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幅広無垢

ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 130mm幅オイル塗装を木の家に!!

さて、早速ですが前回に紹介した、ノルデストウォールナットの幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを貼りあげていただいたお宅を見せていただきました!

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 3

こうやって見ると少しわかりづらいかもしれませんが、同じ木材でも色の浅い部分もあればグレーっぽく濃いものもあり、そこに少し赤茶色っぽいものもあり、節などのワイルドな表情はありませんが、無垢のウォールナット(クルミ)そのものの個性的な木目がとってもきれいに見えます。

広葉樹の特徴は、杉などの針葉樹にはない特有の木目と色。

ウォールナット(クルミ)はとっても控えめではありますが、広葉樹らしい木目が楽しめるのが特徴!

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 7

杉や桧の場合は、赤っぽい芯材部と白っぽい辺材部のコントラストにタケノコのような模様の木目が出るものが多いですが、広葉樹は同じ様な木目であっても、道管という組織があるために一層際立って見える場合もありますし、ほとんど目立たないものもあります。
目立つものはケヤキオークなら)が有名ですが、それに対してウォールナットは丁度中間、というか程良く目立ちながらはっきりとしすぎることが無いという、そんな存在です。

だから、広葉樹の木目でありながらも強い木目が苦手、という方にはもってこい、と思います。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 4

広葉樹、ということを強調するようになってしまいますが、広葉樹はハードウッドと言われることもあるように、針葉樹よりも硬質であるものが多いです。
そのため、足ざわりを気にされる方や足が触れた時の感触で、表面の柔らかい杉を希望されるかたが多くおられます。

そんな時、いつも体感してもらうのがこのノルデストウォールナット(クルミ)です。

木材の重さや硬さのある種の目安となる「比重」という数字で見てみると、ノルデストウォールナットは平均で0.45と、ほとんど桧と同じ様な数値です。
他の広葉樹の多くが0.6〜0.9近くなどと非常に重硬なことに対して、針葉樹並みの軽軟さ、といえるもの。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 9

そのため、足ざわりは柔らかに感じられ、感触を優先して杉をご希望だったお客様も多くは、「ウォールナットもいいかも!!」となるのです。
中には、杉の赤身の色合いが目立ちすぎる、という声も聞かれます。
そんな時にも、色調の差はあるものの、広葉樹独特の落ち着いた色合いと木目をもつ、このノルデストウォールナットをお勧めしています。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 6

もちろん、お部屋の雰囲気にも溶け込みやすいとおもいますし、無垢フローリングのおうちに使われることの多い広葉樹材の家具にも、違和感なく合わせられるのはやはり、広葉樹同士だからではないかと思います。

オークなら)の様な力強さやバーチ)のような明るい華やかさはないものの、しっとりとさりげなくそこにある広葉樹。
それがノルデストウォールナット幅広無垢フローリングだと思います。

今回のつなぎ目V溝フローリングはUNI(ユニ)と言われる、フローリング本体1820mmの長さ方向に数枚を接着ジョイントしてつくられるタイプでありながら、施工後に表面に見えることになるつなぎ目にV溝を施していることで、接着ジョイントされていることを感じさせない、長さ乱尺タイプを一枚ずつ貼りあげたような質感を出すことも、非常にお勧めするポイント。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 5

大工さんの施工性は幅広一枚物フローリングと同等で、UNIでありながらも乱尺一枚物の様に見える質感。
いいところどりを実現し、今回施工頂いた工務店さんの棟梁にも、ノルデストウォールナットの質感と共に、その仕上がり具合が非常に好評でした。

特に、今回ご案内しているのは数種類あるフローリンググレードの中でもトップグレードの「プルミエ」!!
よって、パテもなければ節もない、非常に稀少で美しい部分を厳選した仕上がりになります。

巷に多い、合板の上に挽き板という2〜3mmの薄板を貼っているものも綺麗ですが、このつなぎ目V溝をみると挽き板でもない本物の一枚物という印象を、見る人に強く与えてくれます。

弊社在庫、あるだけの販売になります。
施工写真に魅力を感じたらすぐに!ご連絡くださいね!!


ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 2


・ノルデストウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ノルデストウォールナット幅広無垢V溝フローリングの施工写真はこちらから


ノルデストウォールナットの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング



*ノルデストウォールナット無垢フローリングを採用頂くにあたって

ノルデストウォールナットフローリングは、水分や油分などでケバの立ちやすい樹種です。
それが樹種の特徴ではあるのですが、無塗装でも楓などの樹種とは手触りの風合いが異なりますので、必ずご覧になっていただいてから検討頂くことをお勧めします。

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp







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日本の広葉樹無垢フローリング 〜清涼たも(せいりょうたも)幅広柾目一枚物フローリング〜

前回の清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物フローリングは、すでにご覧いただいたでしょうか?!

輸入品のタモアッシュ)フローリングではなく、日本で育った日本の広葉樹であるたものフローリングです。
その意味の特別さは、清涼楢(せいりょうなら)清涼樺(せいりょうかば)も同じですが、実は清涼たもは、他の2種に比べても若干の特別さがあるのです。

それを紹介するのが今回!
いよいよ公開!、特別な日本の広葉樹無垢フローリングシリーズ。

「清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢柾目一枚物フローリング」です。

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング11

突然ですがみなさん、柾目をご存知ですか・・・

弊社では、高樹齢!百年杉柾浮造りフローリングが定番として存在しますが、木材の中でとっても贅沢で貴重なものです。
それはなぜかというと、板目に比べて効率の悪い製材方法をとらないといけないからです。
それともう一つは、それなりに大きな原木が必要となること。

まず前者は、丸太の半径よりももう少し小さいくらいの大きさの板しかできない、ということです。
柾目板を作るには、丸太の中心に対して直角、もしくはそれに類する位置で製材しなければいけません。そのため、幅の広い板ができず中心部分も使えないので、非常にロスが多いといえます。

後者も、先ほどのように丸太の半径よりも少し小さい寸法しかできない、ということは大げさに言うと今回の様に120mm以上(一部は150mm)の幅の柾目板を得るには、その寸法の倍、最低でも300mm以上の丸太を使わないといけない(実際はもっと厳しい)ようになるので、自ずと丸太の価格も高くなり、芯の部分などのロスを生んでしまうことも含めて、非常に得にくい木目であるといえます。

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング2


きれいな柾目のフローリングを製作しようと思うと、百年杉柾浮造りフローリングの場合でも、その名の通り樹齢100年生以上の丸太を必要とします。
杉の場合は比較的まっすぐで、100年生位のある程度太く節の無い丸太も安定して製材することはできますが、成長が遅いために太い丸太が安定して供給しにくく、枝下の長さが短い=長い材がとれない広葉樹では、柾目に製材する材を入手しづらく、そのうえ非常に生産効率が悪くなってしまうので、一部の材を除き柾目製材をすることは非常に稀です。

そんな貴重な柾目製材の日本のたも材ばかりを集めてつくられたのが、清涼たも幅広柾目無垢フローリングです。

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング7

柾目の良さは、木材として貴重だというだけではありません。
人間が木材を見て、どこか落ち着くなぁ・・・と思う感情。
その感情は木目が持つ視覚的作用だと言われていますが、その中でも柾目は 「1/f ゆらぎ」という独特のリズムを持っている為に、人の視覚が安定し、落ち着きを生むというのです。

実際のところ、上の写真でみる清涼たもの柾目はとっても綺麗な直線を描いているものと、すこしゆらゆらと左右に揺れていたり不規則だったりします。
規則的ではないこのリズムこそが、その「ゆらぎ」なのですね。

もしこれが、完璧に整ったまっすぐで規則的なラインになると、このようになります。

規則的なライン


かなりチカチカとしませんか?!
別に点滅させているわけでもなんでもないんですけども、とっても見づらい。
規則的に並んでいて美しいはずのラインが、あまりにも規則的だと落ち着かない。

感覚や線の濃さの問題もあると思いますが、木材の柾目はたとえ非常に整った直線であっても、人工的な狂いの無いものと違い、目に対する負担が少ないのです。
もちろん、中には追い柾目という柾目がまっすぐには通っていないものも含みますが、その不ぞろい具合もいい感じに思えてきます。

もちろん、成長の過程で何らかの影響を受けて木目が揺れている部分なんて、特に魅力的!

