空を見上げて
トップページ » 担当 戸田昌志が思うこと
担当 戸田昌志が思うこと

教えを破って・・・

今日はちょっと弊社のお話を・・・、というか大きくは全体にも関係することなんだと、最近よく思う事です。


「お客さんは増やさないかんけど、仕入先は増やすな」


これは、私が入社のころから言われていることです。
そしてずっと守ってきたこと。

え?お客さんも仕入れ先も多い方がいいじゃないか!、そう思うのではないでしょうか。
私もそう思いました。いや、ある時期まで思っていました。
この言葉の意味は、売上となる販売先は増える方がいいが、かといって仕入れ先を増やすと弊社の為に頑張ろう、と思ってくれる気持ちが薄れ、困った時に助けてもらえなくなる(信頼関係が薄れる)、という意味です。

このことをずっと守ってきて近年まで、固定の仕入れ先さん(製材所や建材屋さん)とのお付き合いばかりでした。
しかし、今少しずつ仕入れ先も増やしつつあります。教えを破って・・・・

それには理由があって、少し前にもお伝えしましたがどんどんと大切で貴重な仕入れ先が廃業されていく時代において、まじめに取り組んでいる会社は残っていかないと弊社も困るから、です。
仕入れ先を増やさないことばかりを念頭にしていれば、そういった貴重な仕入れ先との新しい仕事が始まることが無いのですが、もし仕事を共有することで弊社も新規仕入れ先も、今後も存続していくことができるならば、共存共栄を重視する必要があるのではないか、と最近思うのです。

それに、新規の仕入れ先にしかできない事も多くあったりして、既存の仕入れ先も大切にしながら、大きな意味でみんなで仕事をしていける環境を作りたいと思っています。
弊社も木材等を仕入れることができなくなると商売成り立ちません。
ですから、出来る限り仕入れ先に存続してもらわないと困るのです。

少しでも安く、あちらの方が安いから、と過度な競争をするのではなくて共存していくこと。
工場で生産できるものなら、コストダウンもできるかもしれませんが、我々は自然を産物を扱っています。
ですから、なおさらにそれぞれの共存の大切さを重要に感じるこの頃。

亡き会長からの教えを破りますが、少しづつ貴重な仕入れ先を増やしつつ大切な新規のお客さまも増やし、山も木材も、そして街の皆さんも笑っていける環境を作っていきたいと思っています。

仕入れ


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp








木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

久しぶりの投稿の理由と、病床で考えていたこと 

ワインのお話なのか木材なのか、どっちつかずのお話になってしまいましたが、もう少しワインに関連して木材業界の大切なことを書いておきます。

久しぶりに病床から事務所に出て、机上の書類を整理しているととても悲しいお知らせが3通も届いていました。
それは廃業の連絡。
いずれも、特殊材や稀少材を扱っている専門製材所でしたが、3月にて廃業するというお知らせでした。

現在は、単純に言うところの「木材の需要」は決して少なくは無いと思いますが、その中で「良質な材や稀少な材」というものの取り扱いは、一昔前に比べて非常に少なくなりました。
嗜好の変化など様々な要因がありますが、特殊な木材の持つ価値が求められなかったり、単純に木材であれば安価な方がいい、という理由だったり。
中には、苦し紛れで値引き販売を続けている為に正規の価格での流通ができなくなったところ等もあります。

廃業案内


特殊材や稀少材などは、納入までの打ち合わせ期間が長かったり、どうしても価格は高価になります。
その為、特殊な木材使う事ができる機会は多くなく、声がかかったとしても採用になる場面は多くない。
しかしながら、木材は山で伐ってきてすぐに販売、という事ができない為に在庫をもったり、必要になりそうなものを予測して製材したりという先行投資をしなければなりません。
そのため、どんな時も売り上げの見込みを立てにくいにも関わらず、維持費を含めたお金だけはかかるという状況で、苦しくなってしまうのです。

もう一つの理由として、木材を扱うということは商売ですから儲けが無いといけません。
そこで出来るだけ安く仕入れて高く売る、ということで一時の利益は確保できるのかもしれませんが、安く仕入れることによって困るのは仕入れ先です。
自分は儲かっても、仕入先が続かなくなる。そうすれば困るのは自分なのですが、現在ではまだそのような形での仕入れが続いている場面もあるようです。

今回廃業の案内があったところは前者のパターンですが、これを防ぐには私たちのような取り扱いをしているものが頑張って日常販売できるようにしないといけないのですが、なかなか思うようにはいかずに、申し訳ない様な気持ちです。
必要な時だけ無理を言ってしまうような状況に、いつも申し訳なく思ってはいたものの、今回の様に無くなってしまうとなると以降は発注することもできず、今度はお客さまがその木材を手にすることができなくなります。

弊社の取り扱い品は他社に比べて高い、と言われることもしばしばありますが、単純に安いという事には理由があるはずです。
もちろん、高い事にも理由があります。
仕入れ先の利益をなくすような状態で搾取した安さの先には、材料が入手できないという結果が待っています。


そこに共通性を感じるのもワインの世界。
ワインは完全に嗜好品なので、木材の仕入れや販売とは関係が無いように思われるかもしれませんが、現在、私の好きなフランスのブルゴーニュ産ワインが非常に価格高騰しています。
昨日今日の話ではないのですが、件の「氷事件」の時から比べると、購入を躊躇するどころか、よほどのことがない限りは他の地域のワインを購入しています。
欲しいものの、手が出ない。

ブルゴーニュワイン1


しかし、私と同じように「手が出ない」として購入を控える人が増えると、そうこうしているうちに「高くても買う」という購買層のある国と地域にどんどんとそれらのワインが流れます。
そして、需要と供給の市場原理により、日本に入荷するワイン自体の量が減り、一層入手しづらくなる。

そんなことが起きているといいます。
とっても理解できます。

似ていると思いませんか、先の木材の一件と・・・

良いものはきちんと適正に購入しないといけない、そして少しづつでも継続して購入していかないと、敬遠している(購入できない)うちに、優良な木材もワインも、手の届かないところに行ってしまう。

そうならないために、「いかに安く!」ではなく「理由の納得できる安いものと、適正な価格のものを進んで買う」ことで、ワインも木材も少しづつではあるものの、将来につながっていくのではないかと思っています。

手の届かない高級なものばかりを志向する必要はありません。
ワインも、木材も、様々な選択肢があります。
ワインにはソムリエがいる。
そして木材には木のビブリオ・木材コーディネーターの戸田昌志がいる。

それぞれの専門家と相談して、これからもずっと美味しいワインと優良な木材の供給が続くように、そんな状態にしていきたい。
病み上がりに非常に強い危機感と決意を新たにしたことを、皆さんに報告して病床からの復帰報告としておきたいと思います。


(ほらね、ちゃんと手の届くものを早速2本も買っちゃった・・・(;'∀'))

ブルゴーニュワイン2



 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

久しぶりの投稿の理由と、病床で考えていたこと 

ここからが、木材を交えた本題です(汗)。


ワインが素敵なものであるように、木材もとっても素敵で魅力にあふれていると思います。
趣味の木工で何かを作ろうとする時、家具などの木製品を購入する時、もっとも大きな買い物である木造住宅の構造材や無垢フローリング、装飾材などを検討するとき。
いろんな場面で、木材の多様性や美しさ、そして優しさなどの特徴を知ることになるでしょう。

