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材木屋の独り言

心動かされた人 追悼 木彫家 藤戸竹喜さん

私は材木屋の家に生まれて、住宅建築や彫刻、製作などに触れる機会が多くあったにも関わらず、小さな頃から自分で何かを製作する「切る、組み立てる、塗る、彫る」等が苦手でした。
小学生の時、親が見に来る授業参観の教科が図画工作だったことを忘れません。

自分の作った工作商品を、参観に来る親に疑似販売する「工作とお店体験」の合体したような内容で、私の廻りの友達は「私は○○屋さん!」だとか「僕は○○になりたいから、将来のそれを売ってみたい」などといいながら、ものすごく上手に作っていく。
参観当日も、上手に作っている友達のところには親たちが集まっていました。私はつくるものが無く思案したあげく、お父さんだからお酒、という安易な考えで画用紙にヘタクソな絵を描いて色を塗ったようなものだけを作ったのですが、誰も来ない私のお店に父親が来て、「お酒を下さい。どれがいいかな?!」と言ってくれたことは今でも忘れません。
もちろん、自分の子供の作品を見に来たんだし当然かと今なら思いますが、当時の本当に作品ともいえないものに「お客さん」がきて喜んでくれた事は、子供の自分には大きな喜びでした。


回顧録になってしまいましたが、そんな「作りだすことのできない」私だから芸術作品は意図的に見ていませんでしたし、たとえそれが木工作品だとしても反対に「木のものが欲しくなる」為に、それも見て見ぬふりでした。
昨年、この方の作品展に行くまでは・・・

藤戸竹喜氏 1


この、素晴らしいと私がいうまでもない木彫りをされていた藤戸竹喜さんの追悼記を見つけたのは、恥ずかしながらもつい先日の新聞記事。
存じ上げず昨年の10月にお亡くなりだったという。

北海道お土産で想像されるクマの木彫りをドラマティックに、また命を感じるようなストーリーにされていたと感じる藤戸さん。
作品展が写真撮影可能だった為に(ネット掲載は禁止だったように思うので、写真は掲載しませんが)、冗談ではなく数百枚の写真を撮ってしまった私。
何度も「近づかないで!!」とスタッフの方に叱られながら、夢中で拝見したことが鮮明に思い出されます。

藤戸竹喜氏 2


もちろん、触ったりすることはないのですが、ただ「見る」ということだけではなく「感じたい」という欲求を生み出させる作品に、思わず距離が近くなってしまうのです。
もちろん、クマだけではなくアイヌの人達の等身大の木彫りもあり、稚拙な語彙力では現わせないような存在感に、心を動かされました。


お話することはかないませんでしたが、木が別の命を感じるものになったことを衝撃的に見せてくださった藤戸さんに、哀悼の想いとともに、木と木の作品を見ようという思いにさせてくれた作品を思い出して、個人的に合掌させてもらいました。
このような方の作品に関係する機会は少ないでしょうけども、以降も何かしらの御縁を頂ける製作者のために、木材を集めていきたいと思っています。


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お正月は・・・

皆さま、お正月はどのようにお過ごしですか。
私は毎年お決まりの読書・・・といきたいところですが、昨年も一昨年も外出が多かったために書類整理が山積。
それを少しづつこなしていっていますので、おそらくあっという間にお正月を脱出しそう・・・

とはいいつつも、休憩息抜きは必要なわけで・・・
やっぱり、ワインと巨木を含む木材の読書は欠かせませんねぇ(^_-)-☆

そんなことでこの記事を書く前に、昨年までの様子などをみていますと、家で紛失し探していたある書籍が出てきたことを書いている。
それも巨樹関連の書籍。
それが業界での連載記事をまとめたものなのですが、現在はその業界紙にて私が巨樹巨木の寄稿しているのです。

戸田昌志が寄稿する巨樹の記事


なんという数奇な運命(笑)。
いや、本当に数年前では考えられないことです。私が寄稿しているなんて。
いつかはそんなことも・・・とは思っていたもののこんなに早く現実になるなんて。

次の目標は、連載50回?以上になったら書籍にすることです(^^♪
そうです、自分の本です。
樹木や木材に関する本もいつかは出してみたいですが、巨樹巨木関連の本もとっても出してみたい。
自己満足ではありますが、おそらくインターネットを除いては材木屋さんなどの木材業関連の方が巨樹巨木の本を出版している例はないのでは?!と思うので、ひそかに狙っています。
(あ、ここでいうと密かではなくなるなぁ・・・)

いつか書店やアマゾン?!で私の書籍が並ぶことを楽しみに、今日も読書&巨樹原稿を考えることとします。


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2019年の戸田材木店は・・・

新年、おめでとうございます。

皆さまにとって、本年がより良い木のある一年でありますように!(^−^)

恭賀新年


2019年の弊社は、さらに継続してオリジナルの木材製品を生み出していくことと、それ以上に木材への入り口づくりとして今まで以上の啓発活動をし、その一環として大工さんや設計士さん、お施主様を含めての木材ツアーや勉強会を催していきたいと思っています。

そのフィールドも整っていますので、あとは行くだけ!!

