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施工後のお宅にお邪魔しました

大工さんも驚いた!! これが節あり一等材? 〜高樹齢杉 埋め節フローリングのおうち〜

杉材が求められる理由。
2極化しているように思います。

1つは他の樹種に比べてリーズナブルだから。
もう1つは、杉という樹種が持つ効能を重視していたり、美しい表情が好きだから。 
一般的に、材木屋さんが杉を勧めるときは前者が多い(経験上のお話)と感じます。それは、今までの記事で書いてきたとおり。
そして弊社が杉をお勧めするときは、後者の理由です。


今回採用頂いた、杉フローリングもそうでした。
弊社が自身をもってお勧めしている木材の中で、ある種特別な存在かもしれないのが「杉 埋め節フローリング」。
私がこだわっている、日本の広葉樹フローリングシリーズや、過日にお伝えしているロシアンバーチやノルデストウォールナットで紹介した幅広V溝フローリング、そしてもちろんカスクオークやブラックウォールナットなどの広葉樹の一枚物フローリングは樹種やその表情自体が特別なもの。
しかし、ある種どこでも見かける杉材で違いがわかるポイントと言えば、有名産地のものかどうか。

杉材の中でも屋久杉や吉野杉、秋田杉などというのは非常に認知度の高いブランドですが弊社の埋め節フローリングをはじめとする高樹齢杉シリーズは、それらのブランド材ではありません。
では、何が違うのか?!ということは、写真を見てもらいながら説明していきます。

高樹齢杉 埋め節フローリング1

窓越しの日差しをうけて輝いているのは、節ありの杉フローリング。
弊社が特にお勧めする高樹齢杉シリーズの浮造り品ではなく、表面はフラットで特別な加工はされていないもの。

それでも、原板として選別されるまでは高樹齢杉シリーズの古希杉と同じように乾燥工程を経ている商品ですので、遠目に見ても近づいても、とっても美しい表情を見せてくれます。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 10


特に場所を選んでいるわけではないのですが、節ありの杉フローリングにかかわらず、節の部分を定めて撮影しなければ、節が写真に写りこみにくいのがいいところというかなんというか。
もちろん、大工さんも考えて施工をしてくれているからだと思うのです。

そうです、古希杉もこの埋め節フローリングも、普通の杉フローリングの感覚を持って初めて接すると驚かれることが多くあります。
今回の大工さんも、どうもそうだったようです。

採用を決めていただいたのは、とっても熱心で木の効能をご自身でも知りぬいたうえで、施主様にもお勧めできる設計者さん。
弊社ショールームにも遠路お越しいただき、弊社の杉フローリングを体感し、そしてじっくりをお話を聞いていただいて、気が済むまで体感して(笑)納得を頂いての採用でした。
ご自身の考えている、無垢材に対する様々なポイントをクリヤーすることができた杉フローリングが、今回施工の埋め節フローリングなのです。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 4


埋め節フローリングは、その名の通り節ありの杉材を使用している為に、どうしても節がかけたり抜けたりする部分があります。
その為、その部分は丁寧に埋め木処理が施されています。
と言って節の部分を探すんだけども、節ありフローリングなのに節が本当に部分的にしかなくて、自然に写すのに苦労します(汗)。

それが大工さんが驚かれたポイントの一つ。

設計者さんからは、めっちゃきれいなフローリングが届くよ!節ありやけど、と聞いていたそうです。

で、大工さんは大阪人でもない(はず・・・)のに、お笑いのノリで「そんなはずないやろ〜!」と思っていたみたいです(^^♪
しかし、現場に届いて開梱して驚き!!

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 8


そりゃ、節ありだと聞いているのに開けたらコレだもの・・・

ほんまに凄いのが来た!、と思ったらしいです(^◇^)

設計者さんも、「だから言ったやろ!」的な感じだったそうですが、そりゃそうですよ。
だって、一般流通の杉フローリングとは原木も違えば選別も違って、さらにこだわりが違うんだもの。

それに、冒頭で書いたように「安い無垢材」として採用されがちな杉ですが、弊社の高樹齢杉シリーズとこの埋め節フローリングは、超こだわりの杉なので「安さ」ではなく「美しさとこだわり」を気に入っていただき、他にはない杉材を楽しんでもらいたい商品なのですから、驚いてもらいたいのです。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 5

大工さんが驚いたのは、節の少なさ(これはもう少しあってもいいと思うんだけど・・・良すぎる。)と同時に、この芯材。
一般的に言われる「赤身勝ち」の状態。
木材は、芯材と辺材という部分に分かれます。
それぞれで色合いと性質が異なりますが、一般的な杉材は樹齢が若い為に辺材と言われる白い部分が多く、成長盛りなので光合成の為の枝(節)をたくさん出しています。

それに対して高樹齢杉シリーズは、最低樹齢でも70年以上の原木を使用。
さらに、その中で芯材の赤身の部分を主に選別しているので、このようなきれいな赤ピンクの色合いがそろうのです。


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 9


大工さん、驚きは当然です。

そんな原木を使って選別している杉フローリングはそうそうありませんし、さらにその色合いと杉の香りや脂を残すための原木時の「葉枯らし乾燥」と原板にした後の「天然乾燥」を行い、機械乾燥は一切されていないので、この艶と色合いが活かされるのです!!
機械乾燥をしないことは、商品にするためのスパンが長くなって材木屋にとってはデメリット。
しかし、杉のもつ力を最大限に活かすことが出来る為、お施主様にとっては大きなメリット!!


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 6


選んでいただいた設計者の方も、わかっていたもののやっぱり良かった!、と言っていただきとてもうれしく。
今までは敢えて、名称を高樹齢杉シリーズには加えていませんでしたが、原板はほぼ一緒なので、もう高樹齢杉シリーズと言ってもいい!!


これらの原板となる杉は、ず〜っと前から育て手入れをし続けてくれた山から出てきたもの。
だからとってもきれいな木目と形質の良い大木に育ってくれたものです。

そんな杉だから、大切に販売したい。
先人のしてくれたことを、次の世代に何かを残せる形で伝えたい。
大事にしてきてくれた原木を活かしたい!

確かに、コストを重視したい場合もあると思います。
しかし、大切にしてきてくれた山をこれからも良い環境として維持し、これからもこのような良質な木材を算出することが出来るようにするには、良い木材はそれに見合った価格で流通させる必要があります。

今、私たちがこんなに美しい杉を使うことが出来るのは、どんな想いで山に入ってくれた人がいるからなのか・・・
そして、どんな苦労があったのか。
そんなことを思うと、「安い無垢材」として販売することはできないのです。

いえ、それでもきちんと使っていただける手の届く価格設定ですので、ご安心下さい。
「安かろう悪かろう」ではない、という意味です。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 7


高樹齢杉シリーズは、埋め節フローリングの美しさはそのままに、さらに選別をされた上に丁寧な浮造り加工を施した古希杉フローリングと、最低樹齢100年以上の原木のみを厳選し、その中から希少な柾目材のみを使った百年杉柾浮造りフローリングがあります。

それらのエントリーモデルが埋め節フローリングですが、こだわりは同じ。

一般のお施主様には「杉は杉」なのかもしれませんが、私と今回の設計者さんにとっては「杉は杉でも特別な杉」なのです。

お施主様には大きく胸を張ってもらいたい。
もちろん、設計者さんが伝えてくれてはいるものの、もう一度言いたい。

特別な杉のフローリングのおうち、胸を張ってほしい。

先人の大切な宝物である杉とともに、大切に幸せに過ごしていくことが出来ることを。
無垢フローリングではありえない、葉枯らし完全天然乾燥の無垢フローリング。
そのこだわりは、弊社ショールームで体験してください。


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 2



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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
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薫りで和らぐ水周り 〜日本の広葉樹フローリング 兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングの仕上がり

昔から稀にあった、日本家屋の水周りでのクスノキ利用。


弊社でも10数年前に、お手洗いと洗面スペースの床に贅沢にクスノキの一枚板を並べたお宅をお手伝いする機会がありました。
その時は、クスノキのフローリングが無かったので、幅広の一枚板、そうテーブルにするような一枚板を贅沢に床面にドカンと並べて使用したのでした。
そういう使い方が出来るということは、相当に広いスペースだということですが、その当時はデジカメに収めるということをしていなかったので、写真が無いのが悔しいところ。

そんな昔ばなしですが、今回は弊社が製作している実のある無垢フローリングとしてお届けできるクスノキを、当時と同じように住宅の水周りに使っていただいたお宅を紹介します!!


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 17


以前に記事にて紹介している、日本の広葉樹フローリングシリーズの「兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング」です。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7


フローリングに使用される樹種としては、オークブラックウォールナットなど特徴がはっきりとしているものが多いですが、それらに比べると一部分だけを見た時のクスノキは大人し目。
もちろん、中には深い小豆色だったり緑褐色っぽかったりするものもあるんですが、黄白色の部分の落ち着きが非常にのっぺりとしているので、一見迫力なく感じるかもしれません。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 8


しかし、実際は違います。
他の広葉樹フローリングとは異なる、クスノキ特有の「照り」などの特徴が見えて結構きれいなんですよ!

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 20


私がクスノキを好む理由の一つに、その芳香があります。
クスノキに関しては過日のクスノキの一連の記事を見て頂きたいのですが、樟脳という成分をもとにする「スカーっとした」爽やかな香りがやみつきになってしまいます。
そして、この樟脳の香りがお手洗いスペースなどに香ることで、天然の芳香剤として働いてくれることもあります。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 12


クスノキフローリングができたての時は、弊社にはそのクスノキの芳香が充満。

好き嫌いが分かれてしまうほど、ある種強烈な香りではありますが、少しづつ弱まっていきます。
薫りが落ち着いても、雨の日や晴れの日、その時々の状況によりフワッと香る時もあり、現代に多い人工的な芳香剤とは異なって、自然の香りそのものを感じることが出来ます。
因みに、我が家のお手洗いはカウンターがクスノキです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 9


今回は、お手洗いと洗面所への使用でした。
適材適所といいますか、樹種の特性や昔からの伝統的な用途に使うということは、現在の様に科学的に証明されていない時から、人と樹木の間にある関係性が非常に表れているように思えてなりません。

今の様に便利なものの無い時代、木の持つそれぞれの特性ごとに使い分けていた人たち。
その完成は、現在の人たちには簡単に真似できるものではない様に思います。


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 13


写真にあるクスノキの木目。
ちょっとギラギラしていると思いませんか?!

