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材木屋の独り言

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2019年度の試み

家畜と呼ばれる動物には、牛であれば搾乳目的であったり食肉目的であったりしますし、豚や鶏も食肉目的での飼育が一般にみられます。
その点、犬や馬などは人とともに様々な仕事をこなす、パートナーとしての役割も多く担っているように思います。
自然の産物である木材が、化学合成品の生産しやすく低価格で品質の揃っているものに変わっていったことと同じように、人間よりも優れた部分のある動物に力を借りていた部分が、より早く大量に簡単に誰でも作業のできる重機や機械に代わっていったのは、時代の変化でもあり生活様式の変化なので、仕方のないことです。

私も機械に囲まれた生活をしていますし、電気も使えば毎日車にも乗ります。
そんな生活を否定することができません。

でも、だからといって古くから続いてきたことを否定する必要もありません。
古くから続くことの良さや意味、そしてそれ自体が持っている長所を上手に使えれば、それでいいのだと思うのです。


今回の取り組みも、大量に木材を搬出するわけでもありませんし、授業の一環としての木材利用という側面もあり、また大きな理由の一つにいつも一緒に取り組んでいる学生さんたちが所属する学科以外にも、動物にかかわる学科があり、一つの学校の中の学科を超えての共同授業ということになったという背景があるんです。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 4


日ごろ授業で習っている動物との接し方とは異なり、人間との共同作業での労働力という力を発揮する動物を知り、さらに動物に対する考え方の幅が広がったのではないかと思っています。

林業や木材業、森林環境などもそうですが、一つの考えや事柄が正解でそれ以外の方法や考え方が認められない、というわけではありません。
むしろ造林による森林率を掲げて木材の大量利用を奨励するこれからは、森林の多様性を考えた山の変化や付き合い方を考えていかなければならないと思っています。

そして、その中で建築やバイオマスなどといった木材利用だけではない森林や山とのかかわり方を、これからの時代を担う世代には知っておいてもらいたいと考え、一つの方法として試験的に今回の馬搬に挑戦したのでした。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 2

挑戦、としたのは意外と簡単そうに見えますが、機械や重機での作業が当たり前の時代に、まずは主役の馬が必要であること、そしてその馬が伐採木材を引っ張ることができること。
さらに、木材を引っ張るために馬に装着する馬具(ばぐ)というものの手配が困難!
日本各地でも、馬搬に取り組んでいらっしゃる方もおられるものの、急に道具のみ借りることや馬ごと連れてくるというようなことはできませんので、簡単なように見えて非常に道のりは険しいのです。

しかしながら、今回は様々な巡りあわせといつもサポートしていただいているN村氏がほうぼうに動いてもらったおかげで、非常に短期間で上記の課題をクリヤーして、成功に導くことができました。
学生さんたちも、普段接する動物が山で活躍している姿をみて、刺激を受けてくれたことと思います。
欧州では、馬搬を用いると優遇される措置があったりすると聞きますが、日本でも馬搬を行うことができる機会には、そのような措置が受けられる制度があってもいいと思います。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 5


そして将来的には、この毎年の伐採企画で搬出しているメインの木材を、馬搬によって運び出すことを大工さんやお施主さんも巻き込んで行いたい!そう考えています。
山と人と建築と、そして動物がつながること。
とっても大きなテーマですが、古くからつながっているはずのこと。
それをもう一度、現代にあった形でつなぎなおす作業。
それを小さな会社の一人の人間が進めています。
少しづつ、仲間の助けを借りて行っている企画ですが、先日、公の場での発表の機会も頂きお話をしてきました。
広く様々な立場の方に、取り組みを知っていただき今後のさらなる活動の励みになりました。

細々とではありますが、確実に進めている戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業。
今回の新しい取り組みによって、戸田先生に愉快な仲間がまた一人・・・いや一頭増えました(笑)
これからもよろしくね!!(^_-)-☆


戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 6


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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2019年度の試み

前々回まで続いたクスノキ物語が非常に長引いてしまったため、その間に超多忙だった様々な予定や出来事を投稿する機会を逸していましたので、今回から少しづつご紹介していきたいと思います(汗)。

まずは毎年行っている、戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業の2019年度の様子から。


戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 1

恒例になっている伐採事前授業も11月に開催し、12月に伐採授業を開催しました。
今年のテーマは、毎年行っている主伐がメインではなく「支障木伐採」。
つまりは、毎年は用途や目的が決まっている樹をめがけて伐採をするのですが、今年は目当ての樹を最初から決めておくのではなく、間伐や主伐、はたまた木材としての伐採ではなく山の環境を考えた場合の伐採などでもあり得るであろう、「今伐っておくべき樹」をその日に参加メンバー全員で決め、その理由を考えて伐るという内容で行いました。

そのため、事前授業も伐採方法のみをメインとせず、山の環境のことやどのように山を見るか、プロは伐採木の選定をどのように行っているか、などを基準に行いました。
そしてその中でも今年の大きなポイントは、人間以外の動物が参加すること!!

人間以外の動物?!!

そうなんです。
今年の目玉は人間のみがかかわるのではないこと。
私たちが行っている伐採作業は、自然の山の木を人間が建築資材などでの利用のために行っているのですが、その「建築利用」という視点以外で考えたとき、環境に配慮した人間のかかわる山の循環や、もっと生活に深く関わる内容での木材利用、そして自然の中では人間以外の生き物も森や山に深くかかわっています。
だから今年は、完全な木材利用メインではなく山のことやそこに生きる生き物としての人間と動物の関わりということをテーマにして、「馬」と一緒に行ったのです。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 7


私自身も当たり前ながら馬は知っているものの、実際この歳になって近くで見ると、非常に理知的で美しくきれいな目をしているなぁ・・・と思います。
テレビなどで見る馬、というのは競走馬やサラブレッドと言われる美しい脚線美を誇る種が多いように思うので、そんなイメージで見てしまうのですが、今回活躍してくれるのはがっちりとした体格と太い脚が印象的な「木曽馬」という種です。

