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再会の後には新規の出番 カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングの個性

前回は、1年経過した古希杉フローリングの表情を見てもらいましたが、今回はその古希杉の隣に新しく仲間になったカスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを紹介します。

といいますか、こちらを納入させていただいたこともあって、1年経過後の古希杉はどうなっているのかを見せていただく機会になったわけです。

今回採用いただいたのは、カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングのネイキッドグレード。
オークの中ではとっても人気のあるネイキッドグレード。
力強いオークの表情と、まがうことない本物の野趣を楽しむことができるために、いつでも品薄になってしまうのはタマニキズ?!・・・
では、さっそく見ていきましょう。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工5

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工12

大小様々な節やパテが見えていますが、どれもとっても個性的で一つ一つを眺めていきたくなります。
もちろん、オークの王道であるのびやかではっきりとした木目を愛でるのも良いに決まっていますが、ネイキッドグレードのそれこそ「成長の過程そのもの」という表情は、無垢フローリングを楽しむ中でも味わい深い部類です。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工9

スギやヒノキなどの針葉樹であれば、真っ先に切り落とされるであろう大節の入り皮部分。
これも、針葉樹の選別基準とは異なるからこそみられるところ・・・

そうです、意外と知られてはいないのだと思いますが、針葉樹の場合は古い商習慣から「無節、小節、節あり(一等)」などという「節」の大小や有る無しを基準にした選別になるため、このような大きな節の部分は基準外になることがほとんど。
ですが、広葉樹においてはそのような基準での判断を当てはめることはできません。
節の出方が違いますし、針葉樹と異なり枝下が短い事からただでさえ長い木材にする事が難しい為に、多少の節や傷、変色その他は許容されることが多くなってきています。

もちろん、家具や食器、そのほか見た目や用途によっては向かないものもありますが、建築の中の無垢フローリングにおいては、多くの場面で活用されています。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工1

その為に、弊社の広葉樹フローリングにおいては「節なし」や「節あり」という表現はしていませんし、針葉樹であっても現在は「無節」や「小節」という表現でやり取りをしているのは、古い業界人(もちろん、業界同士で話す時は私も・・・)なのかもしれません。


そういったこともあり、無垢材の定番となりつつあるのがこのネイキッドグレードなのですが、「節あり」でもやぼったくないのはやはり、「150mm幅広サイズ」だからでしょうね。
もう御存じの事と思いますが、通常の無垢フローリングというものの多くは90mm幅です。
90mm幅の中に、さきほどの様な節や色違いが多くあると若干木目が感じにくかったり、個性というよりも樹種の差がわかりにくくなったりしますが、150mmもあれば少々大きい節でも変色でも、きちんと木目や色合いが把握できる範囲内でみてとれるために、樹種本来の味わいを損ねない事が大きなポイントです。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工2

勿論、細かな木材を並べる90mm幅に比べて施工性が良い事は言うまでもありません。

そしてもう一つのポイントは、つなぎ目V溝加工。

貼りあげてしまえば全くわかりませんが、このつなぎ目V溝フローリングはUNIタイプの無垢フローリング。
しかし、その仕上がりは乱尺という「長さが不揃いのものが混在する」パターンのそれの様に感じます。
それは、長さ方向に1〜2個所ジョイントされているにも関わらず、そのジョイント部分にわざと溝を作る事で、フローリング同士をつき合わせた時の溝の様に見せ、UNIタイプのつなぎ目に見られる不自然な木目のつながりを感じさせず、木目がひと段落する区切りをつけている様に感じる事から、リズム感のある仕上がりになるのです。
つまり、決まった長さのフローリングとして施工できる上に、単なるつぎはぎではない「手仕事感」が生まれるわけですね!

実は、今回はお施主様施工だったのですが、そんなこと言われなければわからない様な仕上がりでしたので、その施工性は推して知るべし!!(笑)。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工6

特に、幅広フローリングなのでつなぎ目が多いと本当に細切れになってしまいますので、つなぎ目V溝フローリングに関しては特別に「つなぎ目は2個所まで」と決められているために、このオーク特有の質感を存分に味わうことができるんですね!!

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工3

個人的にも、このカスクオークのネイキッドグレードは好きなグレードではありますが、すぐ隣にある「美しすぎる」端正な古希杉があるもので、相性がどのようになっているのか、興味深いところでしたが全く問題ないですね。
むしろ、森林や木材の多様性を現しているようで、とてもしっくりとくる感じでした。

この2種の無垢フローリングを採用いただいているアトリエFUDOさまは、岐阜県各務原市に拠点を構えてらっしゃいますが、今回の2種のフローリングの調和はまさに、針葉樹も広葉樹も豊富で豊かな森林を形成する岐阜県を連想させるに十分な仕上がりに感じました。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工4


カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工8

今回は二度目とはなりますが、恒例のアンケートを記入いただきましたので、手前味噌な内容となっていますが、掲載させていただきますので、他のお客様の参考になれば?!と思いますので、ご覧くださいませ〜。


ーーーーーーー

 

・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)

 

フローリングの特徴について丁寧に教えていただけました。DIYだったので施工の注意点なども教えていただけたので助かりました。

 

・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)

 

とても理解できました。木に対する熱意が伝わってきて、採用する決め手になりました。 

 

・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)

 

商品の良い点や気を付けてほしい点んどを経験を踏まえて記事にしていただけているので、探すときに楽しめました。 
 

・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)

 

V目地加工のUNIだったので、貼りあがりは乱尺のようになって価格以上の価値を感じました。施工性も良くDIYには助かりました。

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。

 

以前購入した杉のフローリングが気に入り、商品の質の高さと担当者の方の人柄、熱意が信頼できるので選びました。

 

 

・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。
 

今後もユニークな商品がたくさんでてくると面白いです。

 



ーーーーーーー


 カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工11



今回紹介したカスクオークの、その他の施工例記事は以下からご覧くださいませ!

・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢V溝フローリングオイル塗装CO-32VOPの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプオイル塗装CO-21OSの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプ床暖房用プルミエグレードCO-24UPとCO-21UPの貼り伸ばし施工写真はこちらから

*カスクオークの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)

イースタンアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング
ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング


・そのほかの無垢フローリングラインナップの記事はこちらから
・弊社へのお問い合わせはこちらから


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

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杉アンティークウォール 〜おしゃれなショップに・・・ミルキーゼブラ〜

前回のカッコいい杉板、ヴィンテージエベヌはいかがでしたか?!

杉という樹種は特に、近年のイメージ戦略(!?)によって「あたたかい、健康的」という印象から、建築に用いられる頻度は高まっています。
しかし、前回とともにお伝えするアンティークシリーズは、特に材木屋としてアピールしたくなる杉の長所をあえて表に出すことなく、思い切って外観での勝負を挑むことが出来る仕上がりになっています。

今日お届けするのはミルキーゼブラ。

ミルキーゼブラ11

何とも言えない、白と黒の対比。
これが日本の針葉樹の代表、杉であるということを忘れさせる、仕上がりを魅せるアンティークパネルです。

杉は無塗装でそのまま使っても、とても美しい木目と色合いがあり、永く好かれる存在ですが、その端正すぎるところが適当な粗さを求める声にこたえにくいところでした。
とはいえ、数年前に話題となった「中古足場板のリユース」によるアンティーク仕上げは、杉の美しさではなく使い古されたリアルな風合いが好まれ、新品ではなく中古品が品切れ、というおかしな事態が起こったのですが、確かに古びたテイストが似合う店舗などにはちょうどいい材料だったことは確か。

そんなテイストを楽しみたい、見せたいというお声があるために味わいのある仕上げを再現する塗装などの材料も多くありますが、このアンティークシリーズは、使いこむことによっておこる針葉樹の「浮造り加工」をしたような木目の状態や、節の補修を取り入れ、なおかつそれに丁寧に塗装と拭き取り作業を組み込むことで、白と黒の間に微妙な木目の立体感を持たせてインパクトを与えています。

ミルキーゼブラ1

素材となる杉材は、綺麗なものを厳選!というものではありません。
アンティークシリーズの特徴は、丁寧な仕上げと、いつもは欠点と評されている虫による食害の跡や割れなど、経年変化で起こりうる現象に見られるものも取り込んでいるために、材の有効活用と見た目のインパクトの両立をしているのです。

そして、日本人にはそれほどなじみがないものの、ヨーロッパなど海外ではパイン(マツ類)を木目の見える白色の半透明着色仕上げにし、インテリアに取り込んでいますが、それ以上に、ホワイトペイントされたミルキーゼブラは茶褐色に浮き立つ木目が一層ホワイトを引き立てて、コントラストの印象を強くしています。

