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材木屋の独り言

無垢材の個性、許せるところと受け入れられないところ・・・

近頃の若者の情報発信や情報取得はインターネット検索から、その他のSNSに移行しているという。
かくいう私も先日、♯(ハッシュタグ、というのか・・・)の真似をして拙記事の表題を試みた。
弊社も会社フェイスブックページなどを通じての情報発信もしていますので、旬な話題や木材についてはそちらを使うことが多くなりました。

対して、こちらのブログは写真ももちろんですが、木材に関してのいろいろな事や話題を掲載することに移行していっています。
今回の話題は、受け入れられない木材の特徴、です。

少し前に南洋材ブナ材スポルテッドを紹介しましたが、一昔前まではそれも「腐れ、ヤケ」といって廃棄処分でした。

兵ぶな(つわものぶな)スポルテッド A-2

しかし、それが自然の描写として受け入れられ、木質部分が脆くなっているものでさえ利用されるようになっているのですから、時代は変わるものです。
しかしながら、今でも変わっていないところもあります。

たとえば、オークナラ)の虎斑。
柾目材に顕著に表れる、ブナ科に多くみられる放射組織という木材の組織の模様。
ゆらゆらとした炎のようでもあり、銀色のオーロラのようでもあり、私は非常に魅力的に感じますし、これが沢山あるものが好き(一面ではなく木目との混在が)なのですが、一部の方には「ミミズがいるようだ」というように感じられる様で、敬遠される場面もあります。

カスクオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング


その他にも、やモミに特徴的な黒っぽい入り皮や、ブラックチェリーのガムポケット、カバの照りなどの杢の模様も同じくです。
その樹種特有の特徴なのですが、時に「汚い」とか「見苦しい」などと言われることもあり、がっかりすることもしばしば。
もちろん、私自身が木が好きすぎることもあり「あばたもえくぼ」的な考えが強く出すぎることで、欠点などという言葉が見当たらないから、気にならないのかも知れません。

私が好きな芳香を有する木材であるクスノキ日本のひば等の香りが「臭い(くさい)」と言われる場面は多くありましたし、精油に有用な成分を多く含む桧ですら、表面に析出する樹脂成分が「汚い汚れに見える」と言われてしまうこともあります。


木曽桧無垢一枚物フローリングの樹脂析出


確かに、あまりにも脂のきついものは桧の涼やかさをスポイルしているかもしれませんが、このような特徴のあるものが桧。
それに、こんなに樹脂成分が残っていることに感激してほしい場面も多いのですが、現在でも美観上好ましくないと言われてしまいます。

だから、人工乾燥でも樹脂分を取り除き、均一な品質で表面に樹脂などが析出しないものの生産に傾いてしまうのではないかと思います。
昔は、頭上の梁から松の樹脂が落ちてくる、ということはよくありました。
といっても、化粧で梁材が現しの家で且つ、地松材を使っている場合ですが、伐採されても樹脂を有していることは、そんな経験を通して知っていたものです。
まぁ、それも特殊な経験となってしまっていますが、樹脂や水分を含まない木材は、ただの木質材料。
もはや無垢材ではありません。


無垢材を使うということは、その樹種の個性を使うということ。
私もいろいろな個性をご紹介しますので、その個性を理解頂いて使ってもらいたいと思います。


木材の自然な個性である節や変色部分とともに、それ以外の個性も受け止めてもらいたい。
素材としての見た目だけではない本質も理解してほしい。
そう思う、今日この頃です。


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 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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原材料の違いはこだわりの違い 〜見えないところにこそ、差が生まれる〜

皆さんは一年のうちで決まったこの日に、必ず同じものを食べるということはありますか?!
私のところは、毎年9月4日に「串カツをたべる」と決まっています。
実は最近知ったのですが、うちの末っ子は日本全国でその日は全員が串カツを食べていると思っていたそうな・・・・(汗)
まぁ、それくらい、うちでは恒例だということです。

物の価値と差 4


かれこれ20年はこの行事(笑)をしているので、串カツ自体は美味しいものの、さすがに若いときほどは量が食べられなくなってきました。
もともと胃の調子が優れないので、油ものを多くとることはできないのですが、一時期から急激に食べる本数が減りました。
体が変わっていく時期なんだろうか?!、そう思っていたある年。
家内が「この前、これ見つけてん!」と出してきたのは写真奥にある米油のボトル。


物の価値と差 1


私の家は、伯父が米油関係の仕事をしていたこともあり、小さな時から米油をつかった料理で育ちました。
それが普通だったのですが、伯父も業界を引退してからは知らない間に米油を使わなくなっていたそうで、その油の違いもあって量を食べられなくなっていた様子。

そんなに違うのか?!と思われそうですが、まず違うのは値段!
他の食用油に比してかなり高い!うちも、米油で育っていなければ買わないでしょう・・・
でも、確かにコロッケも串カツも、油を使う料理は断然おいしくて色もいい様に感じます。

個人差はありますが、私はそう感じる。
もしかしたら、ずっとそれで育ったからかもしれません。
でも、良し悪し以外の違いというものがあります。

木材や建築材料でもそうですが、同じ用途になるものでもいろいろと差があり違いがあり、もちろん価格も異なります。
でも、それを知らなければ選択肢がありません。
私は米油の方が油気も少なく美味しいと思うから、それを選ぶ。価格が高くても。
木材の場合も、同じ樹種や同じように見える企画の商品でも、選ぶための判断材料が無ければ違いが分かりません。
とっても大切な材料選びにはたくさんの判断材料を持っていてほしい。


私にできるのは、木材や無垢フローリングに関しての判断材料となるお話をお伝えすること。

食材なら産地にこだわるように、木材も産地による性質の差や違いにこだわる。
そして、製品となって手にするものには加工場の品質基準や同一商品とのこだわりの違いを知る。
同じバーチ無垢フローリング同士のどこが違うのか・・・同じに見えて違うところ・・・

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエグレード


油は食材と一緒になって調理されますが、目に見えませんし明らかな違いがすぐに出るわけではありません。
木材の差も、木目や色味、樹種が同一であると乾燥方法や製材方法、そして品質管理でどのように選別されたものなのかというのは、目に見えないところ。

そういったこだわりや違いを伝え、なぜこちらの方が高価なのか。
そして、その価値はあるものなのか。ある場合に、それを選ぶための基準をどのように考えるべきか。
多くの材料と工場を見て、その場の職人さんと話をするからこそ分かる事や違いを、判断材料としてお伝えする。
それが私に出来ることです。

単なる価格表示では伝えられない、カタログ写真でもわからない、そういったお話を伝え続けています。
油一つで食材の味が変化するように、選別や乾燥方法一つで木材や無垢フローリングも大きく変化します。
少しでもその違いを伝えたい!
見えない、わからない部分の差。そのこだわりを伝えていきます。

9月4日の米油を見て、そう思うのです。

因みに、この日は用意から揚げて、その揚げたてを家族にふるまうのが私の仕事!
この日ばかりは、家内もテーブルにつき食事を待つことのできる日。
火加減を見ながら、丁寧に揚げていきます!

ふと見ると、米油に浸かったお菜箸のナラ材がすごくいい色になっていました(笑)。
無垢フローリングしてもそうですが、やはり油との相性もいい森の王様。
しばし見とれてしまいました。

美味しい串カツもまた、来年までお預け・・・
今日から、油の違いと木材の違い、どんどんしゃべりますよ!

