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ナラ

挽板フローリング S1シリーズ 〜カスクオーク・バーチ〜

人によってフローリングに求めるものは様々。

足ざわりであったり、外観の美しさであったり、色合いであったり木目であったり・・・
色々とあるものの、大きく左右される要因の一つに「貼り上りの印象」があります。

弊社は、おうちにかかる費用のうちでとりあえず家にいる間の殆どの時間を直接触れるであろう床面であるフローリング材だけは、最低限無垢材を採用してもらいたい。そう思っています。
その理由は今まで書いてきたとおりですが、どのおうちも希望を全て兼ね備えたフローリングを選べるわけではありません。
できることならば表面にたて継ぎのジョイント部分が見える UNI 品ではなくて、つなぎ目のない一枚物の OPC タイプにしたい、という希望や標準的な90mm幅ではなくて幅広の130mmや150mmにしたい、というような希望が出て来ると、どうしても後者は稀少なだけにコストの兼ね合いが発生します。
もちろん、一枚物の幅広フローリングを選んで頂けるといいのですが、すべてがそういうわけにもいかず、場所ごとに予算の範囲内でUNIタイプと貼り分けたり、グレードを変えることで予算を押さえたりという工夫をします。


しかし、UNIタイプにするとどうしてもつなぎ目が目立つことや、予算に合わせたグレード選択にすると節やパテの表情と色ムラが多くなってしまうので、少しにぎやかになってしまう事を気にされる場合が多くありました。


そんな悩みに一石を投じるフローリングとして近年注目されているのが、質感良く価格もリーズナブルな挽板フローリング。
ここでいう挽板とは、無垢の一枚板を挽いたものであり、それを合板やランバー材に貼りつけたものをさします。
つまりは、基材は合板などの複合素材であるものの、表面は無垢の一枚板であるもの。それが挽板フローリングです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 1


一般的な合板フローリングとして普及しているものの表面材の厚みはおよそ 0.2mm。
それに対して挽板フローリングは3mm〜1mm。
今回紹介するもっともフレンドリーな価格のものでも1mmという厚さがあるために、写真の通りでどう見ても無垢材の一枚物フローリングに見えるのです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 3

今回紹介する「挽板フローリング S1シリーズ」は、合板フローリングの表面材の5倍の厚みである1mmという挽板を用いたフローリングですが、流通普及品の合板フローリングとほとんど変わらないほどの価格を実現している点が驚くべきところ。


普通に考えると、見た目が非常にかっこよくきれいなものは、価格も相応に・・・というのが当たり前。
しかし、この挽板フローリングS1シリーズは、製品長さを909mmとし、今までは2mmが限界だった挽板製材を1mmにすることが出来たおかげで、原板のロスが少なく価格を抑えることに成功している点が、非常に魅力的です。

その上、近年人気の天然木の風合いを感じやすいとされる「節や色違い」ですが、合板フローリングではなかなか表現しづらいものの、挽板フローリングでは1mmという挽板の性質を活かしてしっかりと本物の節の表情や色違い、ネイキッドグレードにおいては変色などさえも原木そのものを忠実に切り出すことが出来ているのです。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード 1


そのうえ、製品幅が127mmという幅広サイズ。
ここが非常に大きなポイントで、無垢フローリングの90mm幅ももちろん美しいのですが、やはり自然の木目をしっかりと味わおうと思うと、弊社での幅広サイズである130mmや150mmという商品を採用したくなります。

この挽板フローリングS1シリーズは、無垢フローリングとほぼ変わらない127mmという幅寸法のため、写真の通り、カスクオークの自然の表情をとっても良く表すことが出来ています。


そして樹種は定番のカスクオーク以外にもう一つのラインナップ、バーチをご用意しています。

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 6


白太中心でとってもさっぱりとした感じ?!のバーチ。
しかし、真っ白一辺倒ではなくて、そこが挽板フローリング。
原木のなかに隠れているバーチの個性を十分に引き出しています。

それは細かにでる節であったり、もしくは白っぽい樹種には避けられない色ムラであったり、はたまた何とも言えない美しさの照りであったり・・・

無垢材でしか味わえない質感と外観を、1mmという挽板で見ることが出来るようになりました!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 4


この照りの出方!!
写真ではさほどではない様に感じるかもしれませんが、実物を見ているととってもきれいな波打ち際にいるかのように、ゆらゆらときらめく木目。

見る方向によってその見え方が変わり、木目の表情自体が同じ場所とは思えないくらいに変わるバーチ。

カスクオークほどの木目の印象は強くはないものの、反面この輝くような照りが控えめな木目を強く印象付けるきっかけになっています。


挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 3


もちろん、バーチの方も自然な風合いそのものを楽しめるネイキッドグレードもラインナップしています。
カスクオークでもそうですが、やはり自然そのものの野趣を感じられるネイキッドグレードは、近年非常に人気です。
このバーチでも、セレクショングレードは辺材である白っぽい材を中心にしているのですが、ネイキッドグレードは節や変色を自然のまま取り込んでいるので、合板フローリングでいうところの「源平(げんぺい)」ではない、不規則な色違いを楽しむことが出来るのです。


挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 2


中には、どうしても含まれる原木の傷をパテで補修した部分があったり、菌によって変色している部分も含みます。

しかし、それがまた本物でなくては味わえない、印刷でもないリアリティーを感じさせてくれるのです。
ここまで本物そのものにこだわっている挽板フローリングS1シリーズ。
もちろん、表面はオイル塗装です。

本物の無垢フローリングと同じように、木の風合いを損なわないオイル塗装を施されているので、見た目だけではない足触りや質感も、無垢材そのものなのです!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 7


近頃は印刷技術の進歩で、印刷の表面に微妙な凹凸をつけたり、ざらつきを持たせることでこの無垢材のしっとりさらっとした風合いを持たせるような加工をされている合板フローリングもあります。
それでも、やはり本物の質感にはかないません。

触れた時の手や足から伝わる湿度に対しての質感やお部屋に貼伸ばした時の照りや節の表情は、決して印刷では表現できないもの。

これはぜひ施工してみてもらうしかないほどの良さです。

日頃無垢材しかお勧めしない私でも、予算と住まい方によっての選択肢にお勧めしたいんですから、その出来は推して知るべし。

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード 2


基材に合板を用いることで、無垢材では基本的には避けている「床暖房」への使用が可能(*)になっている点も、無垢材とは大きな違い。
もちろん、合板といえども表面はオイル塗装の無垢挽板です。
高温の床暖房では隙間等の発生は生じるものではあるものの、127mmという幅広の一枚物材で床暖房が使えるということ自体で珍しいものですので、柔らかな昇温でじっくりとこのオイル塗装の質感を味わってもらいたいと思います。
(*床材表面温度が目安30℃)

2


オーク好きならば、この虎斑の表情を見ただけでもワクワクするのではないでしょうか?!

挽板フローリングでは、後日紹介します挽板3mm貼りの150mm幅6尺一枚物商品と、同じく909mm長さの120mm(挽板2mm)幅商品があります。

そちらのラインナップは樹種も多く存在しますが、もうこの1mm品であるS1シリーズで十分ではないかと思えるようなできですので、困りもの(笑)。
弊社は無垢フローリングの幅広一枚物からUNIタイプ、そしてUNIでありながらもつなぎ目が目立たない「つなぎ目V溝タイプ」などをラインナップしているので、選択肢は非常に多くあるものの、予算の都合でフローリングを妥協しなきゃいけない・・・そんな時に、無垢材の最後の砦として挽板フローリングを検討されてはいかがでしょうか。

単層の無垢材ではないけれど、無垢の質感とスピリットを得られる挽板フローリング。
S1シリーズは、無垢材の質感を最も身近に感じられるリーズナブルな高機能フローリングです。


挽板フローリング S1シリーズ
カスクオーク セレクショングレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード

カスクオーク ネイキッドグレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク ネイキッドグレード全景

バーチ セレクショングレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード全景


バーチ ネイキッドグレード 貼り上がりイメージ

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード全景


!!挽板フローリングの特徴とご注意事項!!

挽板フローリングシリーズは、合板や積層板の表面に数mmの無垢材を貼り合わせた商品ですので、稀に接着材の成分が表面の挽板に変色となって表れる事があります。(特にオークは黄色変色部分が出ることがあります。)
床暖房向けに使用可能ですが、主暖房とする使用方法や床材表面温度が高温になる場合は、フローリングのすき間の発生や床鳴り、反りを生じますので、使用環境には十分配慮下さい。



挽板フローリング S1 シリーズ バーチセレクショングレード、編込みのおうち施工写真はこちらから



挽板フローリング S1 シリーズ 〜カスクオーク・バーチ〜

・寸    法 
12×127×909

・形    状
表層1mm挽板貼 一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格(表示価格全て税別表記です)
カスクオーク
CO-579OS 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 セレクション
¥7,750/14枚入り(1.62屐

CO-579ON 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 ネイキッド
¥7,250/14枚入り(1.62屐

バーチ
NB-579OS 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 セレクション
¥7,250/14枚入り(1.62屐

NB-579ON 表層1mm挽板一枚物 オイル塗装 12×127×909 ネイキッド
¥6,650/14枚入り(1.62屐

・運    賃
別途、地域によりお問い合わせください。

・グ レ ー  ド 
セレクション 小さい節や軽微な色むら、オークは白太、バーチは赤身を含みます
ネイキッド  色むら、節、源平、パテ補修など無垢材の持つ樹種本来の特徴を全て含みます

・納    期
無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産をするということが出来ませんので、余裕をもってご確認ください。


表情の違い

セレクショングレードの節跡

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 5

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 5


セレクショングレードの白太

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 6

セレクショングレードの色違い


挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 7


セレクショングレードの変色部分

挽板フローリング S1シリーズ カスクオーク セレクショングレード 8


セレクショングレードの原板の着色部分

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 8

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 4


ネイキッドグレードの白色変色部分(色抜け)

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 7

ネイキッドグレードの変色部分(傷害変色)

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 9

ネイキッドグレードの変色

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 10

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 6

各グレード共通の軽微な補修

挽板フローリング S1シリーズ バーチ ネイキッドグレード 11


原板を活かすための軽微な傷修繕削り

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 2

バーチ特有の葉節

挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレード 3



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*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜  

今回比較実験の好条件材料として登場したタモアッシュ)。
少しむつかしいお話も入れながら木材としての実験結果をみていくと、注目したいのはキーワードとなる道管の大きさ。

タモ材は木材中の道管の比率こそ多くはないものの、道管の大きさでいうと、直径100〜400μmという大きさ。
これは、空気を多く含むため、柔らかくて軽い木材の代表とされるキリ(桐)よりも大きく、年輪も道管もはっきりとしているケヤキ(100〜250)よりも大きい数値。
(単純な大きさ比較です。実際の性質には他の構成物質が大きくかかわっています。)

広葉樹の道管13


この大きな道管がたくさん存在する木材は「糠目材(ぬかめざい)」と呼ばれています。
環孔材は年輪の幅が広くなると晩材の幅も広くなるものの、早材の幅は変化しないといわれます。
そのため、年輪幅が非常に狭くなると早材部分の道管の比率が高くなり、木質繊維部分が占める割合が少なくなることで結果、道管の占める比率の多い軽軟な木材になるということです。


前回の最後にもあるように、糠目材が劣っているわけではありません。
用途によっての違いがあり、木目の細かな木材が好きな私は非常に好きですし、細工をする用途などには非常に好まれるうえ、木材としても糠目材のほうが狂いが少ない傾向にありますから、材木屋さんとしてもうれしいわけですね(笑)。
ただ、はっきりとした木目が好まれる樹種であるケヤキやナラ、もちろん今回のタモにおいても、糠目になると木目(板目)部分が少しぼんやりと狭い範囲になってしまうことから、敬遠される場合もあります。
たとえば栓という樹種などは、木材としては美しいものの癖が強いということで、広葉樹のなかでは敬遠される場合もありますが、私のお勧めする糠目の良質材などは、比較的おとなしくていい感じ!!