今回自身が企画するまでは、私も今までは深く知ることはなかったのですがこの木曽馬で、伐採した木材などを運搬することを「馬搬(ばはん)」といいます。
現在林業の現場では、たくさんの量を処理するために効率のよい重機などで搬出等をすることが求められていますが、馬搬は正反対。
早くもなければ量も多くは処理できません。
しかし、山に重機を入れていくための大きな作業道が必要ないので、山を削っていく必要もありませんしその道を作る費用も大きくかかりません。
それ以上に、土を踏み固めたり山の植生を痛めることもなく搬出ができる利点があります。


今回のテーマとして、人間による建築木材利用の樹木伐採ではなく森と人と、そして動物が自然の中で古くからかかわってきたことや、自然の恵みを享受するうえで人と動物が共同作業で行ってきたことの一つとして、木材の搬出において動物が受け持ってくれる人の力以上の「労働力」というものを、みんなで感じる機会を作ったのです。


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お正月の仕事で思うのは、比較の必要性と伝え方。

ここ数年の担当のお正月の過ごし方はというとほぼ決まっいて、たまっている書類の整理や原稿の仕上げ、データの保存と撮りためている写真の整理(これが非常に時間がかかる・・・)です。
そして、それらをこなしながらも奥様より「たまってるテレビの録画、いつ見るの?!」とのご意見がお決まり。

数年前の大河ドラマを、昨年のお正月にやっと見終わった(ので、以降は録画していない・・・)というような状態なので、録画する番組は厳選(?!)しているのですが、それでも全く見る時間がないために、どんどんとレコーダーにたまっていくのです。
それらの処理もお正月の大事な任務なのですが、消化していく中にも「これは!!」という場面や「ネタ」が出てきたりすると、この映像は残しておきたい!となってしまうために、いっこうに消去が進まないのが毎年のこと・・・
今年も、この記事を書く直前までは順調に録画を消化していたのですが・・・


同じではない性能比較 2


私の車ではありません。もちろん(汗)。
自動車関連のテレビ映像ですが、車に興味のない方はこれを見ても「すごいのかどうなのか、何を伝えたいのか」ということがピンと来ないかもしれません。
4000ccの排気量にターボを2つも組み合わせた、「凄いエンジン」をもっている車だという説明なのは少し伝わるでしょうか。
車好きなら、どれくらい凄いのかは容易に想像できますし、黄色字表示になっている部分を見ても、そのすごさが伝わってくるのですが、これをさらに一般の視聴者にも分かりやすく伝えられていると感じたのが、後で出てきたこちらの説明。

同じではない性能比較 1


表示されているのは、有名サーキットの周回タイム記録。
上の数字が今回紹介されている車。
そして下が、車名が書かれているとおりスポーツカーの代名詞的な存在である「ポルシェ」です。
つまりは、あの世界的に有名なスポーツカーのポルシェと同等の記録でサーキットを周回することが出来るほどの、超高性能車である、と表現されています。

非常に分かりやすく、且つ凄さの伝わる表現だと思います。
感心してしまいました。
これなら、だれが見ても「え?ポルシェと同等なら相当凄い!」と一目瞭然。
比較としてのお手本のような表現だと思います。


しかし、昔からのポルシェ好きでもあり車好きからすると、この比較は少し納得できません。
比較というのは、同じ条件でくらべるから比較になるもの。
比較されているポルシェは排気量3000cc+ターボで450馬力(メーカー公表値)というエンジン性能。
十分すぎるくらいのスペックではありますが、紹介されているメルセデスを見てみるとこの通り。


同じではない性能比較 4


馬力(最高出力)を見てください。
ポルシェを実に、190馬力上回る力を持っています。
2000ccの高性能スポーツカーのエンジン1台分位の差があります。
排気量でも1000cc違うんですから当たり前です。
しかも、このメルセデスはかなりスポーツ性能に尖らせたモデルです。
たいして比較されているポルシェの方は、シリーズの中でもエントリーモデルに近い仕様。
同じくらいで比較するのであれば、ポルシェにもツインターボ(ターボ2つ装備)でサーキット走行仕上げを施したGT2というモデルがあります。
そちらで比較するべきところ。
単純にポルシェファンとしては納得ができません(笑)。

いや、それだけではなくてやはり先に書いた通り、比較するのであれば同じ仕様で比べないと意味がありません。
片方が際立つような見せ方は、非常に分かりやすい反面誤解を生むこともあります。
車に詳しくない方は、ポルシェに比肩するんだという認識になるはずですし、わざわざそんな比べ方をしなくても、写真の様にあり得ないほどのエンジン性能をもっているんですから、走行性能が高いのは当たり前。
しかも、価格も相応に高いのですから、わざわざポルシェをださなくても・・・と思ってしまいました。

メルセデスの持つ性能は、自身もサーキット走行をしていたこともあり、しかも私が走りこんでいた鈴鹿サーキットを走行する映像をみると、その車の動きや傾き方、そして車載カメラの景色の流れのスピードも通常の車とは大きく異なることが見て取れます。


同じではない性能比較 5


このコーナーをこの姿勢で曲がるか・・・という私の感想(笑)。
いや、そうではなくて、紹介VTRをみていて物事の伝え方や受け取られ方というのは、非常にデリケートであり方法一つ違えば非常に魅力的にもなるし、反対に全く興味がないものにもなる。大きく変わる、ということに気が付きました。
自身の説明にも気を配らなければいけないポイントです。


木材でいうと、シロアリの食害試験などをするときには、食害を受けやすい樹種を比較対象に並べておくことで、食害を受けにくい樹種よりも受けやすい樹種に被害が集まるようにすることもできます。
また、材木屋さんが使いたくなるのがヒノキのネタ。

1000年以上風雨に耐えて現存する建物にも使用されているヒノキ!、と言われがちです。
確かにそうなんですけども、その建物に使われているヒノキと一般的に流通しているヒノキとでは、樹種は同じでも樹齢も材質も全くの別物。
同じヒノキというだけで、同等の性質があるかのように例えてしまいがちです。

スポーツカーという指標としてポルシェがでてくるのと、木材の優等生であるヒノキが比較に出てくるのと同じような感じです。
スギはすぐに腐るからヒノキの方が・・・とも言われますが、ヒノキも辺材はすぐに腐ります。
また、ヒノキの芯材であってもより硬質な木材やチークなどの樹脂分を多く含む木材に比べると、腐朽のスピードは速いものです。

