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カスクオーク

再会の後には新規の出番 カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングの個性

前回は、1年経過した古希杉フローリングの表情を見てもらいましたが、今回はその古希杉の隣に新しく仲間になったカスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを紹介します。

といいますか、こちらを納入させていただいたこともあって、1年経過後の古希杉はどうなっているのかを見せていただく機会になったわけです。

今回採用いただいたのは、カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングのネイキッドグレード。
オークの中ではとっても人気のあるネイキッドグレード。
力強いオークの表情と、まがうことない本物の野趣を楽しむことができるために、いつでも品薄になってしまうのはタマニキズ?!・・・
では、さっそく見ていきましょう。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工5

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工12

大小様々な節やパテが見えていますが、どれもとっても個性的で一つ一つを眺めていきたくなります。
もちろん、オークの王道であるのびやかではっきりとした木目を愛でるのも良いに決まっていますが、ネイキッドグレードのそれこそ「成長の過程そのもの」という表情は、無垢フローリングを楽しむ中でも味わい深い部類です。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工9

スギやヒノキなどの針葉樹であれば、真っ先に切り落とされるであろう大節の入り皮部分。
これも、針葉樹の選別基準とは異なるからこそみられるところ・・・

そうです、意外と知られてはいないのだと思いますが、針葉樹の場合は古い商習慣から「無節、小節、節あり(一等)」などという「節」の大小や有る無しを基準にした選別になるため、このような大きな節の部分は基準外になることがほとんど。
ですが、広葉樹においてはそのような基準での判断を当てはめることはできません。
節の出方が違いますし、針葉樹と異なり枝下が短い事からただでさえ長い木材にする事が難しい為に、多少の節や傷、変色その他は許容されることが多くなってきています。

もちろん、家具や食器、そのほか見た目や用途によっては向かないものもありますが、建築の中の無垢フローリングにおいては、多くの場面で活用されています。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工1

その為に、弊社の広葉樹フローリングにおいては「節なし」や「節あり」という表現はしていませんし、針葉樹であっても現在は「無節」や「小節」という表現でやり取りをしているのは、古い業界人(もちろん、業界同士で話す時は私も・・・)なのかもしれません。


そういったこともあり、無垢材の定番となりつつあるのがこのネイキッドグレードなのですが、「節あり」でもやぼったくないのはやはり、「150mm幅広サイズ」だからでしょうね。
もう御存じの事と思いますが、通常の無垢フローリングというものの多くは90mm幅です。
90mm幅の中に、さきほどの様な節や色違いが多くあると若干木目が感じにくかったり、個性というよりも樹種の差がわかりにくくなったりしますが、150mmもあれば少々大きい節でも変色でも、きちんと木目や色合いが把握できる範囲内でみてとれるために、樹種本来の味わいを損ねない事が大きなポイントです。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工2

勿論、細かな木材を並べる90mm幅に比べて施工性が良い事は言うまでもありません。

そしてもう一つのポイントは、つなぎ目V溝加工。

貼りあげてしまえば全くわかりませんが、このつなぎ目V溝フローリングはUNIタイプの無垢フローリング。
しかし、その仕上がりは乱尺という「長さが不揃いのものが混在する」パターンのそれの様に感じます。
それは、長さ方向に1〜2個所ジョイントされているにも関わらず、そのジョイント部分にわざと溝を作る事で、フローリング同士をつき合わせた時の溝の様に見せ、UNIタイプのつなぎ目に見られる不自然な木目のつながりを感じさせず、木目がひと段落する区切りをつけている様に感じる事から、リズム感のある仕上がりになるのです。
つまり、決まった長さのフローリングとして施工できる上に、単なるつぎはぎではない「手仕事感」が生まれるわけですね!

実は、今回はお施主様施工だったのですが、そんなこと言われなければわからない様な仕上がりでしたので、その施工性は推して知るべし!!(笑)。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工6

特に、幅広フローリングなのでつなぎ目が多いと本当に細切れになってしまいますので、つなぎ目V溝フローリングに関しては特別に「つなぎ目は2個所まで」と決められているために、このオーク特有の質感を存分に味わうことができるんですね!!