ミルキーゼブラ4

無垢の木材ではなく、木目が印刷されたシート材でも人気があるように、素材そのものの良さ以上に注目されるアクセントとなる表情。
私にとっては木材そのものの名称が浮かんでしまう「ホワイトオーク」や「ホワイトアッシュ」も、今ではホワイトペイントされたオークやアッシュの事を指す場合が多くなっています。

フローリングにおいても、カフェやアンティークショップのテイストをそのまま自宅に取り込みたい!、という要望もあり、ホワイトペイントやアンティーク調の仕上がりを好まれますが、実際無垢の木材でそれを目指すと問題になるのがアンティーク材であるが故の節や傷の処理。
引っ掛かりなどになってしまいます。
が、印刷であればその心配も無用なので、そのデザインはフローリングに多く採用されるようになり、そこからドアや壁のパネルなどにも派生していますが、やはりどこか物足りない・・・
そこはやはり、無垢材にある立体感であり素材感。

ミルキーゼブラ2

手に触れて感じるのはもちろんですが、浮き立つ木目が演出する立体感は、視覚的な楽しみとおしゃれ感にあふれています。

そう、前回のヴィンテージエベヌはどちらかというと「剛」のイメージで、強く落ち着きがありしっかりとした、空間を引き締めてくれるような素材。
それに対してミルキーゼブラは、明るく華やかで彩のある「柔」のイメージ。
洗練され洒落たインテリアショップや、アンティーク感のある美容院などで、華美ではなくしっとりとした内装の雰囲気づくりにピッタリ!

ミルキーゼブラ3

 

普段は単調になりがちな壁面の仕上げが、躍動感あるものに仕上がりますよ。
彩のある商品を際立たせたいディスプレイスペースの背面に、またはお客様を迎えるエントランススペースの背壁に・・・

特徴的でありながらも主張しすぎないデザイン。

杉アンティークウォール ミルキーゼブラは、それらのデザイン性で特別な空間の色どりを作りだします。
色々な空間に活用場所を見出してもらいたい、ちょっと特別な仕上げの杉羽目板です。


*)ミルキーゼブラはアンティーク加工商品のため、表面の段差や傷、節の陥没、昆虫の穿孔痕や端部の軽微な干割れ、材の曲がりなどがある材をミックスしています。これらを風合いとして活用いただける場所への採用をお願い致します。
また、加工段階での炭の付着残りが木端面を中心に見られます。洋服その他、汚れがついて困る部分に触れる場合は事前に拭き取っておいていただくか、仕様方法を工夫していただくようにお願い致します。


ミルキーゼブラ貼りあがりイメージ

ミルキーゼブラ11


・ミルキーゼブラ以外の無垢フローリング・羽目板の記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


杉アンティークウォール ミルキーゼブラ無垢羽目板(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

10×135×1950

・形状

一枚物

・エンドマッチなし(本実加工あり)

・品番と価格

MZ-17N OPC一枚物 着色塗装アンティーク仕上げ 10×135×1950 ネイキッド
¥25,920(税込)/12枚入り(3.16屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。
*)アンティーク加工品ですので表面は平滑ではありません。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

穿穴虫の跡

ミルキーゼブラ10

節補修 拡大

ミルキーゼブラ9

薄板本実の為、運送中による実割れが入るかもしれません

ミルキーゼブラ8

軽微な端部乾燥割れ

ミルキーゼブラ5


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杉アンティークウォール 〜アンティークな店舗に・・・ヴィンテージエベヌ〜

少し前に、時折「フローリングに杉を使うなんてありえない!」というお叱りを受けることがある、と言いましたが、その理由は材が柔らかすぎるとかキズが付きやすいとか、根本的に向いていないとか様々な理由を聞きますが、現在求められているのはそれらを克服したもの、というよりもそれらがあったとしても「これがいい!」と思わせる、特徴的な杉材。

それが今回から2回で紹介する杉アンティークウォール「ヴィンテージエベヌ」と「ミルキーゼブラ」の羽目板です。

ヴィンテージエベヌ12

この2つの木材をみて、最初に杉という材質の事を考える人は少ないでしょう。
とても特徴的な白と黒の色合い。
若干粗さが残る風合い。
私がいうのもなんですが、カッコいい木材だと思います。

今日ばかりは、木材に関してのうんちくではなく、視覚的にインパクトのあるこの表情を存分に見てもらいたいと思います。

ヴィンテージエベヌ7

木材を見た時に、無意識に「いいなぁ」と思うのは木が持つ表情の豊かさや人の目に優しい色合い、そして自然がはぐくんだ木目のリズムなどですが、時に木材は人に使われることによって、本来の表情以外に経年変化による味わい深い表情をみせるもの。

その経年変化による、何とも言えない「味のある」表情を手に入れるには相応の時間を、その木材とともに過ごしていく必要があります。
もちろん、その変化が楽しみでもあり無垢材の醍醐味というところですが、特にデザインを際立たせたい場合や、店舗などの新装の状態から風合いのある空間に仕上げたい場合は、「味をうむ時間」を掛けるわけにはいきません。
しかし、うまくアンティーク加工と塗装を施すことで、味わいのある時間の経過を思わせる表情を生み出すことが出来ます。
それはもちろん「錯覚」のようなものですが、その中にいかに「カッコいい」と見せられる要素があるかどうかがポイント。

ヴィンテージエベヌ8

もともと表情豊かな杉の節の部分や、普段は木目が今一つと思われがちな芯の部分、もしくは欠点材として処理されてしまうような大きな節の部分など、木の持つ本来の自由な成長の部分を活かし、その上に使い古されたペンキが落ちていくような様を表現し、経年変化で得られるような風合いを狙っています。

ヴィンテージエベヌ10

塗装の加工ともう一つ、特徴的なのは浮造り(うづくり)仕上げの様に、木目が浮き立っていること。
これがあることで、モノトーンの塗装が一層引き立つとともに、単調になりがちな塗装の中に綺麗な木目を感じる事が出来る仕上げになっています。
木材の経年変化では、紫外線や雨、歩行による摩耗など様々な要因で木の表面組織が削られていき、あたかも浮造りされたような状態になっていく事がありますが、まさしくそのような状態を再現しています。

実はこれらは全て手作業によるものです。
不自然にならない様に注意を払って作業されていますから、フローリングなどで求められるような美しい補修作業ではなく、粗さが不自然にならない様に、補修があっても古さに似合う状態を考えられています。
それは、表面の塗装の粗しや傷のような状態を作り出すアンティーク加工すべてが手作業だから出来る事です。

ヴィンテージエベヌ9


住宅の中の少し遊び心のあるスペース、またはアンティークな装いのカフェなどの店舗、そして来客の目をひくポイントとなる壁などに使ってみてはいかがですか?

アンティークの代表的樹種であるオークのワイルドな木目とは異なり、日本人が落ち着きを感じる針葉樹独特の木目が、訪れる人の目をひきつけてくれることと思いますよ。

ヴィンテージエベヌ11


次回はヴィンテージエベヌとはまた異なる、黒と白の調和「ミルキーゼブラ」を紹介します。


*)ヴィンテージエベヌはアンティーク加工商品のため、表面の段差や傷、昆虫の穿孔痕、端部の軽微な干割れ、節の陥没や材の曲がりなどがある材をミックスしています。これらを風合いとして活用いただける場所への採用をお願い致します。
また、加工段階での炭の付着残りが木端面を中心に見られます。洋服その他、汚れがついて困る部分に触れる場合は事前に拭き取っておいていただくか、仕様方法を工夫していただくようにお願い致します。


ヴィンテージエベヌ貼りあがりイメージ

ヴィンテージエベヌ6


・ヴィンテージエベヌ以外の無垢フローリング・羽目板の記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


杉アンティークウォール ヴィンテージエベヌ無垢羽目板(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

10×135×1950

・形状

一枚物

・相シャクリ加工、エンドマッチなし(本実ではありません)

・品番と価格

VE-17N OPC一枚物 着色塗装アンティーク仕上げ 10×135×1950 ネイキッド
¥28,512(税込)/12枚入り(3.16屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。
*)アンティーク加工品ですので表面は平滑ではありません。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

木端部分の炭のこりが付着する場合があります。

ヴィンテージエベヌ1

曲がり材による勘合部分の隙間

ヴィンテージエベヌ2

節補修部分 1

ヴィンテージエベヌ3

節補修部分 2

ヴィンテージエベヌ4


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フローリング経年変化 針葉樹 米ヒバの場合

さて、今回はお住まいの後13年が経過するお宅のフローリングリポートをお届けします!!