つまり、比べられた結果を見る側にはそれなりの見方を知る必要があり、伝える方は誤解のないように分かりやすく伝えなければいけないという風に思います。

木材や無垢フローリングを上手に販売するには、上手な比較販売が必要だと思いますが、私としては知識がなくても誤解がないように理解してもらえる方法をとりたいと思いますので、説明が分かりにくくなることもあるでしょうが、なにとぞ今年もお付き合いくださいますようにお願いを致します。


まぁ、これだけいろいろと車の事を書いていますけど、ポルシェもメルセデスも、私には全然無縁ですから真剣に語る必要はないんですけどね・・・・・
せいぜい、私が購入して喜べるのは神代木などくらいのものです・・・・(汗)
こんなものには、喉から手が出ても届くはずがありません¥¥¥¥¥¥¥
夢でも手にできない物を見る、お正月の一コマでした。


同じではない性能比較 3



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〜木材から遠い人こそが、木材を使う人〜 お施主様ツアーは木材業者の研鑽の場 

弊社にも一般のお客様が来ていただきますが、お越しいただく皆様は殆ど全て、一般にも販売していただけるのですか?!とお尋ねいただきます。
もちろん、販売させてもらうのですが、「小売りはしていない、大量販売のみ」というイメージを持っておられるのです。

それも分かります。
私の若い時分は、木材市場に引取りに行っても若造は無視が当たり前でしたし、製材所に少量で細かな注文をしようものなら「そんなもん、できるわけないやろ!」という回答か、鼻で笑われて相手にされないかのどちらかでしたから、木の事や流通の事を知らない一般のお客様には、エベレストよりも険しい壁のある業界だったに違いないでしょう。

ツアー8

しかし、お客様(施主様)というのは今すぐではなくても、または少量であってもお客様。
もちろん、専門用語が通じないとか、面倒で儲からないとかいう考えも多く持たれていましたが、最終的に利活用してもらうのはそのお客様(消費者)です。

私たちは流通の中にいます。
専門業なので木材の販売量は多いですが、最終消費するわけではありません。
だから、山も製材も材木屋も、きちんと見なければいけないのは本当は消費者であるお客様だと思うのです。
見学してもらっても、すぐに「この丸太を売ってほしい、これを製材してほしい」とはなりません。
しかし、消費者からつながる利活用はとても大きいものです。

いまこそ、消費者の考えを知りそこに向いて木材業界の考え方ややり方を変えていく時期ではないか。
そう考えて、今回のツアーを主導していました。
お越しいただいた方の中には、近々の増改築を考えておられる方や店舗開業の予定の方もいらっしゃいます。
そういう方にこそ、魅力を知ってもらってこその木材!
しっかりと啓発していきたいです。

一般消費者に受け入れられない物はいずれ廃れる。そんな気がします。
他業種もそうですが、B to B のみから B to C も見据えた時代になっている。
消費者のこと、ちゃんと考えてお客様対応すること。課題です。

だって、よほどの変態材木屋(私の様に・・・)位しかしないような、こんな行動を素直にできるのは好奇心のある子どもだから!!

ツアー2


張り付きで!香りを楽しんでいます(笑)。
めっちゃいい光景!!最高です。
おじさん、うれしいよ。

木の香りの事や性質の事に対する予備知識がないからこそ、純粋に子供も大人も興味を持てる。
一般消費者の持つ力。

車業界ですら、近年は激変している時代です。
木材業界はいつまでも不変ではいけません。

時代と要求されるニーズに対応すること。
その中で、伝統や伝承を忘れずに活かすこと。
山にも製材にも、その変化を理解してもらいながら力を貸してもらうこと。

これからもずっと続く課題です。
写真の僕ちゃんの様に、無邪気に抱きつけるような大人も増やしていきますよ(笑)。

次回以降のツアーにもぜひご期待下さいね!!
(海と空の、青のグラデーション。最高!!)

ツアー7


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〜木材から遠い人こそが、木材を使う人〜 お施主様ツアーは木材業者の研鑽の場 

弊社を含めての「製材所や材木屋」というのは、おそらく木材消費者となるお客様には「とても入りづらい場所」になっているのではないかと思います。
長い商習慣の中で、専門用語や専門知識に長けた者同士がやり取りするお店。
大きな木材を大量に販売するところ。そんなイメージです。

実際、私が業界に入りたての頃の二十数年前は、お客さまよりもむしろ販売側の方が「強い」時代でした。
もちろん、少ない需要には応えてくれませんでしたし、今までにないような要望を出しても全く聞いてはもらえませんでした。
少なくとも、若造の私の言うことは。
業界内にいてもそうだから、お施主様の声など届こうはずがありません。

そんな時代の経験者だからこそ、製材所や弊社のような材木屋も親しみやすい存在になるべきだと思います。
もちろん、大きな木材から小さな一本を切り出す、ということには相応のコストと時間がかかるので、出来ないことも出てはきますが、利用者から声がかからないのは非常に悲しいこと。
そして、その木材を利用したい人は、建築などの業者だけが量を使うわけではなく、本来はその流通の先にお施主様がいるはず。
その方たちが、喜んで住宅や店舗に使っていただけるからこそ、業者さんも材料の循環がある。
お施主様は一度の利用のみでリピーターにはなりにくい、そう考える業界ではありますがやはり、熱心に木材利用を考えてくれる方であれば、建築業者であっても施主様であっても、わけ隔てあってよいわけありません。

なので、今回は非常に基本的な樹種の差や特徴、香りや触感、外観などをメインに体験型のツアーを企画したのです。

ツアー4


今年に弊社が行った「材木屋と行く森林ツアー」の直後に、共通の知人を介して出逢いをいただいた工務店さんと、その工務店さんをしたっておられるお施主様や工事業者さんとともに、普段は見ることのない製材や木材を見て廻ったのです。

今回は、皆さんが木の事が特に好きだ!というわけでもなく、また普段から木の建築に興味があるというわけではありません。
しかし、その工務店さんがとってもすすめる木がある、ということで二十名ほどの参加者が集まる、非常にうれしいツアーとなりました。
私の商いは、普段はBtoB。
上記の様に、専門用語で専門業者や同業者とやり取りする、という場面の多い業種です。
そのため、平易な言葉で説明することや自分の扱っている商品に対しての説明が不慣れな場合が、今までの常でした。

