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無垢フローリング

リフリーオーク(楢・ナラ)・リフリーバーチ(樺・カバ)(低光沢塗装無垢フローリング)に床暖房向けを追加

無垢フローリングを検討し始めると、最初かその次位に迷うことになる「塗装」。
通常の材木屋であれば、塗装品しか扱いがないですから、お客様への提案も自ずと塗装品になるのですが、弊社の様に無塗装やオイル塗装、そしてウレタン塗装や着色仕上げも扱っている場合は、結構毎回迷われる方が多いのです。

もちろん、最初からオイル塗装や無塗装で天然無垢の質感を楽しみたい!という方は問題ないのですが、それでも、その無垢フローリングの美しさを長持ちさせたい!、もしくは子供がいるので汚されるのが心配、という心配はなくなることはありません。

無垢の木材だから、必ず汚れませんとか傷がつきません、なんてことは言えませんが少しでも軽減もしくは、予防できる方法を提案したいと思います。
そこでお勧めするのが以前に紹介している低光沢ウレタン塗装リフリー(楢・ナラ)オーク低光沢ウレタン塗装無垢フローリングリフリー(樺・カバ)バーチです。

リフリーオーク床暖房向け14


ウレタン塗装独特の「眩しい光の反射」を抑える低光沢塗装仕上げ。
もちろん、それにより木目も綺麗に見えるのも大きな特徴。

リフリーオーク床暖房向け13


そして、塗装されていることの一番のメリットはやはり「防汚性」。
一番最初に書いた「汚れ」に関する心配事が、大きく軽減されます。
塗膜、もしくはオイル成分が汚れを木材表面から遠ざけて付着を防ぎます。

無塗装であればすぐにシミになってしまうような、醤油でも問題なく拭き取ることが可能なのは、以前実験の通り。

リフリーオーク床暖房向け12


その防汚性と無垢材の風合いを損なわない外観から支持されている、低光沢塗装のリフリーオークとリフリーバーチに今回、待望の床暖房向け商品を追加しました。

これにより、無垢材を使ううえでの懸念とされていた「汚れ」と「床暖房への対応」という悩みを両立しながら解決することが出来ます。
もちろん、風合いもできうる限り無垢材そのままに近づけていますので、一見するとオイル塗装なのかな?と思ってしまう仕上がりです。

特に、小さなお子さんのおられる場合や、家事での汚れが心配になる奥様やご主人で、無塗装やオイル塗装では心配だけど普通のウレタン塗装では、せっかくの無垢材の雰囲気が感じられない・・・とお悩みのあなた!
一度、弊社ショールームにてリフリーシリーズの質感を感じてもらいたいものです。
詳しくは、下記の各リフリーシリーズフローリング紹介を見てくださいね。


次回は早速、床暖房向けを使っていただいたお宅の施工完成の様子をお伝えしたいと思います。

・低光沢ウレタン塗装無垢フローリング リフリーオーク(楢・ナラ)はこちらから
・低光沢ウレタン塗装無垢フローリング リフリーバーチ(樺・カバ)はこちらから

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・そのほかの無垢フローリングラインナップの記事はこちらから
・弊社へのお問い合わせはこちらから


リフリーオーク床暖房向け15


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臨時試験! 無垢フローリングのお手入れ 番外編

言葉の聞こえ方というのは凄いものですね。
「殺菌」と言われると、自然素材を扱っているものとしては、若干抵抗感を抱いてしまいます。
しかし、それを必要とする場合もある。
となると、実験するしかありません。

ということで、殺菌効果のある「液体」を使ってフローリングを疑似清掃してみます。

用意したものは、フローリング本体と殺菌溶液、そして水とウエス。

今回の殺菌溶液は水に希釈して使いますので、その濃度によって2パターンつくり、それとは別に「拭いた後にすぐ乾拭き」と「拭いてそのまま放置」、そして「オイル塗装そのまま」を用意し、全部で6パターンを比較することにしました。
まずは、どの部分に何をするのかと事後の変化がわかりやすいようにゾーニングをします。

実験7


そして、この各部分を清掃実験するための「洗浄液」を作っていきます。


実験6


500mlのペットボトルを使う場合だと、写真では非常にわかりづらいくらいの量の原液ですから、これだけの量を混ぜただけで殺菌できるという効果は、やはりすごいのだと思います。

下が出来上がった洗浄液。
洗浄液は、水でかなり希釈するので間違えないように一つずつわかるようにしていきますが、注意したいのはペットボトルを使用しているうえに、洗浄液が無色透明なので、誤って誰かが飲んでしまうことがないようにしないといけません。

実験5


さて、これを用いてウエスで無垢フローリングに雑巾がけをしていきます。
洗浄液をしみこませて絞ったウエスで、まずは一か所を拭いていきます。

実験4

若干洗浄液のにおいがします。
原液の説明には、直接皮膚に触れることのないように、ということなので手袋着用。
しかし、直接触れられないものでないと、やはり殺菌はむつかしいのかと考えてしまいますね。

実験3


少し入念に拭いてみて、そのウエスの拭き上げ面を見てみると案の定。(写真ではわかりづらいけど・・・)
そりゃそうだわね。
洗浄と殺菌効果を兼ねているわけだから当たり前ですが、ウエス表面にオイル塗装の成分と思われる黄色っぽい色が付着しています。

洗浄効果で若干オイルが拭き取られてしまった?
それも少しあるでしょうが、この場合はそうではない様です・・・

実験2


塗った後は、洗浄液が残らないように乾拭きをしていきます。
それとともに、乾拭きなしで洗浄液を乾燥させた場合も知るために、そのまま放置したものも作成。

さて、大きな変化は出るのでしょうか。
もちろん、そんなに大きな変化が出ないほうがいいのですが、実験としては変わらないのも面白くなく・・・・

いや、ちょっと複雑ではあるのですが今回は、試験データをとるためのものですから、きちんと結果は出てほしいと思っています。

オイル塗装は、洗浄液にどこまで耐えられるのか?
もしくは、洗浄液に対しての変化はどうなのか?

以降の様子を見て、お客様にお伝えしたいと思いますが、今回の様に自然素材が性質として持っていないもの(ひばやヒノキ他一部を除く)を求められる場面は少なくありません。
もちろん、人工的に性能を付加しなければ対応できないものもありますが、もし、天然素材に少しのスパイスを加える事でお施主様の要望に叶うのであれば、できる限りそれに近づけたい。

今回の実験もそうですが、次回に紹介する低光沢ウレタン塗装フローリングリフリーオーク・リフリーバーチシリーズもそんな想いから生まれたものなのです。


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臨時試験! 無垢フローリングのお手入れ 番外編

無垢の木材=天然素材。
できる限り、自然のまま使ってほしい。

実験9


どうしても、漠然とした「木の良さ」という事を考えると、そんな風に思ってしまいます。
私の様に、異常に木が好きな性格だから余計なのかもしれませんが、基本的に塗装せずに使いたいですし、多少汚れようがキズがつこうが自然の風合いが第一!と思ってしまうのですが、無垢の木材を求める人の万人に、その考えが共通するわけはありません。

昔から、無垢材のキズの修繕方法や汚れについては、必ず「問題」になるところでしたし、フローリングの塗装についても風合いを優先するべきか、それとも美観を保つための塗装をするべきか?ということを今でも質問されます。

塗装については、普段から浸透性の天然成分主剤の塗料を使って下さい、とお伝えしていますが、今回はその浸透性の塗料であるオイル塗装を施しているフローリングを、殺菌作用のある洗剤類で清掃しても良いかどうかというお問い合わせを頂きました。


難しい質問です。
いや、難しくないのですが決めつけることができません。
本当のところは、天然成分オイルで保護されている無垢一枚物フローリングに、殺菌作用のある洗剤を使うとなると「殺菌」の言葉のイメージが耳に着くからなのか、「使ってもいいですよ」とは言いにくくて困る。

えぇ〜、天然素材に殺菌?!ってなるわけです(汗)。


折角天然素材なのに(涙)、、、、と、もう「殺菌」という言葉に異常に反応してしまう。

しかし、今回は少し事情があってその「殺菌」をしたい環境であることと、殺菌効果のある液体を薄めた状態で使用する、ということで、お話をしているうちに私もそれがどの程度の影響があるのかを知りたくなってきました。

言葉尻ではなく、実際にその洗剤の影響がどの程度あるのか。
もうこれは、試してみるしかない!!
ということで、先の曖昧な回答から一転!緊急試験と相成ったわけです。

お客様の物とは同じではないものの、成分が同等の商品を使い「殺菌」がどの程度無垢フローリングの仕上げに影響するのか、ちょっと見てみる事にしました。
俄然やる気になってきた。

実験1



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再会の後には新規の出番 カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングの個性

前回は、1年経過した古希杉フローリングの表情を見てもらいましたが、今回はその古希杉の隣に新しく仲間になったカスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングを紹介します。

といいますか、こちらを納入させていただいたこともあって、1年経過後の古希杉はどうなっているのかを見せていただく機会になったわけです。

今回採用いただいたのは、カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングのネイキッドグレード。
オークの中ではとっても人気のあるネイキッドグレード。
力強いオークの表情と、まがうことない本物の野趣を楽しむことができるために、いつでも品薄になってしまうのはタマニキズ?!・・・
では、さっそく見ていきましょう。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工5

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工12

大小様々な節やパテが見えていますが、どれもとっても個性的で一つ一つを眺めていきたくなります。
もちろん、オークの王道であるのびやかではっきりとした木目を愛でるのも良いに決まっていますが、ネイキッドグレードのそれこそ「成長の過程そのもの」という表情は、無垢フローリングを楽しむ中でも味わい深い部類です。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工9

スギやヒノキなどの針葉樹であれば、真っ先に切り落とされるであろう大節の入り皮部分。
これも、針葉樹の選別基準とは異なるからこそみられるところ・・・

そうです、意外と知られてはいないのだと思いますが、針葉樹の場合は古い商習慣から「無節、小節、節あり(一等)」などという「節」の大小や有る無しを基準にした選別になるため、このような大きな節の部分は基準外になることがほとんど。
ですが、広葉樹においてはそのような基準での判断を当てはめることはできません。
節の出方が違いますし、針葉樹と異なり枝下が短い事からただでさえ長い木材にする事が難しい為に、多少の節や傷、変色その他は許容されることが多くなってきています。

もちろん、家具や食器、そのほか見た目や用途によっては向かないものもありますが、建築の中の無垢フローリングにおいては、多くの場面で活用されています。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工1

その為に、弊社の広葉樹フローリングにおいては「節なし」や「節あり」という表現はしていませんし、針葉樹であっても現在は「無節」や「小節」という表現でやり取りをしているのは、古い業界人(もちろん、業界同士で話す時は私も・・・)なのかもしれません。


そういったこともあり、無垢材の定番となりつつあるのがこのネイキッドグレードなのですが、「節あり」でもやぼったくないのはやはり、「150mm幅広サイズ」だからでしょうね。
もう御存じの事と思いますが、通常の無垢フローリングというものの多くは90mm幅です。
90mm幅の中に、さきほどの様な節や色違いが多くあると若干木目が感じにくかったり、個性というよりも樹種の差がわかりにくくなったりしますが、150mmもあれば少々大きい節でも変色でも、きちんと木目や色合いが把握できる範囲内でみてとれるために、樹種本来の味わいを損ねない事が大きなポイントです。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工2

勿論、細かな木材を並べる90mm幅に比べて施工性が良い事は言うまでもありません。

そしてもう一つのポイントは、つなぎ目V溝加工。

貼りあげてしまえば全くわかりませんが、このつなぎ目V溝フローリングはUNIタイプの無垢フローリング。
しかし、その仕上がりは乱尺という「長さが不揃いのものが混在する」パターンのそれの様に感じます。
それは、長さ方向に1〜2個所ジョイントされているにも関わらず、そのジョイント部分にわざと溝を作る事で、フローリング同士をつき合わせた時の溝の様に見せ、UNIタイプのつなぎ目に見られる不自然な木目のつながりを感じさせず、木目がひと段落する区切りをつけている様に感じる事から、リズム感のある仕上がりになるのです。
つまり、決まった長さのフローリングとして施工できる上に、単なるつぎはぎではない「手仕事感」が生まれるわけですね!

実は、今回はお施主様施工だったのですが、そんなこと言われなければわからない様な仕上がりでしたので、その施工性は推して知るべし!!(笑)。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工6

特に、幅広フローリングなのでつなぎ目が多いと本当に細切れになってしまいますので、つなぎ目V溝フローリングに関しては特別に「つなぎ目は2個所まで」と決められているために、このオーク特有の質感を存分に味わうことができるんですね!!

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工3

個人的にも、このカスクオークのネイキッドグレードは好きなグレードではありますが、すぐ隣にある「美しすぎる」端正な古希杉があるもので、相性がどのようになっているのか、興味深いところでしたが全く問題ないですね。
むしろ、森林や木材の多様性を現しているようで、とてもしっくりとくる感じでした。

この2種の無垢フローリングを採用いただいているアトリエFUDOさまは、岐阜県各務原市に拠点を構えてらっしゃいますが、今回の2種のフローリングの調和はまさに、針葉樹も広葉樹も豊富で豊かな森林を形成する岐阜県を連想させるに十分な仕上がりに感じました。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工4


カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工8

今回は二度目とはなりますが、恒例のアンケートを記入いただきましたので、手前味噌な内容となっていますが、掲載させていただきますので、他のお客様の参考になれば?!と思いますので、ご覧くださいませ〜。


ーーーーーーー

 

・今回の弊社の対応について(メール、電話回答の内容や対応はいかがでしたか?!)

 

フローリングの特徴について丁寧に教えていただけました。DIYだったので施工の注意点なども教えていただけたので助かりました。

 

・担当について(印象はいかがでしたか?適切に対応できましたでしょうか?説明は理解できましたでしょうか?)

 

とても理解できました。木に対する熱意が伝わってきて、採用する決め手になりました。 

 

・インターネット記事について(弊社記事で商品御理解いただけましたか?お探しの物が見つかりましたか?記事内容はいかがでしたか?)

