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施工後のお宅にお邪魔しました

日本の広葉樹のオリジナル家具、納入しました!

弊社は建築材料用の木材を多く扱っている会社ですが、それ以外の木材もたくさん取り扱っています。
材木屋さんなんだから当然!
そう思われるかもしれません。

しかし、材木屋さんというのは扱うものが多岐にわたっていると同時にその反対もあり、数種類しか扱わないお店も多くあり、非常に分かりにくいのです。
だからこそ、わざわざ多くの木材を扱っている、ということを書き出さないといけないのですが、単に樹種が多いだけでもありません。
様々なこだわりのある木々を扱っていますので、たまには建築とは違ったこともしていたりします。

その中の一つを納品しました。


日本の広葉樹家具 ぶな材長椅子 2

ベンチ状の長椅子です。

無垢の、一枚物の、日本の広葉樹の長椅子。
座面など、材幅が必要な部分には数枚の板を接ぎ合せていますが、長さ方向には一切つなぎ目はなく、一般的な集成材のようなブロック状の細かな木片がつながっているものとは表情が全く異なり、無垢の一枚板の雰囲気!!


日本の広葉樹家具 ぶな材長椅子 6


一枚物の無垢材の醍醐味、そして広葉樹の楽しみの一つでもあるうっとりするようなこの「杢」も、長さ方向につなぎ目がない為に伸びやかに続いています。
ゆらゆらとした水面の様でもあり、光が強く当たると燃え上がる炎のようでもあり・・・

ずっと眺めていたくなるほどに、それぞれが個性的な表情をみせ合板+印刷シートでは絶対に味わえない質感を、視覚的に感じさせてくれます。

いや、本来は無垢材だけが全てではありません。
求められるものが違えば、合板の方が良い場合もある。
でも、木の質感を活かした内装やおとずれる人に安らぎと安心感を持ってもらう場合はやはり、無垢の木以外には考えられません。


日本の広葉樹家具 ぶな材長椅子 5


思わず手を伸ばして触れたくなる木目。
香りがするのかと鼻を近づけたくなる質感。
触れても決して冷たくはない肌触り。
床をこする音や若干のきしみ音さえも、耳に自然のハーモニーの様に聞こえる。

無垢の木ならではのもの。

今回の納品の舞台は礼拝堂。
信者さんが集まるその場所に、木の温かみのある家具として納品をしました。


日本の広葉樹家具 ぶな材長椅子 4


ただ見た目が良ければいいわけではなく、腰かけた方が自然とその風合いに和むように。
意識することはないけれど、違和感を感じずその十字架の教えに集中できるように。
そして、表面がめくれたり剥がれたりすることなく、ともすれば礼拝堂本体の寿命よりも長く使っていただけるものとして、無垢の木を提案しました。

進んでいく中で、予算とのせめぎあいもあり幾度も訂正変更があり、納期の都合なども含めて多くの難関がありましたが、製作に協力してくれた職人さんの力添えもあり、何とか期限内に納入する事が出来ました。
予算とのおり合わせで、接合は当初の予定よりも簡易な方法をとっている部分もあるものの、狂いなくぴっしりと納品する事が出来、搬入後は完成品を眺めて改めて一安心。


日本の広葉樹家具 ぶな材長椅子 7


およそ60台の製作の為に1年以上の時間をかけて進めてきた集大成。
納品設置を完了した後に、一人2階からこの景色を眺めた時、なんとも言えないやりきった感と喜び、そして安堵の想いがありました。

日本の広葉樹を、一時期に沢山利用するには非常に多くの労力と先行投資と管理が必要。
思っている以上のロスが出たり目算通りに進まないことが多くある。
それを乗り越えて、期日にきっちりと納品できた喜びは、プレッシャーを感じていた時間が長かっただけにひとしおでした。


日本の広葉樹家具 ぶな材長椅子 3


今日にはもう、数回以上は礼拝が進んでいるはず。
おとずれた方が、この長椅子が当たり前のように並び腰かけることが当然であるように、ここからの景色を見ていると、礼拝堂の一部になったような気もしながらも、もっと外側から親心の様にみているようにも思ってしまいます。


20㎥を超える原板の一枚ずつを検品。
そして合格品をさらに検品し、商品となったものを再度検品。
これ以外にも多くの検品作業を経ていますので,特別な想いがたくさん詰まっています。

全て手作業で、人が関わった仕事。
朝から始めた搬入設置が終わるころ、ステンドグラスには傾きかけた光が差し美しく輝いていました。
そこに映る聖人が、私の一年の苦労を癒してくれているような、そんな優しい光をこの先も忘れることはないでしょう。


日本の広葉樹家具 ぶな材長椅子 8


まだまだ誰しもが十分に使えるというところには至っていない日本の広葉樹ですが、きちんと計画し活用を進めていける一つの「出口」として一定量の納品を達成できたことは、大きな成果だと思っています。

今後、森林環境譲与税などの使途としても注目を集めるであろう、机やいす、テーブルや備品の木質化。
単なる木質建材ではなく、本物の無垢の木材を使った木質化を日本の広葉樹で少しでもスムーズに進め、且つ喜んでいただけるように、また来年も頑張っていきたいと思っています。


私の中での今年一番の大仕事。
これにて終了。


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有りそうで無いものは、必要とされるもの 〜芯去り! 選別焼杉板〜

今、非常に需要の大きなもの。
それは意外にも、ずっとずっと前からあったもの。

弊社でもつい5年ほど前までは在庫をしていた商品である、焼杉板(やきすぎいた)。
杉板の表面を焼くことで炭化させ、屋外での腐朽や虫害、紫外線劣化などを遅らせることのできる日本古来の外壁材。
しかし、5年前までにはすでに需要は薄くついには、弊社でも在庫をしなくなってしまいました。
そんな焼杉板ですが、一昨年から急激に受注が増えています。

それには2つの要因があります。
一つは、数十年前に施工された焼杉板が、交換の時期に来ているところがあるから。
もう一つは、弊社の周辺で被害が著しかった「大阪北部地震」と「台風21号」のダブル被害があったから。

後者は歓迎されざるものではありますが、この二つによって焼杉板の受注が増えているのです。
今回は、前者の理由で採用してもらったお宅に施工後の様子を見せてもらいに行ってきました。

芯去り! 焼杉板2


遠目で見ると、周辺のおうちにも施工されているものと同じ状態に見える。
もちろん、それが自然なのですが実は、この焼杉板は周辺の御宅の物とは異なります。
それは、「芯去り選別材」であること。

樹木には芯があります。
木材にする場合も、その芯を利用するかどうかで「芯持ち」と「芯去り」があります。
梁や柱などの構造材と言われるものに代表される、断面の大きなものは殆ど芯持ちです。
板材は、節の無いものや幅の広いものの場合は芯去りで製材するものですが、足場板のように「汚れることが前提」の場合や、焼杉板のように「焼くことで表面の化粧性を重視しない」場合は、材を無駄にすることのない様に芯持ち材になる場合が一般的。


芯持ち足場板


しかし、芯持ちになると割れが大きくなることや反りが大きくなることが多いうえに、節という枝の跡が穴になって抜けてしまう「抜け節」が多く出る可能性が高くなります。
そのために、その抜けた部分に樹脂のパテを入れますが、それがのちに大きなポイントになってくるのです。

表面を焼かれて黒くなっている状態では、樹脂のパテの部分も他の節の部分も同じように黒く見えています。
しかし、焼杉板は塗装されていないものだと、早いもので数カ月で黒い炭の部分が雨などで流されていきます。
黒い炭が落ちてしまうのです。
その時に、周囲の自然な節と異なり黒っぽく残って目立つのが樹脂のパテ。

もちろん、その存在をご存知であれば問題ないのですが、たいていの場合はお施主様は普通に自然な節が付いているものと思われています。
しかし、時間が経つにつれてくっきりと周囲との違いが目立つようになってくる樹脂のパテを見た時、不自然さを感じられるというお話を多く聞くのです。


パテ


そんなこと、教えてもらっておかねばわからないこと。
木材業界では、焼杉板に樹脂のパテがあるのは普通のこと。
大きなメーカーさんだと、カタログにもきちんと記載されています。
しかし、施工する工務店さんも材木屋さんも、焼杉板という商品名だけしか気にされていない・・・あ、あと価格ですね。
同じ焼杉板という名称であれば、安いものを選ぶ。
今日の自然な選択理由ですが、同じ名称の商品を安さだけで選ぶことによって、お施主様にパテという情報が伝わらない。
製品が悪いのではない。焼杉板は、そういう商品ですから。

でももし、経年によってこの不自然な状態になるのであれば、こんな形にならない物を探していたかもしれない。
いや、絶対にそうするはず。そんな声をたくさん聞いてきました。

特に、周囲が焼杉板を施工されたおうちばかりの旧家が集まる地域では。
値段の問題ではない。経年変化で不自然なものは使わないでほしい!
そんな依頼が工務店さんに届き、弊社に相談が来るのです。


芯去り! 焼杉板5


弊社が以前からお勧めしているのは、そのパテを極力少なく(材を無駄にしない様に、ごく小さなパテは若干含む)するとともに、割れや反りなどを減らすために製材工場による手作業を経た「芯去り選別品」を作っています。
原板の状態で、芯去り材を選別する作業をしているのです。
そのおかげで、節もきれいで木目の流れも伸びやかな焼杉板が出来る。

もちろん、選別にて除外される部分が出る上にその選別の手間がかかるので、「たかが焼杉板」にそこまでのコストをかけたくない、という方にはおすすめできるものではありません。
しかし、お施主様は求めている。
だって、数カ月や数年後にははっきりとその違いが見えるから。
見えるのは自分だけではなく、隣人や地域の人たちだから。


芯去り! 焼杉板1


だからこそ、手間や費用を惜しむものではなく、納得できる良いものが欲しい。
そんな気持ちに少しでも近づきたいと思い、出来る限りおすすめするのが芯去り選別の焼杉板です。
焼杉板という商品の相場を考えると「高い」と言われます。
しかし、私にとってはそれでいいんです。
敢えて言いますが、価格だけで木材製品を判断する工務店さんや大工さんには目の前の数字しか見えていません。
お施主さんは見えていません。
だからこそ、私はまずお施主さんが喜んでくれそうな製品をおすすめします。

芯去り! 焼杉板4



特に、違いが分かりにくい樹種、杉については!
高樹齢杉シリーズで好評をいただいている百年杉柾古希杉純白羽目板などの浮造りシリーズを筆頭に2017年にリニューアルされた埋め節フローリング赤身デッキ材もそうですが、他の材木屋さんとは全く異なる杉を紹介しています。
それは、同じ杉でも性質や色目や質感が大きく違うから。
そして、その違いは信じられないほどの価格差ではなく、経年変化やその原木となる樹木が育ってきた時間を考えれば、十分に価値のあるものだから。

そして、その差がお施主様がずっと過ごすおうちの一部分として、美しく変化しきっと愛着を持って過ごしてもらえると信じているから。


御社の杉材は高いですね!
そういわれること数え切れず。
しかし、本当に良質な杉材を求めるお施主様からはそんな価格だけの声をもらうことはありませんでした。

それと同じように、杉とずっと一緒に過ごすお施主様の為に、私がおすすめする焼杉板はこれなのです。

芯去り! 焼杉板3


単なる価格だけではない、ずっと続く価値。
経年変化で違いが出るもの。
木材は一瞬だけ良ければいいものではありません。
この価値はずっと使うからこそ分かるもの。
黒ければ良いものではない、焼杉板。


有りそうで無いもの。
単なる杉ではなく、意味と価値のある杉を届けること。
無垢フローリングにおいても外壁材においてもデッキ材においても同じ。


必要とされるものを、より良い杉でお届けする。
弊社にしかできないことを少しづつ。
求められる人に届けることを続けています。
今回は、納屋での施工だったこともありお施主様は敢えてその違いを知らないけれど、当然の様に続くその風合いが、周囲のおうちと調和し、もしかすると通りがかりの誰かが、この御宅は相当こだわっているな・・・と思ってくれるかも知れません。


・芯去り! 選別焼杉板の別注210mm幅の施工写真はこちらから


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透き通る白さ! 低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレードとちょこっと、日本のひばのおうち 

際立つ、美しい白さ!!

