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臨時試験! 無垢フローリングのお手入れ 番外編

言葉の聞こえ方というのは凄いものですね。
「殺菌」と言われると、自然素材を扱っているものとしては、若干抵抗感を抱いてしまいます。
しかし、それを必要とする場合もある。
となると、実験するしかありません。

ということで、殺菌効果のある「液体」を使ってフローリングを疑似清掃してみます。

用意したものは、フローリング本体と殺菌溶液、そして水とウエス。

今回の殺菌溶液は水に希釈して使いますので、その濃度によって2パターンつくり、それとは別に「拭いた後にすぐ乾拭き」と「拭いてそのまま放置」、そして「オイル塗装そのまま」を用意し、全部で6パターンを比較することにしました。
まずは、どの部分に何をするのかと事後の変化がわかりやすいようにゾーニングをします。

実験7


そして、この各部分を清掃実験するための「洗浄液」を作っていきます。


実験6


500mlのペットボトルを使う場合だと、写真では非常にわかりづらいくらいの量の原液ですから、これだけの量を混ぜただけで殺菌できるという効果は、やはりすごいのだと思います。

下が出来上がった洗浄液。
洗浄液は、水でかなり希釈するので間違えないように一つずつわかるようにしていきますが、注意したいのはペットボトルを使用しているうえに、洗浄液が無色透明なので、誤って誰かが飲んでしまうことがないようにしないといけません。

実験5


さて、これを用いてウエスで無垢フローリングに雑巾がけをしていきます。
洗浄液をしみこませて絞ったウエスで、まずは一か所を拭いていきます。

実験4

若干洗浄液のにおいがします。
原液の説明には、直接皮膚に触れることのないように、ということなので手袋着用。
しかし、直接触れられないものでないと、やはり殺菌はむつかしいのかと考えてしまいますね。

実験3


少し入念に拭いてみて、そのウエスの拭き上げ面を見てみると案の定。(写真ではわかりづらいけど・・・)
そりゃそうだわね。
洗浄と殺菌効果を兼ねているわけだから当たり前ですが、ウエス表面にオイル塗装の成分と思われる黄色っぽい色が付着しています。

洗浄効果で若干オイルが拭き取られてしまった?
それも少しあるでしょうが、この場合はそうではない様です・・・

実験2


塗った後は、洗浄液が残らないように乾拭きをしていきます。
それとともに、乾拭きなしで洗浄液を乾燥させた場合も知るために、そのまま放置したものも作成。

さて、大きな変化は出るのでしょうか。
もちろん、そんなに大きな変化が出ないほうがいいのですが、実験としては変わらないのも面白くなく・・・・

いや、ちょっと複雑ではあるのですが今回は、試験データをとるためのものですから、きちんと結果は出てほしいと思っています。

オイル塗装は、洗浄液にどこまで耐えられるのか?
もしくは、洗浄液に対しての変化はどうなのか?

以降の様子を見て、お客様にお伝えしたいと思いますが、今回の様に自然素材が性質として持っていないもの(ひばやヒノキ他一部を除く)を求められる場面は少なくありません。
もちろん、人工的に性能を付加しなければ対応できないものもありますが、もし、天然素材に少しのスパイスを加える事でお施主様の要望に叶うのであれば、できる限りそれに近づけたい。

今回の実験もそうですが、次回に紹介する低光沢ウレタン塗装フローリングリフリーオーク・リフリーバーチシリーズもそんな想いから生まれたものなのです。


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臨時試験! 無垢フローリングのお手入れ 番外編

無垢の木材=天然素材。
できる限り、自然のまま使ってほしい。

実験9


どうしても、漠然とした「木の良さ」という事を考えると、そんな風に思ってしまいます。
私の様に、異常に木が好きな性格だから余計なのかもしれませんが、基本的に塗装せずに使いたいですし、多少汚れようがキズがつこうが自然の風合いが第一!と思ってしまうのですが、無垢の木材を求める人の万人に、その考えが共通するわけはありません。

昔から、無垢材のキズの修繕方法や汚れについては、必ず「問題」になるところでしたし、フローリングの塗装についても風合いを優先するべきか、それとも美観を保つための塗装をするべきか?ということを今でも質問されます。

塗装については、普段から浸透性の天然成分主剤の塗料を使って下さい、とお伝えしていますが、今回はその浸透性の塗料であるオイル塗装を施しているフローリングを、殺菌作用のある洗剤類で清掃しても良いかどうかというお問い合わせを頂きました。


