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本物の無垢木材

地松(赤松)長尺上小無節階段材 完成!!

季節のよい11月は、各イベントや講習会への出席に加え、自らのイベントや出張も重なって、非常にスケジュールがタイト。
会社にもほとんどいない日が多く、業務もたまるばかり・・・

さて、そんな中でも納品をした現場は進んでいるわけで、施工して頂いたところを見せて頂きに行ってきました。
今回は私のこだわり樹種の一つ、地松で、階段を作っていただいたところです。
それも、踏み板(階段板)の長さが4mという長ぁ〜いもの!!

地松階段材2

こんな特殊な階段を作られたのは、お寺さん。
本堂に上がる為の階段なので、非常に間口が広く必要。
それで、4mもの踏み板長さになるのです。

さて、ここで思い出してもらいたいポイントが一つ。
それは地松の原木の姿です。
弊社の記事を見てもらうと分かると思いますが、ほぼすべてがギューっと、またはクネクネと曲がっているのです。
普通、丸太と言えばスギやヒノキのまっすぐに伸びた姿を想像すると思います。そんなまっすぐな丸太であれば、4mの板を作ることは容易ですが、地松の曲がりくねった丸太から、まっすぐな板を作ることは、想像以上に難しいのです。
その上、地松は節が多く出る樹種でもあります。もちろん、ヒノキの様に枝打ちという作業をして節の無いものを育てているわけでもありません。
それなのに、今回使って頂いたものには4mの間に節が無い!いや、少〜しだけポツッと出ている位。

地松階段材4


石山赤松幅広無垢一枚物フローリングもそうですが、この階段板も地松では非常に貴重な節の無い部分を厳選しているから、このような仕上がりになるのです。
節の多い樹種からそのようなものを作り出すには、どのような原木が必要か・・・如何に貴重か・・・


地松階段材7


お寺さんなので、もちろんヒノキも候補ではあったのですが、工務店さんから「地松ではできんか?!」とのお言葉があり「もちろん、できますよ!!」のお返事で使って頂くことになった今回。
近年では非常に珍しい、地松の長尺階段を作ることができました。

地松は神様の拠り所となる木。
門松や松竹梅と形容されるように、とっても縁起の良い木でもあります。

その生育条件は、厳しい環境にこそ適応し後に育つ植物の生育環境を整える役割を果たしてくれます。
今回新調された階段によって、今後もお寺と檀家さんの発展が期待できることと思います。

見事な地松長尺階段に、すがすがしい気持ちでお参りできることと感じました。


地松階段材1



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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

親子杉?!否、分身杉! 〜伏条更新の見本 切山の大スギ〜

日本の樹種のお話で、ある意味話題が尽きないと思うのが杉。
様々な文献で「日本固有種で」とか「日本の隠された宝」とかいう枕詞で始まる、とっても愛されている樹種。
一方で、花粉症の元凶であるとか、人工林が増えすぎて「害木である」と言われているとか・・・

その他に、よく話題になるのが「オモテスギとウラスギ(アシウスギ)」。
私も今までにいろんなところでお話ししてきましたし、簡単に言うと日本海側に多く生息し伏条更新するものがウラスギということを言ってきました。
こういうと非常に分かりやすく、ある意味当たらずも遠からずですが、植物ってそんなに簡単に分けられるものでもなくて・・・

日本海側に近くなると気候も雪が多く深くなりますから、枝が地面について伏条更新するウラスギが存在する、という誠に信じられる理由で説明してしまうのですが、今回紹介するスギを見ると疑問が生まれてくるのです。

切山の大スギ 2

高く太くそびえるのは、切山の大スギ。
きれいに伸びた幹と、若干卵型にみえる枝の付き方。
遠くからでもそれと分かる杉の巨樹です。

周囲にほとんど樹木がないことと、正面?!が広場のようになっていて、その姿は眺めたい放題。
そのため、少し離れてみるとなおさら立派で、近づくと大きさ太さを感じることができるという、一粒で二度おいしいタイプの杉です。

いや、これに関しては二度ではなく三度おいしい、が正解かもしれません。

切山の大スギ 1


愛知県の指定文化財である切山の大スギ。
樹齢1000年を超えるといわれるようですが、今回注目したい「三度おいしい」ポイントは大きさや樹齢ではなく、その本体をよく見てもらうとわかると思います。

全体写真の大スギの右を見てください。
石碑のもう少し右に、もう一本小さな杉が育っているのが見えるでしょう。

実はこれが大きなポイントです。
その解説は上の写真の解説板にもあるように、「アシウスギ」であること。
ご存知の通り、アシウスギは雪の多い日本海側に分布するといわれる種で、垂れ下がった枝が地面について、そこから根を出して独立した別の主幹を構成するという、樹木というか竹のようなイメージを持ってしまうものです。

そのアシウスギの特徴そのままを、巨樹としてみることができるのが非常に珍しいのではないかと思います。

切山の大スギ 5


奥に見える二股に分かれた枝の先が、いったん地表についてその先に大きな根曲がりを作りながら、空に向けて伸びているのが、それです。
それもかなりしっかりとしたスギとして成長しつつあります。
写真を見ても分かる通り、周囲にはその成長を阻害するような存在も殆どありませんし、親木(?)のほうが文化財指定されていることで、この子(?!)もすくすくと成長できることと思うので、50年後くらいには双方並び立って「切山の親子杉」なんていう名称に変わっているのかもしれません。

その時には、解説板も「実はこの2本のスギはもともとは同じ樹木であり、アシウスギという樹木の典型である伏条更新という状態を・・・・」なんていう風に書き換えられるかもしれません。
それもある意味楽しみです。

切山の大スギ 4


しかし、たまに見かけますがどうしてこのように激しい集中枝なのか、それも枯れ枝の様に見えるものがおおいものの、それぞれも太さがありメデユーサの頭のようにニョロニョロと動き出しそうに見えます。
枝をたくさん出すことが出来たのは、周囲の環境によるとことも大きいと思いますが、これらが「垂れ下がる」というよりもむしろ、「地表を目指して伸びている」様に感じるのは、私だけでしょうか。

まるで意思があるように、いやきっとそうに決まっている。
自分の存在を残す方法を少しづつ遂行している、そう見えます。

しかしながら、その状況を目の当たりにして理解はできるものの、疑問も残る。
それがキーポイントです。
先に書いているように、伏条更新が特徴的なアシウスギは「雪の多い日本海側」に分布するはず。
もちろん、私も多くのアシウスギを彼の地で目にしてきました。
と言いながらも、この切山の大スギがあるのは愛知県。
完全に太平洋側。

