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本物の無垢木材

高樹齢!百年杉柾浮造りフローリングの記事をリニューアルしました!!

赤丸急上昇!!
ふた昔?にはそんな言葉があったような気がします。
最近弊社で赤丸急上昇なのは、杉(スギ)。

もちろん、今までも多くの皆様にご愛顧頂いてはいるのですが、非常に多くの・・・とまではありませんでした。
今まで幾度となく記事にしている通り、弊社で扱っている杉、特に無垢フローリングにおいては「一般的な杉フローリングに比べて価格が高い」という理由で、一部の方向けの販売にとどまっていました。

一部の方、というのは弊社の杉フローリングの違いを感じて納得して頂いた方。

各杉無垢フローリングの名称にもある通り、弊社がお勧めしているのは「高樹齢木」であり、「赤身勝ち」の材。
そしてそのうえ「葉枯らしの天然乾燥材」であること、です。
さらに、そこに「丁寧な浮造り加工」を施していますから、暖かな感触が良い、と言われる杉フローリングにさらに心地よい足触りがあるのです。

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 11


この4点が、弊社の杉無垢フローリングの大きな特徴であり、価格が高い理由。
しかし、それでも喜んで採用して下さる方がいらっしゃる。そして今、赤丸急上昇的にそのお客様が増えつつあります。

それだけ多くの皆様が、杉という日本全国にありどの材木屋さんも扱う樹種の中での、弊社の高樹齢杉シリーズの違いに気付いてくれているのかと思います。

と、前置が長くなりましたが、その高樹齢杉シリーズの一番星!である高樹齢!百年杉柾浮造りフローリングの記事をリニューアルしました。
それもそのはずで、最初に記事投稿したのが2008年の12月・・・
もう12年になるという、改めて驚くほどに古くなってしまった記事。
それはそれでいいものの、未熟だった写真や行間、そして品番のないまま掲載していた詳細欄など、手を入れようと思いながらもそのままでしたので、今回のお問い合わせの増加を受けて重い腰を上げました!(笑)


記事を改めて見て頂き、稀少な杉柾浮造りフローリングの世界に嵌まってもらいたいと思います。
原板はたくさんあります!
つい先日製作分!!
めちゃきれい。
これが使っていただける分ですよ!!!

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリングの原板!


高樹齢杉シリーズの中でも、百年杉柾はその名前の通りで、原材料となる原木の樹齢は全て100年以上!
手塩にかけ、大切にされてきた樹々。
それらの価値を最大限に高め、機能性があり美しい木材として皆さんの生活の中に届けられる。
使っていただくことで、手をかけて育ててくれた山の人たちにも、木を見て無駄なく製材してくれる製材所にも加工場にも、流通させてくれる市場にもきちんと代金としての利益が残る。
そして、次の植栽、手入れ、伐採、製材、販売へと移ることが出来る。

山も樹木も製材も木材も、全てつながって永い年月の上で成り立っています。
「伐採期」と言われている木を活用することも大切ですが、大量に伐る事ではなく喜んでもらえる木材となる木を大切に伐る事。
たくさんの木材量を扱う材木屋として、再度、高樹齢杉シリーズを通して山の事・樹木の事・木材業の事を考え、良い木材製品をお届けしたいと思う今日この頃です。

高樹齢杉シリーズ、そして百年杉柾浮造りフローリングをよろしくお願います!!


高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 1



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ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング 在庫数量限りのご案内!

先日ご紹介した、ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングのネイキッドグレードを採用して頂いたカフェの様子はいかがでしたか?
カッコよくも落ち着いていて、古民家という「ハコ」と調和していた姿は施工と素材との良さの競演であったのでは、と勝手に思い描いています。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家18


そのブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングですが、グレーディング基準によりネイキッドグレードに分類されなかったものが、少量できています。
これらは、毎回の製造で必ずしもできるものではないために、少しづつできたものを集めたもののため、数量が非常に限られていますので、レギュラーラインナップには顔を出していないグレードです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 1


グレード情報としては、ネイキッドグレードよりも大きな節が多いもの、そして原木の傷や割れ目などのパテ補修の大きなもの、全体的に変色のあるもの、抜け節を補修しているもの、などを含むものです。
普通は、これらはぶっつりと切り取られて、抜け節や変色のない部分のみを選び出し、UNIジョイントされたフローリングに仕上げられます。
その方が、フローリングとしては「欠点」を省くことが出来るわけですが、せっかくの一枚物が出来るところが非常にもったいない。
それに、UNIジョイントするとしても非常に短いピースができてしまうので、少しにぎやかな雰囲気になってしまうことが多いです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 4


その点、一枚物のまま仕上げることができれば、幅広材によるブラックウォールナットの表情をそのまま感じることが出来ます。
大きなパテ補修があっても、無垢のブラックウォールナットであることに変わりはありません。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 3


カジュアルでありながらも安っぽい仕上がりにはしたくない。
そんなとき、高級無垢フローリングの代名詞であるブラックウォールナットの幅広一枚物が使えるということは、これ以上ないポイントとアクセントになります。
普段はなかなか手が届かない価格のブラックウォールナット。
UNIタイプではない一枚物ならばなおさらですが、今回は出来上がり数量が非常に少ないこともあり、特別価格にて使っていただけるようにご用意をしました。

もちろん、実形状や加工仕上げはレギュラー商品と同様ですし、工場も同じ。
品質は変わりません。
いつもお伝えする、「今あるものを加工賃の安い工場で安く作った」ものではない、ということです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 2


改修現場や1フロアーをブラックウォールナットで!という使い方をしてもらえると思います。
UNIタイプにはない、一枚物の存在感を手に入れるチャンスです。
皆さんのインスピレーションで、活かせる場所を探してくださいね!!


ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング Wグレード貼り上がりイメージ

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 1


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木材クイズ! 中学1年生レベル 〜私見編〜

前回の解答はどうだったでしょうか?
今回は私見編をお伝えします。

とにかく天邪鬼的にひねくれた答えをしたくて、一人でもう一人の正解を答える自分と戦っていたのです(笑)。


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問題
いろんな木材とその利用方法について、(      )にあてはまる木材の名称を記入してください。
*私のひねくれ解答が緑字です。

-針葉樹-
・比較的柔らかく軽く、代表的な国産材の一つ。木目が通っている。
→利用方法 住宅の柱 ( ヒノキ )
・樹脂が多い。水分に強く、腐りにくい。
→住宅の梁        (ネズミサシ)                    
・独特の香りがあり、光沢がある。腐りにくいなど、耐久性がある。
→おけ         ( サワラ )

-広葉樹-
・軽い。柔らかいので加工しやすい。水分を通しにくい。
→たんす      (  キリ  )
・硬く割れにくい。曲げ加工しやすい。腐りやすいので、屋外使用しにくい。
→技術室の椅子   ( ベニヤ板 )
・重く硬く、とても強い。加工性がよくない。
→かんな台     ( アカガシ )


----------


以上です。
ある意味、広葉樹のほうはやはり、樹種ごとの特殊用途がかなり限定されていますから、本物の解答とさほど変化はないのですが、「学校の技術室も教室も、椅子はベニヤ板やったぞ!!」というひねくれや、「重く硬く、とっても強いうえ、かんな台といえばそりゃ希少なアカガシやろ!」と、半ばわかっていながらも書き綴っていました。

しかし問題は針葉樹です。

前回にも少し触れた柱や梁への利用樹種の現実ということもありますが、それとは別にひねくれたもの。

まず、「代表的な国産材」といわれれば、日本では神話の時代からの最高級材であり神聖な木、日本人にとって特別な木はやはりヒノキ!
それも住宅の柱って、「集成材じゃなかったらやっぱりヒノキやん!!」という感じ。

木材クイズ 1


次に、樹脂が多くて水分に強くて、そのうえ腐りにくい針葉樹。

これ、正答はアカマツになっていましたが、アカマツは確かに樹脂が多く古くから地中杭などにも利用されてきましたけれども、それは乾燥材ではなく生木での利用でのお話。
アカマツは非常に強度が高く優秀で美しく、住宅の梁にはもってこいなのですが、乾燥させて利用する場合の腐朽に対しての抵抗性は高くないといわれています。
それを知っていれば、アカマツという解答はなくて構造材・・・そりゃネズミサシでしょ!となる。
現実的には、ほとんど構造材としての流通などないのですが、そこは私見編。

昨年、実はネズミサシを外部の構造部材として提案し利用してもらったことがあるのですが、実は樹脂分が多く耐久性が高い針葉樹であるのです。
通常の利用では、土台用くらいの大きさになりますが樹種の特性を生かした利用ができる、適材適所の木材でもある、ネズミサシ。
そのうちご紹介しますね。

それから、「独特な香りがあり、おけに利用される」となると、定番の「サワラ」でしょう。

ヒノキとの外観の区別が非常につきにくいため、一般にも木材業界でも、ほぼその存在を意識することのないであろう樹種。
サワラについても、非常に掘り下げたいヒノキの影に隠れるヒーロー(そう、ホワイトオークに対するレッドオークのように・・・)なんですけど、最初の問いの解答をヒノキとすると、自ずとサワラなんですよね。

ものすごく真面目に作っていただいている教科書の編集者の方には非常に申し訳ないんですが、天邪鬼材木屋の解答はこうなります(笑)。


「木材の特徴 天邪鬼サイド」か何かで、掲載できませんかね(嘘)。
でも、正解以外のことにも考えを持つこと。
そして、一つではなくたくさんの答えを導こうとすること。
それって、林業や木材利用、環境や様々な分野のことを考えるときに、非常に大切なファクターだと思うんです。
最近、いろんな場に面し様々な経験をさせてもらえるから感じること。

戸田先生の授業では、そういった内容を重視しています。
個性を大切にすること、樹種や個人の可能性を限定しないこと。

木も人間も、様々な可能性の塊です。
たくさんの答えを用意できる、そんな社会、そんな人になってほしい。
天邪鬼ではありますが、いろんなことを考えたひねくれ私見編でした!

木材クイズ 3


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木材クイズ! 中学1年生レベル 〜解答編〜

さて、前回の問題編は考えて頂きましたか?
簡単だった方、こんな違いがあるんだ!と感じた方。若しくは、普通はこうやけどもこんな樹種でもOKやろう!と、問題をひねってみた方(笑)。
楽しんでいただけたでしょうか。
私も楽しみました。


早速解答を見てきましょう!

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問題
いろんな木材とその利用方法について、(      )にあてはまる木材の名称を記入してください。

-針葉樹-
・比較的柔らかく軽く、代表的な国産材の一つ。木目が通っている。
→利用方法 住宅の柱 ( スギ )
・樹脂が多い。水分に強く、腐りにくい。
→住宅の梁       (アカマツ)                    
・独特の香りがあり、光沢がある。腐りにくいなど、耐久性がある。
→おけ         ( ヒノキ )

-広葉樹-
・軽い。柔らかいので加工しやすい。水分を通しにくい。
→たんす      ( キリ 
・硬く割れにくい。曲げ加工しやすい。腐りやすいので、屋外使用しにくい。
→技術室の椅子   ( ブナ )
・重く硬く、とても強い。加工性がよくない。
→かんな台     (シラカシ


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どうです?
正解できたでしょうか?

是非、皆さんの感想と面白い答えなどを教えて頂ければと思います。
個人的には、住宅の柱は桧が多い(関西を中心に)し、現在の住宅の梁にはスギ(国産材で使われているのは)が現実だけどなぁ、なんて・・・

木材クイズ 3


本来は、スギを柱に使って真壁造りで柾目を見せるとか、には解答通りにアカマツを使ってほしい。いや、樹種の本来の特性上アカマツをお勧めしたい。乾燥がしっかりされていて、美しい材があるんだから。

そんな希望を考えていましたが、いかがでした!?

それでは、次回に私のひねくれた回答をご紹介しましょう!


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木材クイズ! 中学1年生レベル 〜問題編〜

大人になると忘れてしまうこと。
純粋な心?!
そうかもしれません(笑)。
私の場合は、忘れたのではなく学習したことすら記憶していないことを、わが子の宿題テキストを見て感じました。
自分の頃も、こんなに教科書の出来が良かったのだろうか、と思ってしまうほど教科書というのはむつかしい事柄を、平易に記載していて写真や図も多くて驚いてしまいました。

そんな教科書の中で注目するのはやはり、木材の性質のページ。
そこには柾目や板目から、早材や晩材という木材関係者でもなかなか口にしない(知っている人も少ない!)用語が登場しているのですが、教科書と対になる学習テキストに樹種の性質と用途から、その樹種名を記入する問題があったので、私もチャレンジしてみました。

木材クイズ 5


その結果は様子は次回以降にお伝えしようと思うのですが、皆さんはどれくらい正解できるでしょうか?
ぜひチャレンジしてください。
問題は以下です。
(実際の学習には、教科書に記載されている内容をみて回答するのですが、ここはあえて教科書の助けなしで考えてください!笑)

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問題
いろんな木材とその利用方法について、(      )にあてはまる木材の名称を記入してください。

-針葉樹-
・比較的柔らかく軽く、代表的な国産材の一つ。木目が通っている。
→利用方法 住宅の柱 (     )
・樹脂が多い。水分に強く、腐りにくい。
→住宅の梁       (     )                    
・独特の香りがあり、光沢がある。腐りにくいなど、耐久性がある。
→おけ         (     )

-広葉樹-
・軽い。柔らかいので加工しやすい。水分を通しにくい。
→たんす       (     )
・硬く割れにくい。曲げ加工しやすい。腐りやすいので、屋外使用しにくい。
→技術室の椅子    (     )
・重く硬く、とても強い。加工性がよくない。
→かんな台       (     )


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どうでしょう?
住宅建築を考えている方。家具製作されている方。木に興味のある方。もしくは、まったく木のことを知らない方。
いろいろな答えがあると思いますので、ある程度の知見のある方は直球勝負ではなく、ひねくれた回答も見せていただきたく期待しています!!(笑)
正解は次回!

木材クイズ 2


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冬休みの宿題、できましたよ・・・ 〜出し入れできないビー玉キットの販売〜

世界中が新型コロナウィルスの影響で、生活にも産業にも大きな影響が出ています。
私たちの業界には、今のところ大きな打撃はないとはいえ、正直なところ現在の街の材木屋さんの多くは、木材の販売と合わせてシステムキッチンやトイレ設備、洗面台などの「水回り」と呼ばれる商材を販売している会社が殆どです。

また、それらを活かして材木屋さんが自社で建築を請け負っているところも多くあります。
その為、表面的には木材業界には影響が無いように見えても、非常に深刻な「商品不足」が起こっており、営業に大きな影響が出ることは必至という状況です。

新型コロナウィルスの影響


もちろん、無垢材をお勧めする弊社もそれら水回り商品を販売していますので、日々届く納期遅延や受注停止などの案内メールにうんざりとしています。
商品も困りますが、やはり健康面と大流行にならないように各自気をつける必要があると思います。


さて、そのコロナウィルスの影響で先週から一部地域を除いて学校まで休校になってしまいました!
うちの子供達も喜びながらも暇を持て余し(子供の暇な時間が羨ましい・・・・)、毎日ゲームとインターネット閲覧の日々。
学校に行けないのに友達と遊ぶこともできず、時間を持て余すんですね。
もちろん、勉強なんかしないし・・・・・(汗)
そしてその休校は、そのまま引き続いて春休みに連結し、夏休み期間以上の超大型春休みに突入するという事態になっており、これはこれで異常事態だと思うこのごろです。

実は私の方も、なんとか春休みまでには投稿しておきたい「宿題」があったのですが、コロナウィルスの影響で異例の春休みに突入してしまったことで、今頃の冬休みの宿題の提出(投稿)になってしまいました。 
私の宿題(投稿)はこちら。

出し入れできないビー玉 完成!


以前に紹介しています、「出し入れできないビー玉」です。
世界でもっとも軽い木材とされるバルサという材と、木材の持つ性質を利用してつくる作品です。

弊社にて、木材の特性を学ぶ授業用と共に、子供さんの宿題用にもできるようにとキット販売をしている商品ですが、昨年の営業終了後にキット購入の連絡を頂いたものです。
子供さんの冬休みの自由課題に、というご連絡だったため営業は終了していたものの、急いで出荷の段取り。
年末だったこともあり、製作できる期間に到着するかどうか不安だったのですが、なんとか間に合ったようで出来上がった作品の写真を頂いたのです。


弊社の記事をご覧頂いて、ホームセンターでバルサの角材をお探しになったそうですが、なかったとのこと。
そうなんです。
バルサの角材って、売られてないんですよ。
普通は工作用の薄い板や細い角材にされてしまいますので、大きな塊というものが無いんです。
だからこその在庫販売材木屋で、キット販売する意味があるのです。

少しでも楽しく木に触れる。木の特徴を知ることで、身の回りの意外な物が木材原料であることを知る。
ここから色々な興味へと進んでもらいたい気持ちも大きくあります。

今回の御家族にも、「バルサ角材の軽さに、子供と驚きながら楽しく作ることができました!」 と感想をいただきました。
子供さんの自由課題にお悩みの皆さん。
春休みには宿題は無いのかもしれませんが、次の夏休みに向けての宿題にどうでしょうか?!
まわりの友達とは一味違う自由課題、提出してみませんか?!(笑)

因みに、私がバルサと果たした夏休みの宿題「バルサは救命道具足り得るのか!?(笑)」はこちらへ!



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そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック! 