さて、早速ですが見ていきましょう。
無垢の床、無垢フローリングが経年によりどのように変化するのかを!!
しかも皆さんが「傷がつく」と敬遠しがちな針葉樹ですよ!

先ずは一番最初の状態。
こんなに綺麗?!

床板当初材

米ヒバ(べいひば)の板材に、某メーカーのオイルインワックスのクリヤーを塗布しています。
もともとの板が黄色いところにオイル塗装なもんだから、めちゃ黄色い・・・
木目が不明瞭になって、若干残念。
ですが、それが13年経過するとこうなります。

米ヒバ3

どう思います?この変わりよう。
いい感じになってきたと思いますか?!
キズが深くなり、それ以上に足が頻繁に触れる部分は「浮造り(うづくり)」と呼ばれるような、木のやわらかな部分がオイルとともに削られ、木の硬い繊維の部分つまり、木目の濃い部分のみが残って際立ち、当初とは全く異なった表情になっています。

もちろん、足触りも弊社でおなじみの古希杉のような、足裏に心地いいものになっています。


さて、近年のアンティーク及びヴィンテージ仕上げが人気の今となっては、最初からこの状態であれば「引く手数多」かもしれませんね。
しかし、決して最初からこうではなく、そしてもちろん足の触れる機会の少ない部分は、当初の面影を色濃く残していますので、人の行き来の無い部分との差は出来てしまいます。
それで当たり前なのです。

フローリングを選ぶ際、当初の色合いや木目の見え方で選びがちです。
もちろん、同一樹種が同じ様に経年変化するわけではないので、そういった嗜好に基づく選定もよいと思います。
が、やっぱり合板や印刷ではない無垢の木材。
キズもつけば色も変わる。上の写真のような「味わい」がでる。
何より、住んでいるとこの変化を楽しめるようになる。

キズが心配なのもわかります。
自分が選んだフローリングがどのように変化していくのかが気になるのも理解できます。
よく尋ねられる質問ですし、私も同じ様に思っていました。
しかし、先の事を考えるよりもこれからどのように付き合っていけば、より自分に合ったフローリングとの過ごし方が出来るか、を是非考えてください。
子供さんが落書きしても、重いおもちゃをぶちまけても、アルコールをこぼしちゃってシミになっても・・・
いや、このような状況になっても素早く対処し、2年も3年も「本当にお住まいだったのですか?!」というくらいにキズや汚れがなく、色調の変化しか見られない所もあります。
あなたが欲しいのはずっと変わらない見た目だけですか?!それとも、変わり続ける自然の風合いですか?!
心配される針葉樹フローリング選びの、一つのヒントになればうれしいものです。

米ヒバ1


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幅広無垢材の救世主?! 〜無垢一枚板  「OPCボード」 総括&ラインナップ一覧〜


2回にわたってお伝えした幅広無垢一枚板、OPCボード。

木目などの木の個性の見えづらい集成材とはことなり、無垢の一枚板の外観はそのままに、通常の無垢材では難しい「910mm×1820mmのサブロクサイズ」を実現したOPCボード。

OPCボード1

一部分の写真やサンプルではわかりづらいですが、1820mm長さの間に木目が途切れないということの重要性はとても大きいものです。
人間は、おいしい料理も実は、口に運ぶ前の段階ですでに「目で食べている」とも言われます。
目で料理そのものを認識し、色遣いの美しさや素材の状態、そして何よりその素材を生かした調理された状態を目で判断し、おいしいか否かの予備情報を作るそうです。
もちろん、口に入れた後の味の意外性というものは完全に味覚と嗅覚に依存しますが、それに匹敵するくらいに目が感じている部分が大きいという事です。

つまり、木目が途切れないという事は人の視覚を通して得られる木材の優位性、つまり落ち着きをもたらす「木目のゆらぎ」などをそのまま得られるという事です。
これが最大のポイント。
そして、頑張って無垢のフローリングをふんだんに使っても、いざ、階段やテーブル、カウンターという少し幅の広い無垢材が必要になってくると、途端に入手に手間がかかってしまいます。
が、OPCボードであれば「サブロク」という木造建築材料で最もポピュラーなサイズのラインナップなので、ほとんどの木造住宅の幅規格寸法にぴったりと納まるので、非常に重宝。

たとえば、テーブルはご想像の通りですが、キッチンなどのカウンター(直接の水かかりは禁物ですが)や、それにともなう棚関係の板材には、必要なサイズにカットして切り出すことができますし、何より重要なのは「廻り階段の踏板」が製作できるということ。

OPCボード6

厚み30mmに仕上げられている上、OPCボードの長さを半分にすれば幅が910mmなのでほぼそのままの寸法で、階段の踊り場や廻り階段の踏板として使うことが出来ます。
実は、住宅部材で意外なところに幅広材が必要なのが階段なんです。
普段、住宅資材メーカーの建材を使っていると当たり前にカタログに掲載されている寸法も、いざ無垢の木材で実現しようとすると、たちまちに手配できない現実に直面する。

そう、とっても困るのです。
で、無垢材のドア枠や無垢フローリングを使っていても、階段には集成材を使わないといけなくなるのです。
そんな時に、さりげなく無垢材を感じられる素材として使えるのがOPCボードなのです!!
(下写真は手作りの無垢桧板の階段踊り場)

階段

もちろん、階段やカウンターなどの水平面への使用だけではなく、そのまま垂直に施工して広い部屋の一部分を無垢板に囲まれた収納スペースにする事や、水平垂直に組み上げて棚板兼用のクロークスペースなども作ることが出来ますよ!!
玄関スペースのとなりに、無垢板に囲まれたシューズクロークがあったりすると、カッコいいですよね?!
あこがれるスペースです。
若しくは、子供さんの小さなうちはOPCボードで衝立の様に空間を間仕切り、勉強スペースとすると成績ぐんぐんアップ間違いなし?!


アイディア次第で様々な使い方のできる幅広無垢材の救世主!OPCボード。
幅広無垢一枚物フローリングとともによろしくお願いします!!

OPCボード15


*素材となる一枚板の幅は、製材の都合上一定ではありません。また、無垢の素材そのものですので、伸縮や反りなどの無垢材の性質は残っていますので、幅広用途での使用には反り止めなどの施工の工夫を施してください。(塗膜のできる一面のみの塗装は厳禁です。必ず反ります。)
*どの材質・グレードも白太込みの源平(赤白込み)材です。また、木裏木表が混在します。

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


無垢一枚板 OPCボード(寸法表記はすべてmm単位)

針葉樹シリーズ 杉・桧・唐松(からまつ)
広葉樹シリーズ 胡桃(くるみ)・栗(くり)・桜(さくら)

・寸法

30×910×1820 

・形状

長さ方向一枚物、幅方向に接着つなぎあわせ、四辺切りっぱなし

・品番と価格

針葉樹シリーズ

杉  OPC-CE 無塗装 セレクション ¥21,276(税込)/枚
杉  OPC-CE 無塗装 ネイキッド  ¥14,256(税込)/枚
桧  OPC-CY 無塗装 ネイキッド  ¥23,544(税込)/枚
唐松 OPC-LA 無塗装 ネイキッド  ¥20,412(税込)/枚

広葉樹シリーズ

胡桃 OPC-NW 無塗装 ネイキッド  ¥42,984(税込)/枚
栗  OPC-CH  無塗装 ネイキッド  ¥34,344(税込)/枚
桜  OPC-PR  無塗装 ネイキッド  ¥34,344(税込)/枚

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

セレクション:小さな節や軽微な色むらを含むグレード(杉のみに設定)
ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。(広葉樹シリーズはパテ無しが標準)

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。
(広葉樹は全て受注生産です。)


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

杉の葉節

OPCボード24

杉の源平(赤白。芯材と辺材の色違い。杉以外も色違いあり)

OPCボード22

欠け節補修

OPCボード14

ヒノキの変色

OPCボード13

針葉樹シリーズの節のパテ補修

OPCボード12

唐松の皮を巻き込んだ節

OPCボード11

唐松のヤニ析出

OPCボード10

広葉樹の節

OPCボード5

胡桃特有の毛羽(不良ではありません。必ず含まれます。)

OPCボード4

広葉樹の欠け節(パテ補修無しが標準)

OPCボード3


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幅広無垢材の救世主?! 〜無垢一枚板  「OPCボード」 広葉樹バージョン〜

前回、針葉樹シリーズをお伝えした無垢幅広板のOPCボード。
今回はなんと、広葉樹シリーズを紹介します。

前回で、OPCボードのことを文章で説明しましたが、建築材料に慣れている方は一瞬で想像できるかもしれませんが、その感覚がないとなかなか頭に浮かんでこないかもしれませんので、広葉樹シリーズの一例を見てもらいましょう。

OPCボード1

何と見事!!
これはOPCボード広葉樹シリーズのクルミです。
写真左から右へと、木目が一本続いているのがみてとれるでしょう。
これがOPCボードと集成材との大きな違い。



集成材でも幅広ボードを作ることは可能ですし、ドア枠やカウンターなどの造作材への広葉樹の使用は、その集成材の板を小割したものである場合が多いもの。
しかしその場合、樹種は同じ広葉樹でも「木目が殆どわからない」程に細切れな状態で接着されているので、樹種で選んでいたとしても、その樹種の特徴を見ることはできません。
そんな時でもOPCボードなら、3×6(通称サブロク)という幅方向3尺(910mm)と長さ方向6尺(1820mm)の板の中で、長さ方向につなぎ目が無いので樹種の個性を思いっきり楽しむことが可能!!
3×6サイズということは、90mm幅のフローリングと比べるとこんな感じ。

OPCボード8

90mm幅の無垢フローリングは10枚ならんで900mmなので、幅を比べると当然こんな感じになります。
もちろん、OPCボードも100mm強の幅の無垢の板材を幅方向に並べていますから、何枚かの無垢板が並んだような状態に見えるのですが、無垢フローリングのUNIタイプのように長さ方向につなぎ目がないので、広葉樹の持つ木目を存分に満喫できますよ。
樹種の展開は3種類。

先ほどからみてもらっているのがほんわかと優しい木目で、柔らかな風合いのクルミ。
そして今度は対照的に、はっきりとした木目が特徴の環孔材である栗(クリ)。

OPCボード16

栗は近年ではその特筆すべき耐久性に注目される事が多いですが、その木目の美しさから、古くから装飾用の木材として和風建築に多く用いられてきました樹種です。
ケヤキやタモなどに似たはっきりとした木目をみせるものの、それらとは少し違って柔和に感じるのは、独特な木目のゆらぎと絶妙な灰褐色の色合いの落ち着きからでしょうね。
それでも、クルミに比べるとはっきりと重厚感がありますね。

そして、なんといっても花形になるのはやはり、その花の美しさからも人気が高い広葉樹である「桜」。

OPCボード17


弊社の記事をご覧になってくださっている方は、木材でいうところの「桜(さくら)」は、必ずしもお花見で目にするソメイヨシノではないことと、木材はその花から想像するような「うすピンク色」ではないこと、をご存じの事だと思います。
ですので、桜特有の緑褐色の縞模様があったり、濃い茶色の筋があったり、様々な色目が混じったりしますが、これこそ本当の日本の桜です。

この3樹種をラインナップしていますので、インテリアの雰囲気に合わせて使い分けてもらえれば、針葉樹にはない広葉樹特有の華やかさを楽しむことが出来ますよ!

広葉樹というものは、針葉樹に比べて長い木材を産出しづらいので、OPCボードの様に木目を楽しむことができるのは珍しいので、針葉樹シリーズよりもむしろ広葉樹シリーズの方が貴重な存在と言えるかもしれません。
もちろん、それに合わせて無垢フローリングも広葉樹の一枚物にしてもらったりすると、なおカッコよく仕上がりますよ。

OPCボード2

*OPCボード広葉樹シリーズは、大きな欠け節や抜け節を含みますが、パテ処理はあえてされていません。色合わせがしづらいためですが、ご希望であればパテ処理をしての出荷も可能です。
*OPCボード広葉樹シリーズは全て受注生産です。


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幅広無垢材の救世主?! 〜無垢一枚板 「OPCボード」 針葉樹バージョン〜

合板やビニール系プリント素材などの建築資材から、無垢の木材を使った建築資材へ移行していくと、無垢の木材では実用的に難しい事が色々と出てきます。

フローリングにしたってそうですよね。
合板だと一枚のフロアーが約300mm幅なので、単純に普通のUNIタイプ無垢フローリング90mm幅と比較しても3倍以上の差があります。
こんなのは周知の事実なので、そう問題になりませんがフローリングの続きでいくと階段材になる様な幅の広い材がなかったり、あったとしても相当高価だったりしますよね。
それと同じように、いつも何気なく使っている3×6(さぶろく。通常910mm×1820mm)寸法のボード状の材料などや、カウンターやデスクなどの幅広材、そしてちょっとした枠材関係も、無垢の木材にこだわると集材に苦労するものです。
(そう考えると、住宅資材メーカーさんのラインナップと良く考えられた商品群は素晴らしいと思いますね。今さらながら・・・)

そんな困った状況に、無垢の幅広の木材があるといいとは思いませんか?!
集成フリー板の様に、長さも幅も細かな木材をつないだものではなく、無垢の木材の木目を感じることのできる幅広の板材がないものか?!と思いませんか?!

そこで提案です!
通常ならば、家具屋さんなどがテーブルやデスク、その他幅の広い板材が欲しい時に用いる「幅接ぎ」という方法を使って、無垢の木材を1枚の板状になっているといいですよね?!
それがこちらのOPCボードです。

OPCボード20

(写真はOPCボード杉のカットサンプル)

幅接ぎ(はばはぎ)とは、文字通り板を幅方向につなぎ合わせていくことです。

OPCボード21


現在、構造材などでも主に流通している「集成材(EW、エンジニアリングウッド)」は、長さ方向と幅方向(又は厚み方向)と双方につなぎ合わせをしているものや、よく見かけるカウンター材で一般的に使われている積層材フリー板は、細かな木片同士を積み合わせるようにして板状にしています。

それに対して幅接ぎは、集成材の技術ができる以前から様々な方法で行われてきたもので、至ってシンプル。
一枚(一本)の無垢の木材を接着などの方法でつなぎ合わせて、必要な寸法を得る方法です。
そのため、つなぎ合わせていても、長さ方向には本来の素材となる木材の木目が伸びやかにいきていて、印刷では出すことのできない自然な木目の並びによって、幅の広い一枚板無垢材の代用ができるのです。

代表的な樹種はスギ、ヒノキという針葉樹。
(写真はOPCボード桧)

OPCボード19

そして針葉樹材では、それにプラスして「カラマツ」をご用意。
特に関西方面では馴染みが薄いように感じるカラマツ。名前は知っていても、材として見た事が無い、若しくは使った事が無いという方が多いかもしれませんが、独特の薄黄色から橙色にむかうような色合いと、浮造りしているわけでもないのにくっきりと浮かび上がる様な木目はカラマツ特有で、スギやヒノキよりも一層、無垢の木材であることを実感することができると思います。

カラマツについては、以前にピュアラーチ幅広無垢一枚物フローリングで紹介していますが、この無垢幅接ぎ板に使用されるカラマツは全て日本のカラマツ。
カラマツに馴染みの無い地方では意外かもしれませんが、カラマツは実はスギと同じようにとても有用な造林樹種なのです。
寒さにも強く成長も良いということで、中部以北では造林樹種としての看板をしょっているんです。
ということは、スギやヒノキと同じ様に安定供給できるということです。
ここが大切。

OPCボード18

いくら特殊なものでも、量が揃わないとかある時しか使えない、では普及は難しいものです。
初めから全てオーダーメイドで時間もお金もいくらかかってもいい、というなら別ですがそういうケースは珍しいですしね。
針葉樹材の中でも重硬で、特有の木目のカラマツ。
インテリアの良いスパイスになりそうです。

さらに!!
針葉樹シリーズのスギ材のみにはなりますが、水平構造面材として耐力認定を受けていますので、床などに使用することで床面の剛性を確保することができるのも優れもの。
近年多く使われる床用構造用合板に似たようなイメージで使用しながらも、そのまま見えがかりの化粧仕上げ部材として使用できるということ。
化粧天井面などにも採用の幅は広がります!!
意匠性と強さを兼ね備えた無垢ボード、ということですね!!