でもこの時、多くの場合木材の持つ性質や特徴までしっかりと伝えられていることは少なく思います。
近年は浸透してきたとはいえ、前回の私のワインの実体験の様におよそ20年ほどまえでは、わざわざ木材の性質を伝えるということは無く、「知っていてあたり前」の共通認識だったと思います。


ワインと木材というのは、とっても似ていると感じます。
大きな観点から言うと、ワインはブドウの木になるものを醸造していますが、土地や気候によって同じ品種でも味わいがことなりますし、生産者による違いも大きく出ます。
同じ様に木材も、産する土地や気候で同じ樹種でも異なるものになります(例:屋久杉や木曽桧など)し、その原木を木材として製材し乾燥させる人によっても、木材としての質は異なります。
だから、いつも森林ツアーの引率をさせてもらう時にも、少しだけ土の話とか土地柄による違いなどをお話します。

コート・ドール


そういった違いがあるのに、商品アピールはしているけれど性質的な事や扱い方(木材の場合は割れや反り、変色など・・・)については詳細な情報がありませんでした。
それによって、ワインを液漏れさせてしまった私と、発生事情を知らずに度々相談に来るお客さんの対応に怒れる店主の様に、お互いがすっきりとしない状況になってしまう。
木材の美しい色合いの写真を見て購入されたものの、経年変化で色合いが変わってしまってクレーム。
節ありフローリングの節にストッキングがひっかかって破れてクレーム。
無垢材の施工後に伸縮によって隙間ができたりすることでのクレーム・・・

建築業界は「クレーム」と言う言葉をよく聞きますが、上の一例は無垢の木材であれば起こり得ること。
だから、無垢材がどのような取り扱いが必要か、どのような性質を持っているのか、という事をお客さまと一緒に情報を共有する必要がある。
それでも完璧ではありませんが、それはワインも木材も自然の産物ですから・・・(逃げ口上・・・)


前回登場の酒屋さんには、自身の無知による事乍も衝撃的な店主の態度に驚き、その時以来行ってはいないのですが、実はこの後に通うことになるお店では夏場のワイン販売のためにお客さまに「発泡スチロールのケース」を配布していました。
もちろん、ワインの取り扱い周知の一環で一度だけですが、購入のワインを出来る限り健全に持って帰ってもらう為の工夫。
私の様な人間がいることに対しての、情報提供とともに発生する問題を未然に防ごうとする努力に感心し、それからというもの、その発泡スチロールケースは車での買い物のおともになったことは言うまでもありません。


販売する側も使う(飲む)側も情報共有していくこと。共通点が多くあります。
記事で公開している無垢フローリングや木材については、出来る限りの特徴や性質をお伝えしているつもりですが、まだまだ足りない部分もあります。
良いものを、喜んで使ってもらう為に、お気づきの点や気になることはどんどんおっしゃってくださいね。


リフリーオーク ネイキッド 6


今後も19年前の私の様な、無知による残念を減らす為に木について多くの事を語っていきたいと思っています。


あ、次回もう少し続きます・・・


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

久しぶりの投稿の理由と、病床で考えていたこと 

前回の一件は、酒屋さん(かなりの高級ワインも扱う、かなり有名なお店)で記念日にと、少し頑張って高級なワインを購入した日の事。
休日の朝、開店と同時に入店してワインを選び購入しました。
当時はよく家内と二人で買い物に廻っていましたので、その日も楽しみにしていたワインを購入し、その後近くのお店で食料品の買い出しをしました。
1時間程で食料品の買い物を済ませて荷物を積もうとトランクを開けると、たまたま目についたワインの袋の水染みの様なもの。
あれ?いつ濡れたのかな?と思いながら手に取ってみるとなんと、ワインボトルの首のあたりから液体が滴っているではないですか!しっかりとおいしそうなにおいをさせて・・・

これに驚き、購入のお店に戻って液体が漏れ出ている、というお話をした時の一部始終が前回のやり取りです。
ワイン好きの方はお察しの通り、この一件のあった日は8月の天気の良い真夏日。
それも大衆スポーティーカー(=内装も断熱材も薄い!!)の車内で、ワインクーラーから出してきたワインを放置していたのですから、今から考えると自分でも「アホか、お前は!!」と思いますし、先の酒屋さんの店主のお怒りもごもっともの様な状況を作り出していたのですね。

ワインセラー1


長期間適正な一定温度で保管されていたワインが、急激に真夏の車内で熱せられるとコルクから液体がにじむことくらいはわかりそうなもんです。
今考えれば・・・

しかし、その時はワインは好きでも、そんな状況を考えてもいなかったしその時まで他のボトルでは起こらなかった。
だから異常だ、と決めつけてしまったのですね・・・お恥ずかしや。
おそらく、ひと夏に何人もが経験しそのたびに「不良品を購入した」という顔で店舗に来られては、そりゃ店主も頭にくるでしょう。
氷でも入れてやれ!、の気持ちもわかります。反省。
現在ではもちろん認識していますが、当時の酒屋さん(いや、正確にはワインショップか・・・)にしてみれば、真夏にワインを購入し車に1時間も置きっぱなしにするなんてこと、ありえないわけですよね。
それも、そこそこ良い銘柄のものでワインセラーから出してもらっているんだから、まさかそんな持ち帰り方しているとは思わないし、ワインが好きならそんなことしないと思っている。(今は絶対できません・・・汗)

しかし、、、、
しかしワインだけではなく、そのものが好きだからといって全ての情報に精通しているとは限らない。
興味のあるものの情報というのは、商品についても自分にとっても良いものばかりを集めてしまいがちです。
特に、商品については販売する方も特徴や利点、よさげな雰囲気は伝えますが、注意するべきことや取り扱いについてなどは、よほど自分から気にかけないと知る機会がありません。

私のワイン熱もそうでした。
ワイン雑誌を読んだり、特集記事をみて「産地や味の特徴、どんな料理に合うかや作り手の歴史」などの情報は、とても多く入手しましたが、肝心の保管方法や夏場は1時間すら車内に放置できない(考えればわかるけど・・・)というようなことは、どの本も語ってはいませんでした。
保管方法は、夏が近くなるとワインセラーメーカーなどのちょうちん広告(というらしい)とともに、ワインセラーでの保管がベストであることと、熟成させる喜びは多く語られていましたが、それでもワインセラーなぞおいそれとは購入できない身。


ワインセラー2

(写真のワインセラーと本文は関係ありませんよ。)


そのため、今でもにわかに信じられている「北側の納戸保管」が精一杯でした。
住宅の北側は比較的涼しく、納戸であれば日光もあたらない。そんな理由でそれが限界。
興味をそそったり、購入意欲をかきたてはするものの、現実的な保存方法などの情報は入手できていませんでした。