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工3

個人的にも、このカスクオークのネイキッドグレードは好きなグレードではありますが、すぐ隣にある「美しすぎる」端正な古希杉があるもので、相性がどのようになっているのか、興味深いところでしたが全く問題ないですね。
むしろ、森林や木材の多様性を現しているようで、とてもしっくりとくる感じでした。

この2種の無垢フローリングを採用いただいているアトリエFUDOさまは、岐阜県各務原市に拠点を構えてらっしゃいますが、今回の2種のフローリングの調和はまさに、針葉樹も広葉樹も豊富で豊かな森林を形成する岐阜県を連想させるに十分な仕上がりに感じました。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工4


カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工8

今回は二度目とはなりますが、恒例のアンケートを記入いただきましたので、手前味噌な内容となっていますが、掲載させていただきますので、他のお客様の参考になれば?!と思いますので、ご覧くださいませ〜。


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・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)

 

フローリングの特徴について丁寧に教えていただけました。DIYだったので施工の注意点なども教えていただけたので助かりました。

 

・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)

 

とても理解できました。木に対する熱意が伝わってきて、採用する決め手になりました。 

 

・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)

 

商品の良い点や気を付けてほしい点んどを経験を踏まえて記事にしていただけているので、探すときに楽しめました。 
 

・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)

 

V目地加工のUNIだったので、貼りあがりは乱尺のようになって価格以上の価値を感じました。施工性も良くDIYには助かりました。

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。

 

以前購入した杉のフローリングが気に入り、商品の質の高さと担当者の方の人柄、熱意が信頼できるので選びました。

 

 

・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。
 

今後もユニークな商品がたくさんでてくると面白いです。

 



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 カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工11



今回紹介したカスクオークの、その他の施工例記事は以下からご覧くださいませ!

・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢V溝フローリングオイル塗装CO-32VOPの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプオイル塗装CO-21OSの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプ床暖房用プルミエグレードCO-24UPとCO-21UPの貼り伸ばし施工写真はこちらから

*カスクオークの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)

イースタンアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング
ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング


・そのほかの無垢フローリングラインナップの記事はこちらから
・弊社へのお問い合わせはこちらから


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



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カスクオークフローリング床暖房用と一般用、貼り伸ばし完成!


永遠のアイドル・・・
私にとって、ではなくて一般的にはそんな感じなのかな、と思うことあります。
フローリングにとってのオーク(なら)という樹種。

以前にもその、可もなく不可もなく(オークには失礼だけど)という、良い意味でいえばいつの時代も衰えない人気を得ているということをお伝えしましたが、やっぱりそれだけ魅力的だということの証明なんだとおもいますよ。
お客様のお話を聞いていても、チークアッシュを希望されている方も一度は「オーク」もその選択肢に入れておられた(または引き続き迷っている)場合が殆どです。
その気持ち、わかります。
だって、やっぱり貼り上りがいいんですもん。

リビング1

森の王様でもあり、フローリングの重鎮(笑)であるカスクオーク無垢フローリングです。

廊下5

そのカスクオークの貼り上りですが、今回使っていただいたのはカスクオークフローリングの床暖房塗装タイプ(プルミエグレード CO-24UP)ともうひとつ、床暖房タイプではない通常の塗装タイプ(CO-21UP)の2種類です。
写真からは少しわかりづらいかもしれませんが、双方ともウレタン塗装品です。
一般的には、床暖房に使用する無垢フローリングの場合はウレタン塗装をしてあるものです。
そうすることで、木材の急激な吸放湿による伸縮や反りを極力抑えられるからです。

廊下2


また塗装ともう一つ、床暖房に用いる無垢フローリングは75mm幅である場合が多いです。
今までもお話してきたとおり、木材で特に板状になったものは反り(お椀状に板の端が持ち上がる現象)がでますが、板の幅が大きくなればなるほどに反りの度合いは大きくなりやすいために、フローリングも極力幅寸法を狭くした方が、反りも伸縮も小さくてすむために、床暖房に使用するものは75mm以下という幅のものが多くなっています。

こちらが床暖房部分の75mm幅。

リビング4

示し合わせたかのように、スマホピッタリ・・・
そして下が床暖房以外のところに使われた90mm幅です。

リビング3

こうやって見るとわかりますよね?!

