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担当 戸田昌志が思うこと

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! エピローグ

さて、前回までで戸田先生が企画した(1年を費やした!涙)伐採授業が終了しました。
雪の中事故も無く、皆笑顔で終了でき、ホッとしています。


伐採実習25


今回の企画は、何事もなかったかのように見えてそうでもないのです。
ここまでの事をやろうと思うと、各調整を含めて見えない部分でも大きな労力を必要としますし、それ以上に私以外の仲間の協力が無いと実現できない部分が多くありました。

授業の時だけをお伝えしていますが、それまでの用意や打ち合わせ、日程調整など仲間にはとても負担をかけてしまいました。
最初に私の大きな目標を聞いて動いてくれたN村氏。はっきりいって損得はもとより、目に見えて得るものが無いにも関わらず当初の現地での調整をこなしてもらいました。
そして、そのN村氏の声かけで来てくれたN井氏。ただでさえ、雪で忙しい時期にも関わらず、今回の伐採授業を受け持ってくれました。
そして伐採当日に、私ではできないN井氏のフォローをしてくださったH本氏。

みんな忙しい上に、やらなければいけない事を抱える人たちなのに、私のわがままな企画に乗ってくださって、その上で高校生に多くを伝える事が出来たと思います。
感謝以外の言葉がありません。

この恩を返すには、この後も続く伐採材の活用という部分も私のフィールドである大阪にて実現させ、さらに、今回の企画を単年のものではなく、次の年度の生徒さんからも続けていって、地元の林業や建築に少しでもプラスになることが、私ができる唯一の恩返しかと思っています。

企画は単年で終える事ができます。
しかし、その時に伐採した材を活用するには、乾燥期間も含めて数年かかります。
だから、今終わらせてはいけないのです。
山は数十年、百年以上の単位の世界です。
その長さで考えていかねばなりません。
非現実的でコストに合わず、何をやっているのか分からなくなる時もありますが、扱わせてもらっているもの自体が短くても数十年の時間の結晶である木材です。
コストや一時の儲けだけでは、成り立っていきません。

だから、自分ができる限りは様々な方法で永く関わっていきたいのです。


数十年後の山が良くなるきっかけは、大阪の材木屋だったなぁ・・・


そんな言葉がどこかで残ってくれれば、今の苦労なんてどうということは無いんです。
でも、それを続けていくための仲間が必要なので、本当に今回の関係者の皆さんには頭が下がる思いです。

そして、もちろん立派な材として生まれ変わってくれるであろう木々達にも・・・
感謝の気持ちと第二の命の続くことを願って。

伐採実習23


これから、春を迎えた頃から少しづつ拠点を大阪に移して、大工さんとの交流や仕事の見学、そして実際に山で伐採した木材が使われるところを学生さんに見てもらう企画をします。

その時のアテンドで、再度戸田先生が登場することとおもいますが、この一連の企画はとりあえず雪解けまでしばしの休憩です。


一人ではできない企画を手伝ってくれた仲間に感謝して、次の授業の準備を始めます。

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戸田先生と愉快な仲間たちの「伐採後」の座学授業!!

当然の様に冷える冬山での伐採。
それも、一つ一つの作業を細かく説明しながらすすめるため、作業をしていても体が温まる暇もなく、また全員が動いているわけではないので、どうしても冷えてしまいます。

そのため、伐採実技は昼過ぎまでで切りあげ。

後日のアンケートで、無理かもしれないけどももう少したくさんの人数が伐採を経験したかった、と意見が出た様に、好評をいただいたからこそ、もう少し皆さんに伐採をしてもらいたかったのも、隠さない真実。
まぁ、それほどに興味を持って学習してくれた証拠!!

自分の学生時代を考えても、こういう授業は楽しい!
決まったことをやらされるより(先生、すみません・・・!)、やっぱり知らないことを見たり聞いたり、それも屋外で作業するなんて授業じゃない位に楽しい。
そんな経験をしてもらうのも一つの目標でした。

そんな伐採の後、お昼休憩をはさんで2度目の座学。
座学と言っても、これから森林や林業に関わる高校生の為に、プロの使う道具の事や使い方、それと特殊な道具の話などを実物を交えて聞いてもらう座学ですから、これもまた楽し!

伐採実習19

自分で伐採をしてはいなくても、こういった道具に興味のある方もいるでしょう。

同じ様に、森林科学科でも全員が普段からチェーンソーなどに慣れているわけではありません。
なので、特殊伐採のプロN井さんの軽妙な林業トークと、わかりやすい説明でみんな楽しそうに見てくれていました。

たくさんある林業の道具。
その中でもやっぱり花形はチェーンソーかな。
みんな、実技でも使う道具でもあり、さらになにやら普段目にしない様なものもありで、興味津々。

伐採実習20

実際にN井氏がチェーンソーの長さを調節する「バー」の交換を実演。
歯の「目たて」の話や、どのような状況でそれぞれを使い分けるのか、そして各部の詳細な説明と共に、すすめてくれます。

私も、自分が使うわけではないですが伐採の実技を見守った後ですから、あの「カッコよさ」を醸し出す道具の一つであるチェーンソーの話には少し身を乗り出してしまいました。

もっともみんなが食いついたのは、N井氏の趣味の道具?!いや、コレクション?!否、本当に特殊伐採で使用しているこの、6尺近くあるチェーンソーのバーです。


伐採実習21

うほッ、長っ!!

これ、わざと床につけているのではなく、容易には持ちあがらないのです。
それ位重いのです。

普通のチェーンソーだって、エンジンがついている外側に歯があって、相当な重さですが、これは持った瞬間本当に「重っ!!!」と言ってしまう重量。

どんな言葉にも「っ・・・」が入る位に言葉に詰まる重さです。
でも、これを使って胸高直径1mというようなヒノキを伐採する話などを聞けば、みんなときめかずにはいられませんョ!

座学でもN井さんの凄さがまぶしい瞬間です。
生徒さんから向けられる、その眼差しが羨ましいぃ!

このままでは終われない!
ここはひとつ、私も出張らなければ!!!
ということで、持たせてもらいました!

伐採実習22

ヨッ!にわかチェーンソーマン!!


この馬鹿オヤジ!
どこ見てんねん!!

みなさん、つっこんでやって下さいまし。

若者から笑われる、にこやかな視線が眩しい(汗)ですね。

N井氏に負けずと笑いをとってやりましたよ。
うん。
山ではちょっと目立つシーンが無かったもんで、でしゃばってしまいました。

こんな馬鹿材木屋が仕切る中、なんとか雪に耐えて伐採授業を終える事ができました。
伝えるべきことが多すぎて、運営している自分たちもどこまで出来たのか、と自問するところですが、安全に形に出来たことは私たちにも大きな収穫になりました。

伐採実習7


 

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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 

なんでもそうですが、やはり自分でやってみること。
経験はとても大きな糧になります。
今回の伐採授業は、高校生には大きな糧になったことと思いますが、私にとっても新しい考えや仲間とのつながりをつくりだす大切な機会になりました。
おっと、まだ終了ではありません。

伐倒の木口をプロが解説。
今回は特殊伐採も含めて地元で活動されているN井さんが、「学校では教えてくれない伐採」をレクチャー。
先の伐採の良い点や注意点を教えてくれます。

伐採実習12

「つる」の残り方や、チェーンソーの角度の考察など本来は、自身が自問自答で答えを出す必要のあることを、的確に教えてもらえるのは成長の超近道!
自分の若い時にも、木材でこんなレクチャーがあったらなぁ・・・そう思いながら眺めていたのですが、そう思うからこそ、今回の企画を立てたのです。

自身が物凄く苦労した木材についての情報の収集、そして製材や山とのつながり、その中での情報共有などを、できる限りわかりやすく多くの人に伝えていくことを目的として、今回の一連の授業に至っています。
なので、高校生たちには貪欲にどんどん学んでほしいのです!!