 

商品の良い点や気を付けてほしい点んどを経験を踏まえて記事にしていただけているので、探すときに楽しめました。 
 

・商品について(この材料を選んで頂いた感想と、貼りあがりの感想をお聞かせください。)

 

V目地加工のUNIだったので、貼りあがりは乱尺のようになって価格以上の価値を感じました。施工性も良くDIYには助かりました。

 

・弊社を選んで頂いた理由を教えてください。

 

以前購入した杉のフローリングが気に入り、商品の質の高さと担当者の方の人柄、熱意が信頼できるので選びました。

 

 

・今後このようになればよいのに、というご希望あれば参考にさせていただきますので、教えてください。
 

今後もユニークな商品がたくさんでてくると面白いです。

 



ーーーーーーー


 カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工11



今回紹介したカスクオークの、その他の施工例記事は以下からご覧くださいませ!

・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢V溝フローリングオイル塗装CO-32VOPの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプオイル塗装CO-21OSの施工写真はこちらから
・カスクオーク無垢UNIタイプ床暖房用プルミエグレードCO-24UPとCO-21UPの貼り伸ばし施工写真はこちらから

*カスクオークの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)

イースタンアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング
ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング


・そのほかの無垢フローリングラインナップの記事はこちらから
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無塗装は塗装用に非ず 理解と柔軟性が大切

塗装に限らず、自分で作るセルフビルドなど多くは良い恩恵をたくさんもたらしてくれるのですが、中には、専門職の仕事が減ることや、今回の様に塗装やさんが仕事をするのであれば、塗料の吸い込みの違いや樹種によっての違い、そしてそのことへの事前の説明があるはずですが、いかんせん、「自分で塗れてしまう」もんだから、下地もこしらえず材の特徴も知らずに塗って!!なわけです。

以前はたくさんの場所に木の仕上げがあり、それは塗装をされている部分もありましたが、無塗装の部分もあり、それぞれによって仕上げ方も扱いも異なっていました。

塗装する部分は、塗料が馴染むような仕上げにし、無塗装のところは大工さんが綺麗に鉋で仕上げる、もしくな浮造り(うづくり)などの仕上げをしていましたので、その仕上げ方法によって専門家が関わっていました。

私も最初は驚きました。
白色って言ってるのに、どう見てもグレーを塗ってる!!!あかんやん、俺の目がおかしいのか?!いや、どう見てもグレーや・・・指摘した方がいいのかどうか・・・・
しかし、それは間違いではなく下塗りだったんですね。
現在の様に浸透性塗料を1回塗って終わりではなく、下塗りをして仕上塗りに白を塗る、という工程だったんですね。
まいりました。

なので、今回の様に節ありの、しかもパインという脂の多い樹種の場合の注意点は塗装職さんであればある程度分かること。
なので、輸入材として入荷したままでいきなり塗装をすると、うまくいかない場合があるのです。

レッドパイン2

分かり難いとは思いますが、この節の周辺はそのまま塗装しても色が全く変わります。
少しこの部分を陰にしてみるとこう見えます。

レッドパイン3

是でも少しわかりづらいですが、節の周辺はその他の部分とは異なり、明らかに木目が粗く表面の仕上げが粗いです。
それにより、塗料の吸い込みが変わったりして、前回のような色の差が生まれます。
ある程度仕方ないのですが、知っていなければこれも驚くポイント。

一家に一室和室があった時代は、鉋仕上げの柱や天井板などの無垢材の部分に直接素手で触れると、人の汗や脂肪分などの「手垢」が移り、ちょうど工事が終わるころになって、じわじわと、まるで幽霊の手形の様に浮かび上がってくるのです!!
これは、休暇の改造だと若干怖いです。
本当に手のカタチが出ますからね。

血天井


うひゃー!!
かの有名な血天井です。
足跡が、血の足跡がくっきりと・・・・

こ、これも時間が経って出て・・・・
いや、これはくっきりと最初からついていたでしょうね(汗)。

例えはなんですが、こういう感じに出てきたりするわけですよ。手垢も・・・
現在は大工さんが仕上げる仕事も減り、こんなお話も少なくなりましたが、木材を扱ううえで知っておきたい事。
こんなこともその一つなんですよ。


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無塗装は塗装用に非ず


無垢の木材は千差万別。
日頃からお客様にもお伝えしている通り、同じものが二つとなく特徴も必ずしも同じ様に現れることは無いのですが、もう一つ注意しないといけないのは弊社でも多く取り扱う「無塗装」の木材の取扱い。

流通している多くの無垢フローリングは、基本的にウレタン塗装されているものが多いものです。
汚れを防ぐため、見た目がつるっとしていて綺麗、塗装の手間が省ける、それ以上に無垢材の呼吸による伸縮作用を抑える事ができる、ということで塗装をされているわけです。
そして、それに対して塗装をしていないもの、という意味合いでの「無塗装」と表記して出荷しているのですが、場合によっては「塗装するためのもの」というように、少し勘違いして捉えられる場合がありますので、注意が必要です。

無塗装の商品は、決して現場塗装用として設定しているわけではありません。
あくまでも「塗装がされていない状態」という意味です。
もちろん、弊社の商品にも塗装仕上げをされている方は多くいらっしゃいますが、樹種やグレードなどによっては「塗装面が不均一」になったり、「塗装うまくのらない」といったことも出てきます。
その一例として多くあるのが欧州赤松などの、樹脂分の多い樹種に浸透性の木目の見える着色塗装をした場合。

レッドパイン1

同じ木材で、しかも一本の木材の中でも色の濃淡ができるところもあれば、塗装前は同じ様に見えていた色合いも、同じ着色をしているのに濃淡ができたり、はたまたネイキッドグレードの場合には節などの表情の部分で「てかり」がでたり、塗料が上手に浸透しない、ということもあります。

よく考えると、今まで多くは木材への塗装は塗装職人さんがされることが多くありました。
職人さんは、一つずつ木の表情や状態を見て塗る為の下地をこしらえたり、塗料を調節したりしていたものですが、手軽に扱える浸透性塗料(俗にいう、オイル塗装)の普及により、透明仕上げも木目の見える着色仕上げも、大工さんからお施主様までが簡単に行えるようになり、それにともない「下地処理をしない」や「木の特徴に合った塗料を選択しない」、「塗装ムラの可能性を理解できない」という様な事が起こるのだと思います。


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ピュアラーチ、ひく手あまた

人気集中。

稀に起こる現象ですが、なぜか一時期に同じ木材に人気が集中し、在庫が不足することがあります。

現在も同じ状況で、ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢フローリングが不足気味です。
それも、普段は豊富に出荷することのできるネイキッドグレードが、極端に少なくなっています。

ピュアラーチ ネイキッドグレードUNI 2

本年前半から、問い合わせを多くいただいていましたが、年末のこの時期に来てもその人気は衰えずで、未だに在庫の少ない状況です。

ピュアラーチは、くっきりはっきりとした木目と独特な飴色に感じる色合いが印象的で、同じ針葉樹であるスギヒノキとはまた異なった魅力を備えています。
節のほとんどないプルミエグレードやセレクショングレードなどは特に、まっすぐ伸びる細かな木目を見ることが出来るため、整っていながらもダイナミックなスケール感を味わえます。
それもピュアラーチならではの、熟成期に入っている高齢木から作りだされるからこそできる物です。

