空を見上げて
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材木屋の独り言

一般論化するか、誤解を避けるか・・・山と木材の正しい伝え方は

前回のお話しの理由から始めたいと思います。

今のタイミングでこの広告を見て、何を感じるかはそれぞれの立場によって異なると思うのですが、私が居る建築材料となる木材業においては、少なくとも「国産木材は不足」しています。
先と同じく、正しく言えば供給が追い付いていません。


日本の山は、使い時?! 1


それは、一時期だけの代替材料に過ぎないから、という側面は小さくないと確信しています。
ホワイトウッドが入手できないから、仕入れ販売を杉材に転換する。
単純な話です。
今までは、たとえ安くとも売れなかった杉材が急激に求められるようになる。
弊社でも、10年前に仕入れた材料がいまだに残っているような杉材が、です。
材料が悪いわけではありません。ましてや、杉が悪いわけでは決してない。
でも、巷では「白く美しく感じ、乾燥して狂いが少ないうえ供給量豊富なホワイトウッド」の魅力は大きく、ロスと施工後の狂いのクレームを嫌う工務店さんにも、「白さ=綺麗」というイメージを持った建築施主にも影響され、あっという間に出番を失った杉。

良質な材が安くなっていても、「黒っぽい杉はお客さんのイメージが悪い」という理由で自社の納入材料規定に「杉材は不可」としている工務店もあります。
そんな状況が続いてきたのに、輸入材料が入手できなくなった途端に急激な需要が生まれても対応できるはずがありません。

数年前にあった「木材利用ポイント」の時も一部ではそうでした。
弊社もかかわった制度ですが、制度が悪いわけではなかったのですが紆余曲折を経た結果、国産材の一時の急激な需要増とその後の急減を招きました。
同じことの繰り返し。
今回も、輸入が正常になれば杉材をはじめ桧の需要もバブルとなるでしょう。

もちろん、正常通り供給されていたり増加する需要に一所懸命に答えていらっしゃるところもあると思いますが、私が日々感じているのはこのような状況です。


目に留まっているかどうかですが、広告にはこんな文字も見られます
「過剰木材在庫利用緊急対策事業」。

過剰な木材在庫って・・・・・


木材の在庫が過剰になっている!そうなのです。
一部では、輸入が滞る半面に輸出が滞っているために出荷できないというお話も耳にするので、完全にまちがいではないのでしょうが、上記の現状を考えるとものすごく複雑な気持ちになります。
字面もちょっと気になりますしね・・・(汗)。

木材が余っているから使おう、という風に聞こえなくもない。
掲載されている建築物の写真が、その構造などから見ておそらくは施設などの大規模建築物であることや、丸太の写真の状態からどのような木材利用を国が推進したいのかが邪推できます。
ここには出ていませんが、木材を使った外構や塀製作をすると補助を受けられる制度もあります。
とても良い!と思いますが、そこに規定されている材料は屋外仕様に耐える性能を有した「薬剤処理品」など。
木材の良さは、腐らないことではなくて古びていくこと、自然に還ること。
短所でもあるけれど長所でもある。人間も木も、完璧ではありません。
自然のサイクルです。
短所をなくすために手を加えることで長所もなくす。人工物になっちゃう気がします。
もちろん、私の様にもろ手を挙げて木を礼賛するような人間ばかりが木材を使うわけではないので、それに対する配慮も必要だと思いますが、もう少し活用できる木材の幅を広げてくれていれば有難いのにな・・・と思う制度です。


いずれにしても、こういう木材をこういうふうに使いなさいよ〜!というメッセージが伝えられる。
よくできていると思います。

でも山を守るため、利用していくため、木材をつかって良かった!と思える利用にはもう少し伝え方も様々にしてもらいたい面もあります。
誤解を避けつつ一般論として伝えることのむつかしさから、表現があいまいになったり一部のみしか理解できないような状態になることも仕方ないことかもしれませんが、私の様なしがない街の零細材木屋の発言ではなく、影響力の大きな国がやることですから、もう少し踏み込んでほしい。

需要を増やすには、適切な供給も増やさねばなりません。
両輪だからです。
そのバランスが崩れすぎている状態で、いくらPRしても空虚な感が否めません。
そんなことを考えている私も、偏った考えなのかもしれません。
でも、それが山に行き自身で一から資材作りもし、街の材木屋として地域で販売を担うものとしての正直な感想です。

こんな材をすすめたい


木を使うことは、ただ安いからとか供給量が安定しているからとか、もしくは補助があるからとか、そういう理由だけでは無駄遣いになってしまうこともあります。
上の写真の様な、木目の良い面白い木材も使いたいじゃないですか。

無垢の木だからこそ質感が美しいとか、目に見える部分には木目の良いものを使い腐りやすい部分には腐りにくい樹種を選ぶ。
それを、使う人が考えて決める事の出来る制度。
そういうものを作ってほしい。
曖昧な「木の良さ」という表現ではなくて、本当に「木目が美しい」とか「肌に温かい」とか「香りがすがすがしく心地いい」という、実感として木を使ってよかったと思える人が増えるような伝え方を、国も材木屋さんも模索していく必要があると思います。

今後も少し誤解を招くようなびっくり表現も使う場面があるかも知れません。
木材馬鹿なので、偏った表現も出ることと思いますが、どうか寛容なお心で拙記事をご覧いただき、皆さんの「無垢の木にしてよかった!」という場面が増えることを願っています。


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

一般論化するか、誤解を避けるか・・・山と木材の正しい伝え方は?! 

新聞のカラー広告に出ていました。

「日本の木材は、今が“使いどき”」

日本の山は、使い時?! 2


目にされた方も多いでしょう。
弊社にも、直接チラシが届きました。
美しくまっすぐに育った木が青空に伸びている、すがすがしい森。
見あげれば木材による大空間から臨む空。
そして、その原材料となるイメージの丸太の写真。

その横には、いつも通り「人工林が育っているので利用しましょう!国産木材を使いましょう!」のPR。
そして使うことにより、どのような良いことがあるのかという「プレゼンに求められる表現方法」で、それなら使おうか!!という気持ちの醸成に寄与する内容となっていると思います。

日本の木の事や山の事を知って使ってもらうのは、非常に重要。
国が取り組むべきこととして、このようにアピールしてもらうのも大切だと思います。
でも、一般の皆さんは知りません。
今、日本の木材が不足している、ということを!!

