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子供に贈る木琴


昨日の朝の読売新聞に「父ちゃんの手作りの木琴 宝物」という記事がありました。

その言葉をみて、食い入るように記事をよみました。

なぜかというと、私も5年ほど前に子供のために木琴製作にチャレンジしたからです。

初めて、子供が市販の木琴を叩いてたいそう喜んだ、あの笑顔が忘れられなかったことがきっかけでした。


画家の原田泰治さんのお話ですが、「貧しかった時分に、昼間の農業が忙しいにもかかわらず夜に木琴を手作りしてくれた」(文脈割愛しています。詳しくは読売新聞まで。)とあります。

それも、木琴が買えなくて、学校の参観日に紙の木琴で練習していたのをお父様がご覧になって、友達のものを一週間借りてきて、製作されたそうです。

まったく素晴らしいお父様だと驚いてしまいました。


ひとつは、子供のために忙しい中一生懸命製作されたであろうその御苦労と気概に。

もう一つは、先に申し上げたとおり、私も過去に木琴制作にチャレンジしたことがあるり、音階の出し方の難しさがわかるので、それを克服されたのだなぁ、ということです。


私のように材木屋で、材料がたくさんある中でも音階をとるのが大変だった思い出があるので、その御苦労が思われます。

ただ、私の場合は樹種をひとつづつ変えて、なおかつすべての音階の木材の長さをそろえるということにこだわったため、余計に大変でした。

最初は、「まぁ、30種類でもあれば音階はとれるだろう・・・」とタカをくくっていたのですが、やってみるとなんのことない、まったくバラバラか似通った音しかでないんです。

そこから、トライの連続だったわけですが、結局は手を変え品を変えで、45種類くらい試して、何とか2種類の木琴をこしらえることができました。

本当に予想をはるかに超える大変さでした。

ですが、そんな苦労も気にならないくらいの原動力をくれるのはやはり子供。

その喜ぶ顔を見るだけで十分。


そんな経験をできるのも、木材のいいところ。

時代を超えて子供や孫に受け継げるものを残せる、持続可能な資源です。

もっとたくさんの人に、同じような感激を味わっていただくために、木琴だけでなく、木材製品全般にわたって注力していきたいと思います。


私のつくった木琴は、将来子供が宝物といってくれるでしょうか・・・

言ってくれるであろうことを願って・・・・










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