待したくなるくらいの、水玉の様な浮かび上がる杢を見る事ができるのは、板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングの特権でしょう。

純白施工 6














こんな贅沢な無垢の使い方もいいもんです。
これだけの数の無垢木材に包まれるには、ネイキッドグレードばかりだと少し重たくなりがちな部分もあります。
それを「純白」と「一枚物セレクショングレード」の共演によって、違和感なく納められています。

本当のところ、最初は桧の羽目板にしようか、という案もありました。
ですが、貼り上げる面積が広い事と視覚的にも大きな面積が目に入ることを考えると、赤白のある桧よりも、純白で尚且つ自慢の浮造りによって陰影の出せる高樹齢杉純白浮造り羽目板を採用していただく運びになったのです。

純白施工 2














木目を引き裂くことなく加工できる術は、その仕上がりにしっかりと現れています。
それにしても正直なところ、純白の中にも若干の「元赤」を含む可能性があることをお話しておきます。
もうあと数センチで純白なのに・・・というところで一枚全て無駄にすることはできません。
永く生きてきた材を大切に使い切る為にも許容量を同梱していることもあるのです。
赤身の入りやすい木の根元に近い部分である「元(もと)」の部分が少し入ることもあるのですが、今回は550枚という数量でありながら施工していただいた方も驚きの純白揃いでした。

純白施工 4
























天然乾燥材であることを考えても、その在庫量が如何に多くなるかは推して知るべし。
そのこだわりを感じていただけることでしょう。
杉のイメージを覆す「純白浮造り(じゅんぱくうづくり)加工」は、多くの方に知っていただきたいものです。

純白施工 9














是非、杉のフローリングや羽目板で迷っていらっしゃる方は弊社ショールームまでお問い合わせください。
写真では伝わらない手触り足触りを感じてみてください。
お待ちしています。


・高樹齢 杉純白無節浮造り羽目板はこちらから

・高樹齢 杉純白浮造り(うづくり)羽目板の天井施工写真はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造りフローリングはこちらから  (施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから  (施工例はこちらから)

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレード施工例はこちらから

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングセレクショングレード、プルミエグレード施工例はこちらから

・板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング130幅セレクショングレード大阪研修の家、施工写真はこちらから


板屋楓以外の弊社取扱無垢フローリング一覧はこちらから

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木を活かした木造住宅


前回の「調査」の記事を思い出すきっかけとなったお家の見学に行かせていただきました。

木を活かした住宅 9
























ワオ!!
自分で納材しておきながらも、仕上がった状態にびっくり。
玄関を開けてすぐのこの存在感に、きっとお客様も驚くことでしょう。
赤く強くその存在をアピールしているのは、「カリン」の上り框(あがりかまち)です。
当然、無垢の一本物、つなぎ目も貼り合わせもありません。正真正銘の無垢材です。

カリンは紫檀や黒檀、タガヤサンなどとともに珍重される木材で、床の間材やフローリングなど多くの建築に利用されている木材で、紫檀とはまた異なる、独特の甘い香り(私は熟成したボルドーワインにこのカリンの材の香りを感じます。テイスティングノートに一人「カリン香」と書いているくらいに好きな香りです。)が漂います。
その上り框に接しているのは、おなじみの「板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング」です。

また、視線を正面に向けると綺麗な節の並ぶ壁面が。
念のために言っておきますが、最近は壁紙でもかなり精緻な木目柄があるので、来客された方は一瞬「木目のクロスか」と思われるかもしれませんが、これもきちんと無垢の一枚物の木材です。
後に紹介する「ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物羽目板」が、太陽の光を受けて黄金色とも思える様な、独特の輝きを放っています。
もうこれだけで、木の家満喫!!

といわずにリビングへ。

このお家の床は全て板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングで仕上げていますので、お家の中にいる間中足の触れるフローリングは全て無垢の一枚板、ということになります。
贅沢ですねぇ・・・

木を活かした住宅 1














通常、無垢のフローリングというとウレタンコテコテ塗装仕上げの9cm程のたて継ぎ(長さの短い木材をつないだもの)フローリングが主流ですが、この板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングは、植物オイル仕上げ。
しかも、13cmという幅広の、しかもつなぎ目なしの一枚物のフローリングです。
その存在感と足触りは格別です。
手で触りたくなりますよ!

木を活かした住宅 2








 無垢の木材は全て同じ柄ではありません。また、余すところなく木を使わせてもらうためにも、一部分に変色したものや、節、色違いを含みます。










とはいえ、こんなのもあるんですから、本当に表情豊かですね。
外観を美しく装ったものにはまねのできない、本物の無垢木材です。

木を活かした住宅 3
























さて、無垢なのは足元だけではありません。
頭上には、金色の流れる雲が浮かぶようです。

木を活かした住宅 12














これも、玄関の壁と同じく「ピュアラーチ(TENKARA)幅広無垢一枚物羽目板」です。
天然唐松の特徴は、その樹齢の高さとそれによる杢目の美しさ、また、厳しい寒さにたえてきた事を物語るような目の細かさ。
時が経つごとに深い色合いになっていくことで「金褐色」に変するとも称されるくらいに色合いの美しいのが特徴です。

それとともに、ごっつい存在感を醸し出しているのが幅広無垢一枚物フローリングもご用意する「国産栂(こくさんつが)」の大梁です。

木を活かした住宅 4














現し仕上げの梁は全て国産栂を使用しています。
それも、どの梁を見ても相当な大きさ。家の構造を支える期待に十分にこたえうる素材であることは一目瞭然ですね。
この国産栂も、非常に樹齢が高い天然林からの産物ですので、細かく優しい杢目が落ち着きを感じます。
力強いピュアラーチとの相性も予想以上にグッドです。

木を活かした住宅 5
























見どころ満載のこのお家。
この角度の写真ではわかりませんが、もうひとつポイントがあるんです。
それは、長時間奥様の目に映るであろうキッチンのカウンター。
そこに鎮座するのはこれ。

木を活かした住宅 6







 でん、とかまえるその姿。このお方こそが桧の中の桧、「木曽桧(きそひのき)」であーる。













木曽桧には、様々な社寺建築の御用材として使われている成長の緩やかな木があります。
優しい香りと、節板の場合には手の平ほどの大きさの赤い節が入るのが特徴です。

木を活かした住宅 7
























こんなカウンター、無垢調(むくちょう)では真似できないですよね。
淡いピンクと白の表情は、目に優しくありながら一目で本物とわかる存在感を出しています。

木を活かした住宅 11














なんとも贅沢なお家です。
壁はクロスのところもありますが、床やカウンター、そして現し梁が無垢の木の家を十分に感じさせてくれます。
また、和室以外は見えない部分で残念でしかたないですが、このお家、構造材も全て無垢の木材です。
土台と柱には桧を使っています。もちろん、集成材ではありませんし、和室の柱も本物の桧の柱を、大工さんが鉋(かんな)で仕上げたものです。
全てが木や自然素材ばかりだと、かえって窮屈になる場合もあります。そうではなく、木を活かして上手に使えるようになると、限られたスペースや限られた予算でも木を使う余地はあると思います。

適材適所に木を使ってもらう事も私の仕事。
このお家に入られるお客様は羨ましいですね。これだけのものを使っていて、決して目をむくような価格ではありません。
そのあたりは工務店さんの気慨(木甲斐)の現れですが、その一部をご紹介しておきます。

木を活かした住宅 10














見学会用の説明版です。
綺麗に飾られていました。お客様にもわかりやすく、木の特徴と良さを表していると思います。

木の家。
一口に言っても様々な木の家がありますが、私にとっての、いや、やはりお客様にとっての木の家はこうであってほしいと思うようなお家になっていました。
前回の木造住宅を嗜好する方は、こういった住宅を手にしてもらいたい。その中で、木の家にしてよかったね!といってもらいたいものです。

木を活かした住宅 13

























板屋楓幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
板屋楓幅広無垢一枚物フローリングプルミエグレード・セレクショングレードイメージはこちらから

このお家を建てられた大阪府茨木市の工務店、橋田工務店さんへはこちらから



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無垢フローリング選びのこと


いきなりですが、私が弊社の記事を書くようになってからあと半年ほどで3年になります。
とにかく、木材や無垢フローリングに関する正しい知識をお届けしたいという想いで書き綴ってきましたが、まだまだ私の認知度も低く(笑)、迷っていらっしゃるお客様が相当数いらっしゃるようです。

私は何度かお伝えしている様に、至極アナログ好きですので決してパソコンやインターネットに詳しいわけでもなく、ただただ必死で記事を更新してきましたが、木材やフローリングについての検索には、やはりそれなりに検索対策をされているお店のホームページには太刀打ちできません。
そのため、たまに聞きつけた情報をインターネットで検索すると、「これはお客様が見るとわかりにくいよなぁ・・・」と思う事もしばしば。
もっとわかりやすく伝えたいなぁ・・・こちらの方がいいのになぁ・・・とついつい思ってしまいます。

当然、私の知っている事が全て正しいというわけではないのですが、それでも明らかに「木を知っている人なら当然わかる事」を、平然と間違えて掲載している場合もあり、歯がゆく感じる時もあります。
ほとんどが、営業するのみで木を知らない人が木材を販売しているケースです。
木を知る材木屋さんが販売する無垢フローリングと、営業トークしか知らない木には興味のない営業さんが販売する無垢フローリング。
あなたなら、どちらを選びますか?!・・・

また「営業さん」の場合は聞こえの良い営業トークを並べているパターンが多く、短所というものはほぼ掲載されていません。
どこに、私のように自分の販売するフローリングが反るかもしれません、色違いや揃わない部分があります、と欠点をあげて販売する営業さんがいるでしょうか。
人間にも長所と短所がある様に、木材にも当然長所と短所があります。
それが長所のみをクローズアップしていくことから誤解が生じる事もあります。
また、当然、その原材料となる木材の情報も「かたい・高級な」といったような形容がほとんどで、木の性質や表情、その特性などは全く加味されていません。
それなら、硬くて高級感の出る印刷でもいいんじゃない?!と思うのですが・・・

3年も続けてきて、なぜいまさらそんな事を感じるかというと、迷っていらっしゃるお客様の声を聞くからです。
または、インターネット上でも無垢のフローリング選びについてのことや、フローリングの樹種ごとの違いやその特徴による選び方がわからないという事をよく目にします。

たとえば、はフローリングには向かないのか?!


杉柾浮造り一枚物無垢フローリング施工写真拡大2




 いいえ。その用途と、杉の特徴を理解すれば、こんなに素晴らしい杉の持ち味を楽しめます。






じゃぁ、ブラックウォールナットのフローリング、いろいろあるけど何が違うの?!

ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ3

 本物の、ブラックウォールナットです。黒っぽい木材や、黒く塗装している物とは違います。

 色合いからは想像しにくいですが、クルミ(胡桃)の仲間だけに、温かな足触りが特徴です。 





お客様にとって、その木の持つ色目や外観は確かに大きな判断材料だと思いますし、私も木材ごとの色合いの違いは見ていて飽きないところがあります。
ですが、色だけで選ぶなら合板フローリング、または印刷フローリングで十分です。
では、無垢のフローリングの判断材料は何でしょう?

いろいろと情報が多すぎる上に、判断材料の目安となるものが少ないので、迷ってしまいますね。
樹種の違いがわからない、同じ樹種でもお店によっての違いがわからない、あっちの店とこっちの店では同じ様に見える商品がまったく異なって表示されている、似たような名前があって違いがわからない・・・・
私でも混乱する位です。


フローリングに適した材については、「床(フローリング)にもっとも適した材とは・・・」という連載記事でとりあげていますので、是非参照いただきたいところですが、その記事に書いているような木の性質による選び方を掲載している記事は限られていると思います。

それでは木が同じ種類の場合の違いは何があるのか?!
実はそこが大きな違いの一つであったりします。

まずは木材の選別。
手当たり次第に製材していく方法もありますが、それではその木の持つ良さを表現しにくい場合がありますし、「なんでも込み」のような商品になってしまいがちです。
それに対して、原木の時点でどの様な寸法の商品で、どの様なグレードを製材するのかを見極めて選別している場合は、丸太自体の歩留まり(ぶどまり)といわれる活用率も上がりますし、無駄なく良いものが製材できます。
これがなされているかどうかで、後の加工や商品におおきな違いが生まれます。


ホワイトアッシュ原木 1



 この時点であらかじめ選別作業に入ります。

 一枚物がたくさんとれるように、よい表情が出ます様に。






工場内視察チェック 2



 ぜーんぶフローリング加工待ち丸太です。

 良材丸太からジャンジャン一枚物がでるように丸太チェック。






そして選別以外に木材にとって大切なのが、乾燥です。
乾燥と一口に言っても、なんでも乾燥機に入れておけばよいというものではありません。


工場内視察チェック 1


 乾燥機内部です。積み上げられたフローリング原板。










割れが起きにくい様に、反りにくい様に、含水率が安定するように。
いろいろと考えていかないといけない上に、樹種ごとの違いもあるため、一定ではなくとてもシビアな作業です。