洗濯洗剤のコマーシャルではありませんよ(汗)。

私が無垢フローリングでおすすめする樹種、カバ(樺)の中でも辺材部分である白太だけを選別して作っている、プルミエグレードのこと。
カバは心材の桃色のような可憐な色合いも美しいのですが、純真無垢と形容したくなるような柔らかさすら感じさせるような、辺材部分の魅力は計り知れないものがあります。
今までも、幅広のセレクショングレードや同じく幅広のプルミエグレードのオイル塗装をご紹介していますが、どちらも「透き通るような白さ!」という、またもや洗濯洗剤のような形容になってしまうような、清潔な美しさを持っています。

今回は、そんなオイル塗装とは異なるウレタン塗装ですが同じくプルミエグレードを、光沢や艶をおとしたウレタン塗装としたリフリーバーチを使っていただいたお宅の様子をご紹介します。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 


第一印象は、本当にきれい。
オークのようなはっきりとした木目はなく、ブラックチェリーのような人を瞬時に引き付けるような印象的な色合いがあるわけではありません。

しかし、目にした瞬間に心躍る、というか。男の私がいうのも何ですが、派手さはないのにキュンとくるというのか。そんな印象。

単純な白さでいえば、メープルの中にはもっと白みの強いものもあります。
しかし、それらは木目は強くはないものの意外と強さを感じるというか、はっきりとした冴えた印象を受けるのです。

それに比べてカバのプルミエグレードの白さはどこか暖かくも感じる。
どうしてでしょう。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 7


太陽光の入射角度によっても刻一刻と色目を変える。
まるで、早朝の巨樹めぐりのようです。
時には白みよりもベージュに近いような色にも見えることが、温かさを感じさせるのでしょうか。

いや、きっとそれだけではありません。
カバの魅力的なところの一つである、縮杢。
それがあることで、決して強くないはずの木目に動きがみられ、それが揺らぎの印象となって視覚を通して人の心に働きかけているのでは?!

根拠はないものの、そう思ってしまいます。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 2


もちろん、樺(カバ)を知るシリーズでもお話ししたように、カバには「明るく照らす」という木語がありますから、それがどこか影響しているのかもしれないと思うのは、そんな情報をもつ私だけでしょうかね。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 11


色みに主張のないと思われがちな辺材部分ですが、個性的な色が混在しているために木目がはっきりしていなくても、貼上りは適度にランダムでリズミカル。
そんな表情を普通に紹介していますが、実は一般的な光沢のあるウレタン塗装ではこうはいきません。
太陽の光を反射するために、明るくなればなるほど木目は見えなくなります。

しかし、リフリーバーチに塗装されている低光沢ウレタン塗装は、暖かに差し込む日差しを直接反射することなく、はっきりと素地の木材の色や木目を見させてくれます。

だからこそ、稀に含まれるこんな木目もどんな角度からでも眺めることができちゃいます。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 12


水中を漂う気泡の様、とでもいいますか。
ゆらゆらと丸い模様が浮かび上がっています。
高樹齢木材に現れやすい木目ですが、カバではなかなかお目にかかることはありません。
お施主様、めちゃラッキー!

こんな木目がどんな角度からでも見える幸せ、想像しただけでワクワクします。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 1


ショールームにいらっしゃるお客様でまれに、同じような白さをもつメープルとの違いを「カチカチとしっかり」と形容される場合があります。
おおむね、私の感想がそれなのです。
メープルは非常に硬質なうえ、摩耗にすこぶる強いのでカチカチなイメージです。
製材機に通しても、しっかりと保持できていないと材が跳ねるような感覚を覚えます。

しかし、カバは製材機の感覚も硬いもののどこかしっとりとしているというか、フローリングの踏み応えも強さだけではないしっかり感を持っているように感じます。
その形容が、先の「カチカチとしっかり」なのではないかと思っています。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 3


そうです、樹種のことばかりではなく間取りやインテリアもおしゃれなのですよ。
すっきりとした内装にも決して自分だけ主張することなく、どんなときにも調和がとれそうな、そんな雰囲気。


オークの勇壮さやブラックウォールナットの孤高の存在感など、無垢フローリングにはいつの時代にも選ばれる樹種があります。
それらほどの強いインパクトがないために、おすすめするまでは選択肢に入る場面が少ないカバ。
まだまだ知名度は低いと思われるものの、プルミエグレードの清楚な美しさからネイキッドグレードの天然の原木そのままといわんばかりの表情まで、バラエティー豊かなのがカバ。


低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 8


もっともっと、本来の魅力をしってもらうことと同時に、この美しいプルミエグレードの存在もPRしていきたいものです。

ちなみに、目につきにくいというか、同化するように自然に収まっている玄関の上り框。
実はこれも無垢材。
もちろん、弊社品!

しかも、こだわりの純白のメジロカンバ材!!!

低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ プルミエグレード 9


もう、惚れ惚れするほど美しいです。

私は息子ばかりを見ているのですが、娘がいればこんな感じでわが娘の美しさをたたえる親バカになるんだろうなぁ、と白無垢な玄関框をしみじみと眺める私。
この框を作るために大きな盤を製材したのですが、意外とロスが大きかったのは内緒なのですが、そんなこともあって余計に嬉しさ倍増。


白無垢な娘たちの晴れ姿を堪能したお父さん(私)。
喜び充満させながら帰路に・・・


おっと、実はこちらでは外壁の一部にも木材が使われています。

日本のひば 目隠し板


目隠しルーバーに、日本のひば材の板をしつらえてもらっています。
外部に面しているため耐腐朽性もありながらもビス止めできる軽量性、それから木の意匠性をもっているものということでのご提案。

まだ、かすかに特有の芳香もありとてもすがすがしい風が感じられました。
お住まいになってからも、湿度や温度環境でほのかに香ることでしょう。


いつものことながら、天気の変化で色合いの変わるフローリングに何度もシャッターを向けながら、その仕上がりに一人ニコニコとしながらの撮影はいつもながらに楽しく、やはりまだまだ知られていないカバの魅力を伝えていきたい!
そう思った訪問でした!


・低光沢ウレタン塗装 リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリングはこちらから
・リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリング子供部屋施工写真はこちらから
・リフリーバーチ(樺・カバ)無垢フローリング居間施工写真はこちらから
・樺(かば)については、こちらのシリーズをご覧ください


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挽板フローリング S3シリーズ カスクオークでちょこっとリフォーム!

さぁ、先日紹介しました挽板フローリングのS3シリーズ。
早速プチリフォームに採用頂いています。

その前に、ロックメープルのおうちは施工記事を紹介していますが、今回はプチリフォームでカスクオークのセレクショングレードを採用いただきました。

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 2


あぁ、見事なオーク。
今回採用いただいたのは挽板フローリング S3シリーズのカスクオークセレクショングレードですが、一般的な合板フローリングにはない伸びやかな木目と、木材本来の白太(辺材)や節のあとなどが、いやおうなしに無垢材の質感を訴えかけてきます!

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 1


蛍光灯の明かりで少し白っぽく映っていますが、カスクオークのはっきりとした木目がしっかりと表現されています。
写真には写っていませんが、手前の部屋は無垢のナラのフローリング。
もちろん、それも弊社からの商品です。
以前に工事してもらって使っていただいたのですが、今回も採用いただき本当に有難い限り!

残念ながら、前回使っていただいたフローリングは販売終了になってしまったので、今回ご提案したのが挽板フローリングS3シリーズのカスクオーク。

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 6


オークという樹種の共通性を持たせたいとの意向もあり、採用いただきました。
写真では少しわかりづらいものの、微妙な色違いや木目の流れ、そして材木屋ならばわかる「ここ、もう少しで節がでるんやろうなぁ!」みたいな、木目の揺れなど、本当に無垢材一枚物と遜色ない仕上がりを見る事が出来るのが、1820mmで一枚物の貼り上がりが実現できる、挽板フローリングS3シリーズならではのところです!!

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 4


UNIフローリングとは違い、縦に伸びる途切れのないオークの木目の美しさ。
ちょうど縦長に配置される部屋だったこともあり、長手方向にのびやかに続く仕上がりを見る事が出来たのですが、この貼り上がりを手にしやすいことも挽板フローリングの大きな特徴。

無垢一枚物フローリングが素晴らしいことは言うまでもありません。
しかし、惜しいことに予算の都合もあり誰でもその貴重な貼り上がりを自宅に採用できるわけではありません。
そういった点で、挽板フローリングは貼り上がりの質感において想像以上の満足感をもたらすと言っても過言ではありません。

本来は無垢一枚物推しの私も悔しいほどに、不均一な無垢材の貼り上がりそのものの表情を見せてくれます。

新しいフローリングの選択肢の一つである挽板フローリング。
無垢材に近い存在として、材料候補の一つに加えられるに十分な仕上がりを見せてくれています。

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 7



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・挽板フローリング S1シリーズはこちらから
・挽板フローリング S1 シリーズ バーチセレクショングレード、編込みのおうち施工写真はこちらから
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・挽板フローリング S2/S3シリーズ ロックメープル 建築士さんデザインのおうちへの施工例はこちらから
・カスクオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから



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日本の栗(クリ)を、身近な木製デッキ材へ!

弊社が今、力を注いでいるのは日本の広葉樹活用!

日本の広葉樹、とわざわざ付け加えているのは、杉や桧に代表される針葉樹の利用は良くも悪くもどんどんと進んでいますが、広葉樹は未だに需要と供給のバランスが整っていません。
それには、すぐに解決しづらい様々な理由があるのですが、いきなり大きなことはできなくても弊社の様な小さな会社だからできる活用法を考えよう、ということで取り組みを進めています。

そのうちの一つが、節や傷、そして曲がりや虫穴があるような「化粧材」にはなりにくい材の活用。
広葉樹材の多くは、節が無いものを利用するのが一般的です。
価格が高価なこともあり杉や桧のように、見えない部分に使われることがないことや、節がでるものは本当に大きな節になってしまったり枝分かれ部分になったりすることが一つの理由。
しかし、広葉樹材にも節が出たり虫に食われていたりという部分が必ずあります。

そういったものこそ活かしたい!
美しい広葉樹は、ほおっておいても流通しますし銘木として販売できます。
でも、だからこそ流通しにくいものを流通させ、その樹種のファンを作る。そういった取り組みを進めていっています。

その取り組みの一つがこれ。

日本のクリ(栗)節有デッキ材 4


う〜ん!雨に濡れて艶っぽい魅力が出てます!!