わざと、広告と対比するような言い方をしました。
正しくは、供給が追い付いていないから、需要に応えられていないということです。
自身の備忘録も兼ねて業界の現状を記しますが、現在では新型コロナウィルスの影響を大きく受け、住宅資材として非常に大きな役割を果たしている「ホワイトウッドと米松(べいまつ)」が入手困難で価格暴騰しています。
大手工場は受注をストップするほどです。
決して危機感をあおる意味ではありません。
現実であり、どれほど一般建築が輸入材に依存していたかということです。

そして、その結果として何が起こっているか?!
国産木材の高騰と供給不足による、仕入れ難です。

え?!日本の木材は使いどきなんですよね?!
本格的な利用時期で、非常に多くの蓄積があるんですよね?!
どういうこと?!の意味、考えてみてください。


日本の山は、使い時?! 1



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そこにある記憶をつなぐ 〜佐狩の大椋〜

私が巨樹巨木を紹介する機会は、拙記事だけではなく材木屋さんの組合誌という場所も与えて頂いているのですが、双方において迷うというか、毎回決めかねるのがどんな樹木を紹介するか、ということ。
まだまだ訪問地には偏りがあり、巨樹サイトを運営されている方々に比しては貧弱なレパートリーではありますが、自身がその場で感じたことや空気感、そして二度と訪れることはないだろうと思いながら眺めるその景色は、他の方々の見たそれとは必ず異なるはずだと思い、自分なりの言葉でお伝えできるような訪問を心がけています。

それでも迷う、というのはやはり写真や言葉で伝えるためのインパクトを持った樹木を選びがちになるから。
単刀直入に、巨木感を感じやすいものばかりを取り上げたくなる、ということです。
巨樹巨木、というからには樹木としては驚くほどのスケールを持つものである、というイメージが浮かぶはず。
そのため、写真においてインパクトのあるものが思い浮かぶのです。

でも実際に巨樹巨木に訪れていると、スケール感だけではないストーリーを得る機会が多くあります。
それが地元の人や所有者さんとのお話し。


巨樹の所在地には、山中もあれば社寺仏閣もある。そして個人所有地内である場合も・・・
その場合はもちろん、所有者さんにお声かけをして見せて頂くわけですが、多くの場合非常にご丁寧に迎えてくださり、親切にお話をして下さるのです。
今回は、樹木のスケール感だけではない「お話」をお届けしたいと思います。

佐狩の大椋 2

緑豊かな山あいの集落。
道路から少し高台になったお宅の敷地内に、お目当てのムクノキがありました。
事前の情報で、大まかな位置(というか、近年はほぼドンピシャ)を把握していたものの、周囲の緑に紛れて確認できずご近所さんと思われる方にお声かけをして聞いてみると、所有者さんを呼んでいただけました。

出てきてくださったのは少し足腰が弱られたおばぁちゃん。
あぁ、朝早くからもうしわけないなぁ・・・、そう思っている私だったのですが、とても親切に迎えてくださいました。
そして、ムクノキの場所を尋ねたのですが「そこの畑の上ですよ、行ってください。私は足が悪くてもういけないんですよ。」とのこと。
そちらを見てみても、今一つピンとこない。

佐狩の大椋 1


周囲の草や竹が伸びているうえに、想像している巨木感と異なることで、見つけられない。
えぇっと・・・・・という雰囲気を出していると、歩行補助の車を押して一緒に行って下さる。
畑のぼこぼことした土の上を少しづつ一緒に進んでもらいながら、その場所への入り口へ。

後で聞いた話ですが、イノシシが非常に多いということで畑に入ってこない様に柵をされています。
「さぁ、柵を開けて行ってください」といってくださり、どこまで登ればいいんだろうと思いながらくぐっていきます。
おばぁちゃんは、もうこれ以上は登れません、ということでご案内はここまで。

佐狩の大椋 9


柵を開けて坂を上がると、小さなたてものの傍にその姿が見えてきます。
まったく距離はありませんでした。
近づいてなるほどのムクノキ。


佐狩の大椋 6


確かに大きいのですが、ムクノキに多い幹の根元がスカートの裾の様に広がっている樹形で、胸の高さ近辺では想像したほどの迫力を感じにくいこと。
そしてそれ以上に、大枝や古い枝が少なくどちらかというと非常に若い枝が勢いよくのびている為に、古木感も少ないというのが正直な印象。

そのために、いつもの巨樹を探す目には周囲の樹木とどうかして分かりづらかったのだと感じました。

それにしても、どうしてこんなに若い枝が旺盛に?!。
そう思っていた時でした。

上がってきた道から声が聞こえる・・・あ、おばぁちゃん!上がってきてくれてる(驚)。大丈夫・・・?!
上がられへんと言っておられたのに、少しづつ上がりながら「立派な木でしょう!?」と。
昔は年に一度、村で集まって収穫のお祭りをしていたそうです。確か、その時にムクノキの隣にある小屋を使っていたとおっしゃっておられました。

懐かしそうにお話をされるおばぁちゃん。

お話を聞いていると、さきほどの若い枝に関すると思われるお話を聞く事が出来ました。

ムクノキの幹には、地面に近い部分に大きな洞が見られます。
巨樹にある腐れかと思いながらも若干焦げたように黒くなっている。

佐狩の大椋 11


昔、この洞の部分に「テン」が住み着いたそうです。
そしてそのテンを追い払うために近所の男性が洞の部分で煙を焚いて燻したそうです。
ところが、その煙から出た火が幹に燃え移り、消す事が出来ないまま3日間燃え続けたそうです。
その間も、周囲に燃え広がらない様にムクノキの前で寝泊まりをして「守をした」とおっしゃっていました。

その時の名残で、幹が黒く焦げているのだそうです。

一体どれほどの火が出たのかは不明ですが、おそらくその時の影響で幹が相当弱ってしまったか、大きく伸ばしていた枝の大部分を損傷したのではないかと推察しました。
その影響で、樹木の防御反応として少しでも力を持った枝を早く形成しないといけないということか、もしくは怪我を治す新陳代謝の様な状況かで、新しい枝が多く出たのではないかと思うのです。