えぇ?!どうして?
アシウスギなのに太平洋側?!という疑問が出るのです。

それはどういうことか。
これ、完全に特徴的なアシウスギではないのか!!
そう思ってしまいます。

切山の大スギ 7


スギを大きく分類するときに使われる「オモテスギ・ウラスギ」という呼称のウラスギと同義として扱われるアシウスギですが、スギという樹種の多様性(変種や地域ごとの違い、栽培品種など)を考えると、完全に同意ではないはずなので、解説板にあるその表示は「伏条更新する種である」ということを指しているのでしょう。

実際に、オモテスギではこのような性質を表す個体は見られないのかもしれませんが、枝を使って増やしていくことは可能なはずなので、決してオモテスギは枝から更新することはない、とは言えないでしょうから、違いはある中で、伏条更新の性質を顕著に表しているものであり、日本海側にしかありえない、ということをいっているわけではないのだと推察します。

もちろん、全ての人がこんなことを想像するかどうかは分かりませんが、思い込みが決めつけになってしまっていろいろな考え方や見えるものを見えなくするのかもしれないな、と自戒する機会になりました。


大スギの傍に立ち、その枝が異なる命を生み出している直下にいると、命の流れの中にいるかのよう。
お母さんのへその緒から、大切な栄養をいただく赤ん坊の様に。
普段なら、異様にすら感じるその「アシウスギの触手」すら、温かく感じてしまう、不思議な感覚を覚える場所。
それがこの、切山の大スギでした。

切山の大スギ 3



切山の大スギ所在地
愛知県岡崎市切山町大ゾレ

広場に駐車可能


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やはり、嵐が来た稀少材!! 荒れたぜ、アレルセ(チリ杉)!

過日、弊社在庫に嵐がやってきた。
一本の電話から始まった今回の嵐。

「そちらには、アレルセ(チリ杉)はあるんでしょうか?!どれくらいあるんですか?」

2カ月ほど前のお話。
稀少材へのお問い合わせで「どれくらいあるか?」と量を尋ねられる場合は、大きく2パターン。
一つは、すでに用途のプランが固まっていて、正確な必要数量が分かっていて探している場合。
もう一つは、他の情報と比較するために、状況のみきかれる場合。

今回お尋ねの材は、以前に紹介のアレルセだったために、量を使うことなどまずないはず、というつもりでお話を伺っていたのですが、どうも本当に必要らしい。
それも結構な量が・・・

チリ杉(アレルセ)1

弊社の在庫はお知らせしたとおり、殆どが薄い板物。
しかも、巾が狭くても40cm、広いものは1mに迫るものが多くあるという幅広材。
それを大量に、となると用途は何なのか?!
そんなことを考えながら聞いていた電話から時間がたち、先日実物を遠路より見に来られたのでした。

チリ杉(アレルセ)3


お話を聞いていると、かなり多くの稀少材をご自宅の普請の為に集めていらっしゃるとのこと。
その中で、どうしてもアレルセを使いたい、ということで宣伝もしていない弊社を見つけて頂いたそうです。
聞いてみると用途は天井。
10m位あっただろうか・・・図面上、長細い廊下と広大な和室の天井に使うらしい・・・
まさか高価な稀少材を、惜しげもなくそんなに広い面積で使うなんて想像もしていなかったのですが、どうも本当の様で・・・

じっくりと在庫を見て頂き、即決でご覧いただいた全量をお買い上げ!いただきました。
即決で、といってもゼロの桁がとっても多い(汗)。
たったの1㎥ちょっとなのに・・・
数枚を販売するつもりだった私も、全部!と言われてすぐに金額が出てこなかった位ですから驚き。

チリ杉(アレルセ)2


在庫に吹き荒れた嵐によって、超稀少材のアレルセはほとんどが売れ木になってしまったのでした。
長期在庫が高額売り上げになってうれしい反面、どこか愛娘を嫁に送り出すようなさみしさもあり・・・
なんなら、必要数量だけでも結構ですよ・・・と残してほしいような気持ちも出始め・・・
在庫が可愛すぎて売れなくなる、全くあかん材木屋ですね。

よほど悲しい?!な顔をしていたのでしょう。
お客様の方が、大事に使いますんで完成したらご招待します!と言っていただきました。
絶対に逢いに行きます!!


アレルセ、荒れる予感。その通りにやはり嵐が来ましたね。 
こりゃあとは施工が楽しみです。 
完成はまだ先と聞いていますが、「箱入り娘」に再開する日が待ち遠しい、今日からの日々になりました。

チリ杉(アレルセ)4


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ロシアンバーチ(樺・カバ)幅広無垢つなぎ目V溝フローリングもた〜くさん、入荷!!

このところ、無垢フローリングの記事が続いていますが、もう一回だけ続きます(笑)。

前回までのノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングに続いて、ロシアンバーチのご紹介です。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 1


めっちゃキレイ!!!

もう、それだけですね。
ロシアンバーチは芯材部分の赤っぽい色合いと、辺材部分の白っぽい部分の差が大きく、ある意味杉材のように、「赤身と白太」の表情の違いのはっきりとした樹種です。

そのため、同じロシアンバーチでもネイキッドグレードになると、その赤身と白太のランダムな色差を楽しんでもらいたいのですが、今回のプルミエグレードはほとんど純白!!

純真無垢な!、けがれない、そんなイメージを持ってしまうほどに美しい純白系の色合い。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 2

純白、といっても絵の具のような真っ白ではなく、ベージュに近い白。
表面には天然塗料のクリヤー塗装をしてありますので、もう少し「濡れ色」になっているのですが、赤白のコントラストのない清々しさは、プルミエグレードでしか味わうことはできません。

原木の持つ色合いを仕分ける。
簡単なように感じますが、実はこれは非常に困難なこと。
大きな原木だからといって白い部分が多いわけではありません。ましてや、成長大生な樹木の場合は赤い部分が非常に多い時もあり、白い部分のみの選別というのは思うほど簡単ではないのです。
量が取れませんから。

そのうえ、ごらんの通りプルミエグレードは節やパテが一切ありません。(軽微な葉節などを除く)
一本の原木の中でも貴重な白い部分を選別し、そのうえでさらに節のないものを選別する。
とっても貴重な部分の中のさらに良質な部分だけを取り出した。そんなグレードがロシアンバーチのプルミエグレードなのです。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 3


色合いについては、施工後の早い段階で日焼けによる変色が始まりますが、これほどに綺麗なのはヨーロピアンメープルロックメープルと並んで三巨頭とでも形容したくなりますね。

