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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜さらに樺(カバ)を知る〜 

植物は多種多様で、同じ種類でも細分化されているものや、仲間なのに大きく質感の異なるもの、又はややこしい名称がつけられているものなど、多岐にわたって楽しいと思えるようになれば相当なものですが、やはり予備知識がないとなると厄介にも感じられます。

もしかしたら、カバもそうなのかもしれません。
そして、そこが反対に言えば利点で「カバ桜」なる名称が生まれた理由も含まれるのかもしれません。
「カバ桜」の記事で、材質が似ていると言われることや樹皮も似ていることをお伝えしました。
また、カバの名称の由来にも触れましたが、カバと総称される樹木の中にも様々な種類があります。


先ずはカバの筆頭ともいうべき存在の「マカバ」から。
その名称は、発音からも想像できると思いますが推察するに「真樺」=「本当の樺」もしくは「樺の中でも優れている樺」という意味合いだと思われます。
ただの「カバ」ではなく「マカバ」というにはそれなりの根拠があるはずですが、本当の理由は定かではなく邪推の域を超えません。
しかし、広葉樹の本場であり樺の優良材を産する北海道においても「マカンバ」(北海道ではカンバと呼ばれている。これが転訛としては正しい?!)と称されているので、やはり木材流通上では非常に重要な名称だったのでしょう。

マカバ・ミズメ 框材


うちの原木、原板はマカバ(マカンバ)だから非常に優良だ!、という材木屋のイメージ戦略なんでしょうかね。
もちろん、そうやって仕分けされるほどの用途の違いや求められる質があったことを理由に呼び分けれらることが習慣となったのかもしれません。

ちょっと脱線しますが、木材の業界ではマカバをはじめとして他の樹種でも同じ傾向で呼ばれるものがあります。
そういえば、サクラも「マザクラ」と言われますし桑も「マグワ」と称されるものもあり、どちらも得意な用途があったり、材としての評価が高いことから類似の樹種が用いられることと区別するために「マ」の文字を接頭語としていると考えられます。
弊社に古く入荷していた材も、単純な桜表記のほかに「眞櫻」もありましたし、櫻とされていてもウワミズザクラやシュリザクラが混じっていることもありました。
そして桑の場合は代用品として「メグワ」がありますから、それに対しての「マ」なんだろうと推測できます。


そんな推測も他の理由があって、木材業界ではマカバ(マカンバ)やカバという名称が一般的ですが、植物としての名称では「ウダイカンバ」が一般的。


マカバ・マカンバ・ウダイカンバ


そのため、ウダイカンバとしての記述はあってもマカバの名称の記述は見る限り見当たらないのです。
木材業界にいて、何も知らずにマカバ表記とウダイカンバ表記が並列していれば「似てるけど、見分けつかないなぁ・・・」と思われていることでしょう。
見分けられるはずない、同じなんだもの・・・
業界ではマカバと称している樹種は、樹木としてはウダイカンバが一般的。
だから、どんな文献でもウダイカンバを基本として書かれているように思います。

さて、ここで問題。
このウダイカンバの名称。
どうして「ウダイ」なのか・・・


こっちの方は「マカバ」とは異なって、きちんと明快な理由があります。
さぁ、それは何?!

次回までの宿題ですよ。
ググったらあきませんよ。
次回、そのお話からマカバ・ウダイカンバに焦点を当てましょう。


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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜さらに樺(カバ)を知る〜 

今日からはカバ桜改め、カバのお話(笑)。

サクラの名前を借りるのではなく、カバ本来の魅力をお伝えしたいと思います!

前回までのカバ桜はご理解いただけたでしょうか。

カバ桜7

独特な桃色(と見える!)〜薄ピンクと言われるような色合いを持つ「カバ桜」は、本家のサクラ(桜)よりもサクラっぽくて、私も何も知らなければこれを木材となった桜だと思うでしょう。
でも、これだけきれいな色合いなんだからわざわざ桜を名乗らなくてもいいと思うのですが、その辺は商売上のイメージ戦略。
私が一番苦手としているところですね(汗)。


どうしても、樹種そのものの個性や特徴的なストーリーをお伝えすることに集中してしまうので、イメージ戦略というものは後回しにしてしまう悪い癖・・・
しかし、今回からは桜の名前を冠せずとも、十分に魅力深い樺(カバ)の世界をお伝えしたいと思います。


樺(カバ)についての大まかなことは、ロシアンバーチ(カバ・樺)無垢一枚物フローリングの記事にて取り上げていますが、今でこそ様々なところで見られるうえ、カバ桜のような名称でも知られるようになりましたが、ほんのふた昔前までは「バーチって何やねん?!」と、殆どのひとが訝し気に感じていたものでした。


ロシアンバーチ幅広無垢一枚物フローリング 2


しかし北国での美しい白樺並木や、あの有名な鵜飼いにも関係していると知れば、おそらく一気にカバ材は身近なものと感じる事でしょう。
そうです、カバの生息地としては比較的冷涼な地が多いことと、古くから有名な産地が北海道を中心とした北国であることから、特に大阪ではなじみがなかったのかもしれませんね。
北海道の広葉樹を語る時、避けては通れない(と思っている)樹種であるカバ。
その理由は、カバ材を分かりにくくしている名称とも関係しています。

名称については、もうカバ桜だけで十分だ!と思われるかもしれませんが、北海道で使われてきたカバ材の名称が多岐にわたることは、やはりそれだけ材質や用途を考えられてきた証拠だと思いますし、取引や売買に関して重要なイメージを担っていたのではないかと思うのです。

その証拠に、北海道以外では一般的ではない「メジロ」という名称や、ただのカバではなくわざわざ「マカバ」という名称を用いることなど、意図的に区別していることを端的に表しています。
考え方によると、カバ桜と同じように古くから有用な木材であったカバを細分化した隠語としての名称だったのか、もしくは少しでも優良だというイメージを持たせるための、イメージ戦略と同じだったのか?!

おぉ・・・カバよ。お前もか・・・的な(笑)。


いや、もちろんカバが悪いわけではなくて人間のつごうなんだけど。
そんなことせずとも、私にとってはこの美しいさざ波の様な木目と少し荒っぽい芯材のコントラストだけで十分なのになぁ・・・・

カバ耳付き1


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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜カバ桜を知る〜 

混同される理由その2、材の性質。

フローリング屋さんのカバ桜の紹介を見てみると、どこも「硬くて磨り減りにくいのでフローリングにぴったり」と書かれています。
実際、樺の中でマカバやミズメ等の材は敷居材として利用していたこともあるものの、敷居材としての用途で大工さんのなかでも有名なのはやはり「サクラ(桜)」。

サクラ 敷居材1


サクラは磨り減りにくいことから、同じ用途での度重なる使用を目的とした用途(版木など)に用いられた歴史がありますが、ことさら敷居という用途については「滑りが良い」という特性を活かしてきた、と教えられました。
敷居と言えば、ドアや引き戸の下にあるもの。
バリアフリーという言葉が普及する以前は、部屋を仕切る入口の床部分には必ず敷居がありました。段差があったわけですが、バリアフリーという言葉とともに、現在は敷居が見られなくなり、桜が活躍する場であった「引き戸の敷居」の用途もほぼ消滅・・・

和の建築では、障子やふすまがあります。
それら引き戸は、枠となる敷居の上を滑ることで開閉をするのですが、滑りが悪いと開閉がしにくい。
しかし、滑りすぎると敷居が磨り減ってしまう。
その相反するような課題にぴったりだったのが桜。

磨り減りにくくも滑りが良いということで、敷居といえば桜材でした。

現代では、敷居に使えるような桜の材自体の流通量が少ないこともあり、南洋桜(桜ではない赤色の樹種)で代用されることがあります。
しかし、それを見ることも少なくなりました。
僅かにみられるのは、桧の薄い単板をはりつけた集成材の敷居の表面層に仕込まれている「サクラ」として位。
そう、桧の薄板の下に見えている薄赤い部分(巾方向に数mmの厚みが通っている)が「サクラ」と呼ばれている部分。

もちろん、日本のサクラではなく海外の木なのですが・・・

樺材も確かに緻密であるものの、敷居に求められる滑りやすさではやはり桜だと思いますね。


桧貼 集成敷居材


混同される理由その3、ミズメ桜

カバ桜と並んで誤解の多いのがミズメ桜。
またややこしいのが出てきましたが、これも樺材です。
ミズメという樹種の皮や材質が似ている、ということでその名がついているのですが、もちろん正式名称ではなく通称名です。

