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同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜  

今回比較実験の好条件材料として登場したタモアッシュ)。
少しむつかしいお話も入れながら木材としての実験結果をみていくと、注目したいのはキーワードとなる道管の大きさ。

タモ材は木材中の道管の比率こそ多くはないものの、道管の大きさでいうと、直径100〜400μmという大きさ。
これは、空気を多く含むため、柔らかくて軽い木材の代表とされるキリ(桐)よりも大きく、年輪も道管もはっきりとしているケヤキ(100〜250)よりも大きい数値。
(単純な大きさ比較です。実際の性質には他の構成物質が大きくかかわっています。)

広葉樹の道管13


この大きな道管がたくさん存在する木材は「糠目材(ぬかめざい)」と呼ばれています。
環孔材は年輪の幅が広くなると晩材の幅も広くなるものの、早材の幅は変化しないといわれます。
そのため、年輪幅が非常に狭くなると早材部分の道管の比率が高くなり、木質繊維部分が占める割合が少なくなることで結果、道管の占める比率の多い軽軟な木材になるということです。


前回の最後にもあるように、糠目材が劣っているわけではありません。
用途によっての違いがあり、木目の細かな木材が好きな私は非常に好きですし、細工をする用途などには非常に好まれるうえ、木材としても糠目材のほうが狂いが少ない傾向にありますから、材木屋さんとしてもうれしいわけですね(笑)。
ただ、はっきりとした木目が好まれる樹種であるケヤキやナラ、もちろん今回のタモにおいても、糠目になると木目(板目)部分が少しぼんやりと狭い範囲になってしまうことから、敬遠される場合もあります。
たとえば栓という樹種などは、木材としては美しいものの癖が強いということで、広葉樹のなかでは敬遠される場合もありますが、私のお勧めする糠目の良質材などは、比較的おとなしくていい感じ!!

タモ材と道管 栓の場合2
(栓板物、在庫材)

材の優劣ではなく、用途によって使い分ける必要があるのは前置きの必要がありませんが、先にお話ししたうちのナラなどは、年輪幅によって大きくその用途が分類されている代表的な樹種であるかもしれません。
脱線してしまうこと必至(汗)でお話をしますと、ヨーロッパでの重要なオークナラ)の用途である樽の材となるものは、年輪幅がおよそ2mm以下のもので良質な木材のうちで幅広材としての木材生産ができないもの(約直径45cm以下)は、洋酒熟成用の樽用材としての用途に分類されているそうです。

もちろん、その中でも産地によって成分の違いや特性の違いがあるので、非常に細かく分類されるわけですが、そのように区分されるほどに道管の構成による木質の違いというものの影響力の大きさがわかると思います。
脱線が大きくなるので、それによるお酒の味わいの違いや樽の違いについては心残りながら、この場では控えておきましょう・・・

ナラ材と年輪による木質の差のお話になると、ミズナラとコナラの違いやそのほかの名称、そして両者の材としての違いについても脱線したくなるのですが、その差にも上記のお話が少し関係してきますので、木材の特に広葉樹を理解する上で道管を理解することは、非常に重要であるといえます。

その一歩として、見える形で道管の違いを出すことができた今回の比較実験。

タモ材と道管 6


実は今回のお話は一昨年にお届けしようと思っていたものなんです。
しかし、用意をしていた直後に大阪北部地震があり、弊社の直近が震源地だったこともあり建物も大きな影響をうけ、倉庫の木材がすべて倒れ崩れてしまったときに、用意していたタモ材も行方不明になっていたために、公開のタイミングがなかったものです。
今回、皮肉なことにこの深刻なコロナ禍のなかで業務が少なくなっている中で、整理が進む倉庫から見つけることができた事で、記事にすることができました。

学術的なところにまで踏み込むことは容易ではありませんが、材木屋さんなりのやり方でできるだけ平易に木材の特性や違いを伝えようという「木まぐれコラム」の記事としては非常に良かったのではないかと思っています。

しかし、今回の実験はこれで終わりではありません。
道管を話題にした実験は、もう一つ。
視覚的により一層わかりやすくて衝撃的な実験を、皆さんは目の当たりにすることになります!!

道管という孔の存在を知ったみなさんであれば、驚きとともに楽しんでもらえるであろう実験。
それをのちに敢行したいと思いますので、次回の記事も乞うご期待!!!

広葉樹の道管12


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同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜 

木材の個体差を非常に理解しやすい題材として取り上げる今回。
その差を見る素材は、長さも幅も厚みも、そして入荷時期も全く同じというタモアッシュ)材。
弊社の誇る、30年超長期在庫です(汗・・・)。

タモ材と道管 1


早速ですが前回お話しした通り、この2つをつかって重量差を数字でみてみようという趣旨です。
その数字を見れば、視覚的に環孔材に本当に孔があることがわかっていただけるはずなのです。
実験する私も、経験上でその差を理解しているわけですが、実際には目にしたことがないので、どのくらいのさになるか、結果が楽しみ。

それでは比較実験を始めましょう。
まずは実験に用いる大きさのタモ材の平均的な重量を、文献を参考にして計算するとおよそ6.3kg。(実験材の厚みは27mm)
それを念頭において、まずはこちらの木目のはっきりした材(上の写真左側。以下A材)から重量を測ってみましょう。
こちらの材は、含水率はおよそ 13.6% 。

広葉樹の道管8


いい感じの含水率と考えるべきか、30年で13%?!と考えるべきか微妙なところ(もちろん、0%にはならないんだけども・・・)と感じてしまいますが、とりあえず計測。
計測は助手であるわが息子H君に協力してもらって、体重計で簡易計測。
計測した重量からH君の体重を差し引いて、このA材の重量を推測。
H君の体重は33.4kg。

広葉樹の道管14


これから、実験材を抱えて体重計にのってもらい、総重量からそれを引いた重さが、A材の重量ということです。
事前の計算では材の平均値である6.3kgとH君の体重である33.4kgをたして、39.7kgということが想像できますが、さて計算通りになるのか否か!!?


広葉樹の道管16


少し見えづらいですが、結果は40.6kgになりました。
平均値から考えると誤差が0.9kg 。
なかなか優秀な計算結果でしたが、これが基準となる重量です。
覚えておいてくださいね。


次に木目が非常に細かく年輪幅の狭いB材を計測します。
実は、これは手に持った時点で非常に大きな差を感じるのですが、それが数字としていかに表れるか・・・
こちらも、実験開始前に含水率を測定しますと・・・・


広葉樹の道管10


むむぅ~・・・9% 。
こちらは30年の歴史を感じさせる数字(笑)。
曇りがちな撮影当日の影響をうけずに、人工乾燥材カマ出し時並みの数字を記録。
この計測が大切なのは、言うまでもなく含水率が重量に影響を及ぼすからです。
この点でみても、入荷時期が同じである同一樹種の同一寸法材を、同一環境で保管しても差が出る、という天然素材の特徴が見えてくるポイントだと思います。

さぁ、お待たせしました。
ではいよいよ計測!

広葉樹の道管17


おぉ!!
38.8kg!!

なんと!!
同じ体積の木材同士 1.8kg の差があるのです!!!
実験成功!
およそ2kgも違う。
実は、手で持ち上げても明らかにわかるほどの差があるのです。
だから、結果は見えていたものの、数字で見るとやっぱりびっくり。
皆さんにも分かりやすい結果になったと思います。

先程の含水率に多少の差はあるとしても、これほどまでの差は出ません。
ということは、この差こそ、道管という細胞組織の構造を顕著に知ることのできるものだという事です。

木材自体にたくさんあいている孔は道管(どうかん)。
広葉樹の組織のうちの一つですが、この空洞となっている道管が多いか少ないかで重量もかわり、強度も変わり、そして加工性も変わってくるのです。
この差を重要視するのは家具屋さんだと思います。
加工がしやすいというのは良いことである反面強度がなくなってしまいがちなので、荷重のかかる部分には向いていません。
そのため、使われる部材ごとに木目をみて材を振り分ける作業をされる場合もあります。

彫刻においても環孔材でおすすめ樹種があるものの、その樹種だからといってよいものではなく、上記と同じように道管が多くを占める材は切削加工しやすいのですが、反面木質部分の多いものは比較的硬質になるので、切削しづらいことになります。
文献で見た、といって材種のみを重視してお探しの方もおられますが、安かったからといって木質部分が多い材を購入し、こんなに削りにくいのかと驚いた、というお話も聞くことがあります。
それも、この道管の違いによるところが大きい場面です。

タモ材と道管 5


数字で見るとはっきりとわかるこの違い。
次回は、ちょっとむつかしい話をしながら、この細胞組織の違いについてのお話を進めたいと思います。



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同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜 

ながく続くコロナウィルスの影響が広がるばかりで、当初業界では物資の流通を心配していたものが、今はおそらく感染を管理しきれない状態で仕事を続けなければならないと思われる、建築業界の職人さんの間に広がらないことを祈っています。
医療も物流のみなさんにも尽力を感謝しなければならないと思います。


さてそんな中、お家でできるエクササイズやおもしろ動画などがたくさん公開されていますが、私もひとつ、木材のお話をお伝えしたいと思います。
樹木にしろ木材にしろ、多くの種類を学んでいくときに手がかりとなるのが、広い意味での「針葉樹と広葉樹」の分類。
弊社記事でも今までにいろいろな角度でとらえてきましたが、今回は広葉樹に絞りながらもその中でも建築にも家具にも身近で、有名な樹種が多い「環孔材」を使ってお話を進めたいと思います。

最初に、なぜ環孔材なのかというと、違いが非常にわかりやすく説明がしやすいからです。
今回話題にするのは、その名の通り「環(わ)っか状に、孔(あな)のある材」に、本当に孔があるのか?!ということと、その孔は本当にあいているのか?!ということ。

私はいつも、ショールームにお越しいただいて木材や無垢フローリングの説明をさせてもらうときには、樹木や木材も細胞組織でできていることや、わかりやすく説明するためのたとえ話として、その細胞組織がストローの列のように並んでいることを説明します。

広葉樹の道管1

そして、その配列があることで強度があることや伸縮すること、吸放湿できることなどをお話しします。
しかし、たとえ話としては理解ができても、本当に木の中に孔があいているなんて、にわかに信じられないかもしれません。
広葉樹の中でも環孔材は、その孔による違いを顕著に理解できる特徴がありますし、見た目にも違いが分かりやすいので、代表的な樹種であるタモで違いを見ていきたいと思います。

まず、木材の木口を見てみましょう。

広葉樹の道管5


環孔材は、孔となる組織が年輪のように環っか状に並んでいる木材です。
よく見ると孔が認識できます。
この部分は内部まで孔になっていて、それ以外の部分の多くが木質部分です。
つまり、極端なお話ですがこの孔の部分が多い木材は「空洞が多い」ということになるのです。

空洞が多いということは、木質部分が少ないわけですから重量も軽くなるはず。
孔だらけ、なわけですものね。
これは、広葉樹を多く扱っている材木屋さんであれば、ある程度経験でご存知のことと思います。
ご存知なくても、無垢フローリング屋さんや材木屋さんが商品の特徴を説明する場面で決まり文句のように「足触りが柔らかな・・・」とか、「軽軟な木材なので、あたたかみがあり・・・」などと説明されている根拠のうちの一因も、この孔なんですね。

わかっているようでわかっていない、見えづらいこの孔の存在を数字でみてみれば、納得しやすいはず!
そう思って今回、視覚的に見ることができるタモアッシュ)材を用意しました。

タモ材と道管 1


長さも厚みも、そして幅も同じで樹種も同じ。
弊社に入荷した時期もおよそ30年前!!( ゚Д゚)で同じというこの2つ。
比較するにはこれ以上にない素材です。
これを使って、孔が多いものと少ないものの差を簡単な数字で見ることのできる「重量比較」を次回に行いたいと思いますので、ご期待ください!!


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ピュアラーチ無垢一枚物フローリングとオークD・Dウォールのおうち、完成!

想像以上、というのもいいものですが、想像通りというのも良いものです。
今回の想像どおりは、その施工場所と見栄え!

建築当初から、玄関ホール正面の壁に何か変化をつけられるようにしたい、と要望を頂いていました。
店舗や木の雰囲気を強く出す場合だと、以前に紹介していますアンティーク加工を施したヴィンテージエベヌやミルキーゼブラ羽目板をお勧めするのですが、今回はそれとは違う住宅です。

いろいろな方法がある中で、今回提案したのはこちら。

オーク乱尺 D・Dウォール 6


はい、ご紹介済のオーク乱尺D・Dウォールです。

小幅なオーク材が積み上げられたように貼られている壁。
玄関に入るとまず目に飛び込んできます。

しかもただのオークの壁材ではありません。
見てのとおり、厚みの違うオーク材をランダムに積み上げていくように施工されることで、凹凸を演出し光の陰影を出しています。

オーク乱尺 D・Dウォール 1

フローリングでも壁用の羽目板でも、表面の仕上げは平滑で、均一な厚み仕上げが基本と思われているところ、あえて大きく厚みの差をつけて不規則なリズムを演出する。

フローリングなどの平面は、ある程度の面積を眺めるために、節や色違いなどの表情での差を感じやすいですと思います。
それに対して壁の場合は節の出方などももちろん表情にはなりますが、その他でいうと底目地仕上げと呼ばれる「溝をつける」という方法もありますが、視覚的な奥行を出すことは非常に困難。

オーク乱尺 D・Dウォール 5

それに対して、厚みに差をつけて凹凸に陰影をださせることで、木目や色の差のほかに「奥行き」という観点がでるために、リズミカルでいながら且つ、重硬な雰囲気を醸し出しています。

オーク乱尺 D・Dウォール 3

床に無垢フローリングを使うことで、部屋の雰囲気は様々に変化しますが、壁の選択肢は意外と少ないもの。
また、費用の面からも無垢フローリングを採用しても、壁はビニールクロス一面になることも多いもの。

もちろん、一番には生活上にもっとも多くの時間体が触れているフローリングから、無垢材にしてもらうのは希望なのですが、だからといって壁や天井に木を使うことができないのはさみしいものです。

床にも壁にも、そして天井にも無垢材を・・・

オーク乱尺 D・Dウォール 2

そんな思いからお勧めする一つの方法。
それがオーク乱尺D・Dウォールです。

左官壁も塗装壁も良い選択です。
しかし、無垢材で変化を設けられる壁材の選択肢。

視線を集めるワンポイントとして、テレビ背面や玄関スペースなど、様々な場所へ使ってみてください。


オーク乱尺D・Dウォールの記事はこちらから 


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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク ァ.譽奪疋ーク乱尺 D・Dウォール〜

個人的な事情で、記事の間隔がすっかりと空いてしまったのですが、先月にお話ししていたレッドオークの終着点、実は今回です(汗)。
見た目の通り、少し赤っぽいオークという感じのレッドオークでしたが、もちろん色合いはホワイトオークと見分けのつきにくいものもあります。
そのため、濃い色に着色されて使われる場合が多く、家具にしろ無垢フローリングにしろ、以前はアンティークもののようにこげ茶色したものが散見されました。
木目柄のきれいなシート商品の影響と、「オーク材」というイメージからくるものですが、本来の自然な色違いを感じられないのは少し残念でした。

今回紹介する、レッドオーク乱尺D・Dウォールにも色むらが見られますが、今回の仕上げには色違いも大きなテイストの一つ。
色どころか、厚み自体を2種類にし壁面に貼りあげたときに、陰影ができるような形にしています。

オーク乱尺 D・Dウォール6

オーク乱尺 D・Dウォール7

どうです?
この写真には大きな色違いはないですが、レッドオークの柾目と板目、そして厚みの違いによって生まれる影がつくる不規則なリズムが、適度なバランスを作っていると思いませんか?