さてさて、普通なら針葉樹のココまでで終了のところ。
しかし無垢幅接ぎ板の有難いところは実は、「広葉樹」もラインナップしているということです!
広葉樹、それも日本の広葉樹です。
広葉樹というと、どうしても北米材やロシアや中国など、フローリングとして入荷する様なものを想像しがちですが、弊社フローリングの日本の広葉樹シリーズ「清涼なら清涼かば・清涼たも」でも見られるように、ちゃんと日本にも活用できる広葉樹が存在します。
それらを皆様に届けることのできる、一つの方法がこのOPCボードになるのです。

OPCボード2


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15cmのカットサンプルの注意 

本当のところ、実際に「こわい」のはお渡しするカットサンプルの取り扱いと、施工者やお施主様の、木材に対する理解度の程度がこわいのです。
こわい、というと語弊がありますがあえて言います。なんども「こわっ!」と思う経験をしているからです。

だって、弊社から出荷するカットッサンプルの大きさは、樹種にもよりますがだいたい15cm位です。
商品そのもの、グレードそのままをカットしているものですが、前回の通りその物によってはグレードの見分けが非常につきにくいものや、同じグレードでも全く表情のことなるものもあります。
こんな具合です。

カットサンプル2

これはネシアンチーク幅広フローリングのUNIタイプネイキッドグレードのカットサンプル。
右側は丁度白太の部分が混在し、UNIジョイントのつなぎ目の部分で木目の変り具合も良くわかり
ます。
しかし、左はどうですかっ?!
もし、長さの都合でUNIジョイントの部分が含まれていなければ、真っ白なフローリングのサンプルになってしまいます。
チークって、こんなに白いの?!!そうなってしまいます。

これがネイキッドグレードで気をつけないといけないところなのですが、ネイキッドグレードは基本的に、フローリングとして問題の無いキャラクターは全て含みますので、「チークというのは茶色いものだ!」と思われていると、白い部分のまじったフローリングが届いた瞬間に、「チークを頼んだのに、違う材料がきた!!!」となるわけです。

カットサンプル3

見てくださいよ。
UNIタイプではない一枚物フローリングの場合、同じくネシアンチークネイキッドグレードのカットサンプルですが、見事にさっき言ったとおりでしょ。
一部分だけを切り取ると、こういうサンプルも出来るんです。
しかし、嘘じゃないんです。
こんな部分も実際にあるんですから。実物その物なんですから。

カットサンプル4

白太、なんていうもんだから「白い部分」と思われていても、薄茶色の白太もあります。
今度は幅違いのUNIタイプですが、右側はオイル塗装でもしたかのように薄茶色になっています。
しかし、これも左の幅広サンプルと同じく、ネイキッドグレードの無塗装のカットサンプルです。

もちろんこれらは、お施主様に連絡を頂きカットサンプルをお送りする場合には、様々な注意事項とともに、各無垢フローリングや木材の記事において、特徴や表情を確認していただくようにお願いしていますし、特に上記の様な連絡を受けやすいネイキッドグレードに関しては、そのグレードを御依頼頂いたその時に、特徴をお伝えするようにしているので、お施主様から連絡を頂くことは少ないのですが、うまく大工さんと意思疎通出来ていない場合などには、「色が均一ではない、パテがある、変色してる」から不良品だ!と現場から電話がかかることがあります。

これを危惧しているわけです。

特に、至急!と言ってこられる場合には、兎に角商品として現場に納めなければ!!という意識が先行し、表情の違いや特徴は二の次になり、材が到着したその時に初めて「こんなイメージではなかった!」というパターンに陥ります。

また、カットサンプルでわかることもあります。
これも各無垢フローリングの記事でも書いていますが、幅広フローリングや幅広一枚物フローリングを少しでも多くの方にお届けできるように、また原木丸太を有効活用できるように、フローリング表面の美観に関わらない部分は、ある程度の事を許容しているものもあります。
一例をあげますとこんなところ。

カットサンプル6

これは「実(さね)」と呼ばれる、フローリング同士を嵌め合わせる為に施されている加工部分です。
数枚重ねているサンプルの下の方は綺麗なのが見えると思いますが、私が指している部分は少し黒っぽく、ざらつきがある。
白さ際立つ、ヨーロピアンメープル(欧州楓)無垢フローリングなので余計に目立つんですけど(汗)・・・
これは、フローリングの元となる原板の端っこの部分であったり、できる限り加工によって削って木くずになってしまう部分を減らすために、必要最小限の板幅で製材された部分で、実加工機にわずかに掛からなかった部分です。

こういったものも、実際のフローリングには含まれています。
これを施工しても、嵌め合わせ部分で隠れてしまうので、この様に表面上の美観には問題はありません。

カットサンプル7

ね、どれが先程のサンプルかわからないですよね。

もちろん、隠れる部分はどうでもいい、というわけではなくこの様な部分を許容しないのであれば、幅広材や一枚物のフローリングの出来上がり量は大幅に減少して、捨ててしまう木材部分が多くなり、非常にモッタイナイばかりか、生産量が減少するためにフローリングのお届けする価格の価格を値上げせざるをえません。

しかし、やはりこういった部分も指摘を受ける事があります。
御社のフローリングには加工不良が含まれている、とかB品を出荷しているんですね、などなど。
以前に本当に頂いたご意見です。
いつも、完成現場の報告写真にてウソみたいにほめられているアンケートを掲載していますが、それも本当で、その上で上記の様なお怒りを受けたことも本当です。
しかし、そういった部分が含まれる理由は先に書いた通り。
欠陥品でも、B品でもなく、少しでも無駄なく幅広で一枚物で良いものをお届けしようと思いながら含まれるのです。


現在、単板貼り合板フローリングや印刷シートのフローリングであっても、無垢の自然な表情を表現している商品には、白太や節、そしてパテまでも再現しているので表面仕上げにバラつきがある事をアピールしています。
今までは、均一であることが美しく、小さなサンプルで着色された「色」だけをみて、その色品番を伝える事で商品決定出来ていた建築業界の時代の流れの転換のためでしょう。
まだ、無垢材のバラつきに慣れない方が多くいらっしゃるから。
無垢の木材を扱う私が、日々発信していても先の様なお言葉を頂く位ですから当然ですけど。

そろそろ、無垢の木材という素材を知る時間を十分にとって頂く時代になっているとおもいます。

たったの15cmに凝縮される情報。
良くも悪くも色々見えてきます。

カットサンプル8

私なら、こんな木目嬉しくて仕方ないんだけど、やはり実の部分がひっかかるだとか、木目がおかしいとかおっしゃる場合も・・・
たかだかカットサンプル。表情の違いというよりも質感を見ていただく事が重要ではありますが、稀にそれ以上の情報が詰まっている場合もあります。
そんなお話もいたします。

至急!カットサンプル!!!ではなく、ゆっくりとお話する時間を「至急」つくってくださいませ・・・・・・



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その物には違いありませんが・・・15cmのカットサンプルでわかること

カットサンプルが至急欲しい!!

このパターンの時は、ちょっと身構えてしまいます。
「至急」とある様に、時間の無いことは一目瞭然。
連絡主がお施主様の場合は、まだお話する時間をとれる場合がありますが、工務店さんの場合は「そんな話よりも先ずはサンプル」という要望になるので、どちらにせよ身構えるのです。

ご存知の通り、無垢の木材や無垢フローリングには様々な特徴があったり、伸縮するなどの特性を知ってもらう必要もあり、さらには自然の産物ゆえに在庫が切れている場合があり、すぐにお届け出来ないこともしばしば。
それなのに急ぐ急ぐと・・・

稀に、用事があって近くに来たから、といった理由その他で連絡なしにカットサンプルのみを持ちかえることを希望されることもあります。
基本的には、先の様にお伝えしたいことなどがたくさんありますから、きちんとお話ができる状態、もしくはメールなどで連絡を頂いたうえでお渡ししていますが、お急ぎだからと断るわけではありません。
その代わり、折角おみえになってるんだから、カットサンプルだけではなくショールームにて、実物を見ていっていただこうとお誘いするのですが、それがやはり身構えてしまう。

ショールーム


ショールームへご案内すると、様々な樹種で色々な幅広バリエーションで、中には浮造りやウールアッシュの様に特別な表面加工が施されているものなどもあるので、「普通は」色とりどりでキャラクター豊かなそれらの木材達に感心されるハズなのですが、「至急カットサンプル」のお客様は「あ、これね。はいはい。わかりました。それじゃ、また。」と、10秒ほどで事足りてしまうのです!!

身構えてしまいます。
何考えてんねやろ?!、なんでウチにきはったんやろ?!・・・

真剣に採用を考えておられるなら、木材や無垢フローリングの実物を見れば少なくても質感や表情の差、それよりも自分が考えていたものとの違いなどの想いが言葉になるのですが、あきらかに「カットサンプルだけあればいい」という状況がヒシヒシと伝わってくるんです。
だから身構えてしまう。
そんな場合はいつも決まって、納期はどうか?間に合うか?いつできるか?といった、木材自身のことよりも納入することが大事であるかのようなやり取りが待っている場合が殆どなので、もう頭の中でそれらの質問への回答シミュレーションが自動的に始まってしまうのです。
あれを伝えて、こう答えて、これだけは言っておかないと・・・・的な感じです。

だって、カットサンプルからどれだけの情報が得られますか?!