おそらく建築用木材業界発祥なのではないか、と思うのは上記の敷居等の用途として桜の代わりに使われたから。
昔、疑問に思って「カバじゃなくてミズメなんですか?」と聞いた大工さんのお話では、「そら、敷居はミズメやで!」とおっしゃっていました。
ミズメの方が硬いから、ということ(個人差と個体差あり)だけでその他の理由まで詳しく聞いていませんでしたが、ここでも桜の代用材としての樺材の側面を感じることが出来ます。

硬い、といってもいろんな硬さがあって、マカバの方が硬いという文献もありますし、加工をされている方はそう感じる方もおられるようです。
しかし、以前の道管実験でわかるように、木材は同じ樹種でもその細胞の形成でまったく性質が異なるので、もしかすると、敷居にちょうど良い寸法や長さ、硬さが調達できるものがミズメだったのかもしれませんし、マカバはその名の表記である「真樺」の通り、性質優秀な真の樺なので敷居以外の用途に使われていたために、木材業界に多く流通したものがミズメだったからなのかもしれません。

後述しますが、樺材自体が寒冷な地域に多い中でミズメ材は南方にも分布していたために、広く入手可能だったことも理由の一つかもしれません。

ミズメ乾燥角材1


サクラとカバが木材として混同されるのはこれらの理由からかと思いますが、確かに似た用途として用いられることが多かったようです。
とはいえ、サクラはサクラでカバはカバ。
カバにはサクラに決して劣らない魅力を備えています。

これからはカバ桜ではなく、「カバ」を指定してもらえるように近いうちに「樺(カバ)特集」としてもう少し本当のカバ材を掘り下げていきたいと思います。


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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜カバ桜を知る〜 

いつも通り前置きが長いシリーズになってしまいました(汗)。
弊社ショールームに来ていただいて「カバ桜」の名称を聞いたとき、もしくはメールやお電話でのお問い合わせで「カバ桜フローリングを検討しています」というお話しを頂いた時には、前回までのようなお話を長々とするのですから、私も疲れるしお客様も聞きつかれるはず・・・

ということで、カバ桜の正体を今回は突き詰めていきたいと思います。

ここ数年で、無垢フローリングの名称を「カバ桜」とされているなかでも、商品解説の部分で「植物学的にはカバ材(バーチ材)で・・・」と表記されているところが多くなりました。
そういわれても、植物の事に精通していなければサクラとカバの違いなど判らないので、やっぱりイメージ先行になってしまうでしょう。

カバとサクラは見た目や雰囲気が似ている、と言われます。
だからカバ桜なんだと・・・
うむ、これも一つかもしれません。
でも、比べてみて似てるかなぁ・・・・

サクラOPCボード

サクラ OPCボード

カバ(ミズメ)OPCボード

カバ(ミズメ) OPCボード


サクラ材とカバ(ミズメ)材の比較。
はっきり言って、私は全然似ていないと思うんですが・・・
色合いもはっきりと差があります。

だからこそ、「カバ桜のテーブル材」などのご希望時に「戸田さんのところのは本当にサクラですか?!」と言われてきたんですからね。
そうです、一般の方でもサクラ材を見せられると自分たちが思い描く「カバ桜」とは違う!とはっきりと認識されるくらいに違うんですよ。

じゃぁなぜ、カバ桜は生まれたのか・・・
その理由は、私が耳にしたものの中でも微妙に違いながら様々な要因があるようです。


混同される理由その1、樹皮。
桜皮の細工もの工芸品を、一般的には樺細工と呼んでいます。
それは、樺(カバ)や桜の樹皮がはがれやすくその樹皮の呼び名をアイヌ語で「カリンパ」と言い、古くは弓や矢筒の巻かれており、古語で道具に巻く樹皮の意味を表す「カニハ」(かにぱ、迦仁波)になり、カンバ(カバ)に転じたからという説。
「かにぱ、迦仁波」はヤマザクラの樹皮のことで、上記のカンバがそれと混じったことで樺を指すようになったと聞いたことがあります。

樺細工


樺はカバノキ科、サクラはバラ科。
まったく違う樹種ですが、確かに樹皮は似ています。
皮目と言われる横長の目のような模様が特徴。

何も知らなければ、用途も似ていれば混同してしまいそう。
用途が似ているといえば、桜は燻製用のチップに名高いですが、樺も燻煙用材として使われているということも聞きます。
その理由については明らかではないですが、同様の効果を狙っての事なのでしょう。

私がいつもお世話になっている国産ウィスキーに、「サクラカスクフィニッシュ」というものがあります。
つまりは、原酒をオーク(ナラ)の樽ではなく桜の樽にいれて熟成させている、ということ。
オーク樽以外でのウィスキーやワインの熟成に関しては、オークの成分の析出がない為に、やはり特有の熟成効果はないのでは?!と訝しがりながら飲んでみると、これはこれでちょっと甘い香りの中にもスモーキーと言いますか、そんな感じがして「樺燻煙」の可能性というのも否定できないなぁ・・・と思わせてくれるものでした。

樹木の持つ個性っていうのは、活かすことが出来ると素晴らしいものです。

サクラカスクフィニッシュ



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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜カバ桜を知る〜 

私は木が好きなので、木の事は無限大に知りたいですし自分が扱う木の事はなおのこと。
特に、前回もお伝えした「カバなのか、サクラなのか」ということは、追求せずにはいられないのです。(あくまでも自分が知りたい。)
カバ桜として販売されている方の中には、本当にその樹種がその名称であると信じている方もおられます。
サクラという樹種にこだわらず、その材質や外観が気に入って入手されるものは全く構わないのですが、単純な「価格比較」や「桜」という名称だけが強調されて、お尋ねを頂くケースが困りものなのです。
現在は、情報がたくさんありますから一般の消費者も間違えることは少なくなってきたようですが、それでもやはりその名称からは「桜」を思い浮かべるのではないかと思ってしまいます。
現実として、「桜のフローリングを採用したいとおもってカバ桜に決めたものの、どうも違う気がする」という質問を頂くこともありました。


カバ桜5
(写真右:カバフローリング、写真左:カバ桜フローリング)


そんな私がいつもぶつかる問題は前回の文末に挙げたような無垢フローリング。
というよりも、無垢フローリング以外ではカバ桜を見かけることは無いようにも思います。

聞かれるお言葉は、「カバ桜がこんなに安いんだけど・・・」とか、「予算がないからカバ桜でも・・・」と言われるケースです。
前回お伝えの通り、カバとサクラはまったく別の樹種。
弊社ではカバ桜という名称では扱っていませんし、価格の安いカバ桜という名称のフローリングをおすすめすることもありません。

カバ桜フローリング2


その度に、「カバ桜という樹種は無くてですね…」とお話をするのですが、伝わらないか若しくはそれでも価格優先だと言われるか・・・
なので、私にはカバ桜はある種のめんどくさいもの、という印象なのです。
そのカバ桜。めんどくさいのは、カバ桜も1種類ではないこと!(汗)。
私がお客様から尋ねられるパターンで大きく分けると、一つは「カバ材を桜のイメージに合わせてピンク色っぽく塗装」したもの、もしくは「カバ材の赤ピンクっぽい色合い」の物、そして「芯材と辺材の濃淡のあるカバ材をそのままカバ桜という名称にしている」もの。

説明を見て分かるように、どれをとってもカバ材なんだけどもとにかくサクラに結びつくようになってます。
サクラじゃないんだけど、どうしてもサクラとして・・・いや控えめにサクラの仲間のとして販売されることがあります。
そんな事情は、今からもう10年前になるロシアンバーチ(カバ・樺)幅広無垢一枚物フローリングの記事でも書いています。
その時からすでにずっと、根に持っていたんですね(笑)。
いや、その時期から「カバ桜」が変わっていないということ。


カバ桜フローリング3


カバはカバでとっても美しい特徴があるし、サクラはサクラであの花のイメージ(ソメイヨシノ)とは異なるものの、建築材料としても古くから大切に使われてきました。
この薄ピンクの花を連想させるような朱色?!っぽいフローリングは、本当はカバ(樺)材だとしても一般の方にとってはやはり「カバ桜」なのかもしれません。

一般の方にとって、サクラのイメージは確かに良いものだと思いますが、そろそろカバとサクラを混同して販売しなくてもいいんじゃないかと思うんです。
確かに、アメリカネズコよりも米杉が分かりやすい、というようなイメージもあるでしょうけども、カバ材がもっと認められてもいいんじゃないかなぁ…