タモ材と道管 栓の場合2
(栓板物、在庫材)

材の優劣ではなく、用途によって使い分ける必要があるのは前置きの必要がありませんが、先にお話ししたうちのナラなどは、年輪幅によって大きくその用途が分類されている代表的な樹種であるかもしれません。
脱線してしまうこと必至(汗)でお話をしますと、ヨーロッパでの重要なオークナラ)の用途である樽の材となるものは、年輪幅がおよそ2mm以下のもので良質な木材のうちで幅広材としての木材生産ができないもの(約直径45cm以下)は、洋酒熟成用の樽用材としての用途に分類されているそうです。

もちろん、その中でも産地によって成分の違いや特性の違いがあるので、非常に細かく分類されるわけですが、そのように区分されるほどに道管の構成による木質の違いというものの影響力の大きさがわかると思います。
脱線が大きくなるので、それによるお酒の味わいの違いや樽の違いについては心残りながら、この場では控えておきましょう・・・

ナラ材と年輪による木質の差のお話になると、ミズナラとコナラの違いやそのほかの名称、そして両者の材としての違いについても脱線したくなるのですが、その差にも上記のお話が少し関係してきますので、木材の特に広葉樹を理解する上で道管を理解することは、非常に重要であるといえます。

その一歩として、見える形で道管の違いを出すことができた今回の比較実験。

タモ材と道管 6


実は今回のお話は一昨年にお届けしようと思っていたものなんです。
しかし、用意をしていた直後に大阪北部地震があり、弊社の直近が震源地だったこともあり建物も大きな影響をうけ、倉庫の木材がすべて倒れ崩れてしまったときに、用意していたタモ材も行方不明になっていたために、公開のタイミングがなかったものです。
今回、皮肉なことにこの深刻なコロナ禍のなかで業務が少なくなっている中で、整理が進む倉庫から見つけることができた事で、記事にすることができました。

学術的なところにまで踏み込むことは容易ではありませんが、材木屋さんなりのやり方でできるだけ平易に木材の特性や違いを伝えようという「木まぐれコラム」の記事としては非常に良かったのではないかと思っています。

しかし、今回の実験はこれで終わりではありません。
道管を話題にした実験は、もう一つ。
視覚的により一層わかりやすくて衝撃的な実験を、皆さんは目の当たりにすることになります!!

道管という孔の存在を知ったみなさんであれば、驚きとともに楽しんでもらえるであろう実験。
それをのちに敢行したいと思いますので、次回の記事も乞うご期待!!!

広葉樹の道管12


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同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜 

木材の個体差を非常に理解しやすい題材として取り上げる今回。
その差を見る素材は、長さも幅も厚みも、そして入荷時期も全く同じというタモアッシュ)材。
弊社の誇る、30年超長期在庫です(汗・・・)。

タモ材と道管 1


早速ですが前回お話しした通り、この2つをつかって重量差を数字でみてみようという趣旨です。
その数字を見れば、視覚的に環孔材に本当に孔があることがわかっていただけるはずなのです。
実験する私も、経験上でその差を理解しているわけですが、実際には目にしたことがないので、どのくらいのさになるか、結果が楽しみ。

それでは比較実験を始めましょう。
まずは実験に用いる大きさのタモ材の平均的な重量を、文献を参考にして計算するとおよそ6.3kg。(実験材の厚みは27mm)
それを念頭において、まずはこちらの木目のはっきりした材(上の写真左側。以下A材)から重量を測ってみましょう。
こちらの材は、含水率はおよそ 13.6% 。

広葉樹の道管8


いい感じの含水率と考えるべきか、30年で13%?!と考えるべきか微妙なところ(もちろん、0%にはならないんだけども・・・)と感じてしまいますが、とりあえず計測。
計測は助手であるわが息子H君に協力してもらって、体重計で簡易計測。
計測した重量からH君の体重を差し引いて、このA材の重量を推測。
H君の体重は33.4kg。

広葉樹の道管14


これから、実験材を抱えて体重計にのってもらい、総重量からそれを引いた重さが、A材の重量ということです。
事前の計算では材の平均値である6.3kgとH君の体重である33.4kgをたして、39.7kgということが想像できますが、さて計算通りになるのか否か!!?


広葉樹の道管16


少し見えづらいですが、結果は40.6kgになりました。
平均値から考えると誤差が0.9kg 。
なかなか優秀な計算結果でしたが、これが基準となる重量です。
覚えておいてくださいね。


次に木目が非常に細かく年輪幅の狭いB材を計測します。
実は、これは手に持った時点で非常に大きな差を感じるのですが、それが数字としていかに表れるか・・・
こちらも、実験開始前に含水率を測定しますと・・・・


広葉樹の道管10


むむぅ~・・・9% 。
こちらは30年の歴史を感じさせる数字(笑)。
曇りがちな撮影当日の影響をうけずに、人工乾燥材カマ出し時並みの数字を記録。
この計測が大切なのは、言うまでもなく含水率が重量に影響を及ぼすからです。
この点でみても、入荷時期が同じである同一樹種の同一寸法材を、同一環境で保管しても差が出る、という天然素材の特徴が見えてくるポイントだと思います。

さぁ、お待たせしました。
ではいよいよ計測!

広葉樹の道管17


おぉ!!
38.8kg!!

なんと!!
同じ体積の木材同士 1.8kg の差があるのです!!!
実験成功!
およそ2kgも違う。
実は、手で持ち上げても明らかにわかるほどの差があるのです。
だから、結果は見えていたものの、数字で見るとやっぱりびっくり。
皆さんにも分かりやすい結果になったと思います。

先程の含水率に多少の差はあるとしても、これほどまでの差は出ません。
ということは、この差こそ、道管という細胞組織の構造を顕著に知ることのできるものだという事です。

木材自体にたくさんあいている孔は道管(どうかん)。
広葉樹の組織のうちの一つですが、この空洞となっている道管が多いか少ないかで重量もかわり、強度も変わり、そして加工性も変わってくるのです。
この差を重要視するのは家具屋さんだと思います。
加工がしやすいというのは良いことである反面強度がなくなってしまいがちなので、荷重のかかる部分には向いていません。
そのため、使われる部材ごとに木目をみて材を振り分ける作業をされる場合もあります。

彫刻においても環孔材でおすすめ樹種があるものの、その樹種だからといってよいものではなく、上記と同じように道管が多くを占める材は切削加工しやすいのですが、反面木質部分の多いものは比較的硬質になるので、切削しづらいことになります。
文献で見た、といって材種のみを重視してお探しの方もおられますが、安かったからといって木質部分が多い材を購入し、こんなに削りにくいのかと驚いた、というお話も聞くことがあります。
それも、この道管の違いによるところが大きい場面です。

タモ材と道管 5


数字で見るとはっきりとわかるこの違い。
次回は、ちょっとむつかしい話をしながら、この細胞組織の違いについてのお話を進めたいと思います。



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同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜 

ながく続くコロナウィルスの影響が広がるばかりで、当初業界では物資の流通を心配していたものが、今はおそらく感染を管理しきれない状態で仕事を続けなければならないと思われる、建築業界の職人さんの間に広がらないことを祈っています。
医療も物流のみなさんにも尽力を感謝しなければならないと思います。


さてそんな中、お家でできるエクササイズやおもしろ動画などがたくさん公開されていますが、私もひとつ、木材のお話をお伝えしたいと思います。
樹木にしろ木材にしろ、多くの種類を学んでいくときに手がかりとなるのが、広い意味での「針葉樹と広葉樹」の分類。
弊社記事でも今までにいろいろな角度でとらえてきましたが、今回は広葉樹に絞りながらもその中でも建築にも家具にも身近で、有名な樹種が多い「環孔材」を使ってお話を進めたいと思います。

最初に、なぜ環孔材なのかというと、違いが非常にわかりやすく説明がしやすいからです。
今回話題にするのは、その名の通り「環(わ)っか状に、孔(あな)のある材」に、本当に孔があるのか?!ということと、その孔は本当にあいているのか?!ということ。

私はいつも、ショールームにお越しいただいて木材や無垢フローリングの説明をさせてもらうときには、樹木や木材も細胞組織でできていることや、わかりやすく説明するためのたとえ話として、その細胞組織がストローの列のように並んでいることを説明します。

広葉樹の道管1

そして、その配列があることで強度があることや伸縮すること、吸放湿できることなどをお話しします。
しかし、たとえ話としては理解ができても、本当に木の中に孔があいているなんて、にわかに信じられないかもしれません。
広葉樹の中でも環孔材は、その孔による違いを顕著に理解できる特徴がありますし、見た目にも違いが分かりやすいので、代表的な樹種であるタモで違いを見ていきたいと思います。

まず、木材の木口を見てみましょう。

広葉樹の道管5


環孔材は、孔となる組織が年輪のように環っか状に並んでいる木材です。
よく見ると孔が認識できます。
この部分は内部まで孔になっていて、それ以外の部分の多くが木質部分です。
つまり、極端なお話ですがこの孔の部分が多い木材は「空洞が多い」ということになるのです。

空洞が多いということは、木質部分が少ないわけですから重量も軽くなるはず。
孔だらけ、なわけですものね。
これは、広葉樹を多く扱っている材木屋さんであれば、ある程度経験でご存知のことと思います。
ご存知なくても、無垢フローリング屋さんや材木屋さんが商品の特徴を説明する場面で決まり文句のように「足触りが柔らかな・・・」とか、「軽軟な木材なので、あたたかみがあり・・・」などと説明されている根拠のうちの一因も、この孔なんですね。

わかっているようでわかっていない、見えづらいこの孔の存在を数字でみてみれば、納得しやすいはず!
そう思って今回、視覚的に見ることができるタモアッシュ)材を用意しました。

タモ材と道管 1


長さも厚みも、そして幅も同じで樹種も同じ。
弊社に入荷した時期もおよそ30年前!!( ゚Д゚)で同じというこの2つ。
比較するにはこれ以上にない素材です。
これを使って、孔が多いものと少ないものの差を簡単な数字で見ることのできる「重量比較」を次回に行いたいと思いますので、ご期待ください!!