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング6


そして、清涼タモ幅広柾目無垢一枚物フローリングの隠れた特徴は、フローリングの幅方向の伸縮が広葉樹としては非常に少ないこと。
どうしても、暴れが大きくなったり幅寸法が安定しなくなったりしがちなところを、柾目という木取りで安定させることができています。
木を板にするとき、板目というタケノコ状の木目が出る方向に製材すると反る。
「木が反る」と書いて板目。
一方、木の使い方として正しい方向に製材すると、比較的暴れない。
それが「木と正しい」と書いて柾目。
木の使い方のうちで、もっとも安定している状態のことを漢字にしている。
そう思ってしまいますが、果たしてその通りなのです。


もちろん、広葉樹特有の板目(木目)模様を楽しみたい、という要望はありますがそれは前回紹介の清涼たもやその他の無垢フローリングをご検討いただくとして、二つとない貴重な「日本の広葉樹の幅広無垢一枚物の、柾目のフローリング」は、限られた数量の中のそのまた一握りの特別品。

広葉樹で仕上げたいお料理屋さん、和風旅館や料亭、縁側や廊下のあるおうち。
そしてなによりも、日本の広葉樹を愛する皆さんに使ってほしい!
そう思う日本の広葉樹フローリングです。


清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング5


杉や桧などの針葉樹もいいものですが、日本にある広葉樹を使えるという価値と、その広葉樹の柾目を手にすることのできる贅沢を、あなたの足元に!!


〜清涼たもをご検討いただく前に〜

清涼たもフローリングは湿度の比較的低い北国の寒さの中で育っています。また、製材や乾燥工程も同じ環境で行っていますので、施工頂く地域によっては稀に吸湿して寸法の伸縮が大きくなる場合もありますので、施工環境にはよく馴染ませてから施工していただくことをお勧めします。

また、清涼たもフローリングの原材料の「たも」は、ケヤキやナラと同じように環孔材広葉樹であり、キクイムシによる白太(辺材)の食害を受ける可能性があります。
全てがそうではありませんが、無垢の木材の特徴として、採用にはその可能性がある事を含みおき頂きますようによろしくお願いいたします。(必ず発生するわけではありません。)

 

 
一枚物プルミエグレード貼上りイメージ

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング11



・清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物フローリング(板目)はこちらから

・日本の広葉樹シリーズ、以前にご紹介の清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから。
清涼樺(せいりょうかば)幅広無垢一枚物フローリングはこちらからご覧ください。

・清涼たも以外の無垢フローリングの記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


日本の広葉樹 清涼たも幅広無垢一枚物フローリング(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×101×1820
15×120×1820
15×150×1820 


・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

ST-15PQ OPC一枚物 柾目 無塗装 15×120×1820 プルミエ
¥26,400(税別)/7枚入り(1.52屐

ST-13PQ OPC一枚物 柾目 無塗装 15×150×1820 プルミエ
¥28,800(税別)/6枚入り(1.63屐

ST-18PQ OPC一枚物 柾目 無塗装 15×101×1820 プルミエ
¥24,000(税別)/9枚入り(1.65屐


・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード(清涼たもには白太を含みます。)

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから


・表情の違い 参考(通常の清涼たもの表情の違い以外に、含まれるもの)

軽微な流れ節

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング1

節の影

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング3

節の影部分の加工目こぼれ

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング4


表面の若干の毛羽立ち

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング9


端部の板目かかり部

清涼たも(せいりょうたも)柾目幅広無垢一枚物フローリング10

材の濃淡(写真は板目羽目板)

清涼たも(せいりょうたも)無垢一枚物羽目板16


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ここまで味わってこそ・・・


日々木材と接していると、もったいないなぁ・・・と思う事がしばしばあります。
一般のお客様が来られて、それなら無料で差し上げますよ、と言って驚かれることもあります。

つまり、定尺や規格寸法で木材を使っていると、どうしても端材や切り無駄、あまるけれども寸法が不足になってしまうもの、などが出てきてしまいます。
建築設計の勉強のなかでも、「木材は切り無駄を考えた数量で発注する」という教えがあって、試験にもひっかけで出題されたりしています。
もちろん、工場規格品ではない木材は、実質必要数量では不足が出てくる場合があるので、その分をたしておかないといけないのですが、いざ実際にその「切り無駄」部分を目の当たりにすると、冒頭の「もったいないなぁ・・・」が出てくるわけです。