さて、床暖房には75mm幅が一般的という事情のため、続きの廊下や床暖房設備の無い部屋までフローリングを貼り伸ばす場合や、部屋の境目に「見切り」という部材を入れない場合は、床暖房設備無いところまで75mm幅のフローリングを続けて貼っていかなければなりません。
床暖房用のフローリングは製作過程も通常のフローリングとは異なるため(同じ工程のものや、通常品から塗装のみ変えたものを床暖房用として販売しているところもある・・・)、一般の無垢フローリングよりも価格が上がるにも関わらず、必要の無い部分まで、床暖房用を注文しないといけない。
しかも75mm幅で・・・
というのが普通なのです。

が、弊社のラインナップのうちで同一樹種の中で床暖房フローリングを設定しているものは、基本的に「幅が異なっていても、グレードが違っても、極端にいえば樹種が違っても」そのまま貼り伸ばすことができます。
つまり、床暖房のある部分のみ床暖房用を使い、それ以外の廻りの部分や廊下には、床暖房向けではない通常の無垢フローリングを使う、ということです。
それも、実(さね)という勘合部分が同一形状の為、75mm幅の床暖房用と90mm幅の通常品、勿論130や150mm幅とも貼り伸ばしていくことができるので、見切りという部材でフローリングの境目を作ることなく施工できるのは、実は大きなポイントなのです。

リビング2


予備知識がなければ、同じ樹種で同じお店から購入した無垢フローリングは、当然貼り伸ばしできるもの、と思われているかもしれませんが、普通はそんなことできません。
同じ、メーカーだとしても同じ樹種だとしても、加工形状が異なるのです。
だから、どこかで境目をもうけないといけないのですが、それをしなくてもいいのは実はすごい事、です。
大した違いが無い様に感じるのに、どうして一般的には貼り伸ばしできないのかというと、そのあたりに「製作コスト」に跳ね返ってくるからくり事情があるからなのです。

わざわざ貼り伸ばしができる=嵌合部分の実が合うということを強調するのは、建築現場にとってはそのあたりは結構重要だから。
それに、ただ「実が合う」だけのために、製作コストをかけているのではない事を知ってもらいたいのです。

ラインナップによって異なるものもありますが、一部のフローリングは常時同じ工場の同じラインで、同じ基準で製作されています。
当たり前の様に感じますが、通常は工場の場所が違ったりするだけで実が合わなかったり品質が異なることは、多くあります。
そのために、わざわざ実が合うように、いつでも同じ基準の同じ加工である様に統一してあるのです。(一部の樹種限定です。)

廊下1



口で言うのは簡単(文章も簡単)ですが、実は非常に難しいことなんですよ。
製作にも色々と事情がありましてね・・・

あ、貼り上りを見てもらうハズがてっきり内輪の話になってしまいました。
そういった大きな違いがあるオークの無垢フローリング。
その辺のオーク無垢フローリングとはちょっと違うんです。
永遠のアイドルは、変らない魅力があるからこそ。
カスクオーク無垢フローリングもグレードや幅寸法に関わらず、同じ品質同じ実でお届けします。
表示されない部分ですが、こんな違いがあるんですよ。

一味違うオーク無垢フローリングが映えるリビング。
いい感じに仕上がりました。

リビング5


・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
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・カスクオーク幅広無垢V溝フローリングオイル塗装CO-32VOPの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプオイル塗装CO-21OSの施工写真はこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングネイキッドグレード、アトリエFUDOさま施工写真はこちらから


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フローリングの代表格 カスクオーク幅広無垢フローリング完成〜UNI編〜

さて、前回カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング(オイル塗装)の仕上がりはいかがだったでしょうか?
無垢フローリングの中でも限られたプルミエグレードの一品の仕上がりは、ずっと眺めていたくなるような所有欲を掻き立てられるような、うらやましいものだったように思います。

今回は、同じお宅ですが前回とは違い2階部分にお邪魔します。
なぜなら、2階はまた1階とは違った仕上がりになっているから。
そうです、お伝えしていたように、こちらでは1階を幅広つなぎ目V溝フローリング、2階を90mm幅のUNIタイプ(オイル塗装 CO-21OS)という形で貼り分けをしていただいているのです。