そんな、好きなものに対する正しい情報の無い中で、不注意で起こしてしまったワインの液漏れ。

でも、この状況ってよく考えると無垢の木材と非常によく似ている。
材木屋が「そんなことあたり前」と思っている、「色違いや反り、節や特有の表情から経年変化」まで、様々な状況も「木が好き」だからといって、全ての人が知っているわけはない。
いや、ほとんどの人が知らないはず。
現在は件の私の様に情報不足ではなく、インターネットから多くの失敗談も見ることもできますから、木材の特徴についても浸透してきた様に思いますが、やはりまだまだわからないことが多いはずです。

そう、あの時の私の様に「知らずに起きてしまう事」に対するがっかりを減らしたい、なくしたい。
ワインでは、現在ワインセラーも普及価格のものが多くなっていますし、ネット通販等の普及で「購入ボトルの車内放置」という現象はもうない?のかもしれません。
それに対して木材製品は、というと・・・

依然、販売する方の考え方が旧態依然のところも多くて困ることもあります。



 
 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp


木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

久しぶりの投稿の理由と、病床で考えていたこと 

皆さま、お久しぶりです。
担当、戸田昌志です。

前回のレッドオーク記事の最終投稿から、大分時間が経っての新規投稿になります。
それも、レッドオークの締めの記事を書きかけて投稿できずじまいという形のままですので、非常に申し訳なく、それ以上に普段の業務もお休みをいただいていたので、多くの皆さまにご迷惑をおかけしておりました。

本日より、職場復帰しております!!(汗)

そもそも、お休みをいただいていた理由は、情けないことに怪我をしてしまいまして、軽度ではありますが人生初の手術というものを経験してきました。
そのため、現在復帰はしておりますが、あと数カ月は左腕を動かしたり物を持つ事ができないという状態が続くので、会社にいる、というだけの状態ですがとりあえずは戻ってくることができましたので、久しぶりに御報告を・・・

1月末から御連絡を頂いていて皆様には少しづつではありますが、回答差し上げていきますので、少々お時間下さいませ。


そして、お休みをいただいている間記事の投稿もお休みさせて頂いていたのですが、少しづつこちらも再開していきます。
そうです、レッドオークの記事のまとめもしないといけないのですが、入院中の病床での読書にて感じたことを、今回の一件の自身の回顧録(悔顧録?!・・・)として記しておこうと思います。
それは、木材を取り巻くお話なのですが、それと共に少し趣味の世界のお話が関連してきます。
今回から数回、復帰の悔顧録(やっぱりこっちですね・・・)として記しておくことにします。





「なんだ、ホントに!!もう、氷でも放り込んでやれ!!!!(怒)」




これは今から19年前に私が、ある酒屋さんでワインを購入した(正確にはのちほど・・・)時の酒屋さんの店長の怒声です。

私の記事とホームページをご覧の皆さまは御存じのことと思いますが、私は少しワインが好きです。いや、結構好きです。
高級ワインを飲むとか、そういったことではなく「木材との共通性があること」というたてまえを持って(汗・・・)、いろいろな地域の個性やブドウの違いを考えたりしながら飲むのが好きです。
とはいえ、19年前はワインに関する知識も情報も乏しく、もちろん飲むことに苦労はありませんが、「扱い方や保存方法」までは、注意を払ってはいませんでした。


そこで先程の怒声です。

場面はこうです。


私 :すみません、先程購入したワインが液漏れしてきたのですが・・・

店員:あ〜・・・。お待ちください・・・(店長に相談に行く。)

店長:はぁ?!馬鹿野郎!・・・なんだ、ホントに!!もう、氷でも放り込んでやれ!!!!(怒。店内に響く)

店員:(私のところへ戻ってきて)ご購入のあと、どのようにされていたのか分かりませんが、
   これはこの時期どうしても発生する現象です。温度差によって起こります。
   申し訳ありませんが、こういった対処しか出来かねるのです。

私 :わかりました。


という言葉のやり取りで、氷のびっしりと詰まったビニール袋に入れ替えられたワインを持って帰宅しました。
ワインを御存じの方なら、どういったことが原因でのやり取りかは想像ができると思います。そして、この場合の非は私にあります。


ワイン

(写真のワインと本文は関係ありません)

 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

近頃気になる、お酒同士のコラボ 木は何とコラボ? 〜あとがき〜

前回の日本の広葉樹 楢(なら)乾燥無垢材の紹介を挟みましたが、わざわざそれを紹介したかったわけではなく、ふと晩酌の時に・・・といっても書類づくりをしていた時ですが、お酒業界のコラボから楢の無垢材が思い浮かび、そこに自分の活動やこれからのことなど、いろんなことが重なり、書き連ねたという形になりそうです。


一つには、スギやヒノキに代表される針葉樹木材利用や、一般に問題視される森林の課題等を考えたときには、自分がその業界にいるからですがどうしても建築目線で物事を考えてしまいがちです。
いわゆる、構造材や仕上げ材といわれる木材として使えるかどうか、です。
これが本当に欠点で、木材ってそれだけが使い道ではないんですものね。もちろん、わかってはいても、どうしてもそれを優先的に考えるので、「使えるものと使えないもの」という判断が生まれて、建築材にならないものはチップかバイオマス、という考えに偏りそうです。

あとがき 2


全くそんなことはないし、とくに日本の楢(なら)のように広葉樹の利用は、建築というよりも多くは家具や製作物ですし、求められるものがことなるんです。
それをきちんと考えていると、前回のような使い方次第でとても魅力が広がる木材として紹介することができるようになるのですが・・・・


当方に限って言えば、もちろん今までも木工や家具屋さん、彫刻他様々なお客様があったものの、やはり量といい売上金額といい、建築用途への出荷が多かったのは言うまでもなく、そのために建築への供給をしっかりとしていれば材木屋としては、迷うことはさほどなかったのです。
しかし、時代の変化と言えばそれまでですが、森林の状況や木材市況、そして外国産材の状況や日本の木材の状況など、今まで見えていなかった(見ないようにしていた?!)様々な事が自分の目の前に林立していて、「うちは、建築材料卸だから・・・」というような状況ではなくなっているように感じています。


いやいや、もちろんだからこそ!建築需要の変化や今までにない木材と共にサービスをお届することも大切なのですが、物だけを流しているような状況ではいけないんだと感じるんですね。
今まででも、打ち合わせをして気にいってもらった木のデザインや樹種、建築納まり等はありますが、それらをもっと広くわかりやすく、いろんな人と共有していかないといけないと思っているんです。
インターネットの世界が当たり前になっているので、共有することは簡単ですがその共有の場所やアイディア、人、物、時間や体験を私が「自分のテイストで」提供するということを考えているのです。


前回の様な良材の広葉樹を紹介することも一つですが、それが建築以外に人にも知ってもらう事、そしてそれによって今までにない用途が生まれること。
直接的な木材だけではなくて、山を知ってもらう事。作業を知ってもらうこと。苦労を感じてもらうこと。
それによって共有できる思いや感情、背景によって環境が変わること。

講師 戸田昌志


同じもので競争して、他社より抜きんでることよりも自分に求められ、できることを精一杯やって喜んでもらうこと。
それによってつながった縁から、遠いところで林業や森林、木材や建築や家具や製作等の環境が良い意味で変わっていくこと。

その場を作って共有できるようにすることが、私の仕事の様に思える今日この頃。
昔々、会長が様々な想いを綴っていた自費出版本も、今の様に手軽に情報発信できない時に「材木屋の場」を作りたかったのではないか?!と思って読み返しています。


もしできるのなら、「材木屋がいる」不定期のギャラリーやバーなど、人が集まって木の事やそれ以外のことを語れる場所を作りたいなぁ、とも思ったり・・・
大人が真剣に遊べる場所。
遊び、楽しみながら何かが生まれる場所。
まだまだ先になりそうですけど、やりたいなぁ。バーは、そんな形態で林業の人達がやっている「林業バー」がありますしね。
(場所が京都じゃなかったら、しょっちゅう行くのに・・・)

あとがき 1



人の輪ができて想いがつながるような場所の作れる材木屋。
ツアーや企画等を通しても、今後も活動していきますので、応援してくださいませ〜!!