カットサンプル1


販売している本人の私ですら、樹種こそわかれどグレード間の差が曖昧なカットサンプルなどは、並べて整理する時に気をつけないと間違えてしまうこともあります。
それほどに、無垢の表情をカットサンプルに込めるのは難しい事なのです。
基本的に、カットサンプルにもグレード表記していますが、必ずしもグレードの表情が出ているわけではないのが申し訳ないところです。
無垢フローリングの場合は、そのグレードの実物をまさしくカットしてはいますが、どうしても他のグレードの表情に似た部分も出てきます。
特に、人気のつなぎ目V溝フローリングなどは、1820長さで多くても2個所しかV溝が無いので、カットしても2枚しかサンプルにできないということになる。
えぇっとぉ、つなぎ目V溝フローリングで最もお求めやすいネイキッドグレードでも、一枚およそ1800円位しますから、サンプルが一枚あたり900円!!ということになる。
最低でもそうですから、必ずしもV溝の部分をお送りすることができない場合もありますし、尚且つ、グレードの表情がうまく含まれるかというと、無論難しいのですね。


無垢の木材ですので、カットした全てにその特徴を同じ様に含めろ!という方が無理なのですが、やはり「カットサンプル」として受け取った方は、これと同じものが入荷する!!と思ってしまうのです。

恐るべしカットサンプル・・・


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神様のバットはメープル製

なんやかんやと結局脱線してしまって話が伸びましたが、もう少し伸ばしましょう(笑。木の話、楽しいので)。

バットに使われるタモメープルの話ですが、結局のところ、両社ともその木の持つ特性を上手に活かす形で活用されています。
しかし、細かく見てみるとやはり違いがあるんですね。
前回に出た通り、メープルは反発力が高く硬質なので、腕っぷしが強くて「ボールに負けずにはじき返す」バッティングができる人にとっては「鬼に金棒」的なバットでしょう。
翻ってタモ系のバットは、硬いことは硬いものの、ガチガチの硬さではなく、「しなやかな硬さ」=粘り強い硬さがあり、さらに程よい感触としてボールの感覚を選手に伝えてくれるといわれている、「職人気質」的な存在と言えそうです。
その辺のお話は、ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリングのところでも出た通り。

さらに言えば、もともとタモ系の木材(タモやトネリコ、アッシュなど)は枝葉を広く伸ばしていく広葉樹なのにも関わらず、通直な幹と樹高を持つ樹種として「長尺材」が必要な木材界ではとても重宝されてきたのです。
それは神話の世界でも同じく、世界を見守るフクロウは、世界を見渡すために背の高く育つタモ(アッシュ)の木の上から見守っているといわれます。
それほど通直に育つ一面があるからこそ、バットにも使われるのです。

木材を知らなければ、その辺に大きな広葉樹ならいくらでもあるし、アオダモでもバットくらいの大きさにはすぐに育つはず!と思われるでしょうが、木の芯を使わずに、なおかつ木の木目を途切れさせることなくバットにしようと思うと、そうはなかなかいかないのです。
いつも言うように、木は人間と同じ細胞という組織から成り立っていますから、木目を途切れさせたものを衝撃のかかる部位に使用すると、壊れてしまうのです。

そういったことでも、通直なアオダモは重宝されたのでしょうが、今はその資源の確保も大変になっているのはご存知のところ・・・

神様のバット

木材って本当に奥が深くて、樹木の持つ性質は千差万別の楽しさ。
バットという道具一つとってもこれだけの違いがあって、使う人にとってはその違いを繊細に感じることができるんですから、素晴らしいと思います。

いやぁ、本当にすごいですねぇ、木材は。
感嘆する気持ちは淀川長治さんの名調子を真似たくなるほどです。
樹種の力と自身の才能を融合させて、伝説の3連発を彩った神様バース。
今でもしっかりと私たち阪神ファンの中には生きています。

それでは、バースの笑顔とともに次回の木材樹種談義をお楽しみに。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・・

神様4


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神様のバットはメープル製

私自身はかつては熱狂的な阪神ファンで、携帯電話などが普及する以前は、外ではラジオで試合経過を確認したり、もしくはウォークマン(懐かしや!!)のテレビ音声が聞けるモデルを購入し、授業中にドラフト会議の中継に聞き入っていたくらいです!(笑)

しかし、時間が経つにつれて優先させなければならないものが増えてきて、近頃は野球中継がある時間に帰宅することができないこともあり、子供たちと一緒に野球観戦に燃えることができていません。
それもあって、伝説のバースの写真とバットを目前にしても、興奮しているのは父一人、というわけ。

しかしまぁ、今回注目するのはバースの、神様のバットの方なのでそれはそれでいいのです。
最近は、一般的にはバットになる木といえば「アオダモ」という木がもてはやされています。
植樹活動を始球式のセレモニーで取り上げたりすることで、野球好きにはその珍しい樹種の名前が知られていることでしょう。

確かに、アオダモは一級品のバット材と言われています。
が、現在ではバットに適した大きさや太さ、品質のものがそろいにくいために植樹活動をされていたりするわけですが、植樹活動のその後や、植樹する場所の選定と植樹=人がかかわっていく、ということが続けられているのかが心配なところで、やりっぱなしになっていないことを願っているのです。
日本ではアオダモですが、外国では同じくタモの仲間であるホワイトアッシュが一般的。
そちらも優秀なバット材と言われますが、やはりこだわりの選手にはアオダモが合うみたい。

タモがバットに向いているというのは、硬質な広葉樹でありながらも適度に弾力性があるから。
もう一つのバット材であるメープルも硬質で、特にボールを飛ばす力のある外国人選手は、反発力が強いメープルのバットを好むので、ホームランバッターが愛用する傾向が強いのですね。

神様3

木材は、もちろん触れるだけでも質感を感じることができますが、しかし使ってみるとそれ以上に実感として感覚を得られるもので、メープルの硬質感というのは相当なもので、製材機で製材する時の歯の当たり方、そして何より摩擦に対する抵抗もあり、サンドペーパーでの粗削りを試みるも、手でこするくらいでは全く削れない!というイメージがあるほど目減りしない。
一方で、タモの方は道管という組織が大きいこともあってか、硬質ながらもスイスイと削っていくことができます。

この差が、バットになった時にも大きく表れているのでしょう。
反発力で遠くまで飛ばすメープル、弾力性でボールをコントロールし、腕に負担となる衝撃を緩和して安打を生み出すタモ(アッシュ)。
どちらも木材の性質を極限に活かした萌える一例。

因みに、バットで有名なアオダモですが昔はスキー板にも使われたそう。
木のスキー板といえば、専らカエデを連想しますが同じところにタモも共存していたとは、やはり用途が似通ってくるのは不思議なところ。

スキー板

(オガサカスキー、旧カタログより)

今でも、芯材や単板として活躍している場面もあります。
あぁ、もうすぐ待ち遠しい雪の季節。
今年は積もってくれるのかなぁ・・・
あ、脱線が脱線を呼んでいきそう・・・・・・

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神様のバットはメープル製

過日にちょっとした用事で、大阪の阪神百貨店に行ってきた。

当日は阪神百貨店お得意の「催し」の当日ということもあって、なかなかの人出で、エレベーターに並び始めたものの、すぐに列となり、案内役の女性スタッフが「奥のエスカレーターもご利用ください。かなりの時間を要します。」と連呼。
幸い(?!)、小さなお子さん連れや年配の方がいらっしゃらなかったので、そのまま待ったものの、これでは移動に億劫になってしまうなぁ・・・と、繁盛しているものの困りものの一因も見えたような・・・

そんなことを考えたのち、エレベーターに乗り込み上階の催し場の階に到着。
扉が開くと人の往来で熱気が・・・
さすがは催しの阪神百貨店、と社会見学ばかりしていると、小学生の息子たちが正面に向かって走っていく。
何があるのかと目線を向けるとなんと!!!そこには神様が立っておられるではないですか!!!!!!!
阪神タイガースファンにとっての神様と言えばこの人。

神様1

そう、神様・仏さま・バース様!!
(年配の方はもちろん稲尾様、だろうけど私はドンピシャではないので・・・)
むむぅ〜、しびれるお姿!!
数々のホームランと必ずヒットを打つ!と確信するようなバットスウィングと、短期間であえなくなってしまった残念な気持ちは忘れようもありません。
しかし、その神様がなぜここにいらっしゃるのか?!!?

バース様のボードに書かれているのを見ると「伝説のバックスクリーン3連発 30周年記念の日による来店」とある。
そう、あの伝説の!バックスクリーンですよ!!
バース・掛布・岡田!!
くぅ〜・・・・
あの狂気の日本一は忘れようがありません!!!

いかんいかん、野球話になっていきそうです。
最近、地域のソフトボール会で励んでいる息子たちには、神様よりもそこに展示されているバットに興味津々。

神様2

ううぅ〜ん・・・
おとうさんとしては、まずはランディー・バースその人の活躍の歴史と輝かしい記録の数々から語り始めて、その後にバットの話を聞かせて、さらにその後にバットの樹種の話(これは見た瞬間にわかるけど)に向かいたかったものの、本物のプロバットに少しでも触れるとあって、小さな隙間から指を突っ込んでおります・・・


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ロシアンバーチ幅広無垢v溝フローリング 大工さんご自宅へ

他の記事のアップロードに押されていて少し前の話になりますが、私一押しのフローリングであるロシアンバーチ幅広無垢v溝フローリングが、いつもお世話に
なっている大工さんのご自宅のお部屋改修に使っていただきました。

普段は、たくさん時間をかけて無垢のお話から選定していただいた樹種についてのお話をしていくのですが、今回はお施主さんが大工さんだということもありながらも「大丈夫、イメージ違う!とか文句言いませんから(笑)」というお言葉もあり、弊社の記事を見ていただき即決していただいただけに、いつも以上に貼り上がりやイメージがどうなのかということが気になっていたのですが・・・

ロシアンバーチv溝150セレクション1

もちろん、お住まいになりながらの工事なので、ゆっくりと写真撮影というわけにもいかないので、貼り終えてすぐの写真がこちら。
今回使っていただいたのは、貼り上がりの美しい幅広無垢v溝フローリングのセレクショングレードです。

実は、ネイキッドグレードやプルミエグレードの場合だと、そう大きくイメージが変わることはないのですが、セレクショングレードはその時の丸太の性格が最も如実に表れるグレードと言っても過言ではないくらいに、ある意味差があるグレードなので、どんな感じかと思っていましたが、ご満足いただけたようで・・・

グレードの特徴を、言葉で表現するのは大変難しいのですが、ロシアンバーチのセレクショングレードの通常は、ほぼ白太の材であるところに、軽微な変色や黒っぽい筋、若干の赤身、小さな節が入ってきたりするのですが、ほぼその説明にあったような内容になっているように見受けられます。

そして、気に入っていただいたフローリングにお勧めさせていただいたオスモカラーのフロアークリヤーにて表面保護を施してもらいました。

ロシアンバーチv溝150セレクション2

うぉー、めっちゃいい感じ!!
普段は無塗装派な私も、この輝きには心揺らぎますねぇ。
これがセレクショングレードのいいところでしょうね。素直なところばかりではないために、ちょっと個性の強いところがオイル塗装によって輝く「杢」として個性を発揮し、まるで栃(とち)のような、美白的美しさ!!
通常のグレード分けとしては、木材において重要視される赤身(芯材)の部分がプルミエグレードに、そして白太(辺材)の部分がネイキッドグレードになることが多いですが、板谷楓ロックメープル)やロシアンバーチにおいては反対で、白太の部分がプルミエグレードに分類されるのです。

この写真をみると、どうして白太がプルミエグレードに分類されるのかが理解していただけるかと思います。
この光るような白さこそ、ロシアンバーチの底力。
もちろん、表情豊かなネイキッドグレードの赤身と白太のコントラストもいいですが、透き通るような白太の美しさはやはり特筆です。

もちろん、150mmの幅広で貼り上がりが乱尺一枚物フローリングのように見えるつなぎ目v溝であることも、さらに表情の良さに花を添えていると思います。
一枚物でも、通常のUNIでもないつなぎ目v溝フローリング。
お勧めのラインナップです。
次はあなたのお家へ是非!!

ロシアンバーチ150幅V溝 4

・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングはこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングO様着色塗装施工写真は
こちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングN様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢ユニフローリングネイキッドグレードの施工現場は
こちらから
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フローリングの代表格 カスクオーク幅広無垢フローリング完成〜UNI編〜

さて、前回カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング(オイル塗装)の仕上がりはいかがだったでしょうか?
無垢フローリングの中でも限られたプルミエグレードの一品の仕上がりは、ずっと眺めていたくなるような所有欲を掻き立てられるような、うらやましいものだったように思います。

今回は、同じお宅ですが前回とは違い2階部分にお邪魔します。
なぜなら、2階はまた1階とは違った仕上がりになっているから。
そうです、お伝えしていたように、こちらでは1階を幅広つなぎ目V溝フローリング、2階を90mm幅のUNIタイプ(オイル塗装 CO-21OS)という形で貼り分けをしていただいているのです。

カスクオークUNI セレクション11

これは珍しいケースではなく、ブラックチェリー幅広無垢フローリング施工いただいているお宅でも、1階には幅広無垢一枚物を、2階には90mm幅のUNIタイプを使っていただいています。
もしくは、部屋ごとで貼り分けしていただいたノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)つなぎ目V溝板谷楓(いたやかえで)ヨーロピアンメープル(欧州楓)のように、その部屋のイメージに合わせて使い分けていただくのもよくあることです。
決して、一つに統一しないといけないわけではないので、凝り固まらずに自由にチョイスしていただく参考にしていただきたいです。

カスクオークUNI セレクション12

前回のお話の中で、「良すぎる」という言葉をいただいたつなぎ目V溝フローリングでしたが、こちらのUNIタイプが劣っているという意味では全くありません。
むしろ、このUNIタイプのセレクショングレードで十分に無垢のオークフローリングを楽しめるから、というのが本当の理由です。
今回のフローリングを選定していただくときには、ショールームにたびたびお越しいただき、樹種ごとの違いはもちろんオークのグレードごとの表情の違いも畳一枚分の大きさで見ていただいていました。
そんな中で、どうしてもセレクショングレードはネイキッドグレードとは異なる、細かな表情の違いが多く含まれるので「あれやこれや」とお伝えしたものの、やはり実際に大きな面積で貼りあげるまでは心配なもの。
よく言えば、その心配をセレクショングレードが払拭してくれた結果といえるものです。

カスクオークUNI セレクション8

ネイキッドグレードのように、明らかな特徴やパテはほとんど見らない代わりに、大きな材色の差や白太の割合、木目の流れ方などの細かな基準で節がないにも関わらず、プルミエグレードに分類されなかった者たちもあるために、たまに「何が違うんですか?」と聞かれるくらいの仕上がり。

細かく見ると、小さな節がかたまっていたり・・・

カスクオークUNI セレクション1

綺麗なピンク色にも見えるくらいの赤身のある材があったり、真っ白に近いような白太があったり・・・

カスクオークUNI セレクション7

そういった、細かいと感じるくらいの違いが集まったものがセレクショングレードですので、実は表情としてはワイルドになりすぎずに無垢の本物のオークの木目と色合いを味わえる貴重なグレード設定なのです。
もちろん、そのために在庫数が多くできるようなグレードではないので、在庫のない場合もありますから早い者勝ち?!

また、今回は階段を挟んで隔てられている1階と2階での貼分けですが、実はカスクオークをはじめ多くのフローリングは、グレードが異なっていても、樹種によっては樹種が異なっていても、同じように貼り続けていけるという特徴を持っています。
これは、嵌合部の実(さね)という加工が同一のためにできること。
これも、同じ工場で同じグレーディング基準で作られているからこそできることで、「そのときあるものをその時だけ」という、売り切ってしまえば終わり、というフローリングとは異なるのが大きな特徴です。

カスクオークUNI セレクション4

それは、簡単そうに見えてとてもむつかしいこと。
グレード基準や加工、仕上げ工程を同じにするということは、安い工場に持ち込んだり人件費の安いところに加工を回すというようなことはできません。
もちろん、そうしたほうがコストも安くなりますし多くの商品を生産できるのですが、あえてそれはしていません。
在庫がなくてご希望に添えないこと、他のほうが安いものがあるけど、と言われることもありますが、理由はここです。
お施主様納得済みでの要望の場合は、そういったスポット商品といわれるものを紹介することもありますが、カスクオークに関しては全くありませんので、自信をもってお勧めします。

カスクオークUNI セレクション5

貼りわけのお話しが続きますが、実は貼り分けすることにはメリットがあります。
それは、予算を抑えられるということ。
しかも、フローリングの幅が変わっても同じグレードが設定されているので、仕上がりの質感を大きく変えることなく予算を抑えることができるのです。
もしくは、幅もグレードも変えれば、今回のように幅広プルミエグレードの130mmと90mmのUNIセレクショングレードのように、お客様を迎え日々の生活の重点を置く部分に均質な美しさのプルミエグレードを配し、個人の部屋には予算を抑えながらもキャラクターを楽しめるセレクショングレード、という選択をすることができます。
実は、今回も1階に重点を置き2階は合板フローリングでも・・・というようなお話も出ていたのですが、奥様の「無垢フローリングへの切なる思い」がご主人の財布の紐を緩めて実現した貼分けだったのです(笑)。
打ち合わせ中の奥様とご主人との攻防(?!)も、真剣に家のことを考えればこそ。
悩んでいただいた甲斐を感じています!