カスクオークUNI セレクション11

これは珍しいケースではなく、ブラックチェリー幅広無垢フローリング施工いただいているお宅でも、1階には幅広無垢一枚物を、2階には90mm幅のUNIタイプを使っていただいています。
もしくは、部屋ごとで貼り分けしていただいたノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)つなぎ目V溝板谷楓(いたやかえで)ヨーロピアンメープル(欧州楓)のように、その部屋のイメージに合わせて使い分けていただくのもよくあることです。
決して、一つに統一しないといけないわけではないので、凝り固まらずに自由にチョイスしていただく参考にしていただきたいです。

カスクオークUNI セレクション12

前回のお話の中で、「良すぎる」という言葉をいただいたつなぎ目V溝フローリングでしたが、こちらのUNIタイプが劣っているという意味では全くありません。
むしろ、このUNIタイプのセレクショングレードで十分に無垢のオークフローリングを楽しめるから、というのが本当の理由です。
今回のフローリングを選定していただくときには、ショールームにたびたびお越しいただき、樹種ごとの違いはもちろんオークのグレードごとの表情の違いも畳一枚分の大きさで見ていただいていました。
そんな中で、どうしてもセレクショングレードはネイキッドグレードとは異なる、細かな表情の違いが多く含まれるので「あれやこれや」とお伝えしたものの、やはり実際に大きな面積で貼りあげるまでは心配なもの。
よく言えば、その心配をセレクショングレードが払拭してくれた結果といえるものです。

カスクオークUNI セレクション8

ネイキッドグレードのように、明らかな特徴やパテはほとんど見らない代わりに、大きな材色の差や白太の割合、木目の流れ方などの細かな基準で節がないにも関わらず、プルミエグレードに分類されなかった者たちもあるために、たまに「何が違うんですか?」と聞かれるくらいの仕上がり。

細かく見ると、小さな節がかたまっていたり・・・

カスクオークUNI セレクション1

綺麗なピンク色にも見えるくらいの赤身のある材があったり、真っ白に近いような白太があったり・・・

カスクオークUNI セレクション7

そういった、細かいと感じるくらいの違いが集まったものがセレクショングレードですので、実は表情としてはワイルドになりすぎずに無垢の本物のオークの木目と色合いを味わえる貴重なグレード設定なのです。
もちろん、そのために在庫数が多くできるようなグレードではないので、在庫のない場合もありますから早い者勝ち?!

また、今回は階段を挟んで隔てられている1階と2階での貼分けですが、実はカスクオークをはじめ多くのフローリングは、グレードが異なっていても、樹種によっては樹種が異なっていても、同じように貼り続けていけるという特徴を持っています。
これは、嵌合部の実(さね)という加工が同一のためにできること。
これも、同じ工場で同じグレーディング基準で作られているからこそできることで、「そのときあるものをその時だけ」という、売り切ってしまえば終わり、というフローリングとは異なるのが大きな特徴です。

カスクオークUNI セレクション4

それは、簡単そうに見えてとてもむつかしいこと。
グレード基準や加工、仕上げ工程を同じにするということは、安い工場に持ち込んだり人件費の安いところに加工を回すというようなことはできません。
もちろん、そうしたほうがコストも安くなりますし多くの商品を生産できるのですが、あえてそれはしていません。
在庫がなくてご希望に添えないこと、他のほうが安いものがあるけど、と言われることもありますが、理由はここです。
お施主様納得済みでの要望の場合は、そういったスポット商品といわれるものを紹介することもありますが、カスクオークに関しては全くありませんので、自信をもってお勧めします。

カスクオークUNI セレクション5

貼りわけのお話しが続きますが、実は貼り分けすることにはメリットがあります。
それは、予算を抑えられるということ。
しかも、フローリングの幅が変わっても同じグレードが設定されているので、仕上がりの質感を大きく変えることなく予算を抑えることができるのです。
もしくは、幅もグレードも変えれば、今回のように幅広プルミエグレードの130mmと90mmのUNIセレクショングレードのように、お客様を迎え日々の生活の重点を置く部分に均質な美しさのプルミエグレードを配し、個人の部屋には予算を抑えながらもキャラクターを楽しめるセレクショングレード、という選択をすることができます。
実は、今回も1階に重点を置き2階は合板フローリングでも・・・というようなお話も出ていたのですが、奥様の「無垢フローリングへの切なる思い」がご主人の財布の紐を緩めて実現した貼分けだったのです(笑)。
打ち合わせ中の奥様とご主人との攻防(?!)も、真剣に家のことを考えればこそ。
悩んでいただいた甲斐を感じています!