前回のノルデストウォールナットは、広葉樹特有の木目と針葉樹のような足触りが特徴でしたが、ロシアンバーチはその反対で、はっきりと主張しすぎない木目と大きな違いのない優しい色合いが特徴といえます。

足触りはノルデストウォールナットよりもしっかりとして、ロックメープルほどではないものの広葉樹のしっかり感を感じます。

それと、もう一つ。
上記のはっきりと主張しすぎない木目、というのが大きなポイント。

無垢材は好きだけど、木材特有の大きくはっきりとした木目が少し苦手、という方もおられます。
そんなとき、このロシアンバーチのプルミエグレードがおすすめ。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 4


木目はもちろんあるものの、キラキラと輝く杢(もく)があることと、ハッキリとした色合いの木目ではないために杉や桧などの針葉樹のような、タケノコ模様が目立つことがないからです。


無垢フローリングを選ぶとき、稀に男性と女性で好みの分かれることがあります。
ご夫婦で来店されるときや、当初のお電話での問い合わせでのヒアリングの際、男性は比較的個性的であったり木目のしっかりしたもの、色合いの濃いものを選ばれることが多いですが、女性は木目の優しいものやすがすがしい明るめの色調のものが好まれます。
もちろん、性別に関係なく個人差がありますが、今までいただいたご意見の中ではヨーロピアンメープルもロックメープルも、そしてこのロシアンバーチもプルミエグレードに関していえば、圧倒的に女性支持率が高い(汗)。

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 6


私の眼からしても、ちょっと宝石っぽい輝きのように見える(笑)。
宝石は性別に関係なく、その輝きは人を魅了するもの。
木材ではない石材ですが(笑)、その魅力は私も共感するところ。

宝石同様に貴重な一枚物の無垢フローリングをお勧めしたいところですが、今回のつなぎ目V溝フローリングであれば、「130mmの幅広」と「1820mmの施工性の良さ」、それに「乱尺一枚物の貼上がり」を兼ね備えながらも「リーズナブルな価格」を併せ持っていますから、ある意味、一枚物のセレクショングレードよりもおすすめかもしれません。

長さ方向につなぎ目のあるUNIタイプフローリングですが、それを感じさせないつなぎ目V溝処理。
そしてそのつなぎ目の数も、通常のUNIタイプのプルミエグレードよりも少なく設定しているために、長く伸びる木目を感じることができますよ!


そんな宝石のようにきらきらと輝く美しいロシアンバーチのプルミエグレード。
さぁ、貴重なプルミエグレードの純白の輝きをこの機会に!!!


プルミエグレード貼り上がりイメージ

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 1


(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)

ロシアンバーチ関連の記事は以下をご覧ください。

・ロシアンバーチ幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ロシアンバーチ幅広無垢V溝フローリングはこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングネイキッドグレードO様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングネイキッドグレードN様着色塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングセレクショングレードS様クリヤー塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢V溝フローリングネイキッドグレード無塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢ユニフローリングネイキッドグレードの施工現場はこちらから
・ロシアンバーチ130幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードオイル塗装施工写真はこちらから
・ロシアンバーチ150幅広無垢一枚物フローリングネイキッドグレードとV溝フローリングネイキッドグレードH様無塗装施工写真はこちらから


ロシアンバーチの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(クルミ)幅広無垢V溝フローリング


*ロシアンバーチ無垢フローリングを採用頂くにあたって

ロシアンバーチフローリングは、水分や油分などでケバの立ちやすい樹種です。
それが樹種の特徴ではあるのですが、無塗装でも楓などの樹種とは手触りの風合いが異なりますので、必ずご覧になっていただいてから検討頂くことをお勧めします。

また、施工当初の白っぽい色合いは日光により変化していきます。
色合いの変化については、こちらをご覧ください。


ロシアンバーチ(カバ・樺)幅広無垢V溝フローリング 130mm幅(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×130×1820

・形状

UNIつなぎ目V溝加工

・エンドマッチあり

・品番と価格

RB-32VOP UNIつなぎ目V溝 オイルクリヤー塗装 15×130×1820
¥14,500(税別)/7枚入り(1.65屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

表情の特徴

色素沈着部分

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 7

入り皮

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 8

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 9

黒筋状の色素沈着

ロシアンバーチ幅広無垢つなぎ目V溝フローリング プルミエ 10


そのほかのロシアンバーチの個性的な表情の違いについては、ロシアンバーチの記事を参照ください。


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ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング 130mm幅オイル塗装 大量入荷!!

弊社では杉フローリングのお話が出るときは、必ずと言っていいほど古稀杉浮造り無垢一枚物フローリングが採用されます。
というか、他にはない個性である「葉枯らし天然乾燥」や「丁寧な浮造り加工」、そして杉本来の色味と香りの残った「赤身勝ち」といったものを求めてこられるわけです。

しかし、人間の感じ方や好みにはそれぞれ個性のあるもの。

杉のはっきりとした木目と赤身の色合いなどが、すこし強すぎるように感じる方や、踏み心地は柔らかいものがいいものの木目は広葉樹を希望!という方も中にはおられます。
そんな方にお勧めするのがこれ!!


柔らかな足触りと広葉樹の木目を両立した、ノルデストウォールナット

ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング オイル 1

ヒノキもスギも、そして赤松でもやはり、針葉樹は成長のリズムがはっきりとしているために、しっかりとした年輪を刻むのですが、時にはその年輪の作る木目が強すぎるように感じる方もある。
それに対して広葉樹の中には、視覚的に木目がくっきりと浮き立ちにくい、落ち着きのある樹種があります。
その一つがこのノルデストウォールナット(クルミ・胡桃)。

タモアッシュ)やナラオーク)のように、広葉樹らしい木目ではあるものの、それがはっきりと出すぎないこと、そしてなによりも非常に軽軟な木材ゆえに、杉に似た優しい足触りを持っています。

ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング オイル 2


そんなノルデストウォールナットですが、今までに幅広無垢一枚物150mm幅広のつなぎ目V溝フローリングを紹介してきました。
今回は、その中のつなぎ目V溝フローリングのプルミエグレード130mm幅の大量入荷のお知らせです!!