この勿体ない部分を如何に活用できるかも材木屋の使命のうちの一つだと考えていますが、実は勿体ないところは他にもあるんです。
その部分をなんとか活用できないかと只今試作中です。

試作品 1

手前がナラ、奥がカバ。
どちらも国産広葉樹材に無垢フローリングとしての加工を施したものです。

無垢フローリングと言っても、これがさっき言った勿体ない部分から試作しているフローリングです。
どこがもったいないのか・・・

試作品 2

こういうところです。
この割れ、裏面まで貫通しています。補修を施しても室内での使用には厳しいところがあります。

試作品 3

そしてこんなとこも。
どうしても節や芯材(偽芯材含む)の部分では割れる事がありますが、ささくれ立って集中して割れてしまうこともしばしば。
ささくれでは、素足では歩行できません。

一本の丸太から部材を取っていくと、必要な寸法には合致しても乾燥の過程で割れたり捩れたり、ささくれるところが出てきます。
中には蛇の様にグニャっと反ったりすることもあります。

試作品 5













反りや曲がりの癖のきついものは、仕上げ加工でも削り取る事が出来ず表面が平滑になりません。
指で囲っていることろは削りきれないところです。
飛行機のプロペラをまっすぐな板にすると考えてください。
もちろん、成型しなおすのではなく木材の様にねじれたプロペラをまっすぐになるまで削るとしたら・・・
多分、まっすぐになる前にそのものが無くなってしまうでしょう。
プロペラの様に捩れると、強制的にまっすぐにすることはできないということです。

試作品 6


 また、写真ではあんまりわからないと思いますが、写真下の方はぴったりと双方くっついているのに、上の方は離れている。

 これが反り。あるところからコキっと曲がってしまっています。なんとか嵌合はできますが、ちと苦しいところがあります。








無垢のフローリングとはいえ、「商品」として見られますから室内用としてこれらのまま出荷したのではもちろん「不具合」とされてしまいます。
それにより、フローリング製作の中では少なからず勿体ない部分が出来てきます。
丸い丸太を四角い板にするんです。
赤身もあれば皮もある、傷もあれば節もある。そんな丸太を「フローリング」という人間の用途に合わせるわけですから、使えない!とされるのはあまりにも可哀想です。
彼らを活かせる場所を模索中です。

木のすっきりとした美しさもいいものですが、それを紡ぎだすために共に出来てくる彼らまで使い切ってこそ、木を知り木の事を味わいつくすことが出来るのだと思います。
数十年、数百年育つ樹木を利用させてもらうんです。

出てきた表情に合わせて用途を考えないといけません。
活用に向けて、もう少し・・・・・




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白の共演 −杉純白浮造り(うづくり)と板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)−


すごい面積ですけど、おぉてますか(間違いないですか)?!

それが最初の言葉でした。
お客様のお宅の壁材として、杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板をご提案した時の事です。
約30坪分。納入する羽目板の数にして2mで550枚分位(切り無駄をみて)ということだったので、どうしても再確認したかったのです。
というのも、壁材用の羽目板ではなかなか30坪分というご注文はないからです。フローリングでは普通の数ですが、どこまで貼るの?と思ってしまいました。
しかし、よく考えると壁は四方ありますし、天井までの高さで見ると面積はかなり大きくなります。
なるほど、それでか・・・

と納得しつつもどんな仕上がりになるのか楽しみだったお宅が完成しました。

純白施工 3




 玄関を入るとすぐに目に入る「杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板」と「板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングセレクショングレード」に、相反してしっかりと存在感を出すドア類が、とてもよいコントラストになっています。










住まいながらのリフォームだったのですが、最初はイメージのつかめなかったお客様も納得の仕上がりです。

純白施工 5























今回、壁材である杉純白浮造り(じゅんぱくうづくり)羽目板の数が多かったのは、1階から3階まで、階段室も途切れることなく張り上げる為だったのです。
施工をみて納得。目地の狂いもなく整然と貼りあげられた純白浮造りは、強い色や個性ではなく、全く異なった主張をしています。