物の価値と差 3


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スポルテッド材、久しぶり入荷! 〜ぶな編〜

前回、珍しい南洋材のスポルテッドを紹介しましたが今回は日本のぶなです。

以前に入荷していたのも、ぶなと栃でしたが今回も日本のぶなをご紹介します。
ただ前回と異なる点は、先日の南洋材スポルテッドと同じく「木質部分がしっかりとしていること」です。
つまり、菌糸は入っているのですが、腐朽を進めるところの手前でとまっているので、模様も前回ほど激しくない上に木質部分が残っているので、加工して作品を作ることが容易だと想像できます。

兵ぶな(つわものぶな)スポルテッド B-1


前回の物は手に持ってもその木質部分がボロボロと崩れるところがあったほどですが、今回は木材としての用途に耐えるようなしっかりとした木質感があります。
手に抱えてみても、ずっしりと木の重みを感じることで実感できます。

とはいえ、ネガティブにいえば「腐れ」ている状態ですので正常材ではありません。

今回も、たまたま多くのぶな材を加工する途上で出てきたもの。
まさしく自然の産物。
狙って作ったわけではないので、材によっての表情も様々。


兵ぶな(つわものぶな)スポルテッド B-12


特に、木口部分は比較的菌糸が入りやすいので、黒っぽい模様になるのですが木の中心部分に向かうにつれて、黒っぽい菌糸が少なくなり業界用語で「ヤケ」などと言われるような変色した状態になっているものが多くあります。

全体的に均質に模様がかっているものも見事ではありますが、このようにみる部分によって表情をかえるものも本物の証。
見せ方によって変幻自在な魅力を発揮してくれるように思います。

そういう意味でいえば、近年の建築や家具、小物作家の方は非常に柔軟な考えの方が多いので、住宅から店舗まで幅広く使ってもらえるのではと思っています。


兵ぶな(つわものぶな)スポルテッド C-2


スポルテッド材自体は、一般的な木材流通からすると「出来損ない」。
一部の人には好かれるかもしれませんが、やはり大部分の方には刺激が強すぎます(汗)。
私の様な変わった材木屋では扱いがありますが、普通は流通するものではありませんし、これが出来るということは通常の製材品が出来なかったということなので、本来はへこむところなのです・・・

しかし、中にはこのような自然の造形を好まれる方もおられるため、そのご希望にこたえるべくせっせと集めることになる、変わった材木屋。

兵ぶな(つわものぶな)スポルテッド A-2


黒っぽい筋ばかりが強調されがちなスポルテッドですが、今回のものはそれがメインではありません。
ある意味脱色されたような、淡く薄い色合いになっている部分がところどころに見られます。
それも味わいとして活かしてもらえると嬉しいポイント。

今回も表情が様々で一様ではなく、少量入荷ではありますが変わった樹木がお好きな方々のご期待に応えられればと思いますので、木になる方はお尋ねを下さいませ!
いつもながらに売り切れの際には、何卒ご容赦くださいませ・・・


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スポルテッド材、久しぶり入荷! 〜南洋材編〜

最近とっても心苦しい状況だったのが、ずっとお問い合わせに答えられなかったこと。
それは、スポルテッド材についてです。

今まで何度か取り扱っている記事を見て頂きお尋ねをいただくのですが、入荷の度に瞬く間に売り切れてしまう(大人買い)為、ご要望にお応えすることが出来ない場合が多く、非常に心苦しい思いをしていました。
やっとのことで今回、スポルテッド新入荷!です。

今回の入荷第一弾(次回、第二弾!)は海外材料!
珍しい、南洋広葉樹のスポルテッドです。

南洋スポルト 2


前回までの投稿をご覧になっていただいていると、むむ?!スポルテッドの割には模様が薄いような・・・と思われるかもしれません。
確かにその通りです。
前回はがっつりと菌糸の模様がはいり、木質部分がボロボロになっているくらいの仕上がり(?!)でしたが、今回は木質部分は比較的しっかりとしています。

もちろん、菌糸が入っている為に強度的には落ちていることでしょうけども、手で触れても崩れ落ちそうだった前回までのぶなや栃とは違います。


南洋スポルト 3


うっすらと軽く炭を流したような感じ、とでもいうのでしょうか。
幾何学的と言えばいいのか、不可思議な方向に模様が伸びているところなどが、自然の産物であることを強調しているようです。

人によっては、あまりにも強いスポルテッド模様は好まれないかもしれませんから、ある意味万人に受け入れられるスポルテッドなのかもしれません。


南洋スポルト 4


今回の南洋材スポルテッドの最大の特徴というのは、長さが4mであるということ。
均一に変色しているわけではありませんが、模様のある部分とない部分の木目がつながるような、そんな使い方をしてもらうと、非常に魅力的ではないかと思います。

印刷のシートであれば模様をつなげることもできるかもしれませんが、無垢材での4mスポルテッドというのはなかなかないであろうと思いますから、上手に見せてもらいたいものです。


南洋スポルト 1


南洋スポルト 5


普通じゃない、何かを感じる雰囲気を作る時。
作為的ではない、自然の産物を見せたい時。
魅力的な部分として、でもさりげなく飾りたいとき。

そんな時にしっくりと馴染むスポルテッドになるのかもしれません。

できれば、4mそのままの木目を眺めることが出来るような使い方を望みますが、いろいろな感性でいろいろな使い方を模索してもらいたい、そんなスポルテッドです。

次回紹介のぶなスポルテッドと併せて、新入荷ですのでお早めにどうぞ!!

南洋スポルト 6



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材をつぶす、とは・・・うまくつぶせていっちょまえ

なんか変に無駄にするような言い回しに聞こえますが、大阪近辺だけなのか「材をつぶす」という言い方をします。

潰す、の意味の多くはネガティブで「機能をなくす」とか「ダメにする、役に立たなくする」などがあります。
これを当てはめると、「木材をつぶす」というのは「木材をダメにする」という意味だとすると、全く意味をなさないことになります。
では、どのようなニュアンスで使う言葉かというと、原木から必要な板材を製材していくときにも「この原木をつぶして必要な材がとれるかなぁ・・・」というような状況や、ある板材を製材したり寸法カットをして決まった寸法の材料を作り出すときに「この2枚をつぶしたら、この寸法が5本とれるな」とかいう用法ですね。

材をつぶすというけれど 3


つまりは、ある木材から求められる寸法に仕上げていくときに使う、と言えばいいでしょうかね。
大まかな寸法の材料を、求められる姿に。
これが実は難しい。
弊社では昔の番頭さんから、「うまいことつぶせるようになったら、いっちょまえや!」と言われていました。
上手にロスなく材料をとっていくことが出来れば、材木屋として一人前だ!ということ。


木材は、丸太を四角くする時に多くのロスができます。
そしてそのロスは乾燥をさせることで目減りしたり反ったりで、更にロスができます。
そしてその後に、実際に使用される寸法に加工するとき、つまりは「つぶしていくとき」にもロスができるのです。
だから、「うまくつぶせていっちょまえ!」なんです。

最初のネガティブなイメージは、木材を「つぶしていく」とどんどんロスが多くなっていくので、その材積が減って販売できる材料部分が小さくなっていきます。
だから、無くなっていくイメージがネガティブな部分と重なって、使われるようになったのかなぁ・・・と想像しています。

材をつぶすというけれど 4


とある材を作り出すのに、大きな板材を幾度か製材すると小さな材や薄い材等がたくさん出来ます。
この「つぶした後の材」が販売できればいいのですが、そううまくはいきませんのでロスの部分になる。
これを如何に少なくできるかが商売の大きなポイントだったんです。
10cm幅の木材が必要なときに、13cmの木材を製材するのは簡単です。しかし、残った3cmを何に使うのかを考えていないと仕入れている木材で細く残ってしまった3cmを捨てているのと同じことになります。