広葉樹のフィールドと戸田昌志



一生懸命企画するつもりですので、木材へのつながりを感じる一年となるように、今年の戸田材木店に一層のご期待をおねがいいたします!!



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次年度へ向けて。 年内最終日です。

本格的な年内の営業も本日で最終。

今年は前回までに書いた様に、少しいろんな動きができていろんなものが始まったことと、いつも通り講師などもさせていただき、活動としては充実した一年でした。

昨年表明した、「こんなことやるぞ!」も現実になったものが多く、次年度はそれを実利に結び付けられる活動をしていきます。
そういう意味では、このような形で記事に自分の現状をのこしておく、というのは大きな意味がありますね。

来年は、今まで巻いてきたタネとお金(涙)をきちんと収穫(回収)できるように頑張ります(笑)。

皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。
どこかで、講師もしてますのでお会いすることがあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いいたします。

講師 戸田昌志



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戸田先生とゆかいな仲間たちの事前授業 2018年度

少し前に、今年度の伐採丸太の下見を報告しました、2018年度の戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業ですが、その一環である座学を過日、校舎内にて行ってきました。

昨年度と同じように毎年本格的な伐採の前に、仲間の皆さんと伐採のことや山の事、そして今年は伐採中に気をつけなければいけない災害に対して、プロが経験とユーモアを交えてお話するのです。
先ずは企画主である私が仕切りを務めながら、トップバッターとしてお話します。

 戸田先生の伐採授業 2018-2


2年生と3年生が集まってくれるわけですが、3年生は昨年も授業を受けてくれているわけですが、2年生は初めて。
若干内容が重なるところもあるものの、企画の趣旨についても交えながら木のお話をさせてもらうのです。


生徒にとっては授業時間の2枠は永く感じるかもしれませんが、やっている方としては「あふれて来る伝えたいこと」を、どのように時間内に納めるかという事にも注意が必要で、今年はこのお話、的な取捨選択をしながらの進行です。
特に、企画自体の特性を毎年お話する為に、私の持ち時間がどうしても短くなってしまうので、次年度からやり方を変えようと、喋りながら感じていました。
やはり、聞く方もいつも同じではつまらないし、それ以上に話す方もつまらない(笑)

戸田先生の伐採授業 2018-1


今はまだ興味がなく「作業」になっているとしても、仕事となった時に単純な作業だと思わすに行動できるかどうかは、モチベーションに関わってきますし災害予防にもなると思っています。
ちゃんと目的を持って、自分がすることの意味や目標を感じて行動することができるように、山の事や木の事、そして山の担い手にはとかく忘れられがちな「木材となった樹木の事」をお話しするのです。

とても重要な、伐採中の災害についてのお話をしてくれたN村さん、お手製のスノーボードを持参してくれたH本さん、小道具と軽妙なトークで生徒を虜にした(?!)N井さん、今年度も多くの事を伝えていけるようにお力添えを〜!!



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近頃気になる、お酒同士のコラボ 木は何とコラボ? 〜あとがき〜

前回の日本の広葉樹 楢(なら)乾燥無垢材の紹介を挟みましたが、わざわざそれを紹介したかったわけではなく、ふと晩酌の時に・・・といっても書類づくりをしていた時ですが、お酒業界のコラボから楢の無垢材が思い浮かび、そこに自分の活動やこれからのことなど、いろんなことが重なり、書き連ねたという形になりそうです。


一つには、スギやヒノキに代表される針葉樹木材利用や、一般に問題視される森林の課題等を考えたときには、自分がその業界にいるからですがどうしても建築目線で物事を考えてしまいがちです。
いわゆる、構造材や仕上げ材といわれる木材として使えるかどうか、です。
これが本当に欠点で、木材ってそれだけが使い道ではないんですものね。もちろん、わかってはいても、どうしてもそれを優先的に考えるので、「使えるものと使えないもの」という判断が生まれて、建築材にならないものはチップかバイオマス、という考えに偏りそうです。

あとがき 2


全くそんなことはないし、とくに日本の楢(なら)のように広葉樹の利用は、建築というよりも多くは家具や製作物ですし、求められるものがことなるんです。
それをきちんと考えていると、前回のような使い方次第でとても魅力が広がる木材として紹介することができるようになるのですが・・・・


当方に限って言えば、もちろん今までも木工や家具屋さん、彫刻他様々なお客様があったものの、やはり量といい売上金額といい、建築用途への出荷が多かったのは言うまでもなく、そのために建築への供給をしっかりとしていれば材木屋としては、迷うことはさほどなかったのです。
しかし、時代の変化と言えばそれまでですが、森林の状況や木材市況、そして外国産材の状況や日本の木材の状況など、今まで見えていなかった(見ないようにしていた?!)様々な事が自分の目の前に林立していて、「うちは、建築材料卸だから・・・」というような状況ではなくなっているように感じています。


いやいや、もちろんだからこそ!建築需要の変化や今までにない木材と共にサービスをお届することも大切なのですが、物だけを流しているような状況ではいけないんだと感じるんですね。
今まででも、打ち合わせをして気にいってもらった木のデザインや樹種、建築納まり等はありますが、それらをもっと広くわかりやすく、いろんな人と共有していかないといけないと思っているんです。
インターネットの世界が当たり前になっているので、共有することは簡単ですがその共有の場所やアイディア、人、物、時間や体験を私が「自分のテイストで」提供するということを考えているのです。


前回の様な良材の広葉樹を紹介することも一つですが、それが建築以外に人にも知ってもらう事、そしてそれによって今までにない用途が生まれること。
直接的な木材だけではなくて、山を知ってもらう事。作業を知ってもらうこと。苦労を感じてもらうこと。
それによって共有できる思いや感情、背景によって環境が変わること。

講師 戸田昌志


同じもので競争して、他社より抜きんでることよりも自分に求められ、できることを精一杯やって喜んでもらうこと。
それによってつながった縁から、遠いところで林業や森林、木材や建築や家具や製作等の環境が良い意味で変わっていくこと。

その場を作って共有できるようにすることが、私の仕事の様に思える今日この頃。
昔々、会長が様々な想いを綴っていた自費出版本も、今の様に手軽に情報発信できない時に「材木屋の場」を作りたかったのではないか?!と思って読み返しています。


もしできるのなら、「材木屋がいる」不定期のギャラリーやバーなど、人が集まって木の事やそれ以外のことを語れる場所を作りたいなぁ、とも思ったり・・・
大人が真剣に遊べる場所。
遊び、楽しみながら何かが生まれる場所。
まだまだ先になりそうですけど、やりたいなぁ。バーは、そんな形態で林業の人達がやっている「林業バー」がありますしね。
(場所が京都じゃなかったら、しょっちゅう行くのに・・・)

あとがき 1



人の輪ができて想いがつながるような場所の作れる材木屋。
ツアーや企画等を通しても、今後も活動していきますので、応援してくださいませ〜!!

もちろん、無垢フローリングや木材購入による金銭的応援もどしどしお待ちしていますよ〜(笑)。


 

 
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近頃気になる、お酒同士のコラボ 木は何とコラボ? 〜はじめに〜

異業種参入とか、異業種コラボとか。
専門の業界を超えて協力したり協業したりという成功例もよく聞きますが、いざ自分の属する木材の業界はどうでしょう。

あ、今回は経営とか商売とか、そんなにカタイお話ではありません。
ちょっと気になる、木にも関係するお酒のお話と自分の想いをつらつらと・・・。

皆さんはそんなに意識されていないかもしれませんが、近頃お酒の世界でのコラボというか、今までの手法とはことなった種類の材料を由来として作られていたり、あえて原材料にこだわっていることを明確にアピールするものが多いように感じています。


たとえば、私の好きな「ワイン」を醸し出すブドウ品種のソーヴィニョンブランから採取された酵母を原料に加え、ワインのさわやかさにアルコール度数を感じる日本酒のような、爽やかでいて味わい深い風味を出している(と感じる)焼酎。

蔵の師魂 グリーン


今まで、ワインを熟成させた樽(それも確か、かの有名なロマネコンティ社の有名ワイン・・・)を使って日本酒を作った、というものは頂いたことがありますが、ワイン用のブドウの酵母を使って焼酎を醸造するというのは聞き覚えが無いので驚きましたが、これが洗練されているのです。
芋焼酎なのですが、芋独特の少し尖ったようなところが無く、芋のまろやかさとは異なる、繊細な味というか今までになりフレーバーを感じさせてくれます。
もちろん、ラベル(ワイン風にはエチケット?!)も今までにないようなこの斬新さ!
こんなのありか!ってな印象。


有名なものでは、プレミアム焼酎として有名だった「百年の孤独」は、オークの樽で熟成されている為に、焼酎とは思えないほどにまろやかで深くて、若干熟成の甘みとうまみを感じるものだったと記憶しています。(もちろん、今でも好きです。)
甕壺で熟成ではなく、洋酒で主流であるオークの樽を使う。
これも異なる者同士の融合。

そして、樽で熟成することが基本であるウィスキーでも、近年はワインで使用した樽を利用して、より深みがあり優しい味わいと香りを感じるものに仕上げているものもあります。
お酒という分類は同じでも、全く異なる種類のものの「いいところ」を合せ合う。
そして今までよりもよいものを生み出す。
フュージョンですね!!


木材や森林林業の業界も、他の業界のいいところを取り込んだり、アレンジするということにもっと取り組まないといけないのかもしれません。
もちろん、先端技術的なナノセルロースがあったり異業種コラボも散見はされますが、まだまだ私たちの様な一般木材業界に活気があるというところまでは感じられません。
もちろん、自分がそのような取り組みをしているかどうか、も大きくかんけいしてくるわけですが・・・
どんな事に閃き、どんなものを生み出すのかは関わる人次第ですが、やはり協業して取り組む姿勢や、新しい可能性を感じてもらうような状態でいないといけないと、お酒業界?!から教えられているように感じました。

最後に、木材と関連のあるお酒で近年有名になっているもの、それは「ミズナラ樽ウィスキー」ですよね。(気にしているのは、業界人だけか?!)

ミズナラウィスキー


単なるオーク樽熟成、ということではなくわざわざ日本語で「ミズナラ」なところが、とっても重要ですよね。
ウィスキーの購入層が、どの程度の知識で「ミズナラ」という固有の樹種による違いを欲しているかはわかりませんが、そういったことよりも表記をすることによる差別化と、より一層のプレミアム感を演出し、ウィスキー市場の急拡大を見せる日本市場への大きな差別化商品として成り立っているのではないかと思います。

樽とナラオーク)については、今までいくつかオークの記事にて書いてきましたが、今回はオークではなくその「なら」、特に日本の楢(なら)の新入荷材について次回記事で報告をしたいと思います。
樽を作る、というのではなくもう一つ大きな用途の一つである「家具」や「木工」などの分野にも使っていただけるような、手が届く価格の日本の楢(なら)の厚板材を紹介しますので、次回をご期待くださいね。


 
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今年度の伐採木の下見 今年もスタートです。

7月に、大阪研修の様子をお伝えした弊社の伐採企画ですが、2018年度の伐採に向けての伐り旬がやってきましたので、今年も選木に行って参りました。

下見4


いきなり出てくるのが、「こんなに曲がりくねっていて、使い物になるのか?!」と思われる木々。
スギやヒノキで垂直に気持ちよく成長しているものもある中で、やはり被圧されたり他の木に負けそうになっていたり、若しくは頑張って成長する為に光を求めてさまよっているものもいます。

そんな中を、今回も学生さんと一緒に、山の中の立木を見て回ります。

そこに、目移りするような通直で綺麗な材がいきなり飛び込んできます。
見上げた青葉と樹皮の対比の美しいこと!!
上を見上げて口をあけたまま、見とれてしまいます(笑)。

下見5


しかし中には、こんなに曲がっているのにどうしてそれがいいの?!と、普段はまっすぐで素直な原木生産を目指す頭が、理解不能な?マークで一杯になるようなものを見て「これはえぇなぁ!!!」と言ってみたりして、歩いていきます。

もちろん、その理由もきちんとお話します。

下見6


といいながらも、この写真。
驚きませんか?!
どこいくねん!こいつはっ?!?!

普通ならばこのような木、残ってないと思います。
人工林やその近くではいろんな理由(大人の?!)で意図的に残す場合を除いて、確実に「排除」されているはずです。

しかし、私たちはこれを「えぇやんかぁ!!これ!」と、近寄っては眺めて喜んでいるのです。
生徒たちの頭にはおそらく「やっぱり、大阪の人達は少しおかしい・・・」と思ったはずです。
昨年、木材の用途や曲がりについて少し授業をしたとはいえ、実際にこの曲がりを見ると驚くはず。
皆さんもそうですよね。これ、どうすんの?!って。

なので、きちんとこの木を選木した理由を説明するのです。
それで、やっと納得。(それでも、いつもの通直木の選木は何だったのか?!と思っていると思います。)

選木の前後には、こうやって寸法を測ってくれます。

下見3


今回も、直径的にも立派なものが多すぎて困ってしまうくらいでした(汗)。


普通の材木屋ならば、太くてまっすぐで節の無いもので・・・・というような選木基準になりますが、この企画は別。
ほっそりしたものでも、まっすぐでなくても、節があろうとも、住宅の部材となった時の機能性や美しさ、そしてなにより今現在の育った環境に合わせた使い方を考えながらの活用になるので、四角くい材木になって綺麗かどうか、が基準ではないんですよね。



しかし毎回の事乍、とってもいい曲がりの材がたくさんあり過ぎて困ります(笑)。
もちろん、通常なら喜び勇んで使いたい通直材ももちろん。
そして樹齢も100年超えクラスがいくつも・・・
零細材木屋にとっては、一度には使いきれませんがその分、少しづつ大切に、授業を兼ねて活用していきたいと思っています。
そしてすこしづつ輪を広げて、手刻みの大工さんや山と材料の本質を知りたいと思う大工さん、お施主さんを巻き込んで大きな流れを作っていくつもりですので、今年度以降も御期待くださいませ〜!!


下見1



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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編!! 

今回のプチツアーは、少人数だからこそ出来た企画です。

本来人数がおおければ、私がタイムキーパーになり現地の人達に説明をしてもらって、時間になったら移動する、ということを繰り返すところですが、組んでいる予定時間も大まかなもので、じっくりと過ごすところはじっくりと、聞きたいことは聞いておく、といったことができたのではないかと思います。

山を見る、ということにはいろんな意味があると思いますが、山で施業するのではなく木材を扱う私だからこその視点でお話ができること。

ツアー18


そして、訪問地だけではない他の地域での事やその違いを、その場で同時情報として得ることができること。
今回の大きな隠しテーマであった「林業地の過去・現在と未来。そして取り組みの違いによる木材の違い」を、感じてもらえたのではなかろうか、と思っています。
お伝えしたいことが多すぎて、情報過多な部分もあったとは思うのですが、基本的な事も含めて木材も森林も林業も、多くの情報と知識が必要とされます。
その情報すべてが散在していて、集めて咀嚼して理解するのがとても大変なのです。
だって、山の人に建築や木材となった時の性質を聞いても分からないし、街で木材しか扱わない立場の人は、林業や山の事の本当の事情はわからない。
情報が一元的ではないことと、きちんと翻訳して伝えられる人がいない(機会がない)からです。
それらをすべて網羅するのはとても大変ですが、知ろうとすることはとても大切です。
私がそれらの情報を得るのに、とっても永い時間と労力を必要とした(今でも途上・・・)ことを考えれば、「知りたい、学びたい、取り組みたい!」と思っている方には、できるだけ平易に素早く、わかりやすく伝えていきたいのです。

伐採や他の企画ツアーでも同じことですが、伝えていくことの大切さを近年とても強く感じているからです。

ツアー22


もちろん、今回参加のメンバーは(来られなかった方も含め)皆さん、とっても勉強熱心でこれからの事を真剣に考えている人たちです。
だって、宿泊込みで2日間も仕事を休んで、材料のことではなくその元となるものを知ろうと集まってくれるのですから。
当然その分、木材コーディネーターである材木屋の自分にしかできない内容でお連れしているんですけども・・・
そういう意味ではいつ売れるのか、若しくは商品としてのつながりができるのかもわからない様な状態でアテンドするこの材木屋も、相当熱心だとおもいますけど(笑)・・・


仕上げに、こちらも普段皆さんはいくことない原木市場をご案内。

ツアー20


うわぁ・・・この桧。大きい節あるけども元気そうやし、木目も綺麗。えぇなぁ!!
ってな感じです。
辺材も綺麗だし。
というようなことを、原木市場でみていきます。
現地の製材の人がどんなことを見るか、とか自分ならこれよりもこっちを買う、とかそんな話を交えて大量に並んだ原木を鑑賞しました。
もちろん、ここでも事前に見た山の情報は生きてきます。
そうか、これはこんなかんじだったかな?!とかね。

限られた時間でしたが、木材の流通の一通りを見て来ることができました。
今回はメンバーといくことで、自分だけでは気がつかなかったことも含めいろいろと楽しいこともありました。
そうです、私が一番楽しんでいましたね。確実に。
いいんです、いつもそれが目的・・・基、楽しいと感じてもらえるツアーは、自分も楽しいと思えるものでないといけない、それをモットーに取り組んでおります。(本当に・・・)
そういう観点からすると、大満足のツアーであったと思いますよ。

交流を通じて、山側もいろいろな事を吸収してもらったと思いますし、参加メンバーにも喜んでもらえたことと思います。
今回の地は、森林セラピーを行っているほどの山があるところ。

しかし、私たちにはセラピーがなくても十分に刺激的で魅力的で楽しいツアーになりましたとさ・・・


さぁ、メンバーのみなさん!新しい木材活用を探る夜明けぜよ!!

ツアーの朝

 
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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編!! 

通常、材木屋が紹介したいとすれば本来はこちら。製材所でしょう。

私の様な街の材木屋さんは、ほとんどの場合は丸太を仕入れているのではなく、既に製材をされて四角くなった「木材」を仕入れている場合が多いので、前回までの様に、丸太を見に行くということは非常に稀です。
だから、私は行っているんですけども・・・

もちろん、材木屋がもっとも扱い易い商品となったものを見ることができる製材にいけば、大工さんも設計者も、物件の完成具合が想像できてよいと思いますが、商品を紹介するだけであれば、商社さんの方が上手ですし建材メーカーさんのほうがとっても綺麗にプレゼンされますから、私がする必要はありません。

ということで、普通ではない製材所見学をします(笑)。

ツアー14


これはどんなことをしているのか、どのような用途か。
もちろん、そのような質問もあるのですが、製材所の特徴や取り組み、そして大切なことである「どのようにものづくりをされているか」という事を交えながら、実際の商品となる過程や、商品を生み出す機械、そして木材製品そのものをみることで、バラバラだった情報がひとつになって、「こういった木材をこのようにつかえばいいのか」や、「これができれば、こんなことができないかしら?!」というような発見や気づきにつながると思っています。

それに加えて、立木での「欠点」と言われる部分を知ってもらうことで、木材になった時の表情の違いにも理解が生まれますしね!

それを感じてもらうためにも、最初に立木と山を見てもらうことは大切で、どのように育って伐り出し、どんな状態だからどのような丸太からこんな木がきるんだ、という事を整理できれば自ずと、自分が欲しい木材の形が少しづつ見えてくるような気がしませんか?!

ツアー13


製材所で製品を見ることで、雰囲気はわかるとは思いますが、無垢の木材はその一部分だけでは全ての情報を把握することができません。
その為に、「違い」を知っておくことで自分なりの判断基準が生まれます。
その道筋を立てやすくするのが私の役割で、出来上がった製品のスペックだけを上手に論じるのではなく、言葉はヘタクソかもしれませんが、商品となる木材のそれぞれの違いや見るべきポイントを交えながら、製造の過程をみられるということは、なかなか無いことだと思います。

そこに、わざわざ旅行ツアーではない、「材木屋と行く森林ツアー」の意味があるのです!!(と信じています。)
山の事から製材の事、そして木材そのものを通した建築の事まで・・・
つながりを持って伝えていける、それが木材コーディネーターである私の仕事です。

ツアー15
 


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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編 無事終了!! 

私も今まで、いろいろな形のツアーに参加していますが、木材関係や産地視察というと主催者はどうしても「お手本のようなもの」を見せたくなりますし、参加する側も「期待通りの素晴らしいもの」を見たいと願う。
そんなものだと思います。

しかし、私はそんなことはしません!
実際にしていることと異なるものを見せても、後々に期待とのミスマッチがおきるだけですし、私自身も今までに様々な形で「見てきたものと、何か違う」という違和感を持ってきました。
その為、私は必ず「テーマやストーリー」を持って企画に挑みます。

ツアー17


今回も密かなテーマがあるとは知らずに、参加の皆さんは熱心に今目の前にある情報の取得に励んでもらっています。
あたり前ですが立木にも年齢があり、それにより太さや状態が異なりますが、大径木の聳える山もあれば、まだまだひよっこのところもある。
それに加えて、決して美しいと言えない山もある・・・・

木材を使う側からすれば、年輪が揃っていて色がよく通直で、素直な材を求めますがそんな立木ばかりではありません。
実際に見ている中で伐り出す立木の多くは、良質なものばかりではありません。
様々な質のものが混ざります。
「産地」という冠は、いつでもどんな所からでもすぐれた木材を生産する、というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではない。そしてそれも産地が抱える課題の一つである、と思うのです。

そんなことは、話しても気がつきません。
実際に伐り出したものを見てもらうのです。

ツアー11


じっくりと眺めて・・・

ツアー10


それぞれ各人が、自分の思っていることとの違いや不明な事、それらが頭の中で入り混じりながら処理をしている状態でしょうか。
迷って考えて、イメージとの整合性を探す・・・
普段見る木材ではない、丸太や立木。
それを基に、自分たちの活用を考える。それが木材を使うということだと思いますが、彼らは何かを会得してくれたでしょうか・・・・


山を見た後は、丸太の○が木材の□になる製材所へgo!



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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編 無事終了!! 

怒涛の週末出張の連続の中で行った、「材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編」。
その様子を少し報告しておきます。
(週末に遊び呆けているわけではない証拠・・・汗)

以前からも少し話題にしていましたが、今年は頭の中で考えていたいろいろな事を前にすすめようと、この秋をめがけて企画をしていたのですが、大阪府北部地震や相次いで襲来した台風の影響で、余裕を持ってすすめていたものが全く余裕が無くなってしまって今日に至っています。

その為、無理やり組み直した過密スケジュールの上で動いているので、不在その他で御迷惑をかけていることもあるので、その分出張で得たものを少しでも多くフィードバックしたいと、いつも以上に意気込んでいます。

ということで早速ですが、今回のツアーはとっても小規模な「身内ツアー」にしました。

ツアー2


木材や建築、そして山の事までを吸収しようと熱心な精鋭のみを選りすぐり(笑)、モデル的に素晴らしい山や商品をみてうっとりするようなものではなく、現実を直視し自分たちがすべきことや伝えるべきこと、そして山を知りその意見を聞くことに重点を置いています。
「産地直送の、流通経路の中抜きで安くなる!」的な広告宣伝販売に陥るのではなく、産地の中で起こっていることや困っていることなどの実情を知って、その上で現地で意見交換を行って意識の共通化を図るのが目的。
実際の木材製品はその後です。