工場内視察チェック 3


 乾燥機から出てからも安定させるためにまた自然乾燥。

 私もきちんと原板チェックです。







これらにかかる手間や時間によって出来上がるフローリングに大きな差が生まれます。
表面の仕上がりや、寸法安定性には特に差が出てきます。

しかし、これらの作業を経ている商品と、そうでない商品の差は語られることは本当に少ないです。
販売される方もそこまでしらない場合もあります。
そのため、単純な「値段」と「外観」だけが判断材料となってしまうのではないかと思います。
カタログを見ればわかる機械商品、例えば家電などでも値段と外観だけで判断出来る場合は少ないですよね。
店員さんのアドバイスや、その商品についての機能や特徴を聞き自分に合った商品を選ぶのに、木材や無垢フローリングはいつまでたってもその木に関する情報までお伝えして販売できる例は少ない様に感じます。

当然、木についての違いや長所短所を説明するにはその木とその木からできる商品についての事を理解していないといけません。
そのため、弊社では商品写真と値段を掲載して買い物カゴに入れてもらうような販売はいたしません。
フローリングや、木製品になっても元は木です。
やはりそれぞれの特徴をもっています。

皆さんがいろんな情報で迷うことのない様に、自分の扱う木についての情報はきっちりとお伝えし、喜ばれる木材を販売したいと思っています。
価格は大事な要素ですが、その価格の基となる情報を知っていただき、笑顔をつくれる材木屋でありたいものです。
日常から、ネット上から、少しでも木材や無垢フローリングのお悩みが少なくなる事を願って。


こだわりの無垢フローリング各種は下記からご覧ください。


板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング
ノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)幅広無垢一枚物フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング
ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング
ブラックチェリー幅広無垢一枚物フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢一枚物フローリング
ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
イースタンアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング
百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング
高野槙無垢一枚物フローリング
青森ひば無垢一枚物フローリング
古希杉板目節あり浮造り(うづくり)無垢フローリング
国産地栂(じとが・じつが)幅広無垢一枚物フローリング
国産黒松(雄松・男松)無垢一枚物フローリング
ウールアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング
ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング
ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物羽目板
北洋赤松(レッドパイン)無垢一枚物フローリング
北洋赤松(レッドパイン)無垢一枚物羽目板
ロックメープル(カエデ)幅広無垢一枚物フローリング
・尾州桧(木曽桧・きそひのき)節あり幅広無垢一枚物フローリング
尾州桧(木曽桧・きそひのき)節あり幅広無垢一枚物羽目板
米杉(レッドシダー)無垢一枚物羽目板(定尺材)
杉埋め節幅広無垢一枚物フローリング
低光沢塗装 リフリーバーチ(樺・かば)無垢フローリング
低光沢塗装 リフリーオーク(楢・なら)無垢フローリング
能登あて(ひば・ひのきあすなろ)幅広無垢一枚物フローリング
能登あて(ひば・ひのきあすなろ)幅広無垢一枚物羽目板
オークハーテイド、バーチハーテイド幅広無垢一枚物フローリング
エインシェントオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング
日本の広葉樹無垢フローリング 〜清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリング
日本の広葉樹無垢フローリング 〜清涼樺(せいりょうかば)幅広無垢一枚物フローリング
石山赤松(せきざんあかまつ)幅広無垢一枚物フローリング
ネシアンチーク幅広無垢一枚物フローリング
桐(きり)幅広無垢一枚物フローリング
施工しない無垢フローリング 〜Shikiyuka ヒノキ〜



ロシアンバーチ(樺・かば)




























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ブラックウォールナット幅広一枚物無垢フローリングの施工現場 〜店舗編・開店です〜


6月5日の記事にて、ブラックウォールナット定乱尺幅広無垢一枚物フローリングを施工されたカフェの開店前の様子をお伝えしましたが、開店に備えテーブルやイスのはいった状態でお邪魔しましたので、再度仕上がりをご覧いただきたいと思います。


ブラックウォールナット幅広施工カフェ 6

























少し床仕上がりは見えにくくなりましたが、それらしい雰囲気が出ていますよね。


ブラックウォールナット幅広施工カフェ 4

 オイル塗装なので、適度な艶があり、無塗装よりも落ち着いた印象をうけます。











ブラックウォールナット幅広施工カフェ 3






 この表情豊かなキャラクターは間違いなく本物でないと出せません。

 














ブラックウォールナット幅広施工カフェ 2


 立って床をみるとこんな印象だと思います。











ブラックウォールナット幅広施工カフェ 1


 白いイスとステンレスの足、それにブラックウォールナットの表情が良いコントラストになっています。









念のため、見比べておきましょうか。
ブラックウォールナットの合板突き板貼り(0.数mmの薄い表面仕上げ用の板を貼り付けたもの)のフローリングと無垢のブラックウォールナットです。


ブラックウォールナット合板フローリング 1




 30cm幅の3枚つなぎと15cm幅の一枚単板貼り材です。

 色目は確かにブラックウォールナット。
 そりゃそうです。
 うす〜い表面は無垢のブラックウォールナットからできているのは無垢と同じですから。










ブラックウォールナット、無垢と合板


 無垢オイル塗装のサンプルとならべてみたら、光り具合や選別された上品さが光る合板フローリング。
 無垢は色違いや木目の黒いところが混在します。







ブラックウォールナット 木口を見る



 木口です。
 さすがにこの写真だと一枚物とベニヤの違いがはっきりします。








合板フローリングの樹脂の厚い塗膜に守られた薄い単板のピカピカ感とは対照的に、無垢のブラックウォールナットは元が一本の木材からできていることをはっきりと確認することができます。

ん?!当然ですって?!

違います。

こうやって見るからわかるんだと思います。

実際、合板フローリングと無垢フローリングでは同じフローリング材というだけで、比べるものではありません。
が、それが同じ仕上げ用途というだけで、両者はいつも比較されます。

こうやって見るとわかるのに、いざ建築材料として見てみると「価格」や「商品の性能」などという、比べようのない事を無理やり比べようとする傾向にあり、両者の違いが分からなくなっている時が多々あります。
私としては、材木屋だからでもありますがそれ以前に、無垢の木材を使うという価値であったり、将来きっと剥がれてくるであろう合板の接着剤への疑問、貼り上げた状態が一番綺麗でほぼ20年が耐用年数であろう(経験からの話で、必ずそうではありませんが)合板フローリングへの疑問から、無垢をおすすめしたいです。


その時に、当然コストの問題はあるでしょう。
ですが、メンテナンスをしていればずっと使っていける無垢材と、初期のコストは安価でも、たくさんのベニヤ板を使用し、塗装をコテコテにかけ、貴重な木材を桂むきにしている合板よりは、ランニングコストも抑えられると思うのです。


よく古民家再生といって、古民家から出た古材が高価で流通していますが、はたして合板材で建築した建物は解体の時、どうなるでしょう。
私は建て替えのお仕事で、解体などもたくさん見てきていますが、合板の家はいわば全て「処理場行き」です。
いくら初期投資が安くても、大量にできても、再使用はできません。

古民家では比較対象が極端かもしれませんが、古い家の無垢のフローリングや柱は削れば新品同様に艶と輝きを取り戻しますし、解体しても木材としてはまだまだ現役です。
これから20年、30年先に「良い家」を残そうとするならば、無垢の木材を上手に使うことは、化石エネルギーや二酸化炭素排出の問題、住宅資産価値の問題にも大きなウェイトを占めることは間違いないはずです。

今の目先の快適性や価格、外観の美しさで住宅を「買う」のではなく、家族と自分の将来の事や資産としての家の事、またちょっとだけでも住宅材料が関係する環境の事についても考えて、住宅を「造る・建てる」様にしないといけない時期がもうすぐそこです。


今回のカフェは結果的に無垢のブラックウォールナットを施工したわけですが、一つ違えば、ブラックウォールナット柄になって、汚れてくると休業してコテコテと樹脂塗料の塗り直しをしなければならないところでした。
店舗でも住宅でも、見た目の単純な色や統一された規格品だけの使用ではいけない時代になっていると思います。

私たちが今見ているような、古い民家や有名建築、歴史的な建造物などと同じように、今の時代からもそういった「良い建築」を後世に残していけるようにしないといけないと、思っています。

木材で、そのお手伝いができるよう、備えておきたいと思います。


話が広がりましたが、店舗だけでなく住宅へのブラックウォールナット他の無垢フローリング無垢の一品の御使用をお手伝いします。
お探しの方はご連絡をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングも、150幅広のV溝弊社無垢木材展示スペースに常時展示しております。
赤身ばかりの厳選グレードから、表情豊かなキャラクターのグレードまで各商品を見ていただけます。
ご検討のお客様は御来店いただきたく思います。


*2015年に訪れたフローリングの様子はこちらから


ブラックウォールナット幅広施工カフェ 5

























・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング、古民家カフェの施工写真はこちらから



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ブラックウォールナット幅広一枚物無垢フローリングの施工現場 〜店舗編・オープン直前〜


分譲住宅などのフローリングの人気カラーは時代によって、「薄いベージュ系」や「木目のある濃いこげ茶系」、「木目の少ない明るい色合い(一般にいうバーチ色)」など、様々な色が流行します。

住宅を建てる際にも、「どの色にします?!」というのが合言葉の様になっているので、材料の質や内容ではなく「ホワイト」とか「ブラック」とか「バーチ色」といったような呼び方で決めるのが普通になっています。

樹脂でできた化粧シート(印刷紙ですね)なら、そんな合言葉も通用するでしょうが、木材ではそんなわけにはいきません。
が、やはり一部の方は木材にもその合言葉をあてはめようとします。


今回は、そんな風に「色」で指定されることが多い樹種「ブラックウォールナット」の中でも比較的お求めやすい2枚一組で1820mmの長さになるように調整された「定乱尺(ていらんじゃく)」品の幅広15cm幅の無垢フローリングを採用頂いたカフェのオープン直前の様子をお伝えしたいと思います。
(通常の乱尺品は短いものをいくつもつないでいく場合がほとんどです。)


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ1

 北側採光のため、色合いが少しわかりづらいかもしれません。




















ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ2














ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ3















全体としてはこんな感じの仕上がりです。
まさしく本物の無垢一枚物ブラックウォールナットフローリングです。(植物オイル塗装済みです。)


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ4





 接写です。
 合板なら、こんな木目はなかなかないでしょうね・・・

















見ていただくと風合いはわかると思いますが、表情のおとなしいところばかりではありません。

中にはとても元気のよい木目や、色の変わっている物、大きな原木だったことを想像させるような大きな節跡など、これこそが無垢の風合いという表情が別にありますので、そちらを見ていただきましょう。


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング パテ補修

 こんな節のパテ補修や、













ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 隅部分パテ補修


 隅部の補修もあったりします。
 一枚の大切な原木からですから、「こりゃあかん」ではなく、品質に問題ないものは手をかけてから出荷します。







ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 節の大きさ1

 節で言うと、こんな大きなのもあります。

名刺ケースが約11cmの背丈ですから、節全体では20cmくらいでしょうか。
 
 きっと大きな原木が、空に手を広げるように枝分かれしていたのでしょう。














ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 根杢



 これは根っこに近いところでしょうね。

 横文字で「バール=根杢」と言ったりします。
もっと模様の激しいものはそれだけで特徴的な杢として高価に扱われます。

 繊維の縮みからくる杢がとてもきれいです。











ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 色ムラ

 おっとびっくり、インクの染みではありません。

 成長の過程で変色・着色した部分です。
もしかすると、虫に喰われたのか、病気になったのか・・・

これも無垢でないとみられません。




ブラックウォールナット幅広無垢フローリング 白太

 こちらは白太。
 合板の統一された「色」に慣れていると、戸惑うかもしれません。

 が、これがブラックウォールナットの白太です。
黒い部分は赤身ですからね。




白太部分 青森ひば木製名刺ケースとの色比較


 青森ひばの名刺ケースと比較してみると色合いがわかるでしょうか。

 木材ですから大抵のものには、赤身と白太があります。

 これも、本物のブラックウォールナットの一枚物の表情の一つです。













これらの特徴的な表情をふくんだものですので、とても豊かなキャラクターとして一目で本物と認識させてくれますし、今後の色の変わり具合や傷がつくことによる味わいの出方で、より楽しませてくれると思います。


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ5















ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ6














このカフェも、もともとは設計士さんの黒っぽい色のフローリング=ブラックウォールナット、と指定を受けていたところなんです。

当然無垢フローリングの場合は一つとして同じ色のものはありませんから、工場で桂むきにした薄い単板を貼ってきた合板フローリングとは全く異なることを御理解いただかないといけなかったわけですが、それでも合板の、妙に統一された木目と色合いよりも、今回納品の節もあり、白太も入る無垢の方が味わいがあり、結果的には落ち着いたカフェの雰囲気にとても合っていたように感じました。