しかし、情報はどこでも入手でき、商品さえも誰でも購入できる時代だからこそ、しっかりと自分の扱うものの事を知り、説明して喜んで使ってもらうことが非常に大切になってきている、と感じます。
今回の主役である工務店さんも、私がプライベートツアーを企画してお連れした結果、非常に気に入って下さって早々に、自分が良いと思うものや人をぜひ知ってもらって、ご自宅などに活かしてもらいたい、ということで企画のお話をいただいた経緯です。

もちろん、業者間の取引も非常に大切。
しかし、これからはそれだけではなく、きちんと使いたい人のニーズや声をきいて、使いたいし傍に置きたい、と思える木材製品を世に出していかないといけません。

ツアー6


今回、皆様に事前の知識や情報がなかったにもかかわらず、熱心に木を見てもらうことが出来ました。
非常に貴重な、「○○お手植えの・・・」なんていうものも見ることができて、ひとり盛り上がったりしましたが、やはり引率や主催者が盛り上がることもツアーにとっては非常に大切な事。

引率が楽しくないツアーなんて、絶対面白くないですもんね。
そういう意味では、完全に毎回楽しんでます、私(汗)・・・

 
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いよいよ今年も12月!!
少し冷え込む日もありますが、やはり異常に暖かい。
新聞記事にも、11月で気温20度を超えた日が多くあったとか書いていましたね。信じられません。
このままでは、今シーズンも「雪遊び」が出来なくなってしまうのでは!?と今からあせっているわけです・・・

それとは異なり、寒さが近づいてくると本格化するのが木材生産の世界。
現在は、年がら年中木材が生産されますが、本来はこの冬から春になる手前位の時期に伐採しそこから同時に製材を始めていくわけです。
野菜や他の食べ物の「旬」と同じく、「伐り旬」などと呼ばれます。

その旬のシーズンなので、どうしても会社にいる時間が少なくなってしまうのが非常に難儀で、仕事はたまるし営業活動は出来ないし、忙しくしているようにみえて走り回っているだけなので、まったく売り上げは上がらないし・・・
そのうえ、本記事の更新も滞りがちになるし・・・・・

という状況のいいわけですが、営業活動が出来ずに商品売り上げのない日々でも、未来への活動とお客様の満足の為(なんかビール会社みたい・・・汗)に、ちゃんとやることやってます、という報告をしておきましょう。


ツアー1


うわぁ・・・挽きたてでもほしい!!

材木屋でも思ってしまう幅広の天板材。しかもこれは長さの長いものなので非常に珍しいもの。
お施主様も、「いいよねぇ〜」の反応。

そうです。先日、私が懇意にさせてもらっている製材所さんにご協力いただき、今回はお施主様や関係業種の方を製材所へお連れするツアーを企画いたしました!!
とはいえ、今回の主催は私ではなく、そのお施主様から信頼を受けている工務店様です。
なので、私は影であり「黒子」!!

ところどころの要所説明はするものの、いつものような引率ではなかったのですが、その分普段木材に触れる機会の少ないお施主様などに、どのように木材を、とくに特別にこだわっている木材の事を伝えればいいか、ということを考える機会になりました。
現在の木材業界は、この「普段、木材の事を知る機会のない層」への説明が圧倒的に少ないと思います。

無い、のではなく少ない、のです。
特に、木材関係業者は満足していても、その後の木材消費や環境への想いから行動へのプロセスにつながりにくいようなイベントになってしまうこともあります。
なので今回は、「受け入れられなくても、私が情熱をもって接している製材所さんの材を全力で感じてもらう!」ことをコンセプトに持ってのご案内。

ツアー3

参加の皆様の中には、様々なご縁のつながりでお越しの方ばかりで、全ての方が建築プランをお持ちなわけではありません。
しかし、全力で取り組んでいる姿勢を見てもらうことで、何かにつながるはず。
もちろん、参加の方の中には「古民家を改修しての店舗計画」や「おしゃれなカフェの2店舗目」であったりと、直近での建築プランのある方もいらっしゃって、気持ちよく木材の事を知ってもらうことと並行して、きちんと製品をアピールしなければならず、なかなか大変(汗)。

有難いことに、お子様連れのお施主様もご参加くださり、かわいい盛りのお子様の手を携えての製材所巡りという、案内人冥利に尽きる(?!)体験もさせて頂き、普段ご案内している、材料を吟味する鋭い視線の皆様(笑)とは少し違うツアーとなりました。


昔むかしはおそらく、大工さんが材木屋にお施主様と訪れて、木材選びや家族が木に触れる機会を作ったりしたのではないかな、と思ったりしながら普段は接することのないお施主様対応を、無理言ってお願いをした製材所さんには、とっても感謝しています。

 
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白赤はっきりつける!? 木ーワードは源平合戦 

深い傷を負ったあと、永い眠りから醒めたルパンの様に、「今日は何日だ!明日は何がある?!」的なバタバタ感のこの頃。

驚くルパンの様に・・・


予定の前日でしか用意ができないような、自分担当の授業の用意すらも前日まで全くできていない状態(本当の話・・・)の毎日から少し落ち着いたある日。
次男が期末テストに向けての勉強予定を立てている(自分の時には考えられん・・・偉い!我が息子。)ときにふと、「源平の合戦でな、、、あれ?!あのほら、、、、あの谷なんやったっけ・・・義経がな・・・」と家内と話をしています。
私としては一瞬で、「それはあそこやろ!」と神戸出身の父の血を引く身としては答えたくなるところだったのですが、それ以上に血を沸かせたのは「源平」という言葉。


源氏と平氏


私の時代は「源氏と平家」と記憶していたのですが、正確には異なり息子世代には「平氏と源氏」になっているようです。
軽いカルチャーショックの様でしたが、学生時代に勉学に励まなかったせいで、奥深い歴史の正確な情報には言及できませんので、是非とも割愛させてくださいませ(涙)。
さて、話は戻って私がどうして「源平」に反応したか。