佐狩の大椋 4


こんなお話が聞けるのは、本当に現地で交流出来ることから生まれるもの。
単にその巨樹の写真を撮影するという行為だけでなく、その場所で起こったことやその時の状況や心情まで、当事者から話を聞く事が出来る。

巨樹にはたいてい案内板が掲示されていたりしますが、読んで知ることはできても生の声を聞くこととは大きな差があります。
そしてそのお話を聞きながら眺める木々には、その巨さ以上の魅力を感じます。

ムクノキの隣の小屋には、岡山市の天然記念物に指定されたときの指定書が飾られていました。
ここでみんな集まってね・・・・、と昔のお話をしてくれるおばぁちゃん。

いろんなお話を聞く事が出来ましたが、この大椋の隣にももう一本ムクノキがあり、集落の中には他にも曲がり大師のムクノキもあり、どうしてムクノキが多いのかを尋ねることを失念していました。

巨樹を尋ねる楽しみは、写真を撮る事や感動だけではありません。
こうしたお話を生で聞くこと。
そして巨樹を前にしてそのお話とともに当時の事を思うこと。
人の声だからこそ、人の心に伝えられること。
そんな、人から人へのつながりも少しづつ少なくなっていきます。
人口が減少し、集落から若者が都会へと出ていく。もちろん、悪いことではありません。
しかし、今おられる世代の方たちの次の世代はもうここにはおられないのです。
巨樹を訪ねても、目の前で言い伝えられることはなくなる。

おばぁちゃんが少し寂しそうに、合いに来てはくれるけれどもみんな出て行ってしまってね・・・とおっしゃっていたのが、非常に印象的でした。
木々の命は人間より数倍以上永いもの。
その存在で、伝承されるものもありますが、人と人とで伝わるものが少しづつ消えていく。
材木屋の伝統や無垢材の扱いのこと、そのほかの技術を持つ仕事などにも少し似たところがあるのかなぁ・・・そう思ってしまいます。

佐狩の大椋 7


おそらく、昔はもっと立派で周囲も整備されて、その姿を誇っていたのだろうと思われるムクノキ。
今はなかなか手を入れられない現状を物語るように、クモの巣が縦横に張り巡らされ、足元にも周囲にも他の木々が繁茂しています。
おばぁちゃんが維持していくには、非常に大変なことと邪推します。
その瞬間だけそこにいる私と、昔も今もこれからもムクノキと一緒にいるおばぁちゃん。
無責任には、ムクノキを大切にして、とは言いにくい状況ではありましたが往時のお話を聞く事が出来、大変有意義な訪問とする事が出来ました。
サイズだけでは語れない巨樹のお話。それが佐狩の大椋。

そして、御礼を述べて帰ろうとする私に「これしかないんよ・・・」と言いながら持ってきてくれたコーヒー。


佐狩の大椋 5


良く来てくれた、と迎えてくださり帰りの喉の渇きまで心配頂いた温かさに、日差しの暑さを忘れて感激。
来年も再来年もその次も、どうかお元気でムクノキへの訪問者を受け入れてね。
お話忘れないよ、おばぁちゃん。
ありがとう。


佐狩の大椋所在地
岡山県北区建部町鶴田(必ず、お声かけをしてください。)

コーヒーの後ろに見えるのが、敷地への進入路ですが他家の方も通行されるので、上がらずに下の道路に邪魔にならないよう駐車するようにしたいです。



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今回は少しマイルド(^^♪ スポルテッドのぶな、入荷です!

毎回毎回、お待たせしてすみません(汗)。

というか、待っていただくことが出来ないので毎度心苦しいことになっている木材。
それがスポルテッド材。
これぞ、天然素材の中での自然の産物ですので、入荷予定を聞かれても答える事が出来ないですし、インターネットの時代ですから検索すると、マイナーな弊社でも写真や記事がヒットするもんですから、有難いお問い合わせをいただく。

しかしながら、いつも「早い者勝ち」状態で、記事にする時点ではお尋ねを頂いたお客様が入荷分全て購入されるというパターンで、次のお尋ねを申し訳なくお断りすることになることの繰り返し・・・

そんなスポルテッド材が、また少量入荷しましたので今回はお尋ねが無いうちに公開!!


スポルテッドぶな 7


でも、今回の入荷材。
スポルテッドで想像されるような、黒色変色やそのほかの変色は控えめ。
ですので、スポルテッドはこういうものだ!!、というイメージとは異なる場合があるのでその点はご注意を!
チークもそうですが、「こうあるべき!」というイメージが大きな材や樹種については、適切な説明が必要。
今回の材も、菌が入っていった部分が全体ではなく木口から一部分だけのものや、皮の近くから深い部分には達していないもの、また全体的ではあるものの黒条ではなく白色系の変色になっているもの等です。


スポルテッドぶな 1


そのため、黒条を期待されている方にはおすすめするものではありません。
その代わり!と言っては何ですが、菌による浸食が軽度なことによって木質部分がしっかりと残っているのです。
通常、黒条がはっきりとしているものや菌の模様がはっきりしているものは、ほぼすべてが「触れると崩れそう」なほどに木質部分を維持できない物がほとんど。

それに比べると、このまま木工に使えるのでは?!と思ってしまうようなしっかり感です。


スポルテッドぶな 4


とはいえ、辺材部分には黒条状の模様があるものももちろんありますから、見せ方としては面白くなるような予感がします。
今回入荷した材は、他の用途のためにかなり多くの原木を製材したうちのいくつかで出たものですので、大きな丸太でもともとは良質なものが多かったのです。

比較的スポルテッド化する比率の高いぶな材ですが、菌が入りにくい芯材部分がしっかりとしている原木が多かったことも、通常は喜ばしいことなんですがスポルテッドを期待すると、芯材部分はなくてもいいと思ってしまう。


スポルテッドぶな 8


なんとも勝手な考え方ですが、通常は「腐れ」として敬遠されてしまうものを、反対にどんどん菌によって変色しろ!と思ってしまうのですからおかしなものです。
今回入荷も、どのような見せ方をして使っていただけるのか。