もちろん、無垢フローリングや木材購入による金銭的応援もどしどしお待ちしていますよ〜(笑)。


 

 
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
 

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

近頃気になる、お酒同士のコラボ 木は何とコラボ? 〜はじめに〜

異業種参入とか、異業種コラボとか。
専門の業界を超えて協力したり協業したりという成功例もよく聞きますが、いざ自分の属する木材の業界はどうでしょう。

あ、今回は経営とか商売とか、そんなにカタイお話ではありません。
ちょっと気になる、木にも関係するお酒のお話と自分の想いをつらつらと・・・。

皆さんはそんなに意識されていないかもしれませんが、近頃お酒の世界でのコラボというか、今までの手法とはことなった種類の材料を由来として作られていたり、あえて原材料にこだわっていることを明確にアピールするものが多いように感じています。


たとえば、私の好きな「ワイン」を醸し出すブドウ品種のソーヴィニョンブランから採取された酵母を原料に加え、ワインのさわやかさにアルコール度数を感じる日本酒のような、爽やかでいて味わい深い風味を出している(と感じる)焼酎。

蔵の師魂 グリーン


今まで、ワインを熟成させた樽(それも確か、かの有名なロマネコンティ社の有名ワイン・・・)を使って日本酒を作った、というものは頂いたことがありますが、ワイン用のブドウの酵母を使って焼酎を醸造するというのは聞き覚えが無いので驚きましたが、これが洗練されているのです。
芋焼酎なのですが、芋独特の少し尖ったようなところが無く、芋のまろやかさとは異なる、繊細な味というか今までになりフレーバーを感じさせてくれます。
もちろん、ラベル(ワイン風にはエチケット?!)も今までにないようなこの斬新さ!
こんなのありか!ってな印象。


有名なものでは、プレミアム焼酎として有名だった「百年の孤独」は、オークの樽で熟成されている為に、焼酎とは思えないほどにまろやかで深くて、若干熟成の甘みとうまみを感じるものだったと記憶しています。(もちろん、今でも好きです。)
甕壺で熟成ではなく、洋酒で主流であるオークの樽を使う。
これも異なる者同士の融合。

そして、樽で熟成することが基本であるウィスキーでも、近年はワインで使用した樽を利用して、より深みがあり優しい味わいと香りを感じるものに仕上げているものもあります。
お酒という分類は同じでも、全く異なる種類のものの「いいところ」を合せ合う。
そして今までよりもよいものを生み出す。
フュージョンですね!!


木材や森林林業の業界も、他の業界のいいところを取り込んだり、アレンジするということにもっと取り組まないといけないのかもしれません。
もちろん、先端技術的なナノセルロースがあったり異業種コラボも散見はされますが、まだまだ私たちの様な一般木材業界に活気があるというところまでは感じられません。
もちろん、自分がそのような取り組みをしているかどうか、も大きくかんけいしてくるわけですが・・・
どんな事に閃き、どんなものを生み出すのかは関わる人次第ですが、やはり協業して取り組む姿勢や、新しい可能性を感じてもらうような状態でいないといけないと、お酒業界?!から教えられているように感じました。

最後に、木材と関連のあるお酒で近年有名になっているもの、それは「ミズナラ樽ウィスキー」ですよね。(気にしているのは、業界人だけか?!)

ミズナラウィスキー


単なるオーク樽熟成、ということではなくわざわざ日本語で「ミズナラ」なところが、とっても重要ですよね。
ウィスキーの購入層が、どの程度の知識で「ミズナラ」という固有の樹種による違いを欲しているかはわかりませんが、そういったことよりも表記をすることによる差別化と、より一層のプレミアム感を演出し、ウィスキー市場の急拡大を見せる日本市場への大きな差別化商品として成り立っているのではないかと思います。

樽とナラオーク)については、今までいくつかオークの記事にて書いてきましたが、今回はオークではなくその「なら」、特に日本の楢(なら)の新入荷材について次回記事で報告をしたいと思います。
樽を作る、というのではなくもう一つ大きな用途の一つである「家具」や「木工」などの分野にも使っていただけるような、手が届く価格の日本の楢(なら)の厚板材を紹介しますので、次回をご期待くださいね。


 
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
続きを読む

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! エピローグ

さて、前回までで戸田先生が企画した(1年を費やした!涙)伐採授業が終了しました。
雪の中事故も無く、皆笑顔で終了でき、ホッとしています。


伐採実習25


今回の企画は、何事もなかったかのように見えてそうでもないのです。
ここまでの事をやろうと思うと、各調整を含めて見えない部分でも大きな労力を必要としますし、それ以上に私以外の仲間の協力が無いと実現できない部分が多くありました。

授業の時だけをお伝えしていますが、それまでの用意や打ち合わせ、日程調整など仲間にはとても負担をかけてしまいました。
最初に私の大きな目標を聞いて動いてくれたN村氏。はっきりいって損得はもとより、目に見えて得るものが無いにも関わらず当初の現地での調整をこなしてもらいました。
そして、そのN村氏の声かけで来てくれたN井氏。ただでさえ、雪で忙しい時期にも関わらず、今回の伐採授業を受け持ってくれました。
そして伐採当日に、私ではできないN井氏のフォローをしてくださったH本氏。

みんな忙しい上に、やらなければいけない事を抱える人たちなのに、私のわがままな企画に乗ってくださって、その上で高校生に多くを伝える事が出来たと思います。
感謝以外の言葉がありません。

この恩を返すには、この後も続く伐採材の活用という部分も私のフィールドである大阪にて実現させ、さらに、今回の企画を単年のものではなく、次の年度の生徒さんからも続けていって、地元の林業や建築に少しでもプラスになることが、私ができる唯一の恩返しかと思っています。

企画は単年で終える事ができます。
しかし、その時に伐採した材を活用するには、乾燥期間も含めて数年かかります。
だから、今終わらせてはいけないのです。
山は数十年、百年以上の単位の世界です。
その長さで考えていかねばなりません。
非現実的でコストに合わず、何をやっているのか分からなくなる時もありますが、扱わせてもらっているもの自体が短くても数十年の時間の結晶である木材です。
コストや一時の儲けだけでは、成り立っていきません。

だから、自分ができる限りは様々な方法で永く関わっていきたいのです。


数十年後の山が良くなるきっかけは、大阪の材木屋だったなぁ・・・


そんな言葉がどこかで残ってくれれば、今の苦労なんてどうということは無いんです。
でも、それを続けていくための仲間が必要なので、本当に今回の関係者の皆さんには頭が下がる思いです。

そして、もちろん立派な材として生まれ変わってくれるであろう木々達にも・・・
感謝の気持ちと第二の命の続くことを願って。

伐採実習23


これから、春を迎えた頃から少しづつ拠点を大阪に移して、大工さんとの交流や仕事の見学、そして実際に山で伐採した木材が使われるところを学生さんに見てもらう企画をします。

その時のアテンドで、再度戸田先生が登場することとおもいますが、この一連の企画はとりあえず雪解けまでしばしの休憩です。


一人ではできない企画を手伝ってくれた仲間に感謝して、次の授業の準備を始めます。

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生と愉快な仲間たちの「伐採後」の座学授業!!