次回からは、カバ桜の正体である「樺・カバ」と、カバ桜という言葉が生まれた背景を考えていきたいと思います。
カバ桜、最初は無垢フローリングの販売目的だけではなく、本当にカバとサクラの似た関係からできた言葉だから、余計に混同されてしまうという、結論の出ないような出るようなお話しですが、まとめていきたいと思います。

カバ桜6


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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜カバ桜を知る〜  

さて、いよいよ問題のカバ桜のお話に入っていきます。

皆さんはこの呼び方を聞いて(見て)、何を感じるでしょう。
私はとっても違和感を感じます。
カバなのか、サクラなのかいったいどっちなのか。


カバ桜2


弊社にも入荷しております、カバ桜!!
もちろん、この表記名では販売していませんが、入荷時の名称はこれです。


木材の世界では、特定の樹種に似たものの名称に●○サクラや、●●桧、などと産地や見た目の印象等の冠詞をつけて流通させることがあります。
代表的なものは、私が本当の初期に疑問に思った米松(ベイマツ)に代表される「米ヒバ、米杉、米栂」たち。
米(ベイ)というのは言わずもがな、アメリカ近辺からきているという意味ですが、その後に続く樹種名は日本でも生息する樹木名で、建築には古くから使われ続けているもの。

しかしながら、米松は日本の松とは異なり、米ヒバは日本のひばとは異なり、米杉は日本の杉ではなく、米栂で入荷するものには樅(モミ)もまじり・・・・
インターネットもなく教えてくれる人が周りにいない状態で、数年間悩みましたね(笑)。どういうこっちゃ!と。

要は、用途が似ている、材が似ている、性質が似ている、などという理由でつけられた流通名。
カバ桜もある意味同じ。
本来は、カバ材はカバノキ科の樹木でありサクラはバラ科の樹木ですが一般的には、カバ材とサクラ材の見た目や用途が似ていることから混同されたり、もしくは同じ用途に使われている中でカバ材がサクラ材として流通したり、または「カバ」というよりも「サクラ」のほうが、日本人の心には響くというイメージ戦略で合成された名称であるのだろうというのが私見です。


米杉は決して杉ではないのですが、樹種を正確に直訳した本名である「アメリカネズコ」として販売するよりも、やはり日本人が慣れ親しんできた杉の名前の方がよほどインパクトがあったんでしょうね。
もちろん、輸入され始めの時期の米杉は木目も美しく、銘木杉のような優美な杢があったことでしょうから、米杉の名前がすんなり定着したのかもしれません。

米杉1


私の好きな芳香を放つ樹種である日本のひばも、一時期の米ヒバしか知らない大工さんにとっては「悪臭」の代表格の様に言われ、「ヒバはあかん!くさい!」というのが第一声。
そこから、あれは日本のひばとはちがうんですよ!ということを知ってもらうまでが時間がかかるんですよね〜。
本当に、イメージというのは非常に大切であり厄介なものだと思います。

おっと、米材(べいざい)のお話に入っていくところでした。

カバ桜もそれと同じなのです。
あのお花見で見る、美しい桜の花のイメージがその名称から想像されるうえ、端正なカバ材の赤身(芯材)はほんのりとピンクがかっていて、あのソメイヨシノの花びらのイメージにぴったり。
そりゃ、売れるわなぁ・・・美しいピンク色。

最近は少なくなりましたが、様々な無垢材を在庫している弊社にも稀に、「サクラのフローリングを使っているので、ダイニングテーブルもサクラで作りたくて・・・」とお客様がいらっしゃることがありました。
馬鹿正直な私は、ちゃんとご希望のサクラ材をお見せするのです。
するとお客様は開口一番、「御宅のはサクラとはちがうんじゃないですか?!・・・」と言われます。
そりゃそうだ。本当のサクラ材はピンクでもなければ美しくもない(いや、イメージとは違うという意味)。
不審な目で見られた挙句、おそらく想像されているのはカバ材ですよ、とお伝えするも反対に「この人、こんなにきれいじゃない木材を売ろうと必死になってる」と思われ、決まることはありませんでした。


サクラ天板材


池に落ちたおんぼろの斧。
女神さまが現れても、落とした斧は決して金の斧だと言えないだろう私。
カバも好きだしサクラも好き。
だからこそ、混同したくないし名称のイメージや単なる色合いだけではなく双方の特徴を知ってもらって、喜んで使ってもらいたい。
そう思うからこそ、決してカバ桜とは言いたくないのです。
ましてや、桜のイメージへ誘導しておいて「安く使ってもらえる無垢フローリング!」的な販売方法は、私はする気になれません。


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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜カバ桜を知る〜 

今回の記事はパンドラの箱・・・いや、私にとっては興味深いことでもあり同時に、一般の方が混同するような名称に「もうそろそろ正確に伝えてほしい」と思う内容です。


実は今回とりあげるネタにはデジャヴ的に伏線がありまして、私が普段の実務の中でお客様に不定期でお渡ししている通信があるのですが、その通信の最新号のネタが実は「カバ桜」でした。
まさかのコロナウィルスが蔓延してしまう直前、今年のお花見を楽しみにしていた頃に、桜と言えばいまだに年に数件は耳にする「カバ桜」について、一般的に知られる桜の代表格であるソメイヨシノと比較したお話をしたためていました。

カバ桜を通信のネタにした理由の一つは、「カバ桜(かばざくら)」という樹種の木材はいろいろと調べてみる限り、存在しないと思われることを、建築材を扱う人たちにお伝えしたいから。
それは、私の周りでも「カバ桜=サクラの一種」と思っている方がおられるから。そして、それをお客様に説明されるから。
もう一つは、毎度毎度その「カバ桜」が業務上の価格比較の対象として、無垢フローリングの選定の土俵に上がってくるから。
特段、悪いわけではないのです。カバ桜のフローリング自体は・・・
しかし、カバ桜という樹種ではないのにその名前で、しかも桜材であるかのように販売されて、弊社商品と比較される時に、誤解の種を一つ一つ説明をしていかなければならないことが毎度おこるから困るのです。
それも、お施主様にとっては非常に魅力的な低価格戦略をともなっているから、余計に困る(*_*)

カバ桜フローリング1


木が大好きな私としては、(調べる限り)存在しないはずの樹種名と桜という日本人が大好きな樹木の固有名詞を冠して、桜ではない樹種を販売するのは、なんともしっくりときません。
近頃では、きちんと「桜材ではないものの、、、、」と説明を記入しておいてカバ桜という名称にされているところもありますが・・・
そりゃ、インターネット検索で桜材を調べられた時に「桜」の文字が入っているおかげで検索ヒットし、販売の機会が増えることは営業戦略上非常に大切な事かもしれませんが、私は樺(かば)も桜(さくら)も双方好きですので、特徴的な性質のある双方をドッキングして販売につなげようという考えはありません。


それではそもそも、話題のカバ桜とはいったいどんなものなのか。
カバ(樺)なのか、それとも桜なのか?!
それを少しづつ紐解きながら、お話を進めていきたいと思います。

シリーズ「カバザクラをディスる」・・・・・・・・否(汗)、「カバ桜を知る」。
スタートです。


カバ桜7


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挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレードを早速使っていただきましたよ!!