伐採実習18



で、ひととおりのレクチャー後はこんな感じ。


伐採実習17


みんな切り株に群がっています(笑)。
まるでお宝でも見つけたかのよう。


そうですね、お宝です。
樹木の生きた証から学べること、そして普段とは異なる視点で見て学べること。
全てがみんなのお宝なのです。

伐採実習24


しかしプロはやっぱり凄い!
これだけ林立する木々の中、目指した方向に伐倒すること自体凄い事だと思うのですが、上の写真の様に、その林立した中のこの間に通したい!といって本当にそこに倒すんだもの。

恐れ入ります。
何度も言っている様に、枝が折れそうなほどに樹冠に降り積もった雪を抱く立木であることと、その上で「重心」のとりづらい「通直ではない曲がりくねった木」を、ピンポイントで倒すのですよ。

いつも伐採をされている方には造作もない、と言われるかもしれませんが、それができるとわかっていても次々とそれをやってのけるN井さん!
凄いです。
カッコいい!とすら思ってしまいました。
そうか、これが仕事ってものか・・・
高校生にも届いたかしら・・・

もちろん、N井さんだけではなく今回私の難しい提案に快く協力してくれた、コーディネート役のN村さん、そしてN井さんとともに高校生のフォローをしてくれたH本さん。
仲間の協力なしではできませんでした。
言葉にできない感謝です。

みんなの活動が、高校生の将来を育んでいき、今回の活動が森を活性化し材が街で生きる事を伝えていくことで、大きな意味を持つ一つの「歯車」が廻る様な気がします。
いや、廻したいのです。

その為には、企画を継続していく必要があります。
伐って終わりではない、続いていく山と伐採と授業。
それを実感してもらうため、伐採の後再度座学授業に入るのでした。

伐採実習23



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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 

さて、十分に?!座学が行われたところでいよいよ日を改めての、山での伐採実習に入ります!!

伐採実習1

と、意気込んで書いてはいるものの、当日は最強といわれる寒波の影響で、前日までの積雪が多く高速道路沿いでもこのような感じ。
私の主要高速道路である名神高速も、一部区間で通行止めが出る始末。
こんな状態で山に入れるのか?!今まで準備してきたものが水泡に帰すのか?!!心配していたものの、伐採予定地の積雪は幸運にもさほどではなかったことと、伐採前日に仲間が除雪をしてくれていたおかげで、影響なく進むことが出来ました。

足元が雪にとられる中、高校生たちとともに伐採現場に向かいます。

伐採実習3

もうこの時点で足先はキンキンに凍っています。
企画を成功させるべく燃えたぎるハートも、歩いても止まっても氷点下の雪に埋もれる長靴の先まで、その熱さを伝える事は出来ていなかったようです。
(次回から、ちゃんとした長靴をかわなきゃ・・・(-_-;))

というか、地元の人たちが朝の集合時に「今日は寒いねぇ」というんだから、いくら薄着で暑がりの私でも仕方なし。

伐採実習4

歩く事少々、伐採予定地にたどり着きました。

昨年、何度も作戦会議を含めて足を運んだ場所ですが、一面真っ白になり頭に雪化粧をした木々たちの姿は、どんな言葉を使えばいいのか、美しいの一言でした。
こんなにきれいな木々の命をいただいて、何十年以上百年を超えると期待する建築に使っていく過程を、高校生という若い世代に感じてもらおうという企画ですから、伐るには惜しい見事さも、伐採後の第二の命を考えると有り難くも、そして期待に胸膨らむ瞬間。

伐採実習9

今回の企画は、山の木を活かすことと高校生達にプロの経験や技術、知識を伝えること。
それらを複合的に行った結果で出た材を余すところなく活用することで、将来に向けた「森も人も、そして木を使った建築」をも育んでいこう!、という大きなテーマをもって行いました。
やみくもに間伐、若しくは良い材のみを抜き伐りするのではなく、利用価値が乏しいとされている樹種や、プロが見た目と高校生が見た目の選木の違いや伐倒の違いなども、その場その場で意見を交わしながらすすめていきます。

もちろん、今回の高校生達は森林科の生徒さんなので、全くの素人ではなくチェーンソーなどの装備は持参で、一連の作業自体はこなせるところですが、普段プロだから気をつけていることや、観察していることなどを現場で具体的に聞いて感じる事ができたのは、高校生にとっては大きな収穫だったのではないかと思います。

そしていざ、伐採!!

伐採実習11

そばでプロが見守る中、生徒がチェーンソーを入れていきます。
降りしきる雪の中、チェーンソーの音が響きます。
伐り倒す方向やチェーンソーの入れる角度や長さなどのチェックをうけながら、良いところと反対に注意しないといけないところやポイントを、的確に指示してもらいます。

因みに、黒い服でカメラをかまえるのは地元新聞社の記者さん。
今回の企画を取材に来てくれています。
が、ちょっと山にはオシャレ過ぎるお召物で、寒くないんだろうか・・・・・・

そして伐倒!!
残念ながら写真はありません。ビデオ撮影をしていたので、カメラをとる余裕がなく、その上降り積もる雪で電子機器の充電が見る見るうちに無くなっていく・・・

伐採実習14

山にギシギシ、ギリギリ、となんとも形容しようの無い伐倒の音が伝わり、徐々に倒れ込んでいく立木。
そして最後に、深く降り積もった雪のクッションの上に「ボフッ!!!」という音と雪煙りとともに横たわりました。
切り口は何度かやり直しをした為に、プロの仕事とは異なりますがこの一つの切り口と伐採によっての経験は又一つ、大きな糧になります。
通常の伐採とは違い、かなりの雪を抱いている立木を伐りますから、予想の伐倒方向にうまく倒れるかどうかは、経験が必要。
それに、あまり大きな径の立木を伐採した経験のない生徒には、いきなり雪の重みも考えないといけないのは、レベルアップになったことでしょう。

伐採実習13

とっても綺麗な年輪です。
特別スペシャルに太いわけでもないのですが、やはり目の前で伐倒されたその伐り口は、今の今まで生命活動を続けていた樹木の生きた証拠を突きつけられている様で、普段の木材業で扱う「角材や板材」を見る目とは全く異なる感情が生まれます。

もちろん、一連の流れも理解していますし伐採が初めてではないのですが、今回は昨年の大半をかけて練った企画の集大成であったこともあり、その木口を眺める私の心は、いつもとは少し違っていたのでしょうね。


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戸田先生が伝えようとしたこと

戸田先生の今年初めての授業は、森林科学科の高校生たち。
座学の合間に、実際の木材に触れてもらいます。

戸田先生の授業3


次々とサンプルを手に取っていく学生たち。

材木屋の感覚では木といえば木材であって、けっして丸太や立木ではありません。
しかし、ここにいる学生たちにとっては木といえば山に生えている立木や丸太の事の方が身近。
ここに、すごくギャップがあるのです。
現在の材木屋さんのほとんどは、丸太も、そして山に生えている木の事などは殆ど知ることがないと思います。
自身が扱っている木材も、その特性や産地の事など知らずとも販売出来ますし、なによりそんな情報が求められることがないので、知る必要がありませんからね。
必要のないことなのです。
だから、ギャップがあるのですね。

同じ「木」という素材を通しても、高校生たちの視線は「山の立木」であり、材木屋の視線は「商品である木材」なのです。
お互いに、素材は同じであるにもかかわらず、見ているものが異なるために情報がことなり、意思疎通することがない。
高校生と意思疎通をするということではなく、彼らが将来目指している林業職という人たち(必ずしも全員ではないが)との意思疎通です。
それがないこともひとつの要因で、日本の木を使おう!という広い意味でのスローガンも、実際は建築用材などの製材だけではなくバイオマスであったり、製紙であったり、合板であったりの割合が高くなりがちで、量的な生産はあっても「意欲的な」木材生産にはつながりにくいところではないかなぁ、と一人考えるのです。

自分たちの先に、喜んでくれる人がいる。
そこに、自分たちの喜びも見える。
そう思って仕事をする事が出来れば、自然の中ということもあり素晴らしい職業に違いないのです。
頑張って育てても、一定額の燃料用にしかならなかったり、工業的に量の出荷がメインになると、一本一本・山毎への意欲の傾け方に違いが出てきます。
もちろん、量も大切だし燃料も大切な用途です。自宅の薪ストーブも、燃料使用ですから。
だから、彼らにはそういった現実もあるものの、私のように自分のやるべきことやできることをみせることで、必ずしも森林や林業の道はひとつではなく、自分たちのやろうとしていることの先には、自分たちを求める人がいるという事を知ってもらうために、材料となった木材を持ち込んで、見て触れて、そして香りをかいで体験してもらったのです。

授業のなかでは、そこまでのお話はしていません。
この後に控えている「実技」に向けての事前授業でしたので、その実技に即した樹種のお話をしたわけですが、根底には上記のような想いがあるのです。

まだまだ先がある学生たち。
そんなに真剣に将来の事を語らなくても時間はまだまだあるように思いますが、森林林業や木材の業界はすでに悠長に飛び込めない世界だと思います。
踏み込んでから学び考えているようでは、なかなか進みにくい世の中になってきています。
直面する問題や課題が多いことや、情報がどこでも得られる代わりに肝心な情報が途絶えてしまいがちであると感じます。

だから、私のわかることは伝えようと思って授業に臨んでいます。
私は物を生み出したり、ましてや山での伐採などの実技を指導することはできません。
だから、座学で伝えるしかないのです。
このような場を持つことで、少しでも多くの事を伝えていきたい。そう考えて、1月の戸田先生の授業が終了しました。

この後は今回の授業の最終テーマである「伐採」です。
そう、実技の伐採があるのです。
戸田先生が、伐採??!
いや、残念ながら私はできないので頼もしい仲間とともに、伐採実技に入るのです。


戸田先生の授業1


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安かろう悪かろう、高かろう良かろう?!

「おたくはちょっとお値段高めの設定ですね」

「他ではこれくらいででていますけど・・・」

まぁ、いつものことですが改めてお伝えします。
上記はお客様からの実際にいただいたお言葉です。ごもっとも!
安売りの価格設定で目を引くような細工は一切していません。
そのため、「建築業者には値引きしてくれるんだよね?!」という電話もいただきますが、安売りするために記事を掲載しているわけではないので、値引き販売というものもしていません。

物を買う場合、安いにこしたことはない。
どうしてもそう考えてしまうし、企業努力その他で「驚くような価格」で品質の良いものを入手できる時代でもあります。
しかし、「驚くような価格」に到達するためには、昔のような大量仕入れだから安いとか、中間マージンがないとかいう、あたかもそれらしい理由だけではないもっとシビアな裏側があることが多いです。

ただでさえ物があふれている時代。
十分に安く買えるものばかりですが、さらにどんどん安くなるしだからと言って昔の様に「安かろう悪かろう」の商品ばかりではないことに、本当に驚きます。
だって、どう考えたってこんなものこの値段でできるの?!っていうものもある。もちろん、だからこそすごいのですが、それは「できるようにしている」からできるのであって、その状態が決して健全な商売であるかどうかは別の問題です。

ここで木材に置き換えてみましょう。
住宅の柱などにする木材が仮に5000円/本だとしましょう。柱として使えるように成長するまで、樹木は少なくとも40年とか50年とかいう歳月を要します。
私が今すぐ植えても、木材になる姿をみることがない確率の方が高いくらいの年月です。
そこまでには、山の管理から獣害の予防、枝打ち、間伐、伐採、搬出、製材、乾燥・・・・などなど様々な費用が掛かります。
それを50年続けて5000円。
細かく言えば、柱以外にも他の部材が出来るだろう、とか山で1本だけ育てているわけじゃないんだから、とかいろいろと意見があるのは承知ですが、それでも単純に柱になるまでこの価格では100円/年で成長している計算になります。

うわっ、安!!!!!
って思いますよね。
ただこんなに安いという事を強調したいのではありません。
例示が正しい価格かどうかではなく、もうそんな単位の世界まで「安く」なっていることと、それ以上に先人が植えて育ててきた財産である木々を、私たちが安い価格で伐りだしているのです。
貯金を切り崩すように・・・

テレビなどのメディアでも、社寺仏閣に使うようなヒノキの大径木がないから世界を探して持ってくる、そんなの環境破壊だ、というようなことも言われますが、話の大きさは違っても、貯金=貯木を使いつくしてしまうと、その後を用意していない限り無くなるのは必定。
そんなことを考えずに、現在伐採搬出並びに木材生産にかかる費用のみを考えて「高い・安い」と単純に木材の価格を比較することに、私は意味を持たないと思っています。
もちろん、良い木材を手の届く価格で提供したい気持ちはあります。
お客様が胸を張って自慢できる木材をお渡ししたい、こだわりの木材をお届けしたいという気持ちは変わりません。
だからこそ、その木材となる木々を維持するためにも、また良い木材を生産してもらうためにもそれ相応の対価が必要なのです。

だから私はその対価を認めてもらえる方たちに、それ相応の木材を届けるために活動しているのです。
だから、単純に安い必要はないと思っています。安いところは他にいくらでもあります。
毎度比べられる杉フローリング。お相手は樹齢何年ですか?!80年生以上なら比べてもらっても構いません。しかし、それでも樹齢だけでは語れない特徴を持っています。
高いのではなく、それ以下にはならない理由があるのです。

当社は恥ずかしながらも、調子に乗って天狗になるほどの売り上げを誇っているわけでもありませんし、荒稼ぎしているわけではありません。

安い理由がある木材で胸を張れますか?!様々な人が泣き苦労し時間に追われて、しかも数十年の歳月が一瞬で安価に伐倒されてしまうのです。
的外れかもしれませんが、こんなことを考えていますので、安売りはしていません。申し訳ありません。
しかし、その価格になる理由のあるものをご用意しています。お話しましょう。
そして、手にしたあなたが次の木材の語り部になってください。
その木材とともに大切な時間を過ごせるように・・・

(あれれ、今回はぼやきのコーナーだったかな・・・?!)