いや、マジックは楽しいものだし、素晴らしい技術ですから、言葉としては適切ではないですね。

昔はそうやって言われたんですよね、お客様に。

 

 

古い木材業界は、木材が貴重だったことや景気がよかったことなどが理由なのか、私たちのような街で販売する材木屋よりも、市場や山の製材所の影響が色濃くありました。

 

先程までとは反対ですが、乾燥木材が普及するまでは、105mmの角材を梱包で仕入れると中には103mmもあれば110mmもある。

㎥マジック6


大きければいいじゃない??とおもうべからず。

大工さんは、建築物を組み上げるために、寸法をきちんと計算して制作します。

それが、寸法がバラバラな木材だとそれを揃えなければならず、非常に厄介。

もちろん、寸法を揃えたりすることも大工さんの仕事なんですけども、あまりにも違いすぎることが毎回、となると「なんとかならんのかい!」と思うのも心情。

 

そんなお話を製材所や市場につたえると、

「そらぁなぁ、しゃーないでぇ。木ぃやねんし(木なんだから)、梱包で買ぉーてんねんから、入っとるわな。」

という回答。

木材だから誤差はあるし、大量に買う中には、そんなものが入っていて当たり前。

そういうことです。
そんなのありか?!! 

この業界で仕事をしだして2年目くらい。

驚きました。そんな感じだったんですね、昔は。


えっと、ちょっと㎥単価から昔話に脱線しました。
そんなちょっとえぇ加減な業界でしたから、㎥単価に関しても「仕方ない」というのが当たり前だったように思います。
でも、同業者の間ではそれで通じていても、私たち街の材木屋が一般のお客様や大工さんに販売するときは、やはりきちんとした寸法の賞品として出荷する必要があります。
その為に、㎥単価で「見えない無駄な部分」も購入し、その部分を取り除いた商品として販売しているんですね。

本当に愚痴っぽいお話ですが、本当にこれが馬鹿にならないんですよ。
㎥単価の高額になる樹種なんかだと、ちょっとした傷がある場合もすぐに数万円の損失になってしまいますから、「仕方ない」などと軽く考えてはいられません。

マジック 4


業界では通用しているルールも、一般に流通するまでには、その流通に乗せることが出来る規格に合うように調整してくれる場所がある。
それが、私たちのような街の材木屋さんではないかと思います。

そんな感じなので、たくさんの無駄や見えない損失の出る素材を扱う苦労、あるんです。
できるだけ、弊社から無垢材を購入いただいたお客様が、期待通りでよかったよ!と言ってもらえるように。
業界内でのあたりまえを、補正して出荷する。
今回も、入荷した梱包の中の「曲がりや丸みや、厚みが製材不良でガタガタな無垢材」を眺めながら、無駄のないように使える工夫を考えるのでした(^^;


 マジック 10



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そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック!

先日、また在庫を増やしてしまいました。

マジック 11


材木屋にとって、在庫は非常に大切だと思うのですが、増えすぎるのはよくありません()

今回補充したものも、現在進行中の建築にて使用されている樹種なんですが、もともとの在庫が綺麗になくなるくらいの見込みでいたものです。

 

しかし、予定外の長尺ものが幾つかでたことで(広葉樹の長尺、実は難しいんですよ〜)仕入れを余儀なくされたんですねぇ、、、

もちろん、以降も必要なので問題ないのですが、ここにも今回話題としている㎥単価マジックがちりばめられているんですよ!

 

一般的に考えると、木材を必要寸法で購入したとすると、多少の誤差はあるものの、要望する寸法のものを購入できると思いますよね。

しかし材木屋が仕入れをするとき、特に輸入広葉樹製材品などは、寸法が表示された明細があるのですが、実物の木材をみると、その表示寸法に満たないものが多数存在する場合があります。

 

マジック 12


例えば厚さ。

明細では40mm。ほぼ、そろっているものもある中になんと!!35mmがあったりする!!(TдT)

たった5mmと侮るなかれ。

これを貴重な稀少なチークのフローリングの原板だったとしましょうよ。

5mm厚みが異なると、原板の価格が1枚あたりおよそ1800円の差ができてしまいます。

つまりは存在しない1800円分も代金に含まれる!ということです。

驚きませんか?

 

その他には丸みと割れ。

 

表示寸法は200mm幅なのに、部分的に丸みがついていて、その部分は180mmくらいしかない。

材料として活用する場合の多くは、丸みのないものとして使いますから、材木屋のほうでその、丸みをカットして出荷します。

200mm幅の板材が180mm幅での販売になる。

先程の厚みと同じく、20m分が売り上げにならないわけです。

割れも同じ。

木材は木目によってや、乾燥や癖なよって、木口が大きく割れたりします。

その部分は切り落として出荷する場合が多いですが、同じくカットした分の長さが売り上げにならないわけです。


マジック 7


仕入れの時に表示されている寸法通りに販売できない状態で購入するのに、㎥単価での代金支払いは、その「なくなってしまう部分の体積も含んだ価格を支払う」ことになります。

 

極め付きは、沢山仕入れる梱包状態で、木口の厚みを図ると40mm

しかし、持ち帰って開梱すると、所々で厚みが薄い!35mmの部分もある。

となると、使えるように削って仕上げるならば、最も薄い部分に寸法を合わせないといけなくなり、結果的に35mm以下の商品にしかならない、といったあるように見せて無いという、本当にマジックちゃうかと思うようなことになるんです。

マジック 3



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そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック! 

皆さん。

様々な「業界」には、そこで多用される特別な言葉や意味を持った言葉があったりしますよね。

もちろん、木材業界も色々用語があったりします。

今日はその中で、他の業界でも、、、いや、一般でもある意味使ったりしてる言葉ながらも、実は厄介なものを愚痴っぽく()お伝えします。


 

㎥(りっぽうめーとる)。

この単位は普段はそんなに使わないかもしれませんが、意味はご理解頂けると思います。

要するに、1m×1m×1mの立方体ということですよね。 

で、木材業界ではこの㎥が、価格を表す単位として頻繁に使われるんです。

㎥単価、通称「リューベー単価」といいます。

古くは尺貫法での石(こく)単価もありましたが、現在一般的なのはリューベー単価。


マジック14
 

で、この㎥単価が、なかなかな曲者なんですよ!!まるで、マジックです。

以前に松ぼっくりマジックという楽しいものを紹介しましたが、今回は愉しくもなんともないんです。

反対に「なんだかなぁ、、、」と考えちゃうくらい。

 

さて、この㎥単価というものが、通常の木材単価とどうちがうのかというと、以下です。

 

材木屋は、同じような寸法のものを沢山仕入れるときもあれば、寸法がバラバラなものを仕入れるときもあります。

前者の場合は、仕入れる数量に単価を掛ければ全体の価格がわかりますが、寸法がバラバラだと、一つ一つ計算しないといけません。
それが、㎥単価を使うとその木材の体積がわかっていれば、その体積に㎥単価をかけたものが、そのバラバラな寸法の寄せ集めの全体価格となるわけです。

目安のようなものであり、グラム単価や坪単価、みたいな感覚ですよね。


 

しかし!!