材をつぶすというけれど 5



そんな場合に、勿体ないけどもわざと20cm幅程の木材から製材し、できるだけ次回に使えるようにしておく。若しくは、16cm位のものから製材して6cm程を残す。そうすると適度な用途に使う事ができるので、残った部分も売りやすくなるのでロスが少なくなる、といったことを考えて製材の木取りをする材を選ぶ必要があるのです。

材をつぶすというけれど 2


今では、加工所で出来たものをそのまま建築現場に届けることが多くなったこともあり、弊社の土場で「材をつぶす」機会は少なくなりましたが、やはり特殊なものなどで手持ちの材は製材してつぶしていく機会があります。
大分頭をひねっても、大きな材を製材していかないといけない。
そんなときほど、「うまくつぶせていっちょまえ!」を意識します。

出来上がってしまうと分からないけど、木材の製材やそれまでの過程にも頭を使って苦労している、ということを少しわかっていただけるかな。

材をつぶすというけれど 1


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認知されて嬉しいのか、悲しいのか・・・見慣れた写真が見慣れぬサイトに!

皆さんはエゴサーチ?!っていうものをされるのでしょうか?!
私、したことありません。

最近まで知らなかったほど。
だからしたことなかったのですが、今年のゴールデンウィーク前のこと。
自社の検索をした時の事です。



有難いことに、弊社で好評をいただいている超こだわりのつまった「高樹齢杉シリーズフローリング」にお尋ねをたくさんいただき、インターネットでも実店舗の材木屋さんでも、いや無垢材を殆ど販売することのない建材屋さんでも、世の中のあらゆる建築関係者が取り扱っているであろうと思われる杉という樹種で、どうして弊社を見つけて頂けるのか・・・

いろいろとキーワードを探っていたのですが、特段検索に引っかかるような細工をしていない弊社が通常の検索で表示されるわけがなく、なかなか見つからない(汗)。
良くこんなので弊社にお尋ねを頂けるもんだ・・・となかば感心をしてしまったのですが、その中に明らかに弊社と関係がない会社のホームページに、どうも弊社の高樹齢杉商品らしきものの写真を見つけたのです。

見知らぬサイトに自分の写真3


もしかして?!、ではなく、絶対に私の記事の写真!!
間違いないです。
ブログの記事更新は当然ですが、写真の撮影からアップロードまで(もちろん使用写真の選定)もすべて自分でやっているから、間違いなく100%わかるんです。

それが、弊社の高樹齢杉百年杉柾浮造りフローリング古希杉浮造りフローリング

見知らぬサイトに自分の写真2


この現場も、とっても大きなお屋敷で赤身勝ちの高樹齢杉の幅を特注しましたので、忘れるはずが無いんですよね・・・
で、そうやって見ていくと、他の樹種でも弊社の無垢フローリングの写真が・・・・
そりゃ、普通のオークとかバーチとかウォールナットなら、インターネット検索すれば沢山素材が見つかるので、わざわざ弊社の写真を使わなくてもいいんでしょう。
高樹齢杉シリーズ以外にも、石山赤松(せきざんあかまつ)幅広無垢一枚物フローリング国産黒松(雄松・男松)一枚物フローリングが掲載されているではありませんか。

これも一目でわかる。
自分で決めたアングルだもの・・・

見知らぬサイトに自分の写真1


以前から、ホームページや御会社が有名なところは、掲載の写真を無断使用されて困っている、という話を聞いていましたが、広告もだしていない弊社は大丈夫!と気にとめていませんでした。
しかし初めて、自分の写真が見知らぬ人に使われているのをみると、少し気味が悪くなりました。

杉や赤松等をPRしてくれているものの、そのページを見ているとあたかも自社が扱っている商材であるかのように見てとれる。
私の扱っている杉や赤松材を知ってもらい、良い商品だという風に思って頂くのは非常にうれしいものの、それでもやはり何の記載もなく、その会社のもののような見せ方をされてしまうと気持ちのいいものではありません。


記事の内容としては、いろんな御会社や私の様な個人ブログから抜粋した様な樹種説明の記載があるので、一般の方にとっては非常にわかりやすいのに、勿体ない。
私が気づいて訂正を申し込んだのが5月の7日。
いまのところ、音沙汰がありません。
う〜ん。
これからどうするべきか。
今非常に悩んでいます。

知ってもらうのはうれしいものの、なんか気持ち悪い日々。


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静かなゴールデンウィークには・・・

外出できない今年の連休。
私にとってはすごく都合がよくて、普段はできない書類の整理や写真の整理、先に必要になるものの用意などをしています。

もし移動できるのであれば、今すぐにでも出張したい場所はいくらでもあるのですが、そうできない間にしなければならないことが製品仕様の決定と販売方法などの詳細。
弊社は大阪の街の材木屋としては珍しく、山での原木伐採をしたり森林へのツアーをしたり、製材での物作りをしたりなど様々取り組みをつづけていますが、同時進行の企画が多いことと「自分がやりたいことをしてしまうこと」から、きちんとした計画がないまま進んでしまうのが悪い癖・・・

今も少なくとも3つ以上の企画を抱えていて、整理が出来ていません。
それを整理する機会と考えているのが今年のゴールデンウィーク。


賢い営業企画が出来る人は、街や人が求めるものを考えそれを具現化して商品とします。
おそらくそれは、マーケットイン。
対して、市場に出す商品を企画してそれを作り出して販売する。これはプロダクトアウト・・・
で、私は後者であるために、なかなか売りづらいものばかりを手掛けることになるのでは・・・!?と、博識の方には見通されたことがあります。
正直その通り。

もちろん、マーケットインは非常に大切な考え方ですが、プロダクトアウトも潜在的なニーズを掘り起こす製品を作ることが出来る方法としては、決して劣っているわけではないと思います。

しかし私の場合は、市場の潜在的ニーズというよりも自分自身が欲しいと思うものや、あればいいと思うもの、若しくはお勧めする理由のあるこの木材を使ってもらいたい!、というそんな「自分の気持ち」だけが先行している状態で物事を進めてしまうから、良いものである(と思っている)にも関わらず、非常に販売に苦労したりします。
そのおそれが現在の企画にもあるのです。

オリジナルフローリングの原板 1


今回はその悪い癖を封じるべく、この連休の間に価格設定や販売方法、PR方法を考えておかねばなりません。
そのうえ、費用の事は後回しで進めているものばかりで、肝心の商品が出来ても開発費を回収できないという、商売としてあり得ない事態を起こしてしまいかねません。
こうやって告白をすることで、自分への戒めとしているのですが、うまくいくかどうか・・・


今ではクラウドファンディングなどで事前に資金集めをして、商品開発に臨むことが出来ますが、未だにインターネットの世界を信用していない私には、クラウドなど遥か遠い世界・・・
現実的に自社の費用をジャブジャブとつぎ込んで、販売して儲けが出せるのかわからない物を作ろうとしているのです。
アホです。本当に。



でも、自分が良いと思うものでなければいけない。
自分でも使いたいと思えるものでなければ喜んでもらえない。

そう思うからこそ、まずは自分が良いと思うものをつくり出そうと思うのです。
山での伐採授業もそう。
無駄にすることなく、伐採される立ち木を活かすこと。
現在進行中の広葉樹材企画もそう。
山からきちんと出てこないことで流通しない貴重な広葉樹を活かせるように道筋をつけること。

カエデ無垢幅はぎ板1


量を確保しにくい広葉樹は、使いやすい形の材にして届けられるように・・・
まとまって確保できたときに、小さな寸法のものも様々な形で使うことが出来るように、幅方向を接着でつなぎ合わせる「幅はぎ加工」をした板材「OPCボード」をつくること。
利用できること、需要がある事、そしてなにより製品にすることが出来るということを、山側に示すことで活用できる広葉樹が市場流通する可能性を増やすことが出来ると考えています。
広葉樹を使いたい声を届けるためにも、試作を続けて需要を作り出す必要があると考えています。

そして、銘木という価値に届かない原木を、本来求められる用途で現在の世に活かすこと。


クリ角材 試作


現在では目にすることのなくなった、本来の適材適所での使い道をもう一度見直すために、日本のクリ材での土台角流通に取り組んでいます。

また、細くて量がまとまらないことで販売しにくい状態にある原木を、新しい用途として活用すること。

オリジナルフローリングの原板 2


順調であれば、今頃実をつけて日本の広葉樹フローリングシリーズの仲間入りを果たしていたであろう、「キハダ」、「トチ」、「ホオ」、「ブナ」の原板たち・・・・・


これらすべてがチャレンジで、マーケットでの需要があるわけでもなく、消費者の声を聞いているわけでもありません。
ましてや、販売できる価格でできる企画なのかすらも分からない状態で進めている、という馬鹿さ加減。
もちろん世にないということは、儲からないか失敗するか、はたまた成功するのは非常に難しいかだと思います。
でも、それでも、活かしたい原木がそこにある。だから挑戦する。

自分がなんとか活かしたいと思う木がそこにある。
それだけが理由です。
だから、お金ではないことを始めてしまう。販売方法もお客さん像もないままに支払いリスクばかりをかかえながら(リスクでなく、デンジャーか・・・)・・・

そんなアホな奴ですので、少しづつ紹介していきます企画に賛同して頂ける方は、是非その商品を使ってみたい、欲しい!と手を挙げてください。
安売りはできないけれど、それ以上の見えない価値と見えない経費をかけた(涙)、お勧めできる商品をお届けします。

情勢が見えにくい世の中ですが、そんなことを日々考えています。
まとまった時間のある連休に、少しは商売に出来るように(?!)価格設定や販売方法を考えたいと思います。

そんなアホな企画ばかりの毎日ですので、いつも楽しみにしている趣味の読書の時間は、今年はお預けかも知れません・・・・・・・・

読書



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戸田材木店謹製! ジェットストリーム対応!! ノック式木製ボールペン 木輪(kowa) 〜完成発売編〜

前回のブログ記事にて初公開しました、弊社オリジナルの木製ボールペン。
私のきついこだわり(汗)と自己満足を具現化した商品だけに、高級ボールペンのように万人受けするものではないのですが、もしかすると私のように感じている方もおられるかもしれない、ということで本日すべて完成した商品を販売するための詳細をお伝えします。

一本ずつ、弊社で使用している樹種名と元となる木材商品の品番など(台湾樟除く)を刻印しています。


・カスクオーク

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜9

弊社がおすすめする無垢フローリングの人気樹種の一つであるカスクオーク
広葉樹特有のはっきりとした木目と、特徴的に現れる虎斑(とらふ)が印象的な樹種です。
その特徴はボールペンになっても同じで、光の当たり具合によって印象の変わる木目が綺麗です。
重硬な部類の木材の為、握った感触がしっかりとしていて安定感があるイメージです。
また目止め塗装を施してありますが、使用中の手の温度や湿度の状態で仄かにオークの「ほんのり甘い香り」を感じられることがあります。
刻印されているのは、カスクオーク幅広無垢フローリングのつなぎ目V溝仕様の品番。
つまり、このボールペンの原材料となったものです!

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜10


・ブラックウォールナット

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜4

言わずとしれた銘木ですが、今回活用しているのはブラックウォールナットの表情豊かなネイキッドグレードの原板材。そのため、木目が通っていないものや変則的なもの、色目の柔らかなものから木目の素直なものまでバリエーションがあります。
見た目のイメージ程の重さは感じませんが、細かな木目のため指先の使い心地平滑な木材、というイメージですらすらと書くことができます。
非常に落ち着いた色合いの印象はフローリングと同じく、非常にシック!
大人の物書きから書斎のマストアイテムまで!(私は読書にはペンが欠かせません。大事な部分のメモ取りの為です。)
単に豪華なだけではない、しっとりとした落ち着きのある雰囲気が味わえると思いますよ。

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜3


・キハダ( Pecked Amur)

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜5


ご覧の通り、若干黄色みを帯びている木目のはっきりとした樹種。
樹皮に近い黄色い部分は胃腸薬などになり、私も整腸剤として愛用しています。
はっきりとした木目ですが、比較的軽軟で「道管」という木材の組織である「孔」を若干手触りに感じます。
古く一時期には、天皇の衣がこのキハダの染め物であったり、染色された紙は虫食いにあいにくいといわれています。
今回の原材料となった原木は、キツツキによって大きな穴をもったものでした。
製材した時、穴の周辺部分を始め多くの「商品にならない部分」ができてしまいました。
しかし、自然の中でできたもの。キツツキが気にいるような魅力的な樹木を余すところなく使いたい!ということで出来上がったのが、本商品です。

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜6


・台湾樟(たいわんくす・ Taiwanese Camphor Tree)

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜7

まるでラワン材のように、一見全く木目の特徴が無いのが特徴的な樹種ですが、実は大きな特徴を持っています。
それは、クスノキ特有の香り!日本のクスノキとは異なるものの、どこか懐かしいようなちょっと埃っぽい民家の中の様な、独特な芳香をもっているのが台湾樟です。
視覚的な木目のアピールではなく、どこからともなく香るその芳香で木製ペンであることを主張します。
ペン自体の感触は少し柔らかめですが、肌理が細かいためにざらつきがなく抵抗感なく使う事ができます。
幹回り数m〜十数mにもなる巨木に育つクスノキ
木材として乾燥させる途中でどうしても出てしまう、裂けるような割れの部分をやむなく切り離した一部分を、香り豊かなボールペンとして活用しています!
(香りは少しづつ揮発して弱くなります。)

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜8


それぞれに特徴のある樹種たち。
同じ原材料が多くありませんので、一度にできる数量は限られますが木材となった木々を有効に活用し、使う人に喜んで頂けるように願っています。


★お問い合わせはこちらから


ジェットストリーム芯対応!!ノック式木製ボールペン 木輪〜kowa〜 

--- 基本コンセプト ---

原材料は、フローリング製作上で発生する傷商品や仕様変更で使われなくなった商品、または原木製材ででる勿体ない端材や乾燥工程で割裂してしまった板材の断片など、銘木でもなければ使われる用途の無くなった材木屋の持つ「勿体ない材」を用いています。
それにより廃棄することなく、使う人が嬉しく原材料も本望な木材活用をして木の輪を広げたい!
そういった想いの詰まったボールペンです!


・使用樹種:カスクオーク、ブラックウォールナット、キハダ、台湾樟(たいわんくす)

・仕上状態:目止めシーラー塗装(カスクオーク、台湾樟の香りは残っています。)

・ペン形状:長さ約135mm(ペン先からノック金具端部まで)×約9mm〜約12mm(木軸先〜最太部/クリップ除く)

・金具色調:ガンメタル色

・交換用芯:三菱鉛筆ジェットストリーム SXR600-07(0.7mmタイプ)を回して交換するタイプです。)
(0.5mmタイプも使用可能です。)

・配送方法:簡易ケース包装(*)にて、郵便にて出荷

・同梱内容:説明書、試供用芯(ジェットストリーム芯ではありません。)

・価   格:¥6,500/本(税別)

・送   料:¥109/本(税別、一部地域を除く)

(*)本品は、日々使い続けて頂きたい、という想いから配送箱は簡易なものとしています。(紙包装あり。)
私の個人的な、「大切に仕舞うのではなくいつも手に取っていただきたい」という想いがその理由です。


*ご注意事項

・本品は基本、金具の性質上分解修理ができない構造となっていますこと、ご留意くださいませ。(初期製作分にて、ペン繰り出し動作を100回/日×60日以上の動作確認試験をしています。また、動作確認後の出荷をしています。)

・手作業での組み立て・削り出しですので、ノック金具の摺動部分に動作跡がついていたり、金具部分に軽微な擦り跡の残るもの、刻印作業時の軽微なこすれ跡などがあります。

・素材の樹種が同じでも、部位によって硬さが異なる為レーザー刻印による刻印の深さの違いやズレなどが生じているものもありますが、素材の特性として御理解を下さいませ。

・樹種によっては、ペン先の木部を強く握った時にパチパチと音のすることがありますが、異常ではありません。

・ペンの機構の特性上、市販のプラスチックボールペンよりも芯を出し入れするノックの感触が重たくなっています。

・クリップ部分の金属は、一度開いてしまうと元の形状には戻りませんので、開きすぎにご注意ください。

・天然木を使用していますので、木目や色合いの違い、使用環境によっては変色や退色、割れが発生しますので、使用環境にはご配慮下さい。
特に、直射日光のあたる場所や冷暖房機器の直射、車中などの高温の場所での保管は避けてください。

・交換用芯のインク色は2020年4月現在、黒のみです。


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*2019年以前のリンク表示をクリックしても過去リンク記事が見られない場合は、こちらの手順でお願いをいたします。
*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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戸田材木店謹製! ジェットストリーム対応!! ノック式木製ボールペン 木輪(kowa) 〜出来上がり発表編〜

ずっと欲しくてたまらなかったもの・・・
やっとできました。
人一倍凝り性で、物事にはまるタイプですので一つの事をするにも、なかなかスタートできないタイプの私。

今回出来上がったもの、ボールペン一つとってもそうでした。
その理由とは、書き心地の納得できるインクであることと、自分の筆圧に合ったペン径であること、そしてノック式であること。なおかつ、私の手持ちの木材で作る無垢木材のオリジナルボールペンであること。

ずっと以前から製作したいとおもっていたものの、上記の理由を満たすことが出来ずにずっと立ち止まっていたままでした。
しかしこの度ついに、上記の条件を満たすものを製作することが出来ました!

ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 1


高級で稀少な木材を使用した木製ボールペンは、インターネットであればたくさん見つけることができます。
もちろん、私としても稀少な木材を材料としたものを製作することもできましたし、自分も欲しいと思います。
しかし、私の作りたかったボールペンはプレミアム品ではなくて、日常いつも身の回りにあって毎日使ってもらえるものであること、でした。
なおかつ、それがほぼ最小単位の木材利用であることを含めて、です。

私の職業上、どうしても小さな木材の塊が出来る時があります。
一般に端材と言われるようなものです。
中には、少し前まで商品だったものもあります。
それらの使われなくなった最小単位の木材を使って、使う人の傍に毎日あるものを作りたい!そう思ったからです。
そしてそこに、先にあげた条件を再度当てはめていくと、なかなか要望通りにはできませんでした。
自分も欲しいものとして、私の思っていた条件は、

・自社の理由のある木材を使って作る事
・細身だけども細すぎないペン径であること(木製ペンは、総じて太いかかなり細いと感じていたから。)
・ノック式であること
・ジェットストリーム芯が使える事

です。

ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 2


ここで大きな問題がありました。
上記の3つ目と4つ目を同時に満たすものがなかったのです。
木製ボールペンは、私の知る限りではツイストしてペンを繰り出すタイプやキャップ式のタイプがありますが、前者は径が細すぎたり太かったり、又は電車で本を読んだりする私には両手でペンを出す両者は避けたいところでした。(もちろん、高級感ではこちらの方がよいのかもしれませんが・・・)
そして、ノック式のものもあるものの、持った時に指にかかる部分が木材ではなく金属だったり、木材ではあるものの「ジェットストリーム芯が使えない」ものだったのです。

私、昔からの癖で筆圧と握りが強くて、滑らかに描くことのできるインクでなければ非常に疲れてしまうんです。
そのため一度ジェットストリームのボールペンを使ってからは、事務も家でもずっとそれです。


しかし、探せどもノック式でジェットストリーム芯が使える木製ボールペンがない!
今まで製作できなかった最大の理由がそこでした。
私が今まで使っていた木製ボールペンはどうしてもインクが硬く、自ずと筆圧をかけたくなるうえペン径がなじまない為に、「眺めているのはいいけども使いたくないもの」でした。
飾りですね。
木材も特徴的な木目や色合いの物でしたが、使えなければペンにせず材のまま持っておきたい(なんでやねん!)位。
もちろん、高級な銘木を使って少し太目やツイスト式のものにした方が高級感はあるのですが、コンセプトはそこではなく、「身近で使ってもらうこと」なので、ずっと探し続けていました。

やっと今回、条件をすべて満たす材料とご協力頂ける製作作家さんとのマッチングで、ジェットストリーム芯に対応したノック式のオリジナル木製ボールペン「木輪〜kowa〜」が誕生しました!!


ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 3
(写真はカスクオーク)

たぶん、このペン径のノック式ジェットストリーム対応の木製ボールペンはどこにもないな!うん。
ない。
木軸の先でおよそ9mm、少し太くなるペンの中心部分でおよそ12mm程です。


そして弊社にあった大切な木材達が、書き味最高な木製ボールペンになって甦った瞬間。

樹種は現在4種類。
大人っぽいさりげない木質感のブラックウォールナット、周囲に柔らかな「民家っぽい香り」が立ち込める台湾樟、虎斑が特徴的に光るカスクオーク、漢方にもなる黄色い木目が特徴的なキハダ、です。

それぞれに特徴がある木材なのは当然ですが、ありそうでなかったノック式のジェットストリーム対応の木製ボールペン。
今回はたくさん販売したいという目的ではありません。
材を活かすということと、私が納得できるものを、欲しいと思ってもらえる方やお世話になっている方に使ってもらえる形にしたいということが目的です。
凄くこだわりすぎて、製作費用が掛かりすぎていることもある(涙)ので、「おぉ!ジェットストリームが使える木のボールペン!探しとったんや!!」という私のような方には喜んで販売いたしますので、お声かけ下さい。

販売は、このあと最終段階の「樹種名の刻印」を経て進める予定です。
ただいま少しずつ刻印作業が進んでいます。

最終的な完成までもう少しですが、きちんと出来上がったら再度ご案内しますので、よければお申し込みをお待ちしております!