難しい質問です。
いや、難しくないのですが決めつけることができません。
本当のところは、天然成分オイルで保護されている無垢一枚物フローリングに、殺菌作用のある洗剤を使うとなると「殺菌」の言葉のイメージが耳に着くからなのか、「使ってもいいですよ」とは言いにくくて困る。

えぇ〜、天然素材に殺菌?!ってなるわけです(汗)。


折角天然素材なのに(涙)、、、、と、もう「殺菌」という言葉に異常に反応してしまう。

しかし、今回は少し事情があってその「殺菌」をしたい環境であることと、殺菌効果のある液体を薄めた状態で使用する、ということで、お話をしているうちに私もそれがどの程度の影響があるのかを知りたくなってきました。

言葉尻ではなく、実際にその洗剤の影響がどの程度あるのか。
もうこれは、試してみるしかない!!
ということで、先の曖昧な回答から一転!緊急試験と相成ったわけです。

お客様の物とは同じではないものの、成分が同等の商品を使い「殺菌」がどの程度無垢フローリングの仕上げに影響するのか、ちょっと見てみる事にしました。
俄然やる気になってきた。

実験1



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ピュアラーチ、ひく手あまた

人気集中。

稀に起こる現象ですが、なぜか一時期に同じ木材に人気が集中し、在庫が不足することがあります。

現在も同じ状況で、ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢フローリングが不足気味です。
それも、普段は豊富に出荷することのできるネイキッドグレードが、極端に少なくなっています。

ピュアラーチ ネイキッドグレードUNI 2

本年前半から、問い合わせを多くいただいていましたが、年末のこの時期に来てもその人気は衰えずで、未だに在庫の少ない状況です。

ピュアラーチは、くっきりはっきりとした木目と独特な飴色に感じる色合いが印象的で、同じ針葉樹であるスギヒノキとはまた異なった魅力を備えています。
節のほとんどないプルミエグレードやセレクショングレードなどは特に、まっすぐ伸びる細かな木目を見ることが出来るため、整っていながらもダイナミックなスケール感を味わえます。
それもピュアラーチならではの、熟成期に入っている高齢木から作りだされるからこそできる物です。

ピュアラーチ プルミエグレード 一枚物

しかし、現在人気のネイキッドグレードは高齢木ならではの、年月を感じる大きな節や、大胆に突き抜ける白太のくっきりとした白さのランダムな印象が、針葉樹・広葉樹問わずにネイキッドグレードが求められる理由と同じなのかもしれません。

もちろん、同じ様に厳しい品質基準で選別されていますから、プルミエグレードからネイキッドグレードまで、グレードによる表情の差はあっても品質の差はありません。

自然の産物ですから、節の無い板を作る事は出来ませんし、同じ様に節のある板だけを作ることもできません。
今期は節の少ない板が豊富にできたため、原木の品質が良かった証拠なのですが、反対に節のあるネイキッドグレードが少なく、そんな時に限りネイキッドグレードに見積り注文が集中するのです。

どのグレードもまんべんなく使ってもらうことによって、原木のすべてが無駄になることなく活用されます。
こんな時だからこそ、豊富に在庫のあるセレクショングレードやプルミエグレードも検討してみてくださいね。
もちろん、予算との相談ではありますが、ネイキッドグレードにはない、木目と色合いの素晴らしさを感じてもらえるはずです。

ご検討には、もちろん在庫確認もよろしくお願いしますね。
荒れ地の中に、天然で力強く育ったピュアラーチの存在感。各グレードで是非感じて下さいね。
ネイキッドグレードは、来季の丸太分の入荷までしばしご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承下さいませ〜。

ピュアラーチ ネイキッドグレードUNI 1


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見えないカッコよさと、自分だけの楽しみ 〜高樹齢百年杉柾フローリングとピュアラーチオイル塗装フローリングのおうち 其の弐〜

前回百年杉柾浮造りフローリングはいかがでした?!

広葉樹無垢フローリングにも、一般的な杉や桧のフローリングとも全く異なる「柾目」特有の美しさを十分に見ていただけたのではないだろうかと思います。

さて、今回は同じお宅の書斎に近接する広々としたフリースペースに採用頂いたピュアラーチ無垢フローリングのオイル塗装UNIタイプを紹介しましょう。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード7

この独特な木目、わかるでしょうか?!
色合いは、実際肉眼で見るものとの差が大きくなりやすいのがピュアラーチの表現の難しいところなのですが、桧の静謐な感じとも、杉の活き活きとした感じとも異なる、キャラクター豊かな節のある表情だと思いませんか?!

それは、やはりピュアラーチの持つ樹脂分が多く関係しているのだと思います。
辺材部分、芯材部分ともに色差はあるものの、木目が樹脂分で浮き立っている様に見えることや、あめ色に見える事でまるで杉の浮造りフローリングの様な表情に近づくからではないかと思います。
そう、弊社の高樹齢古希杉浮造りフローリングの様に、「目鼻立ちのくっきりとした」表情です。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード10

勿論、節ありのネイキッドグレードですので、小さい節から大きな節、そして欠け節のパテ補修まで様々な節を含みますが、やはり通常の針葉樹フローリングとは表情が違うように思いませんか?!

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード1

それもそのはず、いつもお話するように現在針葉樹無垢フローリングで多く作られているものは、いわゆる「生産量が豊富な植林木」であり、国もどんどん消費するように進めているものが中心なので、先に出した古希杉フローリング尾州桧フローリングのような、高樹齢の原木から作られるものとは木目が全く異なります。
そうです、同じです。
ピュアラーチは、ただのラーチではないのです。
古希杉や尾州桧と同じように、高樹齢の原木から産出されるために、木目の細かなものが多くそれによって、普通の針葉樹とは異なるイメージを与えるのです。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード12

もちろん、グレード選別で殆ど節のないプルミエグレードや細かな節が若干入
セレクショングレードそしてこの今回採用頂いたこのネイキッドグレードと、グレード分けされているので、節を含む原木全ての表情を含むために、こんな部分もありますが、それも含めて全てがピュアラーチ!!

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード5

百年を優に超える樹齢を数えるピュアラーチの原木ですが、その原木が生まれた当初の、そう赤ちゃんがグングンと成長する時の力強い節の出方を示す、「幼少期」の様な部分ですね。
この時期があるからこそ、金褐色とも言われる艶と高樹齢針葉樹特有の優美な木目を併せ持つピュアラーチができるのです。
なんや、芯やないか!なんて言っちゃだめですよ。ありがた〜い部分なのですぞよ。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード2

私の写真の腕前は半人前以下なのは、いつもの巨樹写真でもご覧の通り(汗)・・・
今回も、何とかうまく撮影しようとは思うものの、上手に肉眼で見ているピュアラーチの美しい色合いを100%表現出来ているとは言いづらいのが残念なところ。
若干赤茶色っぽく見えますが、実物はもっと綺麗に・・・
といいたくなるほどの貼り上りなのは御理解くださいね。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード6

実際のところ、オイル塗装を施してある事で無塗装よりも一層しっとりとした感じが強くなり、ツヤがある様に見えるので、少し色濃く見えているということも理由の一つですが、しっとり落ち着いた感じが白い建具材や壁紙とも違和感無く調和しています。
壁や建具のすっきりとしたイメージと、フローリングの節や色違いによる不規則な表情がバランスよく建て物の空間作りに役立っていると感じます。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード12


そしてもう一つ、ピュアラーチや前回の百年杉柾フローリングは針葉樹です。
針葉樹はフローリングには「やわらかい」として、フローリング選びはどうしても硬めの広葉樹に目が向きがちなお客様も多いのですが、針葉樹の良さは柔らかいからこそ得られる足触りです。
硬い、と言われる広葉樹もキズは必ず付きます。付き方が異なるだけです。
だったら、足触りにも気持ちを向けてみてもいいのではないでしょうか?!
合板フローリングの様に、一見しただけで違いがわかる様なとびぬけた「性能」として表示することはできませんが、特に子どもさんであれば有無を言わせずに寝ころんでくれるはず?!
それが木の床の大きな特徴なのですから。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード11

こちらのお宅は実は、建築士さんがデザインや設計に関わっていらっしゃったらしく、内部の他の部分が紹介できないのが残念な位にかっこよく、すみたくなるおうちでした。
ピュアラーチのネイキッドグレードがあると、どこかナチュラルテイストな雰囲気かと思いきや、吹き抜けでとても明るく、広々としたスペースがありオシャレな空間配置も伴って、洗練された建築に驚きました。
しかし、何より驚いたのはその間取り。
住宅初心者ではないにもかかわらず、騙されてしまいました、私。
先にもいった通り、とても広々としたフリースペースや開放的な吹き抜けのあるリビングと、そこに通じる一体的なエントランスと屋外デッキという風に、どこをとっても閉鎖的イメージがないのに、実はきっちりと家族のスペースや水回りは分離されて、「隠されていた」のです。