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ピュアラーチ無垢一枚物フローリングとオークD・Dウォールのおうち、完成!

想像以上、というのもいいものですが、想像通りというのも良いものです。
今回の想像どおりは、その施工場所と見栄え!

建築当初から、玄関ホール正面の壁に何か変化をつけられるようにしたい、と要望を頂いていました。
店舗や木の雰囲気を強く出す場合だと、以前に紹介していますアンティーク加工を施したヴィンテージエベヌやミルキーゼブラ羽目板をお勧めするのですが、今回はそれとは違う住宅です。

いろいろな方法がある中で、今回提案したのはこちら。

オーク乱尺 D・Dウォール 6


はい、ご紹介済のオーク乱尺D・Dウォールです。

小幅なオーク材が積み上げられたように貼られている壁。
玄関に入るとまず目に飛び込んできます。

しかもただのオークの壁材ではありません。
見てのとおり、厚みの違うオーク材をランダムに積み上げていくように施工されることで、凹凸を演出し光の陰影を出しています。

オーク乱尺 D・Dウォール 1

フローリングでも壁用の羽目板でも、表面の仕上げは平滑で、均一な厚み仕上げが基本と思われているところ、あえて大きく厚みの差をつけて不規則なリズムを演出する。

フローリングなどの平面は、ある程度の面積を眺めるために、節や色違いなどの表情での差を感じやすいですと思います。
それに対して壁の場合は節の出方などももちろん表情にはなりますが、その他でいうと底目地仕上げと呼ばれる「溝をつける」という方法もありますが、視覚的な奥行を出すことは非常に困難。

オーク乱尺 D・Dウォール 5

それに対して、厚みに差をつけて凹凸に陰影をださせることで、木目や色の差のほかに「奥行き」という観点がでるために、リズミカルでいながら且つ、重硬な雰囲気を醸し出しています。

オーク乱尺 D・Dウォール 3

床に無垢フローリングを使うことで、部屋の雰囲気は様々に変化しますが、壁の選択肢は意外と少ないもの。
また、費用の面からも無垢フローリングを採用しても、壁はビニールクロス一面になることも多いもの。

もちろん、一番には生活上にもっとも多くの時間体が触れているフローリングから、無垢材にしてもらうのは希望なのですが、だからといって壁や天井に木を使うことができないのはさみしいものです。

床にも壁にも、そして天井にも無垢材を・・・

オーク乱尺 D・Dウォール 2

そんな思いからお勧めする一つの方法。
それがオーク乱尺D・Dウォールです。

左官壁も塗装壁も良い選択です。
しかし、無垢材で変化を設けられる壁材の選択肢。

視線を集めるワンポイントとして、テレビ背面や玄関スペースなど、様々な場所へ使ってみてください。


オーク乱尺D・Dウォールの記事はこちらから 


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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク ァ.譽奪疋ーク乱尺 D・Dウォール〜

個人的な事情で、記事の間隔がすっかりと空いてしまったのですが、先月にお話ししていたレッドオークの終着点、実は今回です(汗)。
見た目の通り、少し赤っぽいオークという感じのレッドオークでしたが、もちろん色合いはホワイトオークと見分けのつきにくいものもあります。
そのため、濃い色に着色されて使われる場合が多く、家具にしろ無垢フローリングにしろ、以前はアンティークもののようにこげ茶色したものが散見されました。
木目柄のきれいなシート商品の影響と、「オーク材」というイメージからくるものですが、本来の自然な色違いを感じられないのは少し残念でした。

今回紹介する、レッドオーク乱尺D・Dウォールにも色むらが見られますが、今回の仕上げには色違いも大きなテイストの一つ。
色どころか、厚み自体を2種類にし壁面に貼りあげたときに、陰影ができるような形にしています。

オーク乱尺 D・Dウォール6

オーク乱尺 D・Dウォール7

どうです?
この写真には大きな色違いはないですが、レッドオークの柾目と板目、そして厚みの違いによって生まれる影がつくる不規則なリズムが、適度なバランスを作っていると思いませんか?

近年の無垢フローリングや壁板は、幅広材志向が多く大工さんの施工性にも優れるのですが、このD・Dウォールは反対に幅狭!
57mmという小幅材がとってもいい感じ。

いつも扱っている130mmや150mmというフローリングから考えると半分以下、いや150mmからするとほぼ1/3!!
ものすごく小さいサイズに思えてきますが、これがまたいいんです。

オーク乱尺 D・Dウォール3

幅広だと少し大味に感じるところですが、オークの持つ木目感も強くなりすぎないのが、このサイズの特徴です。
またD・Dウォールは、もともとがフローリング用の加工がされていますので、いわゆる実(さね)加工があります。
長手方向も短手方向にも実がありますので、壁面に積み上げていきながら実を合わせ、釘を使用してもらうことで施工できます。

ランダムに板材を重ねていった感じを出しながらも、雑然としない規則性がありますから、カジュアルな場面にもカフェや飲食店のような着色をして用いるようなところにも、よく似合うと思います。
特に、着色による使用がよく似合う「オーク」が素材ですから、雰囲気に合わせて塗装してもらうのもいいでしょうね!

もちろん、店舗などだけではなく住宅にもおすすめ。

以前は、フローリング面から高さ1mくらいまでの壁に板を貼る「腰壁」という方法が多くありましたが、現在は全体の壁面はシンプルにしておきながら、ポイントごとに特徴的な材質を配することが好まれます。
玄関ドアの正面のエントランス面の壁であったり、広い面積となるため間延びしがちなリビングで、くつろぐ空間の視点を整える意味で一部の壁に貼ってみる。

オーク乱尺 D・Dウォール4


人間は視線が安定するととても落ち着くもの。
そして、木材は人間の目に優しく、木目の不規則なリズムと光を柔らかく届けてくれる効果がありますが、そんな木材だからこそ、特徴的な雰囲気には自然と視線が向けられ、目の余計な動きが少なくなることから、落ち着くともいわれています。

そこに、奥行感のある段差をつけることで、より一層の視覚的面白さを加味しているのが、レッドオーク乱尺D・Dウォールです。

オーク乱尺 D・Dウォール5


ただ、一つ難点を上げるとすると、もともとがアメリカにて仕分けされたものですので、若干表面が不均一なものや実部分の欠けているもの、曲がりや反りも若干含まれています。(下記、表情の違いを参照)
もうそのあたりは、レッドオークの故郷である広大な雑木林の懐の深さを想像して寛大に受け止めてくださる方に、使ってもらうとしましょう。


この小粋な小幅材。
是非、エントランスや人の集まるリビングなんかに使ってください。
今までは影のヒーローだったレッドオークに、まさに光が当たることで影を生み、人の目を楽しませ空間を演出してくれる主役になってくれることと思います。


影のヒーロー、レッドオークに幸あれ!


*各写真は陰影を出すために、照明の下で撮影していますので、実際の商品よりも若干赤みが強く映っていますので、実物との色差はサンプルなどにてご確認ください。
また、材ごとの色さもあります。

仕上がりイメージ

オーク乱尺 D・Dウォール6


レッドオーク乱尺 D・Dウォールの玄関ホールアクセント貼り、施工写真はこちらから


・弊社へのお問い合わせはこちらから。
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から

(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)


レッドオーク無垢一枚物 D・Dウォール(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法:15〜18×57×乱尺
(ケース内に厚みを変えたものが混在しています。施工現地にて自由にランダムに組み合わせてください。)

・形状:一枚物

・エンドマッチ:あり

・品番と価格:DD-49S 一枚物 無塗装 プルミエグレード ¥8,900(税別)/1.86崙り/ケース

・運賃:別途地域により、お問い合わせください。

・グレード:セレクション 小さい節や軽微な色むらを含みます。

・納期:無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから



表情の違い 参考

入り皮と、上ピース部分の筋状の加工歯残り

オーク乱尺 D・Dウォール2

加工機械歯による食い込み

オーク乱尺 D・Dウォール1

左:通常実 右:浅い実

レッドオーク乱尺 D・Dウォール 10


曲がり・反り

レッドオーク乱尺 D・Dウォール 11


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
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オークとスギ 洋酒とミズナラ完結編 〜樽〜


間にお知らせが入る形で幾度か間が空いてしまった記事ですが、今回でシリーズ?!完結の予定です。

前回、日本酒の樽にスギの板目材が使われるといいました。
洋酒などのオークの樽の場合は柾目なのに、板目のスギで大丈夫なのか?!という疑問でお話を終えていましたよね。

それを語るにはまず、日本での木材の使われ方の中で柾目と板目の使い分けをされている似た用途である、「樽と桶(たるとおけ)」のお話から進めないといけません。
普通はあんまり言葉の意味を意識せずに使っているかもしれない「樽と桶」。
どちらも液体を入れる用途のものですが漠然と、「大きい入れ物が樽で、ちょっと水を入れるくらいが桶ちゃうかな?!」そんな感じではないでしょうか。
違いが分かりますか?!実は、その違いの中に、木材の使い方の答えが隠されているのです。

樽というのは、簡単にいうと「長期間内用液を保存する入れ物で、移動させる場合があるもの」です。
長期間保存し、移動させる機会があるということは、内容物がこぼれてしまったり異物が混入したりするとまずいわけです。
その為に蓋(ふた)がついています。

樽つくり3


それに対して桶は、「一時的に入れておき、用事が済めば中の液体を排出する入れ物」ということです。つまり蓋はありません。

この違いが材の用途の違いに大きな理由を持っていて、樽は長期間保存のために木材が液体に永い時間触れているために、木材は常に液体により膨らんだ(液体を含んだ)状態にあるために、製造された状態から膨らんで、樽の隣同士並んだ木材同士が互いに密着して液体を漏らさないように工夫されているのです。
互いに密着させるためには、液体を含んだ時に膨らみやすい板目(寸法変化する)を用いているというわけです。

樽つくり2

対して桶は、一時的なので液体が入っている時は湿って膨らみやすく、排出されたときは乾燥して収縮するために、常時寸法変化していては、次に使うときに桶を構成する木材の隙間から、液体が漏れ出てしまうという事になるために、できるだけ寸法変化の少ない柾目材を使う、という大きな違いがあります。