過日にご紹介した挽板フローリング S1 シリーズの記事はもうご覧になってもらえたでしょうか?!
貼り上がりは、節や変色、照り、虎斑など無垢フローリングそのものの質感でありながらも、非常にリーズナブルな価格で驚きを頂いている商品。

今までも挽板フローリングは様々あり、記事では紹介をしていませんが採用を頂く機会はありました。
しかし、そんな中でも予算が非常に厳しい場面や、無垢フローリングにしたいものの部屋の質感を考えると、UNIタイプのつなぎ目が気になって・・・という声があったことも事実。
一般的な挽板フローリングは、無垢一枚物フローリングと比較すると非常に身近な価格設定ではあるものの、それでもUNIタイプのフローリングからすると手を出しにくいものでもありました。

そのすき間を埋めるべく登場したのが、先日紹介の「S1シリーズ」。

表面の挽板の厚みを従来の2〜3mmからなんと1mmに抑えることで、挽板が持つ無垢材としての質感を損なうことなく、価格を一般的な合板フローリングと同じような非常にリーズナブルな設定にすることのできた、新しい挽板フローリングです。


今回は、さっそくそのS1シリーズを採用してもらったおうちをご紹介したいと思います。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工3


第一印象。
きらっきら!!!めちゃきれい。

そんな単純な語彙力のない感想になってしまうくらいに綺麗です。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工2


バーチは木目があっさりとしていて柔らか。
だから、オークのような重厚感や無垢の木質感という意味では控えめ。
しかしながら、オークにはない自然な色違いやゆらりとした節周辺の表情、そしてどこか温かく感じてしまう柔らかな質感が特徴です。

見ていると、自然とほっこりとしてしまう。
そんな感じです。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工4


オークほどの木目の印象がない、といいましたがそれと引き換えに持つバーチの特権があります。
それは、縮み杢や照り(てり)といわれる特有の木目の表情。

成長の過程でできる特殊な木目ですが、これが派手さのないバーチフローリングの見た目を大きく変化させるのです。
ある角度から見ていると、白っぽくてあっさりとしているにもかかわらず、少し違った角度に移動してみるとなんと、まるで一部分が波打っているような感覚に!!
水面に一石を投じた波紋の様な、静かに打ち寄せる海のさざ波の様な・・・

そんな木目がたまりません!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工5


特に、今回採用いただいたセレクショングレードの場合には、芯材と辺材の色の差が少なかったり、基本的に辺材の白っぽい部分を選別して使用している為に、より一層この特徴的な照りの表情が多く出ることになります。

こんなきれいな表情があるのに、バーチはあっさりとしている、なんて言えませんね。

もちろん、そうはいってもしっかりと木目の見える部分もあります。


挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工1


まっすぐとのびやかに木目のつながる部分と、ウネウネと水玉模様のような丸い形を作っている部分。
そこへ、特有の色調の違いと照りの表情が重なっていて、これも見る角度によっての違いが顕著で、周辺を何度も行き来していろんな角度の表情を確かめたくなるポイントです。

今回の写真の殆どは自然光で撮影しました。

私自身が自然光が好きだということもありますが、照りの表情や樹種の持つ素材の色合いが最も顕著に写真に表せる、と思うからです。
もちろん、照明を合わせた時の素晴らしさもあるものの、まだまだ私の写真のウデでは、その素晴らしさを肉眼以上には表現できません。

もう少しウデをあげて、照明とのコラボもお伝えしたいものですが、それはもう少し先に・・・

その他、セレクショングレードにおいての特徴的な表情というもののあります。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工写真9


ところどころに表れる葉節。
これがまた良いアクセントになってくれる。
また、皮を巻き込んだ入り皮という部分や、大きな枝が折れた後の部分、そして白っぽい部分に若干の変色のある部分など、無垢材に表れる特徴をそのままに採用しています。

それも挽板フローリングだからこそできること。

セレクショングレードの中にも、一部分ですが芯材近くのものも含まれていますので、バランスをみてうまく生かしてもらえればと思います。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工14


さて、広々としたワンルームリビングの撮影を終えて広い玄関ホール部分へ。
桧の美しい上がり框ともぴったりと合う。

そうですね。
針葉樹である桧のあのピンクから乳白色に近い色合いと、広葉樹であるバーチのこのセレクショングレードの温かみのある色合いが、非常にいい感じにマッチング!

広葉樹の床には同じ樹種で仕上げなければならない、という固定観念を崩すよい例だと思います。
無垢材の活かし方に法則はない!そう思います。
普段から無垢材を活かし、様々な方法で木の良さを表現することのできる大工さんの仕事なうえに、フローリング以外の部分にも無垢の針葉樹材を活かしている空間だからこそ、今回の「木目の強くない」バーチは共演できたようにも思います。


挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード施工6


そうやって一通りの撮影が終わったとき、玄関ホールの向こうにおしゃれな障子で閉ざされた部屋が・・・
おそらく、和室なんだろうなぁ・・・と思いながらも完成した和室には、畳を汚すことにもなるうえ手垢を付けてしまう恐れもあるために、普段から足を入れることはそうそうないので、見ることなく失礼をしようとしていたとき、大工さんからのお声かけ。

「そこね、和室なんですよ。」と・・・・

そして、おもむろに障子戸を開けて頂くとなんと・・・・・!!



挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工8



うひょ〜!!!!!

圧巻。
驚き。
驚愕!


最後に見てもらおうと思って、戸を閉めてたんですわ・・・って。
もう、意地悪っ(笑)。
完全に、今まで説明して「きれいですね〜」といってきたフローリングの美しさを忘れてしまうような、材料の美と大工さんの手仕事の美しさを完全に表現されているこの編込み天井に脱帽です。


既製品で、同じような仕上げに見えるものもあります。
しかし、これは完全に一から大工さんが編み上げたというではありませんか!!
しかもですよ、一枚一枚の幅と厚みをそろえて、木の表情が出るように表面の加工までされていると・・・・


納品させてもらったフローリングの仕上がりに満足していたものの、ここが最大の見せ場なんだと気づかされ、脱帽。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工7


こんな仕上げをしてもらえるお施主さま。
なんとも贅沢な・・・
お金に換算することのできない価値。
大工さんが手で仕上げることの意味。
手仕事だからできる仕上がりの質感。

このおうちが、とても特別なものであることを、この天井がさりげなく強く訴えかけているようです。
幸せなお施主様ですね。

因みに弊社でも下写真の、貴重な天然生樹齢数百年!の原木から「手作業で割り出した板材」を在庫しています。
そちらと同じような仕上がりを、一から手作業で大工さんがされているのが感嘆です。
製材や機械加工では表せない木の年輪の表情は、浮造りとはまた異なった魅力にあふれていいます。

天然ねずこ板



最後の最後で隠し玉を披露され、圧倒されて終わった撮影。
やっぱり、手仕事のできる大工さんの手がけたおうちというのは特別です。
こんなおうちに納品させていただいたことを幸せだと思いながら、また以降にもこの手仕事とコラボさせてもらえる期待を感じながら、現場を後にしました。



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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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挽板フローリング S1シリーズ 〜カスクオーク・バーチ〜

人によってフローリングに求めるものは様々。

足ざわりであったり、外観の美しさであったり、色合いであったり木目であったり・・・
色々とあるものの、大きく左右される要因の一つに「貼り上りの印象」があります。

弊社は、おうちにかかる費用のうちでとりあえず家にいる間の殆どの時間を直接触れるであろう床面であるフローリング材だけは、最低限無垢材を採用してもらいたい。そう思っています。
その理由は今まで書いてきたとおりですが、どのおうちも希望を全て兼ね備えたフローリングを選べるわけではありません。
できることならば表面にたて継ぎのジョイント部分が見える UNI 品ではなくて、つなぎ目のない一枚物の OPC タイプにしたい、という希望や標準的な90mm幅ではなくて幅広の130mmや150mmにしたい、というような希望が出て来ると、どうしても後者は稀少なだけにコストの兼ね合いが発生します。
もちろん、一枚物の幅広フローリングを選んで頂けるといいのですが、すべてがそういうわけにもいかず、場所ごとに予算の範囲内でUNIタイプと貼り分けたり、グレードを変えることで予算を押さえたりという工夫をします。


しかし、UNIタイプにするとどうしてもつなぎ目が目立つことや、予算に合わせたグレード選択にすると節やパテの表情と色ムラが多くなってしまうので、少しにぎやかになってしまう事を気にされる場合が多くありました。


そんな悩みに一石を投じるフローリングとして近年注目されているのが、質感良く価格もリーズナブルな挽板フローリング。
ここでいう挽板とは、無垢の一枚板を挽いたものであり、それを合板やランバー材に貼りつけたものをさします。
つまりは、基材は合板などの複合素材であるものの、表面は無垢の一枚板であるもの。それが挽板フローリングです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 1


一般的な合板フローリングとして普及しているものの表面材の厚みはおよそ 0.2mm。
それに対して挽板フローリングは3mm〜1mm。
今回紹介するもっともフレンドリーな価格のものでも1mmという厚さがあるために、写真の通りでどう見ても無垢材の一枚物フローリングに見えるのです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 3

今回紹介する「挽板フローリング S1シリーズ」は、合板フローリングの表面材の5倍の厚みである1mmという挽板を用いたフローリングですが、流通普及品の合板フローリングとほとんど変わらないほどの価格を実現している点が驚くべきところ。