私も思っていました。
収納や物を置く場所はどうされるんだろう?個室は無くてもいいにしても・・・と。
それがどうでしょう。さすがに建築士さんの妙を感じました。
実は私が見学していたスペースの奥に、きちんと視線から外れるように広々としたウォークインの収納スペースがあり、そこを通じて水回りと更に寝室にアプローチする仕組みになっていたのです!
これは、本当は写真で見てもらいたい位ですが、弊社の施工事例ではないのであしからず・・・・
オシャレな家は住みにくい。
そんな勝手な想像をはるかに覆す出来に、思わず参ってしまいました。
外観のカッコよさと内部の仕掛けのカッコよさ。
そしてその中にある「引きこもり(笑)スペース」。素晴らしい、羨ましい構成でした。
お腹一杯の見学、満足でした。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード8

お施主様曰く「家は3回建てなければ満足いくものは建てられない、といわれるのですが私も妻も、今まで見てきたどの家よりも自分たちの家を気にいっています」とのこと。
素晴らしいコメントです。
私は自宅を未だにいじりたいですが・・・・むぅぅ〜・・・

また、そのお気に入りの邸宅に、弊社からの材料を採用していただけたこと嬉しく思います。
これからも経年変化を家族とともに楽しんで、仲良く暮らしていってくださいませ。

さて、最後にいつものアンケートを掲載して終了したいと思います。


・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)

 メールの返答やサンプル送付が早く、また質問にも丁寧に回答いただき安心しました。自分の選択した木材をより使ってみたくなりました。

 

 

・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)

 

優しそうな印象を受け、実際に話してみて穏やかなイメージのままの人柄だと感じました。初対面でしたが、色々な話が出来て嬉しかったです。

 

 

・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)

 

写真だけでも素晴らしさは伝わってきました。実物はもっと素晴らしかったです。

 

 

・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)

 

足触りと木のぬくもりを求めて選択しましたので、想像通りの木材で自分の家に選んで良かったと思います。貼り上がりに関しても、見た目からして満足の行く仕上がりでした。

 

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。

 

柾目のうづくり、そして柔らかな木材を探しており、その要望にマッチする木材(百年杉)と出会えたからです。

 

・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。

 

木材と家財(テーブルやソファなど)の組み合わせ写真が多くあれば、新築を考える際の参考になりやすいかもしれません。


K様、この度は有難うございました。
また、経年変化の具合を拝見に伺える日を楽しみにしております。

ピュアラーチ(TENKARA)オイル塗装ネイキッドグレード3


・ピュアラーチ幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ピュアラーチ幅広無垢一枚物フローリングセレクショングレード施工写真はこちらから

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見えないカッコよさと、自分だけの楽しみ 〜高樹齢百年杉柾フローリングとピュアラーチオイル塗装フローリングのおうち 其の壱〜

記事にするのに、少し時間が経ってしまった…と悔いるのも慣れてきた・・・わけではありません。
その辺は大人の事情で・・・・・

言い訳は早々に切り上げて肝心な本題!
昨年に納入させてもらったお宅の完成写真を撮影にいってきた報告をしておきましょう!
このたび採用いただいたのは2種類!
いっぺんに見るのはもったいないので、ひとつずついきましょう。まずは一番最初にお話をいただいたこちら。

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 1

弊社にて、お施主様にとっても喜んでいただいている普通じゃない杉フローリングである、高樹齢杉柾浮造りフローリングです。
樹齢100年以上(多くは120年位)の杉の大径木からのみ生み出される珠玉の杉フローリングです!!

しかも、ただ大径木ならいいわけではありません。
木目が適度に細かく、そして色合いが美しいものだけが、この伸びやかな杉柾フローリングになることができるのです。

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 4

以前にも、波のうねりを演出するようなシーリング(天井)材として、この杉柾を活用いただきましたが、木の表情が個性的な板目では表現できない、さわやかな美しさがあります。

この美しさは、大きな原木だからできるという、単純なものではありません。
大きな原木のうちで、木の素性がよく木目の通ったものを、天然乾燥という時間のかかる丁寧な方法で乾燥させることによって、製材当初から色合いがよく、さらに施工後の年月によって杉のもつ脂分によって少しづつ、より深い色合いへと変化していく楽しみがあります。
杉で大きければいい、というものではないのです。

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 6

しかもしかも、ただの杉柾ではありません。
木目が細かすぎてわかりにくいと思いますが、フローリングの表面には細かな凹凸があります。
そう、浮造り(うづくり)です。
杉の素材は、成長の時期によってやわらかい部分と硬い部分が交互に存在し、年輪をかたどっています。
その年輪の柔らかな部分を優しく研いでいき、足に独特な触感を与える凹凸を作っているのです。
しかし、ただ凹凸を作るだけではありません。
浮造りは天然乾燥の杉の木目をより際立たせるだけではなく、杉の持つ脂分を表面に引き出してくれるので、じっくりと天然乾燥させた百年杉柾のポテンシャルを余すことなく感じることができるのです!