ピュアラーチ プルミエグレード 一枚物

しかし、現在人気のネイキッドグレードは高齢木ならではの、年月を感じる大きな節や、大胆に突き抜ける白太のくっきりとした白さのランダムな印象が、針葉樹・広葉樹問わずにネイキッドグレードが求められる理由と同じなのかもしれません。

もちろん、同じ様に厳しい品質基準で選別されていますから、プルミエグレードからネイキッドグレードまで、グレードによる表情の差はあっても品質の差はありません。

自然の産物ですから、節の無い板を作る事は出来ませんし、同じ様に節のある板だけを作ることもできません。
今期は節の少ない板が豊富にできたため、原木の品質が良かった証拠なのですが、反対に節のあるネイキッドグレードが少なく、そんな時に限りネイキッドグレードに見積り注文が集中するのです。

どのグレードもまんべんなく使ってもらうことによって、原木のすべてが無駄になることなく活用されます。
こんな時だからこそ、豊富に在庫のあるセレクショングレードやプルミエグレードも検討してみてくださいね。
もちろん、予算との相談ではありますが、ネイキッドグレードにはない、木目と色合いの素晴らしさを感じてもらえるはずです。

ご検討には、もちろん在庫確認もよろしくお願いしますね。
荒れ地の中に、天然で力強く育ったピュアラーチの存在感。各グレードで是非感じて下さいね。
ネイキッドグレードは、来季の丸太分の入荷までしばしご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承下さいませ〜。

ピュアラーチ ネイキッドグレードUNI 1


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ちょっとだけ、カヤのお話 

やっとこさで前回、カヤの材質について迫ることができましたので、今回からは少しスピードを上げていきましょう。

特殊用途に絞ってきましたが、一般的なカヤの用途としてはヒノキなどで言われるのと同じように、水湿に耐えるために水気のある用途に使われるということと、シロアリの被害を受けにくいということ。
この二つはセットであることが多いものですが、これにも少なからず脂気が関係していることでしょう。
木材の持つ芳香成分は樹脂によるところが多いものですし、カヤが特徴的な香りを持っていることからも、樹脂分がシロアリの忌避に寄与していることを想像できます。
もちろん、完全な防虫効果ではないのですが有用な薬剤処理ができない時代には、住宅の土台や浴室材(今でも...)、風呂桶材という用途がありました。

カヤ4

そうです、シロアリつながりで虫といえばカヤの語源ですが、枝葉をくべて「蚊遣り」としたことから「かや」になったという通説があり、私も納得したいところですが、どうやら本筋は古名の「カエ(かへ)」が転訛したものだそうです。
前者のほうが、「あの香りのする材ならば、蚊遣りになるだろうなぁ」と納得できるいわれなのですけどね・・・

まぁ、真実かどうかというのはもちろん大事ですが、木の世界にはロマンチックな話も必要なので、「こういう言い伝えもありますよ」という話題作りには必須アイテムといってもいいでしょう。

名前ついでの因みに、漢字の榧は日本のカヤの種ではなく本来はシナガヤを指す漢字なので、少し用法がちがっています。
また、イヌガヤという樹種もあります。
カヤがイチイ科なのに対してそれはイヌガヤ科イヌガヤ属なので全く異なる樹種ですが、木材業界や植物の世界では、「イヌ○○」とか「ニセ○○」みたいなものはたくさんあるので、それを知っていくのも木の世界の一つの楽しみではあります。
そしてそして、なによりもイチイの英名が yew なのに、カヤの英名にはその言葉がなく、たいして全く科目の異なるイヌガヤの英名が japanese plum yew と称するのは、とっても不思議です。

それに、イチイはその木材の色合いと同じ様に、綺麗な赤色の実が出来るのに対してカヤはアーモンドのような無骨なのも、とっても不思議なところ。
材の華やかさといい、植物としての見た目といい、どこかイチイに引けを取っている様な・・・・
いや、それはそれで、植物たちの戦略の一つなのですね。
イチイは綺麗で美味しそうな「果実」をつけることで、鳥の気を惹いて少しでも遠くに自分の分身を運んでもらおうとしているわけです。
一つの地域にかたまって生存競争するよりも、さらに住み心地のより場所に子孫がたどり着くかもしれない。
それに対してカヤは、親木の近くに落下するのですから、生存競争としては有利とはいえないかもしれません。
しかし、たくさんの「アーモンド」をつけることで、動物に運んでもらったり、たまたま競争相手の無いところに行きついた場合には、そのアーモンドは着実に育つのです。
安定型の繁栄方法といえるでしょうか。
面白いものです。

さて、ここで珍しい大きなカヤの材を見て下さい。

カヤ1

なかなか立派でしょ。
うぅ、こうやってみると私のおなかの方が立派に見えるぞ・・・・
いかん、横向きはいかん・・・・

こっち向きで・・・・

カヤ2

ちょっと前に、なぜかカヤのテーブルが作りたい!!ということで用意していたものの相方です。
若干、節の影がでているところもありますが、とってもきれいな板です。
少し大きめのカヤで彫刻?その他の用途があれば、お声掛けください。

最後に、カヤは針葉樹にしては珍しく萌芽力のある樹種です。
広葉樹では、幹が伐採された後もそこから次が芽吹いてくる「萌芽」という状態を見られますが、針葉樹では珍しいのです。
主幹が無くなっても命を繋ぐ・・・
 soft (針葉樹)の中に、そんな hard (広葉樹的)な生命力を感じる樹木、それがカヤなのです。


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さわり心地のいい床、ってどんなだろう?!

5

さて、そろそろ実験開始から1時間経過しようとしています。
若干60分には早いですが、拭いていく準備の時間や写真撮影の準備時間を考慮するとちょうどいいくらい。

はたして、1時間の醤油放置でどのように変わっているのか?!
一番心配なのはオイル塗装ですが、果たして・・・
(一部商品は結果が同じなので割愛。)

6

黒い醤油を、(特に)黒っぽいブラックウォールナットの挽き板貼フローリングに垂らしているので、ものすごく見づらいですが、少しづつ拭いていきますよ。

このフローリングの表面は挽き板にオイル塗装仕上げです。
日本の有名合板メーカー製などではなく、輸入のフローリングですからもしや、性能に心配なところはあるまいか?!

