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木質発電の休止・縮小の記事


二酸化炭素の排出を抑えながら、資源の有効活用を実現する施設である「木質バイオマス発電施設」。

その木質バイオマス発電施設が休止や、縮小に向かっているという記事が新聞に出ていました。


そもそも木質バイオマス発電施設とは何かというと、山から出る枝材や間伐材(成長不適合や、他の樹木の生長を伸ばすためなどで間引きされた木材)、建築廃材などからでる木質チップや木屑を燃やし、その蒸気などでタービンを回して発電する施設です。

もちろん、木材も燃やすと二酸化炭素が出ますが、木々が光合成によって吸収した二酸化炭素が大気に戻るという定義で、大気中の二酸化炭素を増やすことにはならない、という理論に基づいて環境負荷の少ない発電方法として、また使用方法の定まっていない資源の有効活用としても期待されている発電施設です。


ですが、そんな期待をしぼませるような事態になっているようです。

というのも、施設を運営する事業者の約3割が、燃料となる木材の入手不足から発電所の稼働を休止したり、縮小しているという報告があったらしいのです。

その一方で山側では、間伐材が運び出す運賃が捻出できないなどの理由から山に放置された状態になっており、山には材料があるのに施設には材料がないというおかしな状況になっています。


これには、いままで私の記事にも書いてきた通り、木材製品から山に、運搬や切り出しの賃金が還元されていないことが大きな原因です。


たくさんの木々が茂っている山林でも、近年の木材価格の安値の影響で、「伐って製品にしても赤字」というような状態のため、製品を切り出すことも少なく、また製品も伐り出さないのですから、間伐する余裕などあるはずもなく、どんどん山は荒廃します。


きっちりと間伐などの手入れをして初めて、元気で良質な木材が産出されます。

そのためには、間伐や運搬の経費を捻出できるだけの利益を山に還元する必要があります。

どんどんと、合法的に伐採が認められた国産材を正しく利用して、きっちりと山を整備し環境負荷の少ない日本にしていきたいですよね。

皆さんの木使い(気遣い)が必要です。

もっともっと、正しい知識をもって、木材を利用し森林利用の地場産業なども推進していきましょう。


それにしても、残念だなぁ。利用できるものを利用しないなんて・・・

一日も早い稼働再開を期待してやみません。





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