近年の無垢フローリングや壁板は、幅広材志向が多く大工さんの施工性にも優れるのですが、このD・Dウォールは反対に幅狭!
57mmという小幅材がとってもいい感じ。

いつも扱っている130mmや150mmというフローリングから考えると半分以下、いや150mmからするとほぼ1/3!!
ものすごく小さいサイズに思えてきますが、これがまたいいんです。

オーク乱尺 D・Dウォール3

幅広だと少し大味に感じるところですが、オークの持つ木目感も強くなりすぎないのが、このサイズの特徴です。
またD・Dウォールは、もともとがフローリング用の加工がされていますので、いわゆる実(さね)加工があります。
長手方向も短手方向にも実がありますので、壁面に積み上げていきながら実を合わせ、釘を使用してもらうことで施工できます。

ランダムに板材を重ねていった感じを出しながらも、雑然としない規則性がありますから、カジュアルな場面にもカフェや飲食店のような着色をして用いるようなところにも、よく似合うと思います。
特に、着色による使用がよく似合う「オーク」が素材ですから、雰囲気に合わせて塗装してもらうのもいいでしょうね!

もちろん、店舗などだけではなく住宅にもおすすめ。

以前は、フローリング面から高さ1mくらいまでの壁に板を貼る「腰壁」という方法が多くありましたが、現在は全体の壁面はシンプルにしておきながら、ポイントごとに特徴的な材質を配することが好まれます。
玄関ドアの正面のエントランス面の壁であったり、広い面積となるため間延びしがちなリビングで、くつろぐ空間の視点を整える意味で一部の壁に貼ってみる。

オーク乱尺 D・Dウォール4


人間は視線が安定するととても落ち着くもの。
そして、木材は人間の目に優しく、木目の不規則なリズムと光を柔らかく届けてくれる効果がありますが、そんな木材だからこそ、特徴的な雰囲気には自然と視線が向けられ、目の余計な動きが少なくなることから、落ち着くともいわれています。

そこに、奥行感のある段差をつけることで、より一層の視覚的面白さを加味しているのが、レッドオーク乱尺D・Dウォールです。

オーク乱尺 D・Dウォール5


ただ、一つ難点を上げるとすると、もともとがアメリカにて仕分けされたものですので、若干表面が不均一なものや実部分の欠けているもの、曲がりや反りも若干含まれています。(下記、表情の違いを参照)
もうそのあたりは、レッドオークの故郷である広大な雑木林の懐の深さを想像して寛大に受け止めてくださる方に、使ってもらうとしましょう。


この小粋な小幅材。
是非、エントランスや人の集まるリビングなんかに使ってください。
今までは影のヒーローだったレッドオークに、まさに光が当たることで影を生み、人の目を楽しませ空間を演出してくれる主役になってくれることと思います。


影のヒーロー、レッドオークに幸あれ!


*各写真は陰影を出すために、照明の下で撮影していますので、実際の商品よりも若干赤みが強く映っていますので、実物との色差はサンプルなどにてご確認ください。
また、材ごとの色さもあります。

仕上がりイメージ

オーク乱尺 D・Dウォール6


レッドオーク乱尺 D・Dウォールの玄関ホールアクセント貼り、施工写真はこちらから


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(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)


レッドオーク無垢一枚物 D・Dウォール(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法:15〜18×57×乱尺
(ケース内に厚みを変えたものが混在しています。施工現地にて自由にランダムに組み合わせてください。)

・形状:一枚物

・エンドマッチ:あり

・品番と価格:DD-49S 一枚物 無塗装 プルミエグレード ¥8,900(税別)/1.86崙り/ケース

・運賃:別途地域により、お問い合わせください。

・グレード:セレクション 小さい節や軽微な色むらを含みます。

・納期:無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから



表情の違い 参考

入り皮と、上ピース部分の筋状の加工歯残り

オーク乱尺 D・Dウォール2

加工機械歯による食い込み

オーク乱尺 D・Dウォール1

左:通常実 右:浅い実

レッドオーク乱尺 D・Dウォール 10


曲がり・反り

レッドオーク乱尺 D・Dウォール 11


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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク ぁ

いよいよ表舞台に上がる時代に入ってきたレッドオーク。
巷で見かけるようになってきた製品類にも、少しづつ見かけるようになってきましたが、やはりわざわざ「レッドオーク」と表記されることはありません。
今、一般消費者にとっては単純にオークという表記で十分なのでしょう。精密な加工や材の特性を生かしたものの場合の制作者にとっての名称の情報は大切でも、プロダクトアウトされたものにはそこまでは求められないからでしょう。

それでも世界の銘木「オーク」ですから、蓄積資源量が多く安定供給できる広葉樹としての存在は材木屋にとってもありがたいものです。
アメリカ広葉樹協会の公表データによると、世界最大の広葉樹製材の生産量を誇り、数年前のデータ上ではこの半世紀近くかけて、生産量が伐採量を上回ってきているという、まるで「どこぞの国」の人工林データのような理想的な森林環境を保っているとのこと。

硬質で木目も美しく、枠材のようなモール材などへの加工性がよい(海外ではこの用途が多く重宝される)素材が安定供給できるという性質は、これから求められる木材利用の旗艦広葉樹になるかもしれません。
肝心の材質としては、衝撃に耐えスチーム曲げに適するという性質から、日本でもホワイトオーク同様に椅子の部材としてやテーブルなどに使われ始めています。

BlogPaint

写真にたくさん積まれた板材をよく見ると、板の片方に「耳」とよばれる丸みがついているのがわかるででょうか。
片耳付き、と呼ばれる形状ですが、たまたまこの形になっているのではありませんよ。
丸い丸太を製材するわけですから、片方にこの丸みが残るということは、丸太の半分、つまりは直径方向にのこぎりを通した状態ではなく、さらにその半分の半径方向になるようにしているから、片方のみ丸い部分が残っているのです。

この状態の木材の表面は「柾目」という状態になります。
年輪の筋がまっすぐに並んだ状態ですね。
オークの場合は、板目と呼ばれる年輪がはっきりと見える状態に製材したものも多く使われますが、その場合は乾燥による割れや反り、曲がりに特に注意が必要です。
しかし柾目ではそのリスクを比較的減らすことができる上に、なによりオーク特有の「虎斑(とらふ)」が現れるために、このような製材にされるのです。
もちろん、割れや反りなどのリスクが低いというのは材質的に安定する製材方法ということになるのですが、そのうえで虎斑を楽しむことができるので、一石二鳥?!というところです。


レッドオーク13


毎度の比較になりますが、レッドオークはこの虎斑模様の元となる「放射組織」と呼ばれる組織の長さが短いために、私のような「木材マニア」にとってはホワイトオークやナラなどに比べて、模様が大人しい印象を受けますが反対にこの模様が「ミミズが這っているようだ」としオーク類を敬遠される方にとっては、ちょうどいいくらいなのかもしれません。
塗装性のよいレッドオークにとっては、この大人しい虎斑が塗装によって適度に浮き立ち、板目材にはない広葉樹特有の魅力を見せてくれます。

補足的に言うと、日本で製材されるナラ材の多くは標準的には柾目製材です。
用途他、いろいろな理由はありますが、やはり柾目材のほうが木材の性質的におとなしいために、割れや反りなどによる無駄を少なくできるから(というよりも、割れがとても出やすいため)です。
先の写真のトラックも、レッドオーク材を日本で製材したものですから、すべて柾目材になっています(^_-)-☆


前回までにお伝えしたように、数種以上の仲間が混在するレッドオークですから材による色の差が大きかったりしますので、比較的均一性を求められる日本においては、塗装用家具の素材としてのポテンシャルはとても高く感じます。(家具の場合は種類間で物理特性も若干異なるので、用途によって分けられている場合もあるらしい。)


今回入荷のレッドオーク柾目材は、すべて家具用材や枠用材として使っていただける予定です。
近いうちに、キッチンなのか家具なのか、それともドア枠材なのかで生まれ変わった姿に出会える予定です!

レッドオーク10

 
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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク 〜

現在よりももっと木材資源が豊か?!というか、豊富に取引されていたころは、用途に適したものの中でも「杢や木目、色合いのよりよいもの」を選別して使うことができたからでしょうか。
レッドオークの用途としては、一つを除いては他のオーク材と変わらないのですが、それでも今まであまり使われてこなかった(特に日本で?!)理由の一つに、ナラやホワイトオークに比べて年輪様の木目が「若干黒っぽく見えるところ」が、妙な押し出しの強さを感じさせるからなのか?と邪推します。

レッドオーク 2


塗装を施しても、一層はっきりと色を感じさせる木目が、家具やそのほかの作品の出来栄えよりもめだってしまうからなのだろうか、と思ってしまいます。
もちろん、これは個人的な感想ですがそれでも、文献にも「他のオーク類よりも劣る木目」としていたりします。
材質や色合い、木目などを選別できる状態ではわざわざ「劣る」とされる木材を使う必要がなかった、ということでしょうか。
やはり「影の存在感」が否めませんねぇ・・・

そういったことからか、ホワイトオークやヨーロピアンオークが家具や樽材として賞用される中で、レッドオークはまさしく黒子となって活躍している場がありました。

全身を真っ黒に染めて活躍する場所。
それは枕木。
枕木というと、国産樹種ではクリが思い浮かびますが、ひと昔前の外国産材ではケンパスというカチンコチンな材がつかわれていましたが、そんな特殊用途にもオークが使われているなんて意外ではありませんか?

レッドオーク14


樽用材としては不向きなレッドオークですが、防腐注入などの加工をするにはかえって都合が良いようで、そんな使われ方もある様子。
また、硬質でもあるのでカシ類などと同じように、産地では農具や柄の材料となっていたようですから、やはり表舞台ではなく裏方としての活躍が多かったみたいですね。

特殊用途といえば、「棺桶」というのもあるみたい。
そういえば、日本のナラも100年ほど前に輸出されるときには、最高級の棺桶材として出されていたと聞いていますから、これも仲間の樹種での共通用途なんでしょうね。
オーク(なら)の棺桶なんて、贅沢というか豪華というか・・・

しかし古い書物のレッドオークの項には、「きれいではない単調な木目」という言葉や「材色の差が大きすぎる」などの表記がありますが、その文面からもあまり好まれなかったのかと推測することができますよね。


ただ、そんな表記も今は昔。
統計上の若干の強度の差や、木目の微妙な違いというものをさほど気にかけない(もしくは、そこまではわからない)消費者にとっては、レッドオークはとってもフレンドリーな存在で、入手しやすく高騰していない樹種でありながらも、しっかりと「オーク」であるその材は、まさに今からが旬!!

職人さんには大切な性質上の問題も、家具を購入したりその木目を楽しむ工芸品などにおいては、完成してしまえばホワイトもレッドもない「オーク材」として流通しています。
わざわざ完成品を眺めて、「これ、レッドオークやな?!」なんていう人間なんて、私の知っている中でもほんの一握りのマニアのみ・・・・・


これからは、レッドオークもその「赤」のイメージから解放されて、いよいよ表舞台に上がるときなのかもしれません。

レッドオーク15



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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク ◆

さて、レッドオークという木材ですが、その名前の通り材色も芯材部分がレッドなオークです。

レッドオーク7

レッド、といっても写真のように相当赤いわけではなく、材によってのバラつきがありますし、淡い赤色っぽいのもあればアカガシのようにしっかりと赤っぽいのもあったり、かと思えばホワイトオークっぽい灰褐色っぽいものもあったりしますが、全体的にはやはり赤っぽい色合いです。(ホワイトオークは白くはないですしね・・・)
レッドオークの中には「ブラックオーク」と呼ばれる種も混ざっているそうですから、この「カラー」を関するネーミングはどうも、突っ込みたくなってしまいます。
黒くないやん!!ってね、

そうそう、アカガシと名前をだしましたがレッドオークの木材関係の和名はどうも「アカガシワ」の様です。
私はその名の前に既にレッドオークでインプットされていたのですが、木材関係の書物にはアカガシワと記載されています。
あれ?!、オークはカシの木ではない、という事を散々言ってきたのに、ここにきてまた「オーク・ナラ」の仲間の樹種であるカシワの登場。
通称樹種名と言うのは、本当にややこしいものです。

とはいっても、レッドオークという言葉自体が正確な一つの樹種を表しているのではありません。
これは、ホワイトオークも同じことですが、数種あるいは100を数えるともいわれる近縁の樹種を大別したグループ(大きな差が少ない)を、総称しての呼び名です。
想像して下さい、SPFという3つの樹種が混在する名前を、正式な樹種名だと思う方もおられるような呼称があるくらいなので、レッドオーク位のくくりはかわいいもんかもしれません。
ホワイトオークやレッドオークを多く産するアメリカでは、そのような大別で木材が扱われるシーンが少なからずあります。

レッドオーク12
レッドオーク12


レッドオークの主なものの学名は Quercus rubra とされています。
しかしもちろん上記の様に、この他にも数種をふくんでいます。
主にはアメリカ東部や中部、カナダ東南部から産するといわれています。

オークの中では、日本のナラをはじめホワイトオークやヨーロピアンオークなど、いろいろな仲間がありますが、やはり影の存在。
その中でも評価は決して高くはありません。
同じオークと称され、木目ももちろん同程度ですが、上記の仲間よりも若干低めの評価が一般的です。
家具としての定番であるホワイトオークに比べてやや軽軟(とはいえ比重平均0,63)とされ、細かな細工部分に対する強度が劣るといわれることから、前者ほどの評価が得られないことが大きな原因かもしれません。

また、特徴的な赤っぽい色が受け入れにくいということなのかもしれません。
いや、色合いだけではなくて木目もやはりそれぞれに若干の違いがありますから、家具作家さんや木工家として感じる差は、材木屋が思うよりも意外と大きいのかもしれません。

レッドオーク11


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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク  


どんな世の中にも、表のヒーローがいれば裏のヒーローもいる・・・
平成の仮面ライダーシリーズに、主役ライダー以外のライダーが登場していたように・・・
(違うかな?!・・・なんで、ライダーが2人以上もでてくるの?!とか、悪ものっぽいのもいるやん!!と時代の変化に驚いていました。)


おかしな例えは置いておきまして、木材の世の中にも「同じ仲間なのに、有名ではないもの」や「ほぼ同じ樹種なのに、厳密な用途の違いと特徴の違いがあり、有名ではないもの」、または「有用材ににているものの、劣るものとして代用材という扱いをされているもの」が存在します。
そう、普段は光の当たらない影のヒーローの様に・・・

上記の中でも、もっとも私の業界で想像しやすいものはやはり「代用材」です。
有用で美しい、等という木材には需要が集中し資源量が減少したり、そうでなくとも価格が高騰したりすることはいつの時代も同じ事だと思います。
色合いや多少の見た目が近いことから、チークに対してのアサメラ、カリンに対してのブビンガなどは銘木業界では一時期の華だったでしょうし、それ以上に特徴を知らなければわからない「同科」での代用である「ケヤキニレ」や「タモホワイトアッシュ」などの代用もありました。
もちろん、同科でもないですが見た目が似ているものであれば「クワとキハダ」、「クリとタモ」などなど・・・


私が残念な理由で木材に目覚めることになったのも、この「ケヤキとニレ事件」でしたから、この似た者同士や代用材というのはいつまでたっても、とても気になるのです。
そんな前置きで始める今回の樹種は「レッドオーク」。
このレッドオークこそ、冒頭の「ほぼ同じ樹種なのに、厳密な用途の違いと特徴の違いがあり、有名ではないもの」にあたります。


レッドオーク 1


オークという名は、いろんなところで耳にすることでしょうし、世界中でも長年愛されてきた樹種であるし日本でも、家具やフローリングなどで大変ポピュラーな樹種です。
弊社でもカスクオーク幅広無垢一枚物フローリングを始め、清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚フローリング低光沢ウレタン塗装のリフリーオークフローリングなどを紹介していますから、印象深い方もおられることだと思います。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工11


ただ、それらは日本の楢(なら)であったり、種類を細かく分類すればホワイトオークだったりと、今回の本題のレッドオークではないのです。
フローリングのお話はもう少し後の回でするとして、オークという樹種に触れる上で先にしておかなければならないのはやはり、洋酒やワインの樽との関係でしょう!!
私にとって、その話題は避けては通れません。何度もこの話題は取り上げてますけども・・・