7


いいえ、そんな心配はご無用。
きれいに取れちゃいました。
貴重なブラックウォールナットのサンプルが汚れなくて「一安心」という気持ちと、実験なんだからもう少し、、、こう、驚きがあってもなぁ・・・というぜいたくな気持ちですが、挽き板フローリングのオイル塗装はまったくもって心配ないことがわかりました。

で、次の相手(?)は、往年の名選手である「普及グレード」合板カラーフローリング!
もしかして・・・
と思って拭いていくも、何の面白みもなくきれいに拭き取れちゃった。
そう考えると、普及品とはいえフロアーメーカーさんが作っていた(作っている)フロアーの塗装面は、汚れに対してはきちんとコーティングしてくれているんだ、ということがよくわかりました。
いつも無垢フローリングと比較してばかりでごめんなさい(笑)。

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で、次は期待のこれです。
表面2mmの挽き板を使用したうえ、その表面をブラッシング加工によって木目の凹凸を作り出し、コーティングとしてツヤのないマットな塗装を施してあるフローリング。

手で触ってみても、木目の感触のざらつきが感じられる状態に近いために、「いくら塗装していても、これはしみ込んでしまうかも・・・」と、若干期待していた(?)ところでしたが・・・

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いざ、ふき取ってみるとこの通り。

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めちゃんこきれいやん・・・
はっきり言って、面白くないです(汗)。
いやぁ、やっぱり合板フロアーでも無垢に近いものは、質感が上がった分性能はそこそこか・・・みたいなオチも期待していたものの、想像以上に性能高い。

という流れで、あとはこれがどうなるかと最も注目していたものを見てみましょう。
こちらも合板フロアーでありながらも、表面には1,2mmという厚みの挽き板を使用し、なおかつ仕上げの塗装はオイル塗装!
一番最初に出てきた挽き板フローリングに近いものの、表面の挽き板の厚みが異なることと、フロアーメーカーさんがつくる303mm幅の合板フロアーにおいては、オイル塗装仕上げというのはかなり異色な存在ですから、塗装も心配なのではぁ?!と拭ってみる。

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すると・・・

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おぉ、見事!
これもきちんと汚れを防いでいる。
予想を覆し、オイルが醤油の浸透を防いでいました。
いや、理屈は理解しているし、いつもはショールームにおいてもお客様には、オイル塗装でも十分表面のよごれからの保護はできますよ、と実演している立場上、結果は見えているのですが、やはりどこかに「無垢のようにはいかんやろぉ・・・」的な偏見があったのかもしれません。
いや、あってほしかったのか・・・

かくして、実験は「すべて問題なし」という、優秀というべきか面白みがないというべきか微妙な結果となったわけですが、実は一点問題があって、1時間も醤油を放置すると浸透はしなくても、相当醤油くさい、ということです。
こればっかりは、ちょっと気になります。
とはいえ、美観を損なわないのはさすがというところです。

これからは選択肢の広がる時代。

無垢志向のお客様には的外れでも、外観の良さを感じる、床暖房の仕上げ向け、価格上の優位性などの理由での選択肢として今回登場のシリーズが、お客様の俎上に上る機会も多くなるでしょう。

無垢を愛し、無垢の良さを伝えるのもいいですが、それ以外にすべて否定的になるのではなく、いろいろな長所を見つけてお客様のベストを探すこと、それも忘れずにいたいものです。

17

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さわり心地のいい床、ってどんなだろう?!

前回まで、「さわり心地のいい床」をテーマに見てきましたが、昔の私ならば「やっぱり、無垢ですね!」と無垢材贔屓の結論に導いていたところでしょうが、前回までのように合板フロアーや挽き板貼フローリングが、お客様の求める姿に多様に対応するようになれば、どちらかしかない、というような結論には至らないような状況です。

さて、そんなフローリング(フロアー)たちですが、無垢材と見まがうほどのきれいな「顔」をしていることはよくわかりました。
しかし、もしやその代償として合板フロアーの優位性である「表面の耐汚染性」=汚れにくさが劣っている、というようなことなないのだろうか?!
ふとそんなことを考え、今回もやりましたよ。
以前、無垢材のオイル塗装フローリングでも行った、「醤油対決」です。
その名の通り、フローリング(フロアー)の表面に直接醤油をたらしてわざと汚れをつけ、その汚れが時間の経過でどれほど残っているのか?をみるのです。

ということで、今回参加するのは前回までの流れでこのメンバー。

2

右下から、表面3mmの銘木挽き板を貼った幅広フローリング(オイル塗装)。
右上は、10年ほど前までの定番!普及品の合板カラーフロアー(塗装品)。
中央上下は、某有名合板フロアーメーカーさんの表面2mmの銘木挽板を貼ったフロアー(マット塗装)。
左上下は、これも某有名メーカーさんの表面1,2mmの銘木挽板を貼ったフロアー、でありながらもオイル塗装という代わり種。

一昔前までの流行だった、ピカピカの鏡面塗装のような塗装面を持っているものは、いかにも「汚れません!!」感満載でしたが、中央のマット塗装のものは触れた手で木目を感じられるほどに塗装感がないので、木目に醤油が浸透するのでは?!!と楽しみなのですが・・・

1

競技(?)開始は午後3時。
シチュエーションとしては、夕飯時に醤油をこぼしてしまったものの、食事が終わるころまで気が付かずにそのままだった、というようなことを想定しています。
およそ1時間ほどです。

3

美しいサンプルたちを汚すのはさすがに気が引けますが、ここは採用を検討する皆さんのためにやっちゃいます!

で、こんな状態からスタートします。

4


さて、この中で醤油の汚染に負ける選手は出てくるのでしょうか?!
興味は尽きませんが、写真が増えてきますので、次回にサクッと百聞は一見に如かずの結果をお届けしますので、どうなるのかを予想しながらお待ちくださいませぇ〜。

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さわり心地のいい床、ってどんなだろう?!


人の感覚はそれぞれことなるので、必ずしもこれが正解と言い切れるものは無いとは思いますが、それでも無垢が一番だと思うのは贔屓目だからではないと思うのです。

だいぶ昔に書いた無垢の床の五感シリーズにしてもそうですが、無垢の木材は、人間が触れて、見て、感じて心地よいと思う理由がきちんと証明されているのですが、近年でいう「さわり心地」というのは、そういった無垢の風合いや木の持つ性質をさすのではなく、表面の加工を意図していることが大半であるということを知っておかなければいけません。

フローリングというと、通常表面は平滑なものですが例外的に、たとえば弊社のウールアッシュの様に凹凸の加工を施してあったり、普通の杉とは一味もふた味も違う高樹齢古希杉浮造りフローリング高樹齢百年杉柾フローリングの様に「うづくり」という、木材の年輪の硬軟の差を利用して木目を浮き上がらせるように削り出す加工もあります。
今回、「さわり心地がいい」とおっしゃっているのは、どうもこちらの方だとだんだんわかってきました。
しかし、それでも無垢である必要はない、ということでこんなものを用意しました。

ブラシ?!1

わかりますか?!
合板フローリングですが、ちょっと違うのです。
前回みてもらった様に、表面に0.2mmくらいの薄いカツラ剥きをはりつけている一般的な合板フロアーとは違って、表面に2mmの木を貼りつけているフローリングで、尚且つ、表面が件の「さわり心地」を重視して「ブラシ仕上げ」という形になっています。

ブラシ仕上げというのは、木の表面にブラシがけをして浮造り仕上げと同じように、木目を浮き立たせる方法ですが、基本的に木目の硬軟がはっきりしている杉を中心とした針葉樹で用いる方法ですが、一般的にそのような仕上げが「ブラシ」とか「浮造り」と称されていて、今までは浮造りといえば杉が代名詞だったところを、広葉樹でも加工すればカッコいいのではないか?!ということで、スタイリッシュな雰囲気を出す時などに少しづつ、浸透しつつあります。