そこに大きな落とし穴が!(笑)

 

みなさん。木材のこと、よく考えてみてください。

木材は丸い丸太から作られます。よって、品物によっては丸みが残っている部分があります。 

それが何を意味するかというと、㎥単価で考える場合、四角い立方体として単価計算をするために、丸みの部分、いわゆる四角くない部分を四角いものとして一本単価が計算されてしまうということ。

 

また、木材は乾燥して寸法が小さくなります。

よって、表示されている製品寸法を下回っているものが、普通にあったりします。

するとどうなるかというと、㎥単価で計算する木材の体積と、実際の体積とに差異があり、寸法が目減りした分まで価格に含まれるという、私たちの業界でいうところの「空気を買う」ことになるのです。

 

前者は集成材の登場で、丸みのある木材を使う機会が減り、そんなことは少なくなりましたし後者は、一般建築材においては乾燥材が普及したことで、ほとんどなくなりました。

 

しかしそれは、一般建築材の場合のお話。

今でも苦心するのは、むしろ広葉樹の方なのです、、、

プチ愚痴は次回に続く、、、

 


マジック13



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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2019年度の試み

家畜と呼ばれる動物には、牛であれば搾乳目的であったり食肉目的であったりしますし、豚や鶏も食肉目的での飼育が一般にみられます。
その点、犬や馬などは人とともに様々な仕事をこなす、パートナーとしての役割も多く担っているように思います。
自然の産物である木材が、化学合成品の生産しやすく低価格で品質の揃っているものに変わっていったことと同じように、人間よりも優れた部分のある動物に力を借りていた部分が、より早く大量に簡単に誰でも作業のできる重機や機械に代わっていったのは、時代の変化でもあり生活様式の変化なので、仕方のないことです。

私も機械に囲まれた生活をしていますし、電気も使えば毎日車にも乗ります。
そんな生活を否定することができません。

でも、だからといって古くから続いてきたことを否定する必要もありません。
古くから続くことの良さや意味、そしてそれ自体が持っている長所を上手に使えれば、それでいいのだと思うのです。


今回の取り組みも、大量に木材を搬出するわけでもありませんし、授業の一環としての木材利用という側面もあり、また大きな理由の一つにいつも一緒に取り組んでいる学生さんたちが所属する学科以外にも、動物にかかわる学科があり、一つの学校の中の学科を超えての共同授業ということになったという背景があるんです。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 4


日ごろ授業で習っている動物との接し方とは異なり、人間との共同作業での労働力という力を発揮する動物を知り、さらに動物に対する考え方の幅が広がったのではないかと思っています。

林業や木材業、森林環境などもそうですが、一つの考えや事柄が正解でそれ以外の方法や考え方が認められない、というわけではありません。
むしろ造林による森林率を掲げて木材の大量利用を奨励するこれからは、森林の多様性を考えた山の変化や付き合い方を考えていかなければならないと思っています。

そして、その中で建築やバイオマスなどといった木材利用だけではない森林や山とのかかわり方を、これからの時代を担う世代には知っておいてもらいたいと考え、一つの方法として試験的に今回の馬搬に挑戦したのでした。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 2

挑戦、としたのは意外と簡単そうに見えますが、機械や重機での作業が当たり前の時代に、まずは主役の馬が必要であること、そしてその馬が伐採木材を引っ張ることができること。
さらに、木材を引っ張るために馬に装着する馬具(ばぐ)というものの手配が困難!
日本各地でも、馬搬に取り組んでいらっしゃる方もおられるものの、急に道具のみ借りることや馬ごと連れてくるというようなことはできませんので、簡単なように見えて非常に道のりは険しいのです。

しかしながら、今回は様々な巡りあわせといつもサポートしていただいているN村氏がほうぼうに動いてもらったおかげで、非常に短期間で上記の課題をクリヤーして、成功に導くことができました。
学生さんたちも、普段接する動物が山で活躍している姿をみて、刺激を受けてくれたことと思います。
欧州では、馬搬を用いると優遇される措置があったりすると聞きますが、日本でも馬搬を行うことができる機会には、そのような措置が受けられる制度があってもいいと思います。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 5


そして将来的には、この毎年の伐採企画で搬出しているメインの木材を、馬搬によって運び出すことを大工さんやお施主さんも巻き込んで行いたい!そう考えています。
山と人と建築と、そして動物がつながること。
とっても大きなテーマですが、古くからつながっているはずのこと。
それをもう一度、現代にあった形でつなぎなおす作業。
それを小さな会社の一人の人間が進めています。
少しづつ、仲間の助けを借りて行っている企画ですが、先日、公の場での発表の機会も頂きお話をしてきました。
広く様々な立場の方に、取り組みを知っていただき今後のさらなる活動の励みになりました。

細々とではありますが、確実に進めている戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業。
今回の新しい取り組みによって、戸田先生に愉快な仲間がまた一人・・・いや一頭増えました(笑)
これからもよろしくね!!(^_-)-☆


戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 6


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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2019年度の試み

前々回まで続いたクスノキ物語が非常に長引いてしまったため、その間に超多忙だった様々な予定や出来事を投稿する機会を逸していましたので、今回から少しづつご紹介していきたいと思います(汗)。

まずは毎年行っている、戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業の2019年度の様子から。


戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 1

恒例になっている伐採事前授業も11月に開催し、12月に伐採授業を開催しました。
今年のテーマは、毎年行っている主伐がメインではなく「支障木伐採」。
つまりは、毎年は用途や目的が決まっている樹をめがけて伐採をするのですが、今年は目当ての樹を最初から決めておくのではなく、間伐や主伐、はたまた木材としての伐採ではなく山の環境を考えた場合の伐採などでもあり得るであろう、「今伐っておくべき樹」をその日に参加メンバー全員で決め、その理由を考えて伐るという内容で行いました。

そのため、事前授業も伐採方法のみをメインとせず、山の環境のことやどのように山を見るか、プロは伐採木の選定をどのように行っているか、などを基準に行いました。
そしてその中でも今年の大きなポイントは、人間以外の動物が参加すること!!