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 3

今回採用いただいたのはつなぎ目のあるUNIタイプですが、もちろん長さの長い長尺材も産出しやすい針葉樹ですから、一枚物もラインナップしています。
一枚物は途切れのない木目が特徴で、つなぎ目の目立つ広葉樹板目フローリングの場合はご予算が許す限りは一枚物をおすすめしていますが、杉柾の場合は木目の細かいこともあり、つなぎ目があることによる不規則性がまた、心地の良いリズムである「1/f(えふぶんのいち)ゆらぎ」を強調してくれているようにも感じます。

今回施工していただいたお部屋は、いわばご主人の隠れ家(笑)。
ここは俺の城!ばりに、羨ましい書斎スペースになるのです。
いやぁ、私も子供のころは夢だったなぁ、書斎。
大きくなくてもいいんです。
少々の好きな本と、好みの音楽とステレオ。そしてくつろげる空間。
私は実現することができませんでしたが、ここにはそれがあるのです。
いやぁ、うらやましい。

柾目のフローリングで、弊社の杉柾浮造りフローリングにたどり着いていただいてよかったです。
本当に特別な空間になったことと思います。
モッタイナイながらも、人に見られることは無いカッコいい空間。
奥様とも仲良くしながら、存分に「引きこもって」くださいませ(笑)。

引き続き次回は、黄金の輝き「ピュアラーチオイル塗装フローリング」の登場です。
お楽しみに。

高樹齢百年杉柾浮造りフローリング 5


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・高樹齢百年杉柾浮造りフローリング、一枚物の施工写真はこちらから
・その他の記事掲載無垢フローリング一覧はこちらから

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ピュアラーチ幅広無垢一枚物フローリングで床リフォーム完成


なんということでしょう!!冷たくて立っていることも辛かったリビングの床が、温かなピュアラーチの床に大変身・・・・

ちょっと大袈裟に始めましたが、例のBGMが欲しい位に、まさしくそんな感じの印象です。
あぁ、こういう雰囲気があの手の番組でほっこりと映るんだなぁ・・・と妙に納得自画自賛の仕上がりとなったお客様宅を訪問しました。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 10

採用して頂いたフローリングは「ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング」のセレクショングレードです。
ピュアラーチの持つ金色といってもいいくらいに綺麗な木目が、「なんということでしょう」的な美しさです。

この針葉樹独特の早材と晩材(木目の色の濃い部分と薄い部分)の色の差がもたらす木目は、広葉樹無垢フローリングでは味わえない、いわば針葉樹の特権!
しかもスギヒノキでは少し赤茶色く感じる晩材といわれる木目の濃い部分も、ピュアラーチでは金褐色(あえてこう呼ぼう!)と形容したくなるくらいに輝いている様に感じます。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 3

冒頭にある様に、ショールームに来ていただいた最初のご希望が「無垢のフローリングであるにもかかわらず足元が冷えて仕方がない」という状態の改善だったので、樹種選定には比較的柔らかめの樹種が頭に浮かぶのは当然のことなのですが、やはりそこで問題とされるのが「傷がつきやすい」と言われること。
これはショールームにおいては必ずといっていいほど話題になることです。
「そりゃ無垢のフローリングには傷はつきものですよ!」なんて言うのは簡単ですが、折角気にいって選んだ綺麗なフローリングにすぐにボコボコと傷がついていく様を想像するのは誰だってイヤなものです。
そういう私ももちろん、自宅のフローリングが貼りあがった時の綺麗さと満足感に、「キズ厳禁!!」と、いつもショールームでお話する「キズはつきものです」なんてよく言えるな・・・と自分で感じるほどに心配になったものです。
説明する立場の私でもそうなのだから、お客様はなおのこと心配なハズ。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 12

それでも、ご友人宅で味わった針葉樹フローリングの踏み心地と、その温かみすら感じる木目に心惹かれていた様子だったこともあり、ひらめいたのがピュアラーチ。
普通は、「温かい針葉樹」とくるとスギかレッドパインを先ずお勧めするのが一般的。予算的にも負担が少ない場合が多いですし、近年のスギフローリングの良い部分のイメージの浸透具合はとても深いですから、「では、スギのフローリングでいきましょう!」といってしまいそうなところですが、お話を伺っていると雰囲気としてはスギよりもレッドパインに近いけれども、レッドパインなら良いかというとそうでもなさそう・・・
針葉樹の柔らかな印象を持っていて節がそこそこ美しくて、なおかつ傷がつきにくく目立ちにくい樹種・・・
うーん、無理!!!と言ってしまいそうなところですが、そこで登場するのが今回の真打であるピュアラーチ。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 2