この樽と桶による柾目材と板目材の用途の違いで分かる通り、樽にはわざと板目材を使っているのです。
そして、その樽に使われる板目材のスギはお酒にスギ独特の優しい香り付けをしてくれます。
その為に、お酒に触れるようになる樽内部側にはスギの赤味材を、そして運搬保管時に見える外側には白太の部分を使用してすっきりと見せている場合が多いのです。
しかし理由はそれだけではなく、内側が赤身で外側が白太だということは、使用される板材は赤身と白太の双方が入っている部分=「源平材」という事になります。
そしてこの部分を使うのは、赤身と白太の間になる部分には「液体をとおしにくく、さらにアルコールも通さない」といわれる「白線帯(はくせんたい)=乾燥する前に白い帯のように見える部分」という部分が存在します。

樽つくり4


そしてその部分があることで長期間の保存の際にもお酒が漏れ出さないという、信じられないくらいに木材の性質を知り抜いて使われてきた理由があるのです。

白線帯というのは、栄養分の多い木材の成長を担う白太の部分が、役目を終えて樹体を支える役割をする赤身に代わっていく際にできる部分であり、とっても不思議な作用のある組織なのです。
その部分の効用を知って利用されているのが樽材であるという、本当の適材適所の代表例であるのです。

もちろん、現実的には予算や目的などに合わせて赤身のみの樽材も存在しますから、神話的に話を進めると誤解を招くことになりますが、スギの樽にはそのような理由があって板目材が使われていることが分かっていただけたのではないかと思います。

オークとスギ。用途は同じでも、国が違い種類が違い木材が違うと、こんなに違うんだという木材の利用。
それもきちんとそれぞれに理由があって用いられているという、使ってきた人たちの知識の深さ。
いつ考えても感服します。

樽つくり1


お酒から始まった木材談義ですが、ひと段落したことでとりあえずここで完結という事にしておきましょう。
もし機会があれば、普段は飲むだけの日本酒ですが、その日本酒を醸す樽の材料を作ってくれる場所を見学するのもいいかもしれません。
いい香りを放つ日本酒ができるために欠かせないスギの力を、再認識しさらに日本酒がおいしく感じるはず。
希望があれば、見学ツアーやりますよ(笑)
洋酒もいいですが、今宵は日本酒で乾杯!のために、スギのお話で盛り上がってみてくださいね。

日本酒


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洋酒とミズナラ、そして焼酎


急な木材利用ポイントの告知で一回分飛んでしまいましたが、もう少しだけミズナラからのお酒のお話。

前回までにワインはもちろんのことウィスキーのような洋酒もオーク(ナラ)の樽で熟成させられていること、そして、その味わいのことをお話しましたが、実はそんな海外のお酒以外にも、オークの樽を使って熟成させている日本のお酒があるんです。
それは焼酎。

一時はワインの次にブームになった、あのプレミアム焼酎の中にもオークの樽で熟成させているものがあるのをご存じだったでしょうか?!
その焼酎というのは好きな方の中では有名な蔵元である「黒木本店」の百年の孤独。

百年の孤独

もう、そのネーミングだけで「やられた!」感のある焼酎ですが、その名前と見かけだけではなく、中身もすごいんです。
通常、皆さんが想像する焼酎というのは「水割り・お湯割り」などで透明のグラスを透かして見ると、ほとんどが水かお湯を想像するような透明なものだと思いますが、この百年の孤独は違います。
グラスに注いだ瞬間から、「おい、中身ウィスキー入ってるぞ!入替えたんか?!」と言ってしまうほどに、まさに琥珀色に近い、熟成されたウィスキーのような色合いをしているのです。

もちろん、その飲みごたえも色合いに比例してかなり濃厚で、とろけるような舌触りかと思えば、熟成とはこういう事か!と思わせる香りとのど越しが鼻とのどを抜けていく感覚は、焼酎の域を飛び出しています。

それからも想像できるように、やはりオーク樽の熟成能力というのはすごいんだなぁ、とその味で身をもって感じることができるのです。
ウィスキーやブランデーなどの洋酒の場合は、色合いも味も、最初からこんなもんだろうという風に決めてかかっていることもあって分かりにくいかもしれませんが、焼酎でもこんな味がでるのがオーク樽、というのを日本で証明したのが百年の孤独のような気がします。

蛇足ながら、有名ワインメーカーが使っているオーク樽で仕込んだ日本酒、というのも以前に購入したことがありますが、そちらもやはり独特なオーク風味とまろやかさがついていたことを報告しておきましょう。(あっさりとした紹介ですみません。写真とデータがどうしても見つからず・・・)

そんなまろやかな味わいの熟成焼酎だからこそできることがあります。
それがこちら。

百年の孤独ボンボン

焼酎好きの方でも、これを知っている方は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか?!
実はこれ、百年の孤独焼酎ボンボン、です。

よくあるウィスキーボンボンと同じく、チョコボールの中に焼酎が仕込まれている「ボンボン」なのですが、それが百年の孤独なのです。
私はお酒も好きですが、チョコレートも大好きです。
3歳に満たない時、叱られることを予想して祖母に隠れて板チョコレートを半分食べました。
隠れていたのは、「鼻血でるからやめなさい!」と好きなチョコレートをたらふく食べることができなかったことから、「食べてもでぇへんことを証明しよう」と思ったのは、今でもはっきりと覚えています。
結果は、、、、案の定、だらだら鼻血流して物置に閉じ込めの罰をうけたのでした・・・・
そうではなくて、それくらい好きなのですが、その好きなチョコレートと百年の孤独のドッキングとなると、食べずにはいられません。

しかしながら、これを入手できるのはお義母さんのおかげ。
ずっと前から百年の孤独をはじめとした焼酎を注文していたために、焼酎と一緒に毎年のバレンタインに合わせて私の為に買っておいてくれるのです。
家内と結婚する以前からずっと「代わりばえせんとごめんねぇ」といつも渡してくれる箱を楽しみにしています。
因みに、その同封の説明書きにも「樫樽で熟成させた・・・」とあるのですが、念のため、たぶんオーク=ナラの樽であろうと邪推するのも毎回のお決まりなのです。(今となっては、美味しいしどっちでもいい。)

因みに因みに、あんまり食べてはもったいと、日にちを置いていてはいけません。なるべく早く食べきってしまいましょう。
なぜなら、百年の孤独はアルコール度数40度を超えるウィスキーやブランデー並の数値ですので、「天使のわけまえ」がとっても多いのです。

天使のわけまえ、とは angel's share といい、蒸留酒を作っている最中に、水分やアルコール分と一緒にお酒の原酒の量が目減りする、まさにその目減りのことで、要は、熟成中に天使へのわけまえとして原酒をささげる、という事ですね。
自然に目減りするのを、そんなしゃれた言い方ができるのもやはり日本人との感性の違い。

あ、だからこそ百年の孤独ボンボンの中身も、いくら外がチョコレートで漏れ出てこないとはいえ、やはり中身は「天使に持って行かれる」のです。
大切に大切に置いていたボンボンを久しぶりに口にほおばった時に、中から出てくる焼酎に期待しつつも、何も出てこない時のあの落胆というと半端ないもの。
一度だけやってしまってからはもうそんなことはありませんが、皆さんは気を付けてくださいね。

百年の孤独やボンボンの写真を探している間に、今まで飲んだお酒のラベルをみていると、めっちゃ性格が出ていることに気が付きます。
特にこれ。

蒐集癖

一時期にたまたま買い揃えた、というのかどうしても飲み比べたくなり、一つ買うとまた一つ、そしてこれもや・・・と増えて行って、同じ時期に同じ銘柄(この時はすべて宝山の芋と製法違いばかり)を集めたくなってしまうのです。

これはもう木材と同じで、趣味的に「ヒノキの仲間」とか「ナラの仲間」とか、そうやって集めていきたくなるマニア心をつかんでいます。
悔しくもはまってしまうのです。


さて、これを書いている夜中22時55分。今日の飲みながら木材談義は、この忘れられない思い出の百年の孤独ボンボンをほおばりながら、少しあま〜いお話をかんがえようかな・・・・

百年の孤独2

 


 



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西洋帰りの虎の良さははたして?! 洋酒とミズナラとホワイトオークと


前回お話したサントリーのウィスキーオークを見ると、本当にウィスキーがオークの樽材で熟成されているという事が理解してもらえると思いますが、オーク自体はそれ以外にも幅広く活躍し続ける、いわば広葉樹のトップランナーかもしれません。

もちろん、他の樹種もさまざまありますが、世界的に永いスパンで愛され続けて且つ、使用範囲が限定されずに特殊用途から身の回りまで使われている材というのはやはり珍しいものです。

オークのすごいところといえば、今となっては日本では、天然記念物級のものでなければ作るのは難しいのではと感じるようなサイズでも、ホワイトオークならば実現できちゃったりします。
こんな風に。

ホワイトオーク天板


ウチの息子、倒れてるんではありませんよ・・・
丁度、ホワイトオークの板の手入れをしている時に会社に来たのを、スケール代わりに横たわらせて記念撮影。
こんな感じの幅1mを超えるような一枚板を産出するのも恐るべしオークのスケール。
広めのテーブル板にしようと思っていたんですが、この写真を撮った瞬間に別の用途を思い浮かべました。
先々そんな使い方もえぇなぁ…えぇこと思いついた!
そんな感じでワクワクするのも、この驚きのサイズがあってこそ。
フローリングといい天板といい、今でも木材業界ではオークは大活躍。
もちろん、忘れてはいけないのはドアや窓などの枠材としての用途。
家具でもわかるように、装飾性とその木目の美しさからタモアッシュ)と並び広葉樹内装枠材の2大巨頭です。

フローリングで言うと、弊社でもカスクオーク幅広無垢一枚物フローリングを初め、エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング低光沢ウレタン塗装リフリーオーク無垢フローリング日本の広葉樹フローリング 清涼楢幅広無垢一枚物フローリングなどのオークやナラの無垢フローリングを販売していますが、オークの人気は合板フローリングの世界では一時期衰えたものの、無垢フローリングにおいては定番中の定番として君臨し続けています。

ホワイトオークフローリング

オークは神話の世界のゼウスの象徴でもあり、どちらかというとその木目からも想像できるように、男性的なイメージが強い木ですが実際は、私の好きなワインなどに代表されるように、製材したときに甘い香りがすることや成長の遅い目の詰まった材には、とても繊細な美しさを感じるのです。
そしてその象徴が古くから「ジャパニーズオーク」という代名詞で世界に輸出されていた「日本のミズナラ」だったのです。