もっとも好きな木は何ですか?!と訊かれても困ってしまいますが、気になる木は何ですか?!と訊かれるとすれば、輸入材ならばオークと答えるでしょうね。(因みに、日本の木なら。近年自身が多く関わっていますからね・・・)
木目や材としての優位性はもちろんですが、そんなことはどうでもよくなってしまうくらいにワインや洋酒を想起させる香りは、それだけで心惑わされそうです(笑)

基、その私を惑わせる樽の材料としてのオークも、実はレッドオークは使われていないと言われています。
私は製作に携わっているわけではありませんが、これはきちんとした理由があってのことなので周知の事実です。
その理由というのがチロースという物質。

風船のようなこのチロースという物質が、オークの細胞の穴の様になっている部分を塞ぐことで、液体を貯蔵する用途である樽から、内容物が漏れることが無い為にオークが使われるとされています。
もちろん、それとは別の大きな理由の一つにオーク材のもつ独特の香りが、ワインや洋酒に芳しい香りづけをする、ということも忘れてはいけません。
これについては、いくら同じような木目と材色の木材であるクリであっても、日本の木材の雄であるケヤキであってもいけません。(日本のお酒の樽のお話はこちらを参照しましょう!)
もちろん、英名のオークを誤訳されている「樫(カシ)」でもダメです。
オークでないといけないのです。

レッドオーク 6

そしてその場合の「オーク」というのは、レッドオークを含んではいないのです。
というのも、レッドオークは先のチロースの発達が顕著ではないために、ワインや洋酒などの内容物が液漏れしてしまうそうなのです。
それに、私の個人的な経験上、レッドオークの中には同じオークなのか?!と思うような芳香とは言い難い香りのする材もあるために、やはり樽には向かないように思います。

こんな理由から、「オーク」という木材であるにもかかわらずオークの用途の中に含められていないものがレッドオークだったりするのです。
木材好き、そしてマイナー広葉樹応援団の私が、そんな影のヒーローを表舞台に立たせるべく、次回から数回に分けて特集をしていきたいと思いますので、ご期待くださいませ!



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日本の広葉樹 楢(なら)無垢乱幅乾燥材

今回紹介する「なら」は、もちろん木材の楢(なら)ではありますが、いつも紹介する無垢フローリングや建築内装の造作材やカウンターといった建築材ではありません。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 5


もちろん、建築に使ってもらってもいいのですが、寸法的にはどちらかというと家具や製作ものに向いているといったほうがいいかもしれません。

早速ですがご紹介します。
輸入のホワイトオークではない、日本のならの乾燥材無垢一枚物です。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 1


厚みは58mmほど、長さは約2,1m、幅は各種均一ではありません。100mm〜200mmの間でいろんな寸法が混在するのです。
スギやヒノキを主にする建築材料であれば、規格寸法というものがあって、それにそろえて製材されているものですが、楢(なら)などの広葉樹は丸太の通直性が針葉樹に比べて得にくい事や、同じ大きさの丸太を一定量かつ定期的にそろえるということが難しい場合が多いので、木材の幅は丸太ごとに得られる大きさのまま、製材されることが多いからです。

もちろん、最初から用途の決まっている場合は別ですが、用途限定せずにいろいろなものに使ってもらいたい、という場合はそういった製材になります。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 6


そのため、針葉樹の規格商品に慣れた人にとっては、寸法がまちまちな板材の使い方がピンとこない、という方もおられるかもしれません。
無垢フローリングの場合などでは、長さが異なる場合に「乱尺(らんじゃく)」などと表記しますが、まさにそれの幅バージョンです。

しかし、その用途の一例をはっきりと言いましょう。
幅の違いにとらわれずに、数枚を幅方向につなぎ合わせて一枚の板に仕上げてテーブルにする!というのはどうですか?!
現実的にいざ、日本の楢(なら)の一枚板を探すとなると、テーブルほどの大きさのものを探すのはとても大変ですし、それ以上にとっても貴重になっている楢(なら)の幅広板は、やすやすと財布が緩むような価格で入手することはできません。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 7


そこで、今回の「日本の広葉樹 楢(なら)無垢乱幅乾燥材」の出番となるわけです。
一枚物とは違いつなぎ合わせる手間はかかりますが、手作り感が出ますし一枚ごとの木目が楽しめるランダムな幅のつなぎ合わせになるので、来客の方にも一目で本物の楢(なら)の無垢材を感じてもらえることと思います。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 8


また、テーブルを作るとき必要となるものが「脚」。
テーブルなんだから、板だけあっても仕方ないので、脚をつけないといけません。
テーブル天板が楢(なら)なんだから、やっぱり脚も楢材で!!と思うのが普通だと思います。しかし、そこでもやはり、楢材の乾燥した適当な角材というものがすぐには入手しにくいという問題が出てきます。
しかし!!今回の無垢乱幅乾燥材をそのまま流用すれば、十分な厚みがある為に脚まで日本の楢材でつくったテーブルができてしまいます!!!

どうですか!日本のなら、使いたくなったのではないですか?!(笑)


もちろん、テーブルだけにとどまらずにいろいろな用途を考えて使って頂きたいのですが、ちょっとだけ注意点をお伝えしておきます。
できる限り材を有効活用したいことは言うまでもありませんが、それと共に大いなる「もったいない精神(汗)」を皆さんにも共感頂きたいのです。
例えばこんなものが入っています。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 15

ちょっとした傷がある部分や・・・

若干変色した部分、

日本の楢(なら)乾燥無垢材 13

そして菌が入っていて、白くなっている部分。(木質部は有していますが、強度などは期待できません。)

日本の楢(なら)乾燥無垢材 12


これらを多少含んでいます。


日本の楢(なら)乾燥無垢材 14

そしてこんな丸みがついた部分があるので、木材の寸法は長さの中間で計っていますが、先すぼみしているものや表示寸法よりも幅が狭いところも出てきます。
その辺は、一律の寸評表示の仕方として御理解を頂けるとありがたいです。

また、中にはこのような大きな節の部分も含まれるものもあります。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 10


これらは、無垢のフローリングを製作するときと同じなのですが、スギやヒノキの様な針葉樹材と同じように、「節なし」や「小節」等の様に分類が難しい広葉樹材を無駄なく上手に使う為にあえて取り入れている部分です。


上記のような部分があるおかげで、無駄にする部分が減って価格も日本の楢(なら)の乾燥材にしては、かなりお手頃な価格になっていると思います。
一度に多くの量を紹介することはできませんが、このような広葉樹材が使えるものとして、少しでも多くの方に認識してもらうべく、街の材木屋さんが在庫をしているということはとっても大切だと、一人で思っています。(汗)


材の持っている特徴を活かして上手に使えば、表情豊かな作品ができることと思います。
楢(なら)は、お店でも住宅でも施設でも、木の雰囲気を醸し出すにはとっても重宝する樹種です。
自分なりのアイディアで、日本の広葉樹である楢(なら)を是非味わってくださいね!!


日本の広葉樹 楢(なら)乱幅無垢乾燥材


・寸     法 :2,1m 58mm×100mm〜200mm(乱幅)

・形     状 :無垢一枚物板(丸みほかあり)

・価     格 :¥9,450〜/本(¥10,206〜/税込)

・運     賃 :別途 地域によりお問い合わせ下さい

・状     態 :天然乾燥後、仕上げ人工乾燥。仕上げ加工別途です。


*ご検討前に、下記ご注意と弊社からのメッセージをご覧ください。

ぜひ一度お問い合わせください


 
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オークとスギ 洋酒とミズナラ完結編 〜樽〜


間にお知らせが入る形で幾度か間が空いてしまった記事ですが、今回でシリーズ?!完結の予定です。

前回、日本酒の樽にスギの板目材が使われるといいました。
洋酒などのオークの樽の場合は柾目なのに、板目のスギで大丈夫なのか?!という疑問でお話を終えていましたよね。

それを語るにはまず、日本での木材の使われ方の中で柾目と板目の使い分けをされている似た用途である、「樽と桶(たるとおけ)」のお話から進めないといけません。
普通はあんまり言葉の意味を意識せずに使っているかもしれない「樽と桶」。
どちらも液体を入れる用途のものですが漠然と、「大きい入れ物が樽で、ちょっと水を入れるくらいが桶ちゃうかな?!」そんな感じではないでしょうか。
違いが分かりますか?!実は、その違いの中に、木材の使い方の答えが隠されているのです。