スポルテッドぶな 9


以前に紹介した、珍しい南洋材のスポルテッドも数枚ですが残っていますので、今回のぶな材と併せて、使ってみたい!!という方はお尋ねを下さいませ。
記事を見たのに既に無くなってる!、という心苦しさを防ぎたいということでの、入荷後のできるだけ早い公開ですが、今回も早い者勝ちにてどうぞ御免下さいませ。

スポルテッドぶな 6


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ブラックウォールナットついでに一つ、言わせてもらいます! 弊社の特価品は訳あり品ではありません。

前回、特価品として弊社のブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングを使っていただいたお家を紹介しました。
低予算で本物の一枚物のブラックウォールナット無垢フローリングを使っていただけたことを、非常に喜んでいただきましたが、ただ価格が安いだけではありません。

ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングとV溝のおうち12


しっかりとものづくりがされているものの、表情の特徴を説明しなければいけないことや数量が限られているため、不足分が発生しても補充できないことなどの条件があるために、特価品としているものです。

そんな条件以外は、レギュラー商品と同じ品質基準ですので「特価品=安いけれども欠点など何でもあり」というまぜこぜ品ではないということは、前回もお伝えしました。
巷で特価品という扱いで販売されることの多い「CDグレード」と呼ばれる、室内用途には厳しいと思われる加工不良や補修のないところなどを含む「特価品」ではないのです。


建築業界では昔から、「訳あり品」を特価品として販売することが慣例だったように思います。
売ってしまえばあとは知らない。
まとめて買ってくれたら安くします!、商品を買ってきて開けてみれば「節だらけ」や「傷だらけ」もしくは「曲がりばかり」というものもしょっちゅう。
梱包の外側は、非常に美しい無節材なのに中身は・・・
その「知らずに買ったほうが悪い」という売り方にうんざりしていました。

だから、私の商品掲載記事には必ず商品の特徴とともに表情の違いやグレードによる見え方の違いを掲載しています。
変色についてや曲がりの強烈な樹種にはその旨を、オークやタモなどの商品についてはキクイムシの可能性まで。
マイナスイメージなんだから、わざわざ表記する必要はないのですが上記の経験があるために、できるだけのことをお伝えしたいと思わせるのです。


挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル N 3


弊社の提案に対して、似た樹種や似た名称の樹種(どちらも弊社提案とは異なる樹種)で価格的優位性をアピールされる場合や、「特別な樹種が今だからこの価格!」というお得感とプレミアム感を異常に訴求する方法でアピールされる場合。

今までに何度もありました。

昨年も、弊社がお客様に提案していた日本の広葉樹に対して、「世界的に希少な樹種であるマ○ガ○ーが今だけこの価格でできます!」というPRがありました。しかも弊社よりも非常にお安く・・・
お客様にしてみれば、弊社の提案よりも金額が安い上に希少な木材を使った製品ということで、非常に魅力的に映ったようです。

しかし、本来であればその希少な樹種は、安売りでさばくことができるようなものではありませんし、今だけという根拠も不明です。
そのあたりの理由を弊社から説明をして、その競合案件は弊社で受注したのですが、特価品として販売されるものの理由を説明しない特価品の多さを改めて実感しました。

弊社が無垢フローリングとしている幅広一枚物のチークは、天然林由来のものではありません。
木に詳しい人にとっては、そんなものチークではない!と言われることもしばしば。
しかし、管理が行き届き品質も安定し、なにより幅広の一枚物の無塗装のチークとして提供できるということを優先し、その工場で製品化をしています。
天然林産であっても、小さなピースしかできなかったり色目が浅い部分に着色塗装をしたことがわからないように出荷されたりしているものよりも、よほど良いと思ってのこと。
いまだにほとんどの人が、チークのフローリングは調色塗装されていることを知りません。

それって、さっきの「梱包の外側だけがきれい」なのと同じだと思うんですよね。
売れればいい、と。

競争にならない不毛な競争3


だから、私は「こんなのはチークじゃない」と言われても、無塗装で管理されている山から出てくるチークを使います。
今では少しずつですが、そんな私のお話を理解してもらえるご縁をいただいています。
来月も、数ある販売店の中で弊社のブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングを採用してもらえる現場が始まります。


木のことを伝えることで一層喜んでもらえるように。
お値打ち品=特価品である商品をお届けします。


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材木屋である木材コーディネーターとして

つい先日、私が所属する(一昨年まで修了生の会の会長を務めていた)木材コーディネート基礎講座の、オンライン講座で、修了生の活動例として発表をさせてもらいました。
昨年は出張講座や山でのイベントなども一切できなかったため、オンラインとはいえ久しぶりの発表だったため若干緊張しました。

いつもは、山の事や材木の事や樹木の事など、一般的な考え方を交えてのお話をすることが多いのですが、今回は自身の活動発表ということで「まるごと自分のこと」だけのお話の為、アピール下手の私にとっては若干やりにくい部分もありました。
しかし、今回の発表は木材コーディネート講座修了生を意味する「准木材コーディネーター」から、実際にその経験と知識を活かしてコーディネートを実施していることを証する「認定木材コーディネーター」への、成果発表会でもありました。


今までは・・・


今までも様々な取り組みをしてきましが、今回発表したのは年中行事として実施している「戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!」でおなじみの赤松の伐採企画のこと。
近年利用される機会の殆どない赤松。
マツクイムシの話題だけで注目される赤松。
スギやヒノキは利用しようといわれるけれど、マツには注目は集まらない。
人知れず、今も「松退治」が行われようとしている。

スギも好きだしヒノキも好き。
でも、マツも好き。
日本の城郭や重要文化財建築、そして農家から一般建築までを支えてきた日本の松。
いや、日本の山々が豊かになった礎の一つとなってきたはずの樹種である松。


そんな赤松を大切に活かすことを主眼に活動し続けた企画を、発表させてもらいました。
限られた時間だったので、考えていることや企画の全体像、そして本当に伝えなければならないことのほんの一部しかお届けできませんでしたが、私が材木屋だからできる事と木材コーディネーターだから考えることの一つの形を見てもらえたことと思います。

発表の中でも言いましたが、山は伐採して終わりじゃない。
そして、木材として利用するだけが山の存在価値じゃない。
材木屋は木材として山を消費するけれど、だからこそ考え見えてくることもあるし感じることもある。

今後も出来るだけ多くの人に会い、山を歩きたくさんの事を感じ取って、正解のないと言われる森林林業と木材産業の中に、自分なりの正解を探していきたいと思っています。


認定木材コーディネーターとなったからと言って私には何の変りもありませんが、いろんな方たちにとってその存在があるからと信頼してもらえることや、おこがましくも、私にも出来る!と思って奮い立ってくれるような後進の若手にとっての存在になれるように、また新たにスタートしたいと思います。

認定木材コーディネーター 戸田昌志を今後もどうぞ応援してくださいね!!