普通に考えると、見た目が非常にかっこよくきれいなものは、価格も相応に・・・というのが当たり前。
しかし、この挽板フローリングS1シリーズは、製品長さを909mmとし、今までは2mmが限界だった挽板製材を1mmにすることが出来たおかげで、原板のロスが少なく価格を抑えることに成功している点が、非常に魅力的です。

その上、近年人気の天然木の風合いを感じやすいとされる「節や色違い」ですが、合板フローリングではなかなか表現しづらいものの、挽板フローリングでは1mmという挽板の性質を活かしてしっかりと本物の節の表情や色違い、ネイキッドグレードにおいては変色などさえも原木そのものを忠実に切り出すことが出来ているのです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード 1


そのうえ、製品幅が127mmという幅広サイズ。
ここが非常に大きなポイントで、無垢フローリングの90mm幅ももちろん美しいのですが、やはり自然の木目をしっかりと味わおうと思うと、弊社での幅広サイズである130mmや150mmという商品を採用したくなります。

この挽板フローリングS1シリーズは、無垢フローリングとほぼ変わらない127mmという幅寸法のため、写真の通り、カスクオークの自然の表情をとっても良く表すことが出来ています。


そして樹種は定番のカスクオーク以外にもう一つのラインナップ、バーチをご用意しています。

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 6


白太中心でとってもさっぱりとした感じ?!のバーチ。
しかし、真っ白一辺倒ではなくて、そこが挽板フローリング。
原木のなかに隠れているバーチの個性を十分に引き出しています。

それは細かにでる節であったり、もしくは白っぽい樹種には避けられない色ムラであったり、はたまた何とも言えない美しさの照りであったり・・・

無垢材でしか味わえない質感と外観を、1mmという挽板で見ることが出来るようになりました!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 4


この照りの出方!!
写真ではさほどではない様に感じるかもしれませんが、実物を見ているととってもきれいな波打ち際にいるかのように、ゆらゆらときらめく木目。

見る方向によってその見え方が変わり、木目の表情自体が同じ場所とは思えないくらいに変わるバーチ。

カスクオークほどの木目の印象は強くはないものの、反面この輝くような照りが控えめな木目を強く印象付けるきっかけになっています。


挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 3


もちろん、バーチの方も自然な風合いそのものを楽しめるネイキッドグレードもラインナップしています。
カスクオークでもそうですが、やはり自然そのものの野趣を感じられるネイキッドグレードは、近年非常に人気です。
このバーチでも、セレクショングレードは辺材である白っぽい材を中心にしているのですが、ネイキッドグレードは節や変色を自然のまま取り込んでいるので、合板フローリングでいうところの「源平(げんぺい)」ではない、不規則な色違いを楽しむことが出来るのです。


挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 2


中には、どうしても含まれる原木の傷をパテで補修した部分があったり、菌によって変色している部分も含みます。

しかし、それがまた本物でなくては味わえない、印刷でもないリアリティーを感じさせてくれるのです。
ここまで本物そのものにこだわっている挽板フローリングS1シリーズ。
もちろん、表面はオイル塗装です。

本物の無垢フローリングと同じように、木の風合いを損なわないオイル塗装を施されているので、見た目だけではない足触りや質感も、無垢材そのものなのです!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 7


近頃は印刷技術の進歩で、印刷の表面に微妙な凹凸をつけたり、ざらつきを持たせることでこの無垢材のしっとりさらっとした風合いを持たせるような加工をされている合板フローリングもあります。
それでも、やはり本物の質感にはかないません。

触れた時の手や足から伝わる湿度に対しての質感やお部屋に貼伸ばした時の照りや節の表情は、決して印刷では表現できないもの。

これはぜひ施工してみてもらうしかないほどの良さです。

日頃無垢材しかお勧めしない私でも、予算と住まい方によっての選択肢にお勧めしたいんですから、その出来は推して知るべし。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード 2


基材に合板を用いることで、無垢材では基本的には避けている「床暖房」への使用が可能(*)になっている点も、無垢材とは大きな違い。
もちろん、合板といえども表面はオイル塗装の無垢挽板です。
高温の床暖房では隙間等の発生は生じるものではあるものの、127mmという幅広の一枚物材で床暖房が使えるということ自体で珍しいものですので、柔らかな昇温でじっくりとこのオイル塗装の質感を味わってもらいたいと思います。
(*床材表面温度が目安30℃)

2


オーク好きならば、この虎斑の表情を見ただけでもワクワクするのではないでしょうか?!

挽板フローリングでは、後日紹介します挽板3mm貼りの150mm幅6尺一枚物商品と、同じく909mm長さの120mm(挽板2mm)幅商品があります。

そちらのラインナップは樹種も多く存在しますが、もうこの1mm品であるS1シリーズで十分ではないかと思えるようなできですので、困りもの(笑)。
弊社は無垢フローリングの幅広一枚物からUNIタイプ、そしてUNIでありながらもつなぎ目が目立たない「つなぎ目V溝タイプ」などをラインナップしているので、選択肢は非常に多くあるものの、予算の都合でフローリングを妥協しなきゃいけない・・・そんな時に、無垢材の最後の砦として挽板フローリングを検討されてはいかがでしょうか。

単層の無垢材ではないけれど、無垢の質感とスピリットを得られる挽板フローリング。
S1シリーズは、無垢材の質感を最も身近に感じられるリーズナブルな高機能フローリングです。


挽板フローリング S1シリーズ
カスクオーク セレクショングレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード

カスクオーク ネイキッドグレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード全景

バーチ セレクショングレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード全景


バーチ ネイキッドグレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード全景


!!挽板フローリングの特徴とご注意事項!!

挽板フローリングシリーズは、合板や積層板の表面に数mmの無垢材を貼り合わせた商品ですので、稀に接着材の成分が表面の挽板に変色となって表れる事があります。(特にオークは黄色変色部分が出ることがあります。)
床暖房向けに使用可能ですが、主暖房とする使用方法や床材表面温度が高温になる場合は、フローリングのすき間の発生や床鳴り、反りを生じますので、使用環境には十分配慮下さい。



挽板フローリング S1 シリーズ バーチセレクショングレード、編込みのおうち施工写真はこちらから



挽板フローリング S1 シリーズ 〜カスクオーク・バーチ〜

・寸    法 
12×127×909

・形    状
表層1mm挽板貼 一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格(表示価格全て税別表記です)
カスクオーク
CO-579OS 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 セレクション
¥7,750/14枚入り(1.62屐

CO-579ON 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 ネイキッド
¥7,250/14枚入り(1.62屐

バーチ
NB-579OS 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 セレクション
¥7,250/14枚入り(1.62屐

NB-579ON 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 ネイキッド
¥6,650/14枚入り(1.62屐

・運    賃
別途、地域によりお問い合わせください。

・グ レ ー  ド 
セレクション 小さい節や軽微な色むら、オークは白太、バーチは赤身を含みます
ネイキッド  色むら、節、源平、パテ補修など無垢材の持つ樹種本来の特徴を全て含みます

・納    期
無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産をするということが出来ませんので、余裕をもってご確認ください。


表情の違い

セレクショングレードの節跡

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 5

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 5


セレクショングレードの白太

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 6

セレクショングレードの色違い


挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 7


セレクショングレードの変色部分

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 8


セレクショングレードの原板の着色部分

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 8

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 4


ネイキッドグレードの白色変色部分(色抜け)

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 7

ネイキッドグレードの変色部分(傷害変色)

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 9

ネイキッドグレードの変色

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 10

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 6

各グレード共通の軽微な補修

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 11


原板を活かすための軽微な傷修繕削り

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 2

バーチ特有の葉節

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 3



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ロシアンバーチ(樺・カバ)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングもた〜くさん、入荷!!

このところ、無垢フローリングの記事が続いていますが、もう一回だけ続きます(笑)。

前回までのノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングに続いて、ロシアンバーチのご紹介です。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 1


めっちゃキレイ!!!

もう、それだけですね。
ロシアンバーチは芯材部分の赤っぽい色合いと、辺材部分の白っぽい部分の差が大きく、ある意味杉材のように、「赤身と白太」の表情の違いのはっきりとした樹種です。

そのため、同じロシアンバーチでもネイキッドグレードになると、その赤身と白太のランダムな色差を楽しんでもらいたいのですが、今回のプルミエグレードはほとんど純白!!