樽というのは、簡単にいうと「長期間内用液を保存する入れ物で、移動させる場合があるもの」です。
長期間保存し、移動させる機会があるということは、内容物がこぼれてしまったり異物が混入したりするとまずいわけです。
その為に蓋(ふた)がついています。

樽つくり3


それに対して桶は、「一時的に入れておき、用事が済めば中の液体を排出する入れ物」ということです。つまり蓋はありません。

この違いが材の用途の違いに大きな理由を持っていて、樽は長期間保存のために木材が液体に永い時間触れているために、木材は常に液体により膨らんだ(液体を含んだ)状態にあるために、製造された状態から膨らんで、樽の隣同士並んだ木材同士が互いに密着して液体を漏らさないように工夫されているのです。
互いに密着させるためには、液体を含んだ時に膨らみやすい板目(寸法変化する)を用いているというわけです。

樽つくり2

対して桶は、一時的なので液体が入っている時は湿って膨らみやすく、排出されたときは乾燥して収縮するために、常時寸法変化していては、次に使うときに桶を構成する木材の隙間から、液体が漏れ出てしまうという事になるために、できるだけ寸法変化の少ない柾目材を使う、という大きな違いがあります。

この樽と桶による柾目材と板目材の用途の違いで分かる通り、樽にはわざと板目材を使っているのです。
そして、その樽に使われる板目材のスギはお酒にスギ独特の優しい香り付けをしてくれます。
その為に、お酒に触れるようになる樽内部側にはスギの赤味材を、そして運搬保管時に見える外側には白太の部分を使用してすっきりと見せている場合が多いのです。
しかし理由はそれだけではなく、内側が赤身で外側が白太だということは、使用される板材は赤身と白太の双方が入っている部分=「源平材」という事になります。
そしてこの部分を使うのは、赤身と白太の間になる部分には「液体をとおしにくく、さらにアルコールも通さない」といわれる「白線帯(はくせんたい)=乾燥する前に白い帯のように見える部分」という部分が存在します。

樽つくり4


そしてその部分があることで長期間の保存の際にもお酒が漏れ出さないという、信じられないくらいに木材の性質を知り抜いて使われてきた理由があるのです。

白線帯というのは、栄養分の多い木材の成長を担う白太の部分が、役目を終えて樹体を支える役割をする赤身に代わっていく際にできる部分であり、とっても不思議な作用のある組織なのです。
その部分の効用を知って利用されているのが樽材であるという、本当の適材適所の代表例であるのです。

もちろん、現実的には予算や目的などに合わせて赤身のみの樽材も存在しますから、神話的に話を進めると誤解を招くことになりますが、スギの樽にはそのような理由があって板目材が使われていることが分かっていただけたのではないかと思います。

オークとスギ。用途は同じでも、国が違い種類が違い木材が違うと、こんなに違うんだという木材の利用。
それもきちんとそれぞれに理由があって用いられているという、使ってきた人たちの知識の深さ。
いつ考えても感服します。

樽つくり1


お酒から始まった木材談義ですが、ひと段落したことでとりあえずここで完結という事にしておきましょう。
もし機会があれば、普段は飲むだけの日本酒ですが、その日本酒を醸す樽の材料を作ってくれる場所を見学するのもいいかもしれません。
いい香りを放つ日本酒ができるために欠かせないスギの力を、再認識しさらに日本酒がおいしく感じるはず。
希望があれば、見学ツアーやりますよ(笑)
洋酒もいいですが、今宵は日本酒で乾杯!のために、スギのお話で盛り上がってみてくださいね。

日本酒


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洋酒とミズナラ、そして焼酎


急な木材利用ポイントの告知で一回分飛んでしまいましたが、もう少しだけミズナラからのお酒のお話。

前回までにワインはもちろんのことウィスキーのような洋酒もオーク(ナラ)の樽で熟成させられていること、そして、その味わいのことをお話しましたが、実はそんな海外のお酒以外にも、オークの樽を使って熟成させている日本のお酒があるんです。
それは焼酎。

一時はワインの次にブームになった、あのプレミアム焼酎の中にもオークの樽で熟成させているものがあるのをご存じだったでしょうか?!
その焼酎というのは好きな方の中では有名な蔵元である「黒木本店」の百年の孤独。

百年の孤独

もう、そのネーミングだけで「やられた!」感のある焼酎ですが、その名前と見かけだけではなく、中身もすごいんです。
通常、皆さんが想像する焼酎というのは「水割り・お湯割り」などで透明のグラスを透かして見ると、ほとんどが水かお湯を想像するような透明なものだと思いますが、この百年の孤独は違います。
グラスに注いだ瞬間から、「おい、中身ウィスキー入ってるぞ!入替えたんか?!」と言ってしまうほどに、まさに琥珀色に近い、熟成されたウィスキーのような色合いをしているのです。

もちろん、その飲みごたえも色合いに比例してかなり濃厚で、とろけるような舌触りかと思えば、熟成とはこういう事か!と思わせる香りとのど越しが鼻とのどを抜けていく感覚は、焼酎の域を飛び出しています。

それからも想像できるように、やはりオーク樽の熟成能力というのはすごいんだなぁ、とその味で身をもって感じることができるのです。
ウィスキーやブランデーなどの洋酒の場合は、色合いも味も、最初からこんなもんだろうという風に決めてかかっていることもあって分かりにくいかもしれませんが、焼酎でもこんな味がでるのがオーク樽、というのを日本で証明したのが百年の孤独のような気がします。

蛇足ながら、有名ワインメーカーが使っているオーク樽で仕込んだ日本酒、というのも以前に購入したことがありますが、そちらもやはり独特なオーク風味とまろやかさがついていたことを報告しておきましょう。(あっさりとした紹介ですみません。写真とデータがどうしても見つからず・・・)

そんなまろやかな味わいの熟成焼酎だからこそできることがあります。
それがこちら。

百年の孤独ボンボン

焼酎好きの方でも、これを知っている方は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか?!
実はこれ、百年の孤独焼酎ボンボン、です。

よくあるウィスキーボンボンと同じく、チョコボールの中に焼酎が仕込まれている「ボンボン」なのですが、それが百年の孤独なのです。
私はお酒も好きですが、チョコレートも大好きです。
3歳に満たない時、叱られることを予想して祖母に隠れて板チョコレートを半分食べました。
隠れていたのは、「鼻血でるからやめなさい!」と好きなチョコレートをたらふく食べることができなかったことから、「食べてもでぇへんことを証明しよう」と思ったのは、今でもはっきりと覚えています。
結果は、、、、案の定、だらだら鼻血流して物置に閉じ込めの罰をうけたのでした・・・・
そうではなくて、それくらい好きなのですが、その好きなチョコレートと百年の孤独のドッキングとなると、食べずにはいられません。

しかしながら、これを入手できるのはお義母さんのおかげ。
ずっと前から百年の孤独をはじめとした焼酎を注文していたために、焼酎と一緒に毎年のバレンタインに合わせて私の為に買っておいてくれるのです。
家内と結婚する以前からずっと「代わりばえせんとごめんねぇ」といつも渡してくれる箱を楽しみにしています。
因みに、その同封の説明書きにも「樫樽で熟成させた・・・」とあるのですが、念のため、たぶんオーク=ナラの樽であろうと邪推するのも毎回のお決まりなのです。(今となっては、美味しいしどっちでもいい。)

因みに因みに、あんまり食べてはもったいと、日にちを置いていてはいけません。なるべく早く食べきってしまいましょう。
なぜなら、百年の孤独はアルコール度数40度を超えるウィスキーやブランデー並の数値ですので、「天使のわけまえ」がとっても多いのです。

天使のわけまえ、とは angel's share といい、蒸留酒を作っている最中に、水分やアルコール分と一緒にお酒の原酒の量が目減りする、まさにその目減りのことで、要は、熟成中に天使へのわけまえとして原酒をささげる、という事ですね。
自然に目減りするのを、そんなしゃれた言い方ができるのもやはり日本人との感性の違い。

あ、だからこそ百年の孤独ボンボンの中身も、いくら外がチョコレートで漏れ出てこないとはいえ、やはり中身は「天使に持って行かれる」のです。
大切に大切に置いていたボンボンを久しぶりに口にほおばった時に、中から出てくる焼酎に期待しつつも、何も出てこない時のあの落胆というと半端ないもの。
一度だけやってしまってからはもうそんなことはありませんが、皆さんは気を付けてくださいね。

百年の孤独やボンボンの写真を探している間に、今まで飲んだお酒のラベルをみていると、めっちゃ性格が出ていることに気が付きます。
特にこれ。

蒐集癖

一時期にたまたま買い揃えた、というのかどうしても飲み比べたくなり、一つ買うとまた一つ、そしてこれもや・・・と増えて行って、同じ時期に同じ銘柄(この時はすべて宝山の芋と製法違いばかり)を集めたくなってしまうのです。

これはもう木材と同じで、趣味的に「ヒノキの仲間」とか「ナラの仲間」とか、そうやって集めていきたくなるマニア心をつかんでいます。
悔しくもはまってしまうのです。


さて、これを書いている夜中22時55分。今日の飲みながら木材談義は、この忘れられない思い出の百年の孤独ボンボンをほおばりながら、少しあま〜いお話をかんがえようかな・・・・

百年の孤独2

 


 



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低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチとリフリーオークに新グレード追加


前回のブラックチェリー幅広無垢V溝フローリングに引き続き、無垢フローリングラインナップにグレード追加のお知らせです。

無垢フローリングと言うと、未だに節目の豊かな針葉樹ではスギレッドパイン、広葉樹ならナラオーク)かカババーチ)のツルツルのウレタン塗装が一般的。
もちろん、お施主様の希望や予算の都合、デザイン上のバランスなどの理由で選定されることが多いこれらの樹種ですが、合板フローリングがどんどん進化して無垢フローリングにかなり近い質感を得ながら無垢フローリングには無い性能を持っている(これは改めて記事にしなくてはなりませんが・・・)近頃では、ただ「無垢材のフローリング」というだけでは、お客様にその良さが伝わりにくくなっている様にも感じます。

特にスギやレッドパインでは柔らかいとか、節が目の玉のように見えて気になるとおっしゃるお客様も多く、そのためグレードにもよりますが、針葉樹無垢フローリングよりも比較的節目穏やかな広葉樹フローリングに嗜好が移る時もしばしば。
そこで出てくるのが先のナラ(オーク)とカバ(バーチ)という無垢フローリングの2大広葉樹のウレタン塗装無垢フローリング。
ナラははっきりとした木目とその変化が楽しめて、落ち着きのある色合いが住宅にも良く似合いますし、反対に木目の目立たないカバは、白基調のものはすっきりと、赤身白太混合のものは無垢独特の色合いの変化を楽しむことができることから、飽きなくつかわれています。
また、ウレタン塗装をされていることにより後からの塗装をしなくてもいいことと、なによりも無垢材の伸縮などによる寸法変化を抑えられる事から、建築工事関係者の間では「無垢のフローリングと言うとウレタン塗装」というのが一般的だと思います。

しかしながら、通常のウレタン塗装は確かにピカッと光って貼り上りは綺麗に感じますが、直に触った時の無垢の木材の足触りや柔らかい印象の木目というものが、ウレタンの膜により感じられなく(感じにくく)なってしまうのは仕方ないところ。
伸縮による隙間や反り等がでるくらいならそれぐらい仕方ない・・・・・
そう思ってしまうところですが、リフリーバーチリフリーオークは一味違います。

リフリーオーク ネイキッド 5

(リフリーオークネイキッドグレード)

ウレタン塗装でありながら、ウレタン塗装独特のテカッとまぶしく光るツヤを抑えてより自然に見せ、手触りも木そのもの、、、とまではいきませんがツルツルのウレタンとは全く違います。
それでいて、通常のウレタン塗装と同様に塗装済みフローリングとして扱えるところが凄いと思いませんか?!

リフリーバーチセレクション3


(リフリーバーチセレクショングレード)

無塗装やオイル塗装のフローリングではない、塗装済みフローリングのもう一つの選択肢であるリフリーオークとリフリーバーチ。
今回追加になるのは、リフリーオークネイキッドグレードとリフリーバーチセレクショングレードです。
それぞれ、樹種の表情を活かしたグレード設定ですから無垢フローリングの味を十分に楽しんでいただけると思います。
ウレタン塗装のピカピカではなく、オイル塗装の様なしっとりとした質感が好きだけれども伸縮による影響が心配だからウレタン塗装で・・・と考えておられる方にも見ていただきたいラインナップです。(もちろん、ウレタン塗装をしていても伸縮します。詳しくは弊社からのメッセージをご覧ください。)

それぞれの樹種の特徴と比較は下記記事を参照してくださいね。
新しい選択肢、低光沢ウレタン塗装。
気になる方は弊社までお問い合わせください。よろしくお願いいたします。

・低光沢ウレタン塗装 リフリーオーク無垢フローリングはこちらから
・低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ無垢フローリングはこちらから
・弊社へのお問い合わせはこちらから

リフリーオーク ネイキッド 4


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エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングの御宅見学


先ごろ完成のエインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングを採用頂いたお宅です。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 7


温かな日差しが差し込んでいます。
エインシェントオークの一枚ごとのグラデーションがはっきりと強調されていてメリハリのある表情です。
無垢のフローリングはもちろん、一枚一枚表情が異なることはもう耳にタコどころではなくお分かりの事かと思いますが、やはり私の日常の業務の中でも未だに「木目と色合いのサンプルとのギャップ」に困られるケースが無くなったとは言えませんから、このように濃淡のある木材はできる限りの表情を見ておいていただきたいのです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 1


何故かというと、エインシェントオークや後に紹介のエインシェントバーチは、大抵「濃い色のフローリング」や「黒っぽい無垢フローリング」というカテゴリーから選定される場合が多いからです。
その選定のキーワードでいくと、黒檀フローリングブラックウォールナットフローリング、ソノケリン(ローズウッド)フローリングなどがあげられる場合が殆どだと思います。
そのキーワードに対して、エインシェントオークをあまり知らないスタッフが、たまたまお客様に見てもらった一枚のサンプルが、上の写真の一番色の濃い部分であれば、見た方は「これくらいの濃さがいい!!」という話になってしまうわけです。

だから、必ず全体を見ていただかなければいけませんし、もちろん色見だけの観点での選定には慎重になっていただきたいのです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 8

先の記事でもお話していますが、木材は総じて色の濃いものは価格のはるものですから、ブラックウォールナットや特に黒檀などはなかなか手が出にくいことと思います。
エインシェントオークがお手頃、という宣伝ではないですが、オークという美しい木目と特有の「斑」を見ることのできる樹種で、塗装ではなく(ここがポイント)深い色合いが楽しめるのは大きな違いです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 4


中央部分の一枚、太陽に照らされて縮み杢が出ています。
貴重!です。虎斑(とらふ)という柾目に出る組織もこのようにみえますが、こんなに大きく出ることはないでしょうから、貴重な一枚。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 5

この写真の中央付近の一枚にかなりはっきりとした虎斑が出ていますね。
これぞオークの醍醐味です。
必ずある、というわけではないのでこれをあてにしてもらっても困るのですが、そこは童心に帰って「駄菓子屋さんの当たりくじ」の様に開梱貼り上げ時のお楽しみにしてくださいね。

さて、上の2枚の写真からもわかる様に太陽光が入るとまた一味違った表情ですね。
この場合も、光によって色見が全く違ってみえるのが写真でもわかっていただけるかと思います。
少し赤茶色に見えています。
表現が難しいですが、自然のものです。人間が決めた単純な「色」という認識の仕方の範囲におさめろ、という方が無理な話。
そのあたりは是非ショールームにて実物を数枚ご覧くださいね。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 6

そう、色見が濃いのでなかなかわかりづらいところではありますが、このエインシェントオークは全てが一枚物のフローリングです。
無垢の幅広一枚物です。

通常の無垢フローリングでも幅広一枚物というものは珍しい上に、「色の濃い、幅広、無垢、一枚物フローリング」という、4つほどの制約がついてくるとそうは簡単にできるものではありません。