また、設備がはいった写真も近々お伝えしたいと思います。

*2105年に訪れた経年後の様子はこちらから


ブラックウォールナット無垢一枚物幅広フローリングは、今回のグレード以外にも、節の少ない芯材を選別したグレードもございます。



・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング、古民家カフェの施工写真はこちらから



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ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング

家具材などとして昔から有名なブラックウォールナット。
主に北米から産出される材はとてもシックで落ち着いた色合いと、独特な優しい木目のバランスで、人気が高い樹種です。

ウォールナットとは胡桃をさす言葉です。

自分の周囲に他の植生が育たない様にする物質(フェロモン!?)を分泌するといわれるこの木材、その名の通り、ブラックウォールナットは黒っぽいクルミです。
他のクルミが若干灰褐色が強いのに対し、ブラックウォールナットは黒・・・とまではいきませんが、薄い茶褐色から黒味がかったこげ茶褐色くらいの色合いです。
若干の色ムラや、紫がかった縞が出たりしますが、全体的に落ち着いた色合いの優秀な木材です。

材の用途としては、前述の家具や銃床、加工性の良いことを生かした細工物に使われます。
勿論、銃床に使用するくらいですから、狂いが少なく、衝撃に強くよく粘ることが大きな特徴です。(その場合、寸法安定性を高めるためグリコール?!を塗装されているそうですが・・・)
木目も優しくて美しく、また広葉樹にしては手触りがあたたかく柔らかな印象があるため、深い色合いの割に重たくなりすぎずに、シックな雰囲気を醸し出します。

とてもよい材なんですが、樹齢の高いものでなでれば辺材である白太が多く入っているため、赤身の茶褐色の部分が取りにくいという性質があります。
そのため、節がなく色も均質な茶褐色で、なおかつ素直な材を得るのはそう簡単なものではなく、供給が難しくなってきます。

ですが、そんな貴重なブラックウォールナット材を上手に木取りし、フローリングとして安定してお届けできるようになりました。


ブラックウォールナット 5




























もちろん、ブラックウォールナットの杢目や色を最大限に活かした一枚物の幅広もご用意しています。
シックで落ち着きのある空間を演出するには最適な材であるブラックウォールナット。

天然の深い色合いと重厚感、また世界中で家具材として賞用されてきた歴史に値する格式高い雰囲気満点です。

また、今回からご案内するのはブラックウォールナット材ではあっても、樹齢が低く節が大きく白太が多くを占めるようなものではありません。


ブラックウォールナット幅広ユニオイル塗装小節

  幅広セレクショングレードにオイル塗装



きっちりと管理され、乾燥工程にもこだわり、グレード基準もしっかりとしているもので、巷にちょこっと出ているブラックウォールナット材とは全く品質が違います。
特にほぼ赤身のみを使用したグレードなどは、他ではなかなか見ることができません。

ブラックウォールナット 4










たいていは、グレード分けのない「節も白太も何もかも込み」の商品です。


また、巷で安価に出回っているものは、「アジアンウォールナット」といって売られています。
これは、前の記事の木材クイズにあったように、ウォールナットではないけど似てるからウォールナット・・・というな商品で、当然本物ではありません。

それは本物に比べて重く、硬く、木目も全く違います。
色がなんとなく近いくらいです。(又は黒っぽく着色処理されています。)
近年、やっとその旨明示されるようになってきましたが、まだまだブラックウォールナットを買ったつもりが違うものだった、という例があるようです。

また、同じウォールナットの名前で出ているものに、クスノキ科のものがあります。
これは水に強いといわれていますし、ウォールナットの名前で出ていますからこちらの方が混同しやすいかもしれません。
どちらにせよ、検討中の方はご注意ください。


そんな中、今回からのご案内のブラックウォールナットは、間違いなく本物の中の本物です。
正直、グレードによっては大きな節を含みますし、色ムラや、軽微な色調整を行っているものもあります。

ですが、節や白太の入るグレードも品質基準は赤身の無節グレードと同じですし、白太の白色とのコントラストが楽しめるのも、節ありグレードの特徴です。


ブラックウォールナット 2












このような品質管理によって、確かなものをお届けできると確信しています。

貴重な時間を過ごすマイホームに、こだわりのフローリングを・・・

柔らかかつ、あたたかく落ち着いた素材は、こだわりと安心感を伝えてくれるものと思います。


ブラックウォールナット幅広一枚物オイル塗装節あり定乱尺 オイル塗装で仕上げると、一層赤身の深さが際立ち、更に重厚感が増します。
 



本物のブラックウォールナットをご検討中のお客様に、しっかりとした商品を選んでいただくために確かなものをご提供したいと思います。


ブラックウォールナット130N OPC




 ブラックウォールナット幅広130一枚物ネイキッドグレードも追加されました。









無塗装の幅広13cm幅はもちろん、一定寸法で揃えているものを組み合わせて1.82mの長さになる乱尺ものや、ウレタン塗装のたて継ぎユニタイプの床暖房対応タイプまでそろっています。
(床暖房用も、隙や、反りがでないというものではありません。必ず隙や反りが生じますことをご理解の上ご採用ください。)


ブラックウォールナット幅広一枚物オイル塗装無節定乱尺

   乱尺タイプオイル塗装赤身プルミエグレード




そして、その貴重なブラックウォールナットの材をさらに贅沢に木取りした、厚さ1.8cmの幅15cmという厚板幅広物のネイキッドグレードがこちらです。


ブラックウォールナット幅広無垢フローリング施工カフェ5


 キャラクター豊かな表情が本物の存在感を際立たせます。










そして、ロシアンバーチなどでとても好印象で待望の150幅広のユニタイプ(たて継ぎ)のつなぎ目V溝タイプも新たに加わりました。
ブラックウォールナットの新たな選択肢として、採用の幅が大きく広がりそうです。

ブラックウォールナット150V溝 セレクション 2














・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗写真はこちらをご覧下さい。
・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗の4年後の姿はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング、古民家カフェの施工写真はこちらから


ブラックウォールナット意外にも、幅広無垢V溝フローリングを揃えています。是非、下記もご覧ください。

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング


・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から


ブラックウォールナット 3


 幅広一枚物プルミエグレードイメージ



    



ブラックウォールナット 1


 幅広一枚物セレクショングレードイメージ

 

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高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリング

*本記事中の製品は、2017年に選別基準の改訂を行っていますので、表情は本文終盤のイメージ写真の形に変更になっていますので、ご注意ください。


製材所訪問記第三回でご紹介した杉板目の浮造りフローリングをここでご案内いたします。

板目浮造りフローリング拡大1


この板目フローリングに使用される高樹齢杉の良さは製材所訪問記の一回二回で紹介したとおりです。
高樹齢で目が詰んでいて、色艶が絶品に美しい原板から生まれます。
百年杉柾浮造り無節フローリングの記事でもつづっていますが、杉材についてもう一度ふれておきましょう。


皆さんは杉と聞いて何を思い浮かべられますか?
現代病の代表?!、「杉花粉症」をおもうのがはやいでしょうか?!
鼻が詰まり意識朦朧、目がかゆくウサギの目のように真っ赤にはれる、挙句に耳の奥がかゆくなる・・・・こんな症状思い出したくもないですね。

実際私がそうです。

材料としては、柔らかいため傷が付きやすい、また表情が一般的、あるいは桧や広葉樹に比べて安価である、といったことでしょうか。
どれも間違っていないと思います。
でも、そんなイメージの中で、良さが今一つアピールできていないのも杉材だと思います。
脱線しますが、花粉症の話を・・・


日本には、戦後の荒廃した土地に住宅などの復興に建築資材が大量に必要だった。
そこで、成長が早く建築用材になる杉がたくさん植えられた。
ところが、杉が成長するよりも早く日本は高度成長をとげ、完全に復興し豊かになっていった。

そのため、手入れされず伐採されることもなく残った材が、花粉を飛ばしているわけです。
杉も植物であり生き物です。
一説ですが、山に密植され、近辺をアスファルトで舗装された現代においては、子孫を残す手段である花粉を落とす場所がなく、より遠くまで飛ばさないと芽を出せないことを杉は知っているらしいのです。
あくまでも一説ですが、植物の生存のための手段と考えると、納得したくなるところです。

だから、一生懸命飛ばしているその花粉が人間にとって困りごとになっているとしたら、われわれ人間にも原因があるということかもしれません。

こんな状態を変えるためにも、材料として使えるまで成長した杉は計画的に伐採して、使用しなければなりません。
若木の方が二酸化炭素の吸収量も多くなりますし、伐っては植える良いサイクルが構築できまるとするならば、資源としても安定します。
そうすれば、山も、杉も元気になり、人間も少しは花粉症に悩まされることも少なくなるかもしれません。
もちろん、あくまでも量を目的にされる場合のお話で、きちんと山を元気にするには大切に育てていき、木材利用をすすめるだけではなく、長期にわたって様々な観点を持っていくことも必要です。

そして今回紹介するのは、その大切に手入れをされて育てられた、特別な杉の原木からうまれるフローリングです。

ただの杉のフローリングではありません。

浮造り、それも通常の浮造りよりも優しく、丁寧に加工された「高樹齢古希杉板目浮造りフローリング」です。

通常の浮造りとは加工工程が異なるため、ただブラッシングしただけの仕上がりの浮造りではなく、しっかりと硬い組織の冬目が立ち、柔らかい組織の夏目がブラシ跡がほとんど気にならない位にきれいに削られています。

杉板目浮造り木口より拡大


まったく通常の浮造りと一緒に考えられない仕上がりです。
これにより、先に述べた傷つきやすいという固定観念よりも傷が目立ちにくく足触りがよく、なおかつ貼りあがりの表情も陰影があり、艶が出やすい、経年変化の美しい仕上がりを実現しています。
無加工の杉フローリングと比べれば、その表情と艶の違いは一目瞭然。

こちらは同じ産地(原木のでる山は異なります。)の浮造りなしの杉フローリング。

表面フラット(加工無)フローリング表面


かたや、施工後1年の古希杉浮造りフローリング。


杉板目節あり浮造りフローリング表面


同じ原板とは思えない色艶ですが、比較的汚れの乗りやすい夏目が削れることで、杉本来の脂分が出やすくそれが艶を生み出しているのではないかといわれています。
そして杉材の美しい色艶を大切にするべく、こだわりの天然乾燥を採用していますので、白太は白く、赤身はピンクという美しい色合いをしっかりと残しています。
基本的な目合いは赤身(芯材)中心なので、耐久性も高いうえに美しい赤身の色合いを楽しめるのも大きな特徴です。

また、広葉樹フローリングや桧のフローリングと比べても足に感じる温かさはまるで違いますし、歩行感も適度な柔らかさがあるので足への負担も軽減してくれます。
その大切な足触りの部分においても古希杉は特別で、節ありフローリングにはつきものの「抜け節やかけ節」の補修を全て埋め木にて処理しています。(極軽微なものなどはしていないものもあります。)

古希杉190 3


その為、折角の針葉樹の節板に、パテが不自然だと思われていた方にはピッタリのフローリングではないかと思います。
やさしい天然の木目も、光の反射を和らげ目に優しく、杉の香りはストレスを和らげる効果のあることが証明されています。
調湿効果にも優れていますので、住まいが過乾燥したり湿気が多すぎたりすることを少なくしてくれます。(なくなるわけではありませんが・・・)


安定供給できて、資源の枯渇の心配もなく有効活用できる、杉はそんな素晴らしい材です。
その杉の原木から樹齢が高く、木目の通ったところを使用して、丁寧に浮造り加工を施した逸品。
安らげる我が家の一部分に加えてはいかがでしょうか・・・・

古希杉板目浮造り節ありフローリングは弊社ショールームにて常設展示していますので、是非その足触りを体感にいらしてください。
きっと普通の杉には戻れないと思いますよ!!


*高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリングを検討いただくにあたってのご注意

・近年、物流方式の変更に伴い地域によっては4m物の配送が難しい場合があります。
その際は、1.9m物のエンドマッチ品をご検討くださいますようによろしくお願いします。

・4m物の中には若干の乾燥木口割れを含むものがあります。(表情の違い写真参照)材を有効に活用するために、切り落としや隠れる部分へのご使用をお願いいたします。

・天然乾燥材の為、場合によっては薄く乾燥中に使用していた桟木(さんぎ)の跡が仕上げ面に残っている場合もあります。

15mm品

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 15mm-1

30mm品

古希杉190 1


*以下施工写真の中の「旧規格品」は、2017年に木取り仕様の変更をする以前の商品につき、現在の規格とは異なる表情ですが、参考に掲示してありますので、現在の実物とは若干異なりますので、ご注意ください。

・古希杉板目節あり浮造りフローリングの1.9mエンドマッチ施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉板目節あり浮造りフローリングの4m、M様邸施工写真はこちらから(旧規格品)
・古希杉板目節あり浮造りフローリングの30mm、アトリエFUDOさま施工写真はこちらから
・古希杉浮造り(うづくり)無垢フローリング30mm、アトリエFUDOさま1年後経年変化の記事はこちらから