伐採企画


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自然、天然、体が求めているもの・・・ 

人の感じ方はそれぞれだし、好みもそれぞれ。
味わいにも千差万別あるものの、はっきりと美味しい。
ワインによく言われる「当たり年」とか優良な区画の畑とか、そういった蘊蓄ではなくてこれが自然の作物からできていることのおいしさを感じるように思う。

芸能人もお金持ちもみんな大好きな超高級ワインの中だって、実はナチュラルな造りだったりそれに近いことをしている場合がある。
もちろん、高価で稀少性があるということが人間の感覚的な有難い美味しさを演出するところも否めないものの、飲んだ人の中でどこか、そのナチュラルな美味しさを感じる部分があるんじゃないかと思います。
だからこそ、ずっと人気がある。


DRC 1


私は、一般的に人が「クサい!」と嫌う米ヒバ(べいひば)の香りも好きですし、コーンスープは好きだけどトウモロコシそのものは甘すぎて食べられないというおかしな感覚の持ち主なので、個人的な感想であり、舌の感覚も鼻の感覚も人とは全く異なるのだと思います。

そう前置きをしておかないと怒られそうですが、前回お伝えしたナチュラルワインの「クサい」と感じる感覚を、実は初めてあの超高級ワインを飲んだ時にも感じてしまったのです。
なんということでしょう!
超高確率の競争倍率を勝ち抜き、限られた数の有料テイスティングのグラスをゲットした時のお話です。
期待した世界一のワインの香りがこれなのか・・・!?これがあの?!
と思ったのですが、飲みなれていると思しき皆さんが既に飲み終わろうという頃、まだ1口しか飲んでいなかった私のグラスに変化が!!

なんと、先ほどまでクサかったあの香りのその奥に、何かわからない良い香りが!!
そこで少しわかったような気がしました。
多分、一般的に抱くワインの味わいじゃなくて、本当に貴重なブドウを自然な方法でそのものの素材を活かすことをすればこうなるんだ、と。
もちろん、その後は飲んだことないんだけど・・・

DRC 2


自然そのものからできるもの、無垢なものの天然の魅力。
どこか木の素材にも似ているところがあると思います。
クサかったりしてちょっと受け入れ態勢が必要なのも、きちんと無垢の木材に向き合うために知っておくべきことと同じ。

無垢材の木目を眺めているとどこかなごむ。
視覚的に揺らぎが心地よい。

バーチの杢

そんなのも、その木目のどの部分が心地よいとかではなくて、感覚的に心地よいもの。
ナチュラルワインも、感覚的に心地よく美味しいのと同じようなもの。
そう感じます。
もちろん、金属的な美しさや石の素材感、そしてコンクリートの質実剛健な感じなど、それぞれの素材が持つ質感はあるものの、それでもやはり体が求めているものは自然で天然、ナチュラルなものなのかな。
そう思ったりします。


赤ワインなのにどこか、梅の様な味がする。
梅を舐めているとその中からしその葉が出てきて、それらを一緒に咀嚼した香り。
飲み込むとホワッとキノコの様な、ちょっと菌のような味。
少しすると、ちょっと湿気た和室みたいな雰囲気に・・・
そんなとんでもない自己流表現が出てきてしまう不思議なワイン。
ナチュラルワインにはそんなところもあります。


おかげで、お正月の仕事づけも楽しく乗り切れましたとさ。
結局、たくさん呑んだことの正当化をしてまた明日も呑むのでしたとさ(汗)。
自然素材、万歳!


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自然、天然、体が求めているもの・・・ 

前回、ナチュラルワインがいい!ということをつらつらと書きましたが、そんなナチュラルワインも万人受けするものではありません。
それは、ナチュラルワインの多くが製法において濾過をしていないとか、風味の調整をしていないなどの理由からなのか、一種特有の芳香や印象を持っているから。

私は良い意味で「くさい」という言葉を使っていますが、なんのことや分かりませんよね。
前々回で、「しっかり熟したイチゴのニュアンスやラズベリーの香り」というような表現がありましたが、そんな美しいものではなくて、もっともっと生ものというか・・・ちょっと煙たい様に感じるものや鼻が異臭では?!と感じるような独特の香りを放つもの、そして土のついた野菜を口に入れた時の様な、普段の味覚では感じることのない様な味覚を刺激されるというか。
そんなものをひっくるめて「くさい」と感じる。

醸造やブドウ栽培の専門家でもなく、単なるワイン好きだから細かなことは分かりませんが、どうも自然のままに作られたものに宿る、土地そのものの味であったり、ブドウ本来の味であったり、そしてそこにワインという液体にするという人が少しだけ関わることでできあがる味や香りなのだと思います。


ナチュラルワイン2


ナチュラルワインの中では、一般的には赤ワインなどで見られる澱(おり)と言われるものだったりする、浮遊物のようなものが見られるものもあります。
これも、特有の香りや味わいの要因の一つであることは、視覚的に感じる以上に関係していることでしょう。
もしかしたら、これを見て「汚い」と思うかもしれません。
特にその後の香りが特有の「くさい」ものだったとしたらなおさらです。
私のイカレタ鼻では、どぶ臭いとすら感じたものもあります。
しかし、それが飲んでみるともう!めちゃくちゃ美味しい!沁みわたる。


ナチュラルワイン1


もちろん、テレビで目にするような有名なワインも美味しいし、最近ではスーパーで売られているワインでも十分に美味しい。
でも、ナチュラルワインの美味しさはそれらの持つ美味しいとは少し違った美味しさだと感じるのです。
抽象的な表現になりますけど、甘かったり苦かったり、ちょっとすっぱかったりするけどうま味を感じる。
もちろん、ハチミツみたいだとかハワイにあるような熱帯の植物のようなにおいとか、ブドウの皮をかんだ時の様な少しざらっとしているけどもジューシーな感じとか、そんなのもあるんです。
そんな印象をまとめると、水ではまったくないけれども気持ちいい、スルスルと流れてくる液体としてのワインの様に感じるんです。
アルコールだけどもアルコーリックでないというか・・・