また、実はエインシェントオークは床暖房の仕上げ材としても採用していただいています。
幅広無垢の一枚物フローリングで床暖房の仕上げ材。
おぉー、一番難しい条件の制約が加わり条件が5つになりました。
無理難題、と言いたい様な条件を併せ持っているのがエインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングです。
床暖房は、接着剤にて貼り合わせたベニヤ板でも収縮する位ですから、エインシェントオークでももちろん収縮や反りなどを完全に無くせるものではありませんが、かなり少なく押さえられていますから、施工方法を守って多少の隙や床鳴りを気にしなければ、無垢の床暖房仕上げ材という贅沢を味わうことが出来ますよ。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 2

あんまり盛り上げ過ぎてもいけませんね。
念の為、写真からは伝わりませんのでお伝えすべきは特有の香りがすること。
5つの制約を受け止めるエインシェントオークですが、材からは特有の香りがします。
独特です。
すぐに消える?!といつも聞かれますが、それは何とも言い難いところ。
材から発する香りは、一枚一枚違うどころかバロメーターがあって同じ勢いで蒸散するものではありません。
ですから、視覚で見るフローリングの色合いばかりに気をとられずに、嗅覚でもフローリングを感じていただくことをお勧めします。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 10


エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 3

オーク(なら)の幅広無垢一枚物フローリングのラインナップの中でも特殊なエインシェントオーク。
写真では伝えきれない、伝わらない部分が多く(オーク・・・汗)ありますので、是非その物を確認しに来てくださいね。
近くで見てみないとわからない、雄大なオークの木目とシックな色合いのマッチング。
大人の趣味室にも、オシャレな店舗にも、ちょっと明かりを落とすリビングにも、様々なシーンにはめこんでみてくださいね。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング完成 9


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング


木材の色調に関しては、木の床の不思議ー視覚編ーや、出窓実験室 検証編などで、木材の見え方や木材の持つ組織による色調などの事をお話しましたが、木材というのは一般的にいえば、色調の濃いものほど高価になる傾向があります。
あくまでも一般的、と付け加えなければいけませんが、色の薄いものというのは針葉樹で知られるなどで、濃いものは紫檀(シタン)黒檀(コクタン)などと解釈してもらえれば、あぁなるほど、と理解していただけるのではないでしょうか?!

黒檀

先日、ある部材を製材するために黒檀の長さカットをしている時に、端切れを集めてもらっていた弊社女性スタッフが「黒檀って、こんなに重いんですね。仏壇が高いわけだわ・・・」と妙に納得していたのを思い出します。
つまり、重さが重かったり、色が濃い木材は相対的に高価な場合が多いということです。

しかしながら、住環境のインテリアには色の濃いものがあって引き締まっているのも魅力的です。
和風で言うと、煤で燻された古民家の梁の黒色や日光と生活による退色で茶褐色になったフローリング、洋風であっても使い古されたシックなオークのフローリングや、高級銘木チークの黄金色に見えてくる茶褐色、ブラックウォールナットの深みのある濃茶のそれなど。

以前にはお二人程、フローリングに無垢の黒檀や鉄刀木(タガヤサン)を使いたい、という要望を頂いた事がありますが実物を触っていただいたお客様から、触感が冷たい、という意見が出て、採用にはいたらなかった経緯もあります。
木材は色の濃いものほど高価で重く硬い傾向にあるのですが、その反面明るい材色の木材よりも、手や足から体温が移動するスピードが速くなるので、冷たく感じやすいのです。

紫檀や黒檀などの銘木は、木目が独特でその色合いもとても特徴的なために、その外観に惹かれてフローリングにできないか?!と胸を躍らせる方もいらっしゃいますが、実際は上のような「歩き心地・足触り」を確かめてみないとイメージ先行ではおすすめできないところがあります。

でも、家全体の雰囲気を引き締めたい場合や、濃い色合いの木材を好まれる場合ももちろんある。
そんな時候補にあがるのが、このエインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 7


どこか古いオシャレな喫茶店や使いこまれた洋館のフローリングのような、塗装では出せない色調が際立つエインシェントオークフローリング。

もちろん、塗装ではないので表面を削っても下地の薄い木材色が顔を出す、といったようなことはありません。

工業製品ではない無垢のフローリングにおいて、「色」という観点のみで選びだしたり木材を説明することは、無意味であることはいうまでもないことですが、冒頭のリンク記事をご覧いただいていれば、光の当たり方などで色見が異なることはわかっていただけるでしょう。
もちろん、それ以外にも一枚一枚が無垢の木材ですので、色合いは均一ではありません。
むしろ、白太の部分や原木の時からの濃淡によって、バラつきがあると思っていただいた方がいいでしょう。
もちろん、1820mmの幅広一枚物の無垢フローリングですから迫力も十分です。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 8


住宅の内装イメージを左右するフローリングの色調に、深い色合いを求めた場合には、壁面や天井の薄い色合いとのバランスがとてもよく仕上がることと思います。
足元がしっかりとした色合いであると、落ち着きが感じられたり壁や天井などの縦方向の空間を広く明るく感じます。
もちろん、何度も言う様ですが、無垢のフローリングで深い色調のものが少ない中では大きな選択肢です。

また、エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングのもう一つの特徴は、床暖房の仕上げ材としても活用できる点です。
幅広の、しかも一枚物の無垢フローリングでありながら、通常の無垢フローリングでも難しい床暖房の仕上げ材とすることができるのです。
エインシェントオークは、通常のフローリングよりも吸放湿スピードが急激ではありません。
そのため、床暖房機器による昇温によるフローリングの形状変化が急速になりにくいのです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 10


ただし、弊社の記事をご覧になっていただいていればお分かりかとは思いますが、「床暖房対応」というような言葉にすると、本来は無垢のフローリングの特性として受け入れられるはずのフローリング同士の隙間や踏みなりなどが、急に受け入れられなくなってしまうことがあります。
床暖房に対応しているということは、無垢のフローリング特有の現象も出なくなるもの、と伝わってしまいがち、というのでしょうか。

原点に戻ると、デザインや色目だけで無垢フローリングを選んだわけではないはずです。
隙間などの起こりうる特性を理解したうえでの無垢の選択ですから、床暖房があってもなくても、エアコンなどによっても木材は伸縮しますので、忘れないでくださいね。

エインシェントオークはナラのフローリングですから、ラッキーな梱包にはこんなものが入っているかもしれません。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 2


見事な虎斑(とらふ)!!
ブナ科の木材によく見られる美しい模様。虎の毛皮の模様のように、不規則でありながらダイナミック。
オークの大らかではっきりとしたイメージにとてもよく似合います。
通常の虎斑は銀白色の様に輝いて見えますが、エインシェントオークは「黒光り」しています。
そこがまたカッコよくてたまりませんねぇ。

古くから世界中で愛されてきた歴史のあるオーク材。
時には力強い木目をみせ、時には虎斑の様な優しいカーブの美しさを表現する木目の魅力は、一言では表せません。
そのオークの中に、どこか古く懐かしい感覚を見つけられるような気がするエインシェントオーク。
一枚一枚の表情や色調の違いを含め、是非ショールームにて足触りを体感してみてくださいね。


エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 9



貼り上りイメージ

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 5


・弊社へのお問い合わせはこちらから。
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)



エンシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 検討に当たってのご注意:

・エインシェントオークは、材の乾燥特性上、特有の香りがあります。採用前に必ず香りを確認いただいた上での決定をお願いいたします。
・フローリングは着色ではないので、着色塗装の剥がれというものはありませんが、太陽光やその他による退色や変色で、当初の色見が薄く変わっていくことがあります。
・比較的濃い材色になっていますので、生活上の擦り傷などが白く目立つ事があります
・また、オイル塗装ではありますが、表面に水分が付着したままにされますと白色に染みになる場合がありますので、直ぐに拭きとりをしてください。
(下写真参照)

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 4

エインシェントオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング
(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×120×1820

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

AO-15OP OPC一枚物 オイル塗装 15×120×1820 プルミエ
¥33,264(税込)/8枚入り(1.74屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

含まれる節

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 3

色みの違い

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 6



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