ミズナラ

ホワイトオークとは一味違った端正な木目と、それに伴って現れる光の波のように見える虎斑は、見るたびにうっとりするくらいに美しいものです。
虎斑は、放射組織と呼ばれるものですが、その組織に光が当たることである時は電流の流れのように、またある時は月光に照らされた水面を揺らす波のように輝くのです。
いくらケヤキが大径木広葉樹の雄で、高値で取引されていても、日本以外では今一つ人気が出なかったのは、こういった要因も一つあるのかもしれません。
古くはオークに代わり諸外国にケヤキを輸出する計画があり、若干は海外に出たようですが、受け入れられなかったという苦い時代があったといいます。
エルム(にれ)は受け入れられているにも関わらず、不思議なものです。
国柄によってやはり木の好みも変わるという意味で言うと、やはりオーク(ナラ)の良さというのは皆に永く愛される理由があるところなんでしょう。

虎斑

今回のような日本産のナラを使ったプロジェクトというのは、実はこのウィスキーに限ったものではありません。
実は私の好きな(もちろん、ウィスキーも好き)ワインでも、日本のワインを日本のならの樽でつくろう、という活動があり私の知人が精力的に活動していますから、そう遠くないうちに話題になることと思います。

ワインは本場でも土壌や気候、そして樽はもちろん醸造家との相性もあってその性格が決まるもので、とても複雑なものですが、ある程度の味わいを確立している日本のワインを日本のならの樽で熟成させるとどうなるのか、というのは、ワイン好きと木材好きと双方から気になるところです。

それも含め、前回も触れましたが「なら」は比較的蓄積量も多く活用できる広葉樹。
それも仕方なく、ではなく先ほどからあるようにとても有用な樹種なのですから、これを使わない手はありません。
現在の世の中の流れ通り、今日伐採して明日売れるかどうか、位のスピードの時代にどれほどの価値を持っているかは使う人次第ですが、使いたい人に渡らないがために木質バイオマスやチップ材などになってしまう広葉樹の事を考えると、時間と手間をかけても活用する方法を模索しないといけないというのははっきりとしています。

そんなことを考えるのは、到底一晩二晩では無理。
ここはゆっくりとウィスキーでも傾けて、じっくりと語り合わないといけないのでしょう。
さて、今日はどのウィスキーをアテに木材談義を始めようかな・・・


ウィスキー

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本場に渡った虎 郷里に帰る 洋酒とミズナラ


一時期(約4年ほど)は断酒していた為、外出してお酒を飲むという機会がなく特にバーなどという場で洋酒などをたしなむ機会からはかなり遠ざかっていたのですが、解禁されてからは少しづつ「外で洋酒」の機会が出始めて、また興味がそそられている今日この頃ですが、そんな時、新聞広告にとっても木になる(気になる)文字が並んでいます。

「○○○は、なぜ日本原産のミズナラの木を使うのか?!」(○○○は会社名。あ、写真にでてるな・・・)

ミズナラウィスキー

この広告はウィスキーのものですが、あんまりお酒に興味が無い人は「また日本の木を使うキャンペーンの一環か?!」と思ってしまうかもしれませんが、私にとっては、とっても興味をそそられる見出しなのです。
ワインの樽にはオーク(ナラ)の木材が用いられることは、もしかするとご存知かもしれませんが、ウィスキーなどの洋酒の樽には何が使われているかということを考える人は少ないのではないでしょうか?!
最近でこそブームの様に「ハイボール」なる飲み物の復権とドラマの相乗効果で、洋酒の販売が伸びているというのは周知の事実ですが、やはりビールや焼酎、日本酒に比べれば口にする機会は少ないでしょうし、その高いアルコール度数と独特な香りから、洋酒自体を敬遠する人も多くいます。
実際に私がよく飲食を共にする友人曰くは、「正○丸のにおいやんか、これ・・・」という、なんとも妙な形容をするのですが、やはり良い香りとは捉えられていない場合が多いようです。

そんな洋酒にもオークの樽が使われていて、ワインほどの材料へのこだわりの話は聞きませんが、やはり醸造には重要なファクターを成しています。
その重要な樽に、海外のメーカーがわざわざ日本のミズナラの木を使ってウィスキーを作ったのだそうです。
冒頭の広告はそのキャッチコピーだったのです。

結論を先に言うと、なぜ?!にかかる答えが少し期待値には届いていなかったのですが、今や生活の中はもとより住宅建築材や家具などでもあまり姿を見ない日本のナラを、世界の洋酒メーカーが使って日本で販売しますよ、という広告の様であります。
そう、日本のナラです。

弊社でも何度か紹介している様に、建築材料や無垢のフローリングの原材料となるナラは、殆どが輸入材で日本のナラは使われていません。
弊社取扱の日本の広葉樹 清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリングはとても珍しい例で、日本のナラは現在輸入材に比べあまり利用されていません。

その理由や流れは別の記事にするとして、国や自治体が頑張ってスギやヒノキを活用しようと啓発してくれるので、どうしてもナラなどの広葉樹は材が無い、若しくは伐採利用してはいけない(増えすぎた針葉樹、減っている広葉樹というある意味の偏見)と思われているところもあり、材木屋でもやはり目にする機会はすくないのが現状。
また、現状を理解している人達や地方では広葉樹、こと伐採したナラを活用できないかと、大変努力されているところもあるので一概に利用されていないとは言えませんが、正直なところ、コナラを含めたナラ類の蓄積は相当量確認されているので、本当はスギやヒノキの利用を考えるのと同じようにこれらの利用も真剣に考えないといけないのですが、スギやヒノキで言われるような利用へ向かう動きが報じられないのが残念なところです。

加工場建設


ここは、国内のとある広葉樹利用施設の建設現場。

広大な土地が切り開かれています。ここに、期待の加工場と土場、そして乾燥機械が並びどんどん広葉樹製品がうまれる・・・予定です。
ただ、まだまだ乾燥や木取の技術の改良が必要なようですが・・・
こういった大きな施設は珍しいのですが、私が知っているだけでも数か所の自治体で動きがあることは事実。
もう少し針葉樹以外の山の木にも目を向けないと、スギ・ヒノキに偏った時のように、今度は広葉樹に偏らないといけないようにならないか、いや、なりつつあるような気もします。
すべてを綺麗に利用できるような使い道をつけていくことと、生産できることの両輪が早急に必要です。

えぇーっと、脱線しました。
現状は、針葉樹だけではなく広葉樹の利用も考えないといけない。その中で、蓄積のあるナラ類の利用は急務だという事を知ってほしいのです。
そしてそのうえでのナラ樽材のお話。

実は弊社は、ウィスキーの樽で使われていたオーク材を再利用した無垢フローリングを販売しています。
ご存じの方もあるかと思いますが、日本の有名メーカーであるサントリーのウィスキーオークフローリングです。

ウィスキーオークフローリング

樽材としての役目を終えて解体されたオークの板材を、再度まっすぐに加工し直し、幅の細い状態のオーク材を長さ方向とともに幅方向にも接着することで、150佗のフローリングにしています。
材には釘の跡で黒く変色したところや、焦がしを入れた部分が黒く残っている部分もあり、味わい深いのですが何よりの特徴は、ケースを開けた瞬間に香り立つウィスキーの香り。
はじめてつかわれる方は必ず驚かれますが、このように加工されてもまだウィスキーの香りを放つ樽の原料となったオーク材は、すべて柾目木取りですので、材の表面には多くの虎斑を見て取ることができます。

通常のオークのフローリングでは、柾目木取りというような贅沢なことはなかなかできませんが、樽の材料となるオーク材はすべて柾目でとらないと液漏れがしますし、なによりオークの成分と蒸留酒の成分の移行が起こりにくいこともあり、このオール虎斑のようなフローリングができるわけですね。

このフローリングが世に出始める時には弊社は大阪の販売店としては専売取扱いをしていましたので、相当数の出荷をさせてもらいました。
永くウィスキーを育んできた樽材のフローリングとあって、お酒好きのお施主様はもちろん、工務店様にもその価値を喜んで頂いたものでした。

ウィスキーオーク


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日本の広葉樹無垢フローリング 〜清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリング〜


一般的に木材と言って想像するのはやはり、杉や桧でしょうか?!

杉は花粉症で一気に悪い方に知名度が上がり、桧にしても日本人にはネームバリューは相当高いにもかかわらず、その名前を伏せて他の木材とともに材を見せた場合は必ずしも良い反応が返ってくるわけではないのですが、それでもやはりそれらの針葉樹と言われる柔らかな木材の温かい雰囲気の木目を連想されることが多いでしょう。

一般の方を対象にしたアンケートの結果で面白いものがあります。

アカマツ、ウォールナット、クリ、スギチーク、ナラ、パインヒノキメイプル、ヤマザクラという10の樹種の中で樹種名のみ→材面画像のみ→樹種名+材面画像の順で樹種の好みを調査し増した。

結果その中でヒノキは樹種名のみの時にはトップで選ばれていますが、材面を見ると中程度まで人気が落ち込み最後に樹種名+画像まで行くと、再度トップに躍り出ます。
これはヒノキの認知度が高く、ブランド力があるということです。

反対に広葉樹で目を引くのが「ナラ」。
同じ順で行くと、初めから中間→中間→中間・・・
ずっと中程度の印象を維持しているのです。ほぼ変わることなく・・・

ということは、変わらぬ人気があることと、受け入れられている木目であること、しかしながら、とても興味があるわけでもなく、悪いわけでもないという、「普通」な印象であることもわかります。

ただし、それにはこの調査にも理由があって、過去にフローリングを採用している経験者か、これから採用する予定がある方を対象に、フローリング材として提供した材料を見てもらった印象を調査しているからです。
「ナラ」といえば、フローリング材では断トツ最も知名度があると言っても過言ではない樹種だから、ですね。
それに加えて、フローリングとしての流通量の多さ、設計段階での枠材やカウンター、フローリングなどへの樹種名のスペックインが大きな割合を占めているために、建築業界にいる方ではなくともその名前は聞いた事があると思います。

だから余計に可もなく不可もなく、の様になってしまいがちですが、実のところはナラは非常に難しい樹種です。
無垢フローリングとして非常に多く流通していますので、フローリングとしてあるのが当たり前の様に感じてしまうところですが、以前のカスクオーク幅広無垢一枚物フローリングでもお伝えした様に、乾燥具合や木取りなどをうまくこなさないと、フローリングとなった後も製品ごとで寸法が大きく異なってしまったり、原板の割れがひどくロスが多くなってしまったりするので、実は非常にデリケートな樹種なのです。

例をあげると丁寧に天然乾燥させたナラの板材。

楢原板乾燥割れ


丸太から製材して板目にしていますので、ナラらしい大きな木目はみてとれるのですが、よく板面を見てみると、表面が大きく波打っていたり裂けるように割れていたりしています。
これがナラの性質。
美しい木目は得たいけれども、板目の乾燥方法をうまくこなさないと折角の板目が台無しになってしまうのです。
特に柾目などで木取りすることのできない中小径木で作られる場合は必ず板目となり、木の芯に近い部分まで利用することになるので、特にこの傾向が顕著になります。