純真無垢な!、けがれない、そんなイメージを持ってしまうほどに美しい純白系の色合い。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 2

純白、といっても絵の具のような真っ白ではなく、ベージュに近い白。
表面には天然塗料のクリヤー塗装をしてありますので、もう少し「濡れ色」になっているのですが、赤白のコントラストのない清々しさは、プルミエグレードでしか味わうことはできません。

原木の持つ色合いを仕分ける。
簡単なように感じますが、実はこれは非常に困難なこと。
大きな原木だからといって白い部分が多いわけではありません。ましてや、成長大生な樹木の場合は赤い部分が非常に多い時もあり、白い部分のみの選別というのは思うほど簡単ではないのです。
量が取れませんから。

そのうえ、ごらんの通りプルミエグレードは節やパテが一切ありません。(軽微な葉節などを除く)
一本の原木の中でも貴重な白い部分を選別し、そのうえでさらに節のないものを選別する。
とっても貴重な部分の中のさらに良質な部分だけを取り出した。そんなグレードがロシアンバーチのプルミエグレードなのです。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 3


色合いについては、施工後の早い段階で日焼けによる変色が始まりますが、これほどに綺麗なのはヨーロピアンメープルロックメープルと並んで三巨頭とでも形容したくなりますね。

前回のノルデストウォールナットは、広葉樹特有の木目と針葉樹のような足触りが特徴でしたが、ロシアンバーチはその反対で、はっきりと主張しすぎない木目と大きな違いのない優しい色合いが特徴といえます。

足触りはノルデストウォールナットよりもしっかりとして、ロックメープルほどではないものの広葉樹のしっかり感を感じます。

それと、もう一つ。
上記のはっきりと主張しすぎない木目、というのが大きなポイント。

無垢材は好きだけど、木材特有の大きくはっきりとした木目が少し苦手、という方もおられます。
そんなとき、このロシアンバーチのプルミエグレードがおすすめ。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 4


木目はもちろんあるものの、キラキラと輝く杢(もく)があることと、ハッキリとした色合いの木目ではないために杉や桧などの針葉樹のような、タケノコ模様が目立つことがないからです。


無垢フローリングを選ぶとき、稀に男性と女性で好みの分かれることがあります。
ご夫婦で来店されるときや、当初のお電話での問い合わせでのヒアリングの際、男性は比較的個性的であったり木目のしっかりしたもの、色合いの濃いものを選ばれることが多いですが、女性は木目の優しいものやすがすがしい明るめの色調のものが好まれます。
もちろん、性別に関係なく個人差がありますが、今までいただいたご意見の中ではヨーロピアンメープルもロックメープルも、そしてこのロシアンバーチもプルミエグレードに関していえば、圧倒的に女性支持率が高い(汗)。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 6


私の眼からしても、ちょっと宝石っぽい輝きのように見える(笑)。
宝石は性別に関係なく、その輝きは人を魅了するもの。
木材ではない石材ですが(笑)、その魅力は私も共感するところ。

宝石同様に貴重な一枚物の無垢フローリングをお勧めしたいところですが、今回のつなぎ目V溝フローリングであれば、「130mmの幅広」と「1820mmの施工性の良さ」、それに「乱尺一枚物の貼上がり」を兼ね備えながらも「リーズナブルな価格」を併せ持っていますから、ある意味、一枚物のセレクショングレードよりもおすすめかもしれません。

長さ方向につなぎ目のあるUNIタイプフローリングですが、それを感じさせないつなぎ目V溝処理。
そしてそのつなぎ目の数も、通常のUNIタイプのプルミエグレードよりも少なく設定しているために、長く伸びる木目を感じることができますよ!


そんな宝石のようにきらきらと輝く美しいロシアンバーチのプルミエグレード。
さぁ、貴重なプルミエグレードの純白の輝きをこの機会に!!!


プルミエグレード貼り上がりイメージ

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 1


(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)

ロシアンバーチ関連の記事は以下をご覧ください。

・ロシアンバーチ幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ロシアンバーチ幅広無垢V溝フローリングはこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングネイキッドグレードO様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングネイキッドグレードN様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングセレクショングレードS様クリヤー塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングネイキッドグレード無塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢ユニフローリングネイキッドグレードの施工現場はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードオイル塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードとV溝フローリングネイキッドグレードH様無塗装施工写真はこちらから


ロシアンバーチの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング


*ロシアンバーチ無垢フローリングを採用頂くにあたって

ロシアンバーチフローリングは、水分や油分などでケバの立ちやすい樹種です。
それが樹種の特徴ではあるのですが、無塗装でも楓などの樹種とは手触りの風合いが異なりますので、必ずご覧になっていただいてから検討頂くことをお勧めします。

また、施工当初の白っぽい色合いは日光により変化していきます。
色合いの変化については、こちらをご覧ください。


ロシアンバーチ(カバ・樺)幅広無垢V溝フローリング 130mm幅(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×130×1820

・形状

UNIつなぎ目V溝加工

・エンドマッチあり

・品番と価格

RB-32VOP UNIつなぎ目V溝 オイルクリヤー塗装 15×130×1820
¥14,500(税別)/7枚入り(1.65屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

表情の特徴

色素沈着部分

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 7

入り皮

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 8

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 9

黒筋状の色素沈着

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 10


そのほかのロシアンバーチの個性的な表情の違いについては、ロシアンバーチの記事を参照ください。


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ロシアンバーチ幅広無垢v溝フローリング 大工さんご自宅へ

他の記事のアップロードに押されていて少し前の話になりますが、私一押しのフローリングであるロシアンバーチ幅広無垢v溝フローリングが、いつもお世話に
なっている大工さんのご自宅のお部屋改修に使っていただきました。

普段は、たくさん時間をかけて無垢のお話から選定していただいた樹種についてのお話をしていくのですが、今回はお施主さんが大工さんだということもありながらも「大丈夫、イメージ違う!とか文句言いませんから(笑)」というお言葉もあり、弊社の記事を見ていただき即決していただいただけに、いつも以上に貼り上がりやイメージがどうなのかということが気になっていたのですが・・・

ロシアンバーチv溝150セレクション1

もちろん、お住まいになりながらの工事なので、ゆっくりと写真撮影というわけにもいかないので、貼り終えてすぐの写真がこちら。
今回使っていただいたのは、貼り上がりの美しい幅広無垢v溝フローリングのセレクショングレードです。

実は、ネイキッドグレードやプルミエグレードの場合だと、そう大きくイメージが変わることはないのですが、セレクショングレードはその時の丸太の性格が最も如実に表れるグレードと言っても過言ではないくらいに、ある意味差があるグレードなので、どんな感じかと思っていましたが、ご満足いただけたようで・・・

グレードの特徴を、言葉で表現するのは大変難しいのですが、ロシアンバーチのセレクショングレードの通常は、ほぼ白太の材であるところに、軽微な変色や黒っぽい筋、若干の赤身、小さな節が入ってきたりするのですが、ほぼその説明にあったような内容になっているように見受けられます。

そして、気に入っていただいたフローリングにお勧めさせていただいたオスモカラーのフロアークリヤーにて表面保護を施してもらいました。

ロシアンバーチv溝150セレクション2

うぉー、めっちゃいい感じ!!
普段は無塗装派な私も、この輝きには心揺らぎますねぇ。
これがセレクショングレードのいいところでしょうね。素直なところばかりではないために、ちょっと個性の強いところがオイル塗装によって輝く「杢」として個性を発揮し、まるで栃(とち)のような、美白的美しさ!!
通常のグレード分けとしては、木材において重要視される赤身(芯材)の部分がプルミエグレードに、そして白太(辺材)の部分がネイキッドグレードになることが多いですが、板谷楓ロックメープル)やロシアンバーチにおいては反対で、白太の部分がプルミエグレードに分類されるのです。

この写真をみると、どうして白太がプルミエグレードに分類されるのかが理解していただけるかと思います。
この光るような白さこそ、ロシアンバーチの底力。
もちろん、表情豊かなネイキッドグレードの赤身と白太のコントラストもいいですが、透き通るような白太の美しさはやはり特筆です。

もちろん、150mmの幅広で貼り上がりが乱尺一枚物フローリングのように見えるつなぎ目v溝であることも、さらに表情の良さに花を添えていると思います。
一枚物でも、通常のUNIでもないつなぎ目v溝フローリング。
お勧めのラインナップです。
次はあなたのお家へ是非!!

ロシアンバーチ150幅V溝 4

・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングはこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングO様着色塗装施工写真は
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・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングN様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢ユニフローリングネイキッドグレードの施工現場は
こちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードとV溝フローリングネイキッドグレードH様無塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ幅広無垢一枚物フローリングは
こちらから

ロシアンバーチ以外にも、ブラックウォールナットロックメープルホワイトアッシュカスクオークノルデストウォールナットブラックチェリーの各樹種につなぎ目V溝フローリングをラインナップしていますので、是非各記事の写真も見てくださいね。

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リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリングをつかっていただきました


ピッカピカで木肌が見えないよりも、本来の木材の持つ光を優しく届けてくれる性質を引き出すことのできる低光沢塗装がなかなか好調です。

それはリフリーバーチ無垢フローリングです。

リフリーバーチ無垢フローリング M様 2

前回は子供部屋に使っていただきましたが、今回は相当広い一部屋も含めたおうち全体に採用頂きました。
冬の日差しが差し込むフローリングの表面は眩しさを感じることなく、また表情豊かなバーチ(樺・カバ)の木目を楽しむことが出来ます。

リフリーバーチ無垢フローリング M様 3

一昔前は、無垢材というと節や欠点と言われる割れなどの少ないものや若干の補修程度のものが多く好まれましたが、近年は合板や印刷のフローリングとの違いが明確にわかる、リフリーバーチやロシアンバーチの様な木の神髄まで見ることのできるような木材が好まれる傾向にあります。

それを如実に語るのが合板のフローリングの色柄の傾向。
一昔前は美しい本物の木目を追及したものが多かったのですが、最近ではリフリーバーチの様な節や変色の跡をわざと表現した合板フローリングが多く登場しています。

印刷節ありフローリング

結構リアルです。
テカテカしていることと、やはり立体感が少し薄い事以外は遠目ではわかりにくい仕上がりです。

これは木の表情を求めるニーズとそれに伴って、単板では表現できない節などの表情を印刷でうまく表現している点にあります。
0.数mmの単板では節は表現できませんし、補修もできませんので単板のフローリングでは表現できなかった部分です。

とはいえ、本物はやはり本物。

こんな節や、

リフリーバーチ無垢フローリング M様 5


こんな変色、

リフリーバーチ無垢フローリング M様 6


こんな筋状の変色、3本も並ぶと普通は不自然ですが、かえって自然。

リフリーバーチ無垢フローリング M様 7


などなどが混じっています。
バーチは芯材の色と辺材の色の違いがとても顕著で、心材部分には黒っぽい筋や変色が入ることが多いので、ネイキッドグレードはそういった部分が中心になってきます。
写真では紹介していないセレクショングレードやプルミエグレードでは見られない部分ですから、上手に活用してもらいたいですね。

リフリーバーチ無垢フローリング M様 8


通常の無垢フローリングウレタン塗装との光の反射具合の違いはリフリーバーチリフリーオークの各記事を見ていただければ、室内ではなく屋外の直射日光での比較をしていますからよくわかることと思いますが、ネイキッドグレードの様に無垢フローリング本来のキャラクターを楽しむものは、やっぱりピカピカよりもこっちを選んでもらいたいものです。
印刷でも艶のあるウレタン塗装でもなく、リフリーバーチとリフリーオークのフローリングを是非ご自身の視覚で確認してみてくださいね。

リフリーバーチ無垢フローリング M様 1



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リフリーバーチ無垢フローリング M様 4


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リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリングを子ども部屋につかっていただきました


少し前に紹介したリフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリングを子ども部屋に採用頂いたお宅にお邪魔しました。

リフリーバーチ施工 5










リフリーバーチはネイキッドグレードのみの設定(2014年〜はプルミエとセレクションもラインナップしています。)ですので、心材と辺材がはっきりとしているバーチ(かばのき)の髄まで味わえる、とても楽しめる商品です。

リフリーバーチ施工 4











もちろん、ネイキッドグレードだから節もあります。
節の隣の様な、芯部分の黒く変色したようなところも含まれますし、色むらは当然に出てきます。
しかし、それこそが木の髄まで味わうということ。
白い部分もあれば、赤黒い部分もある、病気か虫か、何かわからないけれども筋状に変色している部分もある、というような全く同じものがない事を実感できるのも、「無垢材!」と胸を張れるところでしょうね。

リフリーバーチ施工 3










もちろん、このリフリーバーチの特徴である「低光沢塗装」もしっかりと確認できます。

リフリーバーチ施工 1










とても日当たりのよい撮影当日は、透明ガラスではない窓からでも燦々と太陽光が差し込んでいましたが、全く眩しいと感じることはなく反対にその日差しによってリフリーバーチの繊細な木目がはっきりと際立っていたように感じました。

リフリーバーチ施工 2































当日は撮影のお願いをしていたので、一面綺麗に片づけてくださっていてフローリングの写真としてはとても広々と撮影できたのですが、子どもさんがわやくちゃに(大阪弁?!んー、めちゃくちゃに?)遊ばれているところもあってもよかったかなぁ・・・と思うくらいにいい写真が撮れました。
Dさん、ご協力ありがとうございました。

子どものうちから足や手の感覚と、リフリーバーチだからこそ見えるその木目に接して、木の良さを理解できる大人になってくださいね!

リフリーバーチ施工 6
































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リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリング


リフリーバーチ、それは柔らかく光をとりこむことのできる塗装済み無垢フローリング。

バーチ無垢フローリングというと、弊社ではロシアンバーチ(樺・かば幅広無垢一枚物フローリングをよく施工していただいているのはご存知のとおりですね。

バーチ150P














が、今回のバーチ無垢フローリングは少し趣が異なります。
異なる、といっても「これがバーチ?」という違いではなく、質感の違いです。

一般的に、無垢のフローリングといえば先日も書いたようにウレタン塗装(一般的に言うUV塗装)ですが、弊社では無塗装とウレタン塗装の双方扱ってはいるものの、木の質感を少しでも感じていただくために、無塗装のものを使っていただくか天然無公害塗料を塗装していただく方法をお勧めしています。

しかし今回紹介のバーチ無垢フローリングはその意向とはまた別のニーズの為の一品(逸品?!)です。

リフリーバーチ 14










なんだ?普通のバーチユニフローリングじゃないか。しかも90幅だから何も変わったところないじゃないの。グレードも特別なものではないし。
というお声がすぐに聞こえてきそうですので、耳をふさぎましょう(笑)。

リフリーバーチセレクション9


確かに、この写真での見た目は普通に一般流通しているバーチフローリングとなんら変わりない様に見えるかもしれません。
しかぁーーーし、全然違います。
なにが違うかというと、表面が違います。

リフリーバーチ 1










違い、わかりますか?!
樹種もサイズも同じためわかりにくいですが、上に乗っている白っぽいのもバーチの90幅無垢フローリング、そして下のものが今回紹介のリフリーバーチ無垢フローリングです。

実はこの2つ。表面の塗装が違うんです。
塗装?!ということは、リフリーバーチは天然塗料をつかっているんだな?!、という詮索をいただいた方、ありがとうございます。
思惑どおりです(笑)。
でも、そうではありません。もちろん、浸透性の塗料を使うのは理想的ですがそうではありません。
リフリーバーチの正体は、「低光沢ウレタン塗装」無垢フローリングです。

リフリーバーチ 10











低光沢?!どこが違うの?!何がいいの?!!(今回は疑問符が多いなぁ…)

リフリーバーチ無垢フローリング M様 6


光沢が増す、光沢のある輝き、ピカピカ・・・・
これらは如何にもすごいモノの形容詞の様に聞こえますが、殊更無垢フローリングにおいては必ずしも良いとは限りません。

ピカピカや光沢のあるものが良ければ、合板のフローリングで「鏡面塗装」とうたっておられる商品がありますからそれらを選べばよいし、無論それらを求めるのならば木である必要もなく、石や石目調のフローリングでいいでしょう。

無垢のフローリングにおいて、ピカピカに光っているということは光るほどの塗膜のできる塗料でコーティングされているということ。
元々木材は、木の床の不思議 〜視覚編〜にて書いている様に、自身が持つ細胞組織によって光の反射を和らげ、人の目に優しい光を届けるのが天然木の持つ素晴らしい性質の一つ。

リフリーバーチセレクション3


でもどこで間違えたか、床にはキズのつきにくさが重要、いつもピカピカでワックスフリーでお手入れ簡単、という事が床に求められピカピカなフローリングがエライような印象を受けるようになってしまいました。
普通に考えて、日中の太陽の光の反射は眩しくないですか?!目を細めますよね?!
お住まいのリビングでくつろいでいる時、大開口の窓から日の光が差し込んでゆっくりと過ごす、というのは理想的ですが、ピカピカに光を反射する床材ではとても眩しくて、カーテンを閉めたくなるはずです。

折角の日の光、おうちにとりこみたいですよね?
前置きが長くなりましたが、そこに登場するのがこのリフリーバーチ(樺・かば)無垢フローリングです。

リフリーバーチ 11










わざわざ、光沢云々というお話をしたのは、このリフリーバーチ(樺・かば)無垢フローリングもウレタン塗装を施されているので、ある程度の光沢はあります。
しかしながら、リフリーバーチはウレタン塗装フローリングでありながらもピカピカとした光沢を抑え、無垢の木材その物の様な優しい表情を見る事が出来ます。
先のシチュエーションの様に、日差しの気持ちのよいお昼間のダイニングにまぶしすぎない柔らかい日の光が届く、というイメージが私はふくらみます。

実際にどれくらい違うのか?!
直射日光の当たる屋外にて、通常のウレタン塗装無垢フローリングと、リフリーバーチ(樺・かば)無垢フローリングを比べてみましょう。

リフリーバーチ 2










向かって右が通常のウレタン塗装、左がリフリーバーチ。もちろんどちらも材質はバーチです。

リフリーバーチ 3










如何ですか?!
比較の為、屋外の直射日光の元で撮影していますが、太陽の当たる同じ角度で並べて撮影していますが、どう見ても右側のウレタン塗装は直射をかなり反射させているのがわかるはずです。
木目が光ってんのと違うやろな?!という声もありそうですが、角度を変えてみればどうですか?

リフリーバーチ 4










お分かり頂けると思います。
もともと木目のはっきりしない木材の部類に入るバーチでしかも塗装を施されているにもかかわらず、左側のリフリーバーチの方は、木目が確認できるほどに目視する事が出来ます。

リフリーバーチ 12
























室内に差し込む光では、影の部分に差し込む為少し光が立ちますが、通常のウレタン塗装に比較すれば、とても柔らかなものです。

リフリーバーチ 8










この違いは子ども部屋などにも現れるでしょう。ピカピカとした光が直接視界に入るよりも、木目の見えるくらいの柔らかさがある光の方が、目にも優しいであろうと思います。

また、光沢を強くしていないおかげで木そのものの表情がはっきりと感じられることと、その外観は一見すると浸透性のオイルを塗装しているかのような落ち着いたナチュラルな質感に仕上がっています。

リフリーバーチ 7
























ピカピカが当たり前のウレタン塗装だったものが、無塗装やオイル塗装程ではないにしろ、それに近い落ち着きの低光沢塗装という選択肢が出来ました。
いや、近いというか外観はオイル塗装と区別がつかない程の仕上がりですから、何も情報がなければ「オイル塗装のフローリングにしたの?!」と聞かれることと思います。

リフリーバーチ 5











塗装済み無垢フローリングの新しい選択肢、低光沢無垢フローリングリフリーバーチ。
太陽の光を当てて確かめてください。
塗装を通しても、木部が柔らかく光を透過してくれることを実感できることと思います。

是非ショールームにてその質感を体験してくださいね。


*2018年、プルミエグレードに床暖房向け商品を追加しました!!
無垢フローリングにとっていつも不安視されがちな防汚性と、求められることの多い床暖房との併用というご希望への選択肢が広がりました。
是非、活用してくださいね。

(床暖房向けではありますが、急激な温度上昇その他によっての大幅な伸縮や割れが生じる場合もありますので、使用状況に注意して下さい。また、無垢材特有の性質は、他の商材とは変りません。床暖房使用における伸縮しないことを保証するものではありません。) 


ネイキッドグレード貼上りイメージ

リフリーバーチ 6



 






プルミエグレード貼上りイメージ

リフリーバーチセレクション1



*リフリーバーチネイキッドグレードは心材部や変色部も含むグレードですので、写真よりも大きな節や変色部が多く含まれる場合もありますので、下記表情の違いを参照ください。


また、リフリーバーチの仲間にリフリーオークも準備しています。
後日紹介しますので、そちらもよろしくお願いいたします。

リフリーオーク 6



リフリーオークプルミエグレードイメージ







弊社へのお問い合わせはこちらから。

リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリング子供部屋施工写真はこちらから
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(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情が異なりますので、ご注意ください。)


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリング(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×90×1820
15×75×1818(*長さ注意)

・形状

UNI

・エンドマッチあり

・品番と価格

FB-21P UNI 低光沢ウレタン塗装 15×90×1820 プルミエ
¥12,420(税込)/10枚入り(1.63屐

FB-21N UNI 低光沢ウレタン塗装 15×90×1820 ネイキッド
¥9,612(税込)/10枚入り(1.63屐

FB-24UP UNI 低光沢ウレタン塗装床暖房向け 15×75×1818 プルミエ
¥18,360(税込)/12枚入り(1.63屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード
ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

リフリーバーチ 9



皮の巻き込み部や立木の時のキズ後による変色 1






リフリーバーチ 13




同上2






リフリーバーチ施工 4


 節の部分








ネイキッドグレードの変色部

リフリーバーチ無垢フローリング M様 7


ネイキッドグレードの大節

リフリーバーチ無垢フローリング M様 5

セレクショングレードの入皮 1

リフリーバーチセレクション4

セレクショングレードの入皮 2

リフリーバーチ セレクション 6


セレクショングレードの変色

リフリーバーチ セレクション 7

セレクショングレードのバーチ特有の斑点

リフリーバーチセレクション2

セレクショングレードの色むら

リフリーバーチセレクション8


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ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢一枚物フローリングを塗装中

只今、人気樹種ロシアンバーチ幅広無垢フローリングを塗装中。
今回は130幅広と悩まれた末、150幅広に決めていただきました。

ロシアンバーチは、板屋楓(ペインテッドメープル)と並ぶ、弊社の定番人気樹種です。
ロシアンバーチ150幅広V溝フローリングを採用していただいたお客様を何度かご紹介していますが、そのV溝の150幅でもかなり迫力の貼り上りのところ、今回採用いただいたのは「150幅の一枚物」です。

ロシアンバーチ 150 幅広 1














これはもう、実物を見てもらわない限り伝わらない迫力だと思いますが、現在塗装の為開梱した部分の表情を掲載しておきましょう。

今回採用頂いたのは、節や補修、変色などを含むネイキッドグレードです。
同じネイキッドグレードとは言え、樹種によって表情が違うのが印刷などとは異なるところ。

ロシアンバーチ 150 幅広 3



 こんなに綺麗な杢もあれば・・・









ロシアンバーチ 150 幅広 4



 割れも節もない代わりにこのように黒っぽい筋があったり、変色のあるものもあります。







それも含めて自然のもの。
ネイキッドグレードはこれらが特徴です。
プルミエグレードには見られない根っこの部分の杢(もく)や、芯材部分の色違い、そして節の表情。
それがすべて見られるのが、ネイキッドグレードです。

と、フローリングの表情にほれぼれしながらもアツいこの季節、倉庫2階の作業場での塗装は、汗の滴りを落とすまいと神経を使うことと、単純なる暑さによる脱水との戦いです。
当然、水分と塩分は準備済みですが、フローリング表面には一滴の汗も禁物。汗の水分を吸って、シミになったり、その部分のみケバ立ちが出る事がありますので、ただでさえフラフラとしてくるところを必死にこらえ、一枚一枚塗り込んでいきます。
お客様の床に並んだ姿を瞼に写しながら少しずつ少しずつ。

ロシアンバーチ 150 幅広 5














何とか仕上げにかかれそうです。

迫力の幅広一枚物フローリングの貼りあがりが楽しみです。
お伝えできる日を楽しみにしていてください。

ロシアンバーチ 150 幅広 2














150幅広一枚物フローリングは下記も参照ください。

胡桃(ウォールナット)幅広150無垢フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング
・ブラックチェリー幅広無垢一枚物フローリング
・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリング
・ノルデストウォールナット幅広無垢一枚物フローリング

ロシアンバーチ施工写真などは下記を参照ください。

・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングはこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングO様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングN様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングS様クリヤー塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ幅広無垢ユニフローリングネイキッドグレードの施工現場はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードオイル塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードとV溝フローリングネイキッドグレードH様無塗装施工写真はこちらから
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