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弊社からのメッセージ   無垢の木と暮らすということ(必ずご覧下さい)

「無垢の木」
それは木そのもの。
接着剤で貼り付けたり、無用な工業加工を経ていないものです。
そして、木というものは生き物であるということを知ってください。

動物のように、声を発したり動いたりすることは出来ませんが、植物であり生き物です。とはいっても、実感としてはなかなか湧いてこず意味のつかみにくいことから、木材に対する偏見や無知からくる木の「いきもの」としての特性を否定する意見を耳にします。

例えば「反る」、「曲がる」、「すく」、などでしょうか・・・・

専門用語で「木が動く」といいますが、たとえ伐採されても木は生き続けています。(正確には生きているというより、吸放湿を繰り返しているのが呼吸と称されている)そのため、急激な吸放湿で反る・曲がる・透くなどがおこります。

これらは全て、木の持つ性質であり、工業製品でない証なのですが、どうしても工業製品と無垢の木を同じように考えらるかたが多くいらっしゃいます。以下無垢の木材を扱う上での注意しなければならない特性や、どうしても起こりえる現象をご紹介しますので、無垢の木材を検討されるかたは熟読くださいませ。


・木は、人と同じいきものです。フローリングなどで言うと、冬になると乾燥し縮んで、各板間に5ミリほどの隙間が生じたりし、夏場には吸湿し膨らみ隙間が閉じたりもしくはフローリング同士突きあがったりする場合があります。
(ただし、近年の高気密高断熱住宅では必ずしも季節は関係なく起こります。)

DSCF9524米ヒバ無垢一枚物フローリング
5ミリ弱の隙間






DSCF9526
板屋楓無垢フローリングFJL(縦横接ぎ)ウレタン塗装
3ミリ弱の隙間

(比較的寸法が安定するウレタン塗装幅接ぎ材でもこんな感じです。)             


*両写真とも1月に撮影(床暖房なし、室内暖房のみ使用)

これらの隙間も、湿度によってほぼ目立たなくなるくらいにひっつくほど伸縮があります。ずっと隙間のすいたままを維持する訳ではありません。
乾燥しきった木材の割れも、水分で割れがわかりにくくなることもあるほどです。(木材の中の水分は、完全になくなっているわけではありません。)

お風呂で本物のさくらんぼ1




ここまで割れていても・・・








風呂上がりの本物のさくらんぼ2




水分を含ませると、わからないくらいに割れがふさがります。






こういった動きを繰り返すのが、木材の伸縮動作です。
写真の動きの記事はこちらから

・フローリングの場合、床下の湿度環境により防湿シートを敷くなどしてください。過湿度で突き上げの原因になります。特に喚起の難しい床下や、コンクリートスラブの上などは注意してください。

・木の表面は基本的に傷がつきます。硬い木、柔らかい木とありますが、必ずつきます。が、これも無垢の証、どんどん味わい深くなっていきます。この味は、工場出荷が、美しさ100%の段階の工業製品とは全く異なるところです。クレヨンや油汚れ、シミやキャスター傷も家族の歴史の一部として残るものと微笑んで見守ってください。

・フローリング表面が割れる原因に、強い西日やカーペットの使用(ホットカーペット含む)、床暖房の使用、ファンヒーター直射の使用があります。熱せられた木材からは水分が失われ、やせて縮んでいくからです。ご使用には十分ご注意下さい。並びに施工説明をよくご理解の上、施工頂く様にお願いします。

・木の表情・・・皆さんお分かりになりますか?人の顔、性格が十人十色なのと同じく、木の色、性質、見た目も千差万別。例え同じ樹種でもです!
ですので色や目、見え方が同じというのものはありえない。その表情の違いを楽しむ余裕を持ってもらうことで、より木と上手く接することが出来ると思います。

・無垢の木は、永い年月をかけて徐々に年をとります。色の薄い樹種は特に、最初の色合いから少しずつ太陽の光等で、焼けて色濃くなっていきます。美しい飴色に艶めくものもあります。同じ年月を過ごす一員として経年美という観点から楽しんでください。
(反対に、次第に色抜けし色みが薄くなっていくこともあります。)


ブラックチェリー日焼け比較 1ブラックウォールナット日焼け比較 1









両写真とも右にあるのが新しい材、左にあるのが日焼け材。
1ヶ月半、直射日光下での日焼け実験の結果です。
左写真はブラックチェリー材、右写真はブラックウォールナット材です。

・無塗装の無垢フローリングは、必ずしも「塗装仕上げ向け」というわけではありません。
塗装の種類や方法によっては、反りや割れ伸縮の原因になる場合がありますので、塗装方法等ご留意ください。

・節(枝の跡)のある商品はとても自然で、木材らしい表情を持っていますが、フローリングならストッキングや靴下がひっかかって破れたり、節部分が割れたり欠けたりしますので、ご採用には十分ご留意くださいませ。

・天板としてご使用になる木材は、表面のみに塗装したり、ビニールマットを被せたりすると、一面のみの吸放湿が妨げられて反ったり割れたりすることがありますので、塗装する場合は全面に塗装を施し、マットなどで覆わず常に呼吸できるような環境になるようご配慮下さい。

・樹種により、表面がケバ立ち易かったり、ささくれが出やすかったりし、一部引っかかることもあります。不具合な場合は他の樹種の選定や、使用の可否を再検討お願いいたします。

・フローリング、天板等、一枚一枚全て性質が異なるため、表記寸法と誤差のあるものも含まれます。特に針葉樹フローリングでは、巾方向同士を突きつけた場合、寸法が1〜2ミリ異なることもあります。木の性質、寸法等を考慮しての商品選定、施工をお願いいたします。
また、湿度や温度の変化が大きい状態でフローリングの梱包をほどいた状態のままですと、材の吸放湿により寸法変化や反りなどの原因となりますので、材料の保管管理にはくれぐれもご注意ください。

・フローリング、天板共、施工中の水掛かり(特にキッチンや洗面所)や、夏場の施工現場での汗の滴などで、仕上げ面が吸湿し毛羽立つことがあります。塗装しても目立つため、施工中は十分に気をつけてください。

・節のあるグレードや、木材は節(枝の後)が抜け落ちて穴になっていたり、パテ埋めを施しているものもあります。また、針葉樹材の中には逆目(さかめ)と呼ばれる木目がはがれる様な現象の起こるものがあったり、硬質広葉樹材の中にはソゲの立ちやすいものなどありますので、取り扱いには手袋をすることや、表面を強くこすらない、欠け部分に配慮するなどの注意をお願いします。

・床暖房向け商品でも、必ずといっていいくらい隙や反り、曲りなどが生じます。隙などがないことを保証しているものではありません。生きている木材のことです。
生き物だと考えれば、ご理解いただけるかと思いますが、ご理解の上ご採用くださいますようにお願いいたします。
また、床暖房向けの商品においても、表面温度が30度を超えるような温度での使用やフローリング表面を覆った状態での使用では、割れや隙間が大きくなるなどの原因になりますので、床暖房の使用状況にはご注意ください。

・木材は季節により伐採できない、もしくは出荷できない事情で入荷のない樹種もあります。ご採用にあたっては、在庫や、納期に十分余裕を見ていただくようにお願いいたします。

・木材のうち、特に広葉樹の中では見る角度により、光の反射で表情が変わるものが多々あります。これが広葉樹の杢の美しさですが、それが現れるものと現れないものがありますので、無垢の表情の違いとご理解下さい。

・広葉樹木材の中で、特にナラや、ケヤキ、タモなどは、辺材部がキクイムシの食害にあう可能性があります。
食害の可能性の低い樹種を選択されるか、食害の可能性をご理解の上ご検討くださいませ。
もし被害にあわれた場合は、専門の駆除業者様にご相談ください。

・上記キクイムシ以外にも、針葉樹も含めシロアリやその他の木材加害虫の被害をうけることがあります。
被害の拡大を防ぐため、発見のときは早期に駆除業者様にご相談ください。

・木材製品の天板等は基本的に鋸(のこ)で製材したままの状態です。別途仕上げ加工が必要になりますので、加工が必要な方はご相談ください。

・記事に掲載の商品写真は現品の一部のものです。無垢商品の為、実際の商品は杢目や色合いが異なることが必ず!ございますことをご理解下さい。

・木材の中でも特殊な部類のものである「神代木」は、永年土中・水中にあったため、現在の丸太からの木材に比べて粘りや強度などの特性は劣ります。桧や杉などの針葉樹神代、ケヤキやタモなどの広葉樹神代に関係のない性質ですので、ご使用においては、使用部位や頻度等を配慮頂きますようお願いします。

・無垢フローリングや無垢羽目板には、木裏加工(木の中心部に近い面を仕上げ面に加工しているもの)が含まれます。
諸条件を勘案して取り入れていますので、必ずしも木表加工ばかりではありませんので、ご理解いただきますようにお願いします。

カラマツ木裏加工




ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物羽目板の木裏加工。






カラマツ木表加工




同じく木表加工(木口の年輪の山形模様の向きをみてください。山なりになる方が木表・きおもて。受け皿になる方が木裏・きうらです。)



・無垢フローリングの場合、特にキャラクター豊かなネイキッドグレードや節ありグレードは、材の有効活用と、木材そのものの成長の特徴を「欠点」と切り捨てることなく利用しています。
そのため、実部分の節欠けや変色、補修部分の割れの開きなどが見られるかもしれません。

節補修





節のパテ補修ですが、ここから広がる事も稀にあります。






フローリング実の節1




実付近の節補修。裏側はかけていますが・・・







フローリング実の節2




写真下側、フローリング表面は補修を施しています。







・桐無垢フローリングは、湿度環境や接触空気面積の違いなどによって、材中の灰汁の出方に変化があります。
そのため、濃茶褐色に変色する場合や・・・

桐フローリング 変色後

施工時の床養生材によっては、筋状に変色したりする場合もあります。

桐フローリング 養生跡

桐材の場合の養生材は、隙間のできるような凹凸のあるものや、空気たまりのできるようなものは避けてください。(フクビ化学 エコフルガード系は特に避けてください。)


これらも大切な無垢の木材の一部です。
節があるから成長し、人間と同じように成長の過程で何らかの影響で変色をおこしたり、傷がついたりします。
ネイキッドグレードや節ありグレードのみに限った事ではありませんが、より多く含まれますので、採用の際には御留意くださいますようお願いします。


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 22:47コメント(12) この記事をクリップ!