雨に濡れて、ということで使ってもらったのは屋外デッキ用材としてのクリ(栗)。
日本で生まれた日本のクリ材です。
無垢フローリングで流通しているものは、ほぼ中国などのアジア産の物。
弊社では日本のクリ材の無垢フローリングも製作しています(紹介していませんが・・・)が、今回はウッドデッキです。


日本のクリ(栗)節有デッキ材 2


表面は、植物系オイル塗装で白くお化粧をされています。
素の状態では、もっと灰褐色っぽい印象ですが白粉(おしろい)のような状態ですね。

施工されて数週間後にお邪魔しましたが、オイルも馴染みながら着色塗装の下から本来のクリの木目がジワジワと滲み出るように現れてきて、針葉樹には絶対に見られない広葉樹特有の変化を見せています。
そうそう、滲み出るといえば灰汁。
クリ材は灰汁の出る樹種です。

熱帯産の高耐久木材と言われるような、イペウリン等の木材もそうですが樹脂や灰汁、樹液成分を多く含むために、雨の後などはデッキ材から濃い色の樹液の様なものが流れ出ることがあります。

綺麗なコンクリート面の上に、ダラダラと流れ出す樹液を「汚れ」として問題視される場合が多いのですが、樹木というのはそういうものです。
そういった成分で自己を守っているんですから、出て当たり前。


日本のクリ(栗)節有デッキ材 1


なのでこのクリ材も、雨を受けた後は灰汁が滲みます。
それが、表面の木目が少し茶色がかっている部分です。
この灰汁の析出や、クリ材に多く見られる虫穴などが敬遠されることも、クリ材が活用されない理由の一つ。
しかし、このデッキのオーナーさんは「断然クリでしょ!!」と、ご理解を頂き(木のおもちゃ作家さんだから当たり前か!)、さらにイメージとして高価だと思っていたクリ材が断然リーズナブルに使えるとあって、大変喜んでいただきました。

こんな木目、でないもんね。熱帯産樹種でも、高樹齢の針葉樹でも。


日本のクリ(栗)節有デッキ材 3


これからさらに紫外線や雨を受け、大きくその表情を変えていくことと思いますが、劣化が進み使用不可能になるまでは数十年と考えます。
一時期の費用を抑えることで、10年もせずに取り替えなければならないような樹種を使うより、住まう人とともに長い月日を一緒に過ごせる日本有数の高耐久木材、クリ材で屋外にもっと木材を!日本の広葉樹を!


一般的には、節などの欠点と言われるもののない木材を販売することに重点をおかれている為に、どうしても高価になってしまう日本の広葉樹。
しかし、デッキ材などの屋外使用や欠点と言われる部分が気にならないところに用途を作ることで、考えているよりも非常にリーズナブルに日本の広葉樹を取り入れる事が出来ます。

もちろん、それは弊社がいつも日本の広葉樹に目を配り集材に協力してくれる方がいるおかげですので、いつでもどこでもできるわけではありません。
弊社では、今のところある程度の量であれば出荷できる体制を整えていますので、木目が見えることで木の質感をより感じやすく、さらに腐りにくい特性をもつ日本のクリ材を、取り入れてみませんか?!


デッキ材と言えば熱帯産の堅木材、という時代はそろそろ終わり!
これからは、日本の広葉樹!クリのデッキ材の出番ですよ!!



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挽板フローリング S2シリーズ ブラックウォールナットを広々リビングへ!!

仕事してますシリーズ、少し空いて第2弾(笑)。

わたし、いつも出張で不在とかおかしな木材とかを追いかけたりして、こいつ仕事してんのか?!と思われて当然なのですが、皆さんの見えないところでせっせと仕事しています(汗)。
冗談ではなく、確かな木材や木材製品をお届けする為にいろいろと駆け回るのも大切な事ですが、肝心のお客様がないことには、商売として成り立ちません。

いや、そうだからこそいつまでたっても走り回っている、と言っても過言ではありません。
決してコマーシャルにはお金をかけず、未だにホームページすら検索対策をまったく講じていない企業など、アホです。
マーケティング的にやる気がないとしか思えません。
私が社外取締役ならば、即刻業務改善!!です。


でも、中には真面目にやっているから声をかけて頂ける、もしくは存在を思い出していただけるときがあります。
今回はそうだったのかどうかわかりませんが、きちんと仕事をしている「成果」を公開しておきます(汗)。


挽板フローリング S2シリーズ ブラックウォールナット 5


今回使っていただいたのは、先日のロックメープルに引き続き挽板フローリング S2シリーズブラックウォールナット
明るく白いロックメープルと正反対の、シックな深い色合い。
表面のオイル塗装が、より一層その質感を高めているに違いありません。
ウレタンなどの塗装も綺麗な塗膜が光っていてきれいなのですが、どうしても光るほどに木目が見えづらい様になるために、ちょっともったいなく感じます。
オイル塗装は、少しの艶がしっとりとした質感を出すとともに独特の木質感を高めてくれています。


挽板フローリング S2シリーズ ブラックウォールナット 2


無垢材は貼り伸ばした表情ももちろん素敵なのですが、やはり材そのものの表情がはっきりみえる接写もたまらなくいいものですね。
無垢材、といいましたが表面の2mmのお話ですが、その2mmのクオリティーというのは侮りがたいものです。
この写真からも分かるように、ブラックウォールナットそのものの表情がはっきりと映えています。
もちろん、本物なのですが15mm厚の無垢フローリングとは違うもの。
いつもはそう頭ではおもっているものの、この貼り上がりの質感を見てしまうと無垢材との違いをどのように説明しようかと、迷ってしまうほどです・・・


挽板フローリング S2シリーズ ブラックウォールナット 1


15mmのレギュラー品無垢フローリングと同じような実嵌合部分のV溝加工。
909mmという長手方向と120mmという巾方向ごとに入る溝ですが、一般的な合板フロアーではこの溝の中にベニヤ板が見えてしまうので、はっきりとは見えないもののどこか違和感を覚えてしまいます。

それがないことも、非常にまとまって見えるポイントだと思います。

また、グレードはセレクショングレードなので適度な白太や軽微な節などを含んでいて、一層樹種の特徴を感じられるのもいいところです。


挽板フローリング S2シリーズ ブラックウォールナット 4


近年は、節や色差などが殆どないプルミエグレードよりもセレクショングレード、もしくはネイキッドグレードの方が人気が高く、表情の荒れた部分があるほうが好まれるために、ネイキッドグレードでも節や変色の入り具合が妙に気になってしまうほど。
そう考えてみても、この自然なバラつきはカッコいいですよ。
前回、カフェレストランに合わせて頂いた無垢材のブラックウォールナットのネイキッドグレードの様に、節やパテが混在するものももちろんとても魅力的なのですが、大きな変化がないものの、穏やかな自然のバラつきがある挽板フローリングのセレクショングレードもまたやはり魅力的ですね。

そしてもう一つ、魅力的なのは杢!!


挽板フローリング S2シリーズ ブラックウォールナット 7


すべすべとしたくなるほど、はっきりと縮み杢があります。
こんな箇所がいくつか点在。
もちろん、その時の原木の具合にもよるものの、今回はそこかしこにみられるのが杢。
この杢も、見る角度によって光り方が違うのですが、その光り方の深みも表面2mmの挽板のなせる技!
2mmといえども、木の持つ細胞組織が光を乱反射し目に映ることで見える美しい模様。

0.2mmほどの世界では表現することの困難なものが点在する、というのも魅力の一つです。
もちろん、それなのに、非常にフレンドリーでリーズナブルな価格でブラックウォールナットを手に出来るのも、挽板フローリングならではのこと。

無垢材では手にすることの難しいけれども、本物の質感を取り入れたいという場合、挽板フローリングS2シリーズは良い味方になってくれますよ!!

貼り上がりも、909mmの長さを感じさせないほどに自然です。
落ち着いたインテリアを一層引き締めるような貼り上がり。
使っていただいたのはリフォームでしたが、非常に美しい建築の一部分にこの挽板フローリングS2シリーズ ブラックウォールナットが馴染んでくれていてホッとしました。

これからも、お住まいのお施主様とともに良い時間を刻んで経年変化していってくれることを願っています。


挽板フローリング S2シリーズ ブラックウォールナット 6



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邸宅にて羽を伸ばす、白粉(おしろい)のメープル 〜挽板フローリング ロックメープルの貼り上がり〜

先日の巨樹巡りの記事以上に出せていなかったもの、それは無垢フローリング施工写真。
実は意外と?!大事なもので、弊社の商品をお伝えする機会ですので本来は積極的にお伝えすべきなのですが、熱中した樹種紹介記事が長引いたおかげですっかりとその機会を逃していました・・・

今回施工して頂いたのは、挽板フローリング。
合板やランバー材を基材にし、表面に2mmや3mm(時には1mm)といった挽板と呼ばれる、製材により作り出された薄い板材を貼ったもの。
無垢材を使う場合の伸縮による隙間や膨れを心配される設計士さん物件や、工務店さんでも床暖房仕上げの場合のほか、一枚物の無垢材を貼り上げたように見えることが人気の秘密。

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル 4


乳白のような部分と若干褐色がかった白系部分の色差が、ランダムな自然素材の印象を感じます。
通常、無垢フローリングで同じような仕上がりを求める場合、一枚物のプルミエグレードやセレクショングレードを使ってもらうことになりますが、仕上がりが良い分それなりに良いお値段になることもあり・・・

予算の事情を鑑みても、仕上がりとの両立が出来るという意味では、現在無垢フローリングをしのぐ勢いの人気と言えるかもしれません。

その上、無垢フローリングの場合の多くは UNI (ユニ)という長さ方向につなぎ目があるタイプが殆ど。
もちろん、弊社が力を入れてお勧めしている各種一枚物フローリングがあるものの、いつもそうとはいきませんから、つなぎ目の無い一枚物仕上がりは非常に魅力的。

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル 5


特に今回は広々としたリビングと、敷地面積に由来するゆったりとした間取りもあって、一枚物の伸びやかな木目が非常に印象的に目に飛び込んできます。
設計士さんだからこその、空間の使い方というか見せ方というか、、、
純木造住宅なのに木が主張していないところがさすがというか、若干ムヅガユイというかもっと無垢材の質感が欲しいと思ってしまうのは、私の悪い癖なんでしょう。
そう思ってしまうくらいにさりげない使い方なんですけども、だからこそ木目の主張が強くないメープルの挽板フローリングが活きてくるのかもしれません。


挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル 3


近くで見ると、以外にもはっきりと見えるロックメープルの木目。
いつも思うのですが、まるでホイップクリームの底に沈むコーヒーをかき混ぜたラテアート的な、ゆらぎが感じられるような木目がすごく好きな樹種です。

そんな特徴がはっきりでるのは、挽板フローリングならでは。
合板フローリングでももちろん木目は見えるのですが、その奥行きというか、挽板を使っているという先入観をともなった視線が一層魅力的に見せているのかもしれませんが、合板とは異なる1820mm×150mmの一枚物という存在感が見る人を感嘆させるのだと思います。

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル 7


今回は通常のオイルクリヤーではなく、ホワイトオイル仕上げでしたので少し乳白色がはっきりとしているのと、クリヤーオイルよりも少し優しく見えるのは親心?!でしょうか。

どちらにせよ、メープルは剛ではなく柔。
そんなイメージを持ってしまいます。

今回の施工で頑張ったのは、実はフローリングではなくて各所にひそかに使われている、無垢の造作材。
特に、フローリングと重なる部分はメープルの無垢材を使用していて、上がり框や各種見切り材を無垢材で製作したのですが、その何気なくある部材でもっとも注力したのがこの敷居!


挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル 2


間仕切りの引戸が入っているのですが、3枚引き込み戸というものでほぼ4mのメープル材の一枚物を使用しているのです!!
広葉樹の4m材、それも節なしがどれだけ貴重か、分かる人にはわかる!
ここだけの話、製材した後に「挽曲がり」という状態になり、その材をあきらめてもう一回別の材で作り直すという事態になったんですが、上手に納まってくれて本当に涙が出そう・・・
乾燥材の広葉樹で気を付けねばならないことの一つなのですが、製材しないわけにはいかないし、難しい問題。
数万円が消えてしまった瞬間は、脳裏に刻まれています(涙)。


挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル 6


さて、ここまではこの住宅の1階部分。
ここからは2階を紹介します。
というのも、実は1階部分は15mm厚の150mm幅の1820mmというS3シリーズを使っていただいていました。
そして2階はというと、12mm厚の120mm幅の909mm長さのS2シリーズを使っていただいているのです。


挽板フローリング S2シリーズ ロックメープル 4


そう説明しても、これくらいの写真では全く違いが判らないと思います。
もちろんのことながら、グレードは1階部分と同じですから写真で見る表情は基本的に同じなのです。
本当は、もう少し離れて撮影をしたいのですがどうしても、メープルのこのゆらゆらと儚いような木目をカメラに収めたくなり、ついつい接写が多くなってしまうのです!


挽板フローリング S2シリーズ ロックメープル 1


それでもやはり全体写真をとらえておきたいし、普及品の合板フロアーとの大事な違いとして、この120mm幅の一枚物フローリングであることを物語る幅方向と長さ方向の継手部分を見てもらいたいのです。
一枚物フローリングだからこそできる、このズラシ貼り施工。
長さの半分ずつ継手をずらして貼っていくわけですが、リズミカルに続くこの継手部分がとっても心地よい質感を刻んでくれます。

と言いながらもやっぱり接写しちゃいます(笑)。

挽板フローリング S2シリーズ ロックメープル 5


このアングル、とっても好きです。
お施主様のおうちですが、このアングルの時だけはフローリングにべったりと座り込み、一流カメラマンよろしくピントとアングルのずれを合せるのです!!

微妙に見えるロックメープルの木目とモノトーンの壁。
自己満足です(^_-)-☆

そんな接写が多くなってしまうのですが、少しは全体像も。

挽板フローリング S2シリーズ ロックメープル 3


こうしてみると、意外と長さが909mmであるということを感じさせないと思います。
継手はできるものの、もともとが無垢材の適度な色の差があるためにバラつきとなって、自然なランダムさを生んでいるところが違和感を感じさせないのかもしれません。

はっきり言って、一般のお客さんでは言われなければ1階の床と2階の床の差は気が付かないのではと思ってしまったりします。
実はここの住宅は、フローリング以外にも多くの木材を納めているのですが、中にはなかなか苦戦したもののあり、その部分も取り上げたいところですが、今回はフローリングのお話しのみにしておきましょう。

白く美しいロックメープル挽板フローリングを上手に活かす空間と色使い。
さすがは建築士さんが手掛けただけありました。
これから、どのような変化をしていくのか楽しみですが、日が傾くにつれて表情を変えてくる目の前の空間に、ずっと見ていたくなるような気持ちになってしまいました。


挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル 1


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大工さんも驚いた!! これが節あり一等材? 〜高樹齢杉 埋め節フローリングのおうち〜

杉材が求められる理由。
2極化しているように思います。

1つは他の樹種に比べてリーズナブルだから。
もう1つは、杉という樹種が持つ効能を重視していたり、美しい表情が好きだから。 
一般的に、材木屋さんが杉を勧めるときは前者が多い(経験上のお話)と感じます。それは、今までの記事で書いてきたとおり。
そして弊社が杉をお勧めするときは、後者の理由です。


今回採用頂いた、杉フローリングもそうでした。
弊社が自身をもってお勧めしている木材の中で、ある種特別な存在かもしれないのが「杉 埋め節フローリング」。
私がこだわっている、日本の広葉樹フローリングシリーズや、過日にお伝えしているロシアンバーチやノルデストウォールナットで紹介した幅広V溝フローリング、そしてもちろんカスクオークやブラックウォールナットなどの広葉樹の一枚物フローリングは樹種やその表情自体が特別なもの。
しかし、ある種どこでも見かける杉材で違いがわかるポイントと言えば、有名産地のものかどうか。

杉材の中でも屋久杉や吉野杉、秋田杉などというのは非常に認知度の高いブランドですが弊社の埋め節フローリングをはじめとする高樹齢杉シリーズは、それらのブランド材ではありません。
では、何が違うのか?!ということは、写真を見てもらいながら説明していきます。

高樹齢杉 埋め節フローリング1

窓越しの日差しをうけて輝いているのは、節ありの杉フローリング。
弊社が特にお勧めする高樹齢杉シリーズの浮造り品ではなく、表面はフラットで特別な加工はされていないもの。

それでも、原板として選別されるまでは高樹齢杉シリーズの古希杉と同じように乾燥工程を経ている商品ですので、遠目に見ても近づいても、とっても美しい表情を見せてくれます。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 10


特に場所を選んでいるわけではないのですが、節ありの杉フローリングにかかわらず、節の部分を定めて撮影しなければ、節が写真に写りこみにくいのがいいところというかなんというか。
もちろん、大工さんも考えて施工をしてくれているからだと思うのです。

そうです、古希杉もこの埋め節フローリングも、普通の杉フローリングの感覚を持って初めて接すると驚かれることが多くあります。
今回の大工さんも、どうもそうだったようです。

採用を決めていただいたのは、とっても熱心で木の効能をご自身でも知りぬいたうえで、施主様にもお勧めできる設計者さん。
弊社ショールームにも遠路お越しいただき、弊社の杉フローリングを体感し、そしてじっくりをお話を聞いていただいて、気が済むまで体感して(笑)納得を頂いての採用でした。
ご自身の考えている、無垢材に対する様々なポイントをクリヤーすることができた杉フローリングが、今回施工の埋め節フローリングなのです。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 4


埋め節フローリングは、その名の通り節ありの杉材を使用している為に、どうしても節がかけたり抜けたりする部分があります。
その為、その部分は丁寧に埋め木処理が施されています。
と言って節の部分を探すんだけども、節ありフローリングなのに節が本当に部分的にしかなくて、自然に写すのに苦労します(汗)。

それが大工さんが驚かれたポイントの一つ。

設計者さんからは、めっちゃきれいなフローリングが届くよ!節ありやけど、と聞いていたそうです。

で、大工さんは大阪人でもない(はず・・・)のに、お笑いのノリで「そんなはずないやろ〜!」と思っていたみたいです(^^♪
しかし、現場に届いて開梱して驚き!!

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 8


そりゃ、節ありだと聞いているのに開けたらコレだもの・・・

ほんまに凄いのが来た!、と思ったらしいです(^◇^)

設計者さんも、「だから言ったやろ!」的な感じだったそうですが、そりゃそうですよ。
だって、一般流通の杉フローリングとは原木も違えば選別も違って、さらにこだわりが違うんだもの。

それに、冒頭で書いたように「安い無垢材」として採用されがちな杉ですが、弊社の高樹齢杉シリーズとこの埋め節フローリングは、超こだわりの杉なので「安さ」ではなく「美しさとこだわり」を気に入っていただき、他にはない杉材を楽しんでもらいたい商品なのですから、驚いてもらいたいのです。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 5

大工さんが驚いたのは、節の少なさ(これはもう少しあってもいいと思うんだけど・・・良すぎる。)と同時に、この芯材。
一般的に言われる「赤身勝ち」の状態。
木材は、芯材と辺材という部分に分かれます。
それぞれで色合いと性質が異なりますが、一般的な杉材は樹齢が若い為に辺材と言われる白い部分が多く、成長盛りなので光合成の為の枝(節)をたくさん出しています。

それに対して高樹齢杉シリーズは、最低樹齢でも70年以上の原木を使用。
さらに、その中で芯材の赤身の部分を主に選別しているので、このようなきれいな赤ピンクの色合いがそろうのです。


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 9


大工さん、驚きは当然です。

そんな原木を使って選別している杉フローリングはそうそうありませんし、さらにその色合いと杉の香りや脂を残すための原木時の「葉枯らし乾燥」と原板にした後の「天然乾燥」を行い、機械乾燥は一切されていないので、この艶と色合いが活かされるのです!!
機械乾燥をしないことは、商品にするためのスパンが長くなって材木屋にとってはデメリット。
しかし、杉のもつ力を最大限に活かすことが出来る為、お施主様にとっては大きなメリット!!


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 6


選んでいただいた設計者の方も、わかっていたもののやっぱり良かった!、と言っていただきとてもうれしく。
今までは敢えて、名称を高樹齢杉シリーズには加えていませんでしたが、原板はほぼ一緒なので、もう高樹齢杉シリーズと言ってもいい!!


これらの原板となる杉は、ず〜っと前から育て手入れをし続けてくれた山から出てきたもの。
だからとってもきれいな木目と形質の良い大木に育ってくれたものです。

そんな杉だから、大切に販売したい。
先人のしてくれたことを、次の世代に何かを残せる形で伝えたい。
大事にしてきてくれた原木を活かしたい!

確かに、コストを重視したい場合もあると思います。
しかし、大切にしてきてくれた山をこれからも良い環境として維持し、これからもこのような良質な木材を算出することが出来るようにするには、良い木材はそれに見合った価格で流通させる必要があります。

今、私たちがこんなに美しい杉を使うことが出来るのは、どんな想いで山に入ってくれた人がいるからなのか・・・
そして、どんな苦労があったのか。
そんなことを思うと、「安い無垢材」として販売することはできないのです。

いえ、それでもきちんと使っていただける手の届く価格設定ですので、ご安心下さい。
「安かろう悪かろう」ではない、という意味です。

高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 7


高樹齢杉シリーズは、埋め節フローリングの美しさはそのままに、さらに選別をされた上に丁寧な浮造り加工を施した古希杉フローリングと、最低樹齢100年以上の原木のみを厳選し、その中から希少な柾目材のみを使った百年杉柾浮造りフローリングがあります。

それらのエントリーモデルが埋め節フローリングですが、こだわりは同じ。

一般のお施主様には「杉は杉」なのかもしれませんが、私と今回の設計者さんにとっては「杉は杉でも特別な杉」なのです。

お施主様には大きく胸を張ってもらいたい。
もちろん、設計者さんが伝えてくれてはいるものの、もう一度言いたい。

特別な杉のフローリングのおうち、胸を張ってほしい。

先人の大切な宝物である杉とともに、大切に幸せに過ごしていくことが出来ることを。
無垢フローリングではありえない、葉枯らし完全天然乾燥の無垢フローリング。
そのこだわりは、弊社ショールームで体験してください。


高樹齢杉 埋め節フローリング施工 K邸 2



・杉埋め節フローリング〜2019〜はこちらから
・杉埋め節フローリング 安らぎの部屋施工現場はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
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薫りで和らぐ水周り 〜日本の広葉樹フローリング 兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングの仕上がり

昔から稀にあった、日本家屋の水周りでのクスノキ利用。


弊社でも10数年前に、お手洗いと洗面スペースの床に贅沢にクスノキの一枚板を並べたお宅をお手伝いする機会がありました。
その時は、クスノキのフローリングが無かったので、幅広の一枚板、そうテーブルにするような一枚板を贅沢に床面にドカンと並べて使用したのでした。
そういう使い方が出来るということは、相当に広いスペースだということですが、その当時はデジカメに収めるということをしていなかったので、写真が無いのが悔しいところ。

そんな昔ばなしですが、今回は弊社が製作している実のある無垢フローリングとしてお届けできるクスノキを、当時と同じように住宅の水周りに使っていただいたお宅を紹介します!!