赤ワインも白ワインも、ブドウ!!!!っていう感じがするんですよね。
これは、ブドウからできたんだ!!って(笑)。

子供の時に、純粋に覚えたブドウという果実の味。
それが連想される、そこから生まれた液体だという感覚。
それが、私がナチュラルワインに感じること。


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自然、天然、体が求めているもの・・・ 

しかし、今年のお正月はじっくりと呑めました。
いや、量を毎日浴びるほど・・・というようなものじゃなくて、ゆっくりと少しづつ堪能できた、というイメージです。
外出に規制はなかったものの、年末までで終わらなかった仕事を片付ける必要もあり、ずっと一人で仕事にいそしんでいたため、夕方からチビチビと呑み進めていたのです。
(4日までスマホ断捨離?!もしましたしね・・・)

そのチビチビですが、お酒はブランデーや焼酎などの様なものでなければ、数日数週間かけて飲むには風味が悪くなってしまいます。
それはワインでも同じこと。
皆さんご存知のように、一度開けると飲み切ってしまわなければいけない。
だから、そうそう抜栓することができない・・・そう思っておられませんか?

しかし、私がチビチビとすすめていたのはほとんどがワインでした。


ナチュラルワイン 1


年末から開け続けて並行して5本が抜栓されたまま。
普通では考えられません。
でも、その5本の中から「今日はこれとあれにしようかな・・・」と選べる幸せ。
もちろん、そんなに高価なものではありません。
4000円ほどの物もありますが、他は1000円〜2000円台です。
そんな楽しみ方ができるのは、それらがナチュラル(自然派)ワインと呼ばれるものたちだから。

最近は、スーパーなどでもオーガニックと銘打ったワインが販売されています。
ナチュラルワインとオーガニックは全く同義ではないようですが、一般的なイメージでいうと、オーガニックな農法で作られたブドウをなるべく人為的な作業を経ずにワインとする、もしくは自然の作用や自然の中にあるもののみでワインにするのがナチュラルワイン、という感じなのだと思います。


ナチュラルワイン 3


人間、自然とかナチュラルというイメージには弱いのではないかと感じます。
なにより、普段から自然素材とか無垢材というものを扱っている私も、その言葉には敏感です。
しかし、自然だからすべて良いものではないですし、ナチュラルワインだからと言って抜栓してからも風味が落ちない、というわけではありません。

では、どうして私が抜栓したまま楽しめる、と感じるのか。
それは、風味が落ちると感じるのではなく変化すると感じるから、です。
ワインを開けると飲み切ったほうがいい、と言われるのは風味が落ちて美味しいと感じる味に変化が出るからでしょう。
しかし、私が気に入っているナチュラルワインの銘柄は短くても2週間、永いと1か月くらいかけて呑んでいる場合もあります。
その中で、開けたてからの風味の変化はあるものの、その変化が楽しく美味しく魅力的だと感じるからです。

単純に、開けた時の風味が持続するというものではないので誤解なく。
私にとっては、開けた時のワクワクから数日後の成長、そしてどこまでその変化が続いていくのかが楽しみなのです。
酸っぱくなるとか苦くなるとか、そんなイメージではないのです。
だからついつい、たくさん抜栓して変化を見たくなる。
それが私にとってのナチュラルワインです。


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自然、天然、体が求めているもの・・・ 

まずは前置き。

私、ワインが好きです。
もちろん、日本酒も好きだし焼酎だって好きだし、ビールもブランデーもウィスキーも・・・・
って、ただの呑み助みたいですけど、アルコール量を摂取するのが好きなのではなく(それも好きか・・・?!)、それらが出来る過程や味の違い、その理由などを知って飲むのが大好きです。

アルコール類の中でも、特にその理由が多いのがワインだから、というのも理由の一つですがもう一つ。
目の前が開ける、とか目から鱗が落ちるとか、そんな感覚・・・仏さまではないですが開眼(かいがん、ね)と言ってもいいくらいに衝撃を受けたアルコール飲料が、実はワインだったからというのも非常に大きな理由です。

しかし、一般的にはちょっととっつきにくいところがあったり分かりにくかったり。
味や雰囲気を伝えるにも、ワイン雑誌のソムリエの様に「ビロードの様な口当たりに、余韻が云々・・・」とか、思いっきり抽象的で分かりづらくなってしまうから、どうしても特殊な飲み物で特殊な人がお金をかけて楽しんでいるもの(これは某格付け番組の影響もあるのかも・・・)と思われがち。

マイルドな厚み、ってなんやねん・・・?!てなると思う(笑)。

ワインの事 2


でも本当は、いろんなことを知らなくても十分に美味しく楽しめるもの。
気取る必要もないし偏見を持つ必要もない。
しかし敢えてちょっと難しいところを好きになる。それがハマるということでしょうね。
で、木の事もそうですがワインにもハマってしまいました。

ちょっと脱線しますけども、今年のお正月の某格付け番組のワインも、超高級品(年代物)と一般品(1990年)の比較でしたが、一般品でも5000円!
5000円といえば、超美味しいワインです。
普段おいそれと購入できる価格帯ではありません。
それに、高級品は「当たり年」と称されるワインの出来の良い年とされている1982年物に対して、もう一方も1990年!
21年前の物ですよ!!!
普通の安物では21年の熟成には耐えられない。
お酢の様になってきつつあるはず。
なのに、超高級ワインと飲み比べられるほどに熟成できるものだとすると、もしかして、発売当初が5000円だとしてそれが熟成されていたとすれば、美味しいに決まっている!!!