(写真は台湾樟。鞄の中、香り充満!(^^♪)
ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 4


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「三大チ祭り」終わる ◆ΑΑ

いよいよ「三大チ祭り」のクライマックス、「イチイ祭り」です。

前回までのチリ杉チークもかなり珍しい材でしたが今回のイチイ祭りも相当に珍しいものとなりました。
一位という樹種は、前回までの2種ほど珍しくはありません。
しかし、今回祭りを催すほどの一位というのは、サイズと木目ともに非常に珍しいものだったのです。

一位の用途で有名なのは、飛騨の一位一刀彫。お土産でみることができるので、まだ身近なのではないでしょうか。
その他では、笏に使われるということが広く知られていますが、実物の笏を見る機会というのはそうはありません。
そのため、一般には木材として見られることがないでしょうし、材木屋さんのなかでもご存じない方もおられるかもしれない、この樹種が祭りのメインとなるというのはどういうことか。

それは、一位の持つ名称の縁起の良さや特異な朱色の色合い、そして巨樹まで育った者だけがみせるその何とも言えない木目です。

一位祭り 1


一般的に見かけるであろう一位の木材というものは、おそらく幅300mmまでのものが多いのですが、今回の祭りはそうではありません。
上の写真に代表される、幅680mm!!という幅広の一位だったのです。
しかもそれが6枚なんだから、どれだけすごいことかというのを私自身どうやってお伝えしたらよいのかわからない状態です(汗)。
中には480mmほどのものもあるのですが、それらも「屋久杉かっ!!」と突っ込みたくなるような美しい杢があり、貴重な高樹齢木の美しさを見せてくれています。

そして祭りを盛り上げる驚きは、600mmを超える幅を有した4mの一位カウンター材です!!!

一位祭り 4

杉や桧に慣れ親しんでいる方や、建築木材の規格をご存知の方にとっては「4m」というのは普通に感じることと思います。
が、一位という木が樹木である姿をご存知の方は「600mmという幅で4mの長さの板をとること」がどれだけ難しいことかがわかると思います。
いや、難しいではなく現在では天然記念物か相当の巨樹を伐採しなければ不可能といえるそのサイズ!

購入いただいたお施主様も、「一位でこのサイズはまず無いですよね・・・!!!」と興奮されているほど。
もちろん、私も興奮です。
樹木と木材がすきなものであれば、この材の稀少性はいうまでもなく、またこんな材を建築に取り入れられるお施主様が羨ましくも悔しい・・・基、うれしい状況です。

いや、悔しいというのは若干本音で、今回の「三大チ祭り」は会社の売り上げとしてはうれしい限りなのですが、私個人としては「集めた宝物」が次々と放出される「危機的状況」なわけで、先の様に「こんなものもう入手できない!」というお宝たちが現金へと変わっていくのです。
普通ならば現金に変わるのは非常にうれしいことなのですが、変態材木屋としては自分の手元から離れていくことが非常に淋しくてたまらないのです(涙)。

一位祭り 5

材の用途を吟味されている間も、売れて喜ぶべきか売れずに安心するべきか・・・、商売人にあるまじき2択に悩んでいた私。

結果として、全て一位材で4m材4枚と2m材が5枚、そして同じく一位の4m角材が1本という結果になったので商売としては喜ぶべきものとなりましたが、手放した淋しさは言葉にならず・・・
三大チ祭りを終えたのでした。

稀少材ばかりが続けて販売できるということは、頻繁に起る事ではありません。
しかし、今回の三大チ祭りをできたのも貴重な在庫のおかげと巡りあわせを頂いた、弊社の記事をご覧のお客様とつながりを活かしていただいた施工者様のおかげ。

無名であっても検索でヒットしなくても(汗)、発信することの大切さを実感するとともに、きちんと見て頂いている有難さを感じた今回のチ祭りでした。

一位祭り 3


さて、手放して淋しいチ祭りかとおもいきや、別れれば出逢いあり!
チ祭り始めに出荷したチリ杉が稀少な4mの和室天井板という形に加工された状態で、私の手元にやってきました!!

なんとも美しい杢!
販売した1m×2mの迫力も素晴らしいものでしたが、この杢と非常に珍しい朱色から橙の中間の様な色合いは、他の材では見られない稀少なもの!!
しかも、この材は弊社のお得意さんが元の持ち主という、なんとも奇遇な縁で弊社に来ているのです!

チリ杉 和室天井板


木材がつないでくれる縁。
次のチ祭りである、この天井板を使っていただける家はいつご縁があるのか・・・
楽しみでもあり、手放したくなくもあり?!な複雑な思いとともに、次回の祭りを待つ「チ祭り終わり」なのでした・・・


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「三大チ祭り」終わる  ΑΑ

妙にものものしいタイトルになっていますが、特段悪いことをしたわけでもなくましてや、「血」などあろうはずが無いのですが、昨年から続く一連の流れがまさしくこの「チ祭り」だったのです。


木材の世界にも、多少の樹種ブームはあると思います。
その時代ごとの流行色や好まれる木目の傾向というのはあって(それもメーカーさんとかいろんな人が造ることなのかもしれないけど)、同じ樹種に注文の集中することがあります。

またそれとは別に、偶然にも同じ木材への問い合わせが集中したり、口裏合わせでもないのに来店のお客さまのほとんどが同じ傾向の木材や樹種を希望される場合があります。
ただし、この場合はたまたま何かのきっかけで、探していた樹種にであったというケースであったり、その樹種についてネットサーフィンしていたら偶然にも「こんな零細で、銘木屋でもない街の材木屋の発信記事をみつけた」、という理由でありがたくもお問い合わせを頂くケースがあります。

もちろん、有名な樹種や沢山販売できる樹種、というのはわざわざ私が発信せずとも有名な材木屋さんやネットショップさんで購入できます。
それに、ホームページがあるもののインターネット検索へのSEO対策等にも全く投資していない弊社を見つけて頂けるなんて、普通では考えられません(笑)。
それなのに!弊社までたどり着いてご連絡いただけることは本当にありがたいこと。
感謝感激なのです。


そんなありがたいお客さまのおかげで、昨年から年始にかけては「祭り」を開催することができました。
その名も「三大チ祭り!!」

「チ」というのは、樹種名の頭文字であり「チリ杉・チーク・イチイ(一位)」のこと。
それぞれに非常に特徴を持った樹種ですが、そんな特殊な樹種が一年の間に非常に多く出荷された珍しい状況でした。
チリ杉は、現在では非常に稀少な「美しい木目と高樹齢幅広材」という組み合わせ。
楽器業界では、スプルースと同様に非常に均質に木目の並んだチリ杉の柾目が好まれるようですが、材木屋としては柾目もよいもののやはり、屋久杉と見まがうほどの木目や特異な杢に魅力を感じてしまいます。

こんなに細かい木目はなかなかありません!

チリ杉祭り 3


「チ祭り」では、1m×2mを含む幅広の一枚板を50枚近く販売しました。
天井材になる、ということなのですが想像できますか?
1m〜2mの一枚板の天井ですよ・・・
普通なら、日本建築の堂々たる門の鏡板(戸の中心にはまる板)になるほどに大きなもの。
それが頭上に?!