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 17


以前に記事にて紹介している、日本の広葉樹フローリングシリーズの「兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング」です。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7


フローリングに使用される樹種としては、オークブラックウォールナットなど特徴がはっきりとしているものが多いですが、それらに比べると一部分だけを見た時のクスノキは大人し目。
もちろん、中には深い小豆色だったり緑褐色っぽかったりするものもあるんですが、黄白色の部分の落ち着きが非常にのっぺりとしているので、一見迫力なく感じるかもしれません。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 8


しかし、実際は違います。
他の広葉樹フローリングとは異なる、クスノキ特有の「照り」などの特徴が見えて結構きれいなんですよ!

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 20


私がクスノキを好む理由の一つに、その芳香があります。
クスノキに関しては過日のクスノキの一連の記事を見て頂きたいのですが、樟脳という成分をもとにする「スカーっとした」爽やかな香りがやみつきになってしまいます。
そして、この樟脳の香りがお手洗いスペースなどに香ることで、天然の芳香剤として働いてくれることもあります。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 12


クスノキフローリングができたての時は、弊社にはそのクスノキの芳香が充満。

好き嫌いが分かれてしまうほど、ある種強烈な香りではありますが、少しづつ弱まっていきます。
薫りが落ち着いても、雨の日や晴れの日、その時々の状況によりフワッと香る時もあり、現代に多い人工的な芳香剤とは異なって、自然の香りそのものを感じることが出来ます。
因みに、我が家のお手洗いはカウンターがクスノキです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 9


今回は、お手洗いと洗面所への使用でした。
適材適所といいますか、樹種の特性や昔からの伝統的な用途に使うということは、現在の様に科学的に証明されていない時から、人と樹木の間にある関係性が非常に表れているように思えてなりません。

今の様に便利なものの無い時代、木の持つそれぞれの特性ごとに使い分けていた人たち。
その完成は、現在の人たちには簡単に真似できるものではない様に思います。


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 13


写真にあるクスノキの木目。
ちょっとギラギラしていると思いませんか?!

クスノキはご存知の通り非常に大木になりますが、それとともにいろんな方向に力をためています。
そんな木目がこのギラギラ模様ですが、実はこれ、きれいに加工するのは結構神経を使わなければいけないのです。
逆目といって、木目がけば立つようになりやすかったり加工途中で刃物や研磨機に引っかかるため、実はちょっとした配慮がいるのです。


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 14


しかし、綺麗に仕上がっていると思いませんか?!
ちょっと光っているように見えるのがわかるでしょうか?!

表面はつるつるピカピカ。そんな陳腐な表現が似つかわしくはないほどに美しく仕上げられていますので、部分的には若干景色が映るようなところもある?!位にきれいなんですよ。

これもこの兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングの大きな特徴。

ちょっとした見た目は敵わなくても、実はとっても味わい深い樹種なんですよ。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 16


この贅沢な水周りスペースにいると、クスノキのもつ長命で奇(くす)しき力が家中に充満しているようで、緑に囲まれている様でもあります。
そうです、ここは以前にも紹介している「横架材、総地松(じまつ・日本の赤松)材の家」なんですよ。

赤松自体も神様の降りられる木ですし、縁起の良いとされる樹木。
そして赤松の持つ成分がリラックス効果や気持ちを安らげる効果があることが知られていますので、クスノキのパワーと地松のパワーで家運隆昌・健康長寿、間違いなし!!


そんな特別な日本の木材で建築された本物の木の家。
贅沢で特別な心地の良い施工ご写真となりました。


・日本の広葉樹フローリング 兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから

その他の日本の広葉樹シリーズ、既出のものは以下からご覧ください。
・日本の広葉樹フローリング 清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・日本の広葉樹フローリング 清涼樺(せいりょうかば)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・日本の広葉樹フローリング 清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・日本の広葉樹フローリング 清涼たも(せいりょうたも)幅広無垢一枚物柾目フローリングはこちらから



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挽板フローリング S1シリーズ バーチ セレクショングレードを早速使っていただきましたよ!!

過日にご紹介した挽板フローリング S1 シリーズの記事はもうご覧になってもらえたでしょうか?!
貼り上がりは、節や変色、照り、虎斑など無垢フローリングそのものの質感でありながらも、非常にリーズナブルな価格で驚きを頂いている商品。

今までも挽板フローリングは様々あり、記事では紹介をしていませんが採用を頂く機会はありました。
しかし、そんな中でも予算が非常に厳しい場面や、無垢フローリングにしたいものの部屋の質感を考えると、UNIタイプのつなぎ目が気になって・・・という声があったことも事実。
一般的な挽板フローリングは、無垢一枚物フローリングと比較すると非常に身近な価格設定ではあるものの、それでもUNIタイプのフローリングからすると手を出しにくいものでもありました。

そのすき間を埋めるべく登場したのが、先日紹介の「S1シリーズ」。

表面の挽板の厚みを従来の2〜3mmからなんと1mmに抑えることで、挽板が持つ無垢材としての質感を損なうことなく、価格を一般的な合板フローリングと同じような非常にリーズナブルな設定にすることのできた、新しい挽板フローリングです。


今回は、さっそくそのS1シリーズを採用してもらったおうちをご紹介したいと思います。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工3


第一印象。
きらっきら!!!めちゃきれい。

そんな単純な語彙力のない感想になってしまうくらいに綺麗です。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工2


バーチは木目があっさりとしていて柔らか。
だから、オークのような重厚感や無垢の木質感という意味では控えめ。
しかしながら、オークにはない自然な色違いやゆらりとした節周辺の表情、そしてどこか温かく感じてしまう柔らかな質感が特徴です。

見ていると、自然とほっこりとしてしまう。
そんな感じです。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工4


オークほどの木目の印象がない、といいましたがそれと引き換えに持つバーチの特権があります。
それは、縮み杢や照り(てり)といわれる特有の木目の表情。

成長の過程でできる特殊な木目ですが、これが派手さのないバーチフローリングの見た目を大きく変化させるのです。
ある角度から見ていると、白っぽくてあっさりとしているにもかかわらず、少し違った角度に移動してみるとなんと、まるで一部分が波打っているような感覚に!!
水面に一石を投じた波紋の様な、静かに打ち寄せる海のさざ波の様な・・・

そんな木目がたまりません!!

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工5


特に、今回採用いただいたセレクショングレードの場合には、芯材と辺材の色の差が少なかったり、基本的に辺材の白っぽい部分を選別して使用している為に、より一層この特徴的な照りの表情が多く出ることになります。

こんなきれいな表情があるのに、バーチはあっさりとしている、なんて言えませんね。

もちろん、そうはいってもしっかりと木目の見える部分もあります。


挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工1


まっすぐとのびやかに木目のつながる部分と、ウネウネと水玉模様のような丸い形を作っている部分。
そこへ、特有の色調の違いと照りの表情が重なっていて、これも見る角度によっての違いが顕著で、周辺を何度も行き来していろんな角度の表情を確かめたくなるポイントです。

今回の写真の殆どは自然光で撮影しました。

私自身が自然光が好きだということもありますが、照りの表情や樹種の持つ素材の色合いが最も顕著に写真に表せる、と思うからです。
もちろん、照明を合わせた時の素晴らしさもあるものの、まだまだ私の写真のウデでは、その素晴らしさを肉眼以上には表現できません。

もう少しウデをあげて、照明とのコラボもお伝えしたいものですが、それはもう少し先に・・・

その他、セレクショングレードにおいての特徴的な表情というもののあります。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工写真9


ところどころに表れる葉節。
これがまた良いアクセントになってくれる。
また、皮を巻き込んだ入り皮という部分や、大きな枝が折れた後の部分、そして白っぽい部分に若干の変色のある部分など、無垢材に表れる特徴をそのままに採用しています。

それも挽板フローリングだからこそできること。

セレクショングレードの中にも、一部分ですが芯材近くのものも含まれていますので、バランスをみてうまく生かしてもらえればと思います。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工14


さて、広々としたワンルームリビングの撮影を終えて広い玄関ホール部分へ。
桧の美しい上がり框ともぴったりと合う。

そうですね。
針葉樹である桧のあのピンクから乳白色に近い色合いと、広葉樹であるバーチのこのセレクショングレードの温かみのある色合いが、非常にいい感じにマッチング!

広葉樹の床には同じ樹種で仕上げなければならない、という固定観念を崩すよい例だと思います。
無垢材の活かし方に法則はない!そう思います。
普段から無垢材を活かし、様々な方法で木の良さを表現することのできる大工さんの仕事なうえに、フローリング以外の部分にも無垢の針葉樹材を活かしている空間だからこそ、今回の「木目の強くない」バーチは共演できたようにも思います。


挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード施工6


そうやって一通りの撮影が終わったとき、玄関ホールの向こうにおしゃれな障子で閉ざされた部屋が・・・
おそらく、和室なんだろうなぁ・・・と思いながらも完成した和室には、畳を汚すことにもなるうえ手垢を付けてしまう恐れもあるために、普段から足を入れることはそうそうないので、見ることなく失礼をしようとしていたとき、大工さんからのお声かけ。

「そこね、和室なんですよ。」と・・・・

そして、おもむろに障子戸を開けて頂くとなんと・・・・・!!



挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工8



うひょ〜!!!!!

圧巻。
驚き。
驚愕!


最後に見てもらおうと思って、戸を閉めてたんですわ・・・って。
もう、意地悪っ(笑)。
完全に、今まで説明して「きれいですね〜」といってきたフローリングの美しさを忘れてしまうような、材料の美と大工さんの手仕事の美しさを完全に表現されているこの編込み天井に脱帽です。


既製品で、同じような仕上げに見えるものもあります。
しかし、これは完全に一から大工さんが編み上げたというではありませんか!!
しかもですよ、一枚一枚の幅と厚みをそろえて、木の表情が出るように表面の加工までされていると・・・・


納品させてもらったフローリングの仕上がりに満足していたものの、ここが最大の見せ場なんだと気づかされ、脱帽。

挽板フローリング S1シリーズ バーチセレクショングレード 施工7


こんな仕上げをしてもらえるお施主さま。
なんとも贅沢な・・・
お金に換算することのできない価値。
大工さんが手で仕上げることの意味。
手仕事だからできる仕上がりの質感。

このおうちが、とても特別なものであることを、この天井がさりげなく強く訴えかけているようです。
幸せなお施主様ですね。

因みに弊社でも下写真の、貴重な天然生樹齢数百年!の原木から「手作業で割り出した板材」を在庫しています。
そちらと同じような仕上がりを、一から手作業で大工さんがされているのが感嘆です。
製材や機械加工では表せない木の年輪の表情は、浮造りとはまた異なった魅力にあふれていいます。

天然ねずこ板



最後の最後で隠し玉を披露され、圧倒されて終わった撮影。
やっぱり、手仕事のできる大工さんの手がけたおうちというのは特別です。
こんなおうちに納品させていただいたことを幸せだと思いながら、また以降にもこの手仕事とコラボさせてもらえる期待を感じながら、現場を後にしました。


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高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢フローリングを大切な場所に!!

先日、リニューアルを報告しました「高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢一枚物フローリング」の記事。

その時にも書いていますが、昨年から急に多くのお尋ねを頂くようになりました弊社の杉フローリング製品。
「葉枯らしをした高樹齢原木を使い、天然乾燥を経て丁寧に浮造り加工をされる」という非常に手間と時間をかけて、素性の良い杉のみを製品に仕上げる、弊社の高樹齢杉シリーズ。

その中のフラッグシップグレードの百年杉柾浮造りフローリングにも、注目をしていただいていてお声掛けが増えているうれしい状況です。
柾目がどれだけ稀少なものかは、フローリングの記事で紹介している為に割愛しますが、天然乾燥材に浮造り加工を施した柾目材というものは非常に珍しく、他に類を見ないだけに弊社の様な無名な材木屋(汗)に御注文を頂ける有難さです。


早速ですが、その杉の柾目のフローリングを施工いただきました現場の様子をご紹介したいと思います。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 1


いつもながら、きれいに施工頂いている大工さんに感謝なのですが、それとともに自画自賛な美しさを誇っている、天然乾燥の杉柾目たち!!
ゆっくりと時間をかけて乾燥させ、その後も選別を経て製品化される工程を考えると当然ですし、板目とは違って主張する部分が少ないだけに、その目合の美しさが引き立っているように感じます。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 2


百年杉柾は、芯材と辺材が適度な割合で組み合わさる「源平(げんぺい)」という状態で造られます。
芯材部分の仄かに赤い色調と、辺材部分の白い色合いがとっても印象的で、「赤身勝ち」という芯材部分をメインに木取りした「古希杉浮造りフローリング」や「埋め節フローリング」とは趣が異なっています。
どちらもこだわりの塊で、双方に個性を持たせるために行っている選別手法ですが、これらの木材の部位ごとに製品を作るということも、一本の丸太を余すことなく利用することが出来るからこそ可能になる事。


高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 3


そして、良質な丸太から製材し、さらにそれを選別するからこそ、均質でありながらも天然のバラつきがある表情が見える製品となる。
そういった、自然のバラつきが見えるのが弊社の高樹齢杉シリーズ。
辺材ばかりを使った高樹齢杉! 純白浮造り羽目板も非常に好評ですが、それができるのも選別を徹底しているから。
そして、余すことなく原木を使うための製品づくりをしているから。
当たり前にあるように見える完成の様子ですが、実はとっても貴重な材からできている百年杉柾材。

こんな床で生活できるお施主様がうらやましい!!

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 4


ついでにお伝えしておくと、百年杉柾を含む高樹齢杉シリーズを作るための選別は非常に厳しく、通常の製材であれば避けたいような手間のかかる工程なのです。
丸太の状態から管理し(もちろん、仕入れる丸太の基準も・・・)、製材するときの木取り、そして部位ごとに変わる事すらある木目と色合いのバランスなどの、それぞれの状態を管理し選別することは非常に手間であり、一つ間違うと貴重な原木を無駄にしてしまいかねないこともある。

それをあえて行っているのは、実際に肌で感じないと分からない苦労。
実際に一緒にいる職員さんが、「社長の選別はえぐいで〜・・・」と、暗に聞こえるように(笑)言うんですからね。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 9


そして聞こえた社長も「そりゃ〜よ、・・・・・・」と、選別するからこそ生まれるこれらの製品が如何に素晴らしいかという、自分の子供や孫の自慢をするかのようなお話が始まるわけですよ。
そういう自信をもって作り出される杉が好きなんです。わたし。


木材は全て好きですけども、想いのない木材製品はただの商品になってしまいます。
私が扱っているもの、特に皆さんに紹介する無垢フローリングをはじめとする製品は、想いのあるものばかり。
そして、日本全国ほぼどこでも手に入る杉という樹種だからこそ、異常なほどにこだわりたい想いが、製材と私とで共有できるからこそ扱っている商品。
それが、高樹齢杉シリーズなのです。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 7


それは、製品の色合い然り。
それは、製品の香り然り。
それは、浮造りの精度然り。

生産者と、そして原木となる杉への想いが詰まっているからこそ生まれるフローリング。
それが、弊社が扱う高樹齢杉シリーズフローリングです。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 6


写真では、そのこだわりの杉を活かした浮造り加工の制度が伝わりにくいですが、そこもよし!
浮造りしていることがすぐにわかる、ということは非常に粗いために分かりやすい場合が多いから。
一見分かりづらいもののとても丁寧に、かつしっかりと施された浮造り加工により、杉がもつ本来の樹脂成分の効能が発揮されるとともに、樹脂によるきれいな色合いの変化をもたらしてくれます。

施工当初ははっきりとしている辺材と芯材の色合いの差ですが、次第とわかりづらくなり、その過程を経て少しづつ夕焼けの様な橙を帯びたような色合いに変化していきます!
もちろん私の主観ですけども、全国の産地の杉を見て触って感じて変化を見ている私にとっては、その変化は経験として知る部分であり、高樹齢杉シリーズだからこその美しい経年変化だと思っています。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 8


決して杉という樹種自体に優劣の違いがあるわけではありません。
育った環境や手入れによって大きく変化するのが天然の業。
しかし、それを木材製品にするのは人の手です。

フローリングという状態に仕上がればよい製品と、厳選された原木とこだわりの人の手で造られたものとを比較すると、同じ杉でも相当の違いが生まれる。
その違いを、最大限活かしたものが百年杉柾浮造りフローリング。

今回はUNIタイプですが、一枚物もあるラインナップ。

杉の美しさを最大限に表現しているとさえ思う高樹齢杉シリーズ。

杉がいい、と言われるけれども何がいいのかわからない、という方。
弊社の高樹齢杉シリーズを体験してください。
そして、私が情熱をもって語る高樹齢杉のお話を聞いてください。

そうすれば、杉の良さと日本が誇る樹種である理由を理解して頂けると思います。

杉の素晴らしさを伝える高樹齢杉シリーズの中のフラッグシップ、百年杉柾。
これから一層の需要に応えるべく、天然乾燥を進めていきます。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 5


私の大好きな映画、ハッピーフライトの綾●はるかちゃんの「ただのビーフか、・・・・・」ではないですけど、「ただの杉か、お勧めする理由のある弊社の杉か?!」というほどに自身のある杉製品。
大切な住まいのパートナーに、取り入れてみませんか?!


ただのビーフ・・・
笹野さん、面白い!


ぜひ、こだわりの杉製品がどんなものか。
弊社のショールームにて体感してください。

きっと、杉ってこんなにいいものなのか、と思ってもらえるものかと思います。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 10


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*一枚物施工例はこちらから
*UNIタイプ、書斎への施工例はこちらから

・高樹齢! 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
*2017年仕様変更後の施工例はこちらから

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古民家と現代手仕事と地域の産物と・・・ 〜ブラックウォールナットでゆったり自然をいただくカフェ〜

今回も、まだまだ私の昨年の宿題の続きです(汗)。
昨年はありがたいことに、いろんなところでいろんな木材を使ってもらう機会がありました。

その中でも、完成した姿を想像できなかったところが一つ。
あ、もちろん素晴らしいものになることはわかりきっていたものの、この素材とあのハコ(建物)の組み合わせにあの人(大工さん)が仕上げるもの・・・ どんな出来上がりになるんだろうか!!
要は期待の塊だったわけですが、やはり!そりゃもういい感じになっていたのでした!

その場所は兵庫県。
実は、私の祖父の里に非常に近く私も小さなときには、祖父とともに「田舎」として訪れていた場所にほど近い場所。
「煌びやかな神戸」とは全く違う、ふるさと的な心地よさを感じる場所に、古い民家を改修し飲食のできる場を作る計画がある、と聞いたのは昨年の初夏。
そこに、活躍の場所をあたえられた樹種がブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング
家具やフローリングとして不動の人気を誇り、世界の銘木としても名高く高級材の代名詞であるブラックウォールナットです。

弊社でもやはり、他を寄せ付けないその存在感から、特別な個人宅や空間を大切にするカフェなどのご依頼を多くいただいていますが、今回の「ハコ」は古民家。
田畑も広がる和やかな場所に、重厚な黒の余韻を残すブラックウォールナットを合わせるとなると、どのような雰囲気になるのか・・・
合わないはずはないのですが、さてどんな料理方法になるのかを楽しみにしていたところ、やはり携わった「シェフ=棟梁」の腕前は三ツ星以上のものでした!!

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家2

土間から靴を脱ぎ、明るい日差しが燦々と差し込む店内にお邪魔すると、ブラックウォールナットの「無垢一枚物」フローリングがむかえてくれます。
ブラックウォールナットというと、その名前の通りの色調で木材自体が「黒い」と思われることが多いでしょう。

今までに、古民家+ブラックウォールナットのご希望がなかったわけではありません。
ご紹介はしていませんが、少しづつ使われているものの古民家には板谷楓(ペインテッドメープル)ロックメープルの組み合わせによる、「白と黒のコントラスト」が好評でした。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家3


その意味は、古民家の全体を印象付ける濃い色調とカエデ材の白色系とのメリハリが付けやすいことと、古い材に対しての新しい木材の色や木目での主張が強すぎないことなどだと思われます。
そのため施工が終わるまで、今回の「ハコ」を見たことがなかった私としては、いつもの組み合わせではないブラックウォールナットと古民家の「黒と黒の競演」がどのような雰囲気になるのか、楽しみだったのです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家4


今回採用いただいたのは、ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングのネイキッドグレード。
1820mmの長さにつなぎ目のない一枚物のブラックウォールナット。
それに材料の幅は120mm幅!
弊社では、普段から一枚物や幅広フローリングを多くラインナップしています。もちろん、ブラックウォールナットも同じことですが、それはなかなか普通にできる事ではありません。

一般的な無垢フローリングの定番はUNI(ユニ)と言われる、長さ方向に数枚を繋いでいるもの。
それに対して、1820mmの長さで木目が途切れることのない一枚物は、素材となる木材の表情を十分に表現されているので、これぞブラックウォールナット!!という空間を最大限に味わうことが出来ます。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家9


そして、一枚のブラックウォールナットの無垢材の中に様々な表情を感じることが出来るのが、ネイキッドグレード。
ネイキッドグレードは、材色不問で節や変色、パテ補修などのあるグレードですがだからこそ、ブラックウォールナットの全てといえるような表情が現れていて、古民家の歴史を感じる雰囲気と自然が作り出した無垢材の表情とが、明るい陽射しの中にも落ち着いた空間を作り出していました。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家20


そしてもう一ついうと、幅広の120mm幅であるということ。
通常の90mm幅とは違い、しっかりと木目を見ることが出来るため、特徴的な色合いではない「木目でわかるブラックウォールナットフローリング」です。

幅広のブラックウォールナットフローリングであることは、その雰囲気だけでなく意外なところに良さがあることも分かりました。
それは、ここがカフェであることが大きな理由。
地域の新鮮なお野菜を中心とした、健康的で彩り鮮やかなお料理をランチとして提供されているのですが、その鮮やかな色どりのお野菜が、ブラックウォールナットのシックなキャンバスを下地として「映えている」と感じてしまうのは、贔屓目が過ぎるのでしょうか。
(お料理の写真がなくてすみません・・・・汗)

人間の視線は意外なほど広範囲。
お料理を注視している様でも、店内の雰囲気を感じている時でも、広い面積のフローリングはその視界の中にあります。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家18


そこで、お料理の色どりを一層鮮やかに感じさせるのもブラックウォールナットの利点となっているのではないかと感じます。
もちろん、非常に興味を持っていた古民家とのマッチングもバッチリ。
もっとカジュアルな店舗であれば、つなぎ目の多いUNIタイプでもいいのかもしれませんが、歴史を感じる古民家の構成材料たちと並んでいられるのは、やはり一枚物のブラックウォールナットがなせる存在感であると思います。
そして!それを当たり前のように実現させているのは、施工に関わった工務店さんと大工さんの力。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家13


店内の詳細やデザイン類のつぶさにいたる所は、実際に皆さんがお店に足を運んでいただいてみてもらいたいところですが、重厚感ある立派な古民家にネイキッドグレードのブラックウォールナットを調和させ、新しくなる水回り空間や間仕切りとなる建具、そして店内で最初に目に入るキャッシャーカウンターなど、今まではなかったものを違和感なく古民家カフェの一部として納めておられるところは、流石!と言うよりありません。

今回の施工を担当されたのは、兵庫県明石市で「木を生かす、木に生きる。」を掲げて木の家や木の造作材を生み出しておられる、明豊建設さん。
大工さんや工務店さんは、ある程度の技術をお持ちであることは基本。
しかし、そのある程度以上の技術と知識と、そこにプラスされる感性を持っておられるかどうかで、建築物の仕上がりは大きく変わると思います。

ここでは、フローリングしか紹介しませんが是非、古民家の建築の素晴らしさとそこに溶け込む仕上がりを随所に見せている「木にこだわって、木を活かす」明豊建設蠅気鵑料杼力・感性を見てもらいたいと思います。
気が付きにくいところに、遊び心のポイントもちらほらと見えます。
一つだけ、こんなところに・・・・
分かりますか?!

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家16


地域の財産である古民家で、地域の食材を活かしながら訪れる人のお腹と体を幸せにするカフェは、他のおしゃれカフェとは一味違います。
そして古民家という「ハコ」を違和感なくまとめ上げた明豊建設蠅気鵑癲一般の工務店さんとは手仕事技術も志も一線を画す存在。
そこに使われたブラックウォールナットは、木材としては世界の名木としての知名度で他を寄せ付けないですし、樹木としても他の樹木に優先して成長する存在。
どこか、この三者(?!)がひとところに集まったのは、必然の様な気もしてきます。
もちろん、そこに変態材木屋として有名な(汗、、、)弊社がかかわらせていただけたことも・・・


ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家17


そんな素晴らしいお店は、神戸市西区伊川谷町前開1825にある、RAWZEN FARMS CAFEさん。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家21


喧騒を離れて古民家の雰囲気の中でゆっくりと食を感じる時間は、幸せでしかないですよね。
これからの季節、ちょっと窓を開けての車でのドライブや、暖かさを感じる風を受けて仲間とツーリングの途中で訪れるランチタイムに、落ち着いたひと時が過ごせることと思います。
民家ならではの、ガラス越しの庭の雰囲気も最高です。
建築好きも、雰囲気重視も、地域産材ファンも、そして木のファンも!ぜひ訪れてほしいお店がまた一つ増えました!

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家6


・ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから

・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗写真はこちらをご覧下さい。
・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗の4年後の姿はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから



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ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを、和室の改修に! 価値ある装飾品と価値あるフローリングとは・・・

今までの無垢フローリングの記事でもずっとお伝えしてきましたが、普通は無垢フローリングというのは「90mm幅、UNI(たて継ぎ)、ウレタン塗装」の三拍子が一般的です。

理由はいろいろとあると思いますが、コストとともに、木材としてのバランスが取れているからだろうと思います。
90mm幅であれば木目の視認性も確保しながら、建築での基本サイズの3尺という尺貫法単位に近く10枚が1ケースで1.65屬砲覆蝓一坪(約3.3屐砲糧省になり、施工性も大きくは劣らないですし、UNIタイプにすれば、節や変色などの大きな部分はどんどんカットしてつなげればいいわけです。
また、ウレタン塗装を施せば、無垢材の最も気になる点である「伸縮による隙間や反り」というリスクを低減し、表面の仕上げを兼ねているので、手離れが良い。

反面、90mm幅以上の幅広材を生産するには製材木取りと乾燥技術と工程が大切。
それとともに、UNIタイプではない一枚物を製材するには丸太を見る技術と、こちらでもそれを活かす乾燥技術が肝要。それらがあってこそ、伸縮の幅を極力おさえて木の癖が出にくい状態で出荷することが出来る「幅広無垢、一枚物、無塗装」のフローリングが出来るのですよね。

実は後者は簡単に思えて非常に難しいことなんです。
だから、私はできることであれば予算に合わせて、幅広フローリングをお勧めしますしなにより、それを作ることのできる製材所のフローリングをお勧めしています。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 10

今回採用いただいているノルデストウォールナットも、そのうちの一つですが単純な価格だけでは表現できない工夫やノウハウ、そして幅広材でのトップグレードを製作できる(これもポイント。ふつうはトップグレードを選別できるほどの数量が集まらない!)ということの意味を、使っていただく方やそれ以上にお住まいになるお施主様にも知っていてほしいのです。

特に、綺羅星の様にある無垢フローリング通信販売会社さんのなかから、わざわざ弊社のような小さな材木屋を見つけて頂き、木へのこだわりだけが強い担当者を信用して購入いただいているわけですから、そんな小さくて大きな違いを知っていただきたい。
そう思いながら、お話をさせて頂きます。


もちろん、今回も弊社を信用して頂いて購入を頂いているわけですが、お施主様や設計者にとってみれば「他でも同じようなグレードの商品がこんな価格だけど、こちらとの差ってなんなんだろう・・・」と気にされるのは当然。
特に、畳が1帖分で数千円ほどの差があると、迷われるのは当たり前。


しかし、そこにこそ私の伝えたい事が詰まっていて、それでこそ木にこだわる私の存在意義があるところ。
そうでなけりゃ、インターネットの海にたくさん広がる魅力的な商品群から、お好きなものをチョイスすればいいわけですから・・・

私がお伝えすることは、製造する人たちと直接やり取りし、木を見て木の事を語った商品であること。
それが出来るのが、木のビブリオであり木材コーディネーターである私なのです(^_-)-☆
それを求めてくださる方に、きちんと伝える時間を取りたいので、たくさんの皆さんに一度にはお伝えできないのが悔しいところではありますが、有難いことに(?!)零細な弊社には多くのご相談が集中することはありませんので、ゆっくりとお時間をご一緒することが出来ますので、是非ショールームまで(笑)。


ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 16


さてもう一つ、こちらのお宅でお伝えしないといけないのは、やはり「良いお宅には良いものがある」ということ。


真壁造りという、構造部材である柱が見えている室内。
和室ならではの造りですし、廻縁や付け鴨居という部材が残っているのも和室だった雰囲気を残していて、私はとっても好きです。
洋間、ではなく日本の建築のなかにあるフローリングの部屋。
そんなイメージ。

そこに入室した時から私の目を惹いていたものが一つありました。

それは、何気なく壁にかかる一つの彫刻作品。
下の写真にみえる、一枚の彫刻。
フローリングの仕上がりを見に来たはずなのに、なぜか床の写真を撮りながらも気になって仕方ない。


ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 14


その存在はやはり、私の感性と木の好きな想いを刺激するに十分な存在であったことを知ったのは、撮影が一通り終わってお施主様にお話を伺っている時のこと。
どうしても気になって、彫刻の事を尋ねてみました。

古いものだそうですが、裏にはお二人の名前が刻んでありました。

そう、部屋に入った時の感じは「違和感」だったんですね。
その彫刻が視線に入り、無意識に「アイヌの人を題材にした彫刻か?!」と頭のどこかで認識していたのに、どうしてもその素材がケヤキに見えて仕方なかった。
アイヌ作品が生まれる北海道には、基本的にケヤキはありませんが、無意識ながらもその「アイヌの彫刻≠ケヤキ」というキーワードでずっと頭に残っていたようです。

しかし、それが撮影後にまじまじと拝見して納得。
あ、やられた!!栓や!!!

先入観というのは(一応シャレね・・・)というのは怖いもので、経年で色調の変化している木材を、特徴から見てケヤキだと思ったものは実はそうではなく、栓(セン)という木材でした。
あぁ、北海道で彫刻で栓・・・つながった・・・
そんな安堵の瞬間があって、やっとゆっくりと作品を眺めることが出来るようになりました。
ほんと、思い込み厳禁(^^;)

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 18


とっても秀逸な作品。
おもわず、自分の物でもないのに「大切にして下さいね!」なんて言っちゃった。
以前にも、感動した作家さんの故藤戸竹喜さんの作品を掲載させていただいたことがありますが、アイヌの皆さんの作品は非常に生命や人と人、動物や自然とのかかわりを感じるように思えて、心惹かれます。

この作品の出自は分かりませんでしたが、彫刻作品としての素晴らしさとなにより非常に美しく木目の細かな栓の無垢材を活かしているレイアウトに感激。
男性の髯の流れの雰囲気や軽やかに描かれていると思われる雰囲気の男性の髪を作り出す柾目面、そして豊かな女性の髪の流れに上向き加減の体の動きを表現するかのような追い柾目。
また、二人の間を流れる時間や距離がもし、可視化できるのであるならば、このように波紋を呈しているのではなかろうかとすら想像させる、斜め彫りの揺れる木目。

極めつけは女性のあごのラインの流れと頬の丸くふっくらと膨らんだような弧を描く木目。
ため息が出るような、そんな気持ちです。

たくさんの作家さんが見事に無垢材からいろいろな表情を表現されますが、この作品もそのうちの一つだと私の中では大きな納得。

そうやって非常に満足できる作品を見せて頂いて、ありがたい気持ちになっているとお施主様がこんなものもあるよと、いろいろと見せて頂くと次から次へとお宝が・・・・(汗)

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 19

照明の加減で分かりにくいですが、おそらくはチークの彫刻材。
とってもその地域のその時代を表しているものだと思います。
ご主人様が海外出張が多く、昔に買い求めておられたものだそう。

お施主様当人は、それほどの物とはおもってはらっしゃらないようでしたが、出てくるものすべてが非常にお値打ちで、もうそのまま私が持って帰ろうかと思うくらい・・・否、本当に今ではお宝級のもの(本物のアフリカ黒檀の民族彫刻作品とか、インドローズウッドの美しい彫刻作品とか・・・目の毒です・・・・)がわんさか・・・


あきません、木の好きな私にそんなものを見せられては・・・・
途中で嬉涙というか、あまりにも良いものが多すぎて、とにかく大事にしてくださいとしか言葉にならずにため息が出る始末。

ご主人の当時の目利きにも脱帽です。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 20


こんなサイズの黒檀、今いくらくらいするのかなぁ〜・・・
そんなこと考えたらあきません。
でも、もう材としての価値を頭がどんどんはじき出し始めて・・・

もう途中から、何をしに来た何屋さんかわからないような感じになりましたが、やはり良材を選択してくださるところには、それだけの背景があり、お施主様もこれだけの作品に囲まれる生活をされてきた中で無意識に、物の価値というものの判断基準が形成されてこられたのではないかと邪推しました。



耐久性もあり、見た目も良いものが100円ほどで買うことのできる時代。
同じ用途の物にどれだけの価値を見出せるのかは、個人の環境や考え方と生活環境、そして価値観によります。
今回、こんな素晴らしいお宅に採用いただいて非常に光栄ですし、うれしい限り。
それも以前の御縁を辿って下さってのこと。
非常にうれしいことです。

現在でも、こんな私を信用下さって定期的にご注文を下さる方がいてくださり、有難い限り。
何かお返しができるといいのですが・・・

そんなことを考えながら、この有難い御縁を次に生かすべく、今日もたくさんの在庫と毎月訪れる仕入れ支払いの波に悩みながらも、木の事を考える毎日です。

Tさま、お声かけありがとうございました。
たくさんのいいものを見せて頂きこちらが満たされてしまいました(笑)。
無垢材はいろいろとデリケートですが、とっても魅力的です。
先の彫刻の様に、見つめ合えば合うほどひきつけられる素材。

大切に生活をしていっていただけると嬉しい限りです。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 9


最後に、弊社からのアンケートを記載します。
うそちゃいまっせ、本音トークでご覧ください(笑)。
本当にT様、ありがとうございました!


今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)
 

  メール、ショールームともに気持ちよくご対応いただき、ありがとうございました。

(以前のご縁があったので心配は全くしておりませんでしたが)今回もフローリングの乾燥方法の他社との違いや

候補に入れていなかったクルミ材のご推薦など、実際に話を聞いたからこその選定ができました。

 

担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)


 
ショールームでは言うまでもなく、配送していただいた方もとても感じの良い方で、運び入れもしていただけたのでとても助かりました。

 

インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)


 
製品だけでなく、植生や工芸品などにも触れておられ、木材への愛情や知識の深さが伝わってきます。

僕が御社を誰かに勧める場合にも、ブログを見てもらえるので信頼関係を築きやすいと思います。

 

商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)


当初はバーチやカバ桜などを候補に入れておりましたが、結果的にクルミが色あい、体感温度、歩いた時の弾力性などからベストだったと感じています。

今回は築古の和室でしたので、経年変化している柱とのなじみ具合も重視しておりましたが、こちらも満足です。

畳寄せとのクリアランスが少なめなので、将来突き上げしないかは少し心配です。

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。


以前にも、押入れに使う樹種として松はヤニが出るなどアドバイスいただいた事などの、

発注して終わりというだけで無い点や、無理な相談を聞いていただけた点などから、フローリングを採用する場合には相談に乗っていただこうと思っていました。

 

・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。


ユニの製品のV目地の雰囲気が良かったのでプレミアム以外の風合いでもV目地が入っているものが有れば使いたいです。




・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装の和室改修施工写真はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の記事はこちらから
・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリング150mm幅の施工写真はこちらから


その他、つなぎ目V溝フローリングは下記のラインナップからご覧ください。

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢一枚物フローリング

・弊社へのお問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

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ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを、和室の改修に!

今回の御縁は7年ぶり・・・
7年前、非常に熱心に取り組んでおられる設計士さんとのご縁を頂きました。
何度も長文メールをやり取りをし、納品をさせていただいたのです。

それから7年後の本年、またご連絡を頂き和室2部屋の改修物件に、弊社の無垢フローリングを検討したいと御来店頂きました。
久しぶりにお会いし、こうやってお声かけを頂いたことに感謝をしながら、無垢フローリングの基本から裏話までを、じっくりお話して「そんなこと、教えてもらわないと分からない!」ということも知ってもらって採用を頂いたのがこちら。


ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 5

少し以前に紹介しました、ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢一枚物フローリングのラインナップの中の、つなぎ目V溝フローリングオイル塗装のプルミエグレードです。

まだ紹介できていないのですが、昨年から大変多くの方に使っていただいています。
その表情の柔らかさと、無垢の木材本来の自然なバラつきがありながらも節やパテなどが一切ない、美しい木目。それに、フローリングとして施工された時に非常に重要な「足ざわりの良さと温かみ」を感じられる質感が、オーク)やバーチ)といった定番選手に無い、アドバンテージとして喜ばれるのですね。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 3

今回は、二方向に窓があり沢山の陽射しが入る明るいお部屋でしたので、お施主様も「陽射しが入ると冬でも暖かい」とおっしゃっていましたから、足ざわりの温かさはそんなに大きなファクターではないように思われがち。
しかし、少しの時間だけを過ごす場合であれば、陽射しなどの体感温度での温かさで十分かもしれませんが、やはり永くお住まいで生活の重要な場所になる場合は、ずっと足が触れる部分ですから温かさとともに、素材の持つ柔らかさというものが、無意識での快適性につながる。
そう思いますので、広葉樹としては比較的軽軟なノルデストウォールナット(クルミ)はお勧めの一つです。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 1

弊社の扱う無垢フローリングは、基本的にずっと同じ工場の同じラインの中で生まれます。
ですので、その時々で加工賃の安い工場を探して加工するような商品とは全く異なり、品質基準も実形状もずっと同じ。
これ、実はとっても大変で重要なこと。

同じ工場であれば、たとえば同じ樹種の同じ寸法の商品がなくなっても、幅違いやグレード違いで実を合わせることは当たり前にできますし、極端に言えば樹種が違っても実が合う為に貼り続けていくことができます。
普段は気にならないところですので、こだわる必要が無いのかもしれません。
しかし、ずっと同じ品質で続けられるということは、商品にとって大きな安心になりますし、基準が変わらないということも同じ精度で物作りができるという事につながります。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 7


一部の商品になりますがそれが、弊社の一つの「小さくても大きなこだわり」です。

今回施工頂いたのは、130mmの幅広材。
一般的な90mm幅に比べて木目がしっかりと見えることも、木の質感を視覚的に感じられる大きな特徴です。
ノルデストウォールナット(クルミ)は、オークやアッシュほどのはっきりとした木目はないものの、や桧のような針葉樹には無い広葉樹特有の木目ですので、「広葉樹フローリングは硬くて冷たい!」というイメージで杉を選ばれている方にも、検討候補にして頂ける広葉樹フローリングではないかと思います。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 10


130mmの幅広フローリングにリズミカルな印象を与える「つなぎ目V溝加工」も忘れてはいけません。
長さ方向につなぎ目のあるUNIタイプフローリングでありながらも施工後は、そのつなぎ目にV溝が刻まれている為にUNIタイプであることが目立たず、乱尺の一枚物施工の様に見える、ということ。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 13


130mmの幅広一枚物ももちろんお勧めしたいですが、一枚物のネイキッドグレードにオイル塗装をしたものとほぼ変わらない位の価格で、トップグレードであるプルミエグレードのオイル塗装が施工できるのであれば、こちらをお勧めしたい気持ちになるものです。

一枚物か、それともプルミエグレードのつなぎ目V溝か・・・嬉しい悩みになるはずです。
同時にたくさん入荷したロシアンバーチのつなぎ目V溝プルミエグレードとともに、フローリング選びの候補に是非加えておいてくださいね。

記事は、次回にもう少し続きます。

ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝 6


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・ノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングプルミエグレード 130mm幅オイル塗装はこちらから
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その他、つなぎ目V溝フローリングは下記のラインナップからご覧ください。

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
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ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
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和風家屋に、ネシアンチーク幅広無垢フローリングを使っていただきました!! 

さぁ、アツく語った前回ネシアンチーク幅広無垢フローリングの施工記事。
今回ももう少し続きをお話しします。

こんなにアツくなってしまうのは、それだけ違いを伝えたい上に伝わっていない現状に力不足を感じているから。
というのは、以前から弊社には「これは本当に○○という樹種のフローリングですか?」とか、「工務店さんにさ●らのフローリングを頼んだら、在庫で対応できるというこれを勧められたのですが、これは指定の樹種でしょうか?!」といったお話をされることが多くありました。
私はいつもの通り木が好きなので、商品を作っている人のところには必ず会いに行きますし、工場も作業手順も内容も見せて頂きます。もちろん、原木やその検品作業と木に対する関心度合いも・・・
ですので、自身が扱っているものに対してはその経緯がわかるのですが、上記の様なお尋ねをいただく場合は「どのような経緯で入荷しているのかわからない」場合や「販売している方と製造している方との繋がりがない」という場合が殆どなので、はっきりとその違いを申し伝えることができません。

前回も触れたように木材の世界には「代用材を使うことや塗装などの手を加える事」は当たり前の習慣なので、似たような名称を使っていても、異なる樹種であったりすることもあり、非常に難解です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 5


代用材であることや塗装を経ている理由を知ったうえで使うのであれば問題ないと思うのですが、知らされることがない為に、上記の様にお客様が混乱してしまうのだと思います。

だから、弊社は今回採用いただいたチーク材についてもしっかりと産地をお伝えしていますし、無塗装である理由やその産地のものを使う理由もお伝えしています。
チーク自体はその有用性から世界中で需要が旺盛な樹種。
特に昔に流通していたミャンマーチーク(ビルマチーク)は、木目が細かく色合いも深くて非常に美しい材であり、そのうえ耐久性も高く寸法安定性にも優れ、木材として要求される事柄をすべて満たす正真正銘の世界の銘木とされてきました。
しかし、多くの利用が集中しすぎると天然資源は枯渇します。
木材業界で、そのたびに出てくるのが代用材です。異なる樹種でも似ている為に「○○チーク」という名前で販売されたり(チークではないことを伝えずに!)、チークの色合いの薄い部分を濃く着色したり(着色していることはもちろんわからない!)して流通することで、建築材料としての「チーク」という名がなくなることがなかったのですが、そのかわり本当にチークなのかわからないものが多く存在するのも事実です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 4


今回採用いただいたチーク材の産地はインドネシア。
早くから国としてチークの植林を始め、現在では国が管理している森林から認証を受けた木材としてチークを供給できるまでになっています。
そして、その認証を受けて供給できるチーク材から産出されるのが、ネシアンチーク幅広無垢フローリングなのです。
私も古いミャンマーチーク(ビルマチーク)の質感は大好きですから、昔の在庫としてミャンマーチーク(ビルマチーク)材をもっている(昨年紹介の超幅広材を含め)のですが、それらは現在では非常に貴重なもの。
乱用するのではなく、しっかりと大切に長い年月使い続けて頂ける用途にのみ、販売をさせて頂いています。

ミャンマーチーク(ビルマチーク)在庫挽き材


でも、もっとチークという素晴らしい木材を身近に感じてほしい!
その素材感をきちんと味わえる形でお届けしたい!
という想いから、継続利用を目的とした木材として供給できる「認証材」という形で、しかも幅広一枚物から通常は「チークとしての価値がない」と考えられる白太中心の物まで、チークまるごとをお届けをしているのです。


ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 1


もちろん、どんなものでも良いというわけではなく、今回採用いただいたプルミエグレードのUNI(たて継ぎ)タイプと、90mm幅で紹介しているチークプレミア E-111フローリングは、産地の中でも限られた地区の中でも良材で木目と赤身の良い部分を厳選して製作されているものです。
特別品、なのです!

そんなこだわりや、グレード以外の商品の違いや製作上のこだわりなど、生産者や山とのかかわりがないと分からないことですが、チークのような貴重な木材に限らず、木材という素材を大切にしてもらうために伝えたいことなのです。
そこが、弊社が普通の材木屋さんと違うところであり、私が想いをもって木材を扱う理由なのです。

そして絶対忘れてはならないのが、商品の質!
質といっても木材の品質ではなく、加工のこだわりの事です。
乾燥などについては前回も少し触れましたが、今回は施工担当して頂いた方から「加工精度のよさ」のお話をいただけたことが非常にうれしかったポイントです。


毎度、手前味噌なお客様の声を掲載させていただいていますが、お客様ではわからない「施工性や商品の完成度」に関しての感想を、私が説明する前に聞くことが出来たことが非常に大きな収穫でした。
その完成度こそ、このネシアンチークをお勧めする理由でもあり、弊社の扱う他の樹種の無垢フローリングの多くに共通する製作上のこだわりであったため、それをこちらが言うまでもなく感じて頂けたことは、製作側の配慮が伝わった瞬間であり、こだわった甲斐があった!と思えるものでした!

木の良さや選別された特徴の違い、そして木材製品としての質を分かっていただける施工者に使っていただくのはとっても嬉しいことですし、そしてまた、そんな施工者によって施工してもらうお施主様はとっても幸せですよねぇ!!

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 11


たっぷりとお伝えした、お勧めする理由のあるチークフローリング、ネシアンチーク幅広無垢フローリング。
幅広の一枚物のプルミエグレードからチークのキャラクターを楽しめるネイキッドグレードまで、しっかりと使っていける生産地の認証材で多彩にラインナップしていますので、世界の銘木チークを是非味わってみてほしいと思います!!


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