いや、そうに決まってる!
もし1990年製のボルドーワインが5000円で、手が届かないほど高級なワインと分かりづらいほどの味わいならば、みんな買いにいきますよね。
たとえ5000円でも・・・


そんなうがった見方をしたのは私だけでしょうか・・・

ワインの事 1


どちらにせよそんなことを考えたり、あーだこーだと様々な解釈を口にする楽しみがあるのがワインなのかもしれません。
もちろん、番組中の楽器にしろ食材にしろ、それらの持つ魅力的な質が心をとらえるから魅力的でハマってしまうのだと思うんですけれども。


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いつまでたっても疑問は尽きない

ある日、使わなくなった木切れを整理していた時のこと。


105mm×30mmほどの木材に、乾燥によるひび割れが多数入っていることに気が付いた私。
よほどストレスが溜まっているのか(笑)なんなのか、急にその割れの部分を自分の手で割ってみたくなりました。
ただ純粋に、割るという動作を撮りたかったのだと思うのですが、その結果生まれたのは、新しい疑問でした。


中から、虫のさなぎ・・・4


パックリと割れると気持ちいい!という割れ目を割ってみました。
空手の名手が瓦割りするのを見ていて、なぜか気持ちいいのと同じようなそんな感じ!

ミシミシ、メキメキ!
という音とともにパックリと割れた中身に、ギョギョ!!・・・いや、これだとサカナクンなのでモクモク?!・・・
で見えたのは・・・

中から、虫のさなぎ・・・5

見えるでしょうか?
焦げ茶色の物体。

なにも欠点(穴や腐れ)のない木材の中から、しかも純白の木材(ホワイトウッド)の中から焦げ茶色の小さなものが出てくる。
びっくりしませんか?
私だけですかね。
あるはずのないものがそこにあった、という驚き。

それは何かの虫の蛹・・・
繭みたいな、クモの糸みたいなものがついてます・・・

いやぁ〜!
私、虫好きじゃないんです。
でも。でも、木の事に関しては見てしまう。

よく見ると、普通は目立つ孔がない。
虫が入ってくる、もしくは産卵してから幼虫が蛹になる迄に食害していった部分の孔がない。

もちろん、木口にもない。


中から、虫のさなぎ・・・1

念のため、反対のこちらにもない。

中から、虫のさなぎ・・・2


どこから入って、何を食料にしてこのさなぎになったのか・・・
というか、本体もいない?!様な感じなのでどこから出ていったのか・・・・

ぐるぐると回転させながら、虫がついていた木をなめるように眺めている私に、「虫がいたことより、虫がどうやってここにいたかに興味があるほうがおかしい」と言われましたが、これは気になる!

木表にも木裏にも孔はない。
ホワイトウッドなので、芯材からどれくらいの部分なのかも目視では分かりづらいです。
う〜む。
こいつは何者か。
気にしなくてもいいんでしょうけど、気になってしまう。

虫に、木の虫に詳しい方、教えてください〜(^^♪


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謹賀新年 〜2021〜

新しい一年がはじまりました!

謹賀新年。
本年も木材業、一所懸命に取り組んでいきますので、こだわりのある無垢材たちとの出会いを楽しんでいただけると思います。


昨年納めることのできた日本の広葉樹家具材をはじめ、広葉樹利用を今年もさらに加速させる予定ですし、なによりも3年かかっている(のんきに何をしているのか・・・いや、十分乾燥できたと捉えよう・・・)弊社オリジナルの日本の広葉樹無垢フローリングが、数種類ラインナップに追加されます!!
といっても、大量にできるものではないので通常のホームページでは紹介できないかもしれません。
しかし、大規模林業や大規模工場生産ではなくても、弊社のようなところでも日本の木材を活用できること。否、弊社だからこそ日本の広葉樹の魅力を最大限引き出した少量生産が出来ることを、しっかりと現実のものとしていきたいと思います。


その辺の材木屋さんではできないこと、しないことを今年もたくさんしていきます。
もちろん、他の材木屋さんが出来ることもたくさんしながら!
両輪沢山漕ぎながら、一所懸命で今年もよろしくお願い致します!!


招福干支飾り



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冬に出逢いたいのは、黒い毛皮ではなく白い景色

今年は先週には既に、本州の標高の高い山々でも冠雪するなど白い便りが届き始めて、昨年と一昨年の鬱憤を晴らすべくうずうずとしているのですが、その一方で白い景色になる前に注意しなければいけない、黒い知らせも多く届いていることが気になります。


熊出没の記事


そう、熊です。
今年は幾度となく新聞やニュースでも取り上げられ、お店の中にまで入り込んだりする状況で、街中にいても山の近いところでは油断ができません。

今の時期、紅葉が美しいこともありますが、私の場合はその紅葉と合せて巨樹を巡るという欲張りプランをたてたくなるのですが、その時に最も心配なのが熊。
いつも気にしていますし、絶対にあいたくないと思ってはいるものの・・・
今の時期の山は非常に美しいですし、特にカツラの巨樹の紅葉に出逢えた時の感激は、今の時期でタイミングが合わなければありえない貴重な体験。
そのうまみを味わおうと赴くわけですが、カツラの巨樹があるのは決まって山中。

ほんの15分や20分とはいえ、車の音も聞こえず木々の葉がこすれあう音と自分の足音しかない緑の中を進むのは勇気がいるのです。
もちろん、実情はラジオがガンガンなっているのですが・・・


大石脇出のカツラ 15


そのうるさいくらいのラジオを鳴らしていかなければならないのは、もちろん熊に合いたくないからです。
それこそ、足元よりも周囲の風景に「全集中」し黒い物体が動かないかを見ながら進むわけです。
今のところ幸いに出会ったことはないですが、この先も出会わずに巨樹を堪能したいものです。

巨樹は直接熊とは関係ないものの、今里山の柿の木が熊の出没と関係があるということで、伐採の動きが広がっているというのが先の新聞記事でした。

里山や山中の集落に植えられた柿が大きくなりたわわに実っているものの、既にその地に住まう人の姿がない。
そこへ熊がやってきて、農園状態の柿を食らうというのです。
そしてどんどん人間が住む場所に近くなると・・・


各自治体で様々な取り組みがされていますし、熊も生き物。
うまく山と街で共存できればいいのだけれど、、、
一時期は、食料となるどんぐりが不作で飢えた熊が人里に現れると言われて、植林作業をされたりしましたがそれだけが原因でもないことは、数年以上続く街への出没状況と「民家の冷蔵庫を開ける」熊もいることからも、既に学習をして出てきているのかも知れません。