当然の様に冷える冬山での伐採。
それも、一つ一つの作業を細かく説明しながらすすめるため、作業をしていても体が温まる暇もなく、また全員が動いているわけではないので、どうしても冷えてしまいます。

そのため、伐採実技は昼過ぎまでで切りあげ。

後日のアンケートで、無理かもしれないけどももう少したくさんの人数が伐採を経験したかった、と意見が出た様に、好評をいただいたからこそ、もう少し皆さんに伐採をしてもらいたかったのも、隠さない真実。
まぁ、それほどに興味を持って学習してくれた証拠!!

自分の学生時代を考えても、こういう授業は楽しい!
決まったことをやらされるより(先生、すみません・・・!)、やっぱり知らないことを見たり聞いたり、それも屋外で作業するなんて授業じゃない位に楽しい。
そんな経験をしてもらうのも一つの目標でした。

そんな伐採の後、お昼休憩をはさんで2度目の座学。
座学と言っても、これから森林や林業に関わる高校生の為に、プロの使う道具の事や使い方、それと特殊な道具の話などを実物を交えて聞いてもらう座学ですから、これもまた楽し!

伐採実習19

自分で伐採をしてはいなくても、こういった道具に興味のある方もいるでしょう。

同じ様に、森林科学科でも全員が普段からチェーンソーなどに慣れているわけではありません。
なので、特殊伐採のプロN井さんの軽妙な林業トークと、わかりやすい説明でみんな楽しそうに見てくれていました。

たくさんある林業の道具。
その中でもやっぱり花形はチェーンソーかな。
みんな、実技でも使う道具でもあり、さらになにやら普段目にしない様なものもありで、興味津々。

伐採実習20

実際にN井氏がチェーンソーの長さを調節する「バー」の交換を実演。
歯の「目たて」の話や、どのような状況でそれぞれを使い分けるのか、そして各部の詳細な説明と共に、すすめてくれます。

私も、自分が使うわけではないですが伐採の実技を見守った後ですから、あの「カッコよさ」を醸し出す道具の一つであるチェーンソーの話には少し身を乗り出してしまいました。

もっともみんなが食いついたのは、N井氏の趣味の道具?!いや、コレクション?!否、本当に特殊伐採で使用しているこの、6尺近くあるチェーンソーのバーです。


伐採実習21

うほッ、長っ!!

これ、わざと床につけているのではなく、容易には持ちあがらないのです。
それ位重いのです。

普通のチェーンソーだって、エンジンがついている外側に歯があって、相当な重さですが、これは持った瞬間本当に「重っ!!!」と言ってしまう重量。

どんな言葉にも「っ・・・」が入る位に言葉に詰まる重さです。
でも、これを使って胸高直径1mというようなヒノキを伐採する話などを聞けば、みんなときめかずにはいられませんョ!

座学でもN井さんの凄さがまぶしい瞬間です。
生徒さんから向けられる、その眼差しが羨ましいぃ!

このままでは終われない!
ここはひとつ、私も出張らなければ!!!
ということで、持たせてもらいました!

伐採実習22

ヨッ!にわかチェーンソーマン!!


この馬鹿オヤジ!
どこ見てんねん!!

みなさん、つっこんでやって下さいまし。

若者から笑われる、にこやかな視線が眩しい(汗)ですね。

N井氏に負けずと笑いをとってやりましたよ。
うん。
山ではちょっと目立つシーンが無かったもんで、でしゃばってしまいました。

こんな馬鹿材木屋が仕切る中、なんとか雪に耐えて伐採授業を終える事ができました。
伝えるべきことが多すぎて、運営している自分たちもどこまで出来たのか、と自問するところですが、安全に形に出来たことは私たちにも大きな収穫になりました。

伐採実習7


 

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 

なんでもそうですが、やはり自分でやってみること。
経験はとても大きな糧になります。
今回の伐採授業は、高校生には大きな糧になったことと思いますが、私にとっても新しい考えや仲間とのつながりをつくりだす大切な機会になりました。
おっと、まだ終了ではありません。

伐倒の木口をプロが解説。
今回は特殊伐採も含めて地元で活動されているN井さんが、「学校では教えてくれない伐採」をレクチャー。
先の伐採の良い点や注意点を教えてくれます。

伐採実習12

「つる」の残り方や、チェーンソーの角度の考察など本来は、自身が自問自答で答えを出す必要のあることを、的確に教えてもらえるのは成長の超近道!
自分の若い時にも、木材でこんなレクチャーがあったらなぁ・・・そう思いながら眺めていたのですが、そう思うからこそ、今回の企画を立てたのです。

自身が物凄く苦労した木材についての情報の収集、そして製材や山とのつながり、その中での情報共有などを、できる限りわかりやすく多くの人に伝えていくことを目的として、今回の一連の授業に至っています。
なので、高校生たちには貪欲にどんどん学んでほしいのです!!

伐採実習18



で、ひととおりのレクチャー後はこんな感じ。


伐採実習17


みんな切り株に群がっています(笑)。
まるでお宝でも見つけたかのよう。


そうですね、お宝です。
樹木の生きた証から学べること、そして普段とは異なる視点で見て学べること。
全てがみんなのお宝なのです。

伐採実習24


しかしプロはやっぱり凄い!
これだけ林立する木々の中、目指した方向に伐倒すること自体凄い事だと思うのですが、上の写真の様に、その林立した中のこの間に通したい!といって本当にそこに倒すんだもの。

恐れ入ります。
何度も言っている様に、枝が折れそうなほどに樹冠に降り積もった雪を抱く立木であることと、その上で「重心」のとりづらい「通直ではない曲がりくねった木」を、ピンポイントで倒すのですよ。

いつも伐採をされている方には造作もない、と言われるかもしれませんが、それができるとわかっていても次々とそれをやってのけるN井さん!
凄いです。
カッコいい!とすら思ってしまいました。
そうか、これが仕事ってものか・・・
高校生にも届いたかしら・・・

もちろん、N井さんだけではなく今回私の難しい提案に快く協力してくれた、コーディネート役のN村さん、そしてN井さんとともに高校生のフォローをしてくれたH本さん。
仲間の協力なしではできませんでした。
言葉にできない感謝です。

みんなの活動が、高校生の将来を育んでいき、今回の活動が森を活性化し材が街で生きる事を伝えていくことで、大きな意味を持つ一つの「歯車」が廻る様な気がします。
いや、廻したいのです。

その為には、企画を継続していく必要があります。
伐って終わりではない、続いていく山と伐採と授業。
それを実感してもらうため、伐採の後再度座学授業に入るのでした。

伐採実習23



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 

さて、十分に?!座学が行われたところでいよいよ日を改めての、山での伐採実習に入ります!!