チリ杉祭り 2


凡人は想像できません。
樹齢数千年にもなり、非常に巨木に育つというチリ杉ですが一般に目にすることは殆どありません。
そんな中在庫していた材に、たまたま弊社にたどり着いていただいたことで巡り合っていただきました。
さらに、その数週間後にはやはり上記の楽器用途であるというお客様から、のおたずねで角材を販売することに・・・
それも非常に美しい杢が出ている角材でしたが、おそらくきれいに通った柾目材に生まれ変わっているんだろうと思います。
まさか、大きくPRなどしていない在庫品から、チリ杉という珍しいご注文が続くなんて・・・と思っていたら今度に訪れた祭りは「チーク」でした。

チーク祭り 1


弊社は、先日お伝えしたように無垢フローリングでもチークを多く扱っていますし、在庫でもチークの板材を少々持っています。
そんなこともあり、無垢フローリングとしてチークを検討したいというお声を頂きました。
しかし、普通のフローリングではないんですよ。
祭りのフローリングですからね。
実は、「幅300mm、厚さ30mm」のチークフローリング!!です。

なんと・・・
300mm幅というのは、弊社が普段扱っている無垢フローリングのレギュラーサイズである150mmの倍にあたるサイズ。
どれだけ幅広かというと、写真の通り。

チーク祭り 3

私が手を置いているのは、普通で考える幅広フローリングの150mmのロックメープルフローリング
この比較で、300mmがどれほどの大きさかわかっていただけるでしょうか!!?

しかも、すこぶる色と木目のよいチーク材です。
私が宝物として持っていた材ですが、いくつかを見て頂いてリビングに貼ることが出来る数量をお買い上げいただきました。
リビングに貼る数量、と言いましたが厚みも普通のフローリングである15mm倍である30mm!
つまりは厚み体積が倍になるということで、それだけで1㎥を優に超える材積に・・・
㎥あたりの価格を考えると・・・・材木屋さんならばすぐに「!!!」と計算できる価格になる驚きのフローリング原板の出荷となりました。

そして、そんな珍しいご要望と併せて弊社から別にご提案したものが、同じくチークのフローリング。
こちらは、すでに「和風家屋にネシアンチークをつかっていただきました!」にて詳しくご紹介していますが、少し報告しておきますと、このチークフローリングは「芯材部分を厳選した150mm幅のフローリングで、なおかつ適切に管理されたチーク林の原木のみを使用して製品化された無塗装のフローリング」なのです。

チークも樹木ですから、辺材の白い部分が含まれます。
その部分をグレーディングによってネイキッドグレードに回し、芯材中心のプルミエグレードを製作。
その原木も、国によって管理された森林からの原木をしようしているので、古くから知られる天然林のチークから比べると、木目や色合いに若干の差があるものの、それでもきっちりと管理された森林から出てくる丸太を使いながらも、芯材部分を厳選してこんなに美しいチークにできるということを見てもらうことが出来ました。

チーク祭り 4


現場ではオイル塗装が施されていましたが、通常のチークフローリングは着色ウレタン塗装がされています。
色ムラやチークらしからぬ白太部分は着色されているわけですね。
しかし、このチークフローリングは芯材のみのプルミエグレード!なので、着色することもなく自然なチークの質感とチーク脂の「ヌメリ」を感じることのできる貴重な材なのです。

更にこの直後、数量は限られていますが上記と同じチーク無垢フローリングで、テーブルを製作したい!ということで150mm幅の一枚物を出荷しました。
一枚物で製作できるというお考えがなく、UNIが当たり前と思われていたところでしたが、一枚物のチークを使っていただくことが出来て非常に喜んでいただきました。
因みに、周囲にはメープルの白い縁を回していただいて!
お客様用に今後も製作したいなぁ、というご満足の声を頂いたことは言うまでもありません。


そして、最後に訪れたチ祭りは、知っていても見る機会の少ない、一位(イチイ)のチ祭りとなったのでした。

一位祭り 2


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冬休みの宿題、できましたよ・・・ 〜出し入れできないビー玉キットの販売〜

世界中が新型コロナウィルスの影響で、生活にも産業にも大きな影響が出ています。
私たちの業界には、今のところ大きな打撃はないとはいえ、正直なところ現在の街の材木屋さんの多くは、木材の販売と合わせてシステムキッチンやトイレ設備、洗面台などの「水回り」と呼ばれる商材を販売している会社が殆どです。

また、それらを活かして材木屋さんが自社で建築を請け負っているところも多くあります。
その為、表面的には木材業界には影響が無いように見えても、非常に深刻な「商品不足」が起こっており、営業に大きな影響が出ることは必至という状況です。

新型コロナウィルスの影響


もちろん、無垢材をお勧めする弊社もそれら水回り商品を販売していますので、日々届く納期遅延や受注停止などの案内メールにうんざりとしています。
商品も困りますが、やはり健康面と大流行にならないように各自気をつける必要があると思います。


さて、そのコロナウィルスの影響で先週から一部地域を除いて学校まで休校になってしまいました!
うちの子供達も喜びながらも暇を持て余し(子供の暇な時間が羨ましい・・・・)、毎日ゲームとインターネット閲覧の日々。
学校に行けないのに友達と遊ぶこともできず、時間を持て余すんですね。
もちろん、勉強なんかしないし・・・・・(汗)
そしてその休校は、そのまま引き続いて春休みに連結し、夏休み期間以上の超大型春休みに突入するという事態になっており、これはこれで異常事態だと思うこのごろです。

実は私の方も、なんとか春休みまでには投稿しておきたい「宿題」があったのですが、コロナウィルスの影響で異例の春休みに突入してしまったことで、今頃の冬休みの宿題の提出(投稿)になってしまいました。 
私の宿題(投稿)はこちら。

出し入れできないビー玉 完成!


以前に紹介しています、「出し入れできないビー玉」です。
世界でもっとも軽い木材とされるバルサという材と、木材の持つ性質を利用してつくる作品です。

弊社にて、木材の特性を学ぶ授業用と共に、子供さんの宿題用にもできるようにとキット販売をしている商品ですが、昨年の営業終了後にキット購入の連絡を頂いたものです。
子供さんの冬休みの自由課題に、というご連絡だったため営業は終了していたものの、急いで出荷の段取り。
年末だったこともあり、製作できる期間に到着するかどうか不安だったのですが、なんとか間に合ったようで出来上がった作品の写真を頂いたのです。


弊社の記事をご覧頂いて、ホームセンターでバルサの角材をお探しになったそうですが、なかったとのこと。
そうなんです。
バルサの角材って、売られてないんですよ。
普通は工作用の薄い板や細い角材にされてしまいますので、大きな塊というものが無いんです。
だからこその在庫販売材木屋で、キット販売する意味があるのです。

少しでも楽しく木に触れる。木の特徴を知ることで、身の回りの意外な物が木材原料であることを知る。
ここから色々な興味へと進んでもらいたい気持ちも大きくあります。

今回の御家族にも、「バルサ角材の軽さに、子供と驚きながら楽しく作ることができました!」 と感想をいただきました。
子供さんの自由課題にお悩みの皆さん。
春休みには宿題は無いのかもしれませんが、次の夏休みに向けての宿題にどうでしょうか?!
まわりの友達とは一味違う自由課題、提出してみませんか?!(笑)

因みに、私がバルサと果たした夏休みの宿題「バルサは救命道具足り得るのか!?(笑)」はこちらへ!



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そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック! 

いや、マジックは楽しいものだし、素晴らしい技術ですから、言葉としては適切ではないですね。

昔はそうやって言われたんですよね、お客様に。

 

 

古い木材業界は、木材が貴重だったことや景気がよかったことなどが理由なのか、私たちのような街で販売する材木屋よりも、市場や山の製材所の影響が色濃くありました。

 

先程までとは反対ですが、乾燥木材が普及するまでは、105mmの角材を梱包で仕入れると中には103mmもあれば110mmもある。

㎥マジック6


大きければいいじゃない??とおもうべからず。

大工さんは、建築物を組み上げるために、寸法をきちんと計算して制作します。

それが、寸法がバラバラな木材だとそれを揃えなければならず、非常に厄介。

もちろん、寸法を揃えたりすることも大工さんの仕事なんですけども、あまりにも違いすぎることが毎回、となると「なんとかならんのかい!」と思うのも心情。

 

そんなお話を製材所や市場につたえると、

「そらぁなぁ、しゃーないでぇ。木ぃやねんし(木なんだから)、梱包で買ぉーてんねんから、入っとるわな。」

という回答。

木材だから誤差はあるし、大量に買う中には、そんなものが入っていて当たり前。

そういうことです。
そんなのありか?!! 

この業界で仕事をしだして2年目くらい。

驚きました。そんな感じだったんですね、昔は。


えっと、ちょっと㎥単価から昔話に脱線しました。
そんなちょっとえぇ加減な業界でしたから、㎥単価に関しても「仕方ない」というのが当たり前だったように思います。
でも、同業者の間ではそれで通じていても、私たち街の材木屋が一般のお客様や大工さんに販売するときは、やはりきちんとした寸法の賞品として出荷する必要があります。
その為に、㎥単価で「見えない無駄な部分」も購入し、その部分を取り除いた商品として販売しているんですね。

本当に愚痴っぽいお話ですが、本当にこれが馬鹿にならないんですよ。
㎥単価の高額になる樹種なんかだと、ちょっとした傷がある場合もすぐに数万円の損失になってしまいますから、「仕方ない」などと軽く考えてはいられません。

マジック 4


業界では通用しているルールも、一般に流通するまでには、その流通に乗せることが出来る規格に合うように調整してくれる場所がある。
それが、私たちのような街の材木屋さんではないかと思います。

そんな感じなので、たくさんの無駄や見えない損失の出る素材を扱う苦労、あるんです。
できるだけ、弊社から無垢材を購入いただいたお客様が、期待通りでよかったよ!と言ってもらえるように。
業界内でのあたりまえを、補正して出荷する。
今回も、入荷した梱包の中の「曲がりや丸みや、厚みが製材不良でガタガタな無垢材」を眺めながら、無駄のないように使える工夫を考えるのでした(^^;


 マジック 10



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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック!

先日、また在庫を増やしてしまいました。

マジック 11


材木屋にとって、在庫は非常に大切だと思うのですが、増えすぎるのはよくありません()

今回補充したものも、現在進行中の建築にて使用されている樹種なんですが、もともとの在庫が綺麗になくなるくらいの見込みでいたものです。

 

しかし、予定外の長尺ものが幾つかでたことで(広葉樹の長尺、実は難しいんですよ〜)仕入れを余儀なくされたんですねぇ、、、

もちろん、以降も必要なので問題ないのですが、ここにも今回話題としている㎥単価マジックがちりばめられているんですよ!

 

一般的に考えると、木材を必要寸法で購入したとすると、多少の誤差はあるものの、要望する寸法のものを購入できると思いますよね。

しかし材木屋が仕入れをするとき、特に輸入広葉樹製材品などは、寸法が表示された明細があるのですが、実物の木材をみると、その表示寸法に満たないものが多数存在する場合があります。

 

マジック 12


例えば厚さ。

明細では40mm。ほぼ、そろっているものもある中になんと!!35mmがあったりする!!(TдT)

たった5mmと侮るなかれ。

これを貴重な稀少なチークのフローリングの原板だったとしましょうよ。

5mm厚みが異なると、原板の価格が1枚あたりおよそ1800円の差ができてしまいます。

つまりは存在しない1800円分も代金に含まれる!ということです。

驚きませんか?

 

その他には丸みと割れ。

 

表示寸法は200mm幅なのに、部分的に丸みがついていて、その部分は180mmくらいしかない。

材料として活用する場合の多くは、丸みのないものとして使いますから、材木屋のほうでその、丸みをカットして出荷します。

200mm幅の板材が180mm幅での販売になる。

先程の厚みと同じく、20m分が売り上げにならないわけです。

割れも同じ。

木材は木目によってや、乾燥や癖なよって、木口が大きく割れたりします。

その部分は切り落として出荷する場合が多いですが、同じくカットした分の長さが売り上げにならないわけです。


マジック 7


仕入れの時に表示されている寸法通りに販売できない状態で購入するのに、㎥単価での代金支払いは、その「なくなってしまう部分の体積も含んだ価格を支払う」ことになります。

 

極め付きは、沢山仕入れる梱包状態で、木口の厚みを図ると40mm

しかし、持ち帰って開梱すると、所々で厚みが薄い!35mmの部分もある。

となると、使えるように削って仕上げるならば、最も薄い部分に寸法を合わせないといけなくなり、結果的に35mm以下の商品にしかならない、といったあるように見せて無いという、本当にマジックちゃうかと思うようなことになるんです。

マジック 3



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そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック! 

皆さん。

様々な「業界」には、そこで多用される特別な言葉や意味を持った言葉があったりしますよね。

もちろん、木材業界も色々用語があったりします。

今日はその中で、他の業界でも、、、いや、一般でもある意味使ったりしてる言葉ながらも、実は厄介なものを愚痴っぽく()お伝えします。


 

㎥(りっぽうめーとる)。

この単位は普段はそんなに使わないかもしれませんが、意味はご理解頂けると思います。

要するに、1m×1m×1mの立方体ということですよね。 

で、木材業界ではこの㎥が、価格を表す単位として頻繁に使われるんです。

㎥単価、通称「リューベー単価」といいます。

古くは尺貫法での石(こく)単価もありましたが、現在一般的なのはリューベー単価。


マジック14
 

で、この㎥単価が、なかなかな曲者なんですよ!!まるで、マジックです。

以前に松ぼっくりマジックという楽しいものを紹介しましたが、今回は愉しくもなんともないんです。

反対に「なんだかなぁ、、、」と考えちゃうくらい。

 

さて、この㎥単価というものが、通常の木材単価とどうちがうのかというと、以下です。

 

材木屋は、同じような寸法のものを沢山仕入れるときもあれば、寸法がバラバラなものを仕入れるときもあります。

前者の場合は、仕入れる数量に単価を掛ければ全体の価格がわかりますが、寸法がバラバラだと、一つ一つ計算しないといけません。
それが、㎥単価を使うとその木材の体積がわかっていれば、その体積に㎥単価をかけたものが、そのバラバラな寸法の寄せ集めの全体価格となるわけです。

目安のようなものであり、グラム単価や坪単価、みたいな感覚ですよね。


 

しかし!!

そこに大きな落とし穴が!(笑)

 

みなさん。木材のこと、よく考えてみてください。

木材は丸い丸太から作られます。よって、品物によっては丸みが残っている部分があります。 

それが何を意味するかというと、㎥単価で考える場合、四角い立方体として単価計算をするために、丸みの部分、いわゆる四角くない部分を四角いものとして一本単価が計算されてしまうということ。

 

また、木材は乾燥して寸法が小さくなります。

よって、表示されている製品寸法を下回っているものが、普通にあったりします。

するとどうなるかというと、㎥単価で計算する木材の体積と、実際の体積とに差異があり、寸法が目減りした分まで価格に含まれるという、私たちの業界でいうところの「空気を買う」ことになるのです。

 

前者は集成材の登場で、丸みのある木材を使う機会が減り、そんなことは少なくなりましたし後者は、一般建築材においては乾燥材が普及したことで、ほとんどなくなりました。

 

しかしそれは、一般建築材の場合のお話。

今でも苦心するのは、むしろ広葉樹の方なのです、、、

プチ愚痴は次回に続く、、、

 


マジック13



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