130mm幅は一枚物やUNIタイプにはラインナップしていましたが、つなぎ目V溝にはご紹介していませんでした。
一枚物とは違い、長さ方向にジョイントのあるUNIタイプ品。
貼りあげると、一枚物との仕上がりの差は明らか。しかし、非常に貴重な一枚物には予算的に手が届かない。
そんな時、UNIタイプのフローリング表面に見えるつなぎ目部分にV溝加工を施し、ジョイント部分をフローリング嵌合部分のように見せることのできるのが、つなぎ目V溝フローリングの特徴。

ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング オイル 5

その仕上がりは、大工さんが長さの異なる1ピース1ピースを、ゆっくりと並べて仕上げてくれた乱尺フローリングのそれ。
手間暇かけて仕上げてくれた貼りあがりが、手間をかけずに手にできる!!

しかも、品質はプルミエグレード!
節も、変色も、もちろんパテなど一切ないトップグレードです。
ウォールナットのもつ特有の色違いをランダムに楽しめるように、個体差を持たせたところが本物の無垢フローリングであることを感じさせる仕上がりになります。

さらに、通常は無塗装のところがオイル塗装品ですので、貼ってすぐに仕上がる優れもの!!!
もう、至れり尽くせり・・・

ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング オイル 3


しかもしかも!
テレビショッピングではありませんが、さらに!
今回は、プルミエグレードのみがとってもたくさん作ることができた、とってもありがたい原木に感謝して、現在在庫の分に限り、びっくりするほどお買い得な設定をさせてもらいます!!

150mm幅のつなぎ目V溝フローリングの無塗装セレクショングレードと同じ価格で、オイル塗装のプルミエグレードを出荷しますよ!!
普段は程よくきれいなセレクショングレードをお勧めすることが多いですが、どうしても150mmの迫力が欲しい!という方以外はもう、こちらをお勧めします。

ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング オイル 4


様々なフローリング記事を見て、広葉樹の堅いイメージに戸惑っていた方。
杉のはっきりとした色と木目よりも落ち着いた雰囲気を好まれる方。
無垢フローリングならではの足触りの温かみと、広葉樹の木目の双方を選びたい方。
広葉樹フローリングのパテ処理の多さなどが気になっているものの、プルミエグレードに躊躇していた方!

そんな方にお勧めするノルデストウォールナットのオイル塗装幅広無垢つなぎ目V溝フローリング。

その貼上りと特有の雰囲気は大工さん、設計士さんにも好評です。

え?どれだけたくさんできたら、そんな奉仕価格にできるんだって?!
阪神ファンの聖地、甲子園球場の1/○くらいの面積を貼れるくらいですよ!(汗)・・・・
のちに、ロシアンバーチの入荷もあわせてご紹介・・・



さぁ、貴重なプルミエグレードとウォールナットの足触りをこの機会に!!!


プルミエグレード貼り上がりイメージ

ノルデストウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリング オイル 1



(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)

・ノルデストウォールナット幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ノルデストウォールナット幅広無垢V溝フローリングの施工写真はこちらから


ノルデストウォールナットの他にもつなぎ目V溝フローリングがございます。下記も是非ご覧ください。(樹種によっては、グレードの限られるものがございます。)

ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク(ナラ)幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
・ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロックメープル(カエデ)幅広無垢V溝フローリング
ブラックチェリー幅広無垢V溝フローリング



*ノルデストウォールナット無垢フローリングを採用頂くにあたって

ノルデストウォールナットフローリングは、水分や油分などでケバの立ちやすい樹種です。
それが樹種の特徴ではあるのですが、無塗装でも楓などの樹種とは手触りの風合いが異なりますので、必ずご覧になっていただいてから検討頂くことをお勧めします。


ノルデストウォールナット(くるみ・胡桃)幅広無垢V溝フローリング 130mm幅(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×130×1820

・形状

UNIつなぎ目V溝加工

・エンドマッチあり

・品番と価格

NW-32VOP UNIつなぎ目V溝 オイルクリヤー塗装 15×130×1820
¥13,000(税別)/7枚入り(1.65屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


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茨木市のお客様の要望を茨木市の大工さんが、茨木市の材木屋の無垢材で!!

弊社は創業からおよそ70年、実店舗を構え営業を続けています。
古くは現代の様に通信機器も進歩していない中で、店舗周辺の皆さんとのお仕事で業務を続けていました。
しかし、この10年ほどの時代の変化で、今までではありえない様な遠方のお客様に喜んでいただけるような木材の商いをできるようになりました。

そんな中だからこそ、反対に少なくなった店舗周辺でのお仕事。
建築様式の変化やハウスメーカーによる建築の増加で、意外と周辺の大工さんや工務店さんが、本物の木を使ってお仕事をされる機会が減っていました。

ですが今回、地元茨木市のお客様のために、茨木市に在住の若手こだわり大工さんが、茨木市に本拠をおく材木屋の無垢材を使っての仕事をしてもらいました!

タモ製作テレビ台 3

むちゃんこカッコいい!!
テレビ台だそうです。

今時は量販店の家具屋さんに行けば、遠目で見るとこれと同じようなフォルムの木目調素材製品があると思います。
しかもお値段もお手頃で・・・

それをわざわざ大工さんが本物の木材で作る!!
ものすごく贅沢な事です。
近年は機械化が進み、このような本物の木材を使って大工さんが手で作るものを目にする機会が非常に少なくなっています。

手で造ろうが機械で加工しようが、材料が同じであれば同じものができる。
そう思うところですが、大工さんの手で造られたものには想いがあります。細部に気持ちがこもり工夫を施し、木材の癖や木目を見て組み上げていくことができます。
手で作るからこそ、作る人の温かさと想いがこもるのだと思います。

タモ製作テレビ台 1

このようなフォルムもそう。
何気ないようなところに、木を活かし技術を活かし、本物をしっかりとカッコよく見せてくれています。
カウンターの木口。
年輪がしっかりと見えますよね。
本物の木が持つ、成長の証。

自然がはぐくんだ木材は、温かみのある人の手で、喜んでいただける人のもとへ届けたい。
今回使っていただいた木材は、弊社に20年以上出番を待っていたタモ材とナラ材。

活かしていただける大工さんの手によって、素晴らしい形になり次の何十年もいきていくことでしょう。

どんな無垢材のお仕事もありがたく楽しく嬉しいものですが、今回は使う方も作る方も、そして材料をだすものも茨木市の人間、ということでものすごく近い地域に良いものができた喜びを感じます。

もちろん、近くに限らず様々なところでいろいろな木材を使っていただけるべく、これからも良質な木材を探していきたいと思っています。

今回、とっておきの材を素晴らしい形に生まれ変わらせてくれた「井上建築 井上さん」、ありがとうございました!!
うちも、騒がしい息子たちが巣立っていったら作ってもらおうかしら・・・・・・(笑)

