空を見上げて
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材木屋の独り言

扱いにくくなっていく稀少材、のるかそるか・・・

稀少材については、新しく伐採するからいけないとか、あるものを利用するから問題ない、というと単純な図式を考えているのではありません。

そもそも、どちらにせよ自然にとっては私たち人間の理由で伐採利用しているものですので、あれは良いけどこれはダメ、という時点で完全に人の都合なので、善悪感情だけで判断するのは早計だと私は思っています。

ミャンマーチーク


そう感じる理由の一つに、「活用されない希少種」の存在があります。
現在は様々な理由によって、以前ほど木材の流通量は多くはなくその結果、少しずつ廃業される材木屋さんも出てきています。
その中には、とっても良質な材を持っておられたり、稀少材が含まれていたりするのですが、場合によっては利用されないまま廃棄処分になっている場合もあります。
稀少材ということで、流通にのっていなかった材が倉庫の整理と共に、廃棄処分にされてしまう。
もしくは、材の価値のわからない人によって切り刻まれて使われたり、本来の用途とは異なる形で使われたり。
何とも悲しい事です。
実際、いくつもそんなお話を聞いています。

木材は使う人があり、活きる現場があるからこそ価値が生まれます。
私の様に、所有して喜んでいる様なたわけものは別ですが、基本的には誰かに活用してもらわないといけないのです。
そうするには、やはり希少種も知ってもらって、現在あるものは使ってもらうことが必要だと感じます。

それ以外には、日本を含めて世界にある素晴らしい樹木たちの中で、少なくとも木材として流通したものは、できる限り有効に後世に伝えたいという中で、規制が厳しくなる今後には、なかなか見る事ができなくなる多くの樹種を、今のあるうちに大切にしてもらえる人に届けて、残していくことも大切なのではないかと思うからです。
そんな意味では、私の好きな神代木もそうなのですが、今後は見る事が出来なくなってくると思いますから、好んでもらえる人の中で是非残していきたいのです。

神代栃

紫檀や黒檀、大径木のアフリカや東南アジア材、その他以前は使われていたものの、現在は流通が少なくなっている材の中で以前に入荷しているものなど、色々な物に出会います。
既に木材になっているにもかかわらず、使うことなくそのままになっている材。
活かしていきたい、またそんな材とであって喜んでいただける人たちに届けたい。
そんな想いで、稀少材を含め紹介していきます。

上手に活用していけば、将来は安定した資源状況となり、稀少といわれる材にまた普通に会える日がくるかもしれません。
そんな日の為に、今あるものを喜んでいただける人にお届けします。

そのうちの2つを、次回以降に用意ができ次第(地震復旧・・・)紹介していきたいと思います。



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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扱いにくくなっていく稀少材、のるかそるか・・・

今回のシリーズは若干愚痴っぽく聞こえる部分もあると思いますが、なにとぞご容赦ください(汗)。

しかし、現実的に大きな商いをされている一部の材木屋サンや時代にうまく適合してお客様を確保されている材木屋サンなどを除き、林業・木材業界は決して楽観視出来る様な状況ではありません。
それは、安くなったと言われる現在の木材価格や森林の本当の内情、そして無垢材よりも集成材やベニヤ板を多く販売する材木店の現状。
一番最後にあげたものは、けっして悪い事ではなく商いの形態ですが、それでも私は材木屋ですから材木を扱いたいわけで、仮に弊社の事だと考えてください。

やはり価値のあるものを、その価値を認めてもらって使ってもらわないことには、木の価値は上がらないですし、そもそも数十年数百年育ってきた樹木に申し訳ないとも思うのです。
もちろん、そこには使う側とのバランスというものが存在するので、どのくらいの価値で入手するか、ということが出てくるわけですが、世の中にはいくら出しても入手したい!と思う方もおられるために、前回書いたように宝石を扱う投機よろしく流通する場合もあり。


屋久杉

そのためには、違法伐採であろうが密輸であろうが関係なし!ということも・・・

そういったことを防ぐために、様々な認証制度や流通システムがありますが、貴重な材ほどそのようなシステムに乗ってくることはほとんどありません。
通常流通しないものですから、流通経路で流れるはずがない。よって、それ以外の入手方法を探す、ということになる。
それが密輸や違法伐採に・・・

ということが懸念されるために、どんどんと稀少な木材の入手というのは少なくなってきている現状です。
しかし、個人的には思うのです。
絶滅に瀕している樹種を伐採したり、禁止されている行為で輸入したりすることは明らかに問題です。
が、中には輸入が行われていたころに入荷したものであったり、伐採ができたときに伐られたもの、特別に許可されたもの、などが流通する場合があります。

そんな時、どうしてもかかわりたくなってしまいます。
もしかすると、違法伐採を助長する、といったご意見をいただくことになるのかもしれません。
わざわざ、そんな材を流通させることはない、と言われるかもしれません。
が、私にとってはそれらは既に「木材」になったもの。それも流通してしかるべき時期のものであればなおさら。
それを見過ごして、「こんな材を扱ってはいけない」とは言えないのです。
もう、木材として第二の生き方を待っているのです。
どんな樹木でも、伐採して使うのですから大切にしなくてはいけません。
同じ気持ちですし、さらに稀少なものは生かしていかなければなりません。
そう思うと、いてもたってもいられずに、自分の手元に「救出」したくなるのです・・・