・古希杉板目浮造り節ありフローリング  (寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 :15×140×4000(エンドマッチなし)
:15×140×1900(エンドマッチあり)
:30×190×4000(エンドマッチなし)
:30×190×1900(エンドマッチあり) 

・形    状 :一枚物

・入    数 :15mm(4m物)   6枚入り(3.36屐
:15mm(1.9m物) 6枚入り(1.59屐 :30mm(4m物)   3枚入り(2.28屐
:30mm(1.9m物) 3枚入り(1.08屐
・エンドマッチ :なし

・価    格 :15mm×140mm   
        ・4m物  ¥24696(税込¥26672)/3.36
        ・1.9m物  ¥12928(税込¥13962)/1.59
        :30mm×190mm
        ・4m物 ¥22680(税込¥24494)/2.28
        ・1.9m物 ¥11985(税込¥12944)/1.08

・運    賃 :別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グ レー ド :節あり材を使用(埋め木補修、パテ補修ありです。) 

・納    期 :お問い合わせ下さい。   

表情の違い

特有の変色部 1

古希杉190 4


特有の変色部 2

古希杉190 8

補修しない小節

古希杉190 9

赤身の色見の違い

古希杉190 5

浮造り加工はじめの段つき

古希杉190 7

4m物の端部乾燥割れ

古希杉 12



・高樹齢! 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
*一枚物施工例はこちらから
*UNIタイプ、書斎への施工例はこちらから
*UNIタイプ、寝室への施工例はこちらから

・高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
*2017年仕様変更後の施工例はこちらから

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから


・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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高樹齢! 百年杉柾浮造り(ひゃくねんすぎまさうづくり)無垢フローリング

国産木材の中で、蓄積量が豊富で、桧と共にとても身近な材である杉。

杉フローリング原木丸太


その名の由来は「直ぐい木」。すぐい木、と読みますがまっすぐに伸びることからその名がついたといわれていますが、これは江戸時代後期頃に植物学の先生が唱え始めたそうですので、俗説ということになりますが、それでも、木を見てみるとその名の通りのイメージです。

日本酒の樽や割り箸、住宅用の床柱に使用され、その木肌の美しさ、手触りの良さ、色の良さから古くから日本人の暮らしに深く溶け込んでいる材です。
巨樹や古木が存在したり、銘木と言われる屋久杉や秋田杉、霧島杉などに代表される素晴らしい材を産出する、スギ科の中の日本特有の樹種です。
材にはあたたかみがあり、適度に弾力があるため床に使用した場合には衝撃を吸収し、足に優しいという利点があります。反面、傷はつきやすいのですがそれがまた良い思い出になったりしますよね。


気になる実験結果があります。
マウスの飼育実験で木製の箱と、コンクリートの箱、そしてアルミの箱の3種類の箱を使用したところ、3世代にわたって生存できたのは木製の箱だけだったそうです。
我々が住んでいるのも木造の大きな木の箱だったりしますよね。
そこにフローリングなどとして杉を使用すると、材の発する香りが睡眠を促進し安眠効果をうみだすことが研究で明らかになっています。

これらの効果は杉材に含まれる「セドロール」という成分によるもので、体内時計を整えるホルモンである「メラトニン」や鎮静効果をもたらす「セロトニン」の分泌を促し、気持ちを落ち着かせたり安眠効果をもたらしてくれるそうです。
もちろん、産地や樹齢や生育環境、そして芯材と辺材の違いにも大きく左右されますので、一概に言えない事は言うまでもありません。しかし、人間の肺が吸い込む酸素のうちの20%を脳が消費すると言われています。
体は脳からの信号によって動かされますので、その脳が消費する酸素の状態が如何に重要かということですが、杉は人の生活する大切な空気環境をも整えてくれる効果があることが分かっています。

それをふまえてご紹介するのは、その杉の木のフローリングですが、通常の杉のフローリングとは一味も二味もちがいます。

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 1


自信をもってご紹介するのは、この美しい杉の柾目の一枚物フローリングです。

丸太を製材するとき、通常は板目木取りといって、木材の年輪がタケノコのような山形模様が現れる様に製材するのですが、このフローリングは「柾目木取り」といい、材の年輪が縦に平行にそろう様に製材したものです。

これ、言うは易しで、柾目木取りというのは実はとても贅沢な方法で取られているのです。

板目木取りなら丸太の中心も含めて切り取っていくので幅が広く、たくさんの材が取れますが、柾目木取りは丸太の外側から中心に向かっての半径分しか取れないため、幅広材がでにくく1本の丸太から良質材は20%しかとれない、といわれる貴重な木取りのです。

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 4

杉は非常に柔らかい樹種で、傷がつきやすい為に床材として無垢フローリングには適さない、と言われてきました。
確かに、先にも書いたように「足触りがあたたかながらも傷がつきやすい」といわれていますが、一枚の杉の板材のなかでも木目に沿って、柔らかな部分と比較的硬い部分に分かれていることは、あまり意識されていませ
杉を構成する細胞組織の形成の差によってできるものですが、それにより木目がはっきりと現れているのですが、日本では古くから、その柔らかな部分を丁寧に削り取り、硬い部分が残る加工を施す「浮造り(うづくり)」という方法を用いられてきました。

和室の天井板や木製戸の鏡板など、美しい杉の木目を引き立たせる方法として浸透している技術。
最初からの加工ではなくても、紫外線や雨などで表面が劣化することで、自然の浮造りの様になっているものも見かけますし、古民家や使い続けられた住宅、店舗などでも経年によって自然に木目の浮き立った浮造り状になっているところを見かけますよね?

木の表情が凄くイキイキとしていて、はっきりと見えるものの柔らかな印象を受けるはずです。

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 3


百年杉柾フローリングは、この木目が浮き立っている状態の浮造り加工を施しています。
浮造り加工を施すことによって、杉が本来持つ樹木精油による艶がはっきりとすることで、一層木目が美しく表現されます。
それに、その浮き立った木目の部分に足裏とのわずかな隙間が出来るために、湿度の高い日にフローリングがべとべとする、というような感覚も感じにくくなります。

一般的なフローリングの表面は、平滑に仕上げられているものの実は少しくすんで見えることがあります。
それは表面の仕上げ方法の違いによるものですが、百年杉柾は浮造り加工をすることによる効果で、フローリング表面に艶を感じるわずかな光沢が見えます。
硬い部分として残っている「晩材」と呼ばれる濃い色の木目部分が、杉材の樹脂分で柔らかくひかることで、艶っぽく美しい木目を強調している状態です。

これは、のちに紹介する「高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリング」(2017年に仕様変更記事はこちらから)分かりやすいかもしれませんが、とにかく非常に美しい、浮造り加工の副産物なのです!