カスクオークUNI セレクション10

1階と同じように、オイル塗装をされたカスクオークは木目がさらに際立ち、足元にある木の風合いを視覚的にも存分に感じられる仕上がりになっているのも見逃せないところ。

カスクオークUNI セレクション13

また、今回は施工を担当される工務店さんの監督さんや棟梁とも面談し、施工直前の現地にも足を運び、貼手順や仮並べも立ち合いさせていただいたのですが、しっかりとした施工をしていただき、無駄なくきれいに仕上げてくださったことに感謝です。
カスクオークも喜んでいること間違いなしです。
棟梁がきちんと考えて割り付けし配分を考えて施工していただいたことも、貼上がりの美しさに大きく関係していることを忘れてはいけませんよ。

カスクオークUNI セレクション3

今回は、貼り分けのお手本のようなおうちになりました。
ぜひ、迷っている樹種選定と予算配分の参考にしていただきたいです。

カスクオークUNI セレクション9

F様時間をかけて真剣に選んでいただいてありがとうございました。
また、とっても大切に使っていただいていて驚きました。
最後にこれこそやらせか?と思われそうなアンケートを掲載してカスクオークを再度堪能したいと思います。

戸田材木店 お客様アンケート


この度はお世話になり有難うございました。

検討中のお客様の参考になれば、と同時に反省も含めてお声を頂戴したいと思いますので、忌憚のないご意見お願いいたします。


・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)


とても丁寧でわかりやすかったです。




・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)


説明がとてもわかりやすく、随分勉強になりました。




・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)


記事を読んで、ここなら間違いないと思い、ご連絡させてもらいました。




・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)


とても満足しています。




・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。


ネットで検索していて見つけました。




・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。


私自身が長期間ご連絡もせずにいたわけですが、長いおつきあいをさせていただければと思っています。



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フローリングの代表格 カスクオーク幅広無垢フローリング完成 〜つなぎ目V溝編〜

人間誰でも、ほめてもらうというのは良いものです。
木材も、ほめてもらうというのはやはり喜んでいることでしょう。

木材の販売に関しては、ほめていただくというよりも喜んでいただくと言った方が正しい様に感じますが、今回は本当に「ほめてもらった」のです。
良すぎる、と・・・

昨年、ご夫婦でとても熱心に家づくりに取り組んでいらっしゃるお客様で、弊社の無垢フローリングを納めさせていただいたお宅に久しぶりにお邪魔してきました。
建築中からもとてもお忙しくされていたようですが、現在もバタバタ継続中ということで、伺う機会がなかったのですが、いざ伺ってみるととても綺麗に住んでおられて「なんて片付いているんだ」と自宅と比較してしまうほどの綺麗さで、やはり家づくりもその後も、いくら忙しくても急いたり適当だったりしては良い結果を残せない事を証明されているような気になりました。
(あ、もしかして奥さまの努力か・・・なるほど・・・)

そのこだわりのお宅で採用いただいたのは、カスクオーク無垢幅広フローリング CO-32VOPのオイル塗装品。
広葉樹無垢フローリングにおける樹種の定番中の定番、バーチ(かば)と双璧を成すオーク(なら)の無垢フローリングですが、おすすめするのはただのオーク無垢フローリングではありません。

カスクオークV プルミエ2

貼り上がりを見て、あぁなるほど、と思っていただける方は無垢フローリングに関する拙記事をよくご覧いただいている方に違いありませんね。
そうです。先ず一階部分は、その貼り上りから、幅広一枚物の乱尺フローリングを施工した様に感じるほどの仕上がりで好評の「つなぎ目V溝加工」を採用していただきました。

「たて継ぎ」といって、長さの短い板同士を接合して規格寸法の一枚の木材にする手法で、無垢フローリングでいうところの「UNIタイプ」がこれに当たります。
通常のUNIタイプは(実は2階に施工されているので後ほど紹介しますが)いた同士の接合の部分でつなぎ目のラインができるために、木目が途切れることもありその部分で接着しているUNIタイプフローリングだということが、遠目でもわかるのですが、つなぎ目V溝フローリングは違います。

カスクオークV プルミエ5

同じUNIタイプですが、接合部分にV型の溝をつけているために木目は途切れますが、「板同士をあらかじめ接着接合せずに一枚ずつ施工」する乱尺タイプのような貼上がりに見えるために、より無垢の一枚物フローリングの貼上がりイメージに近い風合いが得られますし、定尺長さ寸法でそろうUNIタイプに比べ乱尺タイプの施工の場合にかかる大工さんの労力が軽減され、施工手間が大きく変わるのもつなぎ目V溝の優れたところ。

カスクオークV プルミエ10

それにもちろん130mmという幅広寸法ですので、オーク特有の立派な木目を十分に楽しむことができます。
それが通常の90mm幅の無垢フローリングと幅広フローリングとの大きな違い。
もちろん、90mmや75mmなどの小幅でリズミカルに続く無垢フローリングの良さも楽しんでもらいたいところですが、原木の質や製材木取り、そして乾燥にもこだわりを持たないと制作できないのが幅広無垢フローリング。
それも、幅広のオークですから木目の割れや乾燥不足による急激な伸縮、反りなどの可能性がとても大きくなるために、簡単そうに見えてオークの幅広フローリングには技術がたくさん詰まっているんですよ。

カスクオークV プルミエ1

ですから、胸を張っていただきたいのが、カスクオーク幅広フローリングです。
それもプルミエグレードですから「良すぎる」といっていただくのは必然?!

カスクオークV プルミエ8

いえいえ、それくらいに感じてもらえるクオリティーだからこそプルミエグレードであり、厳しい基準を設けて原材料の選別をしている意味があるというものです。
よくあるのは、価格の抑えられたグレードは品質も劣る、という声ですがそれは全く違います。
品質やグレード管理などの基準は全く変わりません。
無垢の木材ですから、それぞれの表情や傷の有無、変色していたりあまりにも個性的すぎる(?!)場合があることから、それぞれのキャラクターに合わせてグレード設定をしているので、表面仕上げの品質や寸法精度には影響がないことをお伝えしておきたいところです。

その辺りは、またの機会にお話しする「節や色違いのある材料は質が悪い」という木材に対する偏見からきているのではないかと思うのですが、これはお施主様一人一人にお伝えしていくしか、理解いただくしかないので、ショールームにてグレードに関する説明などが長くなってしまいますがご勘弁を。

カスクオークV プルミエ7

そうでなければ反対に、「良すぎる」のお言葉はいただけなかったかもしれませんね。
あぁ、しかしながらやらせ(笑)ではないことをお伝えしないといけませんので実際をお伝えしておくと、今回はプルミエグレードであることもあり「良い」と感じていただけますが、実際はネイキッドグレードやセレクショングレードにおいても、同じお宅で弊社と他社のフローリングを貼り分けしていただいたところでは、「御社のものよりも他社のほうがきれいだった」と言われることもありました。

そういう場合は大抵は、急ぎのためにショールームに来ていただいていないお客様か、お施主様の選ばれたフローリングのグレードの特徴を施工の大工さんがご存じない場合です。
写真ややり取りにおいて、できる限りのことを伝えているつもりでも実際の木材の表情はさまざま。
よって、感じ方も様々で「きれい」の基準も違うのです。

だからこそ、大切なグレード基準のことをお伝えする時間を設けているのですが、今回は紹介させてもらった私自身もうれしくなる、プルミエグレードの貼上がりの「きれいさ」でした。
特に、クリヤーの浸透性オイルにて仕上げられたカスクオークに、窓辺からレースのカーテンを通して柔らかく差し込む日差しの明るさは、何とも言えない本来の無垢の木材の質感を感じられる至福の瞬間に思います。

カスクオークV プルミエ9


次回に紹介するのは、2階部分に使っていただいた同じくカスクオークですがUNIタイプのセレクショングレードですが、そちらも「1階もこれでよかったなぁ。」と言っていただいているのですが、いやいや、上記のように厳しい基準の中で一握りしかできないプルミエグレードですから、しっかりとお客様にも自慢していただいて(笑)、幅広で美しい木目を楽しんでいただきたいものです。

それでは、次回は2階部分のカスクオークUNIセレクショングレードをご紹介します!

カスクオークV プルミエ6


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