伐採実習1

と、意気込んで書いてはいるものの、当日は最強といわれる寒波の影響で、前日までの積雪が多く高速道路沿いでもこのような感じ。
私の主要高速道路である名神高速も、一部区間で通行止めが出る始末。
こんな状態で山に入れるのか?!今まで準備してきたものが水泡に帰すのか?!!心配していたものの、伐採予定地の積雪は幸運にもさほどではなかったことと、伐採前日に仲間が除雪をしてくれていたおかげで、影響なく進むことが出来ました。

足元が雪にとられる中、高校生たちとともに伐採現場に向かいます。

伐採実習3

もうこの時点で足先はキンキンに凍っています。
企画を成功させるべく燃えたぎるハートも、歩いても止まっても氷点下の雪に埋もれる長靴の先まで、その熱さを伝える事は出来ていなかったようです。
(次回から、ちゃんとした長靴をかわなきゃ・・・(-_-;))

というか、地元の人たちが朝の集合時に「今日は寒いねぇ」というんだから、いくら薄着で暑がりの私でも仕方なし。

伐採実習4

歩く事少々、伐採予定地にたどり着きました。

昨年、何度も作戦会議を含めて足を運んだ場所ですが、一面真っ白になり頭に雪化粧をした木々たちの姿は、どんな言葉を使えばいいのか、美しいの一言でした。
こんなにきれいな木々の命をいただいて、何十年以上百年を超えると期待する建築に使っていく過程を、高校生という若い世代に感じてもらおうという企画ですから、伐るには惜しい見事さも、伐採後の第二の命を考えると有り難くも、そして期待に胸膨らむ瞬間。

伐採実習9

今回の企画は、山の木を活かすことと高校生達にプロの経験や技術、知識を伝えること。
それらを複合的に行った結果で出た材を余すところなく活用することで、将来に向けた「森も人も、そして木を使った建築」をも育んでいこう!、という大きなテーマをもって行いました。
やみくもに間伐、若しくは良い材のみを抜き伐りするのではなく、利用価値が乏しいとされている樹種や、プロが見た目と高校生が見た目の選木の違いや伐倒の違いなども、その場その場で意見を交わしながらすすめていきます。

もちろん、今回の高校生達は森林科の生徒さんなので、全くの素人ではなくチェーンソーなどの装備は持参で、一連の作業自体はこなせるところですが、普段プロだから気をつけていることや、観察していることなどを現場で具体的に聞いて感じる事ができたのは、高校生にとっては大きな収穫だったのではないかと思います。

そしていざ、伐採!!

伐採実習11

そばでプロが見守る中、生徒がチェーンソーを入れていきます。
降りしきる雪の中、チェーンソーの音が響きます。
伐り倒す方向やチェーンソーの入れる角度や長さなどのチェックをうけながら、良いところと反対に注意しないといけないところやポイントを、的確に指示してもらいます。

因みに、黒い服でカメラをかまえるのは地元新聞社の記者さん。
今回の企画を取材に来てくれています。
が、ちょっと山にはオシャレ過ぎるお召物で、寒くないんだろうか・・・・・・

そして伐倒!!
残念ながら写真はありません。ビデオ撮影をしていたので、カメラをとる余裕がなく、その上降り積もる雪で電子機器の充電が見る見るうちに無くなっていく・・・

伐採実習14

山にギシギシ、ギリギリ、となんとも形容しようの無い伐倒の音が伝わり、徐々に倒れ込んでいく立木。
そして最後に、深く降り積もった雪のクッションの上に「ボフッ!!!」という音と雪煙りとともに横たわりました。
切り口は何度かやり直しをした為に、プロの仕事とは異なりますがこの一つの切り口と伐採によっての経験は又一つ、大きな糧になります。
通常の伐採とは違い、かなりの雪を抱いている立木を伐りますから、予想の伐倒方向にうまく倒れるかどうかは、経験が必要。
それに、あまり大きな径の立木を伐採した経験のない生徒には、いきなり雪の重みも考えないといけないのは、レベルアップになったことでしょう。

伐採実習13

とっても綺麗な年輪です。
特別スペシャルに太いわけでもないのですが、やはり目の前で伐倒されたその伐り口は、今の今まで生命活動を続けていた樹木の生きた証拠を突きつけられている様で、普段の木材業で扱う「角材や板材」を見る目とは全く異なる感情が生まれます。

もちろん、一連の流れも理解していますし伐採が初めてではないのですが、今回は昨年の大半をかけて練った企画の集大成であったこともあり、その木口を眺める私の心は、いつもとは少し違っていたのでしょうね。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:05コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生が伝えようとしたこと

戸田先生の今年初めての授業は、森林科学科の高校生たち。
座学の合間に、実際の木材に触れてもらいます。

戸田先生の授業3


次々とサンプルを手に取っていく学生たち。

材木屋の感覚では木といえば木材であって、けっして丸太や立木ではありません。
しかし、ここにいる学生たちにとっては木といえば山に生えている立木や丸太の事の方が身近。
ここに、すごくギャップがあるのです。
現在の材木屋さんのほとんどは、丸太も、そして山に生えている木の事などは殆ど知ることがないと思います。
自身が扱っている木材も、その特性や産地の事など知らずとも販売出来ますし、なによりそんな情報が求められることがないので、知る必要がありませんからね。
必要のないことなのです。
だから、ギャップがあるのですね。

同じ「木」という素材を通しても、高校生たちの視線は「山の立木」であり、材木屋の視線は「商品である木材」なのです。
お互いに、素材は同じであるにもかかわらず、見ているものが異なるために情報がことなり、意思疎通することがない。
高校生と意思疎通をするということではなく、彼らが将来目指している林業職という人たち(必ずしも全員ではないが)との意思疎通です。
それがないこともひとつの要因で、日本の木を使おう!という広い意味でのスローガンも、実際は建築用材などの製材だけではなくバイオマスであったり、製紙であったり、合板であったりの割合が高くなりがちで、量的な生産はあっても「意欲的な」木材生産にはつながりにくいところではないかなぁ、と一人考えるのです。

自分たちの先に、喜んでくれる人がいる。
そこに、自分たちの喜びも見える。
そう思って仕事をする事が出来れば、自然の中ということもあり素晴らしい職業に違いないのです。
頑張って育てても、一定額の燃料用にしかならなかったり、工業的に量の出荷がメインになると、一本一本・山毎への意欲の傾け方に違いが出てきます。
もちろん、量も大切だし燃料も大切な用途です。自宅の薪ストーブも、燃料使用ですから。
だから、彼らにはそういった現実もあるものの、私のように自分のやるべきことやできることをみせることで、必ずしも森林や林業の道はひとつではなく、自分たちのやろうとしていることの先には、自分たちを求める人がいるという事を知ってもらうために、材料となった木材を持ち込んで、見て触れて、そして香りをかいで体験してもらったのです。