カスクオークUNI セレクション10

1階と同じように、オイル塗装をされたカスクオークは木目がさらに際立ち、足元にある木の風合いを視覚的にも存分に感じられる仕上がりになっているのも見逃せないところ。

カスクオークUNI セレクション13

また、今回は施工を担当される工務店さんの監督さんや棟梁とも面談し、施工直前の現地にも足を運び、貼手順や仮並べも立ち合いさせていただいたのですが、しっかりとした施工をしていただき、無駄なくきれいに仕上げてくださったことに感謝です。
カスクオークも喜んでいること間違いなしです。
棟梁がきちんと考えて割り付けし配分を考えて施工していただいたことも、貼上がりの美しさに大きく関係していることを忘れてはいけませんよ。

カスクオークUNI セレクション3

今回は、貼り分けのお手本のようなおうちになりました。
ぜひ、迷っている樹種選定と予算配分の参考にしていただきたいです。

カスクオークUNI セレクション9

F様時間をかけて真剣に選んでいただいてありがとうございました。
また、とっても大切に使っていただいていて驚きました。
最後にこれこそやらせか?と思われそうなアンケートを掲載してカスクオークを再度堪能したいと思います。

戸田材木店 お客様アンケート


この度はお世話になり有難うございました。

検討中のお客様の参考になれば、と同時に反省も含めてお声を頂戴したいと思いますので、忌憚のないご意見お願いいたします。


・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)


とても丁寧でわかりやすかったです。




・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)


説明がとてもわかりやすく、随分勉強になりました。




・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)


記事を読んで、ここなら間違いないと思い、ご連絡させてもらいました。




・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)


とても満足しています。




・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。


ネットで検索していて見つけました。




・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。


私自身が長期間ご連絡もせずにいたわけですが、長いおつきあいをさせていただければと思っています。



・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・カスクオーク無垢UNIフローリング、床暖房用75幅CO-24UPとウレタン塗装90幅CO-21UPの完成写真はこちらから。
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングネイキッドグレード、アトリエFUDOさま施工写真はこちらから


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フローリングの代表格 カスクオーク幅広無垢フローリング完成 〜つなぎ目V溝編〜

人間誰でも、ほめてもらうというのは良いものです。
木材も、ほめてもらうというのはやはり喜んでいることでしょう。

木材の販売に関しては、ほめていただくというよりも喜んでいただくと言った方が正しい様に感じますが、今回は本当に「ほめてもらった」のです。
良すぎる、と・・・

昨年、ご夫婦でとても熱心に家づくりに取り組んでいらっしゃるお客様で、弊社の無垢フローリングを納めさせていただいたお宅に久しぶりにお邪魔してきました。
建築中からもとてもお忙しくされていたようですが、現在もバタバタ継続中ということで、伺う機会がなかったのですが、いざ伺ってみるととても綺麗に住んでおられて「なんて片付いているんだ」と自宅と比較してしまうほどの綺麗さで、やはり家づくりもその後も、いくら忙しくても急いたり適当だったりしては良い結果を残せない事を証明されているような気になりました。
(あ、もしかして奥さまの努力か・・・なるほど・・・)

そのこだわりのお宅で採用いただいたのは、カスクオーク無垢幅広フローリング CO-32VOPのオイル塗装品。
広葉樹無垢フローリングにおける樹種の定番中の定番、バーチ(かば)と双璧を成すオーク(なら)の無垢フローリングですが、おすすめするのはただのオーク無垢フローリングではありません。

カスクオークV プルミエ2

貼り上がりを見て、あぁなるほど、と思っていただける方は無垢フローリングに関する拙記事をよくご覧いただいている方に違いありませんね。
そうです。先ず一階部分は、その貼り上りから、幅広一枚物の乱尺フローリングを施工した様に感じるほどの仕上がりで好評の「つなぎ目V溝加工」を採用していただきました。

「たて継ぎ」といって、長さの短い板同士を接合して規格寸法の一枚の木材にする手法で、無垢フローリングでいうところの「UNIタイプ」がこれに当たります。
通常のUNIタイプは(実は2階に施工されているので後ほど紹介しますが)いた同士の接合の部分でつなぎ目のラインができるために、木目が途切れることもありその部分で接着しているUNIタイプフローリングだということが、遠目でもわかるのですが、つなぎ目V溝フローリングは違います。