人間以外の動物?!!

そうなんです。
今年の目玉は人間のみがかかわるのではないこと。
私たちが行っている伐採作業は、自然の山の木を人間が建築資材などでの利用のために行っているのですが、その「建築利用」という視点以外で考えたとき、環境に配慮した人間のかかわる山の循環や、もっと生活に深く関わる内容での木材利用、そして自然の中では人間以外の生き物も森や山に深くかかわっています。
だから今年は、完全な木材利用メインではなく山のことやそこに生きる生き物としての人間と動物の関わりということをテーマにして、「馬」と一緒に行ったのです。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 7


私自身も当たり前ながら馬は知っているものの、実際この歳になって近くで見ると、非常に理知的で美しくきれいな目をしているなぁ・・・と思います。
テレビなどで見る馬、というのは競走馬やサラブレッドと言われる美しい脚線美を誇る種が多いように思うので、そんなイメージで見てしまうのですが、今回活躍してくれるのはがっちりとした体格と太い脚が印象的な「木曽馬」という種です。

今回自身が企画するまでは、私も今までは深く知ることはなかったのですがこの木曽馬で、伐採した木材などを運搬することを「馬搬(ばはん)」といいます。
現在林業の現場では、たくさんの量を処理するために効率のよい重機などで搬出等をすることが求められていますが、馬搬は正反対。
早くもなければ量も多くは処理できません。
しかし、山に重機を入れていくための大きな作業道が必要ないので、山を削っていく必要もありませんしその道を作る費用も大きくかかりません。
それ以上に、土を踏み固めたり山の植生を痛めることもなく搬出ができる利点があります。


今回のテーマとして、人間による建築木材利用の樹木伐採ではなく森と人と、そして動物が自然の中で古くからかかわってきたことや、自然の恵みを享受するうえで人と動物が共同作業で行ってきたことの一つとして、木材の搬出において動物が受け持ってくれる人の力以上の「労働力」というものを、みんなで感じる機会を作ったのです。


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弊社の記事の旧リンクをご覧いただく為に・・・

昨年の1月に、弊社記事のリンクがみられません、とお伝えしました。
以前投稿の記事をご覧いただきたかったり、関連する情報を見て頂きたいときなどに便利なリンク機能なのですが、気がついてからもずっと見られずじまいでした。

その原因は、今まで設定していたリンク URL では表示されないように予告なくシステム変更されていたからのようなのです。
しかし、それを克服する(笑)方法がやっとわかりました。

今一つ、コンピューター関係に疎いので気がつくのが遅れましたが、2019年中盤以前の記事でリンクが見られない場合はお手数ですが下記の方法をおためしください。

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1、リンクをクリックすると、「このサイトにアクセスできません」とグレーの残念な画面が表示されます。

2、その画面上のページ URL が、http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1421137 (例)となっています。

3、その URL の末尾の数字以外の部分を全て、http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/ と入力し直してください。

4、そして、残しておいた末尾の数字のあとに、 .html と入力し、enter キー操作してもらうと、記事を見られるようになります。

(今回の例だと、新しいリンク URL は http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1421137.html になります。)

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以上、お手数ですが、この方法で過去記事をご覧いただけますので、是非以降も以前の投稿をご覧いただきますようにお願いいたします!!


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日本の広葉樹無垢フローリング 〜兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング〜

さて、前回まで七回にわたってお伝えした樟(クスノキ)物語はいかがだったでしょうか。
さらに商業的な背景やそれにかかわる人物、歴史などを紹介していけばまだまだ終わりは見えないところですが、とりあえずのクスノキの背景はお伝えできたかと思います。

シリーズ最後の今回は、そのクスノキを幅広の一枚物フローリングに仕上げたものをご紹介したいと思います。

弊社の記事をご覧いただいていれば、広葉樹ならどんな木材でも一枚物の無垢フローリングに仕上げることが、非常にむつかしいことであるというのはご存知だと思います。
針葉樹のように通直で長い材を得にくいこと、乾燥が難しいこと、ロスが多いことなどが要因ですが、今回ご紹介する「兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング」は、文字通りクスノキのその一枚物の表情を堪能できる無垢フローリングです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7


無垢材にはどれにも言えることですが、木の色合いは同じ樹種でも一定ではありません。
芯材と辺材の違いはもちろんですが、同一樹種の芯材であっても色調の異なるものもありますし、木目のはっきりとしない樹種では、同じ種類のものかどうかもわかりにくいほどに異なるものが存在します。

中でもこの兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングはその傾向が非常に顕著です。
しかし、その色調の違いが非常に色濃く無垢材であることを示しています。
樹木の書籍を紐解いてみると、クスノキの色調は「芯材は黄〜紅色、辺材は白〜淡黄色」と記されています。
少し幅を持たせた表現は、ほかの樹種でも見られますがクスノキの場合は、「色味の幅が広すぎるやろ!!?」というくらいの表現になっています。

私の感想では、焦げ茶色もかなりある、と言いたくなるのですが、一言で言い表せない色調であることは確かです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 9


近年は節の表情や極端な色さが十分許容されるような時代なので、ある意味ではこの色差は樹種の特徴という武器になりますし、なによりも無垢である自然のランダムさを感じられます。

ただし、一つ困るのがカットサンプル。
ほかの樹種でも大抵のご注意として、色調ではなく質感を感じてくださいとお伝えしているところ、これだけ色差があるとたぶん、この兵樟フローリングの場合は「樟脳の香りに抵抗がないか、お試しください。」くらいにしておかないといけないかもしれませんね。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 10


