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〜社是〜


弊社事務所の正面にかかっている毛筆が弐書。
「笑顔」と「春来」。


社是





 これは弊社会長と社長の毛筆の書です。

 
 ふと時計を眺めた時に目に入ってきました。
不思議なことに、人間興味のあることしか見えなかったり、廻りを見る余裕がないと、そこにあるものさえも見えないものです。



恥ずかしながら、事務所正面にかかっているのですが、いつも朝礼の度また、時計を見るたびに目に入るはずなんですが、ここ最近は全く見えていませんでした。
おかげさまでこんな時代にも関わらず、順調に仕事の依頼を受けることができているわけですが、どうしてもそれらをこなそうということばかりに気を取られ、心の余裕が(体の余裕もですが・・・・)なくなっていたようです。
いかんいかん・・・・


余裕のないことは必ずといっていい結果を生みません。
最近の¥関連のコマーシャルの文句の様ですが、本当に余裕を持つことはとても大切だと思います。
決してただ無駄に過ごすというわけではなく、気持ちの余裕です。
当然気持ちの余裕を持とうと思うと時間の余裕が必要ですから、まわりからみると、ゆっくりとしているように見えるかもしれません。
でも、そういう時も必要です。


社長書の「春来」。

学生自分に、いろんなことで悩んでいた(青春です!!)私に恩師がかけてくださった言葉に「冬来たりなば春遠からじ」とあります。

辛く、苦しい長いトンネルもいつか明るい春の日差しが差す・・・
そう解釈し、それ以来悩み苦しいときも「乗り越えていこう」とその言葉をかみしめています。

そして今日(書いている時点で19日の夜の9時の事務所)も頑張っていたはずだったのですが、やはり気持ちの余裕がなく「春来」の一文字すらも見えていなかったようです。
これなら春遠からじどころか、また秋くらいから始まりそうなところでした・・・



そして「笑顔」。
これは弊社会長がかなり以前に書かれたものですが、弊社の社是であるといえるものです。


みなさん、笑顔できますか?
当然、誰でも造ることはできると思うのです。
そうではなく、心から笑えますか?!


数年前に、地元の中学校の社会勉強の一環として、数名の生徒さんを数日間お預かりし、「仕事」を感じ体験するという授業に御協力したことがあります。

材木屋なので、当然木を運んだりすることが当たり前にあるので、体験といっても建築現場に同行したり、荷降ろしなどを少し手伝ったりといった内容の経験なのですが、不慣れなことに加えなんといってもまだ中学生ですから、彼らにとってはとてもしんどかったのだろうと思います。

そう思っていたのですが、数日の体験を終え最後に一人づつ感想を聞いていた時です。
一人の生徒さんがこんなことを言ってくれたのです。


「仕事や会社って、こんなものじゃないと思ってた。もっとピリピリしてしんどいんだろうとおもっていたのに・・・」
と言うんです。

こんなものじゃないっどういうこと?!と質問すると、


「だって、この会社の人は笑顔で仕事してます。しんどかったこともあったけど、笑顔で仕事を体験できてよかったです。こんな風に笑顔で仕事ができる会社で働きたいと思います。」


という答えでした。


気持ちわかるでしょうか…
嬉しかったですねぇ、これを聞いた時。


読んでくださっている大半の方は当然御自身もお仕事をなさっていると思いますが、「仕事なんて、笑顔でできるもんじゃない、そんなやさしいもんじゃない!」と感じてらっしゃいますか?

確かにそうかもしれません。
でも、まだ社会を知らない素直な若者が感じることです。
根本的に大人が考えることと意味が違うと思います。
彼にしても、最初は仕事はしんどくて、笑顔なんてないものだという思いだったはずです。
ですが、そういった先入観とはちがったことを経験し、仕事に対して少しでも明るい希望を持ってくれた結果からくる言葉だったのだと思います。


たとえ体力的にしんどくても、朝から夜まで時間がかかっても、笑顔になれる気持ちの余裕、仕事をしていての喜びがあると、次の日も頑張ることができますし、先の彼の様に未来に希望を持つ若者も育つでしょう。

しかし現在はそんな余裕を社会が許しません。
時間の余裕、気持ちの余裕、そういったものは徹底的に排除し、削りに削ったところでまだ競争して削りあっている。
私たちの業界では木材価格も然り、住宅の価格もとにかく目につく価格が安くなる工夫ばかりを求めて、切り詰める一方です。
余裕のない住宅で、ゆとりや気持ちの余裕のある家庭が築けるでしょうか?!
私には無理です。

みんながみんな余裕がなくて、心の余裕すら持てない時間に追われる毎日で、苦笑いこそすれ、心から笑顔になれることはそうはありません。

ですが、全ての人にとはいえませんが、住宅資材や木材を通して少しでも喜びや楽しみ、余裕を持てる環境を届けたいまた、それが可能だと思っています。
お客様が喜んでくださることは当然私たちにとっても喜びでありますし、そこにはきっと心からの「笑顔」があるはずです。

そんな瞬間を少しでも増やしたい、先の彼らが希望をもって仕事に就けるような社会にしたい、その為に、喜んでいただける商品を提供できるようにしていきたいと思います。


今日から「笑顔」を忘れないように、また頑張っていかないといけません。





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