木材業界の方ならば、普通にピンとくると思うのですが、それが大切な木材の状態を表す言葉と一緒だからですね。
その状態とはこれ。

百年杉柾浮造りフローリング


もっとも身近ではっきりとしていて、今でも取引の上で使用する業界用語で使う場面が多いのは、やはりこのスギの「源平(げんぺい)材」。
スギに限るわけではないですが、芯材部分である赤身と辺材部分である白太の「赤白」のコントラスト。
一つの木材に、その芯材と辺材の混在した状態をさして、私の近くの木材業界では「源平材」と言います。
全国でそのような意味をもって使われているのかを検証したことはありませんが、少なくとも近畿では「赤白材」とか言わずに、「源平材」と言うのではないでしょうか。
もちろん、最近では自身が化粧用のスギ材を発注する機会が少ない(広葉樹や他の材を使ったり、諸事情もあり)こともあるし、それ以上に化粧用のスギ材の流通量が一時に比して減少していることもあって、その言葉を聞く機会もめっきりとなくなりました。
今の若い材木屋さんは知っているんだろうか・・・

そんなレベルのような。
もしかして死語か?!・・・



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私としては濡れてほしい、木のコースター 皆さんはどっち派?!

木は水に弱い、シミになる、腐る、、、、
ふつうはそう思いますよね。
もちろん、条件が悪いと最終腐ることもあります。

だから、無垢フローリングも無垢テーブルも、無垢の木の表面を水分から保護するために、様々な塗装をします。
弊社は植物性のオイルをお勧めすることが多いですが、それらを施すと少々の水分や汚れをはじいてくれるので、ちょっとくらい水にぬれても大丈夫!になるわけです。

なんですが、今回ばかりは濡れてほしかったわけで・・・

夜に自宅の机で書類を作る私に、「なんかいれる〜?!」の家内の声。
仕事の書類とはいえ、勤務時間外の夜ですから、ちょっとは飲みながらするわけで(汗)。
そこで家内がもう一言、「コースターいるよね?!下に敷くものもいるよね?」と。

おぉ、さすがは私の家内。無塗装の机天板が輪染みになるのを嫌がることをよくわかっている。
ちょうど持ってきてくれたのは、カボスの果汁入り焼酎のロックです!なかなかすっきりしてよいのですが、、、

むむ?!
なんじゃこりゃ。

木製コースター 1

さっきの一言、最後を聞き逃したけども「敷くものいる」とはこういうことか!!

いただき物のおしゃれなヒノキのコースターなのですが、美しく塗装がされていて、グラスの結露水がまったく吸い込まない。
吸い込まない=水滴がそのまま残る=どんどんと濡れる水滴が広がって、天板にこぼれる。

おいおい、和染みはできないけど、水滴垂れるやないか!!
天板のシミを防ぎたくて使おうとしているコースターの意味がない。
もちろん、コースターをきれいに使うにはとてもいいのですが、きれいに保ちたいのは天板の方であって、この場合は無塗装にしてもらっといて、このコースターで十分に水滴や結露水を吸い取ってほしいところ・・・

木製コースター 3


商品としてはとっても優秀。
しかし、私が求める用途とは少し違いました。
せっかく意匠的なヒノキコースターなのに、この上にもう一枚布のコースターがいるなら意味ないかなぁ・・・・

しかし、一般的にはどうなんだろう、、、やっぱり、ちゃんと汚れない方がいいのかな。水滴が表面に残っても。
私は特殊なほうなのかも?

皆さんはどっち派?!


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帯に短し襷に長し・・・番頭さんの言葉と材木屋の業務

私が小さい時は、どこの会社にも「番頭さん」がいるものだと思ってました。

今、番頭(ばんとう)さんなんて言っても通じない場合が多いかもしれないですが、店の主人や社長ではなく、そのお店の業務全般を任されている人、とでも言えばいいのでしょうか。
その日の段取りを決めたり、主な仕入れをしたりお客さんの相手をしたり、倉庫の一切を管理していたり・・・

材木屋さんの商売の内容も、私の頭の中で未だに鮮明な記憶でももう30〜40年前のことですので、今とは全く異なっていますが、その番頭さんの言葉のなかでいくつか忘れられないものがあります。
そのうちの一つが「帯に短し、襷に長し」です。

特別、材木屋用語というわけではない例えなのですが、その語呂というか、番頭さんのその例えの使い方というかが、なんとなく面白カッコよくて好きなんです。
その帯に短し・・・ですが、意味合いとしては「中途半端で役に立たないこと」とか、「どちらの用途にもつかえないこと」といった意味合いで使われるように思います。
しかし、番頭さんが使っていた材木屋としての用法は少し違います。

今回もそんな場面が数日の間にありまして・・・・

一つは、幅の広い板材を探している時。
一枚板で探すも、厚みの薄いものをお探しだったので倉庫をみても丁度良いものがなかなかない。
幅は足りるが厚すぎる。今度は厚みはばっちりなのに幅が足りない・・・・
難しい・・・
これでいけるのでは?!と思っても少し合わない。

そんな時に、「あぁ〜・・・、帯に短し襷に長しやなぁ・・・・」と。

帯に短し、襷に長し 3


次は注文材を拵える時。
必要な寸法を得るには可能な限り、製材でできる無駄な部分を少なくしたいので、一本の木材から二本の木材を製材して切り出したい時には、二本の材の寸法を足して丁度余りの出ない寸法の木材を使うのは当然。
たとえば、幅6cmの木材が2本なら幅13cm弱(鋸の厚み分目減りする寸法の余裕を見て)のものがあれば最適なのですが、そんな時に限って13cmの材が無い。
普段は13cmなんて使いにくいなぁ・・・なんて思ってるからか?!(汗)

ここにあるはず、と探し回って見つけたものの、幅は丁度よいのに厚みが若干不足している。
もう一つ見つけたものの、厚みは良いが幅が中途半端に広くて、使えない部分が残る・・・
そして仕方なしに16cmを製材する。

む〜・・・完全に帯に短し襷に長し・・・

帯に短し、襷に長し 2


もひとつおまけに、二面化粧材をさがしているのに、どうしても三面や四面化粧材しかない。あるはずなのに見つからない。
三面や四面でももちろん事足りるのですが、オーバークオリティで。
こんな時も、イメージとして「帯を襷にするわけにいかず、襷を帯にするわけにもいかず・・・」みたいな気分です。

