空を見上げて
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材木屋の独り言

マスメディアに登場

業界紙ではありますが、きちんと座談会取材という形で紙面に担当が登場している月刊誌が刊行されています。

座談会記事1


ちょっと生意気な発言、いっぱいしてますがブログ以外ではなかなか生のお話をする機会がない(出張授業など以外では・・・)ので、もし見つけられた方は本音の業界トーク、読んでみてください。
木材情報の4月号です。

座談会記事2


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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興奮・感動の冬季五輪閉幕そして・・・

スキーモーグル銅メダルの原大智選手。

メダル獲得以降は、メダリストとして注目され多くのインタビューを受けたことと思いますが、やはりメダル獲得の前後では、全く立場や状況が異なることを口にしていましたね。

冬季五輪5

五輪出発前には、昨年にモーグルとデュアルモーグルの2冠を達成した、堀島選手ばかりが注目されることに比して、「俺じゃないんだ」、と思ったと言います。
また、やはり同じ年であり同一競技であることもあり、堀島選手の事は「見ていた」そうです。
勿論だと思います。
しかし、それで成績を残した。

彼は知ってもらうことの大切さ、ということを口にしていました。
原選手ももちろん、代表に選ばれるほどですので、抜群の技能を持っているはずなのですが、やはり「知られていない」というハンディは大きくて、その反面にメダリストとなった瞬間に注目される事で、改めて「知ってもらうことの大切さ」を実感されたようです。

どれだけ頑張っていても、ある程度の成績を残しても、輝かしい成績や金メダルの方が記憶にも記録にも残る。
だから、自分の存在を知ってもらって注目してもらう必要がある。
激しく共感しました。

冬季五輪6


私と比べるのは原選手には失礼ですが、それでも私も思うのです。
普段は、そんなに目立つ必要はないし、しっかりとやっていれば成果は出る、と思ってはいるものの、やはり、いくら一所懸命やっていても知られることが無ければ、お客さんも来ないし依頼も無いわけで、業として続けていくにはそれなりのコマーシャルも必要で、知ってもらうことの大切さというのは、とても重要に感じます。
特に、宣伝広告を強く押し出していない弊社としては、知ってもらうことはひと際重要な課題であります。
ですから、今回原選手が想いを語られたことに関心し、より一層アスリートの言葉に耳を傾けることになりました。


スケートのパシュートにおいて、決勝でも高木美帆選手が後ろの佐藤選手のスピードを感じ取り、スピードアップするべきところを緩めたというお話(それでも金!!)や、可愛い笑顔と北海道弁で終始話題をさらった女子カーリングも、知ってもらって続いていくことがとても大切だと自覚されているのだと思います。
だから、選手の皆さんの一挙手一投足、一言一句がとても意味深いものとして感じられたのだろうと推察するのです。


女子カーリングは本当に明るく笑顔で、とても印象が良かった。
そうですね、弊社の基本精神も「笑顔」でした。
(弊社会長の書!)

社是



カーリング女子達の様な、あんなに可愛らしい笑顔はできません(おっさんですし・・・)が、心地よい笑顔でお客様を迎えられるように、また一日一日を過ごしていきたいものです。

いや、もう一人この五輪において大事な人を忘れてはいけない。

羽生結弦選手!!

五輪二連覇は勿論のことながら、怪我からの復帰で完全に滑り切ったことと、演技後の感情を表に出す姿や右足に手を当てる仕草などが、見るものに様々な思いを抱かせるに十分な存在感を放っていました。

彼の所作などにも学びたいところは多くありますが、今回はもしかしたら、彼の活躍の源は「ココにあったのではないか?!」という場所を紹介して、五輪の感動を胸に納めたいと思います。

次回、「羽生選手ゆかりの場所+巨樹」をお送りします。

冬季五輪7


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興奮・感動の冬季五輪閉幕そして・・・

過日、大いに盛り上がりを見せた平昌冬季五輪が閉幕しました。(パラリンピックも続いて頑張れ!!)
私の大好きなスキー(モーグル)からメダル獲得が始まり、様々な人間模様を見せながら、大会通して楽しみだった女子カーリングの銅メダル獲得で締めくくられたましたね。

冬季五輪3

多くの方がテレビを通して活躍を見て、また喜びも悔しさも、色々な感情と人間性を見る事ができましたし、スピードスケートの小平さんのした様に、競技のあとは国や優劣を関係無しに寄り添うことができる様な、素晴らしい光景を見せてくれた日本の選手団の皆さんには、とってもアツいものを感じずにはいられませんでした。

普段はテレビを見ない私ですが、競技に興味があることはもとより、いつのまにかそれぞれの選手のコメントや、インタビュアーの質問内容などを注意深く観察する様になってしまったようで、「あぁ、今こんなことをいいたいんだなぁ。」とか、「こういう言葉を丁寧に伝えるために言葉をえらんでいるんだな」なんて、穿った見方をしてしまう自分がいました。

しかし、それだけ選手の皆さんがとても周囲を気遣い、自身が一番厳しい環境にいたにもかかわらず、見ている・聞いている人心をうつ様な言葉を発するのですから、本当に素晴らしい選手たちでしたね。