クスノキはご存知の通り非常に大木になりますが、それとともにいろんな方向に力をためています。
そんな木目がこのギラギラ模様ですが、実はこれ、きれいに加工するのは結構神経を使わなければいけないのです。
逆目といって、木目がけば立つようになりやすかったり加工途中で刃物や研磨機に引っかかるため、実はちょっとした配慮がいるのです。


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 14


しかし、綺麗に仕上がっていると思いませんか?!
ちょっと光っているように見えるのがわかるでしょうか?!

表面はつるつるピカピカ。そんな陳腐な表現が似つかわしくはないほどに美しく仕上げられていますので、部分的には若干景色が映るようなところもある?!位にきれいなんですよ。

これもこの兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングの大きな特徴。

ちょっとした見た目は敵わなくても、実はとっても味わい深い樹種なんですよ。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 16


この贅沢な水周りスペースにいると、クスノキのもつ長命で奇(くす)しき力が家中に充満しているようで、緑に囲まれている様でもあります。
そうです、ここは以前にも紹介している「横架材、総地松(じまつ・日本の赤松)材の家」なんですよ。

赤松自体も神様の降りられる木ですし、縁起の良いとされる樹木。
そして赤松の持つ成分がリラックス効果や気持ちを安らげる効果があることが知られていますので、クスノキのパワーと地松のパワーで家運隆昌・健康長寿、間違いなし!!


そんな特別な日本の木材で建築された本物の木の家。
贅沢で特別な心地の良い施工ご写真となりました。


・日本の広葉樹フローリング 兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから

その他の日本の広葉樹シリーズ、既出のものは以下からご覧ください。
・日本の広葉樹フローリング 清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・日本の広葉樹フローリング 清涼樺(せいりょうかば)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・日本の広葉樹フローリング 清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・日本の広葉樹フローリング 清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物柾目フローリングはこちらから



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挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレードを早速使っていただきましたよ!!

過日にご紹介した挽板フローリング S1 シリーズの記事はもうご覧になってもらえたでしょうか?!
貼り上がりは、節や変色、照り、虎斑など無垢フローリングそのものの質感でありながらも、非常にリーズナブルな価格で驚きを頂いている商品。

今までも挽板フローリングは様々あり、記事では紹介をしていませんが採用を頂く機会はありました。
しかし、そんな中でも予算が非常に厳しい場面や、無垢フローリングにしたいものの部屋の質感を考えると、UNIタイプのつなぎ目が気になって・・・という声があったことも事実。
一般的な挽板フローリングは、無垢一枚物フローリングと比較すると非常に身近な価格設定ではあるものの、それでもUNIタイプのフローリングからすると手を出しにくいものでもありました。

そのすき間を埋めるべく登場したのが、先日紹介の「S1シリーズ」。

表面の挽板の厚みを従来の2〜3mmからなんと1mmに抑えることで、挽板が持つ無垢材としての質感を損なうことなく、価格を一般的な合板フローリングと同じような非常にリーズナブルな設定にすることのできた、新しい挽板フローリングです。


今回は、さっそくそのS1シリーズを採用してもらったおうちをご紹介したいと思います。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工3


第一印象。
きらっきら!!!めちゃきれい。

そんな単純な語彙力のない感想になってしまうくらいに綺麗です。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工2


バーチは木目があっさりとしていて柔らか。
だから、オークのような重厚感や無垢の木質感という意味では控えめ。
しかしながら、オークにはない自然な色違いやゆらりとした節周辺の表情、そしてどこか温かく感じてしまう柔らかな質感が特徴です。

見ていると、自然とほっこりとしてしまう。
そんな感じです。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工4


オークほどの木目の印象がない、といいましたがそれと引き換えに持つバーチの特権があります。
それは、縮み杢や照り(てり)といわれる特有の木目の表情。

成長の過程でできる特殊な木目ですが、これが派手さのないバーチフローリングの見た目を大きく変化させるのです。
ある角度から見ていると、白っぽくてあっさりとしているにもかかわらず、少し違った角度に移動してみるとなんと、まるで一部分が波打っているような感覚に!!
水面に一石を投じた波紋の様な、静かに打ち寄せる海のさざ波の様な・・・

そんな木目がたまりません!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工5


特に、今回採用いただいたセレクショングレードの場合には、芯材と辺材の色の差が少なかったり、基本的に辺材の白っぽい部分を選別して使用している為に、より一層この特徴的な照りの表情が多く出ることになります。

こんなきれいな表情があるのに、バーチはあっさりとしている、なんて言えませんね。

もちろん、そうはいってもしっかりと木目の見える部分もあります。


挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工1


まっすぐとのびやかに木目のつながる部分と、ウネウネと水玉模様のような丸い形を作っている部分。
そこへ、特有の色調の違いと照りの表情が重なっていて、これも見る角度によっての違いが顕著で、周辺を何度も行き来していろんな角度の表情を確かめたくなるポイントです。

今回の写真の殆どは自然光で撮影しました。

私自身が自然光が好きだということもありますが、照りの表情や樹種の持つ素材の色合いが最も顕著に写真に表せる、と思うからです。
もちろん、照明を合わせた時の素晴らしさもあるものの、まだまだ私の写真のウデでは、その素晴らしさを肉眼以上には表現できません。

もう少しウデをあげて、照明とのコラボもお伝えしたいものですが、それはもう少し先に・・・

その他、セレクショングレードにおいての特徴的な表情というもののあります。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工写真9


ところどころに表れる葉節。
これがまた良いアクセントになってくれる。
また、皮を巻き込んだ入り皮という部分や、大きな枝が折れた後の部分、そして白っぽい部分に若干の変色のある部分など、無垢材に表れる特徴をそのままに採用しています。

それも挽板フローリングだからこそできること。

セレクショングレードの中にも、一部分ですが芯材近くのものも含まれていますので、バランスをみてうまく生かしてもらえればと思います。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工14


さて、広々としたワンルームリビングの撮影を終えて広い玄関ホール部分へ。
桧の美しい上がり框ともぴったりと合う。

そうですね。
針葉樹である桧のあのピンクから乳白色に近い色合いと、広葉樹であるバーチのこのセレクショングレードの温かみのある色合いが、非常にいい感じにマッチング!

広葉樹の床には同じ樹種で仕上げなければならない、という固定観念を崩すよい例だと思います。
無垢材の活かし方に法則はない!そう思います。
普段から無垢材を活かし、様々な方法で木の良さを表現することのできる大工さんの仕事なうえに、フローリング以外の部分にも無垢の針葉樹材を活かしている空間だからこそ、今回の「木目の強くない」バーチは共演できたようにも思います。


挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード施工6


そうやって一通りの撮影が終わったとき、玄関ホールの向こうにおしゃれな障子で閉ざされた部屋が・・・
おそらく、和室なんだろうなぁ・・・と思いながらも完成した和室には、畳を汚すことにもなるうえ手垢を付けてしまう恐れもあるために、普段から足を入れることはそうそうないので、見ることなく失礼をしようとしていたとき、大工さんからのお声かけ。

「そこね、和室なんですよ。」と・・・・

そして、おもむろに障子戸を開けて頂くとなんと・・・・・!!



挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工8



うひょ〜!!!!!

圧巻。
驚き。
驚愕!


最後に見てもらおうと思って、戸を閉めてたんですわ・・・って。
もう、意地悪っ(笑)。
完全に、今まで説明して「きれいですね〜」といってきたフローリングの美しさを忘れてしまうような、材料の美と大工さんの手仕事の美しさを完全に表現されているこの編込み天井に脱帽です。


既製品で、同じような仕上げに見えるものもあります。
しかし、これは完全に一から大工さんが編み上げたというではありませんか!!
しかもですよ、一枚一枚の幅と厚みをそろえて、木の表情が出るように表面の加工までされていると・・・・


納品させてもらったフローリングの仕上がりに満足していたものの、ここが最大の見せ場なんだと気づかされ、脱帽。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工7


こんな仕上げをしてもらえるお施主さま。
なんとも贅沢な・・・
お金に換算することのできない価値。
大工さんが手で仕上げることの意味。
手仕事だからできる仕上がりの質感。

このおうちが、とても特別なものであることを、この天井がさりげなく強く訴えかけているようです。
幸せなお施主様ですね。

因みに弊社でも下写真の、貴重な天然生樹齢数百年!の原木から「手作業で割り出した板材」を在庫しています。
そちらと同じような仕上がりを、一から手作業で大工さんがされているのが感嘆です。
製材や機械加工では表せない木の年輪の表情は、浮造りとはまた異なった魅力にあふれていいます。

天然ねずこ板



最後の最後で隠し玉を披露され、圧倒されて終わった撮影。
やっぱり、手仕事のできる大工さんの手がけたおうちというのは特別です。
こんなおうちに納品させていただいたことを幸せだと思いながら、また以降にもこの手仕事とコラボさせてもらえる期待を感じながら、現場を後にしました。



挽板フローリング S1 シリーズはこちらから


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高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢フローリングを大切な場所に!!

先日、リニューアルを報告しました「高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢一枚物フローリング」の記事。

その時にも書いていますが、昨年から急に多くのお尋ねを頂くようになりました弊社の杉フローリング製品。
「葉枯らしをした高樹齢原木を使い、天然乾燥を経て丁寧に浮造り加工をされる」という非常に手間と時間をかけて、素性の良い杉のみを製品に仕上げる、弊社の高樹齢杉シリーズ。

その中のフラッグシップグレードの百年杉柾浮造りフローリングにも、注目をしていただいていてお声掛けが増えているうれしい状況です。
柾目がどれだけ稀少なものかは、フローリングの記事で紹介している為に割愛しますが、天然乾燥材に浮造り加工を施した柾目材というものは非常に珍しく、他に類を見ないだけに弊社の様な無名な材木屋(汗)に御注文を頂ける有難さです。


早速ですが、その杉の柾目のフローリングを施工いただきました現場の様子をご紹介したいと思います。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 1


いつもながら、きれいに施工頂いている大工さんに感謝なのですが、それとともに自画自賛な美しさを誇っている、天然乾燥の杉柾目たち!!
ゆっくりと時間をかけて乾燥させ、その後も選別を経て製品化される工程を考えると当然ですし、板目とは違って主張する部分が少ないだけに、その目合の美しさが引き立っているように感じます。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 2


百年杉柾は、芯材と辺材が適度な割合で組み合わさる「源平(げんぺい)」という状態で造られます。
芯材部分の仄かに赤い色調と、辺材部分の白い色合いがとっても印象的で、「赤身勝ち」という芯材部分をメインに木取りした「古希杉浮造りフローリング」や「埋め節フローリング」とは趣が異なっています。
どちらもこだわりの塊で、双方に個性を持たせるために行っている選別手法ですが、これらの木材の部位ごとに製品を作るということも、一本の丸太を余すことなく利用することが出来るからこそ可能になる事。


高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 3


そして、良質な丸太から製材し、さらにそれを選別するからこそ、均質でありながらも天然のバラつきがある表情が見える製品となる。
そういった、自然のバラつきが見えるのが弊社の高樹齢杉シリーズ。
辺材ばかりを使った高樹齢杉! 純白浮造り羽目板も非常に好評ですが、それができるのも選別を徹底しているから。
そして、余すことなく原木を使うための製品づくりをしているから。
当たり前にあるように見える完成の様子ですが、実はとっても貴重な材からできている百年杉柾材。

こんな床で生活できるお施主様がうらやましい!!

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 4


ついでにお伝えしておくと、百年杉柾を含む高樹齢杉シリーズを作るための選別は非常に厳しく、通常の製材であれば避けたいような手間のかかる工程なのです。
丸太の状態から管理し(もちろん、仕入れる丸太の基準も・・・)、製材するときの木取り、そして部位ごとに変わる事すらある木目と色合いのバランスなどの、それぞれの状態を管理し選別することは非常に手間であり、一つ間違うと貴重な原木を無駄にしてしまいかねないこともある。

それをあえて行っているのは、実際に肌で感じないと分からない苦労。
実際に一緒にいる職員さんが、「社長の選別はえぐいで〜・・・」と、暗に聞こえるように(笑)言うんですからね。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 9


そして聞こえた社長も「そりゃ〜よ、・・・・・・」と、選別するからこそ生まれるこれらの製品が如何に素晴らしいかという、自分の子供や孫の自慢をするかのようなお話が始まるわけですよ。
そういう自信をもって作り出される杉が好きなんです。わたし。


木材は全て好きですけども、想いのない木材製品はただの商品になってしまいます。
私が扱っているもの、特に皆さんに紹介する無垢フローリングをはじめとする製品は、想いのあるものばかり。
そして、日本全国ほぼどこでも手に入る杉という樹種だからこそ、異常なほどにこだわりたい想いが、製材と私とで共有できるからこそ扱っている商品。
それが、高樹齢杉シリーズなのです。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 7


それは、製品の色合い然り。
それは、製品の香り然り。
それは、浮造りの精度然り。

生産者と、そして原木となる杉への想いが詰まっているからこそ生まれるフローリング。
それが、弊社が扱う高樹齢杉シリーズフローリングです。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 6


写真では、そのこだわりの杉を活かした浮造り加工の制度が伝わりにくいですが、そこもよし!
浮造りしていることがすぐにわかる、ということは非常に粗いために分かりやすい場合が多いから。
一見分かりづらいもののとても丁寧に、かつしっかりと施された浮造り加工により、杉がもつ本来の樹脂成分の効能が発揮されるとともに、樹脂によるきれいな色合いの変化をもたらしてくれます。

施工当初ははっきりとしている辺材と芯材の色合いの差ですが、次第とわかりづらくなり、その過程を経て少しづつ夕焼けの様な橙を帯びたような色合いに変化していきます!
もちろん私の主観ですけども、全国の産地の杉を見て触って感じて変化を見ている私にとっては、その変化は経験として知る部分であり、高樹齢杉シリーズだからこその美しい経年変化だと思っています。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 8


決して杉という樹種自体に優劣の違いがあるわけではありません。
育った環境や手入れによって大きく変化するのが天然の業。
しかし、それを木材製品にするのは人の手です。

フローリングという状態に仕上がればよい製品と、厳選された原木とこだわりの人の手で造られたものとを比較すると、同じ杉でも相当の違いが生まれる。
その違いを、最大限活かしたものが百年杉柾浮造りフローリング。

今回はUNIタイプですが、一枚物もあるラインナップ。

杉の美しさを最大限に表現しているとさえ思う高樹齢杉シリーズ。

杉がいい、と言われるけれども何がいいのかわからない、という方。
弊社の高樹齢杉シリーズを体験してください。
そして、私が情熱をもって語る高樹齢杉のお話を聞いてください。

そうすれば、杉の良さと日本が誇る樹種である理由を理解して頂けると思います。

杉の素晴らしさを伝える高樹齢杉シリーズの中のフラッグシップ、百年杉柾。
これから一層の需要に応えるべく、天然乾燥を進めていきます。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 5


私の大好きな映画、ハッピーフライトの綾●はるかちゃんの「ただのビーフか、・・・・・」ではないですけど、「ただの杉か、お勧めする理由のある弊社の杉か?!」というほどに自身のある杉製品。
大切な住まいのパートナーに、取り入れてみませんか?!


ただのビーフ・・・
笹野さん、面白い!


ぜひ、こだわりの杉製品がどんなものか。
弊社のショールームにて体感してください。

きっと、杉ってこんなにいいものなのか、と思ってもらえるものかと思います。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 10


・高樹齢! 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
*一枚物施工例はこちらから
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古民家と現代手仕事と地域の産物と・・・ 〜ブラックウォールナットでゆったり自然をいただくカフェ〜

今回も、まだまだ私の昨年の宿題の続きです(汗)。
昨年はありがたいことに、いろんなところでいろんな木材を使ってもらう機会がありました。

その中でも、完成した姿を想像できなかったところが一つ。
あ、もちろん素晴らしいものになることはわかりきっていたものの、この素材とあのハコ(建物)の組み合わせにあの人(大工さん)が仕上げるもの・・・ どんな出来上がりになるんだろうか!!
要は期待の塊だったわけですが、やはり!そりゃもういい感じになっていたのでした!

その場所は兵庫県。
実は、私の祖父の里に非常に近く私も小さなときには、祖父とともに「田舎」として訪れていた場所にほど近い場所。
「煌びやかな神戸」とは全く違う、ふるさと的な心地よさを感じる場所に、古い民家を改修し飲食のできる場を作る計画がある、と聞いたのは昨年の初夏。
そこに、活躍の場所をあたえられた樹種がブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング
家具やフローリングとして不動の人気を誇り、世界の銘木としても名高く高級材の代名詞であるブラックウォールナットです。

弊社でもやはり、他を寄せ付けないその存在感から、特別な個人宅や空間を大切にするカフェなどのご依頼を多くいただいていますが、今回の「ハコ」は古民家。
田畑も広がる和やかな場所に、重厚な黒の余韻を残すブラックウォールナットを合わせるとなると、どのような雰囲気になるのか・・・
合わないはずはないのですが、さてどんな料理方法になるのかを楽しみにしていたところ、やはり携わった「シェフ=棟梁」の腕前は三ツ星以上のものでした!!

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家2

土間から靴を脱ぎ、明るい日差しが燦々と差し込む店内にお邪魔すると、ブラックウォールナットの「無垢一枚物」フローリングがむかえてくれます。
ブラックウォールナットというと、その名前の通りの色調で木材自体が「黒い」と思われることが多いでしょう。

今までに、古民家+ブラックウォールナットのご希望がなかったわけではありません。
ご紹介はしていませんが、少しづつ使われているものの古民家には板谷楓(ペインテッドメープル)ロックメープルの組み合わせによる、「白と黒のコントラスト」が好評でした。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家3


その意味は、古民家の全体を印象付ける濃い色調とカエデ材の白色系とのメリハリが付けやすいことと、古い材に対しての新しい木材の色や木目での主張が強すぎないことなどだと思われます。
そのため施工が終わるまで、今回の「ハコ」を見たことがなかった私としては、いつもの組み合わせではないブラックウォールナットと古民家の「黒と黒の競演」がどのような雰囲気になるのか、楽しみだったのです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家4


今回採用いただいたのは、ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングのネイキッドグレード。
1820mmの長さにつなぎ目のない一枚物のブラックウォールナット。
それに材料の幅は120mm幅!
弊社では、普段から一枚物や幅広フローリングを多くラインナップしています。もちろん、ブラックウォールナットも同じことですが、それはなかなか普通にできる事ではありません。

一般的な無垢フローリングの定番はUNI(ユニ)と言われる、長さ方向に数枚を繋いでいるもの。
それに対して、1820mmの長さで木目が途切れることのない一枚物は、素材となる木材の表情を十分に表現されているので、これぞブラックウォールナット!!という空間を最大限に味わうことが出来ます。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家9


そして、一枚のブラックウォールナットの無垢材の中に様々な表情を感じることが出来るのが、ネイキッドグレード。
ネイキッドグレードは、材色不問で節や変色、パテ補修などのあるグレードですがだからこそ、ブラックウォールナットの全てといえるような表情が現れていて、古民家の歴史を感じる雰囲気と自然が作り出した無垢材の表情とが、明るい陽射しの中にも落ち着いた空間を作り出していました。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家20


そしてもう一ついうと、幅広の120mm幅であるということ。
通常の90mm幅とは違い、しっかりと木目を見ることが出来るため、特徴的な色合いではない「木目でわかるブラックウォールナットフローリング」です。

幅広のブラックウォールナットフローリングであることは、その雰囲気だけでなく意外なところに良さがあることも分かりました。
それは、ここがカフェであることが大きな理由。
地域の新鮮なお野菜を中心とした、健康的で彩り鮮やかなお料理をランチとして提供されているのですが、その鮮やかな色どりのお野菜が、ブラックウォールナットのシックなキャンバスを下地として「映えている」と感じてしまうのは、贔屓目が過ぎるのでしょうか。
(お料理の写真がなくてすみません・・・・汗)

人間の視線は意外なほど広範囲。
お料理を注視している様でも、店内の雰囲気を感じている時でも、広い面積のフローリングはその視界の中にあります。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家18


そこで、お料理の色どりを一層鮮やかに感じさせるのもブラックウォールナットの利点となっているのではないかと感じます。
もちろん、非常に興味を持っていた古民家とのマッチングもバッチリ。
もっとカジュアルな店舗であれば、つなぎ目の多いUNIタイプでもいいのかもしれませんが、歴史を感じる古民家の構成材料たちと並んでいられるのは、やはり一枚物のブラックウォールナットがなせる存在感であると思います。
そして!それを当たり前のように実現させているのは、施工に関わった工務店さんと大工さんの力。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家13


店内の詳細やデザイン類のつぶさにいたる所は、実際に皆さんがお店に足を運んでいただいてみてもらいたいところですが、重厚感ある立派な古民家にネイキッドグレードのブラックウォールナットを調和させ、新しくなる水回り空間や間仕切りとなる建具、そして店内で最初に目に入るキャッシャーカウンターなど、今まではなかったものを違和感なく古民家カフェの一部として納めておられるところは、流石!と言うよりありません。

今回の施工を担当されたのは、兵庫県明石市で「木を生かす、木に生きる。」を掲げて木の家や木の造作材を生み出しておられる、明豊建設さん。
大工さんや工務店さんは、ある程度の技術をお持ちであることは基本。
しかし、そのある程度以上の技術と知識と、そこにプラスされる感性を持っておられるかどうかで、建築物の仕上がりは大きく変わると思います。

ここでは、フローリングしか紹介しませんが是非、古民家の建築の素晴らしさとそこに溶け込む仕上がりを随所に見せている「木にこだわって、木を活かす」明豊建設蠅気鵑料杼力・感性を見てもらいたいと思います。
気が付きにくいところに、遊び心のポイントもちらほらと見えます。
一つだけ、こんなところに・・・・
分かりますか?!

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家16


地域の財産である古民家で、地域の食材を活かしながら訪れる人のお腹と体を幸せにするカフェは、他のおしゃれカフェとは一味違います。
そして古民家という「ハコ」を違和感なくまとめ上げた明豊建設蠅気鵑癲一般の工務店さんとは手仕事技術も志も一線を画す存在。
そこに使われたブラックウォールナットは、木材としては世界の名木としての知名度で他を寄せ付けないですし、樹木としても他の樹木に優先して成長する存在。
どこか、この三者(?!)がひとところに集まったのは、必然の様な気もしてきます。
もちろん、そこに変態材木屋として有名な(汗、、、)弊社がかかわらせていただけたことも・・・


ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家17


そんな素晴らしいお店は、神戸市西区伊川谷町前開1825にある、RAWZEN FARMS CAFEさん。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家21


喧騒を離れて古民家の雰囲気の中でゆっくりと食を感じる時間は、幸せでしかないですよね。
これからの季節、ちょっと窓を開けての車でのドライブや、暖かさを感じる風を受けて仲間とツーリングの途中で訪れるランチタイムに、落ち着いたひと時が過ごせることと思います。
民家ならではの、ガラス越しの庭の雰囲気も最高です。
建築好きも、雰囲気重視も、地域産材ファンも、そして木のファンも!ぜひ訪れてほしいお店がまた一つ増えました!

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家6


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・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗写真はこちらをご覧下さい。
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ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを、和室の改修に! 価値ある装飾品と価値あるフローリングとは・・・

今までの無垢フローリングの記事でもずっとお伝えしてきましたが、普通は無垢フローリングというのは「90mm幅、UNI(たて継ぎ)、ウレタン塗装」の三拍子が一般的です。

理由はいろいろとあると思いますが、コストとともに、木材としてのバランスが取れているからだろうと思います。
90mm幅であれば木目の視認性も確保しながら、建築での基本サイズの3尺という尺貫法単位に近く10枚が1ケースで1.65屬砲覆蝓一坪(約3.3屐砲糧省になり、施工性も大きくは劣らないですし、UNIタイプにすれば、節や変色などの大きな部分はどんどんカットしてつなげればいいわけです。
また、ウレタン塗装を施せば、無垢材の最も気になる点である「伸縮による隙間や反り」というリスクを低減し、表面の仕上げを兼ねているので、手離れが良い。

反面、90mm幅以上の幅広材を生産するには製材木取りと乾燥技術と工程が大切。
それとともに、UNIタイプではない一枚物を製材するには丸太を見る技術と、こちらでもそれを活かす乾燥技術が肝要。それらがあってこそ、伸縮の幅を極力おさえて木の癖が出にくい状態で出荷することが出来る「幅広無垢、一枚物、無塗装」のフローリングが出来るのですよね。

実は後者は簡単に思えて非常に難しいことなんです。
だから、私はできることであれば予算に合わせて、幅広フローリングをお勧めしますしなにより、それを作ることのできる製材所のフローリングをお勧めしています。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 10

今回採用いただいているノルデストウォールナットも、そのうちの一つですが単純な価格だけでは表現できない工夫やノウハウ、そして幅広材でのトップグレードを製作できる(これもポイント。ふつうはトップグレードを選別できるほどの数量が集まらない!)ということの意味を、使っていただく方やそれ以上にお住まいになるお施主様にも知っていてほしいのです。

特に、綺羅星の様にある無垢フローリング通信販売会社さんのなかから、わざわざ弊社のような小さな材木屋を見つけて頂き、木へのこだわりだけが強い担当者を信用して購入いただいているわけですから、そんな小さくて大きな違いを知っていただきたい。
そう思いながら、お話をさせて頂きます。


もちろん、今回も弊社を信用して頂いて購入を頂いているわけですが、お施主様や設計者にとってみれば「他でも同じようなグレードの商品がこんな価格だけど、こちらとの差ってなんなんだろう・・・」と気にされるのは当然。
特に、畳が1帖分で数千円ほどの差があると、迷われるのは当たり前。


しかし、そこにこそ私の伝えたい事が詰まっていて、それでこそ木にこだわる私の存在意義があるところ。
そうでなけりゃ、インターネットの海にたくさん広がる魅力的な商品群から、お好きなものをチョイスすればいいわけですから・・・

私がお伝えすることは、製造する人たちと直接やり取りし、木を見て木の事を語った商品であること。
それが出来るのが、木のビブリオであり木材コーディネーターである私なのです(^_-)-☆
それを求めてくださる方に、きちんと伝える時間を取りたいので、たくさんの皆さんに一度にはお伝えできないのが悔しいところではありますが、有難いことに(?!)零細な弊社には多くのご相談が集中することはありませんので、ゆっくりとお時間をご一緒することが出来ますので、是非ショールームまで(笑)。


ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 16


さてもう一つ、こちらのお宅でお伝えしないといけないのは、やはり「良いお宅には良いものがある」ということ。


真壁造りという、構造部材である柱が見えている室内。
和室ならではの造りですし、廻縁や付け鴨居という部材が残っているのも和室だった雰囲気を残していて、私はとっても好きです。
洋間、ではなく日本の建築のなかにあるフローリングの部屋。
そんなイメージ。

そこに入室した時から私の目を惹いていたものが一つありました。

それは、何気なく壁にかかる一つの彫刻作品。
下の写真にみえる、一枚の彫刻。
フローリングの仕上がりを見に来たはずなのに、なぜか床の写真を撮りながらも気になって仕方ない。


ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 14


その存在はやはり、私の感性と木の好きな想いを刺激するに十分な存在であったことを知ったのは、撮影が一通り終わってお施主様にお話を伺っている時のこと。
どうしても気になって、彫刻の事を尋ねてみました。

古いものだそうですが、裏にはお二人の名前が刻んでありました。

そう、部屋に入った時の感じは「違和感」だったんですね。
その彫刻が視線に入り、無意識に「アイヌの人を題材にした彫刻か?!」と頭のどこかで認識していたのに、どうしてもその素材がケヤキに見えて仕方なかった。
アイヌ作品が生まれる北海道には、基本的にケヤキはありませんが、無意識ながらもその「アイヌの彫刻≠ケヤキ」というキーワードでずっと頭に残っていたようです。

しかし、それが撮影後にまじまじと拝見して納得。
あ、やられた!!栓や!!!

先入観というのは(一応シャレね・・・)というのは怖いもので、経年で色調の変化している木材を、特徴から見てケヤキだと思ったものは実はそうではなく、栓(セン)という木材でした。
あぁ、北海道で彫刻で栓・・・つながった・・・
そんな安堵の瞬間があって、やっとゆっくりと作品を眺めることが出来るようになりました。
ほんと、思い込み厳禁(^^;)

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 18


とっても秀逸な作品。
おもわず、自分の物でもないのに「大切にして下さいね!」なんて言っちゃった。
以前にも、感動した作家さんの故藤戸竹喜さんの作品を掲載させていただいたことがありますが、アイヌの皆さんの作品は非常に生命や人と人、動物や自然とのかかわりを感じるように思えて、心惹かれます。

この作品の出自は分かりませんでしたが、彫刻作品としての素晴らしさとなにより非常に美しく木目の細かな栓の無垢材を活かしているレイアウトに感激。
男性の髯の流れの雰囲気や軽やかに描かれていると思われる雰囲気の男性の髪を作り出す柾目面、そして豊かな女性の髪の流れに上向き加減の体の動きを表現するかのような追い柾目。
また、二人の間を流れる時間や距離がもし、可視化できるのであるならば、このように波紋を呈しているのではなかろうかとすら想像させる、斜め彫りの揺れる木目。

極めつけは女性のあごのラインの流れと頬の丸くふっくらと膨らんだような弧を描く木目。
ため息が出るような、そんな気持ちです。

たくさんの作家さんが見事に無垢材からいろいろな表情を表現されますが、この作品もそのうちの一つだと私の中では大きな納得。

そうやって非常に満足できる作品を見せて頂いて、ありがたい気持ちになっているとお施主様がこんなものもあるよと、いろいろと見せて頂くと次から次へとお宝が・・・・(汗)

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 19

照明の加減で分かりにくいですが、おそらくはチークの彫刻材。
とってもその地域のその時代を表しているものだと思います。
ご主人様が海外出張が多く、昔に買い求めておられたものだそう。

お施主様当人は、それほどの物とはおもってはらっしゃらないようでしたが、出てくるものすべてが非常にお値打ちで、もうそのまま私が持って帰ろうかと思うくらい・・・否、本当に今ではお宝級のもの(本物のアフリカ黒檀の民族彫刻作品とか、インドローズウッドの美しい彫刻作品とか・・・目の毒です・・・・)がわんさか・・・


あきません、木の好きな私にそんなものを見せられては・・・・
途中で嬉涙というか、あまりにも良いものが多すぎて、とにかく大事にしてくださいとしか言葉にならずにため息が出る始末。

ご主人の当時の目利きにも脱帽です。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 20


こんなサイズの黒檀、今いくらくらいするのかなぁ〜・・・
そんなこと考えたらあきません。
でも、もう材としての価値を頭がどんどんはじき出し始めて・・・

もう途中から、何をしに来た何屋さんかわからないような感じになりましたが、やはり良材を選択してくださるところには、それだけの背景があり、お施主様もこれだけの作品に囲まれる生活をされてきた中で無意識に、物の価値というものの判断基準が形成されてこられたのではないかと邪推しました。



耐久性もあり、見た目も良いものが100円ほどで買うことのできる時代。
同じ用途の物にどれだけの価値を見出せるのかは、個人の環境や考え方と生活環境、そして価値観によります。
今回、こんな素晴らしいお宅に採用いただいて非常に光栄ですし、うれしい限り。
それも以前の御縁を辿って下さってのこと。
非常にうれしいことです。

現在でも、こんな私を信用下さって定期的にご注文を下さる方がいてくださり、有難い限り。
何かお返しができるといいのですが・・・

そんなことを考えながら、この有難い御縁を次に生かすべく、今日もたくさんの在庫と毎月訪れる仕入れ支払いの波に悩みながらも、木の事を考える毎日です。

Tさま、お声かけありがとうございました。
たくさんのいいものを見せて頂きこちらが満たされてしまいました(笑)。
無垢材はいろいろとデリケートですが、とっても魅力的です。
先の彫刻の様に、見つめ合えば合うほどひきつけられる素材。

大切に生活をしていっていただけると嬉しい限りです。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 9


最後に、弊社からのアンケートを記載します。
うそちゃいまっせ、本音トークでご覧ください(笑)。
本当にT様、ありがとうございました!


今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)
 

  メール、ショールームともに気持ちよくご対応いただき、ありがとうございました。

(以前のご縁があったので心配は全くしておりませんでしたが)今回もフローリングの乾燥方法の他社との違いや

候補に入れていなかったクルミ材のご推薦など、実際に話を聞いたからこその選定ができました。

 

担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)


 
ショールームでは言うまでもなく、配送していただいた方もとても感じの良い方で、運び入れもしていただけたのでとても助かりました。

 

インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)


 
製品だけでなく、植生や工芸品などにも触れておられ、木材への愛情や知識の深さが伝わってきます。

僕が御社を誰かに勧める場合にも、ブログを見てもらえるので信頼関係を築きやすいと思います。

 

商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)


当初はバーチやカバ桜などを候補に入れておりましたが、結果的にクルミが色あい、体感温度、歩いた時の弾力性などからベストだったと感じています。

今回は築古の和室でしたので、経年変化している柱とのなじみ具合も重視しておりましたが、こちらも満足です。

畳寄せとのクリアランスが少なめなので、将来突き上げしないかは少し心配です。

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。


以前にも、押入れに使う樹種として松はヤニが出るなどアドバイスいただいた事などの、

発注して終わりというだけで無い点や、無理な相談を聞いていただけた点などから、フローリングを採用する場合には相談に乗っていただこうと思っていました。

 

・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。


ユニの製品のV目地の雰囲気が良かったのでプレミアム以外の風合いでもV目地が入っているものが有れば使いたいです。




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・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の和室改修施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の記事はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の施工写真はこちらから


その他、つなぎ目V溝フローリングは下記のラインナップからご覧ください。

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング

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ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを、和室の改修に!

今回の御縁は7年ぶり・・・
7年前、非常に熱心に取り組んでおられる設計士さんとのご縁を頂きました。
何度も長文メールをやり取りをし、納品をさせていただいたのです。

それから7年後の本年、またご連絡を頂き和室2部屋の改修物件に、弊社の無垢フローリングを検討したいと御来店頂きました。
久しぶりにお会いし、こうやってお声かけを頂いたことに感謝をしながら、無垢フローリングの基本から裏話までを、じっくりお話して「そんなこと、教えてもらわないと分からない!」ということも知ってもらって採用を頂いたのがこちら。


ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 5

少し以前に紹介しました、ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢一枚物フローリングのラインナップの中の、つなぎ目V溝フローリングオイル塗装のプルミエグレードです。

まだ紹介できていないのですが、昨年から大変多くの方に使っていただいています。
その表情の柔らかさと、無垢の木材本来の自然なバラつきがありながらも節やパテなどが一切ない、美しい木目。それに、フローリングとして施工された時に非常に重要な「足ざわりの良さと温かみ」を感じられる質感が、オーク)やバーチ)といった定番選手に無い、アドバンテージとして喜ばれるのですね。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 3

今回は、二方向に窓があり沢山の陽射しが入る明るいお部屋でしたので、お施主様も「陽射しが入ると冬でも暖かい」とおっしゃっていましたから、足ざわりの温かさはそんなに大きなファクターではないように思われがち。
しかし、少しの時間だけを過ごす場合であれば、陽射しなどの体感温度での温かさで十分かもしれませんが、やはり永くお住まいで生活の重要な場所になる場合は、ずっと足が触れる部分ですから温かさとともに、素材の持つ柔らかさというものが、無意識での快適性につながる。
そう思いますので、広葉樹としては比較的軽軟なノルデストウォールナット(クルミ)はお勧めの一つです。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 1

弊社の扱う無垢フローリングは、基本的にずっと同じ工場の同じラインの中で生まれます。
ですので、その時々で加工賃の安い工場を探して加工するような商品とは全く異なり、品質基準も実形状もずっと同じ。
これ、実はとっても大変で重要なこと。

同じ工場であれば、たとえば同じ樹種の同じ寸法の商品がなくなっても、幅違いやグレード違いで実を合わせることは当たり前にできますし、極端に言えば樹種が違っても実が合う為に貼り続けていくことができます。
普段は気にならないところですので、こだわる必要が無いのかもしれません。
しかし、ずっと同じ品質で続けられるということは、商品にとって大きな安心になりますし、基準が変わらないということも同じ精度で物作りができるという事につながります。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 7


一部の商品になりますがそれが、弊社の一つの「小さくても大きなこだわり」です。

今回施工頂いたのは、130mmの幅広材。
一般的な90mm幅に比べて木目がしっかりと見えることも、木の質感を視覚的に感じられる大きな特徴です。
ノルデストウォールナット(クルミ)は、オークやアッシュほどのはっきりとした木目はないものの、や桧のような針葉樹には無い広葉樹特有の木目ですので、「広葉樹フローリングは硬くて冷たい!」というイメージで杉を選ばれている方にも、検討候補にして頂ける広葉樹フローリングではないかと思います。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 10


130mmの幅広フローリングにリズミカルな印象を与える「つなぎ目V溝加工」も忘れてはいけません。
長さ方向につなぎ目のあるUNIタイプフローリングでありながらも施工後は、そのつなぎ目にV溝が刻まれている為にUNIタイプであることが目立たず、乱尺の一枚物施工の様に見える、ということ。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 13


130mmの幅広一枚物ももちろんお勧めしたいですが、一枚物のネイキッドグレードにオイル塗装をしたものとほぼ変わらない位の価格で、トップグレードであるプルミエグレードのオイル塗装が施工できるのであれば、こちらをお勧めしたい気持ちになるものです。

一枚物か、それともプルミエグレードのつなぎ目V溝か・・・嬉しい悩みになるはずです。
同時にたくさん入荷したロシアンバーチのつなぎ目V溝プルミエグレードとともに、フローリング選びの候補に是非加えておいてくださいね。

記事は、次回にもう少し続きます。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 6


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その他、つなぎ目V溝フローリングは下記のラインナップからご覧ください。

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
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ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング

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和風家屋に、ネシアンチーク幅広無垢フローリングを使っていただきました!! 

さぁ、アツく語った前回ネシアンチーク幅広無垢フローリングの施工記事。
今回ももう少し続きをお話しします。

こんなにアツくなってしまうのは、それだけ違いを伝えたい上に伝わっていない現状に力不足を感じているから。
というのは、以前から弊社には「これは本当に○○という樹種のフローリングですか?」とか、「工務店さんにさ●らのフローリングを頼んだら、在庫で対応できるというこれを勧められたのですが、これは指定の樹種でしょうか?!」といったお話をされることが多くありました。
私はいつもの通り木が好きなので、商品を作っている人のところには必ず会いに行きますし、工場も作業手順も内容も見せて頂きます。もちろん、原木やその検品作業と木に対する関心度合いも・・・
ですので、自身が扱っているものに対してはその経緯がわかるのですが、上記の様なお尋ねをいただく場合は「どのような経緯で入荷しているのかわからない」場合や「販売している方と製造している方との繋がりがない」という場合が殆どなので、はっきりとその違いを申し伝えることができません。

前回も触れたように木材の世界には「代用材を使うことや塗装などの手を加える事」は当たり前の習慣なので、似たような名称を使っていても、異なる樹種であったりすることもあり、非常に難解です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 5


代用材であることや塗装を経ている理由を知ったうえで使うのであれば問題ないと思うのですが、知らされることがない為に、上記の様にお客様が混乱してしまうのだと思います。

だから、弊社は今回採用いただいたチーク材についてもしっかりと産地をお伝えしていますし、無塗装である理由やその産地のものを使う理由もお伝えしています。
チーク自体はその有用性から世界中で需要が旺盛な樹種。
特に昔に流通していたミャンマーチーク(ビルマチーク)は、木目が細かく色合いも深くて非常に美しい材であり、そのうえ耐久性も高く寸法安定性にも優れ、木材として要求される事柄をすべて満たす正真正銘の世界の銘木とされてきました。
しかし、多くの利用が集中しすぎると天然資源は枯渇します。
木材業界で、そのたびに出てくるのが代用材です。異なる樹種でも似ている為に「○○チーク」という名前で販売されたり(チークではないことを伝えずに!)、チークの色合いの薄い部分を濃く着色したり(着色していることはもちろんわからない!)して流通することで、建築材料としての「チーク」という名がなくなることがなかったのですが、そのかわり本当にチークなのかわからないものが多く存在するのも事実です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 4


今回採用いただいたチーク材の産地はインドネシア。
早くから国としてチークの植林を始め、現在では国が管理している森林から認証を受けた木材としてチークを供給できるまでになっています。
そして、その認証を受けて供給できるチーク材から産出されるのが、ネシアンチーク幅広無垢フローリングなのです。
私も古いミャンマーチーク(ビルマチーク)の質感は大好きですから、昔の在庫としてミャンマーチーク(ビルマチーク)材をもっている(昨年紹介の超幅広材を含め)のですが、それらは現在では非常に貴重なもの。
乱用するのではなく、しっかりと大切に長い年月使い続けて頂ける用途にのみ、販売をさせて頂いています。

ミャンマーチーク(ビルマチーク)在庫挽き材


でも、もっとチークという素晴らしい木材を身近に感じてほしい!
その素材感をきちんと味わえる形でお届けしたい!
という想いから、継続利用を目的とした木材として供給できる「認証材」という形で、しかも幅広一枚物から通常は「チークとしての価値がない」と考えられる白太中心の物まで、チークまるごとをお届けをしているのです。


ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 1


もちろん、どんなものでも良いというわけではなく、今回採用いただいたプルミエグレードのUNI(たて継ぎ)タイプと、90mm幅で紹介しているチークプレミア E-111フローリングは、産地の中でも限られた地区の中でも良材で木目と赤身の良い部分を厳選して製作されているものです。
特別品、なのです!

そんなこだわりや、グレード以外の商品の違いや製作上のこだわりなど、生産者や山とのかかわりがないと分からないことですが、チークのような貴重な木材に限らず、木材という素材を大切にしてもらうために伝えたいことなのです。
そこが、弊社が普通の材木屋さんと違うところであり、私が想いをもって木材を扱う理由なのです。

そして絶対忘れてはならないのが、商品の質!
質といっても木材の品質ではなく、加工のこだわりの事です。
乾燥などについては前回も少し触れましたが、今回は施工担当して頂いた方から「加工精度のよさ」のお話をいただけたことが非常にうれしかったポイントです。


毎度、手前味噌なお客様の声を掲載させていただいていますが、お客様ではわからない「施工性や商品の完成度」に関しての感想を、私が説明する前に聞くことが出来たことが非常に大きな収穫でした。
その完成度こそ、このネシアンチークをお勧めする理由でもあり、弊社の扱う他の樹種の無垢フローリングの多くに共通する製作上のこだわりであったため、それをこちらが言うまでもなく感じて頂けたことは、製作側の配慮が伝わった瞬間であり、こだわった甲斐があった!と思えるものでした!

木の良さや選別された特徴の違い、そして木材製品としての質を分かっていただける施工者に使っていただくのはとっても嬉しいことですし、そしてまた、そんな施工者によって施工してもらうお施主様はとっても幸せですよねぇ!!

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 11


たっぷりとお伝えした、お勧めする理由のあるチークフローリング、ネシアンチーク幅広無垢フローリング。
幅広の一枚物のプルミエグレードからチークのキャラクターを楽しめるネイキッドグレードまで、しっかりと使っていける生産地の認証材で多彩にラインナップしていますので、世界の銘木チークを是非味わってみてほしいと思います!!


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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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和風家屋に、ネシアンチーク幅広無垢フローリングを使っていただきました!! 

前々回から続く昨年の仕事シリーズ(汗)。
もう次からも昨年の仕事だから、あえて言いませんが昨年はバスツアーを2回実施したことやそれ以外の企画事や発表、講師活動や営業活動などで平日動き回っていたために、稀におとずれる外出予定を入れていない日曜祭日になると、「日曜日だ!残務整理しよう!!」と一日中外出せずにデスクに向かっていることが多い一年でした。

ですので、まったく整理できていないものが多くてお正月にようやく写真類と書類の整理を済ませたのですが、投稿紹介しておかなければならないものがまだまだ多くありますので、次回以降も「あぁ、こんなことしてたのね!」というイメージでご覧ください(笑)。


さて、今回はその素晴らしい質感と木材としての優れた性質が世界中で最も評価されているといっても過言ではない木材である、チークを使っていただいた住宅の施工写真を紹介したいと思います。
昨年にFB上で「チーク祭り」というほどに、一時期に在庫のチーク材の販売が相次いだことを投稿していたのですが、そのうちの一つである「ネシアンチーク幅広無垢フローリング」の施工写真をお伝えします。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 2

今回採用いただいたのは、ネシアンチークのトップグレードであるプルミエグレードのUNI(たて継)タイプ。
しかも、150mmの幅広サイズ!!

私は木が好きなので、幅広サイズのみにこだわっているわけではありませんが、フローリングに関しては非常に木目のはっきりとした樹種以外は、巾が狭すぎると木目の偏りが大きくなってしまったり、肝心の表情が見えづらかったりするので、デザイン上で幅の狭いものが似合う場合以外は幅広材をお勧めしています。
もちろん、幅広材をお勧めするには反りにくく伸縮しづらい、信頼できる乾燥を行っている製材所の製品でないといけないのは、拙記事の読者の皆様であればご存じのはず!
当然、今回もその信頼できる製材所の製品であるのは言うまでもありません。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 3

そこから生まれるネシアンチーク幅広無垢フローリングは、チーク本来の色合いと木目をはっきりと見せてくれています。
これが幅広無垢フローリングの非常に大きなポイント。
樹種の色調だけではなく、環孔材的な木目でありながらもくっきりとした木目ではないチークにとって、150mmの幅で木目が見えることは、実はものすごく大切な事なんです。
その理由は、


1,チークの代用材としてチーク色に塗装されて出荷される木材と区別できるから

2,同じチークでも若くて直径の細い丸太で作られた製品に着色しているものとの違いが明らかにみられるから
以前に紹介した、チーク材の違いを見ても明らか)

3,大量生産向けに植林された、チークではない熱帯早世樹の色目や雰囲気の似た部分をアピールして、チークの代用として販売されているものとの差がはっきりとわかるから


です。
それらを明らかに区別できるポイントとなるものが、この幅広材であり特徴的な木目とチーク本来の色合いだからです。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真12


特に、3,については弊社にも同業社さんが営業にこられることがあり、その時の販売文句が「チークと同じような仕上がりですけども、すごく安いですよ!!」なのです。
そのたびに、「私、木の虫とか木のビブリオとか、木材コーディネーターとか、ものすごく木にこだわることしてるのに、よくもまぁそんなにチークの代用品であることと値段の安さだけをアピールできるよね・・・」と心で思いながらも聞いているのですが、もちろん営業している本人がチークの事をよく知らないんだから、これも仕方なし。
世界中で認められている世界の銘木チークは、そう簡単に代用できるような素材ではないのです!!

おっと、そんなお話ではなくて、それくらいに木材として貴重で人気があり、だからこそちょっぴり高価であるチークだからこそ、しっかりとチークそのものであるということをお施主様にも施工者にも感じられるものとして、素材をお届けしたいという想いから、このネシアンチーク幅広無垢フローリングをお勧めしています。

150mmの幅広材の見せる表情は、柾目のキラキラとひかる美しさであったりチーク特有の黒っぽい条が現れるもの、そしてチークのもつ蝋の様な脂分を感じるようなヌメッとしたようなものなど、プロが認めるチークの表情満載です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 6


撮影させていただいたときは、フローリングにはすでにオイルの塗装が施されていたために表面の色合いがさらにイイ感じになっていましたが、じつはネシアンチーク幅広無垢フローリングは無塗装の状態でお届け出来ることも、非常に大きな特徴なのです。
これも以前に紹介していますが、チークフローリングの多くはウレタンなどの樹脂の塗装をされて出荷されています。
そのためフローリングの表面からは、私がずっと強調しているチークのもつヌメッとした質感や、特有の脂分のある素材感を感じることが出来ません。
樹脂の塗装をされていれば、そこに着色塗料が入っていて赤茶色のチーク色に塗られていても、識別することが出来ません。

それでは、樹種が本物のチークであってもなくても、あんまり意味がありません。
ですので、ネシアンチーク幅広無垢フローリングはチークの色合いと風合い、手触り足触りを味わっていただける無塗装での販売をしているのです!!
足触りは、かのN澤ま○みちゃんも寝転がって味わうほどの質感ですから、無塗装に限るわけです!!

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 9


しかし、無塗装の場合は樹脂塗装では着色できる「色の薄い部分と白太の部分」の「チーク色塗装」が出来ません。
いや、ネシアンチークに関しては、それは必要ないのです。
なぜなら、今回採用いただいたプルミエグレードは「ほぼ赤身のみを使用」したグレードですので、材色の濃淡はあれど白太はほぼ皆無。
木材には必ずある辺材と言われる色の薄い部分。その白太と呼ばれる部分を外している為に、芯材部分の赤身中心の自然な色のばらつきを表現できるのです。

では、その選別外になった白太はどうなるのか!もったいないではないか?!、と思わないでください。
ネシアンチーク幅広無垢フローリングは130mm幅と150mm幅、そしてUNI(たて継ぎ)と一枚物!のラインナップの中で材の振り分けを行い、さらにプルミエグレード以外のセレクショングレードには「適度な白太を含み、小さな節や軽微な変色を含むもの」を集め、ネイキッドグレードには「強度に問題のない変色や節、傷(パテ処理)を含み、白太をふくむもの」と位置付けて、丸太一本を余すところなく使っています。

そのため、プルミエグレードでは厳選された赤身材を使うという贅沢が出来るのです。
そして、多くの方から「これはチークじゃない!」という、ある意味ご意見をいただくネイキッドグレードは、一般に知られているチークのイメージとは異なるような、白い部分や木目の粗い部分を含むことになるのです。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 8

〜どうですか!!この黄金色ともいえるような材色と特徴的な濃い条状の木目の風合いは!!〜


そんなことができるのは、原木から製品まで一貫して管理し選別作業をきちんとこなしているからなのです。
そんな違い、商品になってしまうと価格だけが目安になるために、分かるはずがありません。
それでも、そこの違いを伝えることが私の仕事であり、木のビブリオ・木材コーディネーターの役割なのです。
特に貴重材であるチークです。
しっかりと大切に使っていく必要がありますから、価格のみで大量販売、なんてことは全く考えていないからこそできる事なのです。

ちょっとチークについて語りすぎて、スペースが足りなくなりますので、施工写真紹介では異例ですがもう少し続きを次回に続けたいと思います〜!!



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ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリングにて、改修をしてもらいました!

先日、民家の改修工事にピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリングのセレクショングレードを使っていただきました。

ピュアラーチ幅広無垢一枚物フローリング セレクショングレード 2

使っていただいたのは、写真左の建具をみてもわかるように立派な古建築のおうち。
今時、こんな建具ないですよね〜。
細工といいガラスといい、めちゃいい感じです。

そのいい感じに色が変わった木製建具のある空間が、明るい黄金色の木目をもつピュアラーチに変わりました。
通常、和風住宅や古い建築を改修する場合は、どうしても和風だからとや桧などの針葉樹がメインになり、それ以外となるとロックメープルのような白っぽい木を使いたくなります。
しかし、今回は針葉樹ではありますが白や赤などの和風の色ではないと思われがちなピュアラーチ。

それでも、とてもきれいに納まっていると思いませんか!!

一般的なイメージで、和風の家には明るい色合いの杉・桧が最適と思われがちですが、ピュアラーチのはっきりと浮き立つような木目や、明るくもありしっとりとした落ち着いたイエローの色合いは、以外にも和洋を問わずに合うものです。


ピュアラーチ幅広無垢一枚物フローリング セレクショングレード 1


今回、この現場を施工いただいた大工さんは、以前から弊社の記事をご覧になっていただいていて、お問い合わせをいただき、ご来店下さいました。
もちろん、以前までのピュアラーチの記事もご覧になっていただいていたようで、大きな面積にプルミエグレードを採用いただいた保育施設の記事もチェックして頂いていて、イメージを非常に早くつかんでいただいていましたので、お施主様へのご説明もスムーズだったようです。

うれしい限りです。

弊社としては、自身が自信を持ってお勧めする古希杉浮造り埋め節フローリング百年杉柾浮造りフローリングなども非常にお勧めではあるのですが、このピュアラーチでしか出すことのできない独特なひかり具合や、黄金の輝きのような美しい木目は、おすすめをしておきたいところなのです。

いつの日か、周囲の建具の様に建築に調和して、温かく美しい飴色の変化していくことと思います。
今からその贅沢な時間の変化を共有してくださいませ!
採用ありがとうございました。


さて、時間の変化というとこのお宅のお施主様が、かなりの年月の変化によって生まれたお宝を所有されているとの情報を、施工の大工さんよりいただき、この度写真を送っていただきました。
これが、ウソっ!!!と思うようなもので、、、、

その正体を次回、ご紹介したいと思います。
個人所有とは考えられない代物です・・・・・


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・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング、135mm幅セレクショングレード施工写真はこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢UNIフローリング、90mm幅ネイキッドグレードオイル塗装、施工写真はこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング、90mm幅プルミエグレードオイル塗装の保育園施工写真はこちらから
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地松(赤松)長尺上小無節階段材 完成!!

季節のよい11月は、各イベントや講習会への出席に加え、自らのイベントや出張も重なって、非常にスケジュールがタイト。
会社にもほとんどいない日が多く、業務もたまるばかり・・・

さて、そんな中でも納品をした現場は進んでいるわけで、施工して頂いたところを見せて頂きに行ってきました。
今回は私のこだわり樹種の一つ、地松で、階段を作っていただいたところです。
それも、踏み板(階段板)の長さが4mという長ぁ〜いもの!!

地松階段材2

こんな特殊な階段を作られたのは、お寺さん。
本堂に上がる為の階段なので、非常に間口が広く必要。
それで、4mもの踏み板長さになるのです。

さて、ここで思い出してもらいたいポイントが一つ。
それは地松の原木の姿です。
弊社の記事を見てもらうと分かると思いますが、ほぼすべてがギューっと、またはクネクネと曲がっているのです。
普通、丸太と言えばスギやヒノキのまっすぐに伸びた姿を想像すると思います。そんなまっすぐな丸太であれば、4mの板を作ることは容易ですが、地松の曲がりくねった丸太から、まっすぐな板を作ることは、想像以上に難しいのです。
その上、地松は節が多く出る樹種でもあります。もちろん、ヒノキの様に枝打ちという作業をして節の無いものを育てているわけでもありません。
それなのに、今回使って頂いたものには4mの間に節が無い!いや、少〜しだけポツッと出ている位。

地松階段材4


石山赤松幅広無垢一枚物フローリングもそうですが、この階段板も地松では非常に貴重な節の無い部分を厳選しているから、このような仕上がりになるのです。
節の多い樹種からそのようなものを作り出すには、どのような原木が必要か・・・如何に貴重か・・・


地松階段材7


お寺さんなので、もちろんヒノキも候補ではあったのですが、工務店さんから「地松ではできんか?!」とのお言葉があり「もちろん、できますよ!!」のお返事で使って頂くことになった今回。
近年では非常に珍しい、地松の長尺階段を作ることができました。

地松は神様の拠り所となる木。
門松や松竹梅と形容されるように、とっても縁起の良い木でもあります。

その生育条件は、厳しい環境にこそ適応し後に育つ植物の生育環境を整える役割を果たしてくれます。
今回新調された階段によって、今後もお寺と檀家さんの発展が期待できることと思います。

見事な地松長尺階段に、すがすがしい気持ちでお参りできることと感じました。


地松階段材1



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ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 130mm幅オイル塗装を木の家に!!

さて、早速ですが前回に紹介した、ノルデストウォールナットの幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを貼りあげていただいたお宅を見せていただきました!

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 3

こうやって見ると少しわかりづらいかもしれませんが、同じ木材でも色の浅い部分もあればグレーっぽく濃いものもあり、そこに少し赤茶色っぽいものもあり、節などのワイルドな表情はありませんが、無垢のウォールナット(クルミ)そのものの個性的な木目がとってもきれいに見えます。

広葉樹の特徴は、杉などの針葉樹にはない特有の木目と色。

ウォールナット(クルミ)はとっても控えめではありますが、広葉樹らしい木目が楽しめるのが特徴!

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 7

杉や桧の場合は、赤っぽい芯材部と白っぽい辺材部のコントラストにタケノコのような模様の木目が出るものが多いですが、広葉樹は同じ様な木目であっても、道管という組織があるために一層際立って見える場合もありますし、ほとんど目立たないものもあります。
目立つものはケヤキオークなら)が有名ですが、それに対してウォールナットは丁度中間、というか程良く目立ちながらはっきりとしすぎることが無いという、そんな存在です。

だから、広葉樹の木目でありながらも強い木目が苦手、という方にはもってこい、と思います。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 4

広葉樹、ということを強調するようになってしまいますが、広葉樹はハードウッドと言われることもあるように、針葉樹よりも硬質であるものが多いです。
そのため、足ざわりを気にされる方や足が触れた時の感触で、表面の柔らかい杉を希望されるかたが多くおられます。

そんな時、いつも体感してもらうのがこのノルデストウォールナット(クルミ)です。

木材の重さや硬さのある種の目安となる「比重」という数字で見てみると、ノルデストウォールナットは平均で0.45と、ほとんど桧と同じ様な数値です。
他の広葉樹の多くが0.6〜0.9近くなどと非常に重硬なことに対して、針葉樹並みの軽軟さ、といえるもの。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 9

そのため、足ざわりは柔らかに感じられ、感触を優先して杉をご希望だったお客様も多くは、「ウォールナットもいいかも!!」となるのです。
中には、杉の赤身の色合いが目立ちすぎる、という声も聞かれます。
そんな時にも、色調の差はあるものの、広葉樹独特の落ち着いた色合いと木目をもつ、このノルデストウォールナットをお勧めしています。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 6

もちろん、お部屋の雰囲気にも溶け込みやすいとおもいますし、無垢フローリングのおうちに使われることの多い広葉樹材の家具にも、違和感なく合わせられるのはやはり、広葉樹同士だからではないかと思います。

オークなら)の様な力強さやバーチ)のような明るい華やかさはないものの、しっとりとさりげなくそこにある広葉樹。
それがノルデストウォールナット幅広無垢フローリングだと思います。

今回のつなぎ目V溝フローリングはUNI(ユニ)と言われる、フローリング本体1820mmの長さ方向に数枚を接着ジョイントしてつくられるタイプでありながら、施工後に表面に見えることになるつなぎ目にV溝を施していることで、接着ジョイントされていることを感じさせない、長さ乱尺タイプを一枚ずつ貼りあげたような質感を出すことも、非常にお勧めするポイント。

ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 5

大工さんの施工性は幅広一枚物フローリングと同等で、UNIでありながらも乱尺一枚物の様に見える質感。
いいところどりを実現し、今回施工頂いた工務店さんの棟梁にも、ノルデストウォールナットの質感と共に、その仕上がり具合が非常に好評でした。

特に、今回ご案内しているのは数種類あるフローリンググレードの中でもトップグレードの「プルミエ」!!
よって、パテもなければ節もない、非常に稀少で美しい部分を厳選した仕上がりになります。

巷に多い、合板の上に挽き板という2〜3mmの薄板を貼っているものも綺麗ですが、このつなぎ目V溝をみると挽き板でもない本物の一枚物という印象を、見る人に強く与えてくれます。

弊社在庫、あるだけの販売になります。
施工写真に魅力を感じたらすぐに!ご連絡くださいね!!


ノルデストウォールナット つなぎ目V溝 プルミエグレード 2


・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の和室改修施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の記事はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の施工写真はこちらから


ノルデストウォールナットの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)


ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング


*ノルデストウォールナット無垢フローリングを採用頂くにあたって

ノルデストウォールナットフローリングは、水分や油分などでケバの立ちやすい樹種です。
それが樹種の特徴ではあるのですが、無塗装でも楓などの樹種とは手触りの風合いが異なりますので、必ずご覧になっていただいてから検討頂くことをお勧めします。

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風と光を通す木 天井に! クロスラインフェイス

樹木は自然界で太陽の光を浴び、風にそよぐ枝から陽光をもらし、水を含んで呼吸をし、樹体を維持しています。
その木々は時に木材として私たちのもとへやってきますが、木材となった時には板であったり角材であったり、塊となっていますから、風を通すことはなく光が差すこともありません。

しかし、その木材から光と風を感じることができるのが、ダイヤラインフェイス
板状の木材の表裏に異なる模様を描くラインを作ることで、規則的な光のラインを作り出しながら明かりを通し、その隙間から木の香りを含んだ風を運んでくれるのです。

そのダイヤラインフェイスを、別誂えして今回はクロスラインフェイスとして天井の空調ガラリとして採用していただきました。

クロスラインフェイス スギ5

シャープに納めていただいているために、非常にわかりづらいとは思いますが、写真左の洗面脱衣空間の天井と、正面のトイレスペースの天井に組み込まれた、幅100mmのクロスラインフェイス。
今回は、ダイヤラインとは異なって縦横にクロスするラインを描くように制作。

天井に貼りこまれている赤杉の天井板に並んで、主張することなく当たり前のように自然にすっきりと納まっています。

クロスラインフェイス スギ4


プラスチックでも、このような形状を用いることは非常に容易でしょう。
しかし、木の素材感あふれるスペースには溶け込みにくい。
それもきれいな赤杉が並ぶ天井には・・・

木質感にあふれているものがよいわけではなく、違和感なく調和していること。
時には主張するけども、個性のみが引き立つのではない存在感。

そして、木材という素材に「デザイン」という価値を付加すること。
材木屋としては、もともとの素材を大切にしたい、そして素材の良さだけで十分!と言いたいところですが、無骨なだけでは建築は成り立ちません。
そこにはやはり、ほかの素材や空間と「調和する木」がないといけないのです。

クロスラインフェイス スギ6


今回は、調和する素材の一つとして納めていただいたことに非常にうれしい想いです。

全体を撮影しようとして少し傾いているのはご愛嬌・・・(汗)

そして、この木があふれるおうち、実はマンションです!!
マンションの15階という非常に見晴らしの良い(関係ないけど)環境に、木づくりの戸建て住宅のような空間がある。
その秘密は、今巷で話題の木のマンションリノベーションを日本全国で手掛ける、株式会社マスタープラン一級建築士事務所の小谷和也氏の存在です。

大工さんがこだわるような納まりにも知恵を絞り、木の使い方や素材感なども操るその手法によって、コンクリートの塊であるはずのマンションの一空間が、このような木の香りとやさしさあふれるスペースへと生まれ変わるのです。

クロスラインフェイス スギ2

一室ごとの空調ではなく、全室空調を実現しているその設計から、空気が循環する部分が各所に設けられています。

その空気を取り込むスペースに、弊社のクロスラインフェイスを採用いただいたということです。

クロスラインフェイス スギ1

家具などがまだ設置されていない、お引き渡し直前の状態で見学させていただくことができたのですが、細い部分の取り付け具合までしっかりと気を配り取り付けしていただいた、施工担当の株式会社N.style建築工房様は、きちんと気がかりだった点やよかった点などのお話も聞かせていただき、非常にありがたい施工見学となりました。

写真で遠目に見れば、プラスチックでも木目を再現することはできるかもしれません。
しかし、感覚的に違和感のない仕上がりにするには、やはりさりげなくそこにあること。そしてきちんと機能性をもって素材感の良さを発揮することではないかと思います。

そういう意味では、本当にしっかりとした仕事ができたのではないかと自画自賛!

クロスラインフェイス スギ3

木のマンションリノベーションのスペシャリストの2社の中で活きたクロスラインフェイス。

木の家にこそ、木の機能性を・・・

違和感のない視覚的本物の木質感、そして柔らかくかすかに香るであろう杉の香りをもたらす嗅覚的安心感。
木の持つ良さを体感できる素晴らしいマンションの一室。
今後のお施主様の快適なお住まいが目に見えるようです。

木造住宅を超える木質空間、素晴らしかったです!!


*クロスラインフェイスもダイヤラインフェイスも、表面の木目を選択することはできません。

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ピュアラーチ無垢一枚物フローリングとオークD・Dウォールのおうち、完成! 


前回オーク乱尺D・Dウォールはいかがでしたか?

本来様々な表情をもっている木材の個性を最大限に活かす、とでもいえるような、板の一つ一つに厚みの違いを持たせることで、より一層立体的に木のもつ個性を引き立たせ、壁面を浮き立たせる役目を果たすものでした。

今回は、そのD・Dウォールとともに採用いただいたピュアラーチ無垢一枚物フローリングの、セレクショングレード(オイル塗装)をご紹介します。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング セレクショングレード 施工 4


針葉樹特有の、伸びやかにつながる木目を楽しむことができるピュアラーチ。
一般的には、針葉樹フローリングといえば杉を採用されることが多い近年ですが、杉よりもしっかり感がありより一層木目もくっきりと表れるのがピュアラーチ。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング セレクショングレード 施工 3

今回は90mm幅の一枚物セレクショングレードを使って頂いているので、ちらほらと「小指の先」位の小さな節や軽微な節補修が見られますが、その節の存在が気にならないほどに気持ちよく木目が伸びています。
その上に、オイル塗装をかけて仕上げてある為に、「金色の木目」とも称されるピュアラーチの個性的な木目が引き立っていることは言うまでもありません。

今回は当初、弊社の定番であるロシアンバーチのUNIタイプとノルデストウォールナットのUNIタイプも含め、3種で提案をさせてもらいました。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング セレクショングレード 施工 2


インテリアの流行の一つとして、オークなどの広葉樹材の節を表現したり、パイン材の古木感を表現した印刷シートのフローリングがあります。
それも時代の傾向の一つかと思いますが、そのような傾向も含めてバーチやウォールナットも見てもらおうと思っていてところ、早々に決定いただいたのが、ピュアラーチでした。
杉や桧などの針葉樹野見せる節の表情もたしかに「無垢の表情」ではあるものの、「節であればなんでもあり」というようなグレードもあったりしますので、それに比べると、このすっきりと木目の通るピュアラーチの特別さが、お施主さまにも伝わったことだと思います。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング セレクショングレード 施工 6

セレクショングレードには、節のほとんどない白太(辺材部分)や小さな節を含みますが、適度な「無垢の存在感」があって、私はお気に入りです。
施工当初のインパクトでは、広葉樹の華やかな色合いや優しい木目が目立つかもしれません。

しかし、歳を経ていくにつれて変化する無垢材においては、当初の風合いと共に大切なのは経年での変化。
だんだんと色濃くなり、一層木目が光るであろうその姿を想像すると、今から楽しみになります。
人間の成長と共に家の表情も変わる。
共に変わっていくのが無垢材の家。
少しづつ変化していく様を楽しみに見続けてもらいたいものです。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング セレクショングレード 施工 1



今回紹介のピュアラーチ(カラマツ)フローリングのそのほかの施工例は、下記のリンクからご覧になれます。
黄金の輝き!見てくださいね!



・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング、135mm幅セレクショングレード施工写真はこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢UNIフローリング、90mm幅ネイキッドグレードオイル塗装、施工写真はこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング、90mm幅プルミエグレードオイル塗装の保育園施工写真はこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢一枚物フローリング、135mm幅セレクショングレードオイル塗装、民家改修施工写真はこちらから


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表情の特徴

表面への脂の析出

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング セレクショングレード 施工 8


・色目の差

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング セレクショングレード 施工 7


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ピュアラーチ無垢一枚物フローリングとオークD・Dウォールのおうち、完成!

想像以上、というのもいいものですが、想像通りというのも良いものです。
今回の想像どおりは、その施工場所と見栄え!

建築当初から、玄関ホール正面の壁に何か変化をつけられるようにしたい、と要望を頂いていました。
店舗や木の雰囲気を強く出す場合だと、以前に紹介していますアンティーク加工を施したヴィンテージエベヌやミルキーゼブラ羽目板をお勧めするのですが、今回はそれとは違う住宅です。

いろいろな方法がある中で、今回提案したのはこちら。

オーク乱尺 D・Dウォール 6


はい、ご紹介済のオーク乱尺D・Dウォールです。

小幅なオーク材が積み上げられたように貼られている壁。
玄関に入るとまず目に飛び込んできます。

しかもただのオークの壁材ではありません。
見てのとおり、厚みの違うオーク材をランダムに積み上げていくように施工されることで、凹凸を演出し光の陰影を出しています。

オーク乱尺 D・Dウォール 1

フローリングでも壁用の羽目板でも、表面の仕上げは平滑で、均一な厚み仕上げが基本と思われているところ、あえて大きく厚みの差をつけて不規則なリズムを演出する。

フローリングなどの平面は、ある程度の面積を眺めるために、節や色違いなどの表情での差を感じやすいですと思います。
それに対して壁の場合は節の出方などももちろん表情にはなりますが、その他でいうと底目地仕上げと呼ばれる「溝をつける」という方法もありますが、視覚的な奥行を出すことは非常に困難。

オーク乱尺 D・Dウォール 5

それに対して、厚みに差をつけて凹凸に陰影をださせることで、木目や色の差のほかに「奥行き」という観点がでるために、リズミカルでいながら且つ、重硬な雰囲気を醸し出しています。

オーク乱尺 D・Dウォール 3

床に無垢フローリングを使うことで、部屋の雰囲気は様々に変化しますが、壁の選択肢は意外と少ないもの。
また、費用の面からも無垢フローリングを採用しても、壁はビニールクロス一面になることも多いもの。

もちろん、一番には生活上にもっとも多くの時間体が触れているフローリングから、無垢材にしてもらうのは希望なのですが、だからといって壁や天井に木を使うことができないのはさみしいものです。

床にも壁にも、そして天井にも無垢材を・・・

オーク乱尺 D・Dウォール 2

そんな思いからお勧めする一つの方法。
それがオーク乱尺D・Dウォールです。

左官壁も塗装壁も良い選択です。
しかし、無垢材で変化を設けられる壁材の選択肢。

視線を集めるワンポイントとして、テレビ背面や玄関スペースなど、様々な場所へ使ってみてください。


オーク乱尺D・Dウォールの記事はこちらから 


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