だから、本当はナラのフローリングというのはよく見かける割にはデリケートな商品で、どのフローリング屋さんを見てもラインナップにはありますが、実はその製造工程によって品質に大きく差が出るのもこの「ナラ」という樹種の特徴です。

いつもながら前置きが超長くなってしまいました。
それ位に語りたいことがたくさんあるということ。特に、今日のこの清涼楢(なら)と次の清涼樺(かば)には、思いがたくさん詰まっています。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 10

ふた昔前位は、無垢フローリングといえば結構高級なお宅に使われる材でチークやカリンと言った銘木に近い材料が多く好まれ、もちろんナラやカバもありましたが、どちらかと言えば少数でした。
それが一昔前位から無垢フローリングといえばナラとカバ、と言えるくらいにこの2樹種が普及し、今ではナラとカバの無垢フローリングはどこでもある、と言えるくらいにまでポピュラーになっていると感じます。

それでも、同じ「ナラ」という名前の無垢フローリングだったとしても、実際のフローリング自体は全く仕上がりや性質が異なります。
この清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリングは、日本の北国の厳しい寒さに耐えて育った良質な丸太から作られます。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 3


日本のナラと言えば、ずいぶん昔には「ジャパニーズオーク」と言われ密でいながら雄大な木目は、海外でもとても高く評価されていた歴史がありますが、残念ながら、現在では、その当時の様なテーブルが出来そうな大径木というものを製材することはごく稀です。
特にフローリングの様な表面積の小さな板の場合はなおのこと。
だからこそ、大切な日本の楢の丸太一本一本を余すところなく使えるように、フローリングに余すところなく使える太さの丸太を選別して製材し、乾燥、加工しています。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 8


だから、中には木の芯の部分やそれに近い部分も含まれている事があります。
通常は、木の芯は捩れたり乾燥による仕上がりに難しさがあるために敬遠されることが多く、今までもフローリングなどの板材としては利用されることは稀でした。
そこを製材と乾燥などの工程を煮詰める事でフローリングとして完成させたのがこの清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリングです。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 11


そして一番のポイントは、日本の広葉樹のフローリングで幅広一枚物フローリングであるということ。

一度探した事のある方ならばお分かりだと思いますが、ナラやカバなどの無垢の広葉樹フローリングは、基本的にユニタイプ(UNI)が主流です。
それはコストの面で有利なことはいうまでもなく、広葉樹の性質上一枚物フローリングを作ることが難しいから、という理由があります。
広葉樹は、スギやヒノキのような針葉樹とは違い、まっすぐに幹を伸ばしません。
想像してみてください。

峠道を行くと、スギ林などは同じくらいののっぽな幹がずらっと並んでいる事が多いですが、紅葉するような雑木林と言われるような場所には背丈がまちまちで枝のつけ方も一様ではない樹木が様々な形であるはずです。
通常に伐採される楢(なら)等の広葉樹の原木は、それらの様に決して大きくもまっすぐでもないものが殆どです。
だから、余計に一枚物の広葉樹無垢フローリングはなかなか見かける事がないのです。


しかしながらなんとか一枚物をつくりたい、日本の広葉樹原板を少しでも無駄なく活用したいという想いから、丸太の木取りと乾燥にこだわり、検品を重ねて少しづつではありますが、日本の広葉樹で作られる幅広無垢一枚物フローリングが完成したわけです。
それも、一般にある「オークウレタン塗装」ではなく、「無塗装」で。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 7


ここがまた大きなポイントです。
先程見てもらってわかる様に、楢の板目はとても大きく寸法形状変化する場合があります。
だからこそ、ウレタン塗料で固めて動きを封じたいわけです。
しかし、それでは折角の無垢の風合いと、独特の色合いが失われてしまう。
だからこそ、無塗装を用意しました。皆さんの好みで日本の楢を味わってもらえるように・・・

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 12


今回は楢の木のお話よりもフローリングに関することに集中してしまいましたが、どうしてもスギやヒノキの利用ばかりが注目されがちな日本の森林事情の中で、一般的に語られず知らないうちに使っているのは殆どが輸入の同種の広葉樹である現状を知ってもらい、少しでも日本の山の木を活用できるようにすることが大きな目標です。

使えるのならば日本で育った元気な広葉樹、使いたいですよね?!
今まではあまりクローズアップされなかった日本の広葉樹のフローリング、清涼楢幅広無垢フローリングからお届けします。
もちろん、楢のフローリングの醍醐味である虎斑も入っていますよ!

清涼楢幅広無垢一枚物フローリング 2


同じ工場で製作する楢、樺の造作材と框材もあります。
フローリングのお供に、どうですか?(なんか御茶菓子みたいですが・・・)

加工材 3


*2019年、日本の広葉樹無垢フローリングシリーズに新しく、清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物フローリング清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物柾目フローリング、そして清涼たも(せいりょうたも)無垢一枚物羽目板(板目・柾目が加わりました!!


注)
清涼楢フローリングは湿度の比較的低い北国の寒さの中で育っています。また、製材や乾燥工程も同じ環境で行っていますので、施工頂く地域によっては稀に吸湿して寸法の伸縮が大きくなる場合もありますので、施工環境にはよく馴染ませてから施工していただくことをお勧めします。


*清涼楢無垢フローリングを採用頂くにあたって

清涼楢フローリングの原材料の楢は、ケヤキやタモと同じように環孔材広葉樹であり、キクイムシによる白太(辺材)の食害を受ける可能性があります。
全てがそうではありませんが、採用にはその可能性がある事を含みおき頂きますようによろしくお願いいたします。(必ず発生するわけではありません。)


清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 4


・弊社へのお問い合わせはこちらから。
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から

清涼楢幅広無垢一枚物フローリング プルミエグレード貼り上りイメージ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 6


清涼楢幅広無垢一枚物フローリング ネイキッドグレード貼り上りイメージ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 1


清涼楢幅広無垢一枚物フローリング 定尺 ネイキッドグレード貼り上りイメージ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 9


(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)


日本の広葉樹 清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリング
(寸法表記は全てmm単位)

・寸法

15×120×1820
15×150×1820
15×120×455,607,758,910(定乱尺)
15×150×455,607,758,910(定乱尺)
(状況により、長さ303定尺もあり。)

・形状

一枚物無塗装

・エンドマッチ

あり

・品番と価格

SN-15P OPC一枚物 無塗装 15×120×1820 プルミエ
¥22,500(税別)/7枚入り(1.52屐

SN-15N OPC一枚物 無塗装 15×120×1820 ネイキッド
¥18,000(税別)/7枚入り(1.52屐

SN-45P 定乱尺一枚物 無塗装 15×120×455〜910 プルミエ
¥18,000(税別)/(1.52屐

SN-45N 定乱尺一枚物 無塗装 15×120×455〜910 ネイキッド
¥13,500(税別)/(1.52屐

SN-13P OPC一枚物 無塗装 15×150×1820 プルミエ
¥24,750(税別)/6枚入り(1.63屐

SN-13N OPC一枚物 無塗装 15×150×1820 ネイキッド
¥20,250(税別)/6枚入り(1.63屐

SN-43P 定乱尺一枚物 無塗装 15×150×455〜910 プルミエ

¥20,250(税別)/(1.63屐

SN-43N 定乱尺一枚物 無塗装 15×150×455〜910 ネイキッド

¥15,750(税別)/(1.63屐


・運賃

別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グレード

プルミエ:材の特色をいかしたトップグレード
ネイキッド:節、源平(赤身白太)、パテ補修込み。強度的に問題のない節や若干の欠けを含みます。 

・納期

無垢商品のため、余裕をもってご確認ください。 


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 


お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから                


・表情の違い 参考

節部補修パテ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 5

白太

清涼楢店舗 9



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングの御宅見学


先ごろ完成のエインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングを採用頂いたお宅です。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 7


温かな日差しが差し込んでいます。
エインシェントオークの一枚ごとのグラデーションがはっきりと強調されていてメリハリのある表情です。
無垢のフローリングはもちろん、一枚一枚表情が異なることはもう耳にタコどころではなくお分かりの事かと思いますが、やはり私の日常の業務の中でも未だに「木目と色合いのサンプルとのギャップ」に困られるケースが無くなったとは言えませんから、このように濃淡のある木材はできる限りの表情を見ておいていただきたいのです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 1


何故かというと、エインシェントオークや後に紹介のエインシェントバーチは、大抵「濃い色のフローリング」や「黒っぽい無垢フローリング」というカテゴリーから選定される場合が多いからです。
その選定のキーワードでいくと、黒檀フローリングブラックウォールナットフローリング、ソノケリン(ローズウッド)フローリングなどがあげられる場合が殆どだと思います。
そのキーワードに対して、エインシェントオークをあまり知らないスタッフが、たまたまお客様に見てもらった一枚のサンプルが、上の写真の一番色の濃い部分であれば、見た方は「これくらいの濃さがいい!!」という話になってしまうわけです。

だから、必ず全体を見ていただかなければいけませんし、もちろん色見だけの観点での選定には慎重になっていただきたいのです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 8

先の記事でもお話していますが、木材は総じて色の濃いものは価格のはるものですから、ブラックウォールナットや特に黒檀などはなかなか手が出にくいことと思います。
エインシェントオークがお手頃、という宣伝ではないですが、オークという美しい木目と特有の「斑」を見ることのできる樹種で、塗装ではなく(ここがポイント)深い色合いが楽しめるのは大きな違いです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 4


中央部分の一枚、太陽に照らされて縮み杢が出ています。
貴重!です。虎斑(とらふ)という柾目に出る組織もこのようにみえますが、こんなに大きく出ることはないでしょうから、貴重な一枚。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 5

この写真の中央付近の一枚にかなりはっきりとした虎斑が出ていますね。
これぞオークの醍醐味です。
必ずある、というわけではないのでこれをあてにしてもらっても困るのですが、そこは童心に帰って「駄菓子屋さんの当たりくじ」の様に開梱貼り上げ時のお楽しみにしてくださいね。

さて、上の2枚の写真からもわかる様に太陽光が入るとまた一味違った表情ですね。
この場合も、光によって色見が全く違ってみえるのが写真でもわかっていただけるかと思います。
少し赤茶色に見えています。
表現が難しいですが、自然のものです。人間が決めた単純な「色」という認識の仕方の範囲におさめろ、という方が無理な話。
そのあたりは是非ショールームにて実物を数枚ご覧くださいね。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 6

そう、色見が濃いのでなかなかわかりづらいところではありますが、このエインシェントオークは全てが一枚物のフローリングです。
無垢の幅広一枚物です。

通常の無垢フローリングでも幅広一枚物というものは珍しい上に、「色の濃い、幅広、無垢、一枚物フローリング」という、4つほどの制約がついてくるとそうは簡単にできるものではありません。