昨日も、帰国後のテレビ局廻りをしていたスピードスケートの高木美帆選手のコメントで、観客の方に感動を「与えられた」という言葉がでそうだったところを、少し考えたのち「感じてもらえた」と言い換えたのだと邪推する部分があり、冷静且つ、適切な言葉づかいを心がけていると感じられる彼女に感心しました。
アナウンサー以上に言葉を慎重に発する彼女。素晴らしい以外に言葉が見当たりません。

冬季五輪1

今大会は、競技や演技の良さが光ったのは勿論ですから、一つ一つをあげていく必要はないと思いますが、やはり冒頭の様に、選手たちのそれぞれの言葉には、自分自身も様々に考えさせられるところがありました。
どうしても自分の趣味とも重ねてしまう競技のスキーモーグルもそうです。
今大会前は、世界選手権などで有名だった堀島選手にばかり注目が集まっていましたが、銅メダルを勝ち得たのは原大智選手。
決勝が何故地上波で放送しなかったのかは、地団太を踏むほどに憤慨しましたが、両者とも予選の滑りは良くて特に、原選手は予選の一番目だったにもかかわらず、ターンもエアもスピードもとっても綺麗に納まっていて、素人ながらも「凄いな!」と思っていたところなので、銅メダルは私個人的にはとっても嬉しいものでした。

もちろん、堀島選手と2人での表彰台(いや、もちろん他の選手も登って欲しいですが・・・)というのが理想ではあるものの、それが五輪というものなのかな、と思いました。

そんな原選手、銅メダルが決定してどの様な言葉が発せられるのかと、そのインタビューを見ていたのですが、正直でそのままの気持ちがあらわれた、とても親近感の持てるもので、その上、自分にも投げかけられている様な気持ちになる言葉がいくつかありました。

冬季五輪4


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戸田先生が伝えようとしたこと

戸田先生の今年初めての授業は、森林科学科の高校生たち。
座学の合間に、実際の木材に触れてもらいます。

戸田先生の授業3


次々とサンプルを手に取っていく学生たち。

材木屋の感覚では木といえば木材であって、けっして丸太や立木ではありません。
しかし、ここにいる学生たちにとっては木といえば山に生えている立木や丸太の事の方が身近。
ここに、すごくギャップがあるのです。
現在の材木屋さんのほとんどは、丸太も、そして山に生えている木の事などは殆ど知ることがないと思います。
自身が扱っている木材も、その特性や産地の事など知らずとも販売出来ますし、なによりそんな情報が求められることがないので、知る必要がありませんからね。
必要のないことなのです。
だから、ギャップがあるのですね。

同じ「木」という素材を通しても、高校生たちの視線は「山の立木」であり、材木屋の視線は「商品である木材」なのです。
お互いに、素材は同じであるにもかかわらず、見ているものが異なるために情報がことなり、意思疎通することがない。
高校生と意思疎通をするということではなく、彼らが将来目指している林業職という人たち(必ずしも全員ではないが)との意思疎通です。
それがないこともひとつの要因で、日本の木を使おう!という広い意味でのスローガンも、実際は建築用材などの製材だけではなくバイオマスであったり、製紙であったり、合板であったりの割合が高くなりがちで、量的な生産はあっても「意欲的な」木材生産にはつながりにくいところではないかなぁ、と一人考えるのです。

自分たちの先に、喜んでくれる人がいる。
そこに、自分たちの喜びも見える。
そう思って仕事をする事が出来れば、自然の中ということもあり素晴らしい職業に違いないのです。
頑張って育てても、一定額の燃料用にしかならなかったり、工業的に量の出荷がメインになると、一本一本・山毎への意欲の傾け方に違いが出てきます。
もちろん、量も大切だし燃料も大切な用途です。自宅の薪ストーブも、燃料使用ですから。
だから、彼らにはそういった現実もあるものの、私のように自分のやるべきことやできることをみせることで、必ずしも森林や林業の道はひとつではなく、自分たちのやろうとしていることの先には、自分たちを求める人がいるという事を知ってもらうために、材料となった木材を持ち込んで、見て触れて、そして香りをかいで体験してもらったのです。

授業のなかでは、そこまでのお話はしていません。
この後に控えている「実技」に向けての事前授業でしたので、その実技に即した樹種のお話をしたわけですが、根底には上記のような想いがあるのです。

まだまだ先がある学生たち。
そんなに真剣に将来の事を語らなくても時間はまだまだあるように思いますが、森林林業や木材の業界はすでに悠長に飛び込めない世界だと思います。
踏み込んでから学び考えているようでは、なかなか進みにくい世の中になってきています。
直面する問題や課題が多いことや、情報がどこでも得られる代わりに肝心な情報が途絶えてしまいがちであると感じます。

だから、私のわかることは伝えようと思って授業に臨んでいます。
私は物を生み出したり、ましてや山での伐採などの実技を指導することはできません。
だから、座学で伝えるしかないのです。
このような場を持つことで、少しでも多くの事を伝えていきたい。そう考えて、1月の戸田先生の授業が終了しました。

この後は今回の授業の最終テーマである「伐採」です。
そう、実技の伐採があるのです。
戸田先生が、伐採??!
いや、残念ながら私はできないので頼もしい仲間とともに、伐採実技に入るのです。


戸田先生の授業1


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2018年の戸田先生、初登場

正直なところ、2017年は今までで1、2を争うほどに、他の人から私をみれば「何もしていない」年だったと思います。

私自身も、時間が過ぎる事の速さはいつも通りでしたが、営業成績的に目立ったものが残っていないことと、いろいろと企画して動いていたものの、目に見えた成果が出ていないことも大きな理由です。
もちろん、一つ一つが何もなしていないのではなくて、進んでい入るんですが、一朝一夕に進んでいくものではないものばかりなので、結果が出ていない様に思うのです。

昨年の年始に期待していた「日本の広葉樹フローリングシリーズ」の追加樹種も紹介できていない(「清涼たも」などはすでに販売しているのに・・・柾目もラインナップしているのに・・・)し、以前に別注を紹介した黒檀ムクフローリングに次ぐ珍しさで、世界の銘木であるタガヤサンムクフローリングも、すぐにでも紹介したいのですが、優先順位が変わっていき、なかなかできていません(汗)。

そんななか、優先順位を入れ替えた原因の一つが「戸田先生」。
昨年一つが延期になったとはいえ、大小ありながらもこの年始から月に1回以上のペースで予定が入ってきて、ありがたいことなのですが、原稿や内容の整理が追いついておらず、どうしてもブログ記事などの投稿がおろそかに・・・

言い訳はそんなところです。で、その戸田先生が今年最初に登場したのは高等学校です。

戸田先生の授業2

今回戸田先生が授業を行うのは、森林科学科のある高等学校。
私も、想像では林業や環境を学ぶ高校もあるんだろうなぁ、とは思っていたもののよく考えると近頃開校が相次いでいる「林業大学校」のような専門学校は多くあるのでしょうが、高校生が本格的な林業や森林、土木や農業などの実務を学ぶ機会が設けられているというのは、実際は多くないのだと思います。
そんな背景の中、この学校はかなり本格的。

渡り廊下が二つもある(校舎が3棟!)廊下を抜けてくぐった先の教室にて、森林科学科のなかでも森林専攻の2年生と3年生を対象に、戸田先生の授業を行いました。
今回は実はテーマがはっきりとしていて、いつもの様に漠然と「木の事」ではないので、若干内容を濃く使用と思って臨んだものの、どこまで濃い話をすればいいのかもうれしい迷い事で、制限時間をちょっと引き延ばす形で話してしまいました。

話はもちろん省略すれば時間は短縮できるのですが、今回は簡単な経験も織り込んでいて、森林を目指す学生さんたちに、私が普段触れている「木材」を見てもらおうということで、10数種の木材のサンプルを持ち込んだのです。

それにはいろいろと理由があるのですが、裏テーマも表テーマも伝える事が出来るかどうかは、時間との闘いで・・・・・


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この季節の慢性的不足・・・

いよいよ、この季節になりましたね!!

雪山

 



いや、、、、そうじゃなくてこの季節!

ストーブ

暖かさの恋しい時にこの炎。
やっぱり炎はいいものです。
ものすごくほっこりします。

冬になると、いつもの業務で求められるのとは異なる、「薪」の需要(といっても販売していないから、お願いか・・・)が急激に増えます。
いろんな方が、薪が欲しいといっていらっしゃいます。
もう昔からなので、いつもお渡しする分を貯めてはいるのですが、近年は構造用木材のプレカット化や大工さんの加工仕事の減少で、思うほど薪にする木切れが集まらなくなってしまって、いらっしゃる皆さんに、思うようにお渡しできなくなってきました。


まだキャンプファイヤーや餅つきなんかだと樹種や大きさを問わずにお渡しできるのですが、薪ストーブとなると大きさや樹種が肝心で、なかなかご期待に沿えません。
もちろん、先に書いたように販売しているわけではないので、専用に備蓄していないからという事もあるのですが、広葉樹が必要だということも重要なんですね。

薪ストーブでもいろいろと種類がありますが、多くは広葉樹を燃焼させることを主眼としていますので、建築などで出る資材の端切れでは、燃焼が悪かったり火持ちが悪かったりしますから、それ用に作っておくとなると、それはそれで手間がかかるわけで・・・
それにもまして、不足気味な薪なので樹種によって分けておくということもできず、申し訳ない状態です。
10年ほど前までは、極端な話処分しないといけないほどたまっていたものですが、時代の移り変わりの流れが早く、まさか薪が足りなくなるなんて考えもしていませんでした。

薪1

近年では、バイオマス発電の波もあり「燃やすための木材」が注目されていますが、できれば燃やすのではなく、もっとも小さな単位になるまで利用しきりたいところ。
それでも、残ってくる部分はきっちりと「温かさ」としての燃料となってもらうのです。
ゆらゆらとゆらぐ、炎の揺らめきは見ているものを視覚的にも体感的にも温めてくれるに十分な力を持っています。
近年はペレットストーブという手法もあり、住宅街でもストーブを焚く事ができるようになっていますので、「火のある生活」が身近になっています。
クールでカッコいい木材もいいですが、最終的に人の心と体を温めてくれる木材。

冬本番に向けて、今から備蓄開始です。

薪2



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またつまらぬものを・・・否、面白いものを買ってしまった(喜!)

超有名作の「ルパン三世」に登場する、石川五右衛門が毎度口にする「また、つまらぬものを斬ってしまった・・・」は、もしかすると幾ばくかの満足感を含んでいるのではなかろうか?!


また、つまらぬものを・・・


五右衛門ほど人生達観してはいないものの、私もまた、「おもしろいものを買ってしまった・・・」と、小声でつぶやくのです。


日本のなら1

日本の広葉樹、「なら(楢・オーク)」の無垢板ですが、厚みがおよそ60mmある追柾(おいまさ)という木目で製材されたものです。
追柾は、一般的な柾目の様にまっすぐに目が並んでいるものとは違い、若干木目のような部分が入っていたり、斜め方向に目が流れていたりするものを含めてそう呼ぶものですが、今回の材も追柾です。

中にはほぼ板目に近いものもありますから、「柾目ちゃうやん!」と言われてしまいそうですが、今回は柾目だけに注目するのではないのです。
日本のなら材で、こんなに木目が細かくて綺麗なものがまとまってゲットできたことが嬉しくて、一人ひそかに「また、おもしろいものを買ってしまった・・・」とつぶやいたのです。
写真では、うまく写さないと木目が見えにくいほどの木目の良さ!

日本のなら2

日本のなら材は、実は山には比較的よく見られるものの、樹齢が若い物や木目の粗いものもあり、これだけ木目の細かいものはとっても高価で、「にんまり」とするよりも「価格設定」を悩みながら購入するものですが、今回はにんまりする理由があります。

それは日本の広葉樹でありながらも、とてもリーズナブルだ、ということ。
もちろん、それにも理由があって「若干の変色や割れ、腐りの部分」があるということです。
いつもの無垢フローリングの規格でいえば、ネイキッドグレード。
(この写真だと、ほぼ板目ですね・・・・でもきれいな木目で許して・・・)

日本のなら3

しかしそれでも、にんまりするポイントは木目の細かさとともに、大きな節がほとんどないことです。
それでいて厚みもしっかりとしているので、若干のわれはあるものの幅接ぎをしてテーブルにしたりカウンターにしたりと、幅広一枚板を作り出すことができるのですよ!!
多少の変色などがあっても、銘木にはない野趣があってかえって楢らしい雰囲気を味わえます。

そのほかには、もちろん日本の広葉樹フローリングの清涼ならカスクオークフローリングなどの玄関框や階段框としても、十分以上に役目を果たしてくれることでしょうし、もったいないかもしれませんが、テーブルなどの天板家具を製作した後に、そのまま足の製作にも取り掛かれる寸法であるのは、多様な材料寸法を持っていなくてもいい利点があります。
框材になったときに見えるであろうこの美しい虎斑は、最高でしょうね!

日本のなら5


ウィスキーやブランデーなどを供するバーや、飲食店などのカウンターやディスプレイ棚、壁材や家具などとしてももちろんオッケー!!
ここでも、リーズナブルさがすこぶるモノをいいます。
一部分の見せ場に使うのではなく、思いっきり店内を演出できること間違いなし!!!!
見せ方は無限大!!!!

これは早いもの勝ちですぞ。
店舗用途、家具用途、住宅の造作材などとしてイメージを膨らませて、様々な場所に活用してもらいたいものです。
高級品でドキドキするのもいいですが、面白くてワクワクする。
今回はそんな材料を連れてくることができて、なんだか五右衛門の境地!のこの頃です。

活用してみたい!!!という方は、お問い合わせをお待ちしています。

日本のなら4


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材木屋の欠点 ◆遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

もう、女性の「木でできていること」への驚きよりも、私の「こんなに美しい木曽ヒノキに感激しない(当たり前なんだけど・・・)なんて!」という驚きのほうがはるかに勝ってしまい、その瞬間にやはり、どれだけ素晴らしいものでも、伝え方と見せ方が大切なんだということを、嫌でも実感した瞬間でした。

木は昔から人に、とっても近かった存在。
生活の中の道具や衣服、そして食料や建築材料など、様々なところで「当たり前」のように存在していました。
道具になるものには「滑りにくい、腐りにくい、強度がある」などの利点があり、食料になるものには「栄養価があり栽培しやすく」、建築材料になるものは、性質を精密に測る道具などなかった時代から材の特徴を活かして荷重に耐えられる建物を作ってきました。
そこには、ほかのものに代えられないその性質が必要であったから、という大きな理由があるのですが・・・

きのもの


もちろん、今でも木は身近にはあるものの、それらは決して「木の良さや長所」を活かして使われているわけではありません。
木の長所、それだけをとればより安くてより使いやすい「代替材料」があります。
デザインも自由度が高かったりしますから、特別木である必要はないんだと思います。
ただ、日本人の中には世界の人よりもいっそう濃く、感覚的に「木はいいものだ」という無意識の認識があるために、今でも木であることがかろうじて求められているのでしょう。

それでも、木の性質そのものが求められる機会が少なくなった、ということ。
だから、どんなに木が好きでその長所のことを知っていても、それだけでは材木屋の商品としての木材は魅力不足であると実感します。
もちろん、どこでもというわけではなく、魅力的な「商材」として木材をPRされているところは、多くのお客様に木材製品を届けておられますが、私はまだまだPR不足です。
でもね、本当は百年以上育ってきた木々から作られた貴重な木材製品や、その特殊な性質を十分に活かしたい樹種、どうしてもお勧めしたい樹種があるんです。
それらはもちろん、愚直に伝え続けます。
これからは、その樹種や木そのものが持つ性質も大切ですが、それを受け入れて活用してもらうには、私がその情報を伝えることと、それを魅力的に受け入れてもらうための準備をしないといけないということだと思いました。

そしてそれにプラスして、より一層魅力的な「魅せる木材」をアピールしていきたいと思っています。
そうすることにより、共通の価値観が生まれることを期待しています。


次回はその一つとして、今もっともポピュラーといっても過言ではない「杉(スギ)」のおしゃれな壁材を紹介したいと思いますので、期待してくださいね。

ヴィンテージエベヌ11


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材木屋の欠点  遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

材木屋の欠点、何か知ってます?!

欠点?!何かいけないことでもあるのだろうか?!
とドキッとしそうですが、実は「悪いこと」ではなく、「良いこと」を宣伝しすぎる事が実は、欠点になっている場合が少なからずあるということを最近思うのです。

私をはじめ材木屋さんのページには、必ず「木はどんなに良いものか!」、「木の素晴らしさ」や「自然素材」とか「木のぬくもり」と表示されたりしていると思います。
私もそう思います。
だって、木が好きだし本当に良いものだと思っています。
私ほど贔屓目が過ぎる人間だと、ある意味偏っているので仕方ないのかも知れませんが、普通の健全な(?)材木屋さんまでが、「精神論的な木の良さ」をアピールされる場合がありますが、情報としては正しいものの、果たして建材として木を求めるどれほどのお客様が、その「木の良さ」を求めているのか!?という事には、近頃疑問を感じるようになりました。

いえ、本当のところはもっと前からうすうすと感じていたものの、私としては妄信的に「木のよさを伝えたい!」と思っていることから、お客様が本当に求めているものが見えにくかったのかもしれません。


そう思って見てみると、確かに最近の木材はそのものの持つ「良さ」ではなく、それがあることによるカッコよさやインテリア性などが最も訴求されていて、それに付随したちいさな説明で「さらに、木がもつ○○な効果により・・・」と、今まで私たち木材関係者が前面に出していた「有効性」という良さが「付随として」書かれているのみです。

効能

そんなことを如実に感じたのが、先日見た「木曽ヒノキ」。

あるイベントで、とても精緻な彫刻を施された木曽ヒノキが展示されていました。
しかし、木曽ヒノキとはわかるように表示はされていません。
いや、むしろ原材料が何なのか、そう思ってしまうくらいに見事な彫刻でした。
好きな人間がみれば明らかに木曽ヒノキという香りと木目なのですが、私がその見事な木曽ヒノキをほれぼれと眺めていたとき、同じように「うわぁ〜、すごーい!」と近づいてきた2人の女性。
彫刻の美しさにおどろいていたわけですが、次のセリフに驚いたのは私の方でした。


女性2人:「すご〜い!これ、何でできてるのぉ?!!」


私の心の中:?!?!なぁにぃ〜!!!!!こんなに美しい木曽ヒノキの木目と香りがあるのに、ヒノキだとすら思わない、いや木であることすら気が付いていないのか?!!・・・


スタッフ:「これはヒノキで作られていまして・・・・」


女性2人:「えぇ?!木でできてるの?すご〜!!」


今度は彫刻技術ではなく、それがまさか木でできているだなんて思いもしなかった、という意外性に驚く二人。
彼女らにとっては、あのヒノキの香りとか、年輪を数える事が困難なほどに美しい木曽ヒノキの数百年の木目と色合いの美しさ、などの素材の素性は最も優先される情報ではないんだな、ということに、わかっているような気もしながらも、動揺してしまうくらいに驚きました。

 木曽桧

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趣味から連載へ 〜巨樹巨木でみる、夢への一歩〜

ひとつ前の巨樹古木紹介記事の「岩倉の乳房杉」の冒頭にて、弊社の所属する木材組合の組合誌で、巨樹などを紹介するコラムを持たせてもらい始めた事をお伝えしました。

仲買たより


まだまだ始まったところですし、如何に木材の組合といえども全ての人が私くらいに異常に木材や巨樹が好きではないことはわかりきっていますので(汗)、いったいどの様な反応や意見があるのか、実際は少しビビっている様な所があります。
もちろん、楽しんで書かせていただいてはいるのですが、どのようなテンションで続けていくかは、まだ試行錯誤しているところなんです。
記事の中には、今まで拙ブログでも紹介していないものもあり、ブログを見ていただいている方にも新しい情報をお伝えできているのではないかと思っています。

中学校の英語の教科書に出てきました。


I have a dream.


あまりにも有名な、キング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏)の言葉です。
中学校のころですから、そのまま「私には、夢がある」と訳されていたと記憶しています。

簡単な日本語訳を知っていくにつれてグイグイと、いや静かに胸に沁みとおっていくその言葉と共に、キング牧師の存在が刻まれていきました。
彼ほどに崇高なものではないですが、私にも少しばかり夢があります。
その夢のうちの一つが、紙媒体で自身の木に関する情報若しくは巨樹の情報をまとめたものを出版する、ということ。
現在では、インターネットの普及とブログというシステムのおかげで、日々このように自身の想いを綴る事が出来ますが、ふた昔ほどまえであれば、そういったこともできず、やはり紙媒体での発信でありました。

弊社創業者の祖父は、その「想い」を伝えるために自身で小冊子「古木のたわごとー木造住宅のすすめー」を製作し印刷にかけて製本され、お客様などに配布していました。

古木のたわごと


すごい行動力だと思います。
どのくらいの冊数を印刷したのかを聞いてはいませんが、一度に印刷する部数は相当なものであるにもかかわらず、初版から半年後には2版目を出しているのですから、頭が下がります。
それを思うと、自身の発信力はまだまだ足りないところが多いです。

脱線しましたが、ここにきて私もインターネットではなく紙の媒体で、様々な人の目に触れる機会を持てるようになったのは少しの前進で、祖父の様に純粋に木材業の事を案じてのものではないのですが、趣味から連載を持たせていただけるという、ある意味のありがたさを感じながら少しづつ続けさせていただく予定です。

とはいえ、木材業界の組合誌ですから一般の方への発信とは言えませんが、一歩踏み出せたように思います。

ということで、次回は久しぶりに巨樹巨木記事でいきたいと思いますので、ちょっと力を入れてとっても珍しい「世界に1本」をお届けしますので、ご期待くださいませ〜。


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何にも勝る、子供達からのお礼の力

7月は出張などの外出が続きお客様にはご迷惑をおかけしていたところですが、最後の出張あけの出勤の日、出張疲れも夏の暑さも吹き飛ばしてくれるようなものが、私の机に置かれていました。


御礼状1


あれ?!なんやこれ。
リボンが巻かれているところから、「えぇ(良い)もの」であることは確かだと思うのですが、さてなんだろうか・・・と開けてみると・・・


御礼状2


少し前に、保育園さんから親子で工作するための木材をいただきたい、というご依頼があり少しばかりですが、切れ端となった木材たちをお持ち帰りいただきました。
その御礼に、作成された写真とともに園児さんの手書きと思われるお礼状をいただきました。

これがたまらんのです。

当たり前ですが、お買い上げいただいたわけでもありません。銘木の良さを喜んでいただいたわけでもありません。
ましてや、安くて嬉しかったというわけではありません。
普段だと小さな、廃棄するものとしか見てもらえないような木材のはしきれであるはずのものが、発想と気持ちを込めるだけでこんなに喜びにあふれたものになる、ということがとっても伝わってくる御礼状。

こちらこそ、ありがとう!です。


この気持ちを忘れることなく業務にあたることはもちろんですが、今回の子供たちが木に触れて感じたこと、そして親子で木のものを作成した楽しさを忘れずにいてくれることを願います。


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宣伝し杉(過ぎ)、責め杉(過ぎ)

過ぎたるは及ばざるがごとし・・・

まさか、この言葉の最初の2文字があの「杉」になろうとは・・・・・


以前、フローリングの記事のところで書いた様な気がしますが、つい最近続けて同じ様な声を頂いたので、改めて「杉たるは・・・」について書いておきましょう。

今、材木屋である私も驚く位に「杉(スギ)」という樹種が好まれています。
日本の樹種の中で、安定供給できて流通量も豊富、価格もフレンドリー、そして見た目も赤白の色合いが良く、更に健康的な要素をふんだんに持っている。
現在の一般的な杉という樹種の印象というのはこの様なものだと想像します。

皆さんとてもいい印象を持っていらっしゃるはず。
それも様々なところで流布される「杉の健康面に与える効能」であったり、一部で話題にされやすい「国産材の方が優れている!」というような、多くの情報が要因だと思います。
確かに良い面も多くあるのですが、ちょっと情報過多というか偏重しすぎていて、反対に疑問を持っている方も見られるようになってきました。


工務店さんとリフォームに望まれるお客様。
「フローリングは絶対に杉の無垢材がいいですよ、足触りも最高!健康にもいいと言われています!!」
ふむ、納得。しかし、その後が問題。
では、入り口や収納の建具類、そして枠材なども杉の無垢材で!と希望すると、「いやぁ、やっぱり無垢材は反るし、あと後の事が大変だからそこは○○(建材メーカー名)でいきましょう!」となるそうな・・・
ん?!無垢材がいいんじゃなかったのか?!反りを反りや無垢材の伸縮の心配をするならば、フローリングも同じ事じゃないんだろうか?!

古希杉浮き造りフローリング 30mm

どうも、杉の無垢フローリングをすすめると、その人気にあやかって仕事が決まると思ってらっしゃる様子。
でも、「フローリングに無垢材をすすめるのに、どうしてそれ以外の部分は無垢材じゃいけないの?!」と反対に疑問を持たれることになってしまいました。
確かに、杉はとっても良い木材だと思いますが、過剰な宣伝に乗せて進めてしまうと逆効果な場合もあると思います。


もう一つのケースは、「フローリング(床)に杉なんてけしからん!!」というお話。
これも、未だに2年に1回は必ずあるお話ですが、メールやたまにはお電話で「杉の床材を扱っているんですね。杉を床材としてすすめるのはおかしいと思いますが!?」というご意見を頂く。
理由は概ね理解しております。
柔らかく、傷つきやすいからということと、逆目がおきると困るから。この2点が大きな理由。

一昔前は床や傷が気になる部分には、表面硬度の高い樹種であるナラ)やチークカリンという樹種が定番でした。
一棟の住宅に和室が1室あった時代には、入り口の上下に「敷居と鴨居」という部材が必要でしたが、杉をふんだんに使う様な和室でも足が摺れる敷居にはヒノキや広葉樹を使っていました。
しかし、いまではそういったことも無く全ての部材を杉でまとめることは珍しくない時代になりました。
お客様の要望や嗜好が変わったんですね。
逆目が起きる、というのも昔の針葉樹フローリングにはありましたが、現在ではほとんど見られません。

ですが、未だに「杉を使うのはおかしい!」と御意見を頂く場合があります。

杉埋め節フローリング塗装中


もちろん、木材に適材適所はありますが住まい手の嗜好やデザインがあるのも事実。
冒頭の様に、驚くほど杉という樹種が期待され過ぎな状況では、やはり求められる場面も自ずと増えてくるのです。
そして、杉が悪いわけではなくて、用途を限定しているのは使う側ですから、杉の有用性が広く知ってもらえるのは有難いものの、もう少し性質や適材適所の使い方も一緒に盛り込んでもらわないと、いき過ぎた宣伝が反対に杉への疑問を生んでいる様にも思います。


過ぎたるは及ばざるがごとし。
いき過ぎずに、適切な説明と適所使用の理由を自身で伝えていく。
その大切さを改めて感じたここ最近です。


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木や森が話題になるときはこんなものなのか・・・

山が関係する自然災害が起こったとき、しばしば語られる「木の根の話」。
そこにおまけ・・・いや、原因としてついてくる「植林木だから」・「杉だから」という言葉。(土壌に言及しているものもある。)

新聞記事2

果たしてそうなのか?!
今回の豪雨被害でも、様々なメディアから同じように「植林地では、根の浅い杉林が崩れて・・・」という様に語られているのを見聞きしましたが、では、どれくらいでどの樹種だと山は崩れないのか?!
実際、根をしっかりと張り、山が崩れるのを防ぐのはどのようなものなのか?!

実際、樹木の根はどのようになっているのか?!
研究者の中には、根っこをごっそりと掘り返している人もいますが、概して言えば、「植物は必ずしも、根を深く、そしてできるだけ張りたいわけではない」はずだということです。
もちろん、樹種によっての個体差なども考慮しなければいけませんが、基本的には植林木だからとか、天然林だから、またはヒノキだから広葉樹だからと、樹種ごとに優劣があるように表現するには少し無理があるように思います。

小学校の授業のように、私なりに優しく考えてみましょう。
樹木の根は、何のためにあるんでしょうか?!
水や養分などを土壌から得るため、ですが深くまで根を進める必要はあるでしょうか?!
深く根が張っている場合はどんな場合でしょうか?!
一つ考えられるのは、地表近くでは十分な水分などが得られない場合。樹木も水が必要です。水が得られるところまでいかないと枯れてしまいます。そのために、頑張って根を伸ばすでしょう。それには、多くの栄養分を使って掘り進まねばなりません。
大変ですよね。
しかし、多くの場合は水分や栄養は地表近くに存在しています。
水は地下水脈だけではなく、雨によってももたらされます。
そして養分も地表近くであっても不足しているわけではないといわれています。

なので、必要以上に深く進む必要はないはずなのです。
確かに、近くに競争相手がいる場合など、いろいろな状況が考えられますが、根は競争相手や障害物を巧みにかわしていくといわれますし、根っこばかりを優先するよりも、地上に出ている葉や幹を優先しなければ、日光も得られず、成長速度が他の樹木に負けてしまっては何も始まりません。

例えば、一つの伐採現場を見てみるとこのようになっています。

根の状態2

樹木のすぐ脇を掘削しています。
枝状の根がちらほら見えますが、深く進んでいるでしょうか?!
根はまっすぐ下に伸びる、と思われている場合は周辺にないだけだ!と思われるかもしれませんが、そうではありません。
これだけ木々が茂っていても、地表の近くしか根がありません。
一つの例ですが、一般的に考えられているように「根がはっている」というような状態ではないと思います。
それでも、しっかりと数十mの樹高の木々が茂っています。

天然の森でこれです。
人工林だから根が張っていないわけではないのです。
もちろん、根はある程度は土壌を保持してくれるでしょう。しかし、自然にそこまでの機能を期待してはいけないように思います。
木々は人の期待する都合で生きているわけではないですし、甚大な自然災害の時には土壌とともに崩れてくることもあります。


整備されていない、とか人工林だから、という一元的なお話しではなく多様な自然との付き合い方や、それを取り巻く人為的な様々な要因を「良い(天然林)悪い(人工林)」などの対比ではなく考えていきたいものです。
これらの問題に対して、いろいろな対応を考えておられる方もいらっしゃるし、実際に懸命に森や林業に向き合っている方もたくさんおられます。
自分なりの見識をもった行動をどのようにしていくべきか、批判だけではなく考えさせられるととともに、今回の豪雨災害と流木によって被害を受けられた方にお見舞いの気持ちでいっぱいです。


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木や森が話題になるときはこんなものなのか・・・

連日ニュースで取り上げられる大雨での被害。
その中で特に話題とされているのが、流木による被害。
ちょっとやりすぎなくらいに感じてしまうのは、個人的な意見を持って見ているからなのかもしれないけれども、やっぱり気になってしまう。

新聞記事1


ニュースもメディア記事も、流木によって被害が拡大したために、今後この流木被害が出ないようにしないといけない。そのためには・・・・というまとめに入る手法が多くみられます。
確かに、流木によって町や川の近辺に被害が出たことは事実であるし、できればそのようなことは防ぎたい。
しかしながら、多くのニュースやメディア記事は「間伐」や「放置された木材」や「日本の森林の状況」、もしくは「人工林の手入れとそれらの根の深さが浅い」などの理由を持ち出して結論に向かっているように聞こえます。
果たしてそうなのか?!

自然災害なので、完全な原因特定は難しいと思うのですが、多くは上記が関係するところもあるものの、どこかそれらが「すべての原因」であるかのような表現に聞こえる場合もあり、違和感を感じます。


報道の中でよく聞かれたのが「間伐をきちんとしていかないと・・・」という件(くだり)。
事実、間伐という行為は大切ですし、行っていくべきものです。
しかし、間伐は決して「悪い木を伐る」わけではないことと、「日光を当てるためだけ」ではないはずです。
そして、整備がされていないから流木が発生する、という結論に聞こえるのですが、それだけではないはずです。
あれだけの豪雨です。記録的な雨量ですからいくら森が保水したとしても、それが天然林であって良い森であっても、土が大量の水で流されたり、地盤毎流れたりすれば流木も発生するでしょう。
人工林だから、とか間伐されていないから、と位置付けるのは早計だと思うのです。
もっと林業を国を挙げて活性化していかないと・・・と他人事のようなコメントも聞かれましたが、現実的に簡単にできればもう対策はされているし、林業と一言で言っても多様な課題や現実が幾重にも重なる中で、答えを出すのは容易ではありません。
都合のいい、「間伐」や「日本の森林率」などの言葉だけで森林整備が大きな原因の一つであると結論づけるのは、疑問に感じるところです。

新聞記事3

そういった言葉を使って、木や森が災害ニュースの話題になるのは少し残念です。
そして、専門的に聞こえるもう一つのキーワードが「植林地では根が浅いから流れてしまう」という言葉です。



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閑話休題 冬のお楽しみから学ぶこと


さて、購入するモデルからサイズまで完全に決めていて、あとは念のための試着の作業に入っていた私に声をかける販売のおにぃちゃん(あえてこう呼ぶ。しかも前回の写真でメーカーさんわかるし・・・・)。

おにぃちゃん「ブーツお探しですか?もうメーカーとか決まってます?!」

私「あぁ、はい。(もう試着しかけてるし、決めてるし、)」

一目でスキー用品のメーカーさんからの委託販売員さんだとわかる「メーカー名入りのポロシャツ」が視界に入る中、自分に時間を使ってもらわなくていいのになぁ、という思いで答える私。
どうせやんわりと好みを聞いておいて、じわじわ自社商品に誘導するんだろうと思い、まぁちょっと聞いてみるか的な感じで「おにぃちゃんの営業トーク」にお付き合いする予定だったのですが・・・
そろそろ自社商品がくるだろうなぁ、というタイミングだと思うのになかなか出してこない。
しかも私は指名買いの商品に違和感を感じていない。
このままでいいのか、おにぃちゃん!!
そう思いながら時間をかけて試着していたところ、私のスキースタイルや嗜好を聞いていたおにぃちゃんから、やっと自社商品のお話が出てきた。

ふふっ・・・一応聞いておくか、という気持ちで説明を聞き足を通す私。
するとどうだ、一番しっくりとくるじゃないか!!!
しかも、今まで我慢するつもりだったポイントで、おにぃちゃんに「それは仕方がないと思っている」と漏らしていた私の痛みの出るポイントが、まったくと言っていいほどに自然にフィットするではないかっ・・・・
なんということだ!
若いころ以来のブランド志向で硬派に行こう!と決めていたところに伏兵登場である。
こうなったらもう、おにぃちゃんのペース。
こんなところが合うと思うんです、ここがこうなってたから痛かったんじゃないですか?!、ほかのメーカーさんに比べての優位性とともに他メーカーの優位性は、なんてことまで話し出す。

気が付けばもう、「これしかない!」になって結局おにぃちゃんのメーカーのブーツを購入。

ブーツ3

はっきり言って、全く眼中になかった。
説明を聞いても、私の欲しているものはこれ!という想いがあった。
しかし、それを変えたのはおにぃちゃんの正しい説明と知識と、少しだけの押し付けない姿勢。
最後まで気に入っているメーカーを履くのも一つの選択ですよ、と私の選択肢も残していたところ。
もちろん、もっとも足に合ったものが見つかったことも大きいものの、それを全く興味がなかったところから導いていったおにぃちゃん、すごいなぁ。

お客さんの意向やスタイル、そして希望と予算と実際の使用環境などを総合していろいろな選択肢を提供してくれる。
これがお客様への本当の気配りなんだと思う。
建築の場では時折、自社に有利なように、もしくは「営業力」という名のもと営業マンがグイグイと進めてくる商品に決まってしまう。
お客様の都合関係なく進むその手法から、選択肢が多く様々な情報を得られるインターネットの急速な普及がもたらされた、とも考えています。

もっと専門的でもっと親切に、そしてお客様の要望に応えられる選択肢を提示することができ、そこに少しの自信を持つ自社商品を混ぜることができれば、お互いにうれしいと思うんだけれど。

結局、そんな感じなもんでいろいろとしてくれたおにぃちゃんのために、急いで買う必要のなかった家内のブーツまでおにぃちゃんのメーカーのもので揃えちゃった(汗)・・・

ブーツ2

てことで、今年は冬に向けての楽しみが膨らみまくった結果、支払額も膨らんでいるので目下、このおにぃちゃんから学んだ営業手法で無垢の木材拡販にとりくもうとしているところ・・・・
早くこの支払の分、稼ぎ出さんとあかんぞぉ・・・・・・・
だれか、私の営業トークききにきてぇ〜。


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