皆、商売ですから単価や納期も大切ですが、関わる人や原料となる木や山を苦しめての安さには、全くの意味がないですから・・・・


ということで、前置きが長くなりましたが、そういう趣旨でおこなった「材木屋と行く!!」森林ツアーです。
先ずは山を見ること。

ツアー1


山を見て、何がわかるのか…自分たちは木材を使うわけであって、生きている丸い形の樹木を見ても、全く意味が無い。それなら早く製品市場や製材所に行きたい!時間の無駄だ、そう思うかもしれません。

しかし、先にも書いた様に自分たちの使う木材は、その山からきています。
植え(タネが落ち)育て、伐採して運搬され、競りにかかり四角い木材になるまで、多くの手がかかり、その中にも特有の課題や問題がおおくあるということ。
それを知るには、いくら話をしても伝えきれません。行くべきです。
それも、実情を知る人や実際に施業等にあたっている人と共に。
そうすることで、生の声を聞き現地を体感し、五感で問題意識を共有することができます。
ですから、私が引率をさせてもらう時は可能な限り、産地=直接販売所、ではなくそのものの根本を形成する場所(ルーツ)として感じてもらえるように考えています。

また、単にモデルを眺めるのではなく課題を共有することが大切なので、山といってもパターンの異なるところに廻ったりもします。
比較することで見えて来るもの、あると思いませんか?!

山のプロ!とまでは到底いきませんが、材木屋として多少の森林や植生の知識を持ち、なおかつ「山の立木を前に、これが材木になったとしたら」を話すことのできるのが、私のアテンドの一つの特徴。
すぐれた立木を見上げて「綺麗ですね〜!」では終わらせません(笑)。周辺環境や見るべきポイント等を、山の人とは全く異なる「材木屋ならではの視点」で語ります。
たんなるお楽しみツアー、なら旅行会社に頼めばいい。
そうではなく、専門知識をその場で共有できるという事が、私が引率する最大の利点であると信じています。


夏に行った大阪研修もそうですが、木材と森林を知る「私にしかできないツアー」の真骨頂が始まったばかりです。

ツアー4



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急ぐ!で困る カットサンプル編

いつもいつも、また投稿にも出来る限り無垢の木材の表情の違いを掲載しているつもりですが、伝えきれない場面は多くあるものです。

その中で希にあるのが、「とりあえず、カットサンプルだけでも至急おくってよ」というものや、「担当不在でも、カットサンプルだけ見に行くから出しといてよ。」というケース。
確かに、私もいつも留守がちではあるものの、無垢の木材については「とりあえず」とか「カットサンプルだけ欲しい」というものには対応いたしかねるのです。 
横柄な様ですが、それらだけではほとんど意味をなさない場合が多いから、そうさせてもらっているのです。

そんなことを考えていると、今日サンプルを整理していて偶然にも出てきました。おあつらえむきなややこしいカットサンプル(笑)。

カットサンプル3

これを見て、写真だけでわかる人はすごい!
というよりも、私も他の人が投稿していると分からないかもしれない、この違い。
実は、樹種が違います。
もう少し分かりやすくするために、左の材に同じ樹種の違う部分をカットしたものを合せてみましょう。

カットサンプル2

これなら少し判別できます。
それにしても、左が同じ樹種のカットサンプルか?!と思うくらいに異なりますが、その通りです。
同じ樹種でもそれくらい違うのがカットサンプル!!
どうだ!参ったか!!というくらいに違う。

左のサンプルは、特徴的な黒い縞の入る木材ですがやはりカットサンプルではよく見ないと分からないかもしれません。
大きな面積を貼りあげると、かなりの違いが出るのですが、カットではこんなものです。

往々にして、至急やとりあえず、の方は無垢材に無頓着な方が多いので、後になって双方が苦労することを防ごうと思うわけですが、今回も上記の写真を見て、「カットサンプルだけ」ではなくきちんと対話問い合わせをしよう!と思って頂ける事を望んでいます。

急ぐ!と聞くと身構えてしまうカットサンプル編。御理解いただけましたでしょうか(汗)・・・

カットサンプル1



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過密スケジュールの間にちょっと一息・・・もやっぱり山へ

今年度はやる気を出して、通常よりも欲張って出張やイベントを詰め込んだのですが、そのお陰で出席したい会議は重なるわ、研修も重複するわ、深夜出発の深夜帰宅が続いて寝不足になってフラフラになるわで、分かっていた事乍ここにきて少し体が疲れていることを感じます。
「寝溜め」できなくなって久しいですが、年齢の影響で体力の回復も年々遅くなり・・・・


という感じの毎日なのですが、唯一空けていた出張帰りの翌日にもまた予定を入れてしまいました。
山です、また山ですね(汗)。
とはいっても、今回の山は仕事での伐採や製作の下見の山ではなくて、レクリエーションの山!!


前から行きたかった兵庫県の赤西渓谷の散策会に参加してきたのです。
本当、もう少し遅い時期であれば紅葉が見事だったはずなんですが、そんな贅沢は言いません。
この赤西渓谷周辺の人里近くには、以前から南の宍粟市や北の八頭郡まで、南北には多くの巨木もあり、国有林であるこの渓谷には踏み込んでみたかったのです!

ということで、行ってきました。

渓谷の天然林4


通常の朝集合でしたので、滞在時間は永くとれないものの貴重な自然の姿を見ることができました。
せせらぎとともにある、針葉樹と広葉樹の混交林。
様々な種類の樹木や草木を見ながら、ゆっくりと進みます。
山は好きですが、登山というほどの経験もなく、蛇(毒蛇、遭遇しました・・・涙)も蜂も、もちろん熊がとっても恐ろしい私にとっては、このような機会に参加できたことはとってもありがたかったです。

渓谷の天然林6

こんな苔むした岩と、その上にたくましく育つ樹木たちの姿は自然林や天然林に多いと感じる風景。
植物の多様性を感じます。

そのうえ、樹種によっては黄葉のすすんでいるものもあり、林道の中でもひときわ甘い香りを放つものもあります。

渓谷の天然林2


カツラです。

すぐにわかるその香りと、きれいな黄葉。
巨樹巡りではいつも肩透かしのカツラの黄葉ですが、今回は黄葉のみしっかりと拝むことができました。


知らなかったのですが、赤西渓谷は森林セラピーの場所としても知られている様で、森林セラピーロードも整備されています。
いつもは針葉樹の人工林に関わる機会が多くなっているので、久しぶりに豊かな初秋の広葉樹のある山を満喫しました。

森林の利用という側面も大切な時代ですが、山というものは木材の生産の為だけにあるものではありません。
こういった山で、木々や自然と人とのかかわりというものを、もう一度見直す機会が多くあるといいなぁ、とサワグルミ君とともに昼食をとりながらに感じました。

渓谷の天然林5


伐採と森林の勉強会企画の後は森林セラピー企画か?!
いえいえ、本業から外れすぎますので、そこはいずれ余暇での取り組みにできれば・・・?!

どちらにせよ、気持ちのいい疲れを感じながらも癒された一日でした。

で締めくくろうと思ったものの、森林セラピーロードに認定されている遊歩道沿いに、思いもよらぬ出逢いがありましたので、次回は番外編としてその出逢いをお伝えしたいと思います。


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必要だけども在庫できない、辛い現状

いつでもどんなものでも在庫が出来る体制であればいいのですが、なかなかそうもいかないつらい現状。

建築に使う木材の種類があまりにも狭まり、一定の樹種とサイズ以外は使わないほどに画一化されています。
それは効率的でもありスピードが求められる現在にはあっているのでしょうが、それ以外の木材については何も知らない、というような現状をうむことになった一因でもあると思います。

ホワイトウッド

今回は「バラ板」の注文にこたえる事ができましたが、これからどのように木材の業態が変化していくのかは予測できません。
それでも、弊社は特殊材ばかりを扱っている材木屋ではなく、一般材から銘木、無垢フローリングまで様々なものを扱うからこそ多様な声に対応できると思っていますので、これからも必要とされる木材を供給できる体制を維持していくつもりです。
本年に続けて起きている自然災害である大阪北部地震や台風20・21号を考えても、日頃の建築仕事では殆ど出番が無くなってしまった瓦屋根屋さんや左官屋さんに、修繕や新設の依頼が殺到して、被災住宅の補修が数カ月から1年先、という様な現状を生んでいます。

ただでさえ、屋根瓦や外壁修繕の左官屋さんが極端に不足しているところに、一度に以来があっても、仕事をこなす職人さんの体を分散するわけにはいかず、未だに復旧には遠い状態です。

瓦は重くて地震に弱い、左官仕事は時間がかかって意匠性が低い、木材は腐るし燃える。
揶揄される表現ですが、これらは決してその通りではありません。
しかし、こんな旗を掲げる大きな流れにはなかなか逆流しがたいものです。
木材は、国の取り組みもあり大規模の建築物などにも集成材が採用されたりして、利用は増えてはいますが、それでも、それぞれの材料が誤解や揶揄されることで衰退していった部分があることも、現在の職人さん不足の一員でもあります。

私が伐採授業やその他で、大工さんや学生さんなどと交流を深めてわざわざ山の木を伐りに行くのは、今回の様な材料不足や職人さん不足を危惧するからです。
今、との時だけ必要だからといっても、職人さんも材料も育ちません。
今の為に先の為に継続して仕事があるからこそ存在するもの。

時代が変わった、ということだけではなくそれに適応しながらも職人さんや材料を維持していく方法を、みんなで考えなくてはいけない。
小さな材料から、いつもながらにそう思う「バラ板」販売でした。


在庫品11


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