授業のなかでは、そこまでのお話はしていません。
この後に控えている「実技」に向けての事前授業でしたので、その実技に即した樹種のお話をしたわけですが、根底には上記のような想いがあるのです。

まだまだ先がある学生たち。
そんなに真剣に将来の事を語らなくても時間はまだまだあるように思いますが、森林林業や木材の業界はすでに悠長に飛び込めない世界だと思います。
踏み込んでから学び考えているようでは、なかなか進みにくい世の中になってきています。
直面する問題や課題が多いことや、情報がどこでも得られる代わりに肝心な情報が途絶えてしまいがちであると感じます。

だから、私のわかることは伝えようと思って授業に臨んでいます。
私は物を生み出したり、ましてや山での伐採などの実技を指導することはできません。
だから、座学で伝えるしかないのです。
このような場を持つことで、少しでも多くの事を伝えていきたい。そう考えて、1月の戸田先生の授業が終了しました。

この後は今回の授業の最終テーマである「伐採」です。
そう、実技の伐採があるのです。
戸田先生が、伐採??!
いや、残念ながら私はできないので頼もしい仲間とともに、伐採実技に入るのです。


戸田先生の授業1


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

安かろう悪かろう、高かろう良かろう?!

「おたくはちょっとお値段高めの設定ですね」

「他ではこれくらいででていますけど・・・」

まぁ、いつものことですが改めてお伝えします。
上記はお客様からの実際にいただいたお言葉です。ごもっとも!
安売りの価格設定で目を引くような細工は一切していません。
そのため、「建築業者には値引きしてくれるんだよね?!」という電話もいただきますが、安売りするために記事を掲載しているわけではないので、値引き販売というものもしていません。

物を買う場合、安いにこしたことはない。
どうしてもそう考えてしまうし、企業努力その他で「驚くような価格」で品質の良いものを入手できる時代でもあります。
しかし、「驚くような価格」に到達するためには、昔のような大量仕入れだから安いとか、中間マージンがないとかいう、あたかもそれらしい理由だけではないもっとシビアな裏側があることが多いです。

ただでさえ物があふれている時代。
十分に安く買えるものばかりですが、さらにどんどん安くなるしだからと言って昔の様に「安かろう悪かろう」の商品ばかりではないことに、本当に驚きます。
だって、どう考えたってこんなものこの値段でできるの?!っていうものもある。もちろん、だからこそすごいのですが、それは「できるようにしている」からできるのであって、その状態が決して健全な商売であるかどうかは別の問題です。

ここで木材に置き換えてみましょう。
住宅の柱などにする木材が仮に5000円/本だとしましょう。柱として使えるように成長するまで、樹木は少なくとも40年とか50年とかいう歳月を要します。
私が今すぐ植えても、木材になる姿をみることがない確率の方が高いくらいの年月です。
そこまでには、山の管理から獣害の予防、枝打ち、間伐、伐採、搬出、製材、乾燥・・・・などなど様々な費用が掛かります。
それを50年続けて5000円。
細かく言えば、柱以外にも他の部材が出来るだろう、とか山で1本だけ育てているわけじゃないんだから、とかいろいろと意見があるのは承知ですが、それでも単純に柱になるまでこの価格では100円/年で成長している計算になります。

うわっ、安!!!!!
って思いますよね。
ただこんなに安いという事を強調したいのではありません。
例示が正しい価格かどうかではなく、もうそんな単位の世界まで「安く」なっていることと、それ以上に先人が植えて育ててきた財産である木々を、私たちが安い価格で伐りだしているのです。
貯金を切り崩すように・・・

テレビなどのメディアでも、社寺仏閣に使うようなヒノキの大径木がないから世界を探して持ってくる、そんなの環境破壊だ、というようなことも言われますが、話の大きさは違っても、貯金=貯木を使いつくしてしまうと、その後を用意していない限り無くなるのは必定。
そんなことを考えずに、現在伐採搬出並びに木材生産にかかる費用のみを考えて「高い・安い」と単純に木材の価格を比較することに、私は意味を持たないと思っています。
もちろん、良い木材を手の届く価格で提供したい気持ちはあります。
お客様が胸を張って自慢できる木材をお渡ししたい、こだわりの木材をお届けしたいという気持ちは変わりません。
だからこそ、その木材となる木々を維持するためにも、また良い木材を生産してもらうためにもそれ相応の対価が必要なのです。

だから私はその対価を認めてもらえる方たちに、それ相応の木材を届けるために活動しているのです。
だから、単純に安い必要はないと思っています。安いところは他にいくらでもあります。
毎度比べられる杉フローリング。お相手は樹齢何年ですか?!80年生以上なら比べてもらっても構いません。しかし、それでも樹齢だけでは語れない特徴を持っています。
高いのではなく、それ以下にはならない理由があるのです。

当社は恥ずかしながらも、調子に乗って天狗になるほどの売り上げを誇っているわけでもありませんし、荒稼ぎしているわけではありません。

安い理由がある木材で胸を張れますか?!様々な人が泣き苦労し時間に追われて、しかも数十年の歳月が一瞬で安価に伐倒されてしまうのです。
的外れかもしれませんが、こんなことを考えていますので、安売りはしていません。申し訳ありません。
しかし、その価格になる理由のあるものをご用意しています。お話しましょう。
そして、手にしたあなたが次の木材の語り部になってください。
その木材とともに大切な時間を過ごせるように・・・

(あれれ、今回はぼやきのコーナーだったかな・・・?!)


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

続きを読む

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

安物買いのなんとやら・・・ 価格のもつ意味


私、自慢じゃないですがものすごく物持ちがいいほうです。
一例をあげますと、原付バイクは24年間乗り続けて現役、愛車も20年間乗り続け現役、スキー板は22年間履き、スキーウェアは23年間着続け、未だにMr.Junko(同世代の方はわかるはず・・・)のトレーナーを着ていることを、友人に馬鹿にされるくらいに物持ちがいいです(笑)。

生来ケチなのか、両親の良い影響なのか、それとも亡き会長の口癖であった「昌志、始末せぇよ」(抹殺するではなく・・・汗。無駄使いしない、といったようなニュアンス・・・)の影響なのかわかりませんが、とにかくなんでも長く使い続けます。
もちろん、愛着もあるし大切にしたいからであって、そういう想いがあるからこそ、ずっと使い続けられる無垢材、無垢フローリングをおすすめするのですが、なぜかここ最近の身の回りのものは、永くお付き合いできないものがつづいていて・・・

先日、あわてて電気屋さんに行きました。
その理由は、突然スマホの警告音がなり「メディアが突然取り外されました」という文章とともに、一切記録メディアが読み取れなくなり、もちろん中に入っていたデータも全部引き出せなくなったからです。
いや、これには前兆があったのです。
前兆というか、なんでしょうか。2か月ほど前に、いきなり直近約半分のデータがすべて表示不能になったことがありました。
そこには、大切な巨樹の写真や懇親旅行の写真、仕事で撮影した現場の写真などなど、「消えてしもた」では済まないものがたくさん入っていたのですが、消えるのは一瞬。