また、実はエインシェントオークは床暖房の仕上げ材としても採用していただいています。
幅広無垢の一枚物フローリングで床暖房の仕上げ材。
おぉー、一番難しい条件の制約が加わり条件が5つになりました。
無理難題、と言いたい様な条件を併せ持っているのがエインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングです。
床暖房は、接着剤にて貼り合わせたベニヤ板でも収縮する位ですから、エインシェントオークでももちろん収縮や反りなどを完全に無くせるものではありませんが、かなり少なく押さえられていますから、施工方法を守って多少の隙や床鳴りを気にしなければ、無垢の床暖房仕上げ材という贅沢を味わうことが出来ますよ。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 2

あんまり盛り上げ過ぎてもいけませんね。
念の為、写真からは伝わりませんのでお伝えすべきは特有の香りがすること。
5つの制約を受け止めるエインシェントオークですが、材からは特有の香りがします。
独特です。
すぐに消える?!といつも聞かれますが、それは何とも言い難いところ。
材から発する香りは、一枚一枚違うどころかバロメーターがあって同じ勢いで蒸散するものではありません。
ですから、視覚で見るフローリングの色合いばかりに気をとられずに、嗅覚でもフローリングを感じていただくことをお勧めします。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 10


エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 3

オーク(なら)の幅広無垢一枚物フローリングのラインナップの中でも特殊なエインシェントオーク。
写真では伝えきれない、伝わらない部分が多く(オーク・・・汗)ありますので、是非その物を確認しに来てくださいね。
近くで見てみないとわからない、雄大なオークの木目とシックな色合いのマッチング。
大人の趣味室にも、オシャレな店舗にも、ちょっと明かりを落とすリビングにも、様々なシーンにはめこんでみてくださいね。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 9


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エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング


木材の色調に関しては、木の床の不思議ー視覚編ーや、出窓実験室 検証編などで、木材の見え方や木材の持つ組織による色調などの事をお話しましたが、木材というのは一般的にいえば、色調の濃いものほど高価になる傾向があります。
あくまでも一般的、と付け加えなければいけませんが、色の薄いものというのは針葉樹で知られるなどで、濃いものは紫檀(シタン)黒檀(コクタン)などと解釈してもらえれば、あぁなるほど、と理解していただけるのではないでしょうか?!

黒檀

先日、ある部材を製材するために黒檀の長さカットをしている時に、端切れを集めてもらっていた弊社女性スタッフが「黒檀って、こんなに重いんですね。仏壇が高いわけだわ・・・」と妙に納得していたのを思い出します。
つまり、重さが重かったり、色が濃い木材は相対的に高価な場合が多いということです。

しかしながら、住環境のインテリアには色の濃いものがあって引き締まっているのも魅力的です。
和風で言うと、煤で燻された古民家の梁の黒色や日光と生活による退色で茶褐色になったフローリング、洋風であっても使い古されたシックなオークのフローリングや、高級銘木チークの黄金色に見えてくる茶褐色、ブラックウォールナットの深みのある濃茶のそれなど。

以前にはお二人程、フローリングに無垢の黒檀や鉄刀木(タガヤサン)を使いたい、という要望を頂いた事がありますが実物を触っていただいたお客様から、触感が冷たい、という意見が出て、採用にはいたらなかった経緯もあります。
木材は色の濃いものほど高価で重く硬い傾向にあるのですが、その反面明るい材色の木材よりも、手や足から体温が移動するスピードが速くなるので、冷たく感じやすいのです。

紫檀や黒檀などの銘木は、木目が独特でその色合いもとても特徴的なために、その外観に惹かれてフローリングにできないか?!と胸を躍らせる方もいらっしゃいますが、実際は上のような「歩き心地・足触り」を確かめてみないとイメージ先行ではおすすめできないところがあります。

でも、家全体の雰囲気を引き締めたい場合や、濃い色合いの木材を好まれる場合ももちろんある。
そんな時候補にあがるのが、このエインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 7


どこか古いオシャレな喫茶店や使いこまれた洋館のフローリングのような、塗装では出せない色調が際立つエインシェントオークフローリング。

もちろん、塗装ではないので表面を削っても下地の薄い木材色が顔を出す、といったようなことはありません。

工業製品ではない無垢のフローリングにおいて、「色」という観点のみで選びだしたり木材を説明することは、無意味であることはいうまでもないことですが、冒頭のリンク記事をご覧いただいていれば、光の当たり方などで色見が異なることはわかっていただけるでしょう。
もちろん、それ以外にも一枚一枚が無垢の木材ですので、色合いは均一ではありません。
むしろ、白太の部分や原木の時からの濃淡によって、バラつきがあると思っていただいた方がいいでしょう。
もちろん、1820mmの幅広一枚物の無垢フローリングですから迫力も十分です。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 8


住宅の内装イメージを左右するフローリングの色調に、深い色合いを求めた場合には、壁面や天井の薄い色合いとのバランスがとてもよく仕上がることと思います。
足元がしっかりとした色合いであると、落ち着きが感じられたり壁や天井などの縦方向の空間を広く明るく感じます。
もちろん、何度も言う様ですが、無垢のフローリングで深い色調のものが少ない中では大きな選択肢です。

また、エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングのもう一つの特徴は、床暖房の仕上げ材としても活用できる点です。
幅広の、しかも一枚物の無垢フローリングでありながら、通常の無垢フローリングでも難しい床暖房の仕上げ材とすることができるのです。
エインシェントオークは、通常のフローリングよりも吸放湿スピードが急激ではありません。
そのため、床暖房機器による昇温によるフローリングの形状変化が急速になりにくいのです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 10


ただし、弊社の記事をご覧になっていただいていればお分かりかとは思いますが、「床暖房対応」というような言葉にすると、本来は無垢のフローリングの特性として受け入れられるはずのフローリング同士の隙間や踏みなりなどが、急に受け入れられなくなってしまうことがあります。
床暖房に対応しているということは、無垢のフローリング特有の現象も出なくなるもの、と伝わってしまいがち、というのでしょうか。

原点に戻ると、デザインや色目だけで無垢フローリングを選んだわけではないはずです。
隙間などの起こりうる特性を理解したうえでの無垢の選択ですから、床暖房があってもなくても、エアコンなどによっても木材は伸縮しますので、忘れないでくださいね。

エインシェントオークはナラのフローリングですから、ラッキーな梱包にはこんなものが入っているかもしれません。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 2


見事な虎斑(とらふ)!!
ブナ科の木材によく見られる美しい模様。虎の毛皮の模様のように、不規則でありながらダイナミック。
オークの大らかではっきりとしたイメージにとてもよく似合います。
通常の虎斑は銀白色の様に輝いて見えますが、エインシェントオークは「黒光り」しています。
そこがまたカッコよくてたまりませんねぇ。

古くから世界中で愛されてきた歴史のあるオーク材。
時には力強い木目をみせ、時には虎斑の様な優しいカーブの美しさを表現する木目の魅力は、一言では表せません。
そのオークの中に、どこか古く懐かしい感覚を見つけられるような気がするエインシェントオーク。
一枚一枚の表情や色調の違いを含め、是非ショールームにて足触りを体感してみてくださいね。


エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 9



貼り上りイメージ

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 5


・弊社へのお問い合わせはこちらから。
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)



エンシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 検討に当たってのご注意:

・エインシェントオークは、材の乾燥特性上、特有の香りがあります。採用前に必ず香りを確認いただいた上での決定をお願いいたします。
・フローリングは着色ではないので、着色塗装の剥がれというものはありませんが、太陽光やその他による退色や変色で、当初の色見が薄く変わっていくことがあります。
・比較的濃い材色になっていますので、生活上の擦り傷などが白く目立つ事があります
・また、オイル塗装ではありますが、表面に水分が付着したままにされますと白色に染みになる場合がありますので、直ぐに拭きとりをしてください。
(下写真参照)

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 4

エインシェントオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング
(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×120×1820

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

AO-15OP OPC一枚物 オイル塗装 15×120×1820 プルミエ
¥33,264(税込)/8枚入り(1.74屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

含まれる節

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 3

色みの違い

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 6



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土足歩行店舗向け オークハーテイド・バーチハーテイド幅広無垢一枚物フローリング 


少し前に試作の状況を報告していた弊社オリジナル一枚物無垢フローリング、ハートグレードフローリングが出来上がってきましたので、紹介しておきましょう。

オークハーテイドフローリング 4

といっても、既に施工第一号店の様子を先に紹介してしまったので、イメージはそちらをご覧いただくのが一番手っ取り早いと言ってしまえばそれまでなのですが、念の為に御紹介しておきましょう。

というのは、施工一号店はオークをふんだんに使っていただきましたが、そのオークとともにバーチもご用意していますので、そちらもご覧いただければと思います。
その名も「オークハーテイド(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング」と「バーチハーテイド(カバ)幅広無垢一枚物フローリング」です。

バーチハーテイドフローリング 12

先ず最初に申し上げておかないといけないのは、オークハーテイド・バーチハーテイドフローリングは「土足用のフローリング」であって、室内上履き用としてはお使いいただけないこと、です。
幅広無垢一枚物として室内用に使っていただけないのは実に残念?!なところではあるのですが、とてもキャラクターの味わいが深い表情をもっているのですが、オークハーテイドとバーチハーテイドフローリングは、これからお伝えする諸所の理由があり室内用には向いていません。

バーチハーテイドフローリング 2

本当はいいところばかりを見せていればいいのかもしれませんが、それでは誤解を招きますし、元々のこのフローリングのコンセプトから外れてしまいますので、敢えて先に申し上げておきます。

バーチハーテイドフローリング 3

オークハーテイド並びにバーチハーテイドは幅広一枚物のオークとバーチのフローリングをとることを前提とした、製材木取りの中で生まれるフローリングです。
もともと、無垢のフローリングにおいて「一枚物フローリング」をとるというのは、想像以上に難しいものなのです。
幅広一枚物フローリングの記事にて幾度もお話してきましたが、一般的には無垢のフローリングというのはUNIタイプ(ユニタイプ)で構成されています。
その理由は、色々とありますが何よりも一枚物をとることの難しさがある事からUNIタイプが圧倒的に多いのです。
一枚物の無垢フローリングは、丸太も厳選しないといけないのは当たり前ですが、製材の木取りの仕方から乾燥の注意、養生(落ち着かせる期間)等にも配慮しなければなりません。