そうです、この兵樟幅広無垢一枚物フローリングの大きな特徴は、その香り。
前回までにさんざん特集してきた樟特有の樟脳の香りです。

タンスの引き出し(防虫剤)やメン○レータムの香り、などと形容するその香りは、精油成分を多く含む針葉樹材のヒノキひばなどに劣らないどころか、刺激的である点では圧倒的にその強さは勝っていますから、数少ない「香りの高い広葉樹無垢フローリング」であることは間違いありません。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 8

そして力がもたらす特徴を、無垢フローリングとして最大限に発揮できるのは「香りと耐水性」です。

樟脳という精油成分は、比重0.52(0.41〜0.68)という特段硬質であるとはいえないクスノキにとっては耐久耐水性、耐虫性を維持する非常に大切な成分。
ということは、チークやヒノキ、ひばのように水回りのフローリングとしての用途があるということ。
もちろん、木材ですので腐朽しますし、使用環境によって劣化のスピードは異なりますが、精油のほとんど含まれないものに比較すると格段に耐久性を発揮するということ。
洗面所などにはお勧めの樹種。

そのうえ、その精油成分が発する香りは天然香料。
私の経験上、無垢材にこだわって樹種の特性にまでこだわったお施主様は、ご自宅のお手洗いにはクスノキのフローリングを使っておられました。
もちろん、弊社からも多くのクスノキを納めさせていただきました。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 18

化学薬品の香料での「におい消し」ではなく、クスノキの自然の樟脳の香りで仄かに打ち消す。
そんなイメージです。

樟脳が消臭効果を持っているわけではないので、マスキングに近いというように思いますが、それでもお手洗い後に不自然にスプレーの香料の香りがするのではなく、木の香りがする空間に、惹かれてしまうのは私だけでしょうか?!

そして、クスノキの魅力はもう一つ。

オークなら)などの環孔材にはない、散孔材特有の杢が出ること!!
これが視覚的要素の大きな無垢フローリングでの大きな特徴になります。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 20

ちょうど真ん中の板は、木目が一定方向に並んでいない状態なので、リボンのようなベルベットの輝きのような、そんな不思議な光沢を有しています。

もちろん、見る角度によってはその光り方が変わり、キラキラと輝いて見えるのです。
それも、大きく太く成長し長命なクスノキだからこそ、随所に現れる特徴ともいえます。

フローリングの幅では収まらないほどの勇壮なスケール感のある木目を持ったクスノキ。
はっきりと主張する木目ではありませんが、中には玉杢やブドウ杢といったような貴重な木目が入っているかもしれませんから、見つけたらラッキーです!


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 14


街中でも公園でも、実は非常に身近な存在であるクスノキ。
その特性や特有の性質を知る機会がなく、木材としてはマイナーではありますが、今回の特集で少しはファンになってもらえたでしょうか。

家じゅうがクスノキの香り!というのも悪くはないですが若干、きつすぎるとも思いますので(汗)是非、お手洗いや洗面所のフローリングに使っていただきたく思います。
使い込むうちに虜になるような刺激的な香り・・・

身の回りには合成香料が多く存在する現在ですが、樟脳という天然の香りを感じられる場所をひとつ、おうちの中に作りませんか。
来客もおどろくその香り。

「いや、実はうちのお手洗いの香り、天然のクスノキの一枚板なんですよ!」なんて自慢してほしい。

そんな逸品、兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングです!


貼り上がりイメージ

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7



*兵樟幅広無垢一枚物フローリングを採用頂くにあたって

兵樟フローリングは、多くの精油成分を持っているために非常に強い香りを放ちます。天然素材ではありますが、ご検討の際には実物と過ごすなどしてアレルギーなどの確認を、必ず行っていただいてから検討頂くことをお勧めします。

また、下記表情の特徴にもあるように、大木ゆえの木目が交錯している部分が多い樹種ですので、軽微な割れや逆目(さかめ)といった毛羽立ちを含む場合があります。


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング (寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×120×1820

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

TK-15S OPC一枚物 無塗装 15×120×1820 セレクション ¥55,000(税別)/14枚入り(3.06屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

セレクション:小さな節や軽微な色むらを含むグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

表情の特徴

幹からでる小さな枝跡

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 2


成長過程で生じる木目のゆれ目

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 3


成長の「くせ」による軽微な割れ

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 4

成長過程で生じる着色部分とその模様

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 5

軽微な節、一例

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 6



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神話受け継ぐ奇し姿 〜クスノキ・樟 その七〜

2000年以上前から自生すると考えたい、日本のクスノキ。
古事記や日本書紀などにも登場することからも、数千年の自生の歴史があると信じたいところです。
中国や朝鮮半島でのクスノキの仲間の種が多く存在することは、気候や土地に大きくその分布が左右される植物の特徴を考えても納得ができます。
数千年前の事も、発掘や科学調査で明らかになる時代ですが、詳細はロマンチックな想像の世界でもいいのかもしれません。

もともと、自生地にしてもその漢字表記にしてもややこしいのは、文献で仲間の木であるタブノキと混同している場合がある事や産地による違いが的確に表されずに、市場に多く存在していることが理由ではないかと思います。
タブノキも、表情の似ている木材を見ると「香りのしないクスノキ」に感じてしまいますし、それ以上にタブノキ自体がマイナーな(ゴメン!)樹種であることも、混同されるところなのかもしれません。
しかし、中には文化財がタブノキだったことで、その修復にクスノキではなくタブノキが必要とされることがありました。
製材されたそれを見ても、やはりクスノキ。そっくりな部分が多いんです。
まだまだ立木に明るくない私には、葉っぱが見えにくく巨木となるとさらに見分けはつきにくいのですよね。


タブ12


それにもう一つ。
台湾には芳樟(ホウショウ)という樹種があります。
学名 C. camphora PRESL var.linaloolifera FUJITA
(一部、変種のラウグス(クスノキダマシ・樟・臭樟) C. camphora var.nominale.HAYATA の中で、特に樟脳を殆ど含まない物もひとくくりにそれとして混在しているそうですが。)
若干色の薄い日本のクスノキ、または反対に少し赤身がかったところのあるクスノキ、そしてちょっと木目のぼやけたクスノキ。