純白施工 12













どうですか、この輝き。伺った時には丁度太陽が階段室に差し込んでいましたので、一筋の光が照らしだすそれは、まるで光の波の様な印象を受けました。

純白施工 14














そして、その光の波を見せてくれる一番の特徴はいわずもがな、「浮造り(うづくり)加工」です。
うづくり・・・まさしく木目を浮かせるように造り上げる加工方法。
杉は柔らかいので傷がつきやすい、広葉樹にくらべて木目に特徴がない、などといわれることがありますが、これを見てもそんなことがいえるのか!!というように私は感じる(笑)仕上がりになっているのですが、実は浮造り加工と一言で言っても、その加工仕上がりにはかなりの差があります。
乗り物に例えると、メル○デス・ベン○と三輪車位に違います(笑)。

何が違うのか・・・
そこには、弊社の古希杉浮造り(うづくり)フローリング百年杉柾浮造りフローリングなどと同じ、「普通とは違う」製法の妙があるのです。

というのは、通常の浮造り加工というと「木目の柔らかい部分が削れれば良い」というくらいの質感で、ブラシ目が大きく筋になって残っていたり、加工の荒い部分が残っている物もみられるのですが、そこに大きな違いがあるのです。
普通の浮造り加工とメル○デス・ベン○浮造り加工の違いはその削り取り方と仕上がりです。

それは手間のかかる加工なので、違いは一目瞭然です。企業秘密となるので、残念ながら詳細はお伝えできませんが、もう見たとおり!です(いい加減な・・・)。

純白施工 9














それにもましてまだ秘密があるんですよ!
名前に「純白」を名乗るこの羽目板。写真を見ていただいたとおり、杉の辺材(白太)の部分のみを厳選して造られている物なのです。
そしてさらに驚いてください!!
全て天然乾燥です!!!

どうだ、参ったか・・・ふふふ。

もう、ここまでの紹介で私のテンションは最高潮です。
浮造りの技術もさることながら、その原料となるのは樹齢70年生以上の高樹齢原木であり、しかもその高樹齢原木のわずかな辺材(白太)部分の中の更に節のない部分のみを厳選して、そこからなんと「天然乾燥」を施しているのです。

クライマックスまでばらしてしまいましたね。

一本の丸太の中でもわずかしかない、「節のない辺材部分のみ」を人工乾燥機ではなく天然乾燥させている点が、もっとも大きな違いであり高樹齢の美しさを更に引き出すことに貢献しているのは、無垢材に明るいかたならばお分かりのはず・・・
杉は水分を好む材質であるため、木材にするには水分をなかなかはきだしてくれない点が大きな課題であるので、人工乾燥機でジャンジャン水分を絞り出す方法が早くて便利ですが、やはり木がかわいそうです。
西岡棟梁流にいうと、「木が泣きよります」です(使ってみたかったんです、このフレーズ・・・)。

杉を知り、杉を活かす山からの製品だからこその品質。
それを十分に実感できる仕上がりが、弊社のお届けする「高樹齢杉浮造りシリーズ」です。

純白施工 11
























材の端の部分は強制的に取り除くことなく、優しくけずられた跡が残っている部分もあります。

純白施工 10














その白さに加えて加工の美しさ、そして天然乾燥材使用(550枚!)という贅沢さ。
羨ましいかぎりです。


今回限りはわき役に回ってしまっているような感をうける板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングですが、これも見逃せませんよ。
弊社定番のネイキッドグレードも表情豊かで、板屋楓(ペインテッドメープル)の無垢一枚物の風合いをよく現していますが、このセレクショングレードも控えめな木目でありながら、輝きをもっているような光沢のある表情が見逃せません。

純白施工 1














遠目で見ると、プルミエグレードかと思ってしまうくらい均一で美しいところもあります。

純白施工 8
























ネイキッドグレードほど野趣あふれるものではないですが、無垢にしかあり得ないような赤白の色違いや茶色っぽくなった部分であったり、独特の木目をみることができるのは変わりありません。

純白施工 7














そして中には当然板屋楓(ペインテッドメープル)ならではのお楽しみが含まれています。

純白施工 13














ユラユラと静かに揺れて流れる川面の様な杢や・・・

純白施工 15














鳥の目杢(バーズアイ)?!と期待したくなるくらいの、水玉の様な浮かび上がる杢を見る事ができるのは、板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングの特権でしょう。

純白施工 6














こんな贅沢な無垢の使い方もいいもんです。
これだけの数の無垢木材に包まれるには、ネイキッドグレードばかりだと少し重たくなりがちな部分もあります。
それを「純白」と「一枚物セレクショングレード」の共演によって、違和感なく納められています。

本当のところ、最初は桧の羽目板にしようか、という案もありました。
ですが、貼り上げる面積が広い事と視覚的にも大きな面積が目に入ることを考えると、赤白のある桧よりも、純白で尚且つ自慢の浮造りによって陰影の出せる高樹齢杉純白浮造り羽目板を採用していただく運びになったのです。

純白施工 2














木目を引き裂くことなく加工できる術は、その仕上がりにしっかりと現れています。
それにしても正直なところ、純白の中にも若干の「元赤」を含む可能性があることをお話しておきます。
もうあと数センチで純白なのに・・・というところで一枚全て無駄にすることはできません。
永く生きてきた材を大切に使い切る為にも許容量を同梱していることもあるのです。
赤身の入りやすい木の根元に近い部分である「元(もと)」の部分が少し入ることもあるのですが、今回は550枚という数量でありながら施工していただいた方も驚きの純白揃いでした。

純白施工 4
























天然乾燥材であることを考えても、その在庫量が如何に多くなるかは推して知るべし。
そのこだわりを感じていただけることでしょう。
杉のイメージを覆す「純白浮造り(じゅんぱくうづくり)加工」は、多くの方に知っていただきたいものです。

純白施工 9














是非、杉のフローリングや羽目板で迷っていらっしゃる方は弊社ショールームまでお問い合わせください。
写真では伝わらない手触り足触りを感じてみてください。
お待ちしています。


・高樹齢 杉純白無節浮造り羽目板はこちらから

・高樹齢 杉純白浮造り(うづくり)羽目板の天井施工写真はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造りフローリングはこちらから  (施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから  (施工例はこちらから)

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレード施工例はこちらから

・板屋楓(ペインテッドメープル・いたやかえで)幅広無垢一枚物フローリングセレクショングレード、プルミエグレード施工例はこちらから

・板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング130幅セレクショングレード大阪研修の家、施工写真はこちらから


板屋楓以外の弊社取扱無垢フローリング一覧はこちらから

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木を活かした木造住宅


前回の「調査」の記事を思い出すきっかけとなったお家の見学に行かせていただきました。

木を活かした住宅 9
























ワオ!!
自分で納材しておきながらも、仕上がった状態にびっくり。
玄関を開けてすぐのこの存在感に、きっとお客様も驚くことでしょう。
赤く強くその存在をアピールしているのは、「カリン」の上り框(あがりかまち)です。
当然、無垢の一本物、つなぎ目も貼り合わせもありません。正真正銘の無垢材です。

カリンは紫檀や黒檀、タガヤサンなどとともに珍重される木材で、床の間材やフローリングなど多くの建築に利用されている木材で、紫檀とはまた異なる、独特の甘い香り(私は熟成したボルドーワインにこのカリンの材の香りを感じます。テイスティングノートに一人「カリン香」と書いているくらいに好きな香りです。)が漂います。
その上り框に接しているのは、おなじみの「板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング」です。

また、視線を正面に向けると綺麗な節の並ぶ壁面が。
念のために言っておきますが、最近は壁紙でもかなり精緻な木目柄があるので、来客された方は一瞬「木目のクロスか」と思われるかもしれませんが、これもきちんと無垢の一枚物の木材です。
後に紹介する「ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物羽目板」が、太陽の光を受けて黄金色とも思える様な、独特の輝きを放っています。
もうこれだけで、木の家満喫!!