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安物買いのなんとやら・・・ 価格のもつ意味


私、自慢じゃないですがものすごく物持ちがいいほうです。
一例をあげますと、原付バイクは24年間乗り続けて現役、愛車も20年間乗り続け現役、スキー板は22年間履き、スキーウェアは23年間着続け、未だにMr.Junko(同世代の方はわかるはず・・・)のトレーナーを着ていることを、友人に馬鹿にされるくらいに物持ちがいいです(笑)。

生来ケチなのか、両親の良い影響なのか、それとも亡き会長の口癖であった「昌志、始末せぇよ」(抹殺するではなく・・・汗。無駄使いしない、といったようなニュアンス・・・)の影響なのかわかりませんが、とにかくなんでも長く使い続けます。
もちろん、愛着もあるし大切にしたいからであって、そういう想いがあるからこそ、ずっと使い続けられる無垢材、無垢フローリングをおすすめするのですが、なぜかここ最近の身の回りのものは、永くお付き合いできないものがつづいていて・・・

先日、あわてて電気屋さんに行きました。
その理由は、突然スマホの警告音がなり「メディアが突然取り外されました」という文章とともに、一切記録メディアが読み取れなくなり、もちろん中に入っていたデータも全部引き出せなくなったからです。
いや、これには前兆があったのです。
前兆というか、なんでしょうか。2か月ほど前に、いきなり直近約半分のデータがすべて表示不能になったことがありました。
そこには、大切な巨樹の写真や懇親旅行の写真、仕事で撮影した現場の写真などなど、「消えてしもた」では済まないものがたくさん入っていたのですが、消えるのは一瞬。

そんなこともあり、お正月に仕事もせずに(笑)せっせとデータを保存移行していたのですが、その移行途中に今度はメディア自体が機能しなくなってしまったのが今回です。
機能しなくなったのは、micro SD の32GB(class 10)なので結構な価格します。
しかも購入後1年と20日ほど・・・保障過ぎてる・・・・・・
なんというタイミング!!
ということで、どこにも文句を言えず仕方なく電気屋さんへ行きました。

メモリ

今度はきっちり選びました。
何をって?!
保障です。
前回のは、同じ機能の商品で15%くらい安いメーカーの特価品を購入していました。
まさか、データ消失の後にメディア機能不全になるとは思わずに・・・
だから、今回は「無期限保障」を選びました。
ちょっと高価だけど、ちょうど保証期間を過ぎて使えなくなることを考えると安いものです。
これが、最初はわからないもの。

パソコンもそうです。いや、そう思ってしまいます。

実は、昨年は上記のメディアの記録が半分失われた直後にパソコンも起動不能に陥ったのです!!!
しかもこちらは購入4か月!!
びっくりです。自宅でさっきまで仕事のプレゼンや案内書類の整理、発表用の資料作成、企画ツアーの段取りなどなどを作成保存し、メディア保存が不安になった写真や動画のデータをパソコンに取り込んだ直後にそれです。

パソコン

まぁ、なんというか・・・脱力です。
私自身の発表の場が2つほど10日後くらいに迫っていて、その資料もほとんど完成させていたのに、すべて吹っ飛んで行ってしまいました。
パソコン本体は保証で新品になりましたが、消えたものは帰ってこない・・・

これだからデジタルは信用できん!!!と、昔人間満開に憤慨したのですが、よく考えると昨年は「15年以上ため続けた酒屋さんのポイントカードの印字がミスプリントされていて、およそ40000円分のポイントが無効になった」り、「購入回数を印字されて、貯めると割引をうけられるスキーリフトチケットのデジタル印字が0に戻って、女性店員に不当請求と勘違いされる」というような悲しい印字トラブルもあったので、よほど私はデジタルには向いていないことが証明されたようです(涙)。

おっと、前置きが長くなってしまいました。
デジタルは信用できん!、というのではなくメディアのこともパソコンのことも、いま考えるとどちらも特価品でした。
もちろん、だからこそ不良品というわけではないはずですが、メディアはやっぱりかなり安かったし、パソコンもデジタル音痴な(上のとおり・・・)私に「お客様にはこれしかない!!!」的に流暢なセールストークを展開するおにぃさんを信用して購入したものの、よく考えればどうも販促商品だったようで、よく他社比較できていなかったのです。

「安物買いの銭失い」とはよく言ったもの。
少し安いからと数字だけを見て購入すると、本当の意味では安くはなく、故障や破損、機能不全などの症状が出たりすることを考えると、然るべき対価を払って信用できるものを購入するべきです。
特に、購入するそのものについて詳しくないのならなおさら・・・


無垢材を扱っていると、住宅会社の標準仕様フローリングの価格と比較されている方からは「そんなにするんですか?!」とか、単なる数字比較をされている方には「戸田さんところの○○(フローリングの名称)は高いですよね」なんてことを言われます。
その理由は、まさに私のデジタル体験そのものです。
お客様には無垢材でそんな思いをしてほしくないからです。

もちろん、木材ですから全てを満たした万能商品がある、というわけではないですが、きちんと手間をかけられていてしっかりと造りこまれている、若しくは労力や時間を惜しまずに想いをもって作られている物は、安く叩き売れる様なものではありません。
ですので、デジタル製品と同じで「完成してからでは見えないところ」に、多くの違いがあるのです。
また、多くの場合生産者はその違いを自らすすんで語ってはいません。
素晴らしいストーリーがあったとしても・・・

しかし、だからこそ私の様な材木屋サンが必要なわけで、こだわった取り組みや傾けている想い、材料の特徴などをお伝えすることで、価格の差だけではない違いを伝える必要があるのです。
無垢の木材や無垢フローリングは、メディアのように、1年で仕方なく買い替える、というわけにはいきません。
やはり、ちょっと安いものに流れるのではなく考慮して意味のある価格の物を購入するようにしていきましょう。木材も・・・

それと、バックアップは早めにとっておきましょう・・・とほほ・・・


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よくある質問 国産材で家が建ちますか?!

前回の与作会長の記事から、そのあとをなかなかまとめることができずに間があいてしまいました・・・どうまとめようか、考えているところもありながら、短い期間で同じような電話をいただいたこともあり、着地点を見つけたような、見つけていないような・・・

日ごろ、いろいろと木材とその周りの環境のことを書いていると、たまに「純粋な質問」の電話がかかってくることもしばしばあり・・・

その中で木材や建築についてのお話を聞いたりするわけですが、結構耳にするのが「国産材を使いたいけど、できるんですか?!」または、「国産木材で家を建てたいと工務店に話すると、高くつくからやめておきましょう」といわれたけど本当はどうなんでしょうか?!、というお話。

さてどうでしょう。この質問にどのように返すかによって、回答者がどのような立場でどんな考えをされているのかがわかるといえるのかもしれない気がします。
ですが、単純な答えとしては「国産材を使うことができますし、国産木材で新築することは十分に可能」です。

杉階段

こんな感じでふつうは輸入集成材が使われるような階段を、無垢の杉で作ることだってできるんです。
もちろん、おうちの骨組みも床も壁も、国産木材を使うことができます。

しかし、それにはちょっとした条件があります。その条件というのが質問の中にあるような「高くつく」といったことに代表されるようなことで、もっとも問題視されるところです。

そもそも、最初の質問をされる方の中にも様々なタイプの方がおられます。
・「日本には木が余っているから、使ったほうがいい」と思っている方
・「国産丸太の価格が安いから、国産木材も安く使えるはず」と考えている方
・外国の木材を使うより、日本の木材を活用したいと考える方
・とにかく国産の木材が一番だと考える方
・無垢のスギやヒノキのもつ人にやさしい性質に期待をしている方
・純粋にデザインや木質感を求めている方
などなど・・・

その考え方によって、質問への回答の仕方は変わってきますから、質問者もいろいろ、回答者もいろいろなので答えを一つにまとめることはできませんが、質問者が最もほしい答えのうちの1つが「日本の木材を使いましょう」というPRがあるのにどうして実際には使われないのか、ということと、なぜ日本の木材を使うと値段が高くなると言われるのか、ということに大方集約されます。

それらの質問の答えは、ほぼ前回の与作会長の言葉の中に含まれているために、質問を下さる方には是非、木材となる前の山に興味と関心を持ってもらわないといけないと思いますし、私たち材木屋がそれを伝えていく窓口にならないといけないのです。

話が長くなりそうなので、肝心なその答えは次回整理することにしましょう。

上棟


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与作は山守るぅ〜 立ちあがった与作会長に会いに・・・


前回少しプロローグ的にお伝えした山への訪問と、ある人物に会いに・・・

少し前、大阪府も森林環境税を導入する、というお話のところで「与作さん」に会ったことをお伝えしましたね。
今回訪れた場所は、メインテーマである森林環境税のお話よりも100倍インパクトがあり、自分の置かれている立場のみの意見に終始する、会場にいる誰もを黙らせてしまった重みのある現実をお話された、あの与作さんの山です。

たぶん、会場で与作さんの話に首をぐいぐいと縦に振って納得していたのは私一人ではなかったかと思います。
私も同じ意見を持ってはいますが、やはり自身がその重みのある現実の現場にいる当事者ではないだけに、主張を控えていたところに、事実身を置く方からの言葉が聞けて、とても嬉しかったのです。
会議終了後に即「近いうちに山に伺います!!」とお話ししアポイントを取っていたその日が、ついこの間でした。
行ってきました、与作さんの山に。

今回は、その会議の場でも同席していた大阪でもとても意識の高い先輩材木屋さん達(了解得てないのでお名前伏せときます)と共に伺ったのですが、到着すると大講堂でも借りないといけないのでは?!!と思ってしまう様なテーマを掲げていただいた黒板が置かれていました。

岡兵様3

いやぁ、テンションあがるなぁ。
訪れたのは、和泉市にて林業製材をされている岡兵木材工業株式会社さん。

岡兵様4

お話をうかがった与作さんこそ、会長である岡本寛史さん。

失礼を承知で申しあげると、御歳からは想像もできないほどに覇気のある方です。
それは若者には負けん!、というような意地ではなく、本当に自分が喫緊で直面している状況を伝えたい、改善したい、この森を、地元をほおっておけない。そんな想いが、会長を突き動かしていたのでした。
会議会場でもおっしゃっていた、「山の仕事はひきあわん」(採算があわない)というお話の詳しい事情から始まり、自分がしている事、しながら思っている事、そして地元の廻りの現状など、自分の山や自分の材木屋という仕事ですら大変なのに、自身の商売の中だけにとどまらずに、大きな視点と視野を持っておられることに、改めて納得するとともに、自身の活動の足りなさを痛感するのでした。

おそらく、というよりも絶対的に森や山から離れている材木屋さんや工務店さんほど、そんな視点も危機感も無いものです。
仕方ないです。知らないんだもの。または、関係ないんだもの。
責めるものでもありません。
だからこそ、事情を知っている私たちが必要になってくるのです。

岡兵様2


弊社も、建築用のベニヤ板類や集成材、そしてとかく悪者にされがちなホワイトウッドも多く扱っています。
その中にいると、いつも私が口にしている日本の山のお話や木材の流通の事、林業のお話などは、ほぼ全くと言っていいほど関係がありません。
強いていえば、過年度の木材利用ポイント制度の時に、プチバブル需要があったために供給不足になった事を思い出される位のものです。
当たり前の様に製品の状態で梱包されて並んでいる木材に慣れていると、木材が不足しても、「今度いつできんの?!」、「もう作ってるやろ?!」というような工場生産品の納期を待つようなやり取りをするだけで、そういったことになっている理由や、木材生産の実情を知ることはありません。

そこが「国産木材」が普及しづらい大きな理由の一つだと思っています。
木材も、たんなる流通するモノになっているから。

できれば、木材を使う人や木造住宅を考えている人は、今回の様に与作会長のお話を聞いてほしい、山に入って立木を見てほしい、そう思いますが、全てにそれは不可能。
だからこそ、街に私たちの様な材木屋がいるのです。
ただ、「材木を売る」だけではなく、伝えるべきことをもって木という素材を木材として販売するのです。
すくなくとも、関わる人たちには出来る限り現実を伝えたい。
リアルワインガイド誌に、無関係と思われる広告を出しているのもその為です。
与作会長が声を上げているのです。
様々な手法で、取り組まないといけません。

だってだって、こんなに綺麗な桧がバイオマス発電の燃料として燃やされてしまう丸太から生まれるんですよ。

バイオマス行

幅30僂鰺祥気把兇┐討い泙后どう思いますか?!
モッタイナイ以外の何物でもない。
それ以前に、こんなに幅が広くて綺麗な桧が生産出来るのに、大型トレーラーに山の様に積み込んでバイオマス燃料になるなんて・・・
これをみれば、少しは皆さんにも実感してもらえるのではないでしょうか・・・


私の他に共に伺った大阪の材木屋さん仲間との意見交換を通じて、会長の長年の経験を元にした将来の展望や現在材木屋がすべきこと、そして山に対する熱い想いを、年代格差のある材木屋という共通項で話し合う。とても楽しくも刺激的な意見交換会になりました。
事務所だけではなく、もちろん山での実習作業見学(内容は・・・秘密です・・・笑)を経て、とても短い訪問時間は終わってしまったのですが、最後に残った一言が・・・

今までいろんなところに出ていって人におぅたり(会ったり)話したりしたけんども、初めてや。山が見たい、ゆーてこないして来てくれたんは・・・

この言葉が、今の材木屋と木材流通を端的にあらわしているかな・・・とよくも悪くも納得した会長の一言。
これからも、木を使いたい方に木の事を知ってもらうべく、山も含めて色々な手を打っていきたいと思っています。
与作会長、その時にはまた覇気のあるお言葉をお願いします!!

岡兵様1



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久しぶりに想うこと


ブログの記事というのは、更新するネタはあるのですが一所懸命にしたためている時に、急に割り込みで先に書いておきたいことが出てきたりすると、予定通りに公開できないことがあり、仕事の段取りの様にアタフタとすることもしばしばあって・・・

日曜日の新聞で、一部読みとばしていたところを再度見返していて、新聞広告で感激したのはおそらく初めてです。
記事広告とか、紙面で発行されるモノの中にまるでその紙面本体の記事の様に挿入されている内容の広告類は、提供媒体に内容が偏っていることもあったりして、基本真剣にみることが少ないのですが、今回は写真と内容を見ずに読みとばしていたこと、よくこのまま忘れなかったものだと思うようなものでした。

私の記事を読んで下さっている皆さんは子供の頃、「どうして勉強しないといけないんだろう・・・」とか「なんで学校いかなあかんの?!」と思った事がありますか?

私は・・・・・・あります。

特別成績が悪かったわけではないのですが、現在の子供たちよりも多かったと記憶している日々の宿題や、意味があるのかと思ってしまいそうな授業内容に、子どもながら疑問を持っていたものです。
その答え、大人になって出せるものでしょうか?!
自分の子供に同じ質問をされた時、納得できる答えを返せるでしょうか?!
因みに私はこう答えます。

「学校で(こと小学校で)受ける授業は、人間として生活する上で基本になる部分。それを学ぶのが学校であり、教育。社会にでて、仕事や生活での基本が営めるようにする為に、勉強しないといけないよ。」と。
そうすれば子供も反論します。
「学校の勉強せんでも計算とかできたらいきていけるわ。」
うーむ、確かにどうにかして生きていけるかもしれません。そこで本題です。
「そやな、生きていけるかもしれん。でも、たとえば仕事に必要な資格を取得できなかったり、人の話す大切なことを理解できなかったりするよ。それになにより、自分が生きていければ他はどうなってもいい、というもんでもないよね。自分が生きていくには、周りにもいろんな人がいて、いろんな関係ができる。その時には、学校の勉強だけではたりないよ。学校で受ける教育とは別に、一人の人間として生きていく為のルールや決まり、考え方やその基本、そしてそれらの知識というものが必要になる。それが教養だよ。教養は学校で教えてもらうものじゃないよ。お父さんやお母さんなどの家族や親しい人との人間関係、本でも学ぶことができる。それは教育として教わることとは全くの別のものだよ。だから、人間には、生きていく為の教育と、それを豊かにしその人の価値を高めるものが教養で、その両方が必要だよ。」

と・・・

そうは言っても、すぐに子供が理解できるはずはありません。だからまだ悩むんですが、悩んでもいい。それが教養につながると思うからです。
人生の事や、勉強以外のこと、言葉の意味の違い。それらを理解できるようになると、自ずと教養がついてきていると感じます。
人により、その教養には差があるでしょうが、少なからず必要な部分であることは間違いないと思っています。

前置きが長くなってしまいましたが、記事の投稿タイミングに割りこませたかったのは、新聞にこんな記事があったからです。

戸田奈津子さん


殆どの大人はご存知ではないでしょうか、戸田奈津子さん。
映画などの字幕翻訳で超有名な方ですが、その職業柄どうしても「英語」に興味が偏りがちになってしまいますよね?!
しかしながら、その新聞広告には全く異なることが書かれています。

大きい見出しは、英語より読書で日本語力を、と書かれていますが、それよりも私が感激したのは、「(前略)この時代、コンピューターがいくらでも情報をくれます。でも情報は教養ではない。人間の価値を決めるのは教養です。(後略)」という言葉。

記事


日頃生活していて、「教養」という言葉は殆ど聞きません。「教育」は日々耳にしますが、教養というのは聞く事がありません。
先に書いたように、私は教養はとても大切なものだと感じていますが、それに対しては論じられる機会というものを知りません。
世の中のいろんな事件や世知辛い出来事が報道されたりしますが、その全てと言わないまでも、教養を身につけていれば、また違っていたのではないかと思うような局面もあったりします。

戸田奈津子さんのお話は他にも及ぶのですが、どうしても英語に着目されがちなところを、その前に日本語をきちんと身につけることと、その基本段階として本などから正しい日本語を吸収し、それとともに多くの教養を身につけることだと言っておられるように感じました。

おこがましくも、日頃から教養の大切さを思いながらも伝える機会の無い現実だった私が、同じ様に考える人がいるんだ、それもこんなに有名な方で!と記事を読んだ時は驚きと感激の瞬間でした。
戸田奈津子さんは、翻訳だけでなく諸外国のスターの来日の時の通訳などもしておられるようですが、その時も、相手方からの指名・・というか戸田奈津子さんでないといけない、というような状態でお仕事を受けておられる、というような話を聞いた事があります。
それは、全く間違いではないと思います。おそらく、教養を論じなくなった日本人よりも諸外国の来賓の方がよっぽど戸田奈津子さんの人間性である教養の部分をよくご存じなのだと思います。

話しや立ち居振る舞いの端々に、端正で知性を感じていたのはそういった理由からか、と物凄く納得の記事広告でした。

あまりにも感激して記事を切り取った私。
思い返せば、祖父もしょっちゅうビリビリと新聞を切り抜いていました。
当時は一回読んだら必要無いやん・・・と思っていましたが、様々な経験をして来た祖父の人生の中で、共感したり感激したりする記事がその中に含まれていたのかもしれません。
そう考えると、私もそんな年に差し掛かってきてるのかなぁ…えぇような、淋しいような?!
仕事の疲れも吹き飛んだ新聞広告で、どうしても書いておきたかった割り込み記事、でした。



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気持ち、正しく伝えられますか?


今日も先日のコラムの続き。
いつから評論ブログになったのかと、反対に批判されそうだけどやり玉にあげて批判するというのではなく、自身が記録に残すことによって自分を戒める意味も込めているという理由づけでご勘弁いただきたく思います。

と注釈をつけておいて、皆さんもよくご存じであろう国際会議上での「shut up」発言が気になるのです。
テレビのニュースではこちらも、暴言を吐いた、というような意味合いにとれる伝え方だったように思うのですが、記事を読んでみると少し違うようです。

その言葉を使ったのは、動画もでていましたから確かでしょうが、経緯があるようです。
問題発言の日本人大使が、他の委員の発言に対して反論した際に日本のNGOメンバーらが座る傍聴席などで苦笑が広がって、先の言葉につながったという。
それは、最初の話に戻って、反論した言葉の言語が英語だったようで発した単語が単数系か複数系かの違いで意味が異なって聞こえた事による苦笑だったということが書かれています。

もちろん、shut up というのは良くない表現ではなかろうかと思います。
友達同士でふざけて言う、強く叱りつける場合などにでるのでしょうか?!
せめて、be quiet (please) ぐらいにしておけばよかったのかもしれません。

日本人が日本語を伝えるのも難しいというのに、英語で昂った気持ちを伝えるというのは本当に難しい事だろうと思います。

しかしながら、話し方というのは言語が違ってもやはり相手に気を配るべきことで、私などは「ことだま」などと言って、自分の発した言葉には魂があり相手にその魂が伝わるのだから発言には気をつけなさい、と言われたものです。
もちろん、過ちを犯すこともありますが・・・・

話をするといっても、友達と話す、家族と話す、会社で上司に話すなどでは言葉が変わってきます。
また、文章で伝える時も口語体では、意図が伝わりにくく失礼な場合もあります。
自分を棚にあげて、は十分に承知ですがやはりそのあたりも「昔に比べて」いい加減になってきているのかもしれません。
注意する人も少なくなり、注意が伝わらなくなり、注意がイヤミに聞こえてくる。
伝える方は「人の欠点をつかず」、伝えられる方・受け取る方も「聞き手にまわる」気持ちを持てば、お互い柔和に意思疎通できるのではないかと思います。

想いは口に出さないと伝わりませんが、出す時には「ことだま」だと思ってだしたいものですね。
伝えるって難しい。
今日もまた悩む日々です。




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人のふり見て、我がも真似ろ?!


ニュースには、いいものはあまりない。
慶事などの良い事を伝えられるのは嬉しいことだけれども、それ以外の眉を細めたくなるものが多い事は言うまでもない。
最近に限ったことではないのだろう。「今の若者は・・・」というのと同じく、昔はこんな感じじゃなかった、というのではなく今も昔も何かしらあるわけで、内容などは時代ごとに変わるのけれども、いつの世もよくないニュースを繰り返しているのかもしれない。

不謹慎な言い方だけれども、最近の新聞のコラムが面白い。
何が面白いか、というと「その通り」と納得することが多いから。

先日のコラムに載っていたのは、政治家が答弁でモゴモゴと口ごもるのは、腹の中では「コイツ、言いたいこと言いやがって・・・・・」と思っているだろうけれども、もしその想いをそのまま口に出して言葉にしてしまえば、誰かを傷つけそして自分も傷つく。
だから、そうはせず口ごもるのが大人である、と書いてある。
仄かに滲みでるくらいの口ごもりが想いを表現する限度だともある。

こんな人は、盃とともに流し込んでいたり家族の顔を眺めて気を沈めておられるのかも、とも想像されている。

各人に思い当たる節は無いだろうか?!
私は・・・・・あるなぁ。

そのコラムには続きがある。
他方で、官僚がインターネットの投稿サイトの「発言」が歯に衣着せぬを通り越した暴言だったという。
何がそれほどまでに言わせたのかは定かではないけれども、現在は口に出さなくても想った事は世界中に飛ばせる。
瞬時に飛ばせる。

盃とともに流し込む事もなく、誰かになごませてもらうでもなく公共のメディアで言いたいように発言した様子。
よっぽど我慢できない侮辱を受けたというような内容でもない、「口の聞き方をしらない」というかいいようがない内容である点が、今昔と言いたくないところをその言葉で表現したい気持ちにさせてしまう。

決して私が世を批評するような事はできないが、今だけそれが許されるならば、いつからこんなに主張しあうようになったのか?!という疑問が出てくる。

相手の事を顧みない発言や、自身の思った事を他の人の気持ちを察しもせずに突きとおしたり、単純な損得勘定でしか判断できず、自分がすると損だな・・・という判断しかできなかったり。
人のふり見て我がも真似ろ、とばかりに悪いことはすぐ模倣される。
やったもの勝ち、言ったもの勝ちというのだろうか?


漢字のヒト(人)という字は支え合って出来ているんですよ、というような話を聞いた事があるだろう。
真偽のほどは別として、そういう心は持ちたいものです。

本当は誰もが支えられていると思います。

言いたいこと言える人も、自分の思った通りにできる人も、誰でも。
別のコラムはこんな風に締めくくっています。

能のある一人の人間が、その能をいかす為には能のない幾十人という人間が目に見えない力を貸しているんだよ・・・(山本周五郎 「さぶ」)

能のない私は幾千人・・いや、もっと多くの人に力を借りているのかもしれないなぁ。
盃で流し込む様な粋な時間もない私にはコラムを読んで、「ウンウン」と頷いて
いるくらいがちょうどいいのかもしれません。
人のふり読んで我がふり直せ!と・・・・



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そのこととこのこと、何が違うのか・・・ 物事の本質とは?


以前にお伝えした「あるものを製作」するという記事、覚えてもらっていますか?!
そのあるものが仕上がったということで、依頼先に見にいかせてもらいました。

木曽桧秘密材2



 この木曽桧(きそひのき)を使って製作予定だったものです。









出来上がりの作品は後日の記事でご覧いただくとして、その品を見ながら製作の苦労話を聞いていた中で、素晴らしい言葉を教えていただきましたので、紹介したいと思います。
それは、仕上げていただいた物にまさに通じるような言葉でした。

「手が機械と異なる点は、それがいつも直接に心と繋がれていることであります」

無知な私はよく存じ上げなくて恐縮ですが、民芸運動創設者の柳宗悦さんの言葉だそうです。
仕上げてもらった作品と、使用した道具などを眺めながらこの言葉を聞くとまさしく、人の手によって生み出されるものに対する敬愛の心に気がつきます。
今回の作品も、販売してお金をいただくものではありません。
ですが、無償で製作するにはあまりにも困難かつ時間と労力を要するものです。
では、そこまでして製作する意味とは?!
手で作業をする意味とは?!

その全てが、上記の言葉に詰まっている様に思います。
この言葉は、今回作品を製作していただいた方の座右の銘だと聞きました。手仕事に誇りを持っていらっしゃる方にとっては、これ以上のない言葉かも知れません。
手に技術のない私でも、感じます。

街中で、日頃何気なく見ている新築の住宅。
ほとんどがプレカットという、工場で構造部材の継ぎ手などを作ってくる事で組み立てれば完成する住宅です。
その方が安くて早く家が出来ます。
ほんの10数年前まではまだ手刻みで、大工さんが一つ一つの部材を材木屋で加工していたものです。

地栂盤 3













それならば、木の使いようや使う部位、それぞれの適性などを相談して建てていけますが、今はどこか組み立てるだけになってしまったような気がします。

決して早くて安価なものが悪いという、善悪のことではありません。
しかし先の言葉通り、手で生み出されるものと工場で機械から出てくるものとの違いは、その物に心が通うかどうかだと思います。
とりあえず加工が出来ればよいのか、それともお客様の事や家の事を考えながら加工をしていくのか・・・
私の扱う無垢の木材やフローリングにしても同じことです。

BC 130-Nユニ 3














いつもいつも、お客様に会ってお話しして販売したいと言っているのは、商品だけを発送する機械的な材木屋ではなく、商品となる木がどこからきてどう加工され、何が異なり、どんな癖があり、何がいいのか、それらを伝え愛着を持っていただける「心をつなぐ」事が目的です。
当然、表情豊かな木材の一部しか見えないカットサンプルや、画面上の写真や価格表示だけでもいいのかもしれません。
しかし、それはやはり「よい、悪い」ではなく、「そこに心はあるのかどうか」だと思います。
今回の作品の様に、売り上げにはつながらないかもしれない、時間も労力もかかるかもしれない。しかし、それでもこだわりたいことがあります。
それは何を意味するのか。
上記の言葉に凝縮されている様に思います。

丸太がいっぱい 3













高価か安価か、良いのか悪いのか。
全ての物事が、そういった事ばかりに囚われすぎて「安ければよい、悪いと決まっていなければ構わない」というような、安易な行動理念がまかり通る様になっている場合も見受けられます。
生きていく上で、先を見ることは非常に大切だと思いますが、先人の言葉にも耳を傾け静かに考える時間を持つことも、同じ様に大きな意味を持つのではないかと感じた、座右の銘でした。

私は、時間がかかろうとも、儲からなくとも(それでは困るけど・・・)そんな材木屋で木を探したい!というお客様をお待ちしています。




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戸田材木店にお問い合わせいただくお客様へ


弊社にお問い合わせいただくお客様、本当に有難い事です。
特に弊社の記事をご覧いただいてのお問い合わせというのは、直に顔を見て話を聞いたわけではないので、「どんな人物か、きちんと答えてくれるのか?」というような気持ちを持ちながらのお問い合わせだろうと、いつも思います。
もし、私がお客さんとして木材を探しているとすれば、よさそうなところが見つかっても問い合わせとなると、とても勇気が必要になると思います。
やはり先程の様に、見えない人間に突然話を聞くというのは、とてもやりづらい所があるのと、稀にとても怪訝がられる事があることで、気分的には少し勇気を振り絞らないと、いざ問い合わせ!とまではいきにくいのです。

しかし本当に有難い事に、弊社にお問い合わせいただくお客様はいつも丁寧なメールを頂戴しますし、私の長ぁ〜い説明も聞いていただいています(笑)。
そんなお客様だからこそ、私は一度のメールやお問い合わせの電話での販売や見積もりはいたしません。

平素から、弊社からのメッセージや、その他の記事にて無垢の木材の特徴や表情、変化の違いなどを取り上げてはいますが、それらは画面上では実際に感じる事はできません。
そのために「イメージ」というものが生まれるわけですが、どうしても感じる事が出来ないだけにイメージ先行になりがちなのも、無垢の木材によくあることです。

クルミネイキッドグレード 4














弊社は極力、無垢の木材のいろんな表情を御紹介し、一般的には「欠点」と言われている節や傷もできる限り見ていただけるようにしています。
が、それらもやはり写真や文章ではお伝えする事に限界があります。
普通に営業販売のみを考えるなら、そんな「欠点」など見せず、綺麗なところばかり見てもらえば良いわけですが、それでは、私が納得できません。
それは、先の様に「自分がお客さんだったら・・・」と考えた時に、その物の一面とイメージのみでしか購入できないものには、やはり不安が残ると感じるからです。

木曽桧 2

















ですから、記事上での「カート販売」は一切しておりませんし、サイズのみが書かれた見積もり依頼には、用途やお考えを伺う場合があります。

しかし、それらを理解し何度かやり取りをさせていただいた中に、良い答えを出来る場合が多々ありますし、木材の性質や表情についての一面的な誤解も防ぐ事が出来るのです。
無垢の木材は決して安い買い物ではない場合が多いです。
そりゃそうです。
数十年、数百年という、購入者よりも永い年月生きてきた木材を使うのです。
いくらでも作り出せる人工物とは違い、それなりの対価になることは当然です。
ですから、その対価をより愛着のでるものとし、その樹木の生きてきた年月位以上に大切に使っていただくために、お客様と私達とのコミュニケーションが必要です。

気に入った商品を即座に購入できないもどかしさを感じさせるかもしれません。
使うまでに時間がない!という場合も多々あります。

が、それでも、聞いていただかなくてはならないお話がたくさんあるのです。
商品を検討いただく際には、ショールームにてお話する時間を考慮頂き御予約の上お越しいただくことをお願いたします。
無垢の木材を選んで良かった!と思えるようなお手伝いをしたいと思います。
こんなになんでもスピーディーな時代にそぐわないかもしれませんが、「この木材、どうなのかな?!無垢のフローリングの違いって何だろう?!」、そんな疑問の解決を持って、お待ちしていますので、これからもお問い合わせをお待ちしています。

カットサンプル1
















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お客様に伝えたいこと 〜自社の一番〜


お客様に伝えたいこと、自社の一番・・・もっていますか?!


コレを考えに昨日、某建材メーカーさんのセミナーに参加してきました。

セミナーというと、眠たい時間帯にダラダラと一方的な話を聞いておしまい、なんか分かったような分からんような・・・・・・・というのが多いような気がするのですが、今回は違いました。

セミナーの題目は「明日から始められる営業活動」として、佐藤元相(さとうもとし)氏のお話が始まりました。
基本関西弁なので、とても聞きやすくそれに親近感の湧くお話の進め方で、内容も当然の事ながら、真剣に聞き入れるセミナーでした。

今回の講演においてのテーマは「地域で1の会社を目指す! 低予算でお客様が集まる5つのルール」でした。

弊社もそうですが、規模の大きな会社ではなく自社の地域において、いかに営業活動をし、どうやってお客様に集まっていただくか、ということを考えるのですが、なかなかうまく活動できていなかったりその方法が分からなかったりすることが多いのが現状です。

そこにピンポイントの回答をいただける!!という期待を抱いて参加した今回においての講演内容と共に、私なりの気づきをつづりたいと思います。


機会があるごとに記事にしていますが、未だに新築着工棟数120万戸時代の幻影を追い、忙しくならないかなぁ・・・と期待をしているところがあるように感じる時がありますが、そんなことを考えるまでもなく、こんな時代にこそ業績を伸ばしている会社があり、その実例を丁寧に解説して頂きました。

詳しい内容、その他実践的な講義の申し込みは「有限会社 エヌエヌエーテンダーサービス」 http://nna-osaka.com をご覧になっていただきたいと思います。


さて、セミナーを聞きながら考えていました。

弊社にとっての一番、お客様に来ていただくためのポイントとは・・・?!

創業60年の歴史、そして信頼(これはお客様に評価していただくところかもしれませんが・・・)、材木屋だから提案できる住宅、そして本当の材木屋だからこそ
できる木材の提案・・・・自分で考えていると、こんな感じです。

しかし、佐藤氏の講演を聞いていると、自分で思っていることとは別の理由で、自社を選んでいらっしゃるお客さまがあることにも着目すべきだとおっしゃっていました。
弊社の場合は何だろう?お客様は何を見てくださっているんだろう?

そう考えていましたが、自身では分からない部分であるので、コレはお客様に教えていただくとして、自社が一番である部分・・・それは何なのか。
んん〜、難しいです。

ただ、一つ言えるのは、私戸田昌志が想う事として、以前に書いたことと同じになりますが、木にこだわりを持っている、ということです。
商品ということではありません。
木そのものです。

商品ならば、誰でもある程度はセールストークを勉強すればこだわりを伝えられるでしょう。
しかし、木そのものは違います。
似たような木材があったり、名称がややこしかったり、種類が多くて分かりにくかったり、また、その木材の持つ特色や長所短所等、一般のお客様だけでなく、今時は材木屋さんですら知っている方の少なくなった、木材の本当の良さ、魅力、特性を正しく伝えられる、一番身近な存在・・・・

これが、私の、弊社の一番であると思っています。

当然、それがあるからこそ、材木屋ならではの木材の提案や、木造住宅のアドバイスができます。
どこから来たのか分からない木材を渡すだけの材木屋ではなく、私が見て聞いたものをお伝えし、安心して購入いただける。
それが弊社の一番だと、私は考えています。
先に書いたように、それだけでは決してないのですが、このことを意識し、このことによって選ばれたいと想いながら日々の業務に励んでいます。

そして、お客様から

この人から買いたい、この人だから相談したい!!

といっていただけるようになることが、弊社の一番だと思っています。
佐藤氏は、「一位と二位とでは明確な格差が生まれます。だから一番で選ばれないといけないんです。」といったことをおっしゃっていました。

戸田材木店には戸田昌志がいるから、大阪で、北摂で、茨木で木材のことなら戸田材木店に!とお客様が一番に思っていただける材木屋であるように、これだけは譲れないところです。

パソコンやメールが普及し、対面せずとも話さなくとも済むことが多くなりましたが、もし、木材について考えていらっしゃるなら、少しうっとうしくなるくらい木について話すかもしれませんが、よければご相談ください。
他の材木屋さんでは聞けないお話をできると思います。

商品ではなく、商品の元のお話からいたします。
まわりくどいかもしれません。が、価値の分からない買い物は意味がないと思います。
そのものの、その木材の持つ価値にほれ込んでいただけるようなストーリーをご用意して、無垢木材展示スペースにてお待ちしています。
この想いを理解して下さる方のみで構いません。ご予約いただきたく思います。
ただの販売ではなく、戸田昌志が情熱をもってお話いたします。
来ていただく価値のある会社で、尚且つ地域一番である会社を目指します。

学んだことはこれだけではありませんが、戸田材木店のお伝えしたいことの基本を再確認しました。
ゆくゆくは、大阪の材木屋、大阪で木材の相談販売、それなら戸田材木店へ・・・そういっていただける会社へ。
販売規模や売り上げではなく、木材を求めるお客様にとって大阪で一番の材木屋であること!です。

又一つ、大きいことを学んだ一日でした。



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