そんなこともあり、お正月に仕事もせずに(笑)せっせとデータを保存移行していたのですが、その移行途中に今度はメディア自体が機能しなくなってしまったのが今回です。
機能しなくなったのは、micro SD の32GB(class 10)なので結構な価格します。
しかも購入後1年と20日ほど・・・保障過ぎてる・・・・・・
なんというタイミング!!
ということで、どこにも文句を言えず仕方なく電気屋さんへ行きました。

メモリ

今度はきっちり選びました。
何をって?!
保障です。
前回のは、同じ機能の商品で15%くらい安いメーカーの特価品を購入していました。
まさか、データ消失の後にメディア機能不全になるとは思わずに・・・
だから、今回は「無期限保障」を選びました。
ちょっと高価だけど、ちょうど保証期間を過ぎて使えなくなることを考えると安いものです。
これが、最初はわからないもの。

パソコンもそうです。いや、そう思ってしまいます。

実は、昨年は上記のメディアの記録が半分失われた直後にパソコンも起動不能に陥ったのです!!!
しかもこちらは購入4か月!!
びっくりです。自宅でさっきまで仕事のプレゼンや案内書類の整理、発表用の資料作成、企画ツアーの段取りなどなどを作成保存し、メディア保存が不安になった写真や動画のデータをパソコンに取り込んだ直後にそれです。

パソコン

まぁ、なんというか・・・脱力です。
私自身の発表の場が2つほど10日後くらいに迫っていて、その資料もほとんど完成させていたのに、すべて吹っ飛んで行ってしまいました。
パソコン本体は保証で新品になりましたが、消えたものは帰ってこない・・・

これだからデジタルは信用できん!!!と、昔人間満開に憤慨したのですが、よく考えると昨年は「15年以上ため続けた酒屋さんのポイントカードの印字がミスプリントされていて、およそ40000円分のポイントが無効になった」り、「購入回数を印字されて、貯めると割引をうけられるスキーリフトチケットのデジタル印字が0に戻って、女性店員に不当請求と勘違いされる」というような悲しい印字トラブルもあったので、よほど私はデジタルには向いていないことが証明されたようです(涙)。

おっと、前置きが長くなってしまいました。
デジタルは信用できん!、というのではなくメディアのこともパソコンのことも、いま考えるとどちらも特価品でした。
もちろん、だからこそ不良品というわけではないはずですが、メディアはやっぱりかなり安かったし、パソコンもデジタル音痴な(上のとおり・・・)私に「お客様にはこれしかない!!!」的に流暢なセールストークを展開するおにぃさんを信用して購入したものの、よく考えればどうも販促商品だったようで、よく他社比較できていなかったのです。

「安物買いの銭失い」とはよく言ったもの。
少し安いからと数字だけを見て購入すると、本当の意味では安くはなく、故障や破損、機能不全などの症状が出たりすることを考えると、然るべき対価を払って信用できるものを購入するべきです。
特に、購入するそのものについて詳しくないのならなおさら・・・


無垢材を扱っていると、住宅会社の標準仕様フローリングの価格と比較されている方からは「そんなにするんですか?!」とか、単なる数字比較をされている方には「戸田さんところの○○(フローリングの名称)は高いですよね」なんてことを言われます。
その理由は、まさに私のデジタル体験そのものです。
お客様には無垢材でそんな思いをしてほしくないからです。

もちろん、木材ですから全てを満たした万能商品がある、というわけではないですが、きちんと手間をかけられていてしっかりと造りこまれている、若しくは労力や時間を惜しまずに想いをもって作られている物は、安く叩き売れる様なものではありません。
ですので、デジタル製品と同じで「完成してからでは見えないところ」に、多くの違いがあるのです。
また、多くの場合生産者はその違いを自らすすんで語ってはいません。
素晴らしいストーリーがあったとしても・・・

しかし、だからこそ私の様な材木屋サンが必要なわけで、こだわった取り組みや傾けている想い、材料の特徴などをお伝えすることで、価格の差だけではない違いを伝える必要があるのです。
無垢の木材や無垢フローリングは、メディアのように、1年で仕方なく買い替える、というわけにはいきません。
やはり、ちょっと安いものに流れるのではなく考慮して意味のある価格の物を購入するようにしていきましょう。木材も・・・

それと、バックアップは早めにとっておきましょう・・・とほほ・・・


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

よくある質問 国産材で家が建ちますか?!

前回の与作会長の記事から、そのあとをなかなかまとめることができずに間があいてしまいました・・・どうまとめようか、考えているところもありながら、短い期間で同じような電話をいただいたこともあり、着地点を見つけたような、見つけていないような・・・

日ごろ、いろいろと木材とその周りの環境のことを書いていると、たまに「純粋な質問」の電話がかかってくることもしばしばあり・・・

その中で木材や建築についてのお話を聞いたりするわけですが、結構耳にするのが「国産材を使いたいけど、できるんですか?!」または、「国産木材で家を建てたいと工務店に話すると、高くつくからやめておきましょう」といわれたけど本当はどうなんでしょうか?!、というお話。

さてどうでしょう。この質問にどのように返すかによって、回答者がどのような立場でどんな考えをされているのかがわかるといえるのかもしれない気がします。
ですが、単純な答えとしては「国産材を使うことができますし、国産木材で新築することは十分に可能」です。

杉階段

こんな感じでふつうは輸入集成材が使われるような階段を、無垢の杉で作ることだってできるんです。
もちろん、おうちの骨組みも床も壁も、国産木材を使うことができます。

しかし、それにはちょっとした条件があります。その条件というのが質問の中にあるような「高くつく」といったことに代表されるようなことで、もっとも問題視されるところです。

そもそも、最初の質問をされる方の中にも様々なタイプの方がおられます。
・「日本には木が余っているから、使ったほうがいい」と思っている方
・「国産丸太の価格が安いから、国産木材も安く使えるはず」と考えている方
・外国の木材を使うより、日本の木材を活用したいと考える方
・とにかく国産の木材が一番だと考える方
・無垢のスギやヒノキのもつ人にやさしい性質に期待をしている方
・純粋にデザインや木質感を求めている方
などなど・・・

その考え方によって、質問への回答の仕方は変わってきますから、質問者もいろいろ、回答者もいろいろなので答えを一つにまとめることはできませんが、質問者が最もほしい答えのうちの1つが「日本の木材を使いましょう」というPRがあるのにどうして実際には使われないのか、ということと、なぜ日本の木材を使うと値段が高くなると言われるのか、ということに大方集約されます。

それらの質問の答えは、ほぼ前回の与作会長の言葉の中に含まれているために、質問を下さる方には是非、木材となる前の山に興味と関心を持ってもらわないといけないと思いますし、私たち材木屋がそれを伝えていく窓口にならないといけないのです。

話が長くなりそうなので、肝心なその答えは次回整理することにしましょう。

上棟


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

 

続きを読む

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!