カスクオークV プルミエ5

同じUNIタイプですが、接合部分にV型の溝をつけているために木目は途切れますが、「板同士をあらかじめ接着接合せずに一枚ずつ施工」する乱尺タイプのような貼上がりに見えるために、より無垢の一枚物フローリングの貼上がりイメージに近い風合いが得られますし、定尺長さ寸法でそろうUNIタイプに比べ乱尺タイプの施工の場合にかかる大工さんの労力が軽減され、施工手間が大きく変わるのもつなぎ目V溝の優れたところ。

カスクオークV プルミエ10

それにもちろん130mmという幅広寸法ですので、オーク特有の立派な木目を十分に楽しむことができます。
それが通常の90mm幅の無垢フローリングと幅広フローリングとの大きな違い。
もちろん、90mmや75mmなどの小幅でリズミカルに続く無垢フローリングの良さも楽しんでもらいたいところですが、原木の質や製材木取り、そして乾燥にもこだわりを持たないと制作できないのが幅広無垢フローリング。
それも、幅広のオークですから木目の割れや乾燥不足による急激な伸縮、反りなどの可能性がとても大きくなるために、簡単そうに見えてオークの幅広フローリングには技術がたくさん詰まっているんですよ。

カスクオークV プルミエ1

ですから、胸を張っていただきたいのが、カスクオーク幅広フローリングです。
それもプルミエグレードですから「良すぎる」といっていただくのは必然?!

カスクオークV プルミエ8

いえいえ、それくらいに感じてもらえるクオリティーだからこそプルミエグレードであり、厳しい基準を設けて原材料の選別をしている意味があるというものです。
よくあるのは、価格の抑えられたグレードは品質も劣る、という声ですがそれは全く違います。
品質やグレード管理などの基準は全く変わりません。
無垢の木材ですから、それぞれの表情や傷の有無、変色していたりあまりにも個性的すぎる(?!)場合があることから、それぞれのキャラクターに合わせてグレード設定をしているので、表面仕上げの品質や寸法精度には影響がないことをお伝えしておきたいところです。

その辺りは、またの機会にお話しする「節や色違いのある材料は質が悪い」という木材に対する偏見からきているのではないかと思うのですが、これはお施主様一人一人にお伝えしていくしか、理解いただくしかないので、ショールームにてグレードに関する説明などが長くなってしまいますがご勘弁を。

カスクオークV プルミエ7

そうでなければ反対に、「良すぎる」のお言葉はいただけなかったかもしれませんね。
あぁ、しかしながらやらせ(笑)ではないことをお伝えしないといけませんので実際をお伝えしておくと、今回はプルミエグレードであることもあり「良い」と感じていただけますが、実際はネイキッドグレードやセレクショングレードにおいても、同じお宅で弊社と他社のフローリングを貼り分けしていただいたところでは、「御社のものよりも他社のほうがきれいだった」と言われることもありました。

そういう場合は大抵は、急ぎのためにショールームに来ていただいていないお客様か、お施主様の選ばれたフローリングのグレードの特徴を施工の大工さんがご存じない場合です。
写真ややり取りにおいて、できる限りのことを伝えているつもりでも実際の木材の表情はさまざま。
よって、感じ方も様々で「きれい」の基準も違うのです。

だからこそ、大切なグレード基準のことをお伝えする時間を設けているのですが、今回は紹介させてもらった私自身もうれしくなる、プルミエグレードの貼上がりの「きれいさ」でした。
特に、クリヤーの浸透性オイルにて仕上げられたカスクオークに、窓辺からレースのカーテンを通して柔らかく差し込む日差しの明るさは、何とも言えない本来の無垢の木材の質感を感じられる至福の瞬間に思います。

カスクオークV プルミエ9


次回に紹介するのは、2階部分に使っていただいた同じくカスクオークですがUNIタイプのセレクショングレードですが、そちらも「1階もこれでよかったなぁ。」と言っていただいているのですが、いやいや、上記のように厳しい基準の中で一握りしかできないプルミエグレードですから、しっかりとお客様にも自慢していただいて(笑)、幅広で美しい木目を楽しんでいただきたいものです。

それでは、次回は2階部分のカスクオークUNIセレクショングレードをご紹介します!

カスクオークV プルミエ6


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