タモ製作テレビ台 2


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人が守るべきものとは・・・松林と天橋立 


今回の記事でのポイントは「日本三景」。

日本三景の碑


いわずと知れた広島県の「宮島」、宮城県の「松島」、そして今回の京都府「天橋立」です。
いずれも海岸沿いの景色の名勝。
松島には行ったことがないのですが、宮島も天橋立も松林の美しさと海の青があってこその景勝ではないのかと思っています。

そして今回は、その大事な要素である松林を守るために「雑木」を伐採する、というお話でした。
それらが松の生育を阻害しているため、という理由です。
実際に、直近数年前に2年に渡って「雑木」の試験伐採を行ったところ、松林の成長が促されたことが確認された、とのこと。

それを受けて京都府は、2022年までの5年間でおよそ400本ほどを伐採する計画を立てているそうです。
そして松林の景観を守るとともに、のちに天橋立を世界遺産への登録を目指しておられる地元観光団体の方にとっては、良い傾向にあるようです。

天橋立 2

しかし、今回の天橋立が景勝地であることと、日本の海岸景勝地のイメージと実際のその景色を考えた時には、松林の保全はとっても大切ではあるものの、それとともに考えておきたいこともあります。
実際に、私も海水浴などで感じる海岸沿いの松風(αーピネンたっぷり?!)の心地よさと、海風を受けた松特有の樹形が見せる景色の美しさには、目と心を奪われるものがあります。

しかししかし、松林が生み出すものは決して風景だけではありません。

地松特集にてお話しした通り、本来の松という樹種は「海岸沿いや荒廃地」に適応して生きていくことのできる樹種です。
そして、その適応性で荒廃地などに育った松林には、彼らがいることによって次第に形成された良質な土壌に、少しづつ乾燥に強い樹種や日陰に強い樹種、栄養を求める樹種など様々な樹種が根付くようになるといわれます。

そして、それらがさらに土壌を作り動物と共生することで、森林の環境が出来上がっていく。
そういった森林と環境の形成の一環だと思います。
今回広がり始めた雑木も、松林が良質な土壌を形成し「よい土地」になった証拠なのかもしれません。
そして「雑木」としてひとくくりにされている彼らも、本来は広葉樹というオリジナリティーにあふれた樹木たちですが、景色彩る松に比して雑木のくくりにまとめられてしまっていることが少し残念。

天橋立 15

もちろん、松の景色も大切ですが本来の樹木の遷移や植物の世界の流れを考えると、今回の広葉樹の増加は自然なことだろうし、むしろ環境的にはとてもよい循環を見せているということなのかもしれません。

写真のように、松林の間に明るい林床で広葉樹と下層植生の共生が始まっている状態。
これは海岸沿いではなく、森林内でのお話しですが、このような状態から少しづつ多様性のある森になり、水も実りも動物も豊かな山になっていく。
そして海も魚も人も豊かになっていく・・・
そんなサイクルだと思います。

人が維持したいものと自然の成り行き。
簡単な話のようで、そのバランスが非常にむつかしく感じられます。

天橋立 10






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人が守るべきものとは・・・松林と天橋立 

決してさぼっていたわけではなく、お伝えすることが重なっていたために取り上げるのが遅くなったのですが、とっても気にかかる新聞記事が、先月下旬に掲載されていました。
その夕刊一面にあったその見出しとは、これです。

天橋立 7

関西からほど近く、日本三景に指定されている「天橋立」。
白砂青松の言葉で知られる名勝ですが、その天橋立において「青松」を守るための活動が始まったとあります。

様々な背景を知っている身として読むこの記事は、おそらくこんな事情かもしれない、と内容を邪推してしまいます。
しかしこの新聞記事をご覧になる一般の方からすれば、「守るべきものは守るべき」と思い、景観保護の大切さを重要視されると推測するのですが、ただそう簡単な話ではないようにも思え・・・


日本の松については、かつての「うららに待つ(松)は、桜に非ず・・・地松〜赤松と黒松〜シリーズ」にて詳細をお伝えしていますが、今回のお話はシリーズの第七回でも紹介したお話と少し関係があります。
というか、自然の成り行きだと思われるうえ、樹種ごとの性質と環境を端的に表しているげんしょうなのですが、そこに人間の事情が関与するとかなり状況が変わってくるということではないかと感じるのです。

記事に触れる前に、少し松についておさらいしておくと、海岸沿いの景勝地のシンボルである松には、その特有の生育環境と適応性があって成り立っていることを知ってください。

青松


今回の天橋立もそうですが、海岸沿いに多くみられる見事な松林は、松が塩分の多い土壌で潮風に打たれる海岸に適応しているからこそ、見ることのできる光景なのです。
砂浜って、雑草はえていませんよね?
松林と海の間は、白い砂。

これぞ、白砂青松の原風景かと推察しますが、その特異な適応性を活かして、他の植物が育ちにくいところにそだつことで、その土地を豊かにしたり他の樹種が移入してくるための基礎土壌づくりの役割を果たしたりする、そんな樹種が松です。

記事の中では、土壌の肥沃化が進むことで広葉樹が増え始めた、とあります。
そして、その広葉樹が日光を遮り松の生育を阻害していた、と。
だから、松林の景観を維持するために、それらの広葉樹を伐採していっているということ。

いや、正確な記述は広葉樹ではなく「雑木」でしたが・・・・

天橋立 5



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時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

お問い合わせをいただいたお客様には、実物のサンプルを差し上げたのでどのような仕上がりとしていただけるか楽しみでありますが、この「古くて新しい用途」が、今後の木材業界で必要とされるものの一つかもしれない、と思うところがあります。

我々の業界では、この樹種はこう使うべき、この使い方の時はこういったものを製材しなければいけない、こんな板材は商品にならない、細い小さい丸太は使えない、などなど・・・
用途が定まっているからこそ、それ以外には目を向けてこなかった一面もあるなかで、今回の様に「古くて新しい」使い方ができると、一気にその木材の持つ価値を高めることができます。


材木屋としては、内装や外装の仕上げ材にするには抜け節が多すぎるとか、木目が粗すぎるといった理由で敬遠したくなる板材も、コンクリートに木目を転写する、という求められる用途にハマれば欠点と思われていた部分が一気になくなり、必要とされる材になるのです。

(浮造りなしの裏面)
オレンジワインと杉板 8


特に、東京オリンピックを来年に控えて建設が多くなるなかで、熱帯産のラワン合板ではない素材への転換も求められていることもあり、一つのきっかけになりやしないかとも思っています。

コンクリートに木目を転写するという手法は最近になって始まったことではありませんが、「浮造り」という手法と「杉板」というものが注目され、そこに施工性という観点からの「実加工」をされた羽目板というものが交わって、古くて新しい木材製品へと変わるのです。