使えない、というのではなく「中途半端」というイメージでしょうかね。
それが、はっきりと中途半端と言わずに、帯に短し・・・なんて言う事でちょっと洒落てるというか、結構困っている時でも少し気分が楽になるというか、そんな気がする言葉です。

帯に短し、襷に長し 1


材木屋の商売は製材したり、長さを切ったりして入るうちにどんどん元の木材が小さくなっていき、儲かる本体の大きさが小さくなるという、なんともおかしなところがあります。
そのために、昔から無駄になる部分を如何に少なくできるか、という事を番頭さんに認めてもらえるかが勝負でした。
時には、製材した後に多くの材料が半端で残ってしまう場合も、この寸法ならば次にこの用途に使えるからわざと大きめに残しておく、といったことも計算できるようになると一人前。

ある意味、そういったことを考えて木を見て、そしてどうすれば最大限に木を活かせるか?!ということを判断していたのが昔の商売だったように思います。
昔話ばかりするような年齢に近くなってきたことを実感するこの頃ですが、ただ出来上がった木材を商品として販売するだけではなく、「帯に短し襷に長し」の経験をしてきたからこそ、今の自分があるんだろうなぁ、とも思います。

今、私は「番頭」という呼び方をされる立場ではないですが、私の記憶している番頭さんから受け継いだものを、しっかりとつないでいきたいと思った数日でした。


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時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

お問い合わせをいただいたお客様には、実物のサンプルを差し上げたのでどのような仕上がりとしていただけるか楽しみでありますが、この「古くて新しい用途」が、今後の木材業界で必要とされるものの一つかもしれない、と思うところがあります。

我々の業界では、この樹種はこう使うべき、この使い方の時はこういったものを製材しなければいけない、こんな板材は商品にならない、細い小さい丸太は使えない、などなど・・・
用途が定まっているからこそ、それ以外には目を向けてこなかった一面もあるなかで、今回の様に「古くて新しい」使い方ができると、一気にその木材の持つ価値を高めることができます。


材木屋としては、内装や外装の仕上げ材にするには抜け節が多すぎるとか、木目が粗すぎるといった理由で敬遠したくなる板材も、コンクリートに木目を転写する、という求められる用途にハマれば欠点と思われていた部分が一気になくなり、必要とされる材になるのです。

(浮造りなしの裏面)
オレンジワインと杉板 8


特に、東京オリンピックを来年に控えて建設が多くなるなかで、熱帯産のラワン合板ではない素材への転換も求められていることもあり、一つのきっかけになりやしないかとも思っています。

コンクリートに木目を転写するという手法は最近になって始まったことではありませんが、「浮造り」という手法と「杉板」というものが注目され、そこに施工性という観点からの「実加工」をされた羽目板というものが交わって、古くて新しい木材製品へと変わるのです。

以前は杉板を用いることが普通でも、このように適度な粗さでの浮造り加工をして、実(さね)までつけたものは一般的に流通していなかったはずです。
もともとあるものを、現代風に作り上げる。
現在、私を含めて注目されるオレンジワインに似ていないでしょうか(笑)。

オレンジワインと杉板 3


そう考えると、やはり良いものや必要とされるものはいつの時代にも同じようにやってくるもの。
時代は繰り返す、ということか・・・
いやぁ、そんな大袈裟なものではありませんが、本来はどこにでもあっていいような杉板が、探されていたというのはまさしく、需要が供給とマッチングしていないからであって、近年私が取り組んでいる日本の広葉樹の活用と同じようなもの。

普段は杉ばかりを大きく取り上げることはありませんが、すでに確立されている方法や用途も、その時その時で少しづつ変化していくものであり、求められるものは形を変えながらも本質的には変わらないのかもしれないな・・・
そんなことを考えながらも、この記事を書くというこじつけをしながらも、オレンジワインを飲むお盆の私なのでした。


オレンジワインと杉板 11


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時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

オレンジワインも、現代の最先端の醸造方法や製法が確立されていない時代は、むしろ当たり前でそのものこそが一般的だったに違いないのですが、一般的でなくなるということが如何に特殊なのか。それが、今回の杉板を探されていたことが分かり、改めて感じた事です。


オレンジワインと杉板 10

この杉板が一体何に使われるかというと、住宅や施設、公共建築物などの意匠性を持たせる部分に使います。
それも、そのまま杉板が見せられるのではなく、この杉板の木目を転写させて使うのです。
その用途は、コンクリートの型枠用材。

現在では、コンクリートの型枠用材には熱帯地域に産する「ラワン」と総称される種類の木材でできたベニヤ板である、「コンパネ」を用います。
ホームセンターなどで見かけたことのある方も多いはずです。
厚みのあるベニヤ板を指してコンパネと言われる方もおられるのですが、コンパネは本来「コンクリート型枠用パネル」の略称として用いられているので、ベニヤ板とはちょっと異なります。
そのコンパネで造られたコンクリートの仕上がり面は平滑で、その仕上がりをそのまま生かしたデザインも多くあるものの、それとは異なってコンクリートの仕上がり面に杉の木目を映しこんだものとするときに、この杉板を使うのです。


コンパネが一般的ではない時は、杉板をくみ上げて型枠にしていたことを考えると、昔に戻ったというか、古くからあるものをアレンジして現代に使用している、といった感じです。
それも今回は通常の杉板ではなくて、木目の転写を深くするために「浮造り加工」を施してある杉板を探されていたとのこと。
浮造りされていると、文字通り杉の持つ木目が浮き立つように加工されているために、コンクリートの壁面にくっきりとその木目が浮かび上がるということです。

オレンジワインと杉板 6


杉の浮造りといえば弊社は、非常に人気の高い高樹齢杉シリーズの「百年杉柾浮造りフローリング」をはじめ、「古希杉浮造りフローリング」や「浮造り純白羽目板」などを取り扱ていますので、実は、この手のお問い合わせは以前から頂いていました。
しかし、高樹齢杉シリーズは内装の仕上げ材として良質な杉材を丁寧に浮造りしたシリーズですので、コンクリートに転写されたときに、深くて杉の木目がくっきりと立つ!というものとは少し異なります。

そのために用意したものがこちら。
名付けて、杉浮造り型枠用羽目板。

オレンジワインと杉板 7


そのままのネーミングです。
杉材を深めに、そして粗目に浮造りをして、抜け節の部分を補修して実加工(さねかこう)することで、一枚一枚はめあわせていくことができるようにしたものです。
これによって、コンクリートの壁が、まるでグレーの杉板貼であるかのように見える、おしゃれな壁面が出来上がる(予定)というわけですよ。


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時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

もしかすると、私のまわりにはごく限られているとはいえ、全国的に見ると木材とワインを同じように愛する人が多くいるのかもしれない・・・いや、そう思いたくなる瞬間が今回の様な場合です。

「これだから、やはり関連性がある!」と、自分の中ではものすごくしっくりとくるつながりを見つけては、一人納得していることが、今回の「オレンジワイン」。

オレンジワインと杉板 9

オレンジワインとは何ぞや?!
胸張っていうこの私も、実は昨年の今頃までは殆ど知りませんでした(-_-;)
なので、安心してください。そんな程度です(笑)。
しかし、味わうものなので好き嫌いはあるとはいえ、本当は多くの人に知ってもらいたい、魅力的なワインなのです。

法律的な定義があるのかは定かではありませんがオレンジワインは、ブドウを皮ごと使って作った白ワイン、というイメージかな。
普通の白ワインの場合は果皮と一緒に漬け込むことはほとんどないところ、オレンジワインは果皮の成分を含むために、濃い黄色から時にオレンジ色に近いものもある、という色調を称された名称だということです。


ワインブログではありませんので、味わいをどうこうというつもりはありませんが、個人的には好きなジャンルですし、抜栓したからといってその日に飲み切り必須!ということでもなく、数日間味わいの変化を楽しめるものもあり、そういう意味でも「チビチビと」いけるワインとして、ここ最近重宝しています。

そのオレンジワイン、近年の流行りか新しい醸造法か、と思っていたものの専門誌を読んでみると、まったくそうではありませんでした。
むしろ、古くからある製法に近いものだということが分かりびっくり。

オレンジワインと杉板 5


古代では一般的だった製法を、現代の作り手が行ったものがそう呼ばれるようになったそうですが、先ほども書いた通り、「ちびちびいける」という以外にも文字では書ききれない魅力にあふれています。
その製法、近年話題になっているのはその色合いも一因かもしれませんが、それ以上にある「独特の味わい」。

どうして今になって改めて話題になっているのか不思議なくらいに、美味しいものがあります。
古くは主流だったものが洗練されていく過程で変化したのか、時代に合わせて嗜好の変化に対応したのか、様々な理由はあると思いますが、現代になって大きく再注目されているのです。


そしてそれと同じように、当社扱いの木材でも再注目されるものが出てきました。
こちらも古くは主流だったものが、時代の流れで変化していき使われる機会の少なくなったものが、再度注目されているもの。
意外にも、どこにでもありそうで無い・・・いや、あるはずなのに無いといった方がいいのかもしれない、杉板のお話。


オレンジワインと杉板 4


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時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

この2019年は、史上最長の10連休というスーパーゴールデンウィークだったことも忘れてしまうような、最長9連休というお盆を迎えているのですが、もちろん、弊社はそこまでのお休みではなく、毎年よりも1日永いお盆を過ごしています。
お盆を過ごすといっても、日々片づけられていない仕事の書類や参考書類の整理と、墓参などをしているとゆっくり過ごすということからはかなり遠いのですけども・・・

しかしながら、お休みが続くということでできることがあります。
それは、ゆっくり「飲む」ということ(笑)。
別に量をたくさん飲むというのではなく、平日や通常の休日であれば翌日以降を気にしないといけないところで、なかなか楽しむことができないのですが、まとまったお休みには翌日をあまり気にせずに、時間をかけて楽しむことができるのがいいところ!

時間をかけて飲みたいものは、やっぱりこれ。


オレンジワインと杉板 1


冬に購入した赤ワインですが、それを夏に飲む・・・
普通はみんな、夏には涼しげに白ワインを飲むところですが、機会と時間を失ってお盆になってしまった赤ワインを、今じっくり楽しんでいます。
お手頃価格なワインが増えてきたことと、高級ワインを購入する機会がめっきり減ったことの双方の理由から、本来はとっても好きなブルゴーニュワイン(上の写真を含む)から遠ざかっていたために、久しぶりの味わいは最高!
ゆっくりと楽しむ時間があるということは、飲むだけに終わりません。
他の銘柄と比べるとこんなかんじだなぁ・・・とか、あの産地はこんな感じだよなぁ・・・とか、そんなことを考えたり関連の雑誌を読み返してみたりする時間も楽しみなのです。

ちなみに、最近私を上記のブルゴーニュワインよりも、、、いや匹敵するくらいに注目させるのがオレンジワイン。


オレンジ?ワイン?!・・・オレンジ=ミカンで作るワインか?!
と思ってしまいますがそうではありません。もちろん。

赤ワインでも白ワインでも、そしてその中間的なロゼワインでもありません。オレンジワイン、という古くて新しい分類なのです。


オレンジワインと杉板 2


この「古くて新しい」こそ、時代とともに繰り返す、または求められるものなのかもしれない。
私がいつも冗談ぽくお話ししている、ワインも木材も似たところがある、ということにもつながってくるのではなかろうか?いや、きっとつながるはず!無理やりにでもつなげてみせる!!(汗)


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戸田先生の伐採授業、2019年度大阪研修 

さぁ、贅沢な大阪研修もいよいよ終盤。

現場を見学した後は、大工さんの作業場に移動します。
住宅になる木材がどのようにして加工されるのか、そしてそこにある材料の中には昨年、自分たちの山で伐採した曲がりの赤松丸太がじっくりと乾燥の時間を待っている・・・

山で伐採している人が、その伐採した丸太が街に出てからの姿を見る機会もないと思いますが、ここにあるものは全て自分たちの山で伐採したもの。
感じるものもひとしお・・・・・

そして大事な作業場で大工さんが用意してくれているのがこちら。

鉋体験 2

鉋(かんな)です。

ここで学生たちに鉋削り体験をしてもらうのです。
今回の総地松造りの家にも欠かせない鉋仕上げ。
きれいに鉋がけされた材は、まるで鏡のように景色を反射し、木材の艶と輝きを引き出します。
建築現場では、木材に触れることはできません。美しい出来栄えも、人の手が触れることでその脂分が移ってしまうためです。
その分、ここで鉋仕上げの感覚と、その削りたての木材の質感を体験してもらうのです。

鉋体験 3

鉋台の上にセッティングされたきれいなヒノキ。
これに鉋をかけていきます。

大工さんによって一人ひとり、「こんな感じかな。軽く引っ張るような感覚で・・・」なんて言われながら、ゆっくりと真剣に集中して、鉋を動かしていきます。

鉋体験 4

大工さんがかけると、美しく薄い、まるで削りかまぼこのように(ある意味美味しそう・・・)綺麗な鉋くずがでるものの、そう簡単にはいきません。
それでも、少しづつポイントをうかがいながら全員で体験。

節のある部分や少し逆目加減になる部分など、削りにくい部分も体験することで、大工さんがどのような気持ちで木材に向き合っているのか、またはそれをもとにどのような目で木材や樹木をみるのか、ということが分かったのではないかと思います。

やはり物事は体験しないとわからないもの。
見て触って感じる大阪研修。

今年も2日間詰め込みでしたが、満載の企画をさせてもらいました。


企画引率の車で移動している時のAMラジオから流れてきた、バス会社が企画する観光バスで巡るツアーのコマーシャル。
聞いているとツアーでの訪問場所は、自身も皆さんをお連れした森林ツアーで訪れたことのあるところでした。
しかしながら、自分では思いつかなかった「あそこでこれを、こちらではこれが楽しみ」というスケジュール企画は、やはりプロ、というか思いがけない工夫や宣伝文句が盛り込まれていて、普段の自分目線でしか企画できていない未熟さを痛感。

今回も、木材や樹木についてのお話は満載でお送りしましたが、もっと魅力的なことができるように来年以降も考えていかなければ・・・、と企画中にも反省。
でも、私の企画は私自身が思うことや経験したことを直接伝え、見せるだけではなく感じてもらうことができるのも、大きな特徴。
材木屋の企画ですからね。裏話もしながら・・・

立場の異なった人の意見や物の見方を知ることができる貴重な経験。そんな場所を提供できるのがこの大阪研修だと信じています。
今年参加してくれた三年生が、来年以降にやる気に満ち溢れた状況で社会に出られるように、微力ながら以降も頑張ろうと考える戸田先生の大阪研修がここで終了したのでした。


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戸田先生の伐採授業、2019年度大阪研修  

屋外での授業を終え、2日目。
山の立木が街で製材品として流通する市場を見学した後の今日は、建築現場の見学です。
それも、無垢材のみを使い天然乾燥材で大工さんが手作業で加工した、手刻みの家を見学します。

普段は建築中の現場など見ることもない、もちろん完成したおうちにも入ることはないであろう学生さんたち。
初めて踏み入れるその場所が、無垢の木材しか使われていないおうち。
なんとも贅沢な体験です。

現場見学 3


前日も熱心にメモをとっていたみんな。
今日もメモとペンを片手に、様々なところを隅々まで見てくれています。

中には、何種類の樹種が使われているんですか?、と私が後でみんなに質問しようとしていたことを先に聞いていて、答えを知ってしまっている場面もあって、なかなか感心(汗)。

その中でも、視覚的にも相当効果のある使い方をしている今回の主役樹種はといえば、やはり地松!!
そう、赤松材です。
学生のみんなと一緒に伐採学習をしている、曲がりがある赤松材。
それが、今回の建築現場では主役で、縦横無尽に駆け巡るその姿は圧巻!

山で見ているその姿はおそらく、通直に伸びていれば使い道があるのになぁ・・・というところでしょう。
しかしここでは、水を得た魚!!

現場見学 2


大きな加重を受ける部分、屋根の張り出しの部分、いたるところでその役目を大きく果たしているのです。
それとともに美しい!
優しい曲がりと木目の上に、力強さを感じます。

これこそが適材適所、木の使い方。
ここは住宅を構成する構造部材のほとんど(80%弱)に地松(赤松)が使われている「地松の家」なのです。
柱と土台以外はすべて地松ということです。

通常は米松(べいまつ)材であったり集成材の場合もある、もしくは日本の木材にこだわる大工さんであれば杉を使っておられる場合もありますが、木材としての粘り強さやめり込み強度という木造住宅の梁桁に求められる性質を、存分に発揮できるのはやはり地松だと思います。

材をもって比べるだけでも、その重さから強度を想像することができますが、それにもまして美しい木目と、かすかに香る地松の香りに落ち着きを感じます。
普通はこんな「総地松造り」といえるおうちはないでしょう。
それを初めて見るんだから、迫力が伝わっているのかいないのか・・・・・

現場見学 1


中にはこんなに脂をため込んだ地松も!!!
これだけでも見とれてしまいます。

しかし、これ以上に驚くポイントがあって、さらに太い(上の写真でも梁の高さが30cmはある)梁があったり、今は養生材で隠れてはいますが、完成後に見ることができる「化粧差し鴨居」なるものがあるのです。
曲がりで節が多いことから、材の性質を考慮されることなく一般建築材としても敬遠されがちな地松。
その地松材で鴨居という、きれいに仕上げて見せる部材に使われるのです。

いや、むしろ自然といいますか「仕上げてこそ、地松の艶を味わえる」ため、その仕上がり具合には期待せずにはいられません!!
差し鴨居以外の節あり材であっても艶々としているのに、化粧加工をされた材がどんな姿になるのか、、、、
それを見せることができないのは残念ですが、十分に時間をとって無垢の総地松の家を堪能してもらいました。


材のことばかりになりましたが、贅沢な内容はそれだけではありません。
当日は現場を担当されている大工さんがおられるので、いつでも疑問点を質問できます。
これ、すごく大事で私の授業の中でも重視しているところ。

聞きたいことを聞きたい人に聞くことができること。目の前に学校では見ることのできない教材のあること。
その贅沢をみんなに知ったもらいたい。
そんな思いもあります。



そして贅沢な現場見学をして、最後は大工さんの作業場へ移動します。

現場見学 4


 
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