ラインナップには節をほとんど含まないプルミエグレードから、針葉樹独特の節の雰囲気を存分に味わえるネイキッドグレードまでそろっているうえに、厳しい寒さの中ゆっくりと育った天然林から産出(日本での唐松は殆どが植林)される、年輪の細かな原木から気取りされた木目はとても美しく、さらに、針葉樹の中では重厚な部類に入る堅牢さを持っているために、スギのようないつの間にか傷だらけというような傷のつき方にはなりにくいことがまさしく、今回のご希望にぴったり!!という事で、後はピュアラーチの魅力を情熱的に伝えるのみ!!!

殆ど私の好みと聞いていてもわかりにくい蘊蓄も交えておすすめしたわけですが、施工後は結果的にフローリングに対して希望されていたことを概ね満たすことができたようにうかがって、どこか自分の息子を褒められているようで、満足頂いたことに少し恥ずかしいような今現在です。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 4

しかも今回は弊社のほど近くにお住いだったためにフローリング施工工事まで弊社にて請けさせていただいたので、もうこの記事は自画自賛もいいところ・・・・・

そんなフローリング施工でしたが工事が終わり、床の養生板を取り外した私は少し目を疑いました。
あれ?!これは4mの原木から作られたものがたまたま一列に並んだの?!、と・・・
フローリングの長さのサイズは1820mm。でもそのつなぎ目を見た時、一瞬木目が繋がって一枚のフローリングの様に見えたのです。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 11

こんな感じに・・・(因みに2枚左隣もそうです。)
実はこれ、大工さんがすべてのフローリングのケースを開梱し、並べなおしたときに木目や色合い、節目の出方などで順番を振り分けていたために、一枚ずつ施工する際に、なるべく長手方向の木目が途切れるような印象のない様に、わざわざつながりを見て貼り込んだからできた職人の気遣いなのです。
そんなことやってるから、施工予算が・・・・
最終計算すると、心配どおりえらいことに・・・・・(涙)

しかしながら、お客様ご主人も薄々この続いているはずがない木目の連続に、もしかして?!と大工さんの気遣いに気づいてくださっていたそうで、その点も喜んで頂き、私も嬉しい位の貼り上りで最終的にはそれでよし、だったのですが。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 13

アンケートの中にもあるように、冒頭の床の冷えはとても辛いものだったらしく、直前まで他社さんで施工されたメープルのウレタン塗装の綺麗なフローリングが施工されていたものを、わざわざ貼り替えるという作業だったわけですが、断熱材を施工して床下からの冷えを緩和し、なおかつ木肌の質感を感じることが難しかったウレタン塗装のフローリングから無塗装のピュアラーチフローリングに替えることで、冬本番の前ではありますが本日現在までは快適にお過ごしいただいているようで、フローリングに満足いただいたことと、断熱を提案して施工させて頂いた甲斐がありました。

もちろん、メープルのような広葉樹のフローリングが冷たい、という事ではありません。
何度も書いているように、木は本来温かみのある素材です。そして比較的重硬な樹種は冷たく感じるのも事実ですが、冷たく感じた次の瞬間からは次第に冷たさが和らぐはず。それが体温を奪われにくい「木から感じる温かみ」であり、弊社が素材を無塗装で提供している所以です。

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 1

もちろん、ウレタン塗装をしなければ反りや寸法変化の心配が大きくなります。
しかし、元来とっても暴れん坊な性格のピュアラーチでも無塗装で紹介できるのは、それだけ乾燥や製材にこだわっているから。
だからこそ、このような惚れ惚れする美しい黄金の輝きが生まれるのです。

おそらくは、これからもっともっとお日様の光を受けて深い色合いになってくるでしょうし、お子さんのおもちゃの傷も増えることでしょう。
それは住んでいるご自身が日焼けし年齢を重ねて変わっていくように、同じようにその時間を共有し変化していくのが無垢のフローリングです。
かわいいお子さんが成長し、フローリングの色の変化や昔付けたキズの事を思い出す日が来るとき、その時こそ、ちょっと奮発したけれどピュアラーチフローリングを選んでおいてよかったな、と思って振り返っていただけると嬉しく思います。

N様、お仕事忙しいところ工事中ご不便をかけました。素足で過ごしたくなるようなリビングで、これからも家族仲良く健やかに過ごしていただけますように・・・

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 5

・今回施工頂いたピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢フローリングUNIネイキッドグレードオイル塗装施工写真はこちらから
・その他の弊社取扱い無垢フローリングはこちらから
・弊社へのお問い合わせはこちらから

広い面積では目立たないものの、セレクショングレードにも若干の小節や色差などが含まれます。
下の写真を参照してください。

源平(赤味と白太)

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 6

指先大の節

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 7

白抜け部

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 8

ピュアラーチならではのフローリング表面への樹脂の析出

N様邸ピュアラーチフローリング施工写真 9

最後にいつものアンケートを掲載いたします。
いつも言いますが、決してやらせでも脅しでも(笑)ありませんので、ありがたいお言葉として掲載させていただきます。
因みに、ご意見いただいております新しい弊社のページは来春にアップ予定ですので、もうしばしのお待ちを・・・
お世話になりありがとうございました。


アンケート

 

・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)

迅速で、かつ細やかなご対応を頂きました。

 

・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)

知識量がすごい、というのが一番強い印象です。私が1つを質問すると10で返してくださるという感じです。もちろん素人の私にもわかりやすい説明をして頂きました。

底冷えも解消したいという希望があったのですが、断熱材選びでも、真剣に選んでいただき、感激でした(11月時点、断熱材の効果はバッチリです!)。

10畳という狭くまた古いLDKのリフォームの依頼でしたが、きちんとご対応いただいて、とても良かったです。平日は夕方以降でしか都合がつかない所を、こちらの時間に合わせて打合せ等していただき、助かりました。また家族全員が理解・納得できるように、繰り返しご説明を頂きました。

 

・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)

インターネットの記事については、興味深く拝見しましたが、どこまで自分が理解できているのか(笑)

画像を見てフローリング選びの参考にさせていただきました。それよりも、戸田さんの知識や木材への想いが綴られている記事を読むにつれ、私の希望をお伝えしうた上で戸田さんのオススメしてくださる床材であれば、きっとどれも満足できるのではないかという思いのほうが強かったです。実際、施工後もとても満足しています!

 

・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)

私の

唐松を貼っていただいたのですが、とても良かったです。私の希望は「黄色みの強くキズが目立たなそうなもの。暖かみのあるもの」という希望があったのですが、すべてに応えてくれていると思います。

まず見た目では、茶トラの猫を思い出す木目で、ほんわかとしたやさしさのある表情をしています。そしてこの床全体に広がる木目のおかげで、小さなキズは気になりません(施工後1ヶ月ですが、子供によって既に傷だらけです、笑)。

また施行いただいた大工さんの技やこだわりも見ることができ、毎日過ごすリビングだからこそ良いリフォームをして頂き、本当に良かったです。

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。

以前、他のリフォーム店で失敗した経験から、早い!安い!のリフォームよりも少しぐらい時間とお金がかかってもよいので、良いリフォームにしたいという思いがありました。無垢の床を選ぶにあたって知識面等で信用のできるところを探していたところ、戸田工務店様のホームページを見つけ、実際にお話を伺い、こちらに頼もう!となりました。

 

・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。

リフォームにあたっては、特に希望はなく、何も問題はありませんでした。

強いて言えば、ホームページはブログ形式なので、それとは別に、取り扱いのある、木ごとの特徴がまとめられたような、総合的なホームページがあるほうが、一般的にわかりやすいのではないかなと思いました(過去のブログを遡らせることに意図があるのであれば、別にこのままで良いのですが)。

 

 

2014.11.10 N



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

木を活かした木造住宅


前回の「調査」の記事を思い出すきっかけとなったお家の見学に行かせていただきました。

木を活かした住宅 9
























ワオ!!
自分で納材しておきながらも、仕上がった状態にびっくり。
玄関を開けてすぐのこの存在感に、きっとお客様も驚くことでしょう。
赤く強くその存在をアピールしているのは、「カリン」の上り框(あがりかまち)です。
当然、無垢の一本物、つなぎ目も貼り合わせもありません。正真正銘の無垢材です。

カリンは紫檀や黒檀、タガヤサンなどとともに珍重される木材で、床の間材やフローリングなど多くの建築に利用されている木材で、紫檀とはまた異なる、独特の甘い香り(私は熟成したボルドーワインにこのカリンの材の香りを感じます。テイスティングノートに一人「カリン香」と書いているくらいに好きな香りです。)が漂います。
その上り框に接しているのは、おなじみの「板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング」です。

また、視線を正面に向けると綺麗な節の並ぶ壁面が。
念のために言っておきますが、最近は壁紙でもかなり精緻な木目柄があるので、来客された方は一瞬「木目のクロスか」と思われるかもしれませんが、これもきちんと無垢の一枚物の木材です。
後に紹介する「ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物羽目板」が、太陽の光を受けて黄金色とも思える様な、独特の輝きを放っています。
もうこれだけで、木の家満喫!!

といわずにリビングへ。

このお家の床は全て板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングで仕上げていますので、お家の中にいる間中足の触れるフローリングは全て無垢の一枚板、ということになります。
贅沢ですねぇ・・・

木を活かした住宅 1














通常、無垢のフローリングというとウレタンコテコテ塗装仕上げの9cm程のたて継ぎ(長さの短い木材をつないだもの)フローリングが主流ですが、この板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングは、植物オイル仕上げ。
しかも、13cmという幅広の、しかもつなぎ目なしの一枚物のフローリングです。
その存在感と足触りは格別です。
手で触りたくなりますよ!

木を活かした住宅 2








 無垢の木材は全て同じ柄ではありません。また、余すところなく木を使わせてもらうためにも、一部分に変色したものや、節、色違いを含みます。










とはいえ、こんなのもあるんですから、本当に表情豊かですね。
外観を美しく装ったものにはまねのできない、本物の無垢木材です。

木を活かした住宅 3
























さて、無垢なのは足元だけではありません。
頭上には、金色の流れる雲が浮かぶようです。

木を活かした住宅 12














これも、玄関の壁と同じく「ピュアラーチ(TENKARA)幅広無垢一枚物羽目板」です。
天然唐松の特徴は、その樹齢の高さとそれによる杢目の美しさ、また、厳しい寒さにたえてきた事を物語るような目の細かさ。
時が経つごとに深い色合いになっていくことで「金褐色」に変するとも称されるくらいに色合いの美しいのが特徴です。

それとともに、ごっつい存在感を醸し出しているのが幅広無垢一枚物フローリングもご用意する「国産栂(こくさんつが)」の大梁です。

木を活かした住宅 4














現し仕上げの梁は全て国産栂を使用しています。
それも、どの梁を見ても相当な大きさ。家の構造を支える期待に十分にこたえうる素材であることは一目瞭然ですね。
この国産栂も、非常に樹齢が高い天然林からの産物ですので、細かく優しい杢目が落ち着きを感じます。
力強いピュアラーチとの相性も予想以上にグッドです。

木を活かした住宅 5
























見どころ満載のこのお家。
この角度の写真ではわかりませんが、もうひとつポイントがあるんです。
それは、長時間奥様の目に映るであろうキッチンのカウンター。
そこに鎮座するのはこれ。

木を活かした住宅 6







 でん、とかまえるその姿。このお方こそが桧の中の桧、「木曽桧(きそひのき)」であーる。













木曽桧には、様々な社寺建築の御用材として使われている成長の緩やかな木があります。
優しい香りと、節板の場合には手の平ほどの大きさの赤い節が入るのが特徴です。

木を活かした住宅 7
























こんなカウンター、無垢調(むくちょう)では真似できないですよね。
淡いピンクと白の表情は、目に優しくありながら一目で本物とわかる存在感を出しています。

木を活かした住宅 11














なんとも贅沢なお家です。
壁はクロスのところもありますが、床やカウンター、そして現し梁が無垢の木の家を十分に感じさせてくれます。
また、和室以外は見えない部分で残念でしかたないですが、このお家、構造材も全て無垢の木材です。
土台と柱には桧を使っています。もちろん、集成材ではありませんし、和室の柱も本物の桧の柱を、大工さんが鉋(かんな)で仕上げたものです。
全てが木や自然素材ばかりだと、かえって窮屈になる場合もあります。そうではなく、木を活かして上手に使えるようになると、限られたスペースや限られた予算でも木を使う余地はあると思います。

適材適所に木を使ってもらう事も私の仕事。
このお家に入られるお客様は羨ましいですね。これだけのものを使っていて、決して目をむくような価格ではありません。
そのあたりは工務店さんの気慨(木甲斐)の現れですが、その一部をご紹介しておきます。

木を活かした住宅 10














見学会用の説明版です。
綺麗に飾られていました。お客様にもわかりやすく、木の特徴と良さを表していると思います。

木の家。
一口に言っても様々な木の家がありますが、私にとっての、いや、やはりお客様にとっての木の家はこうであってほしいと思うようなお家になっていました。
前回の木造住宅を嗜好する方は、こういった住宅を手にしてもらいたい。その中で、木の家にしてよかったね!といってもらいたいものです。

木を活かした住宅 13

























板屋楓幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
板屋楓幅広無垢一枚物フローリングプルミエグレード・セレクショングレードイメージはこちらから

このお家を建てられた大阪府茨木市の工務店、橋田工務店さんへはこちらから



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