以前は杉板を用いることが普通でも、このように適度な粗さでの浮造り加工をして、実(さね)までつけたものは一般的に流通していなかったはずです。
もともとあるものを、現代風に作り上げる。
現在、私を含めて注目されるオレンジワインに似ていないでしょうか(笑)。

オレンジワインと杉板 3


そう考えると、やはり良いものや必要とされるものはいつの時代にも同じようにやってくるもの。
時代は繰り返す、ということか・・・
いやぁ、そんな大袈裟なものではありませんが、本来はどこにでもあっていいような杉板が、探されていたというのはまさしく、需要が供給とマッチングしていないからであって、近年私が取り組んでいる日本の広葉樹の活用と同じようなもの。

普段は杉ばかりを大きく取り上げることはありませんが、すでに確立されている方法や用途も、その時その時で少しづつ変化していくものであり、求められるものは形を変えながらも本質的には変わらないのかもしれないな・・・
そんなことを考えながらも、この記事を書くというこじつけをしながらも、オレンジワインを飲むお盆の私なのでした。


オレンジワインと杉板 11


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時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

オレンジワインも、現代の最先端の醸造方法や製法が確立されていない時代は、むしろ当たり前でそのものこそが一般的だったに違いないのですが、一般的でなくなるということが如何に特殊なのか。それが、今回の杉板を探されていたことが分かり、改めて感じた事です。


オレンジワインと杉板 10

この杉板が一体何に使われるかというと、住宅や施設、公共建築物などの意匠性を持たせる部分に使います。
それも、そのまま杉板が見せられるのではなく、この杉板の木目を転写させて使うのです。
その用途は、コンクリートの型枠用材。

現在では、コンクリートの型枠用材には熱帯地域に産する「ラワン」と総称される種類の木材でできたベニヤ板である、「コンパネ」を用います。
ホームセンターなどで見かけたことのある方も多いはずです。
厚みのあるベニヤ板を指してコンパネと言われる方もおられるのですが、コンパネは本来「コンクリート型枠用パネル」の略称として用いられているので、ベニヤ板とはちょっと異なります。
そのコンパネで造られたコンクリートの仕上がり面は平滑で、その仕上がりをそのまま生かしたデザインも多くあるものの、それとは異なってコンクリートの仕上がり面に杉の木目を映しこんだものとするときに、この杉板を使うのです。


コンパネが一般的ではない時は、杉板をくみ上げて型枠にしていたことを考えると、昔に戻ったというか、古くからあるものをアレンジして現代に使用している、といった感じです。
それも今回は通常の杉板ではなくて、木目の転写を深くするために「浮造り加工」を施してある杉板を探されていたとのこと。
浮造りされていると、文字通り杉の持つ木目が浮き立つように加工されているために、コンクリートの壁面にくっきりとその木目が浮かび上がるということです。

オレンジワインと杉板 6


杉の浮造りといえば弊社は、非常に人気の高い高樹齢杉シリーズの「百年杉柾浮造りフローリング」をはじめ、「古希杉浮造りフローリング」や「浮造り純白羽目板」などを取り扱ていますので、実は、この手のお問い合わせは以前から頂いていました。
しかし、高樹齢杉シリーズは内装の仕上げ材として良質な杉材を丁寧に浮造りしたシリーズですので、コンクリートに転写されたときに、深くて杉の木目がくっきりと立つ!というものとは少し異なります。

そのために用意したものがこちら。
名付けて、杉浮造り型枠用羽目板。

オレンジワインと杉板 7


そのままのネーミングです。
杉材を深めに、そして粗目に浮造りをして、抜け節の部分を補修して実加工(さねかこう)することで、一枚一枚はめあわせていくことができるようにしたものです。
これによって、コンクリートの壁が、まるでグレーの杉板貼であるかのように見える、おしゃれな壁面が出来上がる(予定)というわけですよ。


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時代は繰り返す?! お盆に考える木材の用途 

もしかすると、私のまわりにはごく限られているとはいえ、全国的に見ると木材とワインを同じように愛する人が多くいるのかもしれない・・・いや、そう思いたくなる瞬間が今回の様な場合です。

「これだから、やはり関連性がある!」と、自分の中ではものすごくしっくりとくるつながりを見つけては、一人納得していることが、今回の「オレンジワイン」。

オレンジワインと杉板 9

オレンジワインとは何ぞや?!
胸張っていうこの私も、実は昨年の今頃までは殆ど知りませんでした(-_-;)
なので、安心してください。そんな程度です(笑)。
しかし、味わうものなので好き嫌いはあるとはいえ、本当は多くの人に知ってもらいたい、魅力的なワインなのです。

法律的な定義があるのかは定かではありませんがオレンジワインは、ブドウを皮ごと使って作った白ワイン、というイメージかな。
普通の白ワインの場合は果皮と一緒に漬け込むことはほとんどないところ、オレンジワインは果皮の成分を含むために、濃い黄色から時にオレンジ色に近いものもある、という色調を称された名称だということです。


ワインブログではありませんので、味わいをどうこうというつもりはありませんが、個人的には好きなジャンルですし、抜栓したからといってその日に飲み切り必須!ということでもなく、数日間味わいの変化を楽しめるものもあり、そういう意味でも「チビチビと」いけるワインとして、ここ最近重宝しています。

そのオレンジワイン、近年の流行りか新しい醸造法か、と思っていたものの専門誌を読んでみると、まったくそうではありませんでした。
むしろ、古くからある製法に近いものだということが分かりびっくり。

オレンジワインと杉板 5


古代では一般的だった製法を、現代の作り手が行ったものがそう呼ばれるようになったそうですが、先ほども書いた通り、「ちびちびいける」という以外にも文字では書ききれない魅力にあふれています。
その製法、近年話題になっているのはその色合いも一因かもしれませんが、それ以上にある「独特の味わい」。

どうして今になって改めて話題になっているのか不思議なくらいに、美味しいものがあります。
古くは主流だったものが洗練されていく過程で変化したのか、時代に合わせて嗜好の変化に対応したのか、様々な理由はあると思いますが、現代になって大きく再注目されているのです。


そしてそれと同じように、当社扱いの木材でも再注目されるものが出てきました。
こちらも古くは主流だったものが、時代の流れで変化していき使われる機会の少なくなったものが、再度注目されているもの。
意外にも、どこにでもありそうで無い・・・いや、あるはずなのに無いといった方がいいのかもしれない、杉板のお話。


オレンジワインと杉板 4


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戸田先生の伐採授業、2019年度大阪研修 

さぁ、贅沢な大阪研修もいよいよ終盤。

現場を見学した後は、大工さんの作業場に移動します。
住宅になる木材がどのようにして加工されるのか、そしてそこにある材料の中には昨年、自分たちの山で伐採した曲がりの赤松丸太がじっくりと乾燥の時間を待っている・・・

山で伐採している人が、その伐採した丸太が街に出てからの姿を見る機会もないと思いますが、ここにあるものは全て自分たちの山で伐採したもの。
感じるものもひとしお・・・・・

そして大事な作業場で大工さんが用意してくれているのがこちら。

鉋体験 2

鉋(かんな)です。

ここで学生たちに鉋削り体験をしてもらうのです。
今回の総地松造りの家にも欠かせない鉋仕上げ。
きれいに鉋がけされた材は、まるで鏡のように景色を反射し、木材の艶と輝きを引き出します。
建築現場では、木材に触れることはできません。美しい出来栄えも、人の手が触れることでその脂分が移ってしまうためです。
その分、ここで鉋仕上げの感覚と、その削りたての木材の質感を体験してもらうのです。

鉋体験 3

鉋台の上にセッティングされたきれいなヒノキ。
これに鉋をかけていきます。

大工さんによって一人ひとり、「こんな感じかな。軽く引っ張るような感覚で・・・」なんて言われながら、ゆっくりと真剣に集中して、鉋を動かしていきます。

鉋体験 4

大工さんがかけると、美しく薄い、まるで削りかまぼこのように(ある意味美味しそう・・・)綺麗な鉋くずがでるものの、そう簡単にはいきません。
それでも、少しづつポイントをうかがいながら全員で体験。

節のある部分や少し逆目加減になる部分など、削りにくい部分も体験することで、大工さんがどのような気持ちで木材に向き合っているのか、またはそれをもとにどのような目で木材や樹木をみるのか、ということが分かったのではないかと思います。

やはり物事は体験しないとわからないもの。
見て触って感じる大阪研修。

今年も2日間詰め込みでしたが、満載の企画をさせてもらいました。


企画引率の車で移動している時のAMラジオから流れてきた、バス会社が企画する観光バスで巡るツアーのコマーシャル。
聞いているとツアーでの訪問場所は、自身も皆さんをお連れした森林ツアーで訪れたことのあるところでした。
しかしながら、自分では思いつかなかった「あそこでこれを、こちらではこれが楽しみ」というスケジュール企画は、やはりプロ、というか思いがけない工夫や宣伝文句が盛り込まれていて、普段の自分目線でしか企画できていない未熟さを痛感。

今回も、木材や樹木についてのお話は満載でお送りしましたが、もっと魅力的なことができるように来年以降も考えていかなければ・・・、と企画中にも反省。
でも、私の企画は私自身が思うことや経験したことを直接伝え、見せるだけではなく感じてもらうことができるのも、大きな特徴。
材木屋の企画ですからね。裏話もしながら・・・

立場の異なった人の意見や物の見方を知ることができる貴重な経験。そんな場所を提供できるのがこの大阪研修だと信じています。
今年参加してくれた三年生が、来年以降にやる気に満ち溢れた状況で社会に出られるように、微力ながら以降も頑張ろうと考える戸田先生の大阪研修がここで終了したのでした。


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戸田先生の伐採授業、2019年度大阪研修  

屋外での授業を終え、2日目。
山の立木が街で製材品として流通する市場を見学した後の今日は、建築現場の見学です。
それも、無垢材のみを使い天然乾燥材で大工さんが手作業で加工した、手刻みの家を見学します。

普段は建築中の現場など見ることもない、もちろん完成したおうちにも入ることはないであろう学生さんたち。
初めて踏み入れるその場所が、無垢の木材しか使われていないおうち。
なんとも贅沢な体験です。

現場見学 3


前日も熱心にメモをとっていたみんな。
今日もメモとペンを片手に、様々なところを隅々まで見てくれています。

中には、何種類の樹種が使われているんですか?、と私が後でみんなに質問しようとしていたことを先に聞いていて、答えを知ってしまっている場面もあって、なかなか感心(汗)。

その中でも、視覚的にも相当効果のある使い方をしている今回の主役樹種はといえば、やはり地松!!
そう、赤松材です。
学生のみんなと一緒に伐採学習をしている、曲がりがある赤松材。
それが、今回の建築現場では主役で、縦横無尽に駆け巡るその姿は圧巻!

山で見ているその姿はおそらく、通直に伸びていれば使い道があるのになぁ・・・というところでしょう。
しかしここでは、水を得た魚!!

現場見学 2


大きな加重を受ける部分、屋根の張り出しの部分、いたるところでその役目を大きく果たしているのです。
それとともに美しい!
優しい曲がりと木目の上に、力強さを感じます。

これこそが適材適所、木の使い方。
ここは住宅を構成する構造部材のほとんど(80%弱)に地松(赤松)が使われている「地松の家」なのです。
柱と土台以外はすべて地松ということです。

通常は米松(べいまつ)材であったり集成材の場合もある、もしくは日本の木材にこだわる大工さんであれば杉を使っておられる場合もありますが、木材としての粘り強さやめり込み強度という木造住宅の梁桁に求められる性質を、存分に発揮できるのはやはり地松だと思います。

材をもって比べるだけでも、その重さから強度を想像することができますが、それにもまして美しい木目と、かすかに香る地松の香りに落ち着きを感じます。
普通はこんな「総地松造り」といえるおうちはないでしょう。
それを初めて見るんだから、迫力が伝わっているのかいないのか・・・・・

現場見学 1


中にはこんなに脂をため込んだ地松も!!!
これだけでも見とれてしまいます。

しかし、これ以上に驚くポイントがあって、さらに太い(上の写真でも梁の高さが30cmはある)梁があったり、今は養生材で隠れてはいますが、完成後に見ることができる「化粧差し鴨居」なるものがあるのです。
曲がりで節が多いことから、材の性質を考慮されることなく一般建築材としても敬遠されがちな地松。
その地松材で鴨居という、きれいに仕上げて見せる部材に使われるのです。

いや、むしろ自然といいますか「仕上げてこそ、地松の艶を味わえる」ため、その仕上がり具合には期待せずにはいられません!!
差し鴨居以外の節あり材であっても艶々としているのに、化粧加工をされた材がどんな姿になるのか、、、、
それを見せることができないのは残念ですが、十分に時間をとって無垢の総地松の家を堪能してもらいました。


材のことばかりになりましたが、贅沢な内容はそれだけではありません。
当日は現場を担当されている大工さんがおられるので、いつでも疑問点を質問できます。
これ、すごく大事で私の授業の中でも重視しているところ。

聞きたいことを聞きたい人に聞くことができること。目の前に学校では見ることのできない教材のあること。
その贅沢をみんなに知ったもらいたい。
そんな思いもあります。



そして贅沢な現場見学をして、最後は大工さんの作業場へ移動します。

現場見学 4


 
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戸田先生の伐採授業、2019年度大阪研修  

暑い中、一通り市場の見学を済ませた一行。

最後に、私が倉庫より積んできた木材のうちで学生に見ておいてほしい、化粧柱のお話に移ります。

市場


化粧柱とは、和室や室内屋外にそのまま意匠として見える形で使用する柱のこと。
昨年までは、市場にも化粧柱がおいてありましたが今年はゼロ。

一昔前からの和室の減少や、大壁造という工法の変遷で化粧柱というものの使われる場面がほとんどなくなり、今年からは市場から姿を消してしまいました。
話せば長くなるので割愛しますが、諸事情で現在は扱われない為に弊社持参なのです。

枝打ちのことなどを勉強しているであろう学生さんに、実際どのような製品になるのかということと、材木屋がそれをどのようにして販売しているのかなどを説明。


そして折角なので、重さ体験!で一人づつ方に担いでもらいます(笑)。

市場 6

丸太を重機で運び出すことと違い、乾燥した「今使える木材」というものの重さがどのようなものなのか。
材木屋が方で担ぐというのはどんなものかという事の体験です。

私が若い時は、ひと夏でTシャツの肩の部分だけを何枚も破るほどに担いだものですが、それも昔。
機械の登場や建築方式の変化で、今はこのような体験をしてもらうことでの、昔話のひとコマになったのが悲しい部分。

昔話のついでに、戸田先生も昔を思い出して一気に2本担ぎだ!!

市場 8

本当に、こうやって2本や3本、一気に担いでました。
昔の話です(汗)。
肩に担ぐ仕草がぎこちない学生を尻目に、なんとか本物の材木屋の面目躍如!!

少しは材木屋としての姿を見せておかねばなりませんからね!本物ですよ、私(汗・・・)。


さて本来は、様々な材が見られて比較して、良質なものや用途に沿ったものを競り購入できる場所、それが市場。
現在は理想的な市場の姿とは異なるかもしれませんが、このような学び場としても活用できるようにしなければ、単なる流通の一部分というだけの時代は既に終わっていると思います。
学生さんたちには、この市場見学の最終でお話しましたが、山から優良材を出荷して街で使いたい人とだけつながればいい、とは思って欲しくない。それだけではいけません。

市場がどうして存在するのか。(最近は意義が問われていますが・・・・)
そして、市場があるから出来ることがあるということ。
それを考えてほしいのです。

市場 7


材のストック機能や多様な商品を集める集材力、そして金融としての位置づけも欠かせません。
価格重視で、いつでもどこでも同じ木材が入手しやすい現代においては、市場の様に多様な木材をストックしておく必要性はないのかもしれません。

しかし、実際は無ければ非常に困るという事に気がつかない現状。
そういった事情も知ってもらって、今後の山での活動や出荷に活かしてもらいたい。

そんな思いを持って、それぞれの材の違いをお話しています。
市場の意味を考えて、今後の流通を支えられる人になってほしいとの想いをこめて、初日の戸田先生の課外授業は終了です。


さて、話が長くなったので宿に向かう前にお手洗いを済ませてくださいよ!、と声をかけたそのお手洗い。
どうも、この市場には人間以外の利用者があるようで、そちらに向けての貼り紙がされていました。

市場 1


大阪は、カラスにまで訴えかける街なのかっ!!!

府外の学生はさぞかし驚いたことでしょう。
いや、大阪でもこんな貼り紙、普通はみませんよ・・・・・
市場で最も驚いた瞬間。
ここでした・・・・・・・

 
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戸田先生の伐採授業、2019年度大阪研修  

戸田のフィールドである山での人工林と現在の木材利用の関係、そして山の立木での欠点が木材となった時にどのように現れるか、という事を見てもらいました。

そこから次に向かったのは、大阪の製材品が並ぶ市場です。

市場 3


前回まで、偉そうに山でお話をしていましたが、私の本業は材木屋ですので本来の自分のフィールドとしては、こちらなんですよね(笑)。
水を得た魚・・・と言いたいところですが、実情は複雑なところ。

学生さんたちにも最初に説明をするのですが、現在製品市場での取り扱いの多くは外国産木材。
もちろん、材木屋さんの主力商品の多くも外国産木材ですのであたり前のことなのですが、日本の山と日本の木材の事を勉強してもらう企画でありながらも、うず高く積まれている外国産木材の説明から入らないといけないのは、少し複雑なのであります。

市場 2


とはいうものの、日本の木材が無いわけではなく以前よりは少なくなったものの、立木か丸太しか目にすることの無い学生さんたちにとっては、四角くなっている製材品はすべてが新鮮に映るはずです。
もちろん、これだけ製材品が積まれていること自体が、普段目にすることの無い光景。
その中で、説明したいポイントをピックアップして伝えていきます。

中でも、木材製品のことを考える時、必ず話題になる「乾燥材」について。
少し勉強していると、天然乾燥と人工乾燥の違いが気になるところですので、しっかりと人工乾燥材も見てもらいます。

市場 4


未乾燥材と比べてどのような違いがあるか。
実際のところは、流通としての考え方はどのような判断なのか。
求められているものと、山として流通させたいものとの違いは何なのか・・・

乾燥材、と言う事を一つとってもいろいろと考えることが多くでてきます。

市場という場所にいる為に、話題にする製材品が梱包単位で揃っているので、例に挙げた乾燥材のそばに未乾燥材があり、行ったり来たりしながら双方の違いを見ることができる。
そして見るだけではなく香りをかいだり、手触りを感じてみたりする。

杉や桧は知っていても、製材された杉と桧を見る機会が少ない上に輸入材、そして日本の木材でも産地の違いや施業の仕方、そして製材所の考え方の違いによる材の違い、梱包を美しく見せて売りやすくする手法、などなど・・・

どれもこれも、比較することができるからわかる事ですが、それもガイドがあるからこそのこと。

そう、それも木材コーディネーターである私の仕事です。
山の木が木材になった時、形を変えた木のお話を如何にわかりやすく伝えるか・・・
ここで手腕が問われていると感じながら、市場見学も後半へ入ります。

市場 5

 
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