それが私の印象でしょうか。
学名を見ても分かる通り、芳樟は日本のクスノキに対して樟脳成分は非常に少ないものの、そのかわりとびぬけて「リナロール」という成分を多く含みます。
その量は通常のクスノキの1.5倍ほど。

そのため、香りは少し甘い、と言ったらよいのか。
どこかスーッとしていながらも、天然甘味料の甘さの様な雰囲気を感じます。


台湾クス2


そりゃ、世界で40属1500種もあるといわれるクスノキですから、お隣の国でそのような木があっても当然ですし、ご存じない方もいらっしゃるでしょう、アボカドもクスノキの仲間!!
アボカドの緑と、クスノキのあの緑色の葉くらいしか共通点がなさそうだけども・・・
しかしながら同じクスノキでも、含有樟脳の量の違いで「アカ・アオ」があるくらいですが、それとは別に葉っぱが青いものと赤いものが多いものの2種もあるようで、赤目型は中国が原産だというお話しもあります。

果たして、クスノキのルーツと故郷はいかに。

古くから、その樹種が不明であるものなどに用いられてきた「なんじゃもんじゃ」という呼称。
クスノキの多くも、各地でその呼び名で呼ばれる樹種も多いことは、このルーツのお話と関係があるのかも?!しれません。

結局のところ、結論は出しにくいのですがどこの国にも有用且つ超一級巨木であるクスノキを、材としてや精油利用として使う文化が出来ることが納得できますよね。


クスノキの語源の一つに、「薬の木」があります。
嘘のような語呂のいい語源ですが、あながち間違いではないでしょう。
防虫防腐、魔除けの効果は薬以上のものと思います。

そんな偉大なクスノキに、人々は畏敬の想いとともに利用の道を歩んできたんでしょう。
なんせあの、トトロも棲んでいるくらいにおおきく包み込まれるような存在感です。
樟脳の時代はすぎていっても、皆さんの中に巨樹の代表としての不動の地位を刻んでいることと思います。


トトロ


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神話受け継ぐ奇し姿 〜クスノキ・樟 その六〜


一般的にはなじみがない樹種であるクスノキも、一度その香りを知れば忘れることはないでしょう。
そんなクスノキですが、いざ樹種名を漢字で書け!と言われると戸惑うかもしれません。
予備知識があれば、もちろん迷いなく「楠」をあてるでしょう。
しかし前回お伝えした通り、その字は正確ではありません。
その一般に知られる「楠」と「樟」の漢字の違いに、クスノキのルーツがある模様です。

クスノキは、日当たりが良く適度に湿潤な環境で肥沃な土地を好みます。
もともとが熱帯〜亜熱帯に多く分布する種族なので、寒冷地ではほかの樹種との競争に負けてしまうので、温かい地方に集中して見られる樹種。
暑い地方では、その大きな樹冠で影を作ってくれるので有難いです。
暖かな南国から渡来したという意味で、木に南と書くと聞きました。


それでは、私が常用している樟は、というと「木に章」というのは、大きな木材を意味するそうです。
クスノキは巨木が非常に多いですし、この連載の初回の序章でも紹介した「加茂の大クス」を見てもわかるように、現在でも非常に立派な巨木を多く残している樹種です。
大きなしゃもじともみじ饅頭で有名な広島県安芸の宮島の海中の大鳥居も、あれはクスノキ材です。


鳥居

(私が訪問中は、修繕工事中でその姿を拝むことが出来ず・・・・・無念。)


次回の造営の際に、あれだけの巨木が入手できるかが心配されているそうですが、不謹慎ながらも市町村単位の巨木を伐採すれば、ヒノキの巨木を探すよりは簡単だと思ったりもするほど、クスノキの巨木は多くあるものですね。
宮島の鳥居自体は、樟脳パワーを活用した海中での腐りにくさと、クスの魔除け効果を持たせていると聞きました。
もちろん、クスノキの樹木の利用はそれだけではありません。

社寺や仏具と関係するところでは仏壇や木魚(音がこもってまろやかになり、最上級とされているそうです。)、仏像彫刻があります。
その他には、大木特有の木目を活かした床柱(とこばしら)や床の間材、天井板、鏡板。そして和風の内装材、富山の井波欄間の素材として活躍しています。


樟脳の香りを活用した内装材といえば、化学防虫材剤が普及するまでは衣服の虫除けを兼ねて、タンスの内部板に使用されたりしていましたので、タンスを開けると樟脳の香り、という記憶のある方もいらっしゃるのでは?
タンスに限らず、重要な書物の保管書庫などにも使われていたそうです。
今ではクスノキの力に頼らずとも、化学防虫剤の袋を転がしておけばよいことなので、樟脳=タンスの香りという図式もなくなっているように思います。

防虫剤


それ以外だと、水周りフローリングとして、特にお手洗いや洗面スペースには以前からクスノキが使われてきました。
ここでもやはり樟脳の貢献度は大きく、現在では芳香剤を使うのですがクスノキフローリングにすることで、樟脳のスーッとした香りが穏やかに香るので、天然の消臭芳香剤となってくれるのです。
その辺りは、後日に紹介する予定の弊社オリジナルの「兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング」にてご紹介しますのでお楽しみに。


おっと・・・
どうしても樟脳のお話に戻ってしまいますが、クスノキのルーツのお話をもう少し続けましょう。
以前に驚きの写真でご紹介した神代樟(じんだいくす)を覚えていらっしゃるでしょうか。
トラックよりも遥かに大きく、流水にもまれることで非常に奇異な形状となった皮、そして現在でも稀に見る・・・いや、現在ではないほどの見事な杢を躰中にまとっていたその姿。
忘れられるはずがありません。

樹齢はゆうに1000年以上、埋もれていた時間も1000年以上と言われているものが、現在でもその独特な香りを漂わせながら存在することを考えると、少なくとも2000年以上前にはすでに親木となるクスノキが日本列島に存在していて、その種子が発芽して神代樟となったのであろう、と想像するのです。

神代クス


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