といわずにリビングへ。

このお家の床は全て板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングで仕上げていますので、お家の中にいる間中足の触れるフローリングは全て無垢の一枚板、ということになります。
贅沢ですねぇ・・・

木を活かした住宅 1














通常、無垢のフローリングというとウレタンコテコテ塗装仕上げの9cm程のたて継ぎ(長さの短い木材をつないだもの)フローリングが主流ですが、この板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングは、植物オイル仕上げ。
しかも、13cmという幅広の、しかもつなぎ目なしの一枚物のフローリングです。
その存在感と足触りは格別です。
手で触りたくなりますよ!

木を活かした住宅 2








 無垢の木材は全て同じ柄ではありません。また、余すところなく木を使わせてもらうためにも、一部分に変色したものや、節、色違いを含みます。










とはいえ、こんなのもあるんですから、本当に表情豊かですね。
外観を美しく装ったものにはまねのできない、本物の無垢木材です。

木を活かした住宅 3
























さて、無垢なのは足元だけではありません。
頭上には、金色の流れる雲が浮かぶようです。

木を活かした住宅 12














これも、玄関の壁と同じく「ピュアラーチ(TENKARA)幅広無垢一枚物羽目板」です。
天然唐松の特徴は、その樹齢の高さとそれによる杢目の美しさ、また、厳しい寒さにたえてきた事を物語るような目の細かさ。
時が経つごとに深い色合いになっていくことで「金褐色」に変するとも称されるくらいに色合いの美しいのが特徴です。

それとともに、ごっつい存在感を醸し出しているのが幅広無垢一枚物フローリングもご用意する「国産栂(こくさんつが)」の大梁です。

木を活かした住宅 4














現し仕上げの梁は全て国産栂を使用しています。
それも、どの梁を見ても相当な大きさ。家の構造を支える期待に十分にこたえうる素材であることは一目瞭然ですね。
この国産栂も、非常に樹齢が高い天然林からの産物ですので、細かく優しい杢目が落ち着きを感じます。
力強いピュアラーチとの相性も予想以上にグッドです。

木を活かした住宅 5
























見どころ満載のこのお家。
この角度の写真ではわかりませんが、もうひとつポイントがあるんです。
それは、長時間奥様の目に映るであろうキッチンのカウンター。
そこに鎮座するのはこれ。

木を活かした住宅 6







 でん、とかまえるその姿。このお方こそが桧の中の桧、「木曽桧(きそひのき)」であーる。













木曽桧には、様々な社寺建築の御用材として使われている成長の緩やかな木があります。
優しい香りと、節板の場合には手の平ほどの大きさの赤い節が入るのが特徴です。

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こんなカウンター、無垢調(むくちょう)では真似できないですよね。
淡いピンクと白の表情は、目に優しくありながら一目で本物とわかる存在感を出しています。

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なんとも贅沢なお家です。
壁はクロスのところもありますが、床やカウンター、そして現し梁が無垢の木の家を十分に感じさせてくれます。
また、和室以外は見えない部分で残念でしかたないですが、このお家、構造材も全て無垢の木材です。
土台と柱には桧を使っています。もちろん、集成材ではありませんし、和室の柱も本物の桧の柱を、大工さんが鉋(かんな)で仕上げたものです。
全てが木や自然素材ばかりだと、かえって窮屈になる場合もあります。そうではなく、木を活かして上手に使えるようになると、限られたスペースや限られた予算でも木を使う余地はあると思います。

適材適所に木を使ってもらう事も私の仕事。
このお家に入られるお客様は羨ましいですね。これだけのものを使っていて、決して目をむくような価格ではありません。
そのあたりは工務店さんの気慨(木甲斐)の現れですが、その一部をご紹介しておきます。

木を活かした住宅 10














見学会用の説明版です。
綺麗に飾られていました。お客様にもわかりやすく、木の特徴と良さを表していると思います。

木の家。
一口に言っても様々な木の家がありますが、私にとっての、いや、やはりお客様にとっての木の家はこうであってほしいと思うようなお家になっていました。
前回の木造住宅を嗜好する方は、こういった住宅を手にしてもらいたい。その中で、木の家にしてよかったね!といってもらいたいものです。

木を活かした住宅 13

























板屋楓幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
板屋楓幅広無垢一枚物フローリングプルミエグレード・セレクショングレードイメージはこちらから

このお家を建てられた大阪府茨木市の工務店、橋田工務店さんへはこちらから



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!