高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 5


そんな浮造り加工で仕上げられている為「杉は手触りが暖かいが、すぐに傷がついてしまう」や「洋風住宅に杉を使いたいが、ログハウスっぽくなるのがちょっと・・・」、「杉フローリングで他と違ったものが欲しい!」というご要望にお応えできるものと思います。
いや、むしろ一般的な杉フローリングと同じものではないと考えてください。

原木となる杉は、最低樹齢100年以上の物を厳選し、その中でも色と艶の良いもののみを選別しています。
今から100年以上まえというと、明治時代・・・
ちょんまげから現代に、和服が洋服に変わっていく時代に芽生えた杉が原料なのです。

凄く長い時間をかけてゆっくりと育ってきた良質な杉だからこそできる、この柾目材。
普通の杉フローリングとは違って当たり前。
まったく別物なのです。

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリングの原板!


中には浮造り加工を施した杉板は見かけますが、百年杉柾の浮造り加工は、しっかりと浮造りがされているものの、一般的に目にする浮造り材にでやすい「ブラシ跡」が非常に目立ちにくい事も大きな特徴です。
浮造りを手っ取り早く施すには、硬いワイヤーブラシでこすっていくと、あっという間にできあがるのですがそれでは、そのブラシでこすり取られた跡が非常に目立つのです。
(浮造り加工の違いは古希杉板目浮造りフローリングの記事にて写真を例示しています。)

しかし、弊社の高樹齢杉!浮造り加工フローリングは非常に丁寧な加工技術で、ブラシ跡を残すことを極力抑えている為に、違和感のない仕上がりになっていることも特筆です。

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 12


浮造りされていない杉材の床と比較して艶がでやすく、数年経過後の色の変化もとても美しく、なにより柔らかい部分に付着しやすい汚れが付きにくいので、使い込んだ時の風合いが飴色の艶を伴って古くなっていきますので、より一層の愛着がわいてくるものと思います。
その艶をサンプルで見てみるとこんなもの・・・


百年杉柾浮造り 時間経過での艶の出方2

これくらいの変化がみられます。
右が製造直後です。
左は約1年経過のサンプル材です。

芯材と辺材の色の差も非常にわかりにくく、なおかつ赤茶っぽく変化しています。
1年後とはいえ、比較サンプルを製作する目的で強制的に日焼けをさせている状態下での変化ですので、通常の使用ではこれほどの差は出にくいものの、数十年後には住まい手の変化とともに浮造りフローリングも年を重ねた経年変化をしていく、ということですね!


そして、もう一点他の杉材フローリングと違うところは、「完全天然乾燥」を実施していることです。

杉柾無節浮造りフローリング原板

芯材まで完全に、短期間で乾燥させるには人工乾燥機(要は窯です。)にいれて、人為的に水分を抜いていくんですが、これでは急速に乾燥するのと、杉の持つ大切な樹脂分(特有の効能のもととなるもの)まで飛ばされてしまうため、杉などの針葉樹の場合は特に材の色艶が失われることが多いのが現状です。

そこを、手間暇をかけてゆっくりと乾燥させていく天然乾燥をすれば、材は強くしなやかで、良い香りを残すことができます。
当然、この商品にはこの天然乾燥材を使用していますので、香り、色艶、材のあたたかさは、本来のものがしっかりと残されています。
そのため、色艶といい木目といい一般的な杉材とはこの点でも全く異なるのです。
高樹齢原木の前では、一般的な杉の原木である40年生や50年生はまだまだ子どもの様なもの・・・
仕上がりの違いは、フローリングとなる原木の時点で決まっていると言えます。

高樹齢! 百年杉柾浮造り一枚物無垢フローリング施工写真拡大1


また、この柾目という不規則でありながらも規則的に見える自然のリズム感は「1/fゆらぎ」といわれるもので、パソコンでひいた一直線の様にあまりにも正確に規則正しいものでは、チカチカとして人間の目はとても疲れてしまうそうです。
それが、これら木材の生み出す自然のリズムは、年輪ごと、成長ごとの微妙な違いを持った規則的でありながら不規則なリズムがあります。
これが、杉の安静効果とともに、視覚的にも優しい百年杉柾フローリングのよいところでしょう。

当然材の表面も木目の揃った美しい仕上がりです。
このこだわりぬいた、他にない贅沢な杉材を使ってみてください。
高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢フローリングは弊社展示スペースに実物を大きく展示しております。是非ご覧になって手触り、足触りを体感してください。
杉への考え方が大きく変わることだと思いますよ。


ショールーム内 杉柾無節浮造り一枚物無垢フローリング

























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*貴重な百年杉柾の原板を活かすため、長さ方向にたて継ぎのあるUNIタイプも追加しました。
つなぎ目を少なくしている為に、柾目の良さと機能性はそのままに、一層身近に感じてもらえる価格設定としています。

百年を超える月日を熟成してきた杉の美しさを、UNIタイプでも実感してみてください。

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 6


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・高樹齢! 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
*一枚物施工例はこちらから
*UNIタイプ、書斎への施工例はこちらから
*UNIタイプ、寝室への施工例はこちらから

・高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
*2017年仕様変更後の施工例はこちらから

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから


これから製材される、百年杉柾浮造りフローリングの原木たちの年輪を眺める私。
香りも最高です!!

原木を観察



高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢フローリング (寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 

15×110×1900

・形    状

一枚物、UNI(3〜4か所のつなぎ目)

・エンドマッチあり

・品番と価格(表示価格全て税別表記です)

HM-19P OPC一枚物 無塗装 15×110×1900 プルミエ
¥27,000/8枚入り(1.71屐

HM-29P UNI 無塗装 15×110×1900 セレクション
¥19,600/8枚入り(1.71屐

・運    賃

別途、地域によりお問い合わせください。

・グ レ ー  ド 
プルミエ    材の特色を生かしたトップグレード(軽微な葉節や木目の流れ、不揃いを含みます)

・納    期

無垢商品のため、余裕をもってご確認ください。

 

表情の違い


入り皮

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 2


軽微な節

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 7

樹脂成分と灰汁による着色部分

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 7

木目の揺れ

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 13


高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 15



・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp






木ぃクンmuku_mokuzai  at 19:33コメント(0) この記事をクリップ!