その厳選された中からも、全てがフローリングになれるわけではありません。
やはり無垢の木です。
中には大きな節の出るところや傷のあるところ、乾燥による割れが入ってしまうところ等がどうしても出てきます。
そんな部分を、室内用としては基準に沿わなくとも、多少の段違いや加工のキズ跡、割れなどを含めてなんとか活躍させてやりたい!木のもつ本来の豊かな表情を見せる部分を是非見てもらいたい!という想いから製作したフローリングが、オークハーテイドとバーチハーテイドです。

オークハーテイドフローリング 15


そういった理由なので、いつものようにその加工精度や仕上げの美しさ、木目の均整さなどを紹介するものではありません。
どちらかというと、一般的には欠点とされて不合格と言われるような部分を多く含むものですから、注意点の方が多いのかもしれません。

たとえば、室内では補修して使われる割れですが、極端に大きいものも含まれます。

オークハーテイドフローリング 10

また、反りや曲がりによって加工中に機械の加工跡の残っている物。

オークハーテイドフローリング 11

バーチハーテイドでは木目に反って割れるような部分が見られます。

バーチハーテイドフローリング 8

原木時に強度の落ちた部分の目彫れ

バーチハーテイドフローリング 11

等など。
室内のフローリングの基準から見ると「使えない」とされるかもしれないこれらの原板ですが、よく求められるアンティークや使い古した表情に求められる粗さというものも、やはり、こう言った原板の表情に通じるところがあると思います。

バーチハーテイドフローリング 13


しかし、室内用フローリングの基準も使うシーンに応じて決められたもの。
日本のような靴を脱ぐ生活をしている国と、土足の国では同じ室内用でも全く基準が異なりますし、基準というのは使う人が判断するべきものですから、本来はその人がしっかりと理解して使う事が出来れば、厳しい基準を設ける必要もないのではないでしょうか。

オークハーテイドフローリング 3


室内用の化粧フローリング(印刷や表面化粧単板のフロアー材)に、土足によって使い古されたような古木調や、冷たささえ感じるような石目調が多くデザインされている事を考えると、そういったデザインを受け入れているということですが、いざ本物の古木や石を使うとなるとそのままもってくるというわけにはいきません。
しかしながら、住宅ではなくお店や商業空間で、オークハーテイドやバーチハーテイドの特徴を理解していただければ、わざわざ印刷に頼らなくとも、本物の使いこんでいける味わいのある仕上がりをつくることができます。

因みに、このような部分もあります。

オークハーテイドフローリング 14

私が指で押さえている部分、フローリングの角の部分の大きさが途中から大きくなっています。
これは、原板の乾燥中の反りによって、加工機にかけた時にまっすぐに加工しきれなかった部分です。
それを施工するとこんな状態になります。

オークハーテイドフローリング 13

段違いです。
室内用ならば原板の時点で細かく切り刻まれていたようなものですが、折角の貴重なナラとカバの一枚物の原板です。
使える場所があるなら、その場所に使ってもらおうというスタンスで、とりいれていますよ。

ぴったりとくっついて仕上がらないといけない、少しの段差も許されないという条件での木の表情ではなく、木のもつ本来の姿をそのまま楽しむことのできる状態で見せる木の質感は、何とも言えない雰囲気です。

オークハーテイドフローリング 5


綺麗なフローリングに、無理矢理アンティーク加工やダメージ加工を施したモノとは違い、かなり個性と特徴があります。

バーチハーテイドフローリング 10


こんな紹介で採用頂けるかどうかは、共感していただけるかどうか・・・・です。
それでいいんです。木材は。
均質で美しく、似たような表情で大人しいだけがいいのであれば、木であるものの必要がありません。
貴重なナラとカバの原木から生まれる一枚物の原板です。
こんなのは使えない、この状態だと納まらない・・・
そう思われる方が大半かもしれないけれども、なるべくそのままの状態で無駄にすることなく木を使うことができないか、という観点で製作したフローリングです。
勝手な事かも知れませんが、共感理解して使っていただけるお客様の手元に届き味わっていただく事を前提に・・・


こんな柔らかい雰囲気でお茶できたら最高ですねー。

バーチハーテイドフローリング 15



貼り上りイメージ オークハーテイド

オークハーテイドフローリング 1


貼り上りイメージ バーチハーテイド

バーチハーテイドフローリング 1

(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)


・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から


オークハーテイド幅広無垢一枚物フローリングの施工はこちらから


*ご検討いただく前に・・・

オークハーテイド並びにバーチハーテイドフローリングは店舗など土足歩行に向けた一般の室内用フローリングの製作基準とは異なるフローリングです。
そのため、採用に当たっては注意していただく点が多くあります。
下記表情例をご覧いただき、決定頂きますようによろしくお願いいたします。
(記事内、下写真以外にも様々な特徴がありますので、施工写真も合わせて必ずご覧下さい。)
また、写真にもある様に大きく割れている部分や、貫通割れなどを含みますので、必ず厚物合板などで下地をして下さい。
力のかかる部分や重量物の載る部分には、割れや節の大きなものを避けて使用ください。

こちらのフローリングは梱包を一つづつ解いて、端から全て同じ様に使っていけるような工業製品のようなものではありません。
丸太の中の「使えない」と選別されてしまう部分を、なんとか活かそうと取り組んでいる商品ですので、趣旨を理解していただき選定頂きたく思います。
施工に際しては必ず全てを開梱し、施工使用部分ごとに板の状態を確認してから貼りこんでいただきますようにお願いいたします。


   ****************************

お問い合わせを頂いており大変申し訳ありませんが、現在こちらの商品は工場の都合により生産をストップしております。
再開出来次第再度紹介させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

   ****************************


オークハーテイド・バーチハーテイド幅広無垢一枚物フローリング (寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 :15×120×1820(5枚)+910(4枚)
15×120×1450

・形    状 :一枚物・OPC

・入    数 :1820×5枚+910×4枚入り(1.52崙り)/ケース
1450×9枚入り(1.56崙り)/ケース

・エンドマッチ :あり

・価    格 :無塗装  ¥7500(税込¥8100)/ケース(1820、1450共)

・運    賃 :別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グ レー ド :ハートグレード    土足専用補修なし、平滑性不問グレード

・納    期 :無垢商品のため、余裕をもってご確認ください。 


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 


お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから       


・荷姿

室内用ではないため、コストを抑える観点からもフローリング自体に梱包を施していません。
簡易なバンド結束状態でのお届けとなります事をご了承ください。(オークハーテイド・バーチハーテイド共通。)

オークハーテイド荷姿


・表情の違い


割れを伴う大節

オークハーテイドフローリング 6

抜け節

オークハーテイドフローリング 7

欠け節

オークハーテイドフローリング 8

割れ節

オークハーテイドフローリング 9

逆目

オークハーテイドフローリング 12

実部の欠け

オークハーテイドフローリング 16

表面から裏にかけて目割れ

オークハーテイドフローリング 17

節部の星割れ

バーチハーテイドフローリング 6

偽芯材の割れと変色

バーチハーテイドフローリング 7

加工中の節周辺の彫れ

バーチハーテイドフローリング 9

節周辺の目まわり

バーチハーテイドフローリング 14

表面割れ

バーチハーテイドフローリング 16



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オークハーテイド幅広無垢一枚物フローリング お化粧ののち・・・


さて、前回お化粧前のスッピンそのままのオークのフローリングを見てもらいましたが、いかんせん、肉眼で見るほどのアピール力が無いように感じるのは親心?!でしょうか・・・
お前にはもっと魅力があるはずだ・・・
その想いが届いたのか・・・
いや、お施主様と工務店様の波長があっていたからでしょう。とってもいい感じにお化粧していただき、私も納得の仕上がりに変身していました。

オークハーティドフローリング 施工 6





















どうですか?!
いやー、スッピンも可愛いオークちゃんでしたが、こうやって着色塗装をされるとまったく異なった印象。
大人しく写っていたカメラ写りが一変。大きくうねる木目や主張する節、住宅では考えられない様な割れが混在し、本当にこれが「木そのものなんだ。」と思わせるような表情です。

そう、もともとインテリアや家具などで使われているオークも、殆どは塗装が施されています。
そして、この店舗のインテリアも、とても落ち着いた雰囲気の塗装がされた家具があったりしますので、そこにもとても溶け込みやすい顔つきに大変身です。

もちろん、家具に使われるオークをはじめとするビーチなどのブナ科の木材は、その木目や堅牢性以外にも、「曲げ木に適する」という特徴があるために用いられるものですが、やっぱりその美しい仕上がりは、世界の人々を魅了したのでしょう。

オークハーティドフローリング 施工 2





















お化粧によって表情がゆたかになっただけではありません。
オーク・ナラの最大の特徴である虎斑(とらふ)が綺麗に浮き立ってくるのが、塗装をした場合の大きな魅力でしょうね。

オークハーティドフローリング 施工 5





















炎のほとばしりというか、九頭竜のいななきというか、とても力を感じますね。

もちろん、曲げ木もそうですがそれ以外にも雷の象徴としてやギリシャ神話の主神ゼウスの神木と言うだけあって、風格はたっぷりです。
それも含めてカスクオーク無垢フローリングの記事で少し書きましたが、ヨーロッパではオークは実りの象徴とされます。

ということは、オークハーテイドをふんだんに使っているこの店舗は実り多い事間違いなし!でしょうね。
木材に力があるかどうかは、信じるか信じないかの違いでしょうけれども、やはりその木の魅力でお客さんをひきよせられるかどうかは、大いに関係するところだと思います。

こちらのお店も最初は、杉やレッドパインを使っていく予定だったのですが、雰囲気を伺うと、オークが似合いそうなお店!ということで急遽ハーテイドオークを提案した次第です。
大人しすぎないその表情がぴったりとハマるだろうという思惑通りに、この仕上がりになりました。

オークハーティドフローリング 施工 7





















もちろん、全体を見ていただければもっと納得いただけるのでしょうが、そのあたりは実店舗にて確認いただきたいところです。

オークハーティドフローリング 施工 4





















前回では見つける事が出来なかったこんなのも入っていますが、これくらいの木目にまぎれれば、全く気になりませんね。

オークハーティドフローリング 施工 3





















癖の材が加工機を通る時に跳ねたり、歯がくい込み過ぎたりする時にできる加工跡ですが、ワイルドでいいじゃない!!とすら思ってしまうのも親心?!でしょうか・・・

この弊社オリジナルのオークハーテイド幅広無垢一枚物フローリング。
一枚物の120幅広材であることも大きな特徴なのですが、そのあたりは紹介記事にて後日お伝えすることにしましょう。

国産のナラ材を使った一枚物のフローリングです。
こんな味のあるナラを多数の人の目に触れるところに使いたい!
木の虫のエゴかもしれませんが、これから年々味わいを増していって、より存在感を発揮してくれることを楽しみに見守りたいと思います。


オークハーテイド幅広無垢一枚物フローリングは後日の記事を乞うご期待です。

オークハーティドフローリング 施工 1























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