ブラシ?!2

もちろん、無垢フローリングでも加工はできるのですが、今回はご要望通りに合板の「ブラシ仕上げ」をご用意。
たしかに、環孔材といわれる広葉樹の細胞の「あな」の部分がうっすらと削られて、浮造りの様に木目が浮き出ている様に見えます。

どうしても、私としては木の持つ本来の性質や木目、色合いの変化や素朴な風合いをおすすめしたいところですが、木に対する時代の嗜好が、このような表面加工に向かっている様な気がしますね。

少し前にお伝えした様に、祖父母の家などで使いこまれた針葉樹の床が、自ずと経年の歩行により削られて浮造りの様になっていたものですが、近年は建築当初の仕上がりから、そのような表面の意匠を求められることも多く、要望の多様化と「心地いい」の基準の変化を感じます。

浮造り(うづくり)2

無垢フローリングの特権だと思っていたそのような表面加工も、合板フロアーの表面に挽き板という2mmや3mmの木を貼る事で加工をする事が可能になったのも大きな理由でしょうね。
もちろん、弊社で人気を頂いている古希杉浮造りフローリングは、ただ表面の風合いを出すために加工をしているのではないんですよ!
それだけなら、荒っぽいブラシでこすっていけばすぐに浮造り状態にはなるのですが、丁寧にブラシ目を残りにくく加工しているのは、最低樹齢70年以上の原木の赤身の多い部分を使用していることで、杉本来がもつ香りや色合いの良さのもとである脂分を引き出すためです。

もちろん、それとともに足触りが良いことも特徴ですが、意匠性だけではない理由があるということです。

とはいえ、今回の様に「無垢ではなく」という条件がつくと出番がなくなるわけで、やはり無垢市場主義ではいけないということです。

浮造り(うづくり)1


もちろん、私のこだわりは強く持ち続けますが、お施主様との意思疎通ができなければ何も提案できません。
そう言う意味では、多様化するニーズに「合板ブラシ仕上げ」もありなわけです。
いえいえ、表面仕上げだけではありません。
表面塗装もです。
無垢フローリングの特徴だった「オイル仕上げ」や弊社でも採用している、ウレタン塗装でありながらも光沢をおとした、「低光沢ウレタン塗装 リフリーオークリフリーバーチ」シリーズの様な塗装も、合板フローリングの世界にもひろがってきていて、ますます多様化してきています。
こうなるともう、無垢か合板か?!というくくりではなく「無垢の良さ」か「性能を高めた無垢に近づいた合板」か、になる?!
2極の考え方はもう時代遅れかもしれません。

多種な出口を探りながらも、木の可能性やすそ野を広げるのも役割の一つなのかもしれせん。

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さわり心地のいい床、ってどんなだろう?! 

現在、「触り心地のいい床」を検討しております。

といっても、無垢フローリングではありません。
無垢材である必要はないのです。触れて心地よければ・・・・

なんか、日本語としてはわかるのですが、ものすごく矛盾して感じるのは私だけでしょうか?!
従来は、足触りがいいとか、心地いい、というのは無垢フローリングの代名詞的な形容詞、否それが「無垢材の良さ」と言われてきたところですが、そろそろそんな時代も終焉に近いのか?!

無垢材をこよなく愛するものとしては、無垢フローリングではなくて触り心地の良い床、というのは一昔前ならめちゃくちゃ難題に思えるのですが、実は近年は心当たりがでてくるもので・・・

例えば、弊社でも販売している低光沢のウレタン塗装(ナラカバ)を施した合板フローリング。

艶消し塗装合板フローリング

もちろん、無垢フローリングとまではいきませんが、塗装ツヤツヤのフロアー材とはことなり、木肌感を感じます。
いや、そのしっとりとみえてしまう塗装仕上げが、視覚的にそう感じるような気になります。

それとは異なって、外観上は無垢フローリングそのままな合板フローリング(正確には積層フローリング)もあり、サンプルを触る限りはもちろん、本物の無垢材なので確かに気持ちいい木の触感。

無垢なのか?1

こうやって見ても分かる様にそりゃ、表面の2mmや3mmは無垢の木なんだから当たり前です。
こうすることによって、無垢材にありがちな伸縮やそりを軽減しながらも、高価になりがちな「幅広一枚物」のフローリングをリーズナブルに手にすることができるので、近年広く普及し始めました。

こちらは表面がオイル塗装なので、先の合板フロアーに比べても本物の質感がはっきりと伝わります。
施工してしまえば、表面のわずか数mmのみが「お化粧」されているとは気が付くはずがありません。

ほらね、無垢の一枚物と並べてみても正面から見ると全くわかりません。
もちろん、さわってもわかりません。

無垢なのか?2


それくらい、「ほぼ」無垢材なんです。
ということは、やはりこれがもっとも「触り心地が良い」んだろうか?!
これならばお客様の要望である「触り心地が良い」を満たしてくれるだろうか?



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ロシアンバーチ150幅広無垢一枚物・V溝フローリング施工完了!

うわぁ・・・もうすっかりアツくなってきましたよ(-_-;)
いや、暑くなってきましたよ。

アツい気持ちで伺ったのは街ではジングルベルのころだったと思うのですが、すっかりと暑い季節まで公開をひきのばしてしまったのはいつもの事で・・・・・・・・
気を取り直していきましょう。

今回採用いただいたのは、根強い人気樹種である「ロシアンバーチ」。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 8

もちろん、幅広150mmです!

幅広で何がいいのか、というとやっぱり木目が明瞭に楽しめること。
もちろん、通常の無垢フローリングが90mm幅であるということを考えれば、150mmという幅の存在感は全く別物ですが、その150mmという幅の中にこそ、はっきりとした樹種それぞれの魅力が詰まっていて、色差や節、特徴的な傷跡などがそのまま見て取れるのが大きなところです。

おっと、採用グレードは樹種の特徴をそのまんま表現するネイキッドグレードです。
決まった色合いや節のない部分を選別しているのではなく、その樹種の持つキャラクターをそのまんま表現するグレードがネイキッドグレードです。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 3

木の芯材部分が含まれていて、筋状の模様の入っているところや成長の具合を表す大きな節があるところ、時には根っこに近い部分で複雑な杢のある所など、均整ではありませんが、見飽きることのない魅力を感じるのがネイキッドグレード。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 7

つなぎ目のない一枚物フローリングですから、木目が大きく流れているところや、時には様々な理由で黒っぽく変色しているような部分もあります。
和風建築などの場面では、色や木目の整った木材が必要とされますが、無垢フローリングでは強度的に問題がない部分はすべて、その樹種の特徴として活用していますので、「二つとして同じもののない木目」が自然の中での成長を体現しているのです。
近年では、印刷されたシートを貼り付けたフローリングや、単板と呼ばれる薄くカットされた無垢材を表面に貼り付けたフローリングでも、このネイキッドグレードのような木目を表現しているものもありますが、一本の無垢材だからこそ出てくる表情や木目はやはり、まだまだ無垢フローリングの特権です。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 9

実は今回は同じロシアンバーチフローリングの中でも、幅広無垢一枚物と、幅広無垢V溝の2種を貼り伸ばしで施工してもらいました。
同じ150mm幅なので違和感ないのは当然のことですが、それ以上にV溝フローリング自体がUNI(たて継ぎ)タイプでありながらも、1枚のフローリングに対してつなぎ目は2か所まで、と決まっているために一つ一つのピースが長いことから、一枚物と遜色のない貼り上がりになっているのも注目すべきところ。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 6

ピースの長さが長いので、幅広の定乱尺フローリングのようにみえますね。
UNIタイプだとはもはや信じられない仕上がり。
もちろん、つなぎ目にV溝加工されていることも大きな要因ですから、通常のUNIタイプとは比較できませんが、短いピースばかりがつながれるのとはわけが違う!というのは一目瞭然。
もちろん、そんな中にもネイキッドグレードに多くみられる縮み杢的な、波のように輝く木目が入ることも、視覚的な楽しみの一つ。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 2

同じ幅広150mmで同じネイキッドグレードである一枚物とV溝の違いをあえて言うのであれば、一枚物は節や変色が多く含まれること。
そしてV溝は主に芯材と辺材のバラつきの表情がメインになっていること。
この違いがあります。
そのため、一枚物フローリングで施工者からまれにご意見いただく「悪いもの(変色や大節)が混ざっているから使えない!」という言葉も、V溝では聞いたことがありません。
もちろん、その時の原木によっては一概にいうことができないのは当然ですが、あえて言うならばそういう違いがあるということです。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 4

一概に言えない、のは一枚物の中でも、ケースによってはこれくらい表情が違うものがあるからです。
向かって左は濃い色の芯材が多いものの、右側は芯材ではあれども比較的薄い色が多いですね。
同じグレードであっても、同じ商品でもこのような違いがあるのがネイキッドグレード。
この表情の差は「悪い」のではなく「個性」である、と皆さんに受け取ってもらえるように、きちんと施工写真をお伝えしていかなければなりません。
「悪いものは切って捨ててやった」なんて胸を張って言われることのないように・・・・・・(涙、もったいない。)

フローリングの施工記事ですので、フローリングに注目してもらっていますが、当たり前ながら、おうち自体もとってもおしゃれなんですよ!

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 1

贅沢な大開口吹き抜け!
絶好のフローリング景色です。
その場に立っているときや、座って眺めるフローリングとはまた違って、こうやって数十枚のフローリングを遠景で眺めるのは、無垢材の不規則なリズムを視覚的に体感できるので、とっても落ち着きます。
というか、普通に贅沢です。
こんな眺めが家の中にあるなんて・・・・

貴重なジングルベル季節のお休みの日に、仲良くご夫婦で応対してくださった施主様には、羨ましい(こんなおうちも、仲よさそうなお二人にも)気持ちを持ちながらも、素晴らしいお宅に採用いただいた幸せを感じるのでした。

だって、見てくださいよ。
こんな風景になるんですよ。
もう、どこかのショールームじゃないですか。

ロシアンバーチ幅広無垢一枚物・V溝150N 5

ラインドレープのバーチカルブラインドから漏れる暖かな冬の日差しが、ロシアンバーチのあたたかみと混ざり合い、なんともいえない安らぎをかもしだしていました。
あぁ、心地よい空間。
素材と空間が上手に調和した住宅、そう感じます。

今回も無垢のフローリングを通じて、素晴らしい住宅とフローリングの表情を見させていただきました。
H様ご夫妻、お忙しい休日にお邪魔いたしました。
贅沢すぎるこの空間、楽しんでお過ごしくださいませ。



各施工写真は下記を参照ください。

・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングO様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングN様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングS様クリヤー塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリング無塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ幅広無垢ユニフローリングネイキッドグレードの施工現場はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードオイル塗装施工写真はこちらから


ロシアンバーチの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)


ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク幅広無垢V溝フローリング
ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング

・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から


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15cmのカットサンプルの注意 

本当のところ、実際に「こわい」のはお渡しするカットサンプルの取り扱いと、施工者やお施主様の、木材に対する理解度の程度がこわいのです。
こわい、というと語弊がありますがあえて言います。なんども「こわっ!」と思う経験をしているからです。

だって、弊社から出荷するカットッサンプルの大きさは、樹種にもよりますがだいたい15cm位です。
商品そのもの、グレードそのままをカットしているものですが、前回の通りその物によってはグレードの見分けが非常につきにくいものや、同じグレードでも全く表情のことなるものもあります。
こんな具合です。

カットサンプル2

これはネシアンチーク幅広フローリングのUNIタイプネイキッドグレードのカットサンプル。
右側は丁度白太の部分が混在し、UNIジョイントのつなぎ目の部分で木目の変り具合も良くわかり
ます。
しかし、左はどうですかっ?!
もし、長さの都合でUNIジョイントの部分が含まれていなければ、真っ白なフローリングのサンプルになってしまいます。
チークって、こんなに白いの?!!そうなってしまいます。

これがネイキッドグレードで気をつけないといけないところなのですが、ネイキッドグレードは基本的に、フローリングとして問題の無いキャラクターは全て含みますので、「チークというのは茶色いものだ!」と思われていると、白い部分のまじったフローリングが届いた瞬間に、「チークを頼んだのに、違う材料がきた!!!」となるわけです。

カットサンプル3

見てくださいよ。
UNIタイプではない一枚物フローリングの場合、同じくネシアンチークネイキッドグレードのカットサンプルですが、見事にさっき言ったとおりでしょ。
一部分だけを切り取ると、こういうサンプルも出来るんです。
しかし、嘘じゃないんです。
こんな部分も実際にあるんですから。実物その物なんですから。

カットサンプル4

白太、なんていうもんだから「白い部分」と思われていても、薄茶色の白太もあります。
今度は幅違いのUNIタイプですが、右側はオイル塗装でもしたかのように薄茶色になっています。
しかし、これも左の幅広サンプルと同じく、ネイキッドグレードの無塗装のカットサンプルです。

もちろんこれらは、お施主様に連絡を頂きカットサンプルをお送りする場合には、様々な注意事項とともに、各無垢フローリングや木材の記事において、特徴や表情を確認していただくようにお願いしていますし、特に上記の様な連絡を受けやすいネイキッドグレードに関しては、そのグレードを御依頼頂いたその時に、特徴をお伝えするようにしているので、お施主様から連絡を頂くことは少ないのですが、うまく大工さんと意思疎通出来ていない場合などには、「色が均一ではない、パテがある、変色してる」から不良品だ!と現場から電話がかかることがあります。

これを危惧しているわけです。

特に、至急!と言ってこられる場合には、兎に角商品として現場に納めなければ!!という意識が先行し、表情の違いや特徴は二の次になり、材が到着したその時に初めて「こんなイメージではなかった!」というパターンに陥ります。

また、カットサンプルでわかることもあります。
これも各無垢フローリングの記事でも書いていますが、幅広フローリングや幅広一枚物フローリングを少しでも多くの方にお届けできるように、また原木丸太を有効活用できるように、フローリング表面の美観に関わらない部分は、ある程度の事を許容しているものもあります。
一例をあげますとこんなところ。

カットサンプル6

これは「実(さね)」と呼ばれる、フローリング同士を嵌め合わせる為に施されている加工部分です。
数枚重ねているサンプルの下の方は綺麗なのが見えると思いますが、私が指している部分は少し黒っぽく、ざらつきがある。
白さ際立つ、ヨーロピアンメープル(欧州楓)無垢フローリングなので余計に目立つんですけど(汗)・・・
これは、フローリングの元となる原板の端っこの部分であったり、できる限り加工によって削って木くずになってしまう部分を減らすために、必要最小限の板幅で製材された部分で、実加工機にわずかに掛からなかった部分です。

こういったものも、実際のフローリングには含まれています。
これを施工しても、嵌め合わせ部分で隠れてしまうので、この様に表面上の美観には問題はありません。

カットサンプル7

ね、どれが先程のサンプルかわからないですよね。

もちろん、隠れる部分はどうでもいい、というわけではなくこの様な部分を許容しないのであれば、幅広材や一枚物のフローリングの出来上がり量は大幅に減少して、捨ててしまう木材部分が多くなり、非常にモッタイナイばかりか、生産量が減少するためにフローリングのお届けする価格の価格を値上げせざるをえません。

しかし、やはりこういった部分も指摘を受ける事があります。
御社のフローリングには加工不良が含まれている、とかB品を出荷しているんですね、などなど。
以前に本当に頂いたご意見です。
いつも、完成現場の報告写真にてウソみたいにほめられているアンケートを掲載していますが、それも本当で、その上で上記の様なお怒りを受けたことも本当です。
しかし、そういった部分が含まれる理由は先に書いた通り。
欠陥品でも、B品でもなく、少しでも無駄なく幅広で一枚物で良いものをお届けしようと思いながら含まれるのです。


現在、単板貼り合板フローリングや印刷シートのフローリングであっても、無垢の自然な表情を表現している商品には、白太や節、そしてパテまでも再現しているので表面仕上げにバラつきがある事をアピールしています。
今までは、均一であることが美しく、小さなサンプルで着色された「色」だけをみて、その色品番を伝える事で商品決定出来ていた建築業界の時代の流れの転換のためでしょう。
まだ、無垢材のバラつきに慣れない方が多くいらっしゃるから。
無垢の木材を扱う私が、日々発信していても先の様なお言葉を頂く位ですから当然ですけど。

そろそろ、無垢の木材という素材を知る時間を十分にとって頂く時代になっているとおもいます。

たったの15cmに凝縮される情報。
良くも悪くも色々見えてきます。

カットサンプル8

私なら、こんな木目嬉しくて仕方ないんだけど、やはり実の部分がひっかかるだとか、木目がおかしいとかおっしゃる場合も・・・
たかだかカットサンプル。表情の違いというよりも質感を見ていただく事が重要ではありますが、稀にそれ以上の情報が詰まっている場合もあります。
そんなお話もいたします。

至急!カットサンプル!!!ではなく、ゆっくりとお話する時間を「至急」つくってくださいませ・・・・・・



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その物には違いありませんが・・・15cmのカットサンプルでわかること

カットサンプルが至急欲しい!!

このパターンの時は、ちょっと身構えてしまいます。
「至急」とある様に、時間の無いことは一目瞭然。
連絡主がお施主様の場合は、まだお話する時間をとれる場合がありますが、工務店さんの場合は「そんな話よりも先ずはサンプル」という要望になるので、どちらにせよ身構えるのです。

ご存知の通り、無垢の木材や無垢フローリングには様々な特徴があったり、伸縮するなどの特性を知ってもらう必要もあり、さらには自然の産物ゆえに在庫が切れている場合があり、すぐにお届け出来ないこともしばしば。
それなのに急ぐ急ぐと・・・

稀に、用事があって近くに来たから、といった理由その他で連絡なしにカットサンプルのみを持ちかえることを希望されることもあります。
基本的には、先の様にお伝えしたいことなどがたくさんありますから、きちんとお話ができる状態、もしくはメールなどで連絡を頂いたうえでお渡ししていますが、お急ぎだからと断るわけではありません。
その代わり、折角おみえになってるんだから、カットサンプルだけではなくショールームにて、実物を見ていっていただこうとお誘いするのですが、それがやはり身構えてしまう。

ショールーム


ショールームへご案内すると、様々な樹種で色々な幅広バリエーションで、中には浮造りやウールアッシュの様に特別な表面加工が施されているものなどもあるので、「普通は」色とりどりでキャラクター豊かなそれらの木材達に感心されるハズなのですが、「至急カットサンプル」のお客様は「あ、これね。はいはい。わかりました。それじゃ、また。」と、10秒ほどで事足りてしまうのです!!

身構えてしまいます。
何考えてんねやろ?!、なんでウチにきはったんやろ?!・・・

真剣に採用を考えておられるなら、木材や無垢フローリングの実物を見れば少なくても質感や表情の差、それよりも自分が考えていたものとの違いなどの想いが言葉になるのですが、あきらかに「カットサンプルだけあればいい」という状況がヒシヒシと伝わってくるんです。
だから身構えてしまう。
そんな場合はいつも決まって、納期はどうか?間に合うか?いつできるか?といった、木材自身のことよりも納入することが大事であるかのようなやり取りが待っている場合が殆どなので、もう頭の中でそれらの質問への回答シミュレーションが自動的に始まってしまうのです。
あれを伝えて、こう答えて、これだけは言っておかないと・・・・的な感じです。

だって、カットサンプルからどれだけの情報が得られますか?!

カットサンプル1


販売している本人の私ですら、樹種こそわかれどグレード間の差が曖昧なカットサンプルなどは、並べて整理する時に気をつけないと間違えてしまうこともあります。
それほどに、無垢の表情をカットサンプルに込めるのは難しい事なのです。
基本的に、カットサンプルにもグレード表記していますが、必ずしもグレードの表情が出ているわけではないのが申し訳ないところです。
無垢フローリングの場合は、そのグレードの実物をまさしくカットしてはいますが、どうしても他のグレードの表情に似た部分も出てきます。
特に、人気のつなぎ目V溝フローリングなどは、1820長さで多くても2個所しかV溝が無いので、カットしても2枚しかサンプルにできないということになる。
えぇっとぉ、つなぎ目V溝フローリングで最もお求めやすいネイキッドグレードでも、一枚およそ1800円位しますから、サンプルが一枚あたり900円!!ということになる。
最低でもそうですから、必ずしもV溝の部分をお送りすることができない場合もありますし、尚且つ、グレードの表情がうまく含まれるかというと、無論難しいのですね。


無垢の木材ですので、カットした全てにその特徴を同じ様に含めろ!という方が無理なのですが、やはり「カットサンプル」として受け取った方は、これと同じものが入荷する!!と思ってしまうのです。

恐るべしカットサンプル・・・


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