熊は人を怖がる、と信じたいものですが、私の様な臆病者は怖がってくれないかもしれません。

柿の木を伐るのも効果があるのかもしれませんが、もしかするともう少し山と街のいい意味での境目を作る必要があるのかもしれません。
樹木と生物をはぐくむ山々。
もっと身近に考えなければならないのかもしれません。


小さな声でしか言えませんが、もし今の記事の通りなら数か月後にはしょっちゅう柿の木が木材市に流通するのでは?!!と不謹慎な事を考えてしまったことは、もちろん内緒です・・・


熊注意



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美味しい季節は、業界のこれからを考える季節 

自然のものが人間にとって全て良いものとは限らない。
無垢の木材もいっしょのこと。

無垢材の健康的なイメージやおしゃれな空間のイメージなどが優先して、ソゲが立つかどうかや経年での無垢材の色合いの変化も気にかけられる場合があります。
説明で理解してもらえる時も多くあるものの、どうしても受け入れにくいと思われるケースもあります。
人間もけがをするし、年々歳をとって変わっていきます。
なのに、無垢材の変化は理解が進まない。

無垢材に触れる機会が少ないことも一因ですが、きちんと説明をされていないケースも多くあります。
ナチュラルワインの味わいや混入物と同じように・・・


ナチュラルワイン 3


事前に聞いていれば選択する為の準備ができ、そういったものだという理解が出来ます。
自然のものだけども漆にはかぶれる。
無垢材のクスノキは防虫効果があると言われるけども、人によっては刺激臭となる。
耐久性の高い栗材。でも、ものすごく灰汁がでて舗装を「汚す」。
アロマなどに利用される樹木精油も、過敏な刺激となる人だっている。
森林浴と言われているフィトンチッドだって、植物たちの間では刺激物。

木材には、割れや反りや曲がりやねじれがつきもの。
節は欠けたり抜けたりする。
一つ一つ色目が違えば変色もある。
自然の物だから。

全てを説明しきることはできないけれど、できるだけ「自然のもの」についてをお話しする。
それが、私がショールームや無垢材使用での打合せの場面で心がけていること。

健康的なところ、綺麗なところやかっこいいところ、環境配慮などのエモーショナルな背景だけをお伝えするのではありません。
それ以外の、宣伝文句にならない特徴の方に説明の時間をかける。


ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル15


私が紹介する無垢フローリングの記事でも、最後に表情の違いとして様々な特徴の写真を掲載しているのも、そういった理由からです。
説明本文には、どうしても優れた面ばかりをクローズアップさせがち。
もちろん、魅力であるところを伝えたいからですが、写真だけしか、一部分のことしか見られない人にとってはほんの一部の情報になってしまいます。

だから、全体をみて樹種のことがわかる私が、優れたところと同じくらいに気をつけないといけないところも紹介する。
自分がお客さんだと知りたいですしね。
ナチュラルワインも、知っているからこそ濁っていても飲める。
ちょっと頭をひねる香りでも、数日後に変化するかも?!と楽しみに置いておくことができる。
数週間かけて、最後には「あぁ、先週の方がよかったなぁ・・・」と学習もする(笑)。


ワインも木材も本来は自然のもの。
人の手をかける方法も様々ですが、そこから現れるものの特徴を知って楽しみたい。
ワインにソムリエがいるように、木材には木材コーディネーター・木のビブリオとしての私が必要!
そう信じています。

だから、もっと自然の産物である無垢の木材を知ってもらうために、いろいろな木を紹介していきます。
欠点、とされるかもしれないこともたくさん出てきますが、そんなことをわざわざ伝えて販売する人間はなかなかいませんよね。
自分が売りたい商品の欠点を伝えるなんて。

でもそうすると、木材は一生楽しめる。
香りや色目の印象が変わる。
味わいは深くなる。
ナチュラルワインの香りや色目、そして味わいが永く楽しめるように・・・

これが私のナチュラルな想い、です。


ナチュラルワイン 1



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美味しい季節は、業界のこれからを考える季節 

テレビで見ていて、ただあきれるほどに高級なだけだと想像していたワインでも、実はナチュラルな製法でつくられていて、本当の愛好家(?!)はそんなところも好んでいるのかもしれません。

以前、某ワイン専門誌においてナチュラルな作り手(その時代はこんな呼び方ではなかったけど)は、その畑や土地のことを判断するときに「土を食べる」とされていました。
それが良いかどうかは定かではありませんが、それくらいに畑や土の状態が良いということのアピールだとは理解できます。


良い山には・・・


実際のところは、食べられるほどに害がなく健康的な土だというアピールだと思います。
私は食べるところまではしませんが、土にも少なからず興味があります。
それは、様々な要因をワインの元であるブドウに与えるから。
そして、その土の要因は樹木としてのブドウ樹の生育や性質に多大な影響を与えているに違いないから。

さらにいえば、私が携わる木材も同じことで、産地によってのキャラクターの違いや色目の違い、成長度合いの違いなども、土が関係している部分が多くあると思います。
同じ植物、しかも木という共通性はもちろんの事ですが、その木を原材料として人が醸造に関わって生まれるワインと、木そのものを人の手で木材として生まれ変わらせるのは、同じに感じます。

しかし、なんでも自然の物が良いというわけではありません。
もし、あなたが「ナチュラルワインがいいらしい!」と勢いに乗って購入したワインに、こんなものが混入しているとどう思うでしょう。


ナチュラルワイン 2


茶色い粉のようなものが沢山浮遊しています。

以前の記事にあった、高温によりワインを液漏れさせてしまった私の様に、予備知識が無ければ「異物が混入されている!」と思うかもしれません。
液体が澄んでいないことに、嫌悪されるかもしれない。
それに、グラスに注いだ時に期待したような果実の甘味を感じるような香りがせず、頭をひねってしまうような独特の香りにげんなりするかもしれない。
ナチュラルワインには含まれるものであっても、期待する状態と異なると違和感や残念な思いを持つことでしょう。


なんだ!添加物がなく自然な農法で造られた、体に良く美味しいものじゃないのか!!
期待の反面、そういう落胆を味わってしまうかもしれない。
天然のもの、自然という言葉だけでは理解することが難しい場面もある。
それは無垢の木材でも同じこと。


ナチュラルワイン 1


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ!