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CO2排出量取引と木材


「オフセットクレジット」


新手の信販会社かとおもいますが、れっきとした木材関係の言葉です。

詳しく言うと、‘‘整備された’’森林による二酸化炭素の吸収量を企業などに売却し、山村振興にあてていく制度です。

環境省と林野庁がすすめているようです。


(個人も含む)おもに企業などが、自らの温室効果ガス排出量の、削減をしきれない分を他の場所での排出削減や森林による吸収で相殺=オフセットする制度です。


これを契機に森林を活性化させようとしている地域もあるようです。


そもそも、日本はかの有名な京都議定書で、1990年比で温室効果ガスを6%削減しなければならないんですが、その6%のうち、3.8%を森林で吸収させようとしています。

ですが、吸収に算定できるのは‘‘手入れをされた温室効果ガス吸収可能な森’’のみが対象です。


日本には森林が多いので、簡単に吸収量を計上できると思いがちですが、実際にはそんなに計算どおりにはいかないことになっています。


健全な整備された森が少ないからです。というか、荒廃した森林が増えているのです。

日本は国土の2/3が森林という国です。

そして、そのうち40%が人工林です。

確かにたくさんの木々があるんですが、人工林などでは特に手入れが行き届いてない状態が多く、だんだんと脆弱な木々が増えてきたり、出荷しても売れないことから伐採しても山に放置されていることなどから、本当の意味で機能していない森林が多いのも現状です。


この現状を、今回の「オフセットクレジット」などによって森林が活発に活用されるようになり、もっと森林や、木々に対する理解を深め親しみを持つ機会となれば良いと思うのですが、はたしてどう進むか。


一時の流行で過ぎてしまわないように、しっかりと制度を運用して、森林を活性化し、また温室効果ガスも削減し、その木々を大切に使うことで先々まで豊かな森林を維持できる国になって行けばいいなぁと思います。

その一翼を担う木材業界、もっと皆さんに木のよさと大切さを知ってもらい、森林活性化につなげていきたいものです。




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