ミャンマーチーク


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扱いにくくなっていく稀少材、のるかそるか・・・

近年、木材業界で聞くことの多い「木の良さ」。
または、木材を商いで生業としている私たち材木屋にとって大きく関係するのが「木の価値」。
前者は「何となくいいものなんだろうなぁ」という、感覚的なところが大きいと思うのですが、後者はもっと現実的な「貴重である、価格が高い、木目が詰まっている、産地が良い」などになると思います。

どれをとるにせよ、「木の価値」と言われるとやはり価格に直結する部分が大きいのではないかと思います。
木の価値といっても、立場によって価値というものは変ってくるので一概にくくることはできませんが、私の立場でいうとやはり貴重なものや木目の良いものなどの高価な木材を指す割合が非常に大きいです。

それは木材を販売する業としているから当然なのですが、昔から「良質なものや貴重なもの」=高価で、「一般的に普及するものや、多く流通するもの」=手頃という価値判断が一般的で、ヒノキやスギでいうならば「無節や一等」などという材面を評価する基準があり、今でもそれに沿った形で流通しています。
それとは別に、ケヤキやオークなどの広葉樹は寸法や木目の美しさによって価値が決まるので、同じ樹種でもまさしく「ピンからキリまで」あります。

そのピンからキリの中には、とっても稀少で価格の高くなるものがあります。
例えば杢のあるものや普通ではない位寸法の大きなもの、または通常は流通しない様な珍しいもの、そして現在では入手が困難なもの。

ブビンガ

これらはもともと同じものが二つとない木材においても、特に珍しいために市場の原理もあり販売価格が高くなります。
中には宝石みたいなもので、投機のようなものであったり転売にて大きく儲ける、などということも出来るものもあったりしますが、それを抜きにしても二つとない魅力的な木材にはどうしても人気が集中してしまいます。
それらの材の殆どは、伐採禁止や輸出入禁止になっていたり成長が遅いために市場に出てくるサイクルが長く流通しにくいものだったりします。
そのため更に需要が高まるわけですが、その需要に応えるか否かは材木屋にとって難しい判断になります。

極論をいえば、そんな材は扱わなければいい、ということになるかもしれません。
しかし、ただの石と宝石が違う様に、マグロと大トロが違う様に、やはり稀少なものや珍しいものにはそれなりの魅力があります。
樹木が木材になっても、樹齢200年のものと50年のものが同じ価値であるということは無いはずです。

もちろん、どれだけ言っても全ては人の関わることなので、宝石を求めるのと同じおうな欲求から来る感情が働いていたりすることは否めません。
でも、やはりそれぞれに価値をつけないと、良質な木材や稀少な木材の扱いが「勿体ない事」になることもあります。


木曽桧


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大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。


いつもは無駄なスペースと言われる場所は、実は当社の強みの部分でもあったのです。

それは、「倉庫で加工できること」や「大きな木材の保管ができること」であったり、「乾燥や組立の場所がとれること」など現在でいう「コト消費」なんじゃなかろうか?!と思います。
もちろん、今まで通り「良いもの」を紹介する「モノ消費」は当然ですが、似た様なモノを比較される場合のあるモノ消費ではなく、弊社でしかできないコト消費を提供することで、実は無駄なスペースではなく、できるコトがたくさんあるスペースであることに気が付きました。

そしてそれは弊社内のスペースだけではなく、私が日頃取り組んでいる「原産地への山ツアー」や「木材製品の生まれる製材ツアー」、そして体験型の「伐採イベント」や「出張授業」だったりもするのです。
これらのコトに参加することで、木材にたいしての気持ちや考えに変化が出ますし、材としてではなくもっと大きな環境や自然、そして自身への考えの変化もみられることがあります。

体験型 コト消費 課外授業


そんなコトを提供することで、周りの大工さんや後の世代の子供たちが育っていってくれると、大変うれしいと考えて続けているものばかりです。

今回は今後の木材業務を発展させるため、そして「無駄」を活かし木材を販売することで社業を続けていくために、とってもよい Wonderful opportunity (機会)をもらいました。

2


おそらくこれも、めぐり合うべくして巡り合ったもの。今が、この機会を活かす時。
この機会をまた新たな出発として、発展させていきたいと思います!


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大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。

前回の冒頭に書いていた「無駄なスペース」である部分の一つ、倉庫。

無駄?!1


近年では、街中の材木屋サンは嵩(かさ)高くて置き場所ばかり必要な自社倉庫での木材の在庫をやめ、駐車場やマンション、賃貸物件や収益物件として店舗にしたりと「有効活用」されている場合が多いです。
先日来られた建材メーカーの営業さんも、「材木屋サンは材木だけでは食べていけませんよねぇ・・・不動産とか別の事をメインにしないと・・・」と言っていたのが真実で、純粋に木材の販売だけの業務では業として材木屋を続けていくことが難しい時代になっています。


人工乾燥木材が今の様に普及する前や、木材需要の旺盛な時代には多くの在庫を抱えながら、そのストックで業務をこなしていた部分が多くあったように思います。
ストックをするには保管場所がいるわけで、自然と土場や倉庫が必要になり在庫が増えていく。
しかし、急激に「在庫販売」というスタイルが必要とされない時代になり、土地面積の広い材木屋サンほど「無駄なスペース」が生まれた。
そんな感じです。

現在でも、貴社の荷受場所にしている土場にマンションを建てませんか?!、という営業さんが来ますし、面白半分のからかいで「マンション出来るのはいつなん?早よ、売ってしもうたら仕事せんでもいけるんちゃう?笑」と言う人もいますが、やはり無駄なスペースに見えているんでしょうね。
確かに、冒頭の様に収益物件でもあれば業務としては非常に有難いわけですが、そんな事をするわけにはいきません。

場所

この「無駄なスペース」は、祖父である(故)会長が決して余裕があったわけではない中で、大きな決心をして作ってくれた場所です。
現在の様に陸路の発展していない時代に、木材産地から船で木材を仕入れたり、増える需要に対して少しでも良い木材をストックするために残したスペース。
今はまだ、マンションにするわけにはいかないのです。

倉庫もその一部。
そして何より、倉庫が資材保管と共に大きな役割を持っていたのは、大工さん達の加工場所の確保、です。

少し前の時代を知らない方には想像しにくいものだと思いますが、木材は保管場所と共に加工場所というものが必要です。
建築に使うため、家具を作るため、全てにおいて大きな塊の状態から組み上げられるように、孔をつくったりつなぐ部分をつくったり、または表面を綺麗にするために削ったりする事も同じです。
それらには全て「場所」が必要です。

無駄?!2


しかし、大きな建築会社以外はなかなかその「場所」を確保維持しにくい。
特に、一人で営業し工事までされる大工さんなどはなおさら。
仕事はあっても、仕事をするための加工場が無い!。そんな状況でした。
その為、大工さん達が十分に仕事ができるように、倉庫の一部を加工作業場にして大工さんに開放したのが会長でした。(もちろん、私の生まれる前の話。)

「自分たちが仕事をしていけるのも、大工さんたちお客さんが仕事をしてくれるからや。だからウチは仕事ができる環境を作ってやらんといかん。大工さんに頑張ってもらわなアカンしなぁ!」

そんな事を言っていました。
しかし、会長の友人の材木屋サンは同じことをしていても、作業場使用料を設定されていたり、加工作業で出る木端などの廃棄料を設定されているところもあったそうで、「ウチも、もらえたら楽なんやけどのぉ・・・はははは。」といつも笑いながら言っていたのを覚えています。
だって、土地があるということは土地維持費もかかるし加工すれば処分費用も必要。(現在の様にバイオマスみたいなものもないし、たまる量が半端なかった・・・)
費用を頂くのは当たり前?!

20180523_163324


しかし、ついに会長は費用をもらうことはありませんでした。
もちろん、今もです。
最初から費用をもらうためにしていたのではないから当然なんですが、子供のころの私は心の中では、費用をもらえばいいのに・・・と思っていました。

しかし現在、大工さんの加工仕事の機会が殆ど無くなった時代、それでもやはり加工仕事をされる大工さんも少数おられるのです。
小さなものから比較的大きなものまで。
そして今回は、特に大きな建物の為スペースの確保できる弊社作業場にて、仕事をさせてほしいという御依頼でした。
御本人も、とても頑張って活動されている職人さんです。それになにより、とってもいい仕事をされるのです。
いくら建物が大きくても、やはり建築自体が良いものでないと「面白味=やりがい」がありません。
木が活きる建築になる仕事間違いなしの案件。
断るはずがありません。


無駄、がらくた置き場と言われ続けたスペースが今、再度求められる存在になろうとしています。
会長が造り社長が維持してくれた作業場スペース。
存分にその存在意義を発揮してもらう時が来たのです!!

無駄?!3


ということで、数カ月で終われるかわかりませんが、数十年分の整理整頓を始める決意をしたところです。
そう、決意表明です。


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大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。


当社には、無駄なスペースがたくさんあります。
倉庫、木材保管土場、駐車場、そして積み込みと荷卸しの開放スペース。

場所


そんな無駄なスペースが、今見える形で意味を持っていることを示し始めてくれています。

少し前から、15年ぶりくらいになる倉庫の片づけを始めています。
どうしても、一部分だけでは終わらないだけに、手が付けられないままになってしまっていたものを、あるきっかけから一念発起して整理整頓していこうと思っています。

数年前に一人の職人さんと、何気ない出会いがありました。
何気なく、「またお話しできれば・・・」的な感じでした。しかし、いま思えばその時から、少しづつ小さな歯車が噛み合い始めていたようです。
今回、その職人さんから規模の大きな木材仕事の相談がありました。
木材仕事の相談、というと大量の木材が出荷されるのかと思いきや、実は作業場についての相談、だったのです。

冒頭で無駄なスペース、といった作業場です。

とっても大きな仕事のため、広いスペースが長期間にわたって必要とのことで、材料もそうですがそれ以上に作業のできる場所の確保が懸案だったようです。
そこで、弊社の倉庫上にある作業場を思いついてくださったということ。
現在はすっかりと「天然乾燥材保管庫」になっていますが、全盛期は身動きも取れないほどの加工材料と大工さんで、加工機の音と鑿や玄翁、鉋の音がやむことがなかった場所です。
そこで、大きな物件の加工仕事をさせてほしいというお話での相談をいただきました。

うれしいことなんですがいかんせん、「保管庫」となって久しく、周りからは陰からも正面からも「売れへんガラクタみたいなものばっかり集めて、処分どうするの・・・」と嘲笑される姿になっている作業場には、所狭しと私の大切な天然乾燥材たちが並んでいますので、加工スペースの確保には、整理整頓していかないといけないというわけです。

前回触って、時間がなく中途半端で終わってからおよそ15年。前回も触れなかったところは25年はそのままのところもあり、どこを触っても「金は貯まらんのに、埃は溜まる」状態。
埃が舞う、ではなく「ドサッと降ってくる」有様。

それでも、この場所を求める人がいるのなら、一念発起で片づける覚悟を決めたのです。

塵も積もって…


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マスメディアに登場

業界紙ではありますが、きちんと座談会取材という形で紙面に担当が登場している月刊誌が刊行されています。

座談会記事1


ちょっと生意気な発言、いっぱいしてますがブログ以外ではなかなか生のお話をする機会がない(出張授業など以外では・・・)ので、もし見つけられた方は本音の業界トーク、読んでみてください。
木材情報の4月号です。

座談会記事2


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興奮・感動の冬季五輪閉幕そして・・・

スキーモーグル銅メダルの原大智選手。

メダル獲得以降は、メダリストとして注目され多くのインタビューを受けたことと思いますが、やはりメダル獲得の前後では、全く立場や状況が異なることを口にしていましたね。

冬季五輪5

五輪出発前には、昨年にモーグルとデュアルモーグルの2冠を達成した、堀島選手ばかりが注目されることに比して、「俺じゃないんだ」、と思ったと言います。
また、やはり同じ年であり同一競技であることもあり、堀島選手の事は「見ていた」そうです。
勿論だと思います。
しかし、それで成績を残した。

彼は知ってもらうことの大切さ、ということを口にしていました。
原選手ももちろん、代表に選ばれるほどですので、抜群の技能を持っているはずなのですが、やはり「知られていない」というハンディは大きくて、その反面にメダリストとなった瞬間に注目される事で、改めて「知ってもらうことの大切さ」を実感されたようです。

どれだけ頑張っていても、ある程度の成績を残しても、輝かしい成績や金メダルの方が記憶にも記録にも残る。
だから、自分の存在を知ってもらって注目してもらう必要がある。
激しく共感しました。

冬季五輪6


私と比べるのは原選手には失礼ですが、それでも私も思うのです。
普段は、そんなに目立つ必要はないし、しっかりとやっていれば成果は出る、と思ってはいるものの、やはり、いくら一所懸命やっていても知られることが無ければ、お客さんも来ないし依頼も無いわけで、業として続けていくにはそれなりのコマーシャルも必要で、知ってもらうことの大切さというのは、とても重要に感じます。
特に、宣伝広告を強く押し出していない弊社としては、知ってもらうことはひと際重要な課題であります。
ですから、今回原選手が想いを語られたことに関心し、より一層アスリートの言葉に耳を傾けることになりました。


スケートのパシュートにおいて、決勝でも高木美帆選手が後ろの佐藤選手のスピードを感じ取り、スピードアップするべきところを緩めたというお話(それでも金!!)や、可愛い笑顔と北海道弁で終始話題をさらった女子カーリングも、知ってもらって続いていくことがとても大切だと自覚されているのだと思います。
だから、選手の皆さんの一挙手一投足、一言一句がとても意味深いものとして感じられたのだろうと推察するのです。


女子カーリングは本当に明るく笑顔で、とても印象が良かった。
そうですね、弊社の基本精神も「笑顔」でした。
(弊社会長の書!)

社是



カーリング女子達の様な、あんなに可愛らしい笑顔はできません(おっさんですし・・・)が、心地よい笑顔でお客様を迎えられるように、また一日一日を過ごしていきたいものです。

いや、もう一人この五輪において大事な人を忘れてはいけない。

羽生結弦選手!!

五輪二連覇は勿論のことながら、怪我からの復帰で完全に滑り切ったことと、演技後の感情を表に出す姿や右足に手を当てる仕草などが、見るものに様々な思いを抱かせるに十分な存在感を放っていました。

彼の所作などにも学びたいところは多くありますが、今回はもしかしたら、彼の活躍の源は「ココにあったのではないか?!」という場所を紹介して、五輪の感動を胸に納めたいと思います。

次回、「羽生選手ゆかりの場所+巨樹」をお送りします。

冬季五輪7


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興奮・感動の冬季五輪閉幕そして・・・

過日、大いに盛り上がりを見せた平昌冬季五輪が閉幕しました。(パラリンピックも続いて頑張れ!!)
私の大好きなスキー(モーグル)からメダル獲得が始まり、様々な人間模様を見せながら、大会通して楽しみだった女子カーリングの銅メダル獲得で締めくくられたましたね。

冬季五輪3

多くの方がテレビを通して活躍を見て、また喜びも悔しさも、色々な感情と人間性を見る事ができましたし、スピードスケートの小平さんのした様に、競技のあとは国や優劣を関係無しに寄り添うことができる様な、素晴らしい光景を見せてくれた日本の選手団の皆さんには、とってもアツいものを感じずにはいられませんでした。

普段はテレビを見ない私ですが、競技に興味があることはもとより、いつのまにかそれぞれの選手のコメントや、インタビュアーの質問内容などを注意深く観察する様になってしまったようで、「あぁ、今こんなことをいいたいんだなぁ。」とか、「こういう言葉を丁寧に伝えるために言葉をえらんでいるんだな」なんて、穿った見方をしてしまう自分がいました。

しかし、それだけ選手の皆さんがとても周囲を気遣い、自身が一番厳しい環境にいたにもかかわらず、見ている・聞いている人心をうつ様な言葉を発するのですから、本当に素晴らしい選手たちでしたね。

昨日も、帰国後のテレビ局廻りをしていたスピードスケートの高木美帆選手のコメントで、観客の方に感動を「与えられた」という言葉がでそうだったところを、少し考えたのち「感じてもらえた」と言い換えたのだと邪推する部分があり、冷静且つ、適切な言葉づかいを心がけていると感じられる彼女に感心しました。
アナウンサー以上に言葉を慎重に発する彼女。素晴らしい以外に言葉が見当たりません。

冬季五輪1

今大会は、競技や演技の良さが光ったのは勿論ですから、一つ一つをあげていく必要はないと思いますが、やはり冒頭の様に、選手たちのそれぞれの言葉には、自分自身も様々に考えさせられるところがありました。
どうしても自分の趣味とも重ねてしまう競技のスキーモーグルもそうです。
今大会前は、世界選手権などで有名だった堀島選手にばかり注目が集まっていましたが、銅メダルを勝ち得たのは原大智選手。
決勝が何故地上波で放送しなかったのかは、地団太を踏むほどに憤慨しましたが、両者とも予選の滑りは良くて特に、原選手は予選の一番目だったにもかかわらず、ターンもエアもスピードもとっても綺麗に納まっていて、素人ながらも「凄いな!」と思っていたところなので、銅メダルは私個人的にはとっても嬉しいものでした。

もちろん、堀島選手と2人での表彰台(いや、もちろん他の選手も登って欲しいですが・・・)というのが理想ではあるものの、それが五輪というものなのかな、と思いました。

そんな原選手、銅メダルが決定してどの様な言葉が発せられるのかと、そのインタビューを見ていたのですが、正直でそのままの気持ちがあらわれた、とても親近感の持てるもので、その上、自分にも投げかけられている様な気持ちになる言葉がいくつかありました。

冬季五輪4


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戸田先生が伝えようとしたこと

戸田先生の今年初めての授業は、森林科学科の高校生たち。
座学の合間に、実際の木材に触れてもらいます。

戸田先生の授業3


次々とサンプルを手に取っていく学生たち。

材木屋の感覚では木といえば木材であって、けっして丸太や立木ではありません。
しかし、ここにいる学生たちにとっては木といえば山に生えている立木や丸太の事の方が身近。
ここに、すごくギャップがあるのです。
現在の材木屋さんのほとんどは、丸太も、そして山に生えている木の事などは殆ど知ることがないと思います。
自身が扱っている木材も、その特性や産地の事など知らずとも販売出来ますし、なによりそんな情報が求められることがないので、知る必要がありませんからね。
必要のないことなのです。
だから、ギャップがあるのですね。

同じ「木」という素材を通しても、高校生たちの視線は「山の立木」であり、材木屋の視線は「商品である木材」なのです。
お互いに、素材は同じであるにもかかわらず、見ているものが異なるために情報がことなり、意思疎通することがない。
高校生と意思疎通をするということではなく、彼らが将来目指している林業職という人たち(必ずしも全員ではないが)との意思疎通です。
それがないこともひとつの要因で、日本の木を使おう!という広い意味でのスローガンも、実際は建築用材などの製材だけではなくバイオマスであったり、製紙であったり、合板であったりの割合が高くなりがちで、量的な生産はあっても「意欲的な」木材生産にはつながりにくいところではないかなぁ、と一人考えるのです。

自分たちの先に、喜んでくれる人がいる。
そこに、自分たちの喜びも見える。
そう思って仕事をする事が出来れば、自然の中ということもあり素晴らしい職業に違いないのです。
頑張って育てても、一定額の燃料用にしかならなかったり、工業的に量の出荷がメインになると、一本一本・山毎への意欲の傾け方に違いが出てきます。
もちろん、量も大切だし燃料も大切な用途です。自宅の薪ストーブも、燃料使用ですから。
だから、彼らにはそういった現実もあるものの、私のように自分のやるべきことやできることをみせることで、必ずしも森林や林業の道はひとつではなく、自分たちのやろうとしていることの先には、自分たちを求める人がいるという事を知ってもらうために、材料となった木材を持ち込んで、見て触れて、そして香りをかいで体験してもらったのです。

授業のなかでは、そこまでのお話はしていません。
この後に控えている「実技」に向けての事前授業でしたので、その実技に即した樹種のお話をしたわけですが、根底には上記のような想いがあるのです。

まだまだ先がある学生たち。
そんなに真剣に将来の事を語らなくても時間はまだまだあるように思いますが、森林林業や木材の業界はすでに悠長に飛び込めない世界だと思います。
踏み込んでから学び考えているようでは、なかなか進みにくい世の中になってきています。
直面する問題や課題が多いことや、情報がどこでも得られる代わりに肝心な情報が途絶えてしまいがちであると感じます。

だから、私のわかることは伝えようと思って授業に臨んでいます。
私は物を生み出したり、ましてや山での伐採などの実技を指導することはできません。
だから、座学で伝えるしかないのです。
このような場を持つことで、少しでも多くの事を伝えていきたい。そう考えて、1月の戸田先生の授業が終了しました。

この後は今回の授業の最終テーマである「伐採」です。
そう、実技の伐採があるのです。
戸田先生が、伐採??!
いや、残念ながら私はできないので頼もしい仲間とともに、伐採実技に入るのです。


戸田先生の授業1


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2018年の戸田先生、初登場

正直なところ、2017年は今までで1、2を争うほどに、他の人から私をみれば「何もしていない」年だったと思います。

私自身も、時間が過ぎる事の速さはいつも通りでしたが、営業成績的に目立ったものが残っていないことと、いろいろと企画して動いていたものの、目に見えた成果が出ていないことも大きな理由です。
もちろん、一つ一つが何もなしていないのではなくて、進んでい入るんですが、一朝一夕に進んでいくものではないものばかりなので、結果が出ていない様に思うのです。

昨年の年始に期待していた「日本の広葉樹フローリングシリーズ」の追加樹種も紹介できていない(「清涼たも」などはすでに販売しているのに・・・柾目もラインナップしているのに・・・)し、以前に別注を紹介した黒檀ムクフローリングに次ぐ珍しさで、世界の銘木であるタガヤサンムクフローリングも、すぐにでも紹介したいのですが、優先順位が変わっていき、なかなかできていません(汗)。

そんななか、優先順位を入れ替えた原因の一つが「戸田先生」。
昨年一つが延期になったとはいえ、大小ありながらもこの年始から月に1回以上のペースで予定が入ってきて、ありがたいことなのですが、原稿や内容の整理が追いついておらず、どうしてもブログ記事などの投稿がおろそかに・・・

言い訳はそんなところです。で、その戸田先生が今年最初に登場したのは高等学校です。

戸田先生の授業2

今回戸田先生が授業を行うのは、森林科学科のある高等学校。
私も、想像では林業や環境を学ぶ高校もあるんだろうなぁ、とは思っていたもののよく考えると近頃開校が相次いでいる「林業大学校」のような専門学校は多くあるのでしょうが、高校生が本格的な林業や森林、土木や農業などの実務を学ぶ機会が設けられているというのは、実際は多くないのだと思います。
そんな背景の中、この学校はかなり本格的。

渡り廊下が二つもある(校舎が3棟!)廊下を抜けてくぐった先の教室にて、森林科学科のなかでも森林専攻の2年生と3年生を対象に、戸田先生の授業を行いました。
今回は実はテーマがはっきりとしていて、いつもの様に漠然と「木の事」ではないので、若干内容を濃く使用と思って臨んだものの、どこまで濃い話をすればいいのかもうれしい迷い事で、制限時間をちょっと引き延ばす形で話してしまいました。

話はもちろん省略すれば時間は短縮できるのですが、今回は簡単な経験も織り込んでいて、森林を目指す学生さんたちに、私が普段触れている「木材」を見てもらおうということで、10数種の木材のサンプルを持ち込んだのです。

それにはいろいろと理由があるのですが、裏テーマも表テーマも伝える事が出来るかどうかは、時間との闘いで・・・・・


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この季節の慢性的不足・・・

いよいよ、この季節になりましたね!!

雪山

 



いや、、、、そうじゃなくてこの季節!

ストーブ

暖かさの恋しい時にこの炎。
やっぱり炎はいいものです。
ものすごくほっこりします。

冬になると、いつもの業務で求められるのとは異なる、「薪」の需要(といっても販売していないから、お願いか・・・)が急激に増えます。
いろんな方が、薪が欲しいといっていらっしゃいます。
もう昔からなので、いつもお渡しする分を貯めてはいるのですが、近年は構造用木材のプレカット化や大工さんの加工仕事の減少で、思うほど薪にする木切れが集まらなくなってしまって、いらっしゃる皆さんに、思うようにお渡しできなくなってきました。


まだキャンプファイヤーや餅つきなんかだと樹種や大きさを問わずにお渡しできるのですが、薪ストーブとなると大きさや樹種が肝心で、なかなかご期待に沿えません。
もちろん、先に書いたように販売しているわけではないので、専用に備蓄していないからという事もあるのですが、広葉樹が必要だということも重要なんですね。

薪ストーブでもいろいろと種類がありますが、多くは広葉樹を燃焼させることを主眼としていますので、建築などで出る資材の端切れでは、燃焼が悪かったり火持ちが悪かったりしますから、それ用に作っておくとなると、それはそれで手間がかかるわけで・・・
それにもまして、不足気味な薪なので樹種によって分けておくということもできず、申し訳ない状態です。
10年ほど前までは、極端な話処分しないといけないほどたまっていたものですが、時代の移り変わりの流れが早く、まさか薪が足りなくなるなんて考えもしていませんでした。

薪1

近年では、バイオマス発電の波もあり「燃やすための木材」が注目されていますが、できれば燃やすのではなく、もっとも小さな単位になるまで利用しきりたいところ。
それでも、残ってくる部分はきっちりと「温かさ」としての燃料となってもらうのです。
ゆらゆらとゆらぐ、炎の揺らめきは見ているものを視覚的にも体感的にも温めてくれるに十分な力を持っています。
近年はペレットストーブという手法もあり、住宅街でもストーブを焚く事ができるようになっていますので、「火のある生活」が身近になっています。
クールでカッコいい木材もいいですが、最終的に人の心と体を温めてくれる木材。

冬本番に向けて、今から備蓄開始です。

薪2



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またつまらぬものを・・・否、面白いものを買ってしまった(喜!)

超有名作の「ルパン三世」に登場する、石川五右衛門が毎度口にする「また、つまらぬものを斬ってしまった・・・」は、もしかすると幾ばくかの満足感を含んでいるのではなかろうか?!


また、つまらぬものを・・・


五右衛門ほど人生達観してはいないものの、私もまた、「おもしろいものを買ってしまった・・・」と、小声でつぶやくのです。


日本のなら1

日本の広葉樹、「なら(楢・オーク)」の無垢板ですが、厚みがおよそ60mmある追柾(おいまさ)という木目で製材されたものです。
追柾は、一般的な柾目の様にまっすぐに目が並んでいるものとは違い、若干木目のような部分が入っていたり、斜め方向に目が流れていたりするものを含めてそう呼ぶものですが、今回の材も追柾です。

中にはほぼ板目に近いものもありますから、「柾目ちゃうやん!」と言われてしまいそうですが、今回は柾目だけに注目するのではないのです。
日本のなら材で、こんなに木目が細かくて綺麗なものがまとまってゲットできたことが嬉しくて、一人ひそかに「また、おもしろいものを買ってしまった・・・」とつぶやいたのです。
写真では、うまく写さないと木目が見えにくいほどの木目の良さ!

日本のなら2

日本のなら材は、実は山には比較的よく見られるものの、樹齢が若い物や木目の粗いものもあり、これだけ木目の細かいものはとっても高価で、「にんまり」とするよりも「価格設定」を悩みながら購入するものですが、今回はにんまりする理由があります。

それは日本の広葉樹でありながらも、とてもリーズナブルだ、ということ。
もちろん、それにも理由があって「若干の変色や割れ、腐りの部分」があるということです。
いつもの無垢フローリングの規格でいえば、ネイキッドグレード。
(この写真だと、ほぼ板目ですね・・・・でもきれいな木目で許して・・・)

日本のなら3

しかしそれでも、にんまりするポイントは木目の細かさとともに、大きな節がほとんどないことです。
それでいて厚みもしっかりとしているので、若干のわれはあるものの幅接ぎをしてテーブルにしたりカウンターにしたりと、幅広一枚板を作り出すことができるのですよ!!
多少の変色などがあっても、銘木にはない野趣があってかえって楢らしい雰囲気を味わえます。

そのほかには、もちろん日本の広葉樹フローリングの清涼ならカスクオークフローリングなどの玄関框や階段框としても、十分以上に役目を果たしてくれることでしょうし、もったいないかもしれませんが、テーブルなどの天板家具を製作した後に、そのまま足の製作にも取り掛かれる寸法であるのは、多様な材料寸法を持っていなくてもいい利点があります。
框材になったときに見えるであろうこの美しい虎斑は、最高でしょうね!

日本のなら5


ウィスキーやブランデーなどを供するバーや、飲食店などのカウンターやディスプレイ棚、壁材や家具などとしてももちろんオッケー!!
ここでも、リーズナブルさがすこぶるモノをいいます。
一部分の見せ場に使うのではなく、思いっきり店内を演出できること間違いなし!!!!
見せ方は無限大!!!!

これは早いもの勝ちですぞ。
店舗用途、家具用途、住宅の造作材などとしてイメージを膨らませて、様々な場所に活用してもらいたいものです。
高級品でドキドキするのもいいですが、面白くてワクワクする。
今回はそんな材料を連れてくることができて、なんだか五右衛門の境地!のこの頃です。

活用してみたい!!!という方は、お問い合わせをお待ちしています。

日本のなら4


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材木屋の欠点 ◆遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

もう、女性の「木でできていること」への驚きよりも、私の「こんなに美しい木曽ヒノキに感激しない(当たり前なんだけど・・・)なんて!」という驚きのほうがはるかに勝ってしまい、その瞬間にやはり、どれだけ素晴らしいものでも、伝え方と見せ方が大切なんだということを、嫌でも実感した瞬間でした。

木は昔から人に、とっても近かった存在。
生活の中の道具や衣服、そして食料や建築材料など、様々なところで「当たり前」のように存在していました。
道具になるものには「滑りにくい、腐りにくい、強度がある」などの利点があり、食料になるものには「栄養価があり栽培しやすく」、建築材料になるものは、性質を精密に測る道具などなかった時代から材の特徴を活かして荷重に耐えられる建物を作ってきました。
そこには、ほかのものに代えられないその性質が必要であったから、という大きな理由があるのですが・・・

きのもの


もちろん、今でも木は身近にはあるものの、それらは決して「木の良さや長所」を活かして使われているわけではありません。
木の長所、それだけをとればより安くてより使いやすい「代替材料」があります。
デザインも自由度が高かったりしますから、特別木である必要はないんだと思います。
ただ、日本人の中には世界の人よりもいっそう濃く、感覚的に「木はいいものだ」という無意識の認識があるために、今でも木であることがかろうじて求められているのでしょう。

それでも、木の性質そのものが求められる機会が少なくなった、ということ。
だから、どんなに木が好きでその長所のことを知っていても、それだけでは材木屋の商品としての木材は魅力不足であると実感します。
もちろん、どこでもというわけではなく、魅力的な「商材」として木材をPRされているところは、多くのお客様に木材製品を届けておられますが、私はまだまだPR不足です。
でもね、本当は百年以上育ってきた木々から作られた貴重な木材製品や、その特殊な性質を十分に活かしたい樹種、どうしてもお勧めしたい樹種があるんです。
それらはもちろん、愚直に伝え続けます。
これからは、その樹種や木そのものが持つ性質も大切ですが、それを受け入れて活用してもらうには、私がその情報を伝えることと、それを魅力的に受け入れてもらうための準備をしないといけないということだと思いました。

そしてそれにプラスして、より一層魅力的な「魅せる木材」をアピールしていきたいと思っています。
そうすることにより、共通の価値観が生まれることを期待しています。


次回はその一つとして、今もっともポピュラーといっても過言ではない「杉(スギ)」のおしゃれな壁材を紹介したいと思いますので、期待してくださいね。

ヴィンテージエベヌ11


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材木屋の欠点  遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

材木屋の欠点、何か知ってます?!

欠点?!何かいけないことでもあるのだろうか?!
とドキッとしそうですが、実は「悪いこと」ではなく、「良いこと」を宣伝しすぎる事が実は、欠点になっている場合が少なからずあるということを最近思うのです。

私をはじめ材木屋さんのページには、必ず「木はどんなに良いものか!」、「木の素晴らしさ」や「自然素材」とか「木のぬくもり」と表示されたりしていると思います。
私もそう思います。
だって、木が好きだし本当に良いものだと思っています。
私ほど贔屓目が過ぎる人間だと、ある意味偏っているので仕方ないのかも知れませんが、普通の健全な(?)材木屋さんまでが、「精神論的な木の良さ」をアピールされる場合がありますが、情報としては正しいものの、果たして建材として木を求めるどれほどのお客様が、その「木の良さ」を求めているのか!?という事には、近頃疑問を感じるようになりました。

いえ、本当のところはもっと前からうすうすと感じていたものの、私としては妄信的に「木のよさを伝えたい!」と思っていることから、お客様が本当に求めているものが見えにくかったのかもしれません。


そう思って見てみると、確かに最近の木材はそのものの持つ「良さ」ではなく、それがあることによるカッコよさやインテリア性などが最も訴求されていて、それに付随したちいさな説明で「さらに、木がもつ○○な効果により・・・」と、今まで私たち木材関係者が前面に出していた「有効性」という良さが「付随として」書かれているのみです。

効能

そんなことを如実に感じたのが、先日見た「木曽ヒノキ」。

あるイベントで、とても精緻な彫刻を施された木曽ヒノキが展示されていました。
しかし、木曽ヒノキとはわかるように表示はされていません。
いや、むしろ原材料が何なのか、そう思ってしまうくらいに見事な彫刻でした。
好きな人間がみれば明らかに木曽ヒノキという香りと木目なのですが、私がその見事な木曽ヒノキをほれぼれと眺めていたとき、同じように「うわぁ〜、すごーい!」と近づいてきた2人の女性。
彫刻の美しさにおどろいていたわけですが、次のセリフに驚いたのは私の方でした。


女性2人:「すご〜い!これ、何でできてるのぉ?!!」


私の心の中:?!?!なぁにぃ〜!!!!!こんなに美しい木曽ヒノキの木目と香りがあるのに、ヒノキだとすら思わない、いや木であることすら気が付いていないのか?!!・・・


スタッフ:「これはヒノキで作られていまして・・・・」


女性2人:「えぇ?!木でできてるの?すご〜!!」


今度は彫刻技術ではなく、それがまさか木でできているだなんて思いもしなかった、という意外性に驚く二人。
彼女らにとっては、あのヒノキの香りとか、年輪を数える事が困難なほどに美しい木曽ヒノキの数百年の木目と色合いの美しさ、などの素材の素性は最も優先される情報ではないんだな、ということに、わかっているような気もしながらも、動揺してしまうくらいに驚きました。

 木曽桧

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