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ハマセンダン

玉椿(たまつばき)無垢材 〜無垢の木材のリピート〜


先日、今年の春にご来店頂いたお客様に再度ご用命を頂きました。
え?!お客様から注文が来るのは当たり前だって思います?!
そうじゃないんです。

いつも馴染みの建築のお得意様ではなく、一般のお客様で、今年の春にメールにて初めて問い合わせを頂き、返信やり取りを幾度かさせていただいた上でご来店してくださり、お買い上げになったお客様なんです。

それも、前回お勧めした材をとても気に入ってくださり、次の製作用にお手元に
置いておきたい、というご要望で連絡を頂きました。
有難い事です。
というもの前回お買い上げいただいた物は、当初お客様のおっしゃっていた樹種ではなく、違ったものを提案させていただいたのです。
というのも、ご要望の樹種は乾燥が不十分だったからです。

事情をお伝えし、他の材をお勧めしたのですが、初めてのお買い上げでありながら、私を信じ購入いただいた事が何より嬉しく、その上で今回のりピート注文を頂いたことがとてもありがたく感じます。


さて、今回のリピート注文というのは、少し前にご紹介した「玉椿(たまつばき・ハマセンダン)材」です。

玉椿材 1













春に製作される材料として一度購入いただいたのですが、その木味などが気に行っていただけて、今回のリピートご注文になりました。
ご来店いただいてじっくりとご覧いただき、板と角材をご購入頂きました。
またどんな製作をされるのか、今から楽しみです。

更に今回はそれだけにあらずで、もう御一方がご一緒に・・・・
彫刻用の木曽桧の盤をお探しでいらしていました。


木曽桧盤1



 4mの角材です。





















木曽桧盤2

私のスリム携帯、幅約5cm。

大きさわかりますか?









こちらもじっくりとお話をし、乾燥程度のことや木目の具合を確認していただきました。
さすがに木曽桧は高価ですので、じゃぁ一本いただきます!、ってなことにはならないので(なにせ、お伝え金額はウン十万円ですから!!)、じっくりとお考えになってくださいとお伝えし、ご連絡を頂くことになりました。

木曽桧盤3














こうやってご紹介いただくのは、本当にありがたいです。
材料もそうでしょうが、やはり、少しは私のご説明もその一因かな!?とすこしですよ、思います。
だって、嫌いな人間のところに良い商品があっても、ニコニコして買いにはいかないでしょう。
買ってもなんだか、気分が良くないと思います。
だから、少しでも喜んでいただける形で提供したい。
そう思いながら、説明をしております。

私の話がくどかったり、永かったり、伝わりにくかったりで、なかなかポンポン毎日売れるものではないですが、だからこそ、お客様もそれなりの覚悟でかいにこられるわけですから、それにお応えできるようにしておきたいものです。

そうすれば、ずっとリピートの良い関係になるんではないでしょうか。
それが商売かな・・・

М様、今回はありがとうございました。
またのご用命をお待ちしております。

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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

無垢木材のリピート 〜玉椿材と北海道産栓〜


先日は半日で面白い木材が動きました。(出荷しました。)
御二方見えられたのですが、どちらの方も日曜大工とおっしゃりながらも、素人ではなかなかできない様なものを、少し変わった材料で拵えられるということでご案内しました。
その材料というのは、まずは欅を所望のお客様。
ドアの取っ手を既存の製品から木に変えたい、ということで材料を探していらっしゃったということでした。
寸法や材質の再検討、価格のご提案などを数回やり取りさせていただいて、最後はご来店いただき直接木を確認いただいてからご購入頂いたのですが、木取りできる分の価格や寸法の点から欅ではなく、「玉椿」という材で決定しました。

玉椿材2









この「玉椿(たまつばき)」。
椿とついていますが、あの立派な花を咲かせる樹木の「椿(つばき)」とは全く異なる樹種なのです。
本来の樹種名としては、ハマセンダンが正式な名称とされています。
ではなぜ玉椿という名になったのか・・・

それは、昭和天皇の皇后さまの入内の折の調度品を、その作者が「玉椿の木をもって・・・」と箱にその材を記したことからその名がついたそうです。
それにしてもとても雅な呼び名を付けられたものですね。

材質もその名に恥じぬ良質なもので、材面は芯材の方は桑材の様に少しこげ茶色に近い茶褐色に、黄白色の辺材が入るというような状態です。
表面もツヤ、というか光るような仕上がりが美しい材です。
木目としては、桑や欅と同じような環孔材(導管という組織が年輪のように規則的に配列しているもの)としての特徴をもっていて、大らかな雰囲気を持っています。
手で触ってみるとわかるのですが、硬さも硬すぎず柔らかすぎずのとても扱いやすいもので、桐と桑の中間くらいの硬さと表現されます。
手触りも心なしか柔らかな様な・・・
その為、彫刻用途にも重宝されます。
入荷の少ない稀少な木材ですので、彫刻等で所望される方はご連絡をお願いしますね。

玉椿材1玉椿材赤白
















木の香りが好きな私にはとてもよくわかるのですが、香りもとてもよく、少し甘く優しい芳香があるのも特徴といえるでしょう。

おそらくこの玉椿材を使って、とてもいい取っ手ができていることだろうなと思っています。


そして、続いてお見えになったのは前回、蘗(キハダ)の板材と木曽桧の耳付き板をご購入いただいたお客様が、その時の材の残りを活用して椅子を造りたいとお電話を頂き、ご来店くださいました。

前回のお買い上げの時に、いろいろと木のお話をし、じっくり見ていただいたので今回もある程度材に照準を合わせていただいていたのか、一通り見ていただいてすんなりと「栓の幅広板」を選んでくださいました。

最近は、皆さんもホームセンターなどでよく見かける「フリー板」と呼ばれる集成材の登場で、60cmくらいの幅まではこれを使えばほとんどの物は安く製作できるのですが、このお客様はとても木がお好きで、ご自分の製作にもとても喜びを持っていらっしゃっるので、集成材ではなく無垢の一枚板でというのが前回からおっしゃられていたことでした。

普通に考えると、60cmくらいはなんなく出来そうなものですが、それが「素直で、室内の造作材として使えて、乾燥したもので、ジャストサイズ!」となるとなかなかないものなんです。
が、今回はほぼジャストサイズの「栓の幅広板」がありましたので、一発で決まり!!となりました。


道材栓 杢板

これです。






以前に記事として紹介した「栓幅広板」のうちの一つです。
北海道産で、貴重な幅広板です。
木目もよく素直で、これこそ「自慢の娘を嫁入りさせるような気持ち」でしたよ。

木の香りや手触りをとても好まれていて、木の長所短所を含む特性や、天然材の傷の一つの虫穴なども、切ってしまうには勿体ないし、ついていてもなんら問題はないですよ、とおっしゃるようなお気に入り様です。
そこまでいっていただくと本当に嬉しく、材木屋の喜びを引き出していただいたような気分です。

御二方とも、高級材を購入くださりありがとうございました。
そして、これからもこんなに喜んで頂けるような出会いを増やしてどんどん弊社のファンになってもらえるようにしていきたいなぁと思